JP3182959B2 - 含浸用樹脂組成物 - Google Patents
含浸用樹脂組成物Info
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Description
し、特に硬化後の耐熱性及び絶縁性が求められる電気絶
縁等に用いる含浸用樹脂組成物に関する。
等の種々の分野において用いられており、例えば回転機
器の固定子または回転子の絶縁含浸等に用いられてい
る。この際、一般には固定子や回転子を通電加熱し、含
浸用樹脂組成物をコイルエンド部より滴下して含浸を行
う。
硬化した後の絶縁性、耐熱性に優れたものが望ましい。
種(最高許容温度155℃)が汎用的であり、この耐熱
性F種を原料としたものが製品化されている。
して短時間で硬化し、かつ200℃以上の高温度に耐え
得る耐熱性を有し、更に絶縁特性及びエナメル線との接
着強度に優れた樹脂はみあたらない。
転子を通電加熱して滴下含浸を行う場合には、3分〜3
0分程度(好ましくは5分〜10分程度)でゲル化し、
かつ2〜3時間のポストキュアーにより耐熱性200℃
以上の絶縁性能を有する樹脂が求められているが、現在
このような樹脂はみいだされていない。
り、耐熱性に優れた含浸用樹脂組成物を提供することを
目的とする。特に、エナメル線との接着強度に優れ、3
分〜30分程度(好ましくは5分〜10分程度)という
短時間でゲル化し、かつ硬化後は2〜3時間のポストキ
ュアーにより耐熱性が約200℃以上の絶縁性能を有す
る含浸用樹脂組成物を提供することを目的とする。
するため、請求項1記載の発明は、ビスフェノール系エ
ポキシ樹脂とクレゾールノボラック系エポキシ樹脂と脂
環系エポキシ樹脂とを混合溶解して得られる混合溶液を
主剤とする含浸用樹脂組成物を提供する。
ストキュアーにより硬化後の耐熱性が200℃以上の絶
縁性能を有する含浸用樹脂組成物が得られる。
浸用樹脂組成物において、前記主剤における脂環系エポ
キシ樹脂の混合比を10〜75(wt%)とし、かつ前記ク
レゾールノボラック系エポキシ樹脂の混合比を10〜4
0(wt%)としたことを特徴とする含浸用樹脂組成物を提
供する。
高くすると温度特性は向上するが熱劣化特性は低くなる
傾向がある。従って、上記のようにその混合比を10〜
75(wt%)とすることにより高い温度特性を得られ、か
つ熱劣化特性の低下を抑制することができる。
脂はその混合比を高くすると耐熱劣化特性は高くなる
が、多量に加えると含浸用樹脂組成物の粘度が2(p)
以上となって作業性に支障を来す恐れがある。従って、
上記のようにその混合比を10〜40(wt%)と定めるこ
とにより硬化前の粘度が2(p)以下となって含浸時にお
ける作業性が向上し、かつ高い耐熱劣化特性を得ること
ができる。
記載の含浸用樹脂組成物に、酸無水物系硬化剤及びジア
ザビシクロウンデセン系硬化促進剤を混合して得られる
含浸用樹脂組成物を提供する。
は2記載の含浸用樹脂組成物の硬化に適している。
メチルナジックアンハイドライド、ヘキサヒドロフタリ
ックアンハイドライド等が挙げられ、好適にはテトラヒ
ドロフタリックアンハイドライドを用いる。
としては、ジアザビシクロウンデセン、及びその錯塩
(オクチル酸塩、フェノール塩、オレイン酸塩等)等が
挙げられ、好ましくは1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウン
デセンのオクチル酸塩又は1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]
ウンデセン-7・オレイン酸塩を用いる。
浸用樹脂組成物において、前記クレゾールノボラック系
エポキシ樹脂としてエポキシ当量が200〜230程度
のクレゾールノボラックエポキシ樹脂を用い、かつ前記
ビスフェノール系エポキシ樹脂としてエポキシ当量が1
90〜210程度のビスフェノールAタイプエポキシ樹
脂を用い、更に前記酸無水物系硬化剤としてテトラヒド
ロフタリックアンハイドライドを用いてその添加量を前
記エポキシ樹脂1に対して0.8〜1.2(mol)とし、かつ前
記ジアザビシクロウンデセン系硬化促進剤の添加量を0.
