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JP3183571U - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ Download PDF

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JP3183571U
JP3183571U JP2013001239U JP2013001239U JP3183571U JP 3183571 U JP3183571 U JP 3183571U JP 2013001239 U JP2013001239 U JP 2013001239U JP 2013001239 U JP2013001239 U JP 2013001239U JP 3183571 U JP3183571 U JP 3183571U
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幸一 清水
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Abstract

【課題】ロータからの熱の排出を安価に向上させるターボ分子ポンプの提供。
【解決手段】成型面81に凸部71a〜71c及び凹部71dが形成された上金型71と、成型面82に凸部72a及び凹部72b、72dが形成された下金型72を用いて、ステータ翼の翼部3にプレス加工を施す際に同時に、ステータ翼の翼部3の表面に凹部3a〜3c、3e、3g、及び、凸部3d、3fを形成して、ステータ翼の翼部3の表面積を大きくする。
【選択図】図6

Description

本考案は、放熱性の良いターボ分子ポンプに関する。
半導体製造工程におけるドライエッチングやCVDなどのプロセスのように高真空のプロセスチャンバ内で処理を行う工程では、プロセスチャンバ内のガスを排気して一定の高真空度を形成する手段として、ターボ分子ポンプのような真空ポンプが用いられる。
ターボ分子ポンプでは、ガスを大量に流す大流量プロセスに使用した場合に、ロータが許容温度を越えてしまうことがある。ロータ許容温度を越えて運転されると、ロータのクリープ速度が大きくなる。これによって、ロータがネジステータに接触したり、ロータのクリープ破断が生じたりすることがある。
ロータが許容温度を越えないように、ロータの熱を放出する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1では、排気口に近いロータ翼の表面とステータ翼の表面にセラミックコーティングを施して輻射率を上げ、ロータ翼からステータ翼への放熱性能を向上させるようにしている。
特許2527398号公報
しかし、特許文献1に記載のセラミックコーティングを施す方法を用いた場合、通常の製造工程に表面処理工程を追加する必要があり、製造コストや工数の面で問題がある。
本考案の好ましい実施形態によるターボ分子ポンプは、複数段のステータ翼と、複数段のロータ翼が形成されたロータとを備え、複数段のステータ翼は、円弧状内リブ及び外リブに連結された複数の翼部の翼角度がプレス加工により成型されたプレス成型ステータ翼を含み、翼部の少なくとも一方の表面にプレス加工により成型された凹凸が形成されていることを特徴とする。
さらに好ましい実施形態では、プレス成型ステータ翼は、真空排気下流側の段に配設されることを特徴とする。
さらに好ましい実施形態では、すべての段のステータ翼が、プレス成型ステータ翼であることを特徴とする。
さらに好ましい実施形態では、プレス成型ステータ翼の内リブの少なくとも一方の表面に凹凸を設けることを特徴とする。
さらに好ましい実施形態では、プレス成型ステータ翼はアルミにより形成され、プレス成型ステータ翼にはアルマイト処理が施されていることを特徴とする。
本考案によれば、コストをさほど増加させることなく放熱性が向上し、大流量の排気が可能で、ロータの寿命が長いターボ分子ポンプを提供できる。
ターボ分子ポンプの断面図。 ステータ翼の図。 ロータ翼からの熱の流れを示した図。 プレス加工前のステータ翼の図。 ステータ翼をプレス加工する様子を示した図。 プレス加工の時に同時に凹凸を形成する様子を示した図。 プレス加工の時に同時に凹凸を形成する様子を示した図。
――第1実施形態――
