JP3182140B2 - 多色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置 - Google Patents
多色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置Info
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- JP3182140B2 JP3182140B2 JP26033499A JP26033499A JP3182140B2 JP 3182140 B2 JP3182140 B2 JP 3182140B2 JP 26033499 A JP26033499 A JP 26033499A JP 26033499 A JP26033499 A JP 26033499A JP 3182140 B2 JP3182140 B2 JP 3182140B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/04—Tripping devices or stop-motions
- B41F33/08—Tripping devices or stop-motions for starting or stopping operation of cylinders
Landscapes
- Rotary Presses (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷部のブラン
ケット胴の印刷作用位置から非印刷作用位置への移動及
び非印刷作用位置から印刷作用位置への移動を行う胴逃
がし・胴入れ制御装置、特に複数の印刷部によって多色
刷りが可能であるように設けられた多色刷平版輪転機の
胴逃がし・胴入れ制御装置に関する。
ケット胴の印刷作用位置から非印刷作用位置への移動及
び非印刷作用位置から印刷作用位置への移動を行う胴逃
がし・胴入れ制御装置、特に複数の印刷部によって多色
刷りが可能であるように設けられた多色刷平版輪転機の
胴逃がし・胴入れ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における、給紙部において引
き出されているウエブ紙に他のウエブ紙を紙継ぎし、こ
のウエブ紙を印刷部に連続して供給する多色刷平版輪転
機において、ウエブ紙の重ね合わされた紙継ぎ部分が無
理なく印刷部を通過できるようにするための印刷部の胴
逃がし・胴入れ制御装置は、例えば、特公平7−381
号公報「印刷機の胴逃し方法」に開示されている。
き出されているウエブ紙に他のウエブ紙を紙継ぎし、こ
のウエブ紙を印刷部に連続して供給する多色刷平版輪転
機において、ウエブ紙の重ね合わされた紙継ぎ部分が無
理なく印刷部を通過できるようにするための印刷部の胴
逃がし・胴入れ制御装置は、例えば、特公平7−381
号公報「印刷機の胴逃し方法」に開示されている。
【0003】特公平7−381号公報に開示されている
多色刷平版輪転機の印刷部の胴逃がし・胴入れ制御装置
においては、輪転機の稼働によって走行するウエブ紙の
一定の移動距離に対応してパルス信号が発生され、この
パルス信号の出力間隔の時間計測により印刷速度が算出
される。この印刷速度と、紙継ぎ信号が出力されるウエ
ブ紙上の紙継ぎ位置から第1の印刷部のブランケット胴
とウエブ紙の接触位置までのウエブ紙の移動経路に沿っ
た距離及び第1の印刷部以後の各印刷部間のウエブ紙の
移動経路に沿った距離とに基づいて、夫々の距離のウエ
ブ紙の移動時間が算出される。
多色刷平版輪転機の印刷部の胴逃がし・胴入れ制御装置
においては、輪転機の稼働によって走行するウエブ紙の
一定の移動距離に対応してパルス信号が発生され、この
パルス信号の出力間隔の時間計測により印刷速度が算出
される。この印刷速度と、紙継ぎ信号が出力されるウエ
ブ紙上の紙継ぎ位置から第1の印刷部のブランケット胴
とウエブ紙の接触位置までのウエブ紙の移動経路に沿っ
た距離及び第1の印刷部以後の各印刷部間のウエブ紙の
移動経路に沿った距離とに基づいて、夫々の距離のウエ
ブ紙の移動時間が算出される。
【0004】更に、上記のように算出されたウエブ紙の
移動時間が、紙継ぎ位置を検出する検出信号の出力作動
遅れ時間及び各印刷部の胴逃がし装置の作動遅れ時間に
より補正され、第1の印刷部の胴逃がし信号の出力から
第nの印刷部の胴逃がし信号の出力までの時間が夫々算
出される。そして、その算出値に従って各印刷部の胴逃
がし装置へ胴逃がし信号が夫々出力されて胴逃がしが行
われる。
移動時間が、紙継ぎ位置を検出する検出信号の出力作動
遅れ時間及び各印刷部の胴逃がし装置の作動遅れ時間に
より補正され、第1の印刷部の胴逃がし信号の出力から
第nの印刷部の胴逃がし信号の出力までの時間が夫々算
出される。そして、その算出値に従って各印刷部の胴逃
がし装置へ胴逃がし信号が夫々出力されて胴逃がしが行
われる。
【0005】又、胴逃がしを行っている間の時間は、前
記印刷速度と胴逃がし開始から胴逃がし終了までのウエ
ブ紙の移動距離を予め定めた所定値として演算すること
により算出される。そして、この算出値に従って各印刷
部の胴逃がしは終了される。
記印刷速度と胴逃がし開始から胴逃がし終了までのウエ
ブ紙の移動距離を予め定めた所定値として演算すること
により算出される。そして、この算出値に従って各印刷
部の胴逃がしは終了される。
【0006】システム構成としては、前記紙継ぎ信号を
出力させるウエブ紙上の紙継ぎ位置から第1の印刷部の
ブランケット胴とウエブ紙との接触位置までのウエブ紙
の移動経路に沿った距離、第1の印刷部以後の各印刷部
間のウエブ紙の移動経路に沿った距離、紙継ぎ位置を検
出する検出信号の出力作動遅れ時間、各印刷部の胴逃が
し装置の作動遅れ時間、予め定めた胴逃がし開始から胴
逃がし終了までに各印刷部を通過するウエブ紙の移動距
離等の各種演算要素と演算式とを記憶するメモリー、パ
ルス信号及び紙継ぎ位置を検出する検出信号を入力する
入力インターフェース、後に説明するCPUが出力する
胴逃がし信号を出力する出力インターフェース、入力イ
ンターフェースを介して入力される各信号を取り込むと
共に、前記演算式及び演算要素に基づいて演算し、その
演算値に従って幾つかの胴逃がし信号を出力インターフ
ェースを介して順次出力するCPUとから構成されてい
る。(以下、第1従来技術という)
出力させるウエブ紙上の紙継ぎ位置から第1の印刷部の
ブランケット胴とウエブ紙との接触位置までのウエブ紙
の移動経路に沿った距離、第1の印刷部以後の各印刷部
間のウエブ紙の移動経路に沿った距離、紙継ぎ位置を検
出する検出信号の出力作動遅れ時間、各印刷部の胴逃が
し装置の作動遅れ時間、予め定めた胴逃がし開始から胴
逃がし終了までに各印刷部を通過するウエブ紙の移動距
離等の各種演算要素と演算式とを記憶するメモリー、パ
ルス信号及び紙継ぎ位置を検出する検出信号を入力する
入力インターフェース、後に説明するCPUが出力する
胴逃がし信号を出力する出力インターフェース、入力イ
ンターフェースを介して入力される各信号を取り込むと
共に、前記演算式及び演算要素に基づいて演算し、その
演算値に従って幾つかの胴逃がし信号を出力インターフ
ェースを介して順次出力するCPUとから構成されてい
る。(以下、第1従来技術という)
【0007】又、第1従来技術を開示した明細書には、
各印刷部の夫々に対応する計数器を設けると共に、走行
するウエブ紙の一定の移動距離に対応してパルス信号を
発生させ、第1の印刷部では、紙継ぎを行わせる紙継ぎ
位置を検出する検出信号により第1の印刷部に対応する
計数器にパルス信号を計数させ、予め設定した設定値に
達した時点で第1の印刷部の胴逃がし信号が胴逃がし機
構へ出力され、同時にその胴逃がし信号が次の印刷部に
対応する計数器にパルス信号を計数開始させる信号とし
て入力され、この計数器に予め設定した数だけパルス信
号を計数させ、計数終了と同時に当該印刷部の胴逃がし
信号が胴逃がし機構へ出され、以下複数の下流印刷部へ
この作動が繰り返すように構成した別の胴逃がし・胴入
れ制御装置が示されている。この胴逃がし・胴入れ制御
装置を例えば4色刷輪転機に用いた場合、4個の計数器
を設けて各色の印刷部の胴を順次逃がすように構成され
る。(以下、第2従来技術という)
各印刷部の夫々に対応する計数器を設けると共に、走行
するウエブ紙の一定の移動距離に対応してパルス信号を
発生させ、第1の印刷部では、紙継ぎを行わせる紙継ぎ
位置を検出する検出信号により第1の印刷部に対応する
計数器にパルス信号を計数させ、予め設定した設定値に
達した時点で第1の印刷部の胴逃がし信号が胴逃がし機
構へ出力され、同時にその胴逃がし信号が次の印刷部に
対応する計数器にパルス信号を計数開始させる信号とし
て入力され、この計数器に予め設定した数だけパルス信
号を計数させ、計数終了と同時に当該印刷部の胴逃がし
信号が胴逃がし機構へ出され、以下複数の下流印刷部へ
この作動が繰り返すように構成した別の胴逃がし・胴入
れ制御装置が示されている。この胴逃がし・胴入れ制御
装置を例えば4色刷輪転機に用いた場合、4個の計数器
を設けて各色の印刷部の胴を順次逃がすように構成され
る。(以下、第2従来技術という)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の例示した従来の
技術には、下記のように夫々問題点がある。第1従来技
術においては、演算式に基づいて各種演算要素の演算処
理がCPUで行われ、この演算結果がメモリに記憶さ
れ、出力インターフェースを介して各平版輪転機の印刷
部の夫々に対して胴逃がし信号が出力されている。この
ように精密に制御するためには複雑な制御システムが必
要となり、複雑なるが故に故障頻度も高く、装置自体も
高価となる。
技術には、下記のように夫々問題点がある。第1従来技
術においては、演算式に基づいて各種演算要素の演算処
理がCPUで行われ、この演算結果がメモリに記憶さ
れ、出力インターフェースを介して各平版輪転機の印刷
部の夫々に対して胴逃がし信号が出力されている。この
ように精密に制御するためには複雑な制御システムが必