5〜3.0(phr)としたことを特徴とする含浸用樹脂組成物
を提供する。
クレゾールノボラックエポキシ樹脂、及びエポキシ当量
が190〜210程度のビスフェノールAタイプエポキ
シ樹脂は請求項3記載の含浸用樹脂組成物に適してい
る。
の添加を行うことで、請求項1または2記載の含浸用樹
脂組成物のゲル化時間(発熱ピーク法)を3〜30分と
いう作業性上等の面から好ましい値にすることができ
る。また、硬化促進剤の添加量を変えることによりゲル
化時間を適宜調整することも可能である。
及び硬化促進剤等を加えない状態にては2カ月以上にわ
たって析出物もなく安定に保存することが可能である。
物も、これら硬化剤、硬化促進剤等を混合した状態で2
カ月以上安定に保存することが可能である。
エポキシ樹脂とビスフェノール系エポキシ樹脂と脂環系
エポキシ樹脂とを種々の比率で混合して耐熱性滴下含浸
用樹脂組成物(a液)を製造し、これに別途製造した硬
化液(b液)を加えて硬化させ、耐熱温度を測定した。
剤との混合液を用い、硬化剤として酸無水物であるテト
ラヒドロフタリックアンハイドライドを用いた。
クロ[5,4,0]ウンデセンのオクチル酸塩、及び1,8-ジア
ザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7・オレイン酸塩を用い
た。以下にその詳細を示す。
(YDCN701、エポキシ当量200〜230)を1
20℃に加温して溶融した後にビスフェノールAタイプ
エポキシ樹脂(エピコート828、エポキシ当量190
〜210)と脂環系エポキシ樹脂(ELR4221)と
を混合し、均一になるまで撹拌してエポキシ樹脂組成物
を製造した。
シ樹脂、ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂、脂環系
エポキシ樹脂の組成比を変えてエポキシ樹脂組成物を製
造し、試料1〜7とした。これら試料1〜7における各
成分の重量比を表1に示す。
キシ樹脂をA、ビスフェノールAタイプエポキシ樹脂を
B、脂環系エポキシ樹脂をCと略記した。また、これら
の全試料においてA/B=1/2(重量比)とした。
基1コに対して0.8〜1.2モル(mol/l)のテトラヒドロフ
タリックアンハイドライド(HN−2200)と、0.
5、1.0、3.0(phr)の1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデ
センのオクチル酸塩(SANo102)とを混合して硬
化液とし、これら各混合溶液をそれぞれ硬化液1、2、
3とした。
〜1.2モルのテトラヒドロフタリックアンハイドライド
(HN−2200)と、0.5、1.0、3.0(phr)の1,8-ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデセン-7・オレイン酸塩(SA
No106)とを混合して硬化液とし、これら各混合溶液
をそれぞれ硬化液4、5、6とした。
2、3をそれぞれ加えてゲル化温度に対するゲル化時間
を調べた。その結果を図1に示す。尚、図中において硬
化液1、2、3をそれぞれ加えた試料の特性をL1、L
2、L3の各線にて示した。
5、6をそれぞれ加えてゲル化温度に対するゲル化時間
を調べた。その結果を図2に示す。
ぞれ加えたときの特性をL4、L5、L6の各線にて示
した。
おける1,8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセンのオクチ
ル酸塩(SANo102){又は1,8-ジアザビシクロ[5,4,
0]ウンデセン-7・オレイン酸塩(SANo106)}の添加
量を調整することによりゲル化時間を調整することがで
きる。
ましいので、これらの添加量は上記のように0.5〜3.0
(phr)程度とすることが好ましい。
無水物としてテトラヒドロフタリックアンハイドライド
を用いたが、これに代えてメチルナジックアンハイドラ
イド、ヘキサヒドロフタリックアンハイドライド等を用
いてもよい。
温度特性を調べた。
3、5を用い、このエポキシ樹脂組成物に酸無水物系硬
化剤及び硬化促進剤からなる硬化液を加えて硬化を行
い、硬化後の200℃における体積抵抗率を測定した。
その結果を図3に示す。
1、3、5を用い、このエポキシ樹脂組成物に硬化液を
加えて硬化を行い、硬化後の200℃における体積抵抗
率を測定した。その結果を図4に示す。
キシ樹脂の配合量が増加すると温度特性は向上すること
がわかる。
に対する熱劣化特性を調べた。まず、エポキシ樹脂組成
物として試料1、2、4、6、7を用いて硬化液により
硬化を行い、硬化後のTGI(℃)を調べた。その結果
を図5に示す。
1、2、4、6、7を用いて硬化液により硬化を行い、
硬化後のTGI(℃)を調べた。尚、上記各測定におい
て、TGIは熱重量測定からNEMANo.RE−1で評
価した。TGI値としては280℃以上が望ましい。そ
の結果を図6に示す。
キシ樹脂(C)の配合量が増加するとTGI値が低くな
って熱劣化特性が低下する。
1として硬化を行い、そのTGIを調べた。その結果を
図5中に示す(×印)。この×印に示されるように、ク
レゾールノボラック系エポキシ樹脂(A)の添加量を増
すことによりTGI値が高くなって熱劣化特性は向上す
るが、添加量を多くすると硬化前の粘度が2(p)以上