以下、図を用いて本考案の第1実施形態の説明を行う。
図1は、ターボ分子ポンプ100の概略構成を示す断面図である。ターボ分子ポンプ100のケーシング52内にはロータ20が回転自在に設けられている。図1に示したターボ分子ポンプ100は磁気軸受式のポンプであり、ロータ20は、上部ラジアル電磁石101、下部ラジアル電磁石102、スラスト電磁石104によって非接触支持される。磁気軸受によって磁気浮上されたロータ20は、モータ43により高速回転駆動される。
ロータ20には、複数段のロータ翼21と円筒部45とが設けられている。複数段のロータ翼21の間には、軸方向に対して複数段のステータ翼1が設けられ、円筒部45の外周側にはネジステータ44が設けられている。各ステータ翼1は、スペーサ50を介してベース107上に配設されている。ケーシング52をベース107に固定すると、積層されたスペーサ50がベース107とケーシング52との間に挟持され、各ステータ翼1が位置決めされる。
ベース107には排気口108が設けられ、この排気口108にバックポンプが接続される。ロータ20を磁気浮上させつつモータ43により高速回転駆動することにより、吸気口30側の気体分子は排気口108側へと排気される。また、ベース107には冷却パイプ60も設けられており、冷却パイプ60に冷却液を流すことによりターボ分子ポンプ100を冷却する。
図2(a)、(b)は、ターボ分子ポンプ100のステータ翼1を示す図である。図2(a)はステータ翼1の平面図であり、ステータ翼1は、内リブ2と翼部3と外リブ4を有している。図2(b)は、図2(a)のA−A断面図であり、ステータ翼1の翼部3の断面を示している。
図2(b)に示すように、ステータ翼1の翼部3は、内リブ2や外リブ4に対して翼角度θだけ傾斜している。すなわち、内リブ2側の支点31と外リブ側の支点32が捩じれており、翼部3が傾斜している。一般的なターボ分子ポンプ100では、真空排気上流側の段のステータ翼1の翼角度θは、大きく設定されており、真空排気下流側の段のステータ翼1の翼角度θは、小さく設定されている。これは、真空排気上流側では多くの気体を取り込み、真空排気下流側では取り込んだ気体を逆流させないようにするためである。その結果、ターボ分子ポンプ100内で圧力差が生じており、真空排気下流側に行くほど圧力は高くなっている。排気する際、気体分子とターボ分子ポンプ100内部とが衝突し、その際、熱が発生する。圧力が高いほど気体分子とターボ分子ポンプ100内部との衝突は激しくなり、その際に発生する熱も多くなる。よって、真空排気下流側ほど発熱は激しくなる。以上より、発熱が激しい真空排気下流側のステータ翼1ほど、伝熱性の優れた構造が望まれる。
ステータ翼1の作製方法には、切削加工やプレス加工などがある。切削加工よりもプレス加工の方がステータ翼1を作製するコストが低く抑えられるため、プレス加工ですべての段のステータ翼1を作製するのが望ましい。しかし、以下のような事情があり、一般的に、真空排気下流側の段のステータ翼1はプレス加工し、真空排気上流側の段のステータ翼1は、切削加工などで作製される。
真空排気下流側の段のステータ翼1はプレス加工し、真空排気上流側の段のステータ翼1は、切削加工などの他の方法で作製される事情は以下である。上述のように、真空排気上流側のステータ翼1ほど、翼角度θが大きくなる。プレス加工は塑性変形を利用したものであるから、翼角度θが大きいと、それだけ塑性変形の度合いが大きくなる。過度な塑性変形によって、ステータ翼1の破断が起こりやすくなる。よって、真空排気上流側のステータ翼1ほどプレス加工によって作製しにくい。反対に、上述のように、真空排気下流側のステータ翼1ほど翼角度θが小さい。そのため、真空排気下流側のステータ翼1ほどプレス加工によって作製しやすい。以上より、一般的に、真空排気下流側の段のステータ翼1はプレス加工により作製され、真空排気上流側の段のステータ翼1は、切削加工などで作製される。