要となり、複雑なるが故に故障頻度も高く、装置自体も
高価となる。
【0009】又、ウエブ紙は、印刷速度やウエブ紙張力
の変化による印刷条件の違いによりウエブ紙に伸びが生
じ易く、ウエブ紙の移動距離に対する移動時間を高い精
度で演算して胴逃がしを行っても前記ウエブ紙の伸びに
よる移動距離の誤差のために胴逃がしのタイミングとウ
エブ紙の紙継ぎ部分の通過のタイミングにずれが生じて
安定した印刷ができない恐れがある。第2従来技術にお
いては、基準信号のパルスを計数する計数器が印刷部毎
に設けられて印刷部の数だけ必要であり、部品点数が多
くなりコストアップにつながると共に、保守管理も面倒
であった。
の変化による印刷条件の違いによりウエブ紙に伸びが生
じ易く、ウエブ紙の移動距離に対する移動時間を高い精
度で演算して胴逃がしを行っても前記ウエブ紙の伸びに
よる移動距離の誤差のために胴逃がしのタイミングとウ
エブ紙の紙継ぎ部分の通過のタイミングにずれが生じて
安定した印刷ができない恐れがある。第2従来技術にお
いては、基準信号のパルスを計数する計数器が印刷部毎
に設けられて印刷部の数だけ必要であり、部品点数が多
くなりコストアップにつながると共に、保守管理も面倒
であった。
【0010】又、多色刷平版輪転機の印刷部は、多色刷
りの印刷を一層安定して印刷させるために各印刷部間の
距離をできる限り接近させて設けられている方がよく、
且つ近年は印刷稼働が極めて高速度で行われており、ウ
エブ紙が各印刷部間を通過する時間は短時間である。更
に、胴逃がし信号が出力されてから胴逃がしが完了する
までには、少なくとも胴逃がし装置の作動遅れ分だけの
時間が必要である。
りの印刷を一層安定して印刷させるために各印刷部間の
距離をできる限り接近させて設けられている方がよく、
且つ近年は印刷稼働が極めて高速度で行われており、ウ
エブ紙が各印刷部間を通過する時間は短時間である。更
に、胴逃がし信号が出力されてから胴逃がしが完了する
までには、少なくとも胴逃がし装置の作動遅れ分だけの
時間が必要である。
【0011】これに対して、第2従来技術は、各印刷部
に計数器を設け第1の印刷部の計数器の計数完了と同時
に胴逃がし信号を第2の印刷部の計数器へ出力し、第2
の印刷部から第nの印刷部の計数器まで順次入力・出力
を繰り返して胴逃がし作動を行うものであるため、各計
数器の出力信号による胴逃がし作動が完了しないうちに
紙継ぎ部分が当該印刷部のブランケット胴とウエブ紙の
接触部を通過する事態を生じて、多色刷りの印刷を一層
安定して行えなくなっている。
に計数器を設け第1の印刷部の計数器の計数完了と同時
に胴逃がし信号を第2の印刷部の計数器へ出力し、第2
の印刷部から第nの印刷部の計数器まで順次入力・出力
を繰り返して胴逃がし作動を行うものであるため、各計
数器の出力信号による胴逃がし作動が完了しないうちに
紙継ぎ部分が当該印刷部のブランケット胴とウエブ紙の
接触部を通過する事態を生じて、多色刷りの印刷を一層
安定して行えなくなっている。
【0012】この発明は、前記従来の技術がかかえてい
た課題を一挙に解決しようとするもので、部品数が少な
く、非常にコストが安く、保守管理が容易な、しかも、
ウエブ紙の紙継ぎ部分通過時に確実に胴逃がしをし、紙
継ぎ部分通過後に確実に胴入れするようにした多色刷平
版輪転機の胴逃がし・胴入れ制御装置を提供することを
目的としている。
た課題を一挙に解決しようとするもので、部品数が少な
く、非常にコストが安く、保守管理が容易な、しかも、
ウエブ紙の紙継ぎ部分通過時に確実に胴逃がしをし、紙
継ぎ部分通過後に確実に胴入れするようにした多色刷平
版輪転機の胴逃がし・胴入れ制御装置を提供することを
目的としている。
【0013】又、多色刷りの印刷品質を高めるために各
印刷部間を接近して設けた多色刷平版印刷機とすること
が可能であり、更に、印刷条件の違いによりウエブ紙に
伸びが生じたとしても、或いは、紙継ぎを行う印刷速度
の設定変更にも対応し幅広く胴逃がしのタイミングが合
うようにした制御装置であり、ウエブ紙断紙の少ない安
定した印刷ができるようにした多色刷平版輪転機におけ
る胴逃がし・胴入れ制御装置を提供することを目的とし
ている。
印刷部間を接近して設けた多色刷平版印刷機とすること
が可能であり、更に、印刷条件の違いによりウエブ紙に
伸びが生じたとしても、或いは、紙継ぎを行う印刷速度
の設定変更にも対応し幅広く胴逃がしのタイミングが合
うようにした制御装置であり、ウエブ紙断紙の少ない安
定した印刷ができるようにした多色刷平版輪転機におけ
る胴逃がし・胴入れ制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の胴逃がし・胴
入れ制御装置は、ブランケット胴が印刷作用位置と非印
刷作用位置とに変位可能であり、供給されるウエブ紙に
順次印刷して多色刷印刷可能である複数の印刷部と、前
記印刷部の印刷稼働による巻取紙の消費に対応して、紙
継ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエ
ブ紙に新しい巻取紙の端部を紙継ぎし、前記印刷部にウ
エブ紙を連続して供給可能である給紙部を備えた多色刷
平版輪転機に具備されている。
入れ制御装置は、ブランケット胴が印刷作用位置と非印
刷作用位置とに変位可能であり、供給されるウエブ紙に
順次印刷して多色刷印刷可能である複数の印刷部と、前
記印刷部の印刷稼働による巻取紙の消費に対応して、紙
継ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエ
ブ紙に新しい巻取紙の端部を紙継ぎし、前記印刷部にウ
エブ紙を連続して供給可能である給紙部を備えた多色刷
平版輪転機に具備されている。
【0015】そして、第1形式のものは、輪転機の稼働
により回転する回転部に連結され、輪転機の稼働によっ
て走行するウエブ紙の一定距離の走行に対応してパルス
信号を出力するパルスジェネレーターと、前記紙継ぎ信
号出力手段の紙継ぎ信号によって起動され、前記パルス
ジェネレーターのパルス信号を予め設定された数だけ計
数して計数完了と同時に胴逃がし信号を前記複数の印刷
部に対し一斉に出力する計数手段及びこの計数手段にパ
ルス信号を計数すべき数を予め設定する設定手段からな
る胴逃し作動タイミング調整手段と、前記胴逃がし信号
によって起動され、上流側の印刷部から順次胴入される
ように夫々予め設定された、各印刷部のブランケット胴
間をウエブ紙の継ぎ目が通過するよりも若干長い時間の
計時完了と同時に胴入れ信号を出力するように前記複数
の印刷部の夫々に対応させて設けられた胴入れ作動タイ
ミング調整手段と、前記計数手段から前記複数の印刷部
に対し一斉に入力される胴逃がし信号によって前記複数
の印刷部のブランケット胴を一斉に印刷作用位置から非
印刷作用位置に移動させ、前記胴入れ作動タイミング調
整手段からの胴入れ信号によって前記複数の印刷部のブ
ランケット胴を上流側から順次、各印刷部のブランケッ
ト胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過した後に、非印刷作用
位置から印刷作用位置に移動させる胴逃がし・胴入れ手
段とから構成されている。
により回転する回転部に連結され、輪転機の稼働によっ
て走行するウエブ紙の一定距離の走行に対応してパルス
信号を出力するパルスジェネレーターと、前記紙継ぎ信
号出力手段の紙継ぎ信号によって起動され、前記パルス
ジェネレーターのパルス信号を予め設定された数だけ計
数して計数完了と同時に胴逃がし信号を前記複数の印刷
部に対し一斉に出力する計数手段及びこの計数手段にパ
ルス信号を計数すべき数を予め設定する設定手段からな
る胴逃し作動タイミング調整手段と、前記胴逃がし信号
によって起動され、上流側の印刷部から順次胴入される
ように夫々予め設定された、各印刷部のブランケット胴
間をウエブ紙の継ぎ目が通過するよりも若干長い時間の
計時完了と同時に胴入れ信号を出力するように前記複数
の印刷部の夫々に対応させて設けられた胴入れ作動タイ
ミング調整手段と、前記計数手段から前記複数の印刷部
に対し一斉に入力される胴逃がし信号によって前記複数
の印刷部のブランケット胴を一斉に印刷作用位置から非
印刷作用位置に移動させ、前記胴入れ作動タイミング調
整手段からの胴入れ信号によって前記複数の印刷部のブ
ランケット胴を上流側から順次、各印刷部のブランケッ
ト胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過した後に、非印刷作用
位置から印刷作用位置に移動させる胴逃がし・胴入れ手
段とから構成されている。
【0016】第2形式のものは、前記紙継ぎ信号出力手
段の紙継ぎ信号によって起動され、上流側の印刷部から
順次胴入されるように夫々予め設定された、各印刷部の
ブランケット胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過するよりも
若干長い時間の計時完了と同時に胴入れ信号を出力する
ように前記複数の印刷部の夫々に対応させて設けられた
胴入れ作動タイミング調整手段と、前記紙継ぎ信号出力
手段から胴逃がし信号として前記複数の印刷部に対し一
斉に入力される紙継ぎ信号によって前記複数の印刷部の
ブランケット胴を一斉に印刷作用位置から非印刷作用位
置に移動させ、前記胴入れ作動タイミング調整手段から
の胴入れ信号によって前記複数の印刷部のブランケット
胴を上流側から順次、各印刷部のブランケット胴間をウ
エブ紙の継ぎ目が通過した後に、非印刷作用位置から印
刷作用位置に移動させる胴逃がし・胴入れ手段とから構
成されている。
段の紙継ぎ信号によって起動され、上流側の印刷部から
順次胴入されるように夫々予め設定された、各印刷部の
ブランケット胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過するよりも
若干長い時間の計時完了と同時に胴入れ信号を出力する
ように前記複数の印刷部の夫々に対応させて設けられた
胴入れ作動タイミング調整手段と、前記紙継ぎ信号出力
手段から胴逃がし信号として前記複数の印刷部に対し一