に高くなり、滴下含浸用には不適となる。
樹脂組成物が得られる。また、エナメル線との接着強度
に優れ、3分〜30分程度(好ましくは5分〜10分程
度)という短時間でゲル化し、かつ硬化後は2〜3時間
のポストキュアーにより耐熱性が約200℃以上の絶縁
性能を有する含浸用樹脂組成物も得られる。
こともできるので、使用状況に適した含浸用樹脂組成物
を得ることができる。
業性を高くする等のように、含浸用樹脂組成物の特性を
適宜調整ことが可能であるので、使用条件に応じた特性
を有する含浸用樹脂組成物を製造することも可能であ
る。
化時間との相関を示すグラフ。
化時間との相関を示すグラフ。
ェノールAタイプエポキシ樹脂)の混合量と体積抵抗率
との相関を示すグラフ。
ェノールAタイプエポキシ樹脂)の混合量と体積抵抗率
との相関を示すグラフ。
ェノールAタイプエポキシ樹脂)の混合量とTGI値と
の相関を示すグラフ。
ェノールAタイプエポキシ樹脂)の混合量とTGI値と
の相関を示すグラフ。
Claims (1)
- 【請求項1】 ビスフェノール系エポキシ樹脂とクレゾ
ールノボラック系エポキシ樹脂と脂環系エポキシ樹脂と
を混合溶解して得られる混合溶液を主剤とする含浸用樹
脂組成物において、 酸無水物系硬化剤及びジアザビシクロウンデセン系硬化
促進剤を混合して得られる含浸用樹脂組成物であって、 前記主剤における前記脂環系エポキシ樹脂の混合比を、
10〜75(wt%)、 前記クレゾールノボラック系エポキシ樹脂の混合比を、
10〜40(wt%)、 前記ビスフェノール系エポキシ樹脂として、エポキシ当
量が190〜210程度のビスフェノールAタイプエポ
キシ樹脂を用い、かつ前記クレゾールノボラック系エポ
キシ樹脂として、エポキシ当量が200〜230程度の
クレゾールノボラックエポキシ樹脂を用い、 更に前記酸無水物系硬化剤としてテトラヒドロフタリッ
クアンハイドライドを用いてその添加量を、エポキシ樹
脂のエポキシ基1に対して0.8〜1.2(mol)とし、かつ前
記ジアザビシクロウンデセン系硬化促進剤の添加量を0.
5〜3.0(phr)とすることを特徴とする含浸用樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01667993A JP3182959B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 含浸用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01667993A JP3182959B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 含浸用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06228414A JPH06228414A (ja) | 1994-08-16 |
JP3182959B2 true JP3182959B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=11923005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01667993A Expired - Lifetime JP3182959B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 含浸用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182959B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2638999A (en) | 1998-02-19 | 1999-09-06 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Novel compounds, hardening accelerator, resin composition, and electronic part device |
JP3218026B2 (ja) | 1999-01-30 | 2001-10-15 | 財団法人韓国化学研究所 | 体積膨張反応を随伴する潜在性触媒型の硬化剤を含有するエポキシ樹脂組成物 |
WO2013143097A1 (en) * | 2012-03-29 | 2013-10-03 | Dow Global Technologies Llc | Curable compositions |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP01667993A patent/JP3182959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
新保正樹編「エポキシ樹脂ハンドブック」(昭和62年12月25日初版1刷発行)日刊工業新聞社、第61〜62頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06228414A (ja) | 1994-08-16 |
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