図3は、ロータ20から発生した熱の流れを説明する図であり、ステータ翼1とロータ翼21を部分拡大して示したものである。図3に示した矢印はすべてロータ20からの熱の流れを示している。ここで、ステータ翼1とロータ翼21の符号の説明をする。真空排気上流側の最上段のステータ翼1をステータ翼1aとし、以下、順に、ステータ翼1b〜1hとする。同様に、真空排気上流側の最上段のロータ翼1をロータ翼21aとし、以下、順にロータ翼21b〜21iとする。ステータ翼1aは、ロータ翼21aとロータ翼21bにそれぞれ対向している。ロータ20は真空状態で磁気浮上しているので、ロータ翼21a、21bと、ステータ翼1aとの間の熱伝達は主に輻射によって行われる。熱は、ステータ翼1aを伝って外リブ4まで到達すると、真空排気下流側のスペーサ50やステータ翼1b〜1hの外リブを伝って、冷却パイプ60まで到達する。ロータ翼21b〜21iからステータ翼1b〜1hに熱が伝わって冷却パイプ60まで到達する様子も同様である。上記のように、ロータ翼21からステータ翼1の内リブ2と翼部3に輻射によって熱が伝わるので、ステータ翼1の内リブ2と翼部3に対して輻射熱を受け取りやすいような加工を施すことで、ロータ20からの熱を排出しやすくなる。
どのような加工が輻射熱を受け取りやすくするのかを考えるために、以下の式(1)を挙げる。式(1)は、輻射による伝熱量に関する関係式である。
Q = ε σ (T − T ) A ・・・(1)
ここで、Qは伝熱量、εは輻射率、σはボルツマン定数、Tはロータ翼21の温度、Tはステータ翼1の温度、Aはステータ翼1の表面積である。
式(1)から分かるように、輻射率εやステータ翼1の表面積Aを大きくすることで、伝熱量を向上させることができる。
図4(a)、(b)は、プレス加工前のステータ翼、すなわち、ステータ翼素材1Mを示した図である。ステータ翼素材1Mは、一般的に、エッチングや打ち抜き等で作製する。図4(b)は、図4(a)のB−B断面図であって、ステータ翼素材1Mの翼部3の断面を示している。図4(b)に示すように、ステータ翼素材1Mの翼部3は内リブ2や外リブ3に対して、平行である。このステータ翼素材1Mにプレス加工を施すことで、図2(b)に示すような翼角度θが形成される。
図5(a)〜(c)は、ステータ翼素材1Mの翼部3のプレス加工工程について説明する断面図である。プレス加工後のステータ翼1の断面図(図2(b))に示す翼部3の断面と同様の断面である。なお、内リブ2と外リブ4に、翼部3のような曲げが施されることはない。
図5(a)は、ステータ翼素材1Mの翼部3が上金型71と下金型72の間に設置されている様子を示している。プレス加工前であり、ステータ翼1Mの翼部3には、内リブ2や外リブ4に対する傾斜はついていない。すなわち、翼部3の翼角度θはゼロ、支点31、32の捩れ量もゼロである。上金型71には、図示左右の面に対してφの傾斜がついた成型面81が形成されている。一方、下金型72にも、図示左右の面に対してφの傾斜がついた成型面82が形成されている。上金型71の成型面81と下金型72の成型面82の傾斜φによって翼角度θが決定される。厳密には、金属板の復元力により、翼部3の翼角度θは成型面81や82の傾斜φよりも小さくなる。
図5(a)に示す上金型71を矢印下方向に、下金型72を矢印上方向に移動する。この時、内リブ2と外リブ4は図示しない治具により挟持されて、ステータ翼素材1Mの位置は不動とし、上下金型71、72を図5(b)の位置まで移動する。
図5(b)は、ステータ翼素材1Mの翼部3へのプレス加工が終了した時の様子を示している。ステータ翼素材1Mの翼部3には、上金型71の成型面81と下金型72の成型面82によって翼角度θの曲げが施される。即ち、内リブ2と外リブ4を図示しない治具で平行に挟持して上下金型71,72により、翼部3をプレス加工することにより、支点31、32が捩られて翼部3が角度θで傾斜する。換言すると、支点31、32を中心として翼部3が角度θだけ捩られる。
図5(c)は、ステータ翼1の翼部3のプレス加工後の様子を示すものである。図5(b)でプレス加工を施して、上金型71と下金型72をプレス加工前の位置に戻すと、ステータ翼1の翼部3が翼角度θに成型される。
上記の式(1)に基づいて伝熱性を向上させるため、ステータ翼1の翼部3の表面積を大きくし、翼部3に凹凸を形成する方法について図6を用いて以下に述べる。図6は、ステータ翼1の翼部3がプレス加工されるのと同時に、翼部3の表面近傍に凹凸が形成される様子を示した断面図であり、図5(b)に示す領域10を拡大したものである。上金型71の成型面81には、凸部71a、71b、71c、凹部71dが形成されている。一方、下金型72の成型面82には、凸部72a、凹部72b、72dが形成されている。なお、成型面82の領域72cには特に凹凸は施していない。