斉に入力される紙継ぎ信号によって前記複数の印刷部の
ブランケット胴を一斉に印刷作用位置から非印刷作用位
置に移動させ、前記胴入れ作動タイミング調整手段から
の胴入れ信号によって前記複数の印刷部のブランケット
胴を上流側から順次、各印刷部のブランケット胴間をウ
エブ紙の継ぎ目が通過した後に、非印刷作用位置から印
刷作用位置に移動させる胴逃がし・胴入れ手段とから構
成されている。
【0017】第1形式においては、紙継ぎ信号出力手段
の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエブ紙に新しい巻取
紙の端部を紙継ぎが行われる際、紙継ぎ信号は、計数手
段にも入力される。計数手段は、紙継ぎ信号が入力され
ると、パルスジェネレーターから入力されるパルス信号
を計数し始める。そして、その計数値が、設定手段によ
り計数手段に設定入力された設定パルス計数値に達する
と同時に、計数手段から胴逃がし信号が出力され、それ
が複数の印刷部の夫々の胴逃がし・胴入れ手段に入力さ
れる。
の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエブ紙に新しい巻取
紙の端部を紙継ぎが行われる際、紙継ぎ信号は、計数手
段にも入力される。計数手段は、紙継ぎ信号が入力され
ると、パルスジェネレーターから入力されるパルス信号
を計数し始める。そして、その計数値が、設定手段によ
り計数手段に設定入力された設定パルス計数値に達する
と同時に、計数手段から胴逃がし信号が出力され、それ
が複数の印刷部の夫々の胴逃がし・胴入れ手段に入力さ
れる。
【0018】第2形式においては、紙継ぎ信号は、胴逃
がし信号として直接、複数の印刷部の夫々の胴逃がし・
胴入れ手段に入力される。胴逃がし信号は、夫々の胴入
れ作動タイミング調整手段に対し起動信号として入力さ
れる。
がし信号として直接、複数の印刷部の夫々の胴逃がし・
胴入れ手段に入力される。胴逃がし信号は、夫々の胴入
れ作動タイミング調整手段に対し起動信号として入力さ
れる。
【0019】胴逃がし・胴入れ手段は、胴逃がし信号が
入力されると作動して、複数の印刷部の夫々のブランケ
ット胴を印刷作用位置から非印刷作用位置に一斉に移動
させ、ブランケット胴間に継ぎ目が支障なく通過し得る
隙間を生じさせる。即ち、胴逃がしが行われる。又、胴
逃がし信号が各印刷部の夫々の胴入れ作動タイミング調
整手段に入力されると、胴入れ作動タイミング調整手段
は起動され、計時を開始し、夫々の胴入れ作動タイミン
グ調整手段毎に予め設定された時間の計時完了と同時に
胴入れ信号を各胴逃がし・胴入れ手段に対し出力する。
入力されると作動して、複数の印刷部の夫々のブランケ
ット胴を印刷作用位置から非印刷作用位置に一斉に移動
させ、ブランケット胴間に継ぎ目が支障なく通過し得る
隙間を生じさせる。即ち、胴逃がしが行われる。又、胴
逃がし信号が各印刷部の夫々の胴入れ作動タイミング調
整手段に入力されると、胴入れ作動タイミング調整手段
は起動され、計時を開始し、夫々の胴入れ作動タイミン
グ調整手段毎に予め設定された時間の計時完了と同時に
胴入れ信号を各胴逃がし・胴入れ手段に対し出力する。
【0020】夫々の胴逃がし・胴入れ手段は、胴入れ信
号が入力されると作動して、複数の印刷部の夫々のブラ
ンケット胴を非印刷作用位置から印刷作用位置に複数の
印刷部の上流側から順次移動させ、ブランケット胴間の
隙間が閉じられる。即ち、胴入れが行われる。
号が入力されると作動して、複数の印刷部の夫々のブラ
ンケット胴を非印刷作用位置から印刷作用位置に複数の
印刷部の上流側から順次移動させ、ブランケット胴間の
隙間が閉じられる。即ち、胴入れが行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における多
色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置を図
面に従って説明する。図1及び図2には、胴逃がし・胴
入れ制御装置を備え、多色刷平版印刷機2及び給紙部3
から構成された輪転機が示されている。
色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置を図
面に従って説明する。図1及び図2には、胴逃がし・胴
入れ制御装置を備え、多色刷平版印刷機2及び給紙部3
から構成された輪転機が示されている。
【0022】多色刷平版印刷機2は、第1の印刷部1、
第2の印刷部1、第3の印刷部1・・・第nの印刷部1
が下段から多段に積み上げられてタワー型に構成され、
各印刷部1には、一対のブランケット胴10,10が対
向して設けられている。又、多色刷平版印刷機2の下方
に設置された給紙部3は、巻取紙Rが装着されたスパイ
ダーS及び紙継ぎ装置を具備している。
第2の印刷部1、第3の印刷部1・・・第nの印刷部1
が下段から多段に積み上げられてタワー型に構成され、
各印刷部1には、一対のブランケット胴10,10が対
向して設けられている。又、多色刷平版印刷機2の下方
に設置された給紙部3は、巻取紙Rが装着されたスパイ
ダーS及び紙継ぎ装置を具備している。
【0023】紙継ぎ装置は、ウエブ紙供給中の巻取紙R
に近接して設けられ、ブラシ28とカッター29とをも
った紙継ぎ腕部M及び紙継ぎ信号出力手段20を具備し
ている。紙継ぎ信号出力手段20は、給紙部3のスパイ
ダーSに装着されて下流側へウエブ紙Wが引き出されて
いる巻取紙Rの残量が少なくなったとき新しい巻取紙
R’を連続して供給するための紙継ぎ時において、新し
い巻取紙R’の表面のウエブ紙先端部位置を検出し、位
置検出信号27を後記のブラシ・カッター回路31に対
し出力する検出器6と、位置検出信号27の入力により
紙継ぎ腕部Mが適宜なタイミングで制御作動するように
紙継ぎ腕部M及びブラシ28・カッター29の駆動部
(図示しない)に対しブラシ・カッター作動信号(紙継
ぎ信号)12;14を出力するブラシ・カッター回路3
1とから構成されている。
に近接して設けられ、ブラシ28とカッター29とをも
った紙継ぎ腕部M及び紙継ぎ信号出力手段20を具備し
ている。紙継ぎ信号出力手段20は、給紙部3のスパイ
ダーSに装着されて下流側へウエブ紙Wが引き出されて
いる巻取紙Rの残量が少なくなったとき新しい巻取紙
R’を連続して供給するための紙継ぎ時において、新し
い巻取紙R’の表面のウエブ紙先端部位置を検出し、位
置検出信号27を後記のブラシ・カッター回路31に対
し出力する検出器6と、位置検出信号27の入力により
紙継ぎ腕部Mが適宜なタイミングで制御作動するように
紙継ぎ腕部M及びブラシ28・カッター29の駆動部
(図示しない)に対しブラシ・カッター作動信号(紙継
ぎ信号)12;14を出力するブラシ・カッター回路3
1とから構成されている。
【0024】給紙部3の巻取紙Rから引き出されたウエ
ブ紙Wは、各印刷部1のブランケット胴10,10の間
を順次通過して走行するようになっており、ウエブ紙W
が引き出さている一つの巻取紙Rにおけるウエブ紙Wの
残量が少なくなると、紙継ぎ装置によりその巻取紙Rに
スパイダーSの次の新しい巻取紙R’のウエブ紙Wの先
端部が重ね合わせられ接着剤で接着されると共に巻取紙
Rのウエブ紙Wが接着部より上流側で切断され、即ち、
紙継ぎが行われると共に、スパイダーSが角変位して、
新しい巻取紙R’から引き出されるウエブ紙Wが引き続
いて多色刷平版印刷機2に供給されるようになってい
る。
ブ紙Wは、各印刷部1のブランケット胴10,10の間
を順次通過して走行するようになっており、ウエブ紙W
が引き出さている一つの巻取紙Rにおけるウエブ紙Wの
残量が少なくなると、紙継ぎ装置によりその巻取紙Rに
スパイダーSの次の新しい巻取紙R’のウエブ紙Wの先
端部が重ね合わせられ接着剤で接着されると共に巻取紙
Rのウエブ紙Wが接着部より上流側で切断され、即ち、
紙継ぎが行われると共に、スパイダーSが角変位して、
新しい巻取紙R’から引き出されるウエブ紙Wが引き続
いて多色刷平版印刷機2に供給されるようになってい
る。
【0025】上記の紙継ぎにおいて、接着剤により貼り
合わせられた新旧のウエブ紙Wの継ぎ目の厚さは、接着
剤の介在もあって、ウエブ紙Wの厚さの2倍以上となっ
ている。厚さがウエブ紙Wの2倍以上である継ぎ目が、
印刷部1における印圧が加わっているブランケット胴1
0,10間を通過する際には、急激な厚さの増大がウエ
ブ紙Wの走行の抵抗となり、ブランケット胴10,10
の下流におけるウエブ紙Wの張力が急激に増大し、断紙
が発生し易い。
合わせられた新旧のウエブ紙Wの継ぎ目の厚さは、接着
剤の介在もあって、ウエブ紙Wの厚さの2倍以上となっ
ている。厚さがウエブ紙Wの2倍以上である継ぎ目が、
印刷部1における印圧が加わっているブランケット胴1
0,10間を通過する際には、急激な厚さの増大がウエ
ブ紙Wの走行の抵抗となり、ブランケット胴10,10
の下流におけるウエブ紙Wの張力が急激に増大し、断紙
が発生し易い。
【0026】そして、断紙が生じた際には、切断部分よ
り上流側のウエブ紙Wは、下流側よりの引張り力を失な
い、切断部分は自由端となり、切断部分と上流側のブラ
ンケット胴10,10との間のウエブ紙Wは、ブランケ
ット胴10,10の上に落ち、そのままブランケット胴
10に多数巻き付き、ブランケット胴10のブランケッ
トの表面を損傷することになる。多段の印刷部1を備え
た多色刷平版印刷機2においては、ウエブ紙Wの継ぎ目
がブランケット胴10,10間を通過する回数が印刷部
1の段数と同数になり、ウエブ紙Wの断紙の確率が高く
なる。そのような断紙を防止するために、下記のような
胴逃がし・胴入れ制御装置が設けられている。
り上流側のウエブ紙Wは、下流側よりの引張り力を失な
い、切断部分は自由端となり、切断部分と上流側のブラ
ンケット胴10,10との間のウエブ紙Wは、ブランケ
ット胴10,10の上に落ち、そのままブランケット胴
10に多数巻き付き、ブランケット胴10のブランケッ
トの表面を損傷することになる。多段の印刷部1を備え
た多色刷平版印刷機2においては、ウエブ紙Wの継ぎ目
がブランケット胴10,10間を通過する回数が印刷部
1の段数と同数になり、ウエブ紙Wの断紙の確率が高く
なる。そのような断紙を防止するために、下記のような
胴逃がし・胴入れ制御装置が設けられている。
【0027】この発明の実施の第1形態における胴逃が
し・胴入れ制御装置を図1及び図3に従って説明する。
図1において、胴逃がし・胴入れ制御装置は、前記の紙
継ぎ装置の紙継ぎ信号出力手段20と、ウエブ紙Wの一
定の移動距離に対応してパルス信号11を出力するパル
スジェネレーター5と、胴逃がし信号13を出力する計
数手段8及び計数手段8が計数すべき数を計数手段8に
設定する設定手段7からなる胴逃がし作動タイミング調
整手段21と、各印刷部1毎に設けられた胴逃がし・胴
入れ手段22・・・と、各印刷部1毎に設けられた胴入
れ作動タイミング調整手段26・・・とから構成されて
いる。
し・胴入れ制御装置を図1及び図3に従って説明する。
図1において、胴逃がし・胴入れ制御装置は、前記の紙
継ぎ装置の紙継ぎ信号出力手段20と、ウエブ紙Wの一
定の移動距離に対応してパルス信号11を出力するパル
スジェネレーター5と、胴逃がし信号13を出力する計
数手段8及び計数手段8が計数すべき数を計数手段8に
設定する設定手段7からなる胴逃がし作動タイミング調
整手段21と、各印刷部1毎に設けられた胴逃がし・胴
入れ手段22・・・と、各印刷部1毎に設けられた胴入
れ作動タイミング調整手段26・・・とから構成されて
いる。
【0028】パルスジェネレーター5は、輪転機の駆動
回転部分、例えば輪転機の主軸4に歯車伝動を介して連
結されている。主軸4がない輪転機、例えばシャフトレ
ス輪転機であれば、各モーターで駆動される被駆動部分
毎に、例えば各印刷部毎のブランケット胴の軸又は版胴
の軸等の適宜の回転軸に連結されている(図示しな
い)。
回転部分、例えば輪転機の主軸4に歯車伝動を介して連
結されている。主軸4がない輪転機、例えばシャフトレ
ス輪転機であれば、各モーターで駆動される被駆動部分
毎に、例えば各印刷部毎のブランケット胴の軸又は版胴
の軸等の適宜の回転軸に連結されている(図示しな
い)。
【0029】輪転機の主軸4に連結されたパルスジェネ
レーター5が出力するパルス信号11は、ウエブ紙Wの
一定の移動距離に対応することになり、それが胴逃がし
作動タイミング調整手段21の計数手段8に入力される
ようにパルスジェネレーター5は計数手段8に接続され
ている。
レーター5が出力するパルス信号11は、ウエブ紙Wの
一定の移動距離に対応することになり、それが胴逃がし
作動タイミング調整手段21の計数手段8に入力される
ようにパルスジェネレーター5は計数手段8に接続され
ている。
【0030】シャフトレス輪転機の場合には、通常全て
の被駆動部分が同期して回転させられているので、適宜
の被駆動部分に属するパルスジェネレーター5、例えば
ウエブ紙Wの走行における最上流の印刷部に属するパル
スジェネレーター5の出力するパルス信号11が胴逃が
し作動タイミング調整手段21の計数手段8に入力され
るようにそのパルスジェネレーター5が計数手段8に接
続されている。
の被駆動部分が同期して回転させられているので、適宜
の被駆動部分に属するパルスジェネレーター5、例えば
ウエブ紙Wの走行における最上流の印刷部に属するパル
スジェネレーター5の出力するパルス信号11が胴逃が
し作動タイミング調整手段21の計数手段8に入力され
るようにそのパルスジェネレーター5が計数手段8に接
続されている。
【0031】又、胴逃がし作動タイミング調整手段21
の計数手段8には、ブラシ・カッター回路31が接続さ
れ、ブラシ・カッター回路31が出力するブラシ・カッ
ター作動信号(紙継ぎ信号)12が入力されるようにな
っていると共に、設定手段7が接続され、計数するべき
数が入力設定されるようになっている。
の計数手段8には、ブラシ・カッター回路31が接続さ
れ、ブラシ・カッター回路31が出力するブラシ・カッ
ター作動信号(紙継ぎ信号)12が入力されるようにな
っていると共に、設定手段7が接続され、計数するべき
数が入力設定されるようになっている。
【0032】ブラシ・カッター回路31からのブラシ・
カッター作動信号(紙継ぎ信号)12で作動する紙継ぎ
腕部Mが行った紙継ぎにおけるウエブ紙Wの紙継ぎ位置
Aから第1の印刷部1の上流側の適宜の位置Bにウエブ
紙Wの重ね合された継ぎ目が移動してきたときに胴逃が
し作動が開始されるように、計数手段8は、ウエブ紙W
の走行距離に対応するパルスジェネレーター5のパルス
信号11をブラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)1
2の入力により計数し始め、カウント数が設定手段7に
より設定された設定値に達すると、計数完了信号を胴逃
がし信号13として出力するようになっている。
カッター作動信号(紙継ぎ信号)12で作動する紙継ぎ
腕部Mが行った紙継ぎにおけるウエブ紙Wの紙継ぎ位置
Aから第1の印刷部1の上流側の適宜の位置Bにウエブ
紙Wの重ね合された継ぎ目が移動してきたときに胴逃が
し作動が開始されるように、計数手段8は、ウエブ紙W
の走行距離に対応するパルスジェネレーター5のパルス
信号11をブラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)1
2の入力により計数し始め、カウント数が設定手段7に
より設定された設定値に達すると、計数完了信号を胴逃
がし信号13として出力するようになっている。
【0033】設定手段7により設定する設定値は、計数
手段8から胴逃がし信号13を出力したときに、ウエブ
紙Wの重ね合わされた継ぎ目が第1の印刷部1の上流側
の位置Bにあるように、ウエブ紙Wの物性、紙継ぎ位置
Aから前記胴逃がし信号出力時のウエブ紙Wの継ぎ目位
置Bまでのウエブ紙Wの経路距離、印刷稼働時のウエブ
紙Wの大体の移動速度及び後述の胴逃し機構23の作動
遅れを勘案して定められる。
手段8から胴逃がし信号13を出力したときに、ウエブ
紙Wの重ね合わされた継ぎ目が第1の印刷部1の上流側
の位置Bにあるように、ウエブ紙Wの物性、紙継ぎ位置
Aから前記胴逃がし信号出力時のウエブ紙Wの継ぎ目位
置Bまでのウエブ紙Wの経路距離、印刷稼働時のウエブ
紙Wの大体の移動速度及び後述の胴逃し機構23の作動
遅れを勘案して定められる。
【0034】この際、ウエブ紙Wの移動速度を若干速め
に考慮する。即ち、前記ウエブ紙Wの継ぎ目が胴逃がし
信号出力時のウエブ紙Wの継ぎ目位置Bから第1の印刷
部1の対向したブランケット胴10,10の接触位置ま
で移動する間に胴逃がし作動が完了し得るタイミングで
胴逃がし信号13が出力されるように定められる。
に考慮する。即ち、前記ウエブ紙Wの継ぎ目が胴逃がし
信号出力時のウエブ紙Wの継ぎ目位置Bから第1の印刷
部1の対向したブランケット胴10,10の接触位置ま
で移動する間に胴逃がし作動が完了し得るタイミングで
胴逃がし信号13が出力されるように定められる。
【0035】各胴逃がし・胴入れ手段22は、各印刷部
1内に設けられた一対のブランケット胴10,10間を
少なくともウエブ紙Wの重ね合わされた継ぎ目の厚さ以
上の隙間があくように胴逃がしを行い、次にその隙間を
閉じるように胴入れを行うものであり、例えば、前記計
数手段8から出力される胴逃がし信号13及び後述のタ
イマー9から出力される胴入れ信号24が入力されるよ
うに接続され、それらにより圧力流体の流路を切り換え
るように作動する電磁弁25と、電磁弁25により切り
換えられる圧力流体の流路に接続された流体圧シリンダ
ーによって駆動される胴逃がし機構23とから構成され
ている。
1内に設けられた一対のブランケット胴10,10間を
少なくともウエブ紙Wの重ね合わされた継ぎ目の厚さ以
上の隙間があくように胴逃がしを行い、次にその隙間を
閉じるように胴入れを行うものであり、例えば、前記計
数手段8から出力される胴逃がし信号13及び後述のタ
イマー9から出力される胴入れ信号24が入力されるよ
うに接続され、それらにより圧力流体の流路を切り換え
るように作動する電磁弁25と、電磁弁25により切り
換えられる圧力流体の流路に接続された流体圧シリンダ
ーによって駆動される胴逃がし機構23とから構成され
ている。
【0036】各胴入れ作動タイミング調整手段26は、
胴逃がし信号13が入力されるように接続され、胴逃が
し信号13の入力により起動され、予め設定された時間
の計時完了と同時に出力する各胴入れ信号24を各胴逃
がし・胴入れ手段22の電磁弁25に対し入力するよう
に接続された、各印刷部1に対応して設けられたタイマ
ー9で構成されている。タイマー9・・・は、例えば第
1の印刷部1のカバーに設けられた操作盤30に集中し
て設けられている。
胴逃がし信号13が入力されるように接続され、胴逃が
し信号13の入力により起動され、予め設定された時間
の計時完了と同時に出力する各胴入れ信号24を各胴逃
がし・胴入れ手段22の電磁弁25に対し入力するよう
に接続された、各印刷部1に対応して設けられたタイマ
ー9で構成されている。タイマー9・・・は、例えば第
1の印刷部1のカバーに設けられた操作盤30に集中し
て設けられている。
【0037】上記の実施の第1形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置の作用を図1及び図3に従って説明す
る。給紙部3のスパイダーSに装着されて下流側へウエ
ブ紙Wが引き出されている巻取紙Rの残量が少なくなっ
たときに、新しい巻取紙R’のウエブ紙Wを連続して供
給するための紙継ぎ時において、スパイダーSが角変位
し、新しい巻取紙R’の表面が巻取紙Rから引き出され
ているウエブ紙Wに近接すると共に、新しい巻取紙R’
自体も図示しない駆動手段に駆動されて回転する。
胴入れ制御装置の作用を図1及び図3に従って説明す
る。給紙部3のスパイダーSに装着されて下流側へウエ
ブ紙Wが引き出されている巻取紙Rの残量が少なくなっ
たときに、新しい巻取紙R’のウエブ紙Wを連続して供
給するための紙継ぎ時において、スパイダーSが角変位
し、新しい巻取紙R’の表面が巻取紙Rから引き出され
ているウエブ紙Wに近接すると共に、新しい巻取紙R’