この金型に形成された凹凸がどのような加工をステータ翼1の翼部3に施すか説明する。上金型71の凸部71aはプレス加工によって、厳密には、ステータ翼素材1Mの翼部3が角度θだけ傾けられた後に、さらに、上金型71と下金型72で翼部3をプレス加工することにより、翼部3の表面近傍に塑性変形が起こり、結果として、翼部3には凹部3aが形成される。他の凸部71b、71c、72aの場合も同様に、凹部3b、3c、3eが形成される。上金型71の凹部71はプレス加工によってステータ翼1の翼部3に押圧される。金型の成型面が凹部の場合は、翼部3の表面近傍の領域が凹部71に入り込むような塑性変形が起きる。結果として、翼部3には凸部3dが形成される。他の凹部72b、72dにおいても同様に、凸部3f、3gが形成される。下金型72の成型面82の領域72cには凹凸が形成されていないため、翼部3においてその付近の領域には凹凸は形成されていない。このように金型に形成された凹凸が比較的小さい場合は、ステータ翼1の表面近傍にのみ塑性変形が起こり凹凸形成される。
図6に示す凹凸形成方法は、表面近傍のみ塑性変形するので、翼部3の片面(一方の表面)だけでも凹凸を形成することは可能である。しかし、翼部3の両面に凹凸を形成した方が、片面だけ凹凸を形成した時より表面積を大きくすることができるため、翼部3の両面に凹凸を形成した方がロータ20からの伝熱効果は大きい。なお、内リブ2にも凹凸をつけることができ、さらに、ロータ20からの伝熱効果を向上させることができる。
第1実施形態のターボ分子ポンプによれば、以下の作用効果を奏する。
(1)ターボ分子ポンプ100のステータ翼1の翼部3の翼角度θがプレス加工により成型され、且つ、その際に翼部3の少なくとも一方の表面にプレス加工により凹凸が形成されるようにした。これにより、翼部3の表面積が大きくなり、ロータ20からの伝熱性を向上させることができる。通常のプレス加工に多少の変形をするだけなので安価にロータ20からの熱の排出を向上させることができる。
(2)プレス加工によって成型されたステータ翼1(プレス成型ステータ翼)は真空排気下流側の段に配設されるようにした。これにより、熱が多く発せられる真空排気下流側の段のステータ翼1ほど、ロータ20からの熱を良く受けるので、効率よく熱を排出することが安価にできる。また、一般的に真空排気下流側の段のステータ翼1の翼部3の翼角度θほど小さく作られているため、プレス加工が塑性変形を伴うため翼角度θの小さいステータ翼1ほどプレス加工しやすいという事情とも合致する。
(3)ステータ翼1の翼部3だけでなく、さらに、ステータ翼1の内リブ2にも凹凸が形成されるようにした。このようにすることで、ステータ翼1の表面積がさらに大きくなり、安価にロータ20からの熱の排出を向上させることができる。
――第1実施形態の変形例――
図7は、ステータ翼1の翼部3がプレス加工されるのと同時に、翼部3に図6に比べて大きな凹凸が形成される様子を示した断面図であり、図5(b)に示す領域10を拡大したものである。図7に示す上金型71の成型面81に形成された凹部71eと下金型72の成型面82に形成された凸部72eは互いに嵌合するように設定されている。凹部71eと凸部72eによって、翼部3に図5(b)に示すプレス加工を施すと、翼部3の表面近傍だけでなく内部まで塑性変形し、領域3hのように表から裏まで連続して変形する。上金型の71の成型面81に形成された凸部71fと下金型72の成型面82に形成された凹部72fも翼部3に対して、上記の凹部71eと凸部72eによる加工と同様の加工を施し、領域3iを形成する。本変形例のように、翼部3に凹凸をつけた場合でも、ロータ20からの熱の放熱性を向上させることができる。
――第2実施形態――
第2実施形態は、すべての段のステータ翼1が、第1実施形態に係るプレス加工によって成型されることを特徴とする。即ち、第2実施形態のターボ分子ポンプにおいては、すべての段のステータ翼1の翼部3にプレス加工による曲げが施され、さらに、ステータ翼1の翼部3の表面にプレス加工による凹凸が形成される。
上述したように、一般的には、真空排気下流側の段のステータ翼1はプレス加工し、真空排気上流側の段のステータ翼1は、切削加工で作製される。しかし、小型のターボ分子ポンプ100では、真空排気上流側のステータ翼1であっても翼角度θが小さいものもある。そのようなターボ分子真空ポンプ100では、すべての段のステータ翼1をプレス加工することができる。