自体も図示しない駆動手段に駆動されて回転する。
【0038】その際、新しい巻取紙R’の表面のウエブ
紙W先端部位置を検出器6が検出し、その検出により出
力された位置検出信号27がブラシ・カッター回路31
に入力される。
紙W先端部位置を検出器6が検出し、その検出により出
力された位置検出信号27がブラシ・カッター回路31
に入力される。
【0039】すると、ブラシ・カッター回路31は、紙
継ぎ位置Aに至った新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端
部に対してブラシ28が作動するようなタイミングで紙
継ぎ腕部M及びブラシ28の駆動部(図示しない)が作
動するように、更に、カッター29がブラシ28の作動
に続いて作動するように同駆動部にブラシ・カッター作
動信号(紙継ぎ信号)12を入力する。それと同時にブ
ラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)12は、計数手
段8にも入力される。
継ぎ位置Aに至った新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端
部に対してブラシ28が作動するようなタイミングで紙
継ぎ腕部M及びブラシ28の駆動部(図示しない)が作
動するように、更に、カッター29がブラシ28の作動
に続いて作動するように同駆動部にブラシ・カッター作
動信号(紙継ぎ信号)12を入力する。それと同時にブ
ラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)12は、計数手
段8にも入力される。
【0040】上記駆動部は、入力されたブラシ・カッタ
ー作動信号(紙継ぎ信号)12により作動し、ブラシ2
8は、引き出されている巻取紙Rのウエブ紙Wを接着剤
が付けられている新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端部
に押え付て接着を行い、カッター29が接着部より上流
で巻取紙Rのウエブ紙Wを切断する。計数手段8は、ブ
ラシ・カッター回路31からのブラシ・カッター作動信
号(紙継ぎ信号)12が入力されると、パルスジェネレ
ーター5から入力されるパルス信号11を計数し始める
(図3:第2段参照)。
ー作動信号(紙継ぎ信号)12により作動し、ブラシ2
8は、引き出されている巻取紙Rのウエブ紙Wを接着剤
が付けられている新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端部
に押え付て接着を行い、カッター29が接着部より上流
で巻取紙Rのウエブ紙Wを切断する。計数手段8は、ブ
ラシ・カッター回路31からのブラシ・カッター作動信
号(紙継ぎ信号)12が入力されると、パルスジェネレ
ーター5から入力されるパルス信号11を計数し始める
(図3:第2段参照)。
【0041】そして、その計数値が、既述のような値に
設定手段7により計数手段8に設定入力された設定パル
ス計数値に達すると同時に、計数手段8から胴逃がし信
号13が出力され(図3:第3,4段参照)、それが第
1の印刷部1、第2の印刷部1・・・第nの印刷部1の
夫々の胴逃がし・胴入れ手段22の電磁弁25に入力さ
れる。それと共に、胴逃がし信号13は、夫々の胴入れ
作動タイミング調整手段26のタイマー9に対し起動信
号として入力される。
設定手段7により計数手段8に設定入力された設定パル
ス計数値に達すると同時に、計数手段8から胴逃がし信
号13が出力され(図3:第3,4段参照)、それが第
1の印刷部1、第2の印刷部1・・・第nの印刷部1の
夫々の胴逃がし・胴入れ手段22の電磁弁25に入力さ
れる。それと共に、胴逃がし信号13は、夫々の胴入れ
作動タイミング調整手段26のタイマー9に対し起動信
号として入力される。
【0042】電磁弁25は、胴逃がし信号13が入力さ
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より一方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は対向したブランケット胴10,
10を印刷作用位置から非印刷作用位置に移動させ、ブ
ランケット胴10・10間に継ぎ目が支障なく通過し得
る隙間が生じる。即ち、胴逃がしが行われる。
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より一方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は対向したブランケット胴10,
10を印刷作用位置から非印刷作用位置に移動させ、ブ
ランケット胴10・10間に継ぎ目が支障なく通過し得
る隙間が生じる。即ち、胴逃がしが行われる。
【0043】又、胴逃がし信号13が各印刷部1の胴入
れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力され
ると、各タイマー9は起動し、計時を開始する。そし
て、各タイマー9には、予め各印刷部1のブランケット
胴10,10間をウエブ紙Wの継ぎ目が通過する時間よ
りも若干の余裕を持って長い時間が設定されているので
あるが、各タイマー9は、その時間の計時を完了すると
同時に、各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段2
2の電磁弁25に対し出力する(図3:第5,6,7,
8段参照)。
れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力され
ると、各タイマー9は起動し、計時を開始する。そし
て、各タイマー9には、予め各印刷部1のブランケット
胴10,10間をウエブ紙Wの継ぎ目が通過する時間よ
りも若干の余裕を持って長い時間が設定されているので
あるが、各タイマー9は、その時間の計時を完了すると
同時に、各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段2
2の電磁弁25に対し出力する(図3:第5,6,7,
8段参照)。
【0044】各電磁弁25は、胴入れ信号24が入力さ
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より他方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は各ブランケット胴10,10を
非印刷作用位置から印刷作用位置に移動させ、ブランケ
ット胴10・10間の隙間が閉じられる。即ち、胴入れ
が行われる。
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より他方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は各ブランケット胴10,10を
非印刷作用位置から印刷作用位置に移動させ、ブランケ
ット胴10・10間の隙間が閉じられる。即ち、胴入れ
が行われる。
【0045】胴逃がし機構23の駆動に、流体圧シリン
ダーが用いられていると、流体圧シリンダーには多少の
作動遅れがあるので、この作動遅れを考慮して胴逃がし
作動を開始させる時のウエブ紙Wの継ぎ目の位置Bが定
められる。即ち、前記ウエブ紙Wの継ぎ目の位置Bは、
ウエブ紙Wの継ぎ目が位置Bから第1の印刷部1の2つ
のブランケット胴10,10が接触する位置まで移動す
る間に胴逃がしが完了し得るように、前記2つのブラン
ケット胴10,10が接触する位置に対して上流側に定
められ、胴逃がし作動タイミング調整手段21の設定手
段7の設定値によって設定される。
ダーが用いられていると、流体圧シリンダーには多少の
作動遅れがあるので、この作動遅れを考慮して胴逃がし
作動を開始させる時のウエブ紙Wの継ぎ目の位置Bが定
められる。即ち、前記ウエブ紙Wの継ぎ目の位置Bは、
ウエブ紙Wの継ぎ目が位置Bから第1の印刷部1の2つ
のブランケット胴10,10が接触する位置まで移動す
る間に胴逃がしが完了し得るように、前記2つのブラン
ケット胴10,10が接触する位置に対して上流側に定
められ、胴逃がし作動タイミング調整手段21の設定手
段7の設定値によって設定される。
【0046】そして、この設定値に従って胴逃がし信号
13が出力され、各印刷部1・・・が一斉に略同時に胴
逃がしを行うので、各印刷部1・・・の間を接近して設
けることが可能である。上記のようにして、胴逃がしさ
れた各印刷部1の対向した2つのブランケット胴10,
10は、上流側の印刷部から順次適宜のタイミングで胴
入れされる。
13が出力され、各印刷部1・・・が一斉に略同時に胴
逃がしを行うので、各印刷部1・・・の間を接近して設
けることが可能である。上記のようにして、胴逃がしさ
れた各印刷部1の対向した2つのブランケット胴10,
10は、上流側の印刷部から順次適宜のタイミングで胴
入れされる。
【0047】そのタイミングは、各胴入れ作動タイミン
グ調整手段26の夫々のタイマー9によって設定され
る。即ち、ウエブ紙Wの継ぎ目が胴逃がし信号13の出
力時のウエブ紙Wの継ぎ目位置Bから各印刷部1の夫々
の2つのブランケット胴10,10が接触する位置に到
達し、更にそこを通過しきるのに十分なだけの時間が各
タイマー9毎に設定され、この設定時間に従って各印刷
部1の胴入れが行われる。
グ調整手段26の夫々のタイマー9によって設定され
る。即ち、ウエブ紙Wの継ぎ目が胴逃がし信号13の出
力時のウエブ紙Wの継ぎ目位置Bから各印刷部1の夫々
の2つのブランケット胴10,10が接触する位置に到
達し、更にそこを通過しきるのに十分なだけの時間が各
タイマー9毎に設定され、この設定時間に従って各印刷
部1の胴入れが行われる。
【0048】前記タイマー9に設定される時間は、ウエ
ブ紙Wの物性、胴逃がし信号13の出力時のウエブ紙W
の継ぎ目位置Bから各印刷部1毎の2つのブランケット
胴10,10が接触するまでの距離及び印刷稼働時のウ
エブ紙Wの凡その移動速度を勘案して定められる。この
際、ウエブ紙Wの移動速度は、若干遅めに考慮される。
ブ紙Wの物性、胴逃がし信号13の出力時のウエブ紙W
の継ぎ目位置Bから各印刷部1毎の2つのブランケット
胴10,10が接触するまでの距離及び印刷稼働時のウ
エブ紙Wの凡その移動速度を勘案して定められる。この
際、ウエブ紙Wの移動速度は、若干遅めに考慮される。
【0049】この発明の実施の第2形態における胴逃が
し・胴入れ制御装置を図2及び図4に従って説明する。
第2形態は、主に給紙部3と多色刷平版印刷機2との設
置距離が近い場合に適用される。
し・胴入れ制御装置を図2及び図4に従って説明する。
第2形態は、主に給紙部3と多色刷平版印刷機2との設
置距離が近い場合に適用される。
【0050】図2において、胴逃がし・胴入れ制御装置
は、胴逃がし・胴入れ制御装置を作動させる基となり、
給紙部3において紙継ぎを行わせる紙継ぎ信号であるブ
ラシ・カッター作動信号14を発生させるブラシ・カッ
ター回路31を備えた紙継ぎ信号出力手段20と、各印
刷部1毎に設けられた胴逃がし・胴入れ手段22・・・
と、各印刷部1毎に設けられた胴入れ作動タイミング調
整手段26・・・とから構成されている。
は、胴逃がし・胴入れ制御装置を作動させる基となり、
給紙部3において紙継ぎを行わせる紙継ぎ信号であるブ
ラシ・カッター作動信号14を発生させるブラシ・カッ
ター回路31を備えた紙継ぎ信号出力手段20と、各印
刷部1毎に設けられた胴逃がし・胴入れ手段22・・・
と、各印刷部1毎に設けられた胴入れ作動タイミング調
整手段26・・・とから構成されている。
【0051】各胴逃がし・胴入れ手段22は、各印刷部
1内に設けられた一対の対向したブランケット胴10,
10間を少なくともウエブ紙Wの重ね合わされた継ぎ目
の厚さ以上の隙間があくように胴逃がしを行い、次にそ
の隙間を閉じるように胴入れを行うものであり、例え
ば、前記紙継ぎ信号出力手段20から出力されるブラシ
・カッター作動信号(胴逃がし信号)14及び後述のタ
イマー9から出力される胴入れ信号24が入力されるよ
うに接続され、それらにより圧力流体の流路を切り換え
るように作動する電磁弁25と、電磁弁25により切り
換えられる圧力流体の流路に接続された流体圧シリンダ
ーによって駆動される胴逃がし機構23とから構成され
ている。
1内に設けられた一対の対向したブランケット胴10,
10間を少なくともウエブ紙Wの重ね合わされた継ぎ目
の厚さ以上の隙間があくように胴逃がしを行い、次にそ
の隙間を閉じるように胴入れを行うものであり、例え
ば、前記紙継ぎ信号出力手段20から出力されるブラシ
・カッター作動信号(胴逃がし信号)14及び後述のタ
イマー9から出力される胴入れ信号24が入力されるよ
うに接続され、それらにより圧力流体の流路を切り換え
るように作動する電磁弁25と、電磁弁25により切り
換えられる圧力流体の流路に接続された流体圧シリンダ
ーによって駆動される胴逃がし機構23とから構成され
ている。
【0052】各胴入れ作動タイミング調整手段26は、
ブラシ・カッター作動信号14が入力されるように接続
され、ブラシ・カッター作動信号14の入力により起動
され、予め設定された時間の計時完了と同時に出力する
各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段22の電磁
弁25に対し入力するように接続された、各印刷部1に
対応して設けられたタイマー9で構成されている。タイ
マー9・・・は、例えば第1の印刷部1のカバーに設け
られた操作盤30に集中して設けられている。
ブラシ・カッター作動信号14が入力されるように接続
され、ブラシ・カッター作動信号14の入力により起動
され、予め設定された時間の計時完了と同時に出力する
各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段22の電磁
弁25に対し入力するように接続された、各印刷部1に
対応して設けられたタイマー9で構成されている。タイ
マー9・・・は、例えば第1の印刷部1のカバーに設け
られた操作盤30に集中して設けられている。
【0053】上記の実施の第2形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置の作用を図2及び図4に従って説明す
る。実施の第1の形態の場合と同様にして、ブラシ・カ
ッター回路31は、紙継ぎ位置Aに至った新しい巻取紙
R’のウエブ紙W先端部に対してブラシ28が作動する
ようなタイミングで紙継ぎ腕部M及びブラシ28の駆動
部(図示しない)が作動するように、更に、カッター2
9がブラシ28の作動に続いて作動するように同駆動部
にブラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)14を入力
する(実施の第1の形態の作用の説明参照)。
胴入れ制御装置の作用を図2及び図4に従って説明す
る。実施の第1の形態の場合と同様にして、ブラシ・カ
ッター回路31は、紙継ぎ位置Aに至った新しい巻取紙
R’のウエブ紙W先端部に対してブラシ28が作動する
ようなタイミングで紙継ぎ腕部M及びブラシ28の駆動
部(図示しない)が作動するように、更に、カッター2
9がブラシ28の作動に続いて作動するように同駆動部
にブラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号)14を入力
する(実施の第1の形態の作用の説明参照)。
【0054】それと同時に、ブラシ・カッター回路31
から出力されるブラシ・カッター作動信号14は、胴逃
がし信号として第1の印刷部1、第2の印刷部1・・・
第nの印刷部1の夫々の胴逃がし・胴入れ手段22の電
磁弁25に入力されると共に、起動信号として夫々の胴
入れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力さ
れる。
から出力されるブラシ・カッター作動信号14は、胴逃
がし信号として第1の印刷部1、第2の印刷部1・・・
第nの印刷部1の夫々の胴逃がし・胴入れ手段22の電
磁弁25に入力されると共に、起動信号として夫々の胴
入れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力さ
れる。
【0055】上記駆動部は、入力されたブラシ・カッタ
ー作動信号(紙継ぎ信号)14により作動し、ブラシ2
8は、引き出されている巻取紙Rのウエブ紙Wを接着剤
が付けられている新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端部
に押え付けて接着を行い、カッター29が接着部より上
流で巻取紙Rのウエブ紙Wを切断する。
ー作動信号(紙継ぎ信号)14により作動し、ブラシ2
8は、引き出されている巻取紙Rのウエブ紙Wを接着剤
が付けられている新しい巻取紙R’のウエブ紙W先端部
に押え付けて接着を行い、カッター29が接着部より上
流で巻取紙Rのウエブ紙Wを切断する。
【0056】電磁弁25は、ブラシ・カッター作動信号
14が入力されると、作動して圧力流体の流体流路を切
換え、それにより一方向に作動する流体圧シリンダーに
よって駆動される胴逃がし機構23は対向したブランケ
ット胴10,10を印刷作用位置から非印刷作用位置に
移動させ、ブランケット胴10・10間に継ぎ目が支障
なく通過し得る隙間が生じる。即ち、胴逃がしが行われ
る。
14が入力されると、作動して圧力流体の流体流路を切
換え、それにより一方向に作動する流体圧シリンダーに
よって駆動される胴逃がし機構23は対向したブランケ
ット胴10,10を印刷作用位置から非印刷作用位置に
移動させ、ブランケット胴10・10間に継ぎ目が支障
なく通過し得る隙間が生じる。即ち、胴逃がしが行われ
る。
【0057】給紙部3における紙継ぎを行うブラシ・カ
ッター作動信号14によって、全印刷部1・・・の胴逃
がし・胴入れ手段22を一斉に作動させ、胴逃がしを行
うので、流体圧シリンダー・胴逃がし機構23の作動に
多少の遅れがあったとしても余裕をもって対処し得る。
ブラシ・カッター作動信号14が各印刷部1の夫々の胴
入れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力さ
れると、各タイマー9は起動し、計時を開始する。
ッター作動信号14によって、全印刷部1・・・の胴逃
がし・胴入れ手段22を一斉に作動させ、胴逃がしを行
うので、流体圧シリンダー・胴逃がし機構23の作動に
多少の遅れがあったとしても余裕をもって対処し得る。
ブラシ・カッター作動信号14が各印刷部1の夫々の胴
入れ作動タイミング調整手段26のタイマー9に入力さ
れると、各タイマー9は起動し、計時を開始する。
【0058】そして、各タイマー9には、ブラシ・カッ
ター作動信号14が入力された時点から、各印刷部1の
ブランケット胴10,10間をウエブ紙Wの継ぎ目が通
過するまでの時点までの夫々の経過時間よりも若干の余
裕を持って長い時間が予め設定されているのであるが、
各タイマー9は、夫々の設定時間の計時を完了すると同
時に、各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段22
の電磁弁25に対し出力する(図4参照)。
ター作動信号14が入力された時点から、各印刷部1の
ブランケット胴10,10間をウエブ紙Wの継ぎ目が通
過するまでの時点までの夫々の経過時間よりも若干の余
裕を持って長い時間が予め設定されているのであるが、
各タイマー9は、夫々の設定時間の計時を完了すると同
時に、各胴入れ信号24を各胴逃がし・胴入れ手段22
の電磁弁25に対し出力する(図4参照)。
【0059】各電磁弁25は、胴入れ信号24が入力さ
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より他方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は各ブランケット胴10,10を
非印刷作用位置から印刷作用位置に移動させ、ブランケ
ット胴10・10間の隙間が閉じられる。即ち、胴入れ
が行われる。
れると、作動して圧力流体の流体流路を切換え、それに