よって、そのプレス加工を行うと同時に、第1実施形態に示したような表面近傍にのみ凹凸を形成する加工や、第1実施形態の変形例に示したような表から裏まで連続的な塑性変形を引き起こして凹凸を形成する加工などをすべての段のステータ翼1に対して施すことができる。
本実施形態においては、プレス加工によって成型されたステータ翼1は、すべての段に配設されるようにした。これにより、すべての段に本考案のステータ翼1が配設されるため、一部の段だけ本考案のステータ翼1を配設している場合よりも、ロータ20からの熱を排出することができる。
――第3実施形態――
ステータ翼1の材質がアルミである場合には、第1実施形態の翼部3の表面の凹凸に加えて、さらにアルマイト処理(表面を酸化アルミに改質する処理)を施すこともできる。アルマイト処理を施すと、ステータ翼1の表面を面粗化することができるため、表面積を向上させることができる。また、アルミよりも酸化アルミのほうが輻射率が高いため、ステータ翼1の輻射率を向上させることもできる。なお、ステータ翼1の外リブ4は、スペーサ50と接触し、熱の流路となるため、凹凸がない方がよい。よって、アルマイト処理の際、外リブ4にはマスキングをするのが望ましい。
第3実施形態によって、ステータ翼1の表面積が凹凸処理に加えてさらに増し、また輻射率も向上するため、式(1)の示す関係式より伝熱性が向上することが分かる。よって、第1実施形態よりも、さらにロータからの放熱性の高いターボ分子ポンプ100を提供できる。
なお、第1実施形態の変形例や第2実施形態の翼部3の表面の凹凸に加えて、第3実施形態を適用することもできる。
以上の説明はあくまで一例であり、考案は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
1,1a〜1h:ステータ翼、 1M:ステータ翼素材、 2:内リブ、 3:翼部、
4:外リブ、 20:ロータ、 21,21a〜21i:ロータ翼、 30:吸気口、
31,32:支点、 43:モータ、 44:ネジステータ、 45:円筒部、
50:スペーサ、 52:ケーシング、 60:冷却パイプ、 71:上金型、
71a〜71f:上金型の凹凸、 72:下金型、 72a〜72f:下金型の凹凸、
100:ターボ分子ポンプ、 θ:翼角度

Claims (5)

  1. 複数段のステータ翼と、
    複数段のロータ翼が形成されたロータとを備え、
    前記複数段のステータ翼は、円弧状の内リブ及び外リブに連結された複数の翼部の翼角度がプレス加工により成型されたプレス成型ステータ翼を含み、
    前記翼部の少なくとも一方の表面に前記プレス加工により成型された凹凸が形成されている、ターボ分子ポンプ。
  2. 請求項1に記載のターボ分子ポンプおいて、
    前記プレス成型ステータ翼は、真空排気下流側の段に配設される、ターボ分子ポンプ。
  3. 請求項1に記載のターボ分子ポンプおいて、
    すべての段のステータ翼が、前記プレス成型ステータ翼である、ターボ分子ポンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記プレス成型ステータ翼の前記内リブの少なくとも一方の表面に凹凸を設ける、ターボ分子ポンプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のターボ分子ポンプにおいて、
    前記プレス成型ステータ翼はアルミにより形成され、該プレス成型ステータ翼にはアルマイト処理が施されている、ターボ分子ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015117699A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー ステータディスク
JP2016142268A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 プファイファー・ヴァキューム・ゲーエムベーハー ステーターディスク

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