より他方向に作動する流体圧シリンダーによって駆動さ
れる胴逃がし機構23は各ブランケット胴10,10を
非印刷作用位置から印刷作用位置に移動させ、ブランケ
ット胴10・10間の隙間が閉じられる。即ち、胴入れ
が行われる。
【0060】上記のように、胴逃がしされた各印刷部1
の対向した2つのブランケット胴10,10は、適宜の
タイミングで胴入れされるのであるが、そのタイミング
は、各胴入れ作動タイミング調整手段26の夫々のタイ
マー9によって設定される。即ち、ウエブ紙Wの継ぎ目
がブラシ・カッター作動信号14の出力時のウエブ紙W
の継ぎ目位置Aから各印刷部1の夫々の2つのブランケ
ット胴10,10が接触する位置に到達し、更にそこを
通過しきるのに十分なだけの時間が各タイマー9毎に設
定され、この設定時間に従って各印刷部1の胴入れが行
われる。
の対向した2つのブランケット胴10,10は、適宜の
タイミングで胴入れされるのであるが、そのタイミング
は、各胴入れ作動タイミング調整手段26の夫々のタイ
マー9によって設定される。即ち、ウエブ紙Wの継ぎ目
がブラシ・カッター作動信号14の出力時のウエブ紙W
の継ぎ目位置Aから各印刷部1の夫々の2つのブランケ
ット胴10,10が接触する位置に到達し、更にそこを
通過しきるのに十分なだけの時間が各タイマー9毎に設
定され、この設定時間に従って各印刷部1の胴入れが行
われる。
【0061】前記タイマー9に設定される時間は、ウエ
ブ紙Wの物性、ブラシ・カッター作動信号14の出力時
のウエブ紙Wの継ぎ目位置Aから各印刷部1毎の2つの
ブランケット胴10,10が接触するまでの距離及び印
刷稼働時のウエブ紙Wの凡その移動速度を勘案して定め
られる。この際、ウエブ紙Wの移動速度は、若干遅めに
考慮される。
ブ紙Wの物性、ブラシ・カッター作動信号14の出力時
のウエブ紙Wの継ぎ目位置Aから各印刷部1毎の2つの
ブランケット胴10,10が接触するまでの距離及び印
刷稼働時のウエブ紙Wの凡その移動速度を勘案して定め
られる。この際、ウエブ紙Wの移動速度は、若干遅めに
考慮される。
【0062】
【発明の効果】特許請求の範囲請求項1の発明による多
色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置にお
いては、給紙部の紙継ぎをしたときのブラシ・カッター
作動信号を基にして、計数手段が設定手段による設定値
を計数と同時に、胴逃がし信号を出力させ、この胴逃が
し信号により複数の平版印刷機を略同時に一斉に胴逃が
しを行うようにしたので、計数手段、設定手段等の胴逃
がし作動タイミング調整手段は、1個しか必要とない。
色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置にお
いては、給紙部の紙継ぎをしたときのブラシ・カッター
作動信号を基にして、計数手段が設定手段による設定値
を計数と同時に、胴逃がし信号を出力させ、この胴逃が
し信号により複数の平版印刷機を略同時に一斉に胴逃が
しを行うようにしたので、計数手段、設定手段等の胴逃
がし作動タイミング調整手段は、1個しか必要とない。
【0063】又、請求項2の発明による多色刷平版輪転
機における胴逃がし・胴入れ制御装置においては、ブラ
シ・カッター作動信号により直接複数の印刷部を略同時
に一斉に胴逃がしを行うようにしたので、計数手段、設
定手段等の胴逃がし作動タイミング調整手段が不要であ
る。いずれにしても、この発明の多色刷平版輪転機にお
ける胴逃がし・胴入れ制御装置は、従来の技術における
装置に較べて部品点数が少なく、コストが非常に安く、
保守管理が容易である。
機における胴逃がし・胴入れ制御装置においては、ブラ
シ・カッター作動信号により直接複数の印刷部を略同時
に一斉に胴逃がしを行うようにしたので、計数手段、設
定手段等の胴逃がし作動タイミング調整手段が不要であ
る。いずれにしても、この発明の多色刷平版輪転機にお
ける胴逃がし・胴入れ制御装置は、従来の技術における
装置に較べて部品点数が少なく、コストが非常に安く、
保守管理が容易である。
【0064】又、請求項1の発明による胴逃がし・胴入
れ制御装置においては、紙継ぎが行われた後に胴逃がし
を行うための胴逃がし作動タイミングの設定にあたっ
て、即ち、設定手段による計数手段への計数値の設定に
際して、印刷稼働時のウエブ紙の移動速度が若干早めに
考慮され、請求項2の発明による胴逃がし・胴入れ制御
装置においては、紙継ぎを行う信号によって胴逃がしを
行うようにしたので、印刷稼働速度が若干変化しても、
各印刷部において胴逃がしが遅れることがない。
れ制御装置においては、紙継ぎが行われた後に胴逃がし
を行うための胴逃がし作動タイミングの設定にあたっ
て、即ち、設定手段による計数手段への計数値の設定に
際して、印刷稼働時のウエブ紙の移動速度が若干早めに
考慮され、請求項2の発明による胴逃がし・胴入れ制御
装置においては、紙継ぎを行う信号によって胴逃がしを
行うようにしたので、印刷稼働速度が若干変化しても、
各印刷部において胴逃がしが遅れることがない。
【0065】加えて、請求項1の発明及び請求項2の発
明による胴逃がし・胴入れ制御装置においては、胴入れ
作動タイミングの設定に際して、即ち胴入れ作動タイミ
ング調整手段のタイミング設定に際して、印刷稼働時の
ウエブ紙の移動速度が若干遅めに考慮されるので、印刷
稼働速度が若干変化しても、各印刷部において胴入れが
早過ぎることがない。従って、紙継ぎ後のウエブ紙の継
ぎ目が印刷作用位置にあるブランケット胴の間を通過す
るときに生じるウエブ紙の張力変動を確実に防止し、こ
の張力変動による断紙の発生をなくし得る。
明による胴逃がし・胴入れ制御装置においては、胴入れ
作動タイミングの設定に際して、即ち胴入れ作動タイミ
ング調整手段のタイミング設定に際して、印刷稼働時の
ウエブ紙の移動速度が若干遅めに考慮されるので、印刷
稼働速度が若干変化しても、各印刷部において胴入れが
早過ぎることがない。従って、紙継ぎ後のウエブ紙の継
ぎ目が印刷作用位置にあるブランケット胴の間を通過す
るときに生じるウエブ紙の張力変動を確実に防止し、こ
の張力変動による断紙の発生をなくし得る。
【0066】更に請求項1の発明による胴逃がし・胴入
れ制御装置では、胴逃がし信号の出力と略同時に、請求
項2の発明による胴逃がし・胴入れ制御装置では、紙継
ぎ信号の出力と略同時に、一斉に各印刷部の胴逃がしを
行うようにしたので、各印刷部間を接近して設けること
が可能となり、多色刷平版輪転機での多色刷りの印刷品
質を高めることができる。
れ制御装置では、胴逃がし信号の出力と略同時に、請求
項2の発明による胴逃がし・胴入れ制御装置では、紙継
ぎ信号の出力と略同時に、一斉に各印刷部の胴逃がしを
行うようにしたので、各印刷部間を接近して設けること
が可能となり、多色刷平版輪転機での多色刷りの印刷品
質を高めることができる。
【図1】この発明の実施の第1形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置を備えた多色刷平版輪転機の側面図であ
る。
胴入れ制御装置を備えた多色刷平版輪転機の側面図であ
る。
【図2】この発明の実施の第2形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置を備えた多色刷平版輪転機の側面図であ
る。
胴入れ制御装置を備えた多色刷平版輪転機の側面図であ
る。
【図3】この発明の実施の第1形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置の胴逃がし・胴入れ出力信号の位相を示
すタイミングチャートである。
胴入れ制御装置の胴逃がし・胴入れ出力信号の位相を示
すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施の第2形態における胴逃がし・
胴入れ制御装置の胴逃がし・胴入れ出力信号の位相を示
すタイミングチャートである。
胴入れ制御装置の胴逃がし・胴入れ出力信号の位相を示
すタイミングチャートである。
1 印刷部 2 多色刷平版印刷機 3 給紙部 4 主軸 5 パルスジェネレーター 6 検出器 7 設定手段 8 計数手段 9 タイマー 10 ブランケット胴 11 パルス信号 12,14 ブラシ・カッター作動信号(紙継ぎ信号) 13 胴逃がし信号 20 紙継ぎ信号出力手段 21 胴逃がし作動タイミング調整手段 22 胴逃がし・胴入れ手段 23 胴逃がし機構 24 胴入れ信号 25 電磁弁 26 胴入れ作動タイミング調整手段 27 位置検出信号 28 ブラシ 29 カッター 30 操作盤 31 ブラシ・カッター回路 M 紙継ぎ腕部 S スパイダー A 紙継ぎ位置 B 胴逃がし信号出力時のウエブ紙の継ぎ目位置(印刷
部の上流側の適宜の位置) R,R’ 巻取紙 W ウエブ紙
部の上流側の適宜の位置) R,R’ 巻取紙 W ウエブ紙
Claims (2)
- 【請求項1】 ブランケット胴が印刷作用位置と非印刷
作用位置とに変位可能であり、供給されるウエブ紙に順
次印刷して多色刷印刷可能である複数の印刷部と、前記
印刷部の印刷稼働による巻取紙の消費に対応して、紙継
ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエブ
紙に新しい巻取紙の端部を紙継ぎし、前記印刷部にウエ
ブ紙を連続して供給可能である給紙部とを備えた多色刷
平版輪転機において、 輪転機の稼働により回転する回転部に連結され、輪転機
の稼働によって走行するウエブ紙の一定距離の走行に対
応してパルス信号を出力するパルスジェネレーターと、 前記紙継ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号によって起動さ
れ、前記パルスジェネレーターのパルス信号を予め設定
された数だけ計数して計数完了と同時に胴逃がし信号を
前記複数の印刷部に対し一斉に出力する計数手段及びこ
の計数手段にパルス信号を計数すべき数を予め設定する
設定手段からなる胴逃し作動タイミング調整手段と、 前記胴逃がし信号によって起動され、上流側の印刷部か
ら順次胴入されるように夫々予め設定された、各印刷部
のブランケット胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過するより
も若干長い時間の計時完了と同時に胴入れ信号を出力す
るように前記複数の印刷部の夫々に対応させて設けられ
た胴入れ作動タイミング調整手段と、 前記計数手段から前記複数の印刷部に対し一斉に入力さ
れる胴逃がし信号によって前記複数の印刷部のブランケ
ット胴を一斉に印刷作用位置から非印刷作用位置に移動
させ、前記胴入れ作動タイミング調整手段からの胴入れ
信号によって前記複数の印刷部のブランケット胴を上流
側から順次、各印刷部のブランケット胴間をウエブ紙の
継ぎ目が通過した後に、非印刷作用位置から印刷作用位
置に移動させる胴逃がし・胴入れ手段とから構成された
胴逃がし・胴入れ制御装置。 - 【請求項2】 ブランケット胴が印刷作用位置と非印刷
作用位置とに変位可能であり、供給されるウエブ紙に順
次印刷して多色刷印刷可能である複数の印刷部と、前記
印刷部の印刷稼働による巻取紙の消費に対応して、紙継
ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号に基づいて供給中のウエブ
紙に新しい巻取紙の端部を紙継ぎし、前記印刷部にウエ
ブ紙を連続して供給可能である給紙部とを備えた多色刷
平版輪転機において、 前記紙継ぎ信号出力手段の紙継ぎ信号によって起動さ
れ、上流側の印刷部から順次胴入されるように夫々予め
設定された、各印刷部のブランケット胴間をウエブ紙の
継ぎ目が通過するよりも若干長い時間の計時完了と同時
に胴入れ信号を出力するように前記複数の印刷部の夫々
に対応させて設けられた胴入れ作動タイミング調整手段
と、 前記紙継ぎ信号出力手段から胴逃がし信号として前記複
数の印刷部に対し一斉に入力される紙継ぎ信号によって
前記複数の印刷部のブランケット胴を一斉に印刷作用位
置から非印刷作用位置に移動させ、前記胴入れ作動タイ
ミング調整手段からの胴入れ信号によって前記複数の印
刷部のブランケット胴を上流側から順次、各印刷部のブ
ランケット胴間をウエブ紙の継ぎ目が通過した後に、非
印刷作用位置から印刷作用位置に移動させる胴逃がし・
胴入れ手段とから構成された胴逃がし・胴入れ制御装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26033499A JP3182140B2 (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | 多色刷平版輪転機における胴逃がし・胴入れ制御装置 |
US09/553,467 US6213016B1 (en) | 1999-09-14 | 2000-04-19 | Cylinder throwing-off/throwing-on controller for a multicolor lithographic rotary press |
EP00303715A EP1084845B1 (en) | 1999-09-14 | 2000-05-03 | Cylinder throw-off/throw-on controller for a multicolour lithographic rotary press |
AT00303715T ATE273135T1 (de) | 1999-09-14 | 2000-05-03 | Steuervorrichtung zum abheben und schrägstellen des zylinders für eine litographische mehrfarbenrotationsdruckpresse. |
DE60012838T DE60012838T2 (de) | 1999-09-14 | 2000-05-03 | Steuervorrichtung zum Abheben und Schrägstellen des Zylinders für eine litographische Mehrfarbenrotationsdruckpresse. |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080054A JP2001080054A (ja) | 2001-03-27 |
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EP (1) | EP1084845B1 (ja) |
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ATE280042T1 (de) * | 2001-04-09 | 2004-11-15 | Koenig & Bauer Ag | Druckwerk einer druckmaschine, verfahren zum an- und abstellen eines zylinders sowie verfahren zur herstellung eines druckproduktes |
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US7406916B2 (en) * | 2005-11-02 | 2008-08-05 | Goss International Americas, Inc. | Conservation of energy transfer during an emergency stop |
WO2007114813A1 (en) * | 2006-04-03 | 2007-10-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Web printing, web printers and related software |
FR2910375B1 (fr) * | 2006-12-26 | 2009-10-30 | Goss Int Montataire Sa | Presse d'impression offset a reglage du registre de coupe et procede correspondant. |
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US8720332B2 (en) * | 2007-09-19 | 2014-05-13 | Komori Corporation | Cylinder throw-on/off apparatus and cylinder throw-on/off method for printing press |
JP5401136B2 (ja) * | 2009-03-19 | 2014-01-29 | リョービ株式会社 | 転写装置の速度制御方法及び速度制御装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3167025A (en) * | 1962-02-16 | 1965-01-26 | Michle Goss Dexter Inc | Cylinder cocking and form roller adjusting mechanism |
US3964387A (en) * | 1972-08-31 | 1976-06-22 | Veb Polygraph Druckmaschinenwerke Leipiz | Apparatus for continuously printing uncased folded books |
JPS4986106A (ja) | 1972-12-20 | 1974-08-17 | ||
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US5272975A (en) * | 1990-04-25 | 1993-12-28 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Throw-on/throw-off device for a blanket cylinder with a printing speed dependent control system for a sheet-fed offset press |
FR2693096B1 (fr) | 1992-07-06 | 1994-09-23 | Deshayes Marie Josephe | Procédé de modélisation de la morphologie crânienne et faciale à partir d'une radiographie du crâne. |
DE59802993D1 (de) * | 1997-03-04 | 2002-03-21 | Roland Man Druckmasch | Offsetdruckmaschine für schnellen Produktionswechsel |
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2000
- 2000-04-19 US US09/553,467 patent/US6213016B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 2000-05-03 AT AT00303715T patent/ATE273135T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-05-03 DE DE60012838T patent/DE60012838T2/de not_active Expired - Fee Related
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EP1084845A1 (en) | 2001-03-21 |
DE60012838T2 (de) | 2005-08-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |