JP3177894U - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】接続作業が容易でありかつ小型化が可能なコネクタを提供する。
【解決手段】絶縁本体103には、ハウジング201の第2のねじ部204とねじ結合が可能な第1のねじ部104が形成されている。ハウジング201は、絶縁本体103に形成される複数の端子挿入口と連通する収容空間を形成する。該端子挿入口に固定される複数の端子301には、電気ケーブルと接続する圧着部が設けられる。該電気ケーブルを支持する保持部材401は、ハウジング201内に収容される。該電気ケーブルの接続端部は、保持部材401に形成される導入溝を介して保持溝により保持される。該保持溝に保持される上記接続端部は、複数の端子301の該圧着部と圧着により電気的に接続される。これにより、組み立て作業の効率が向上するとともに体格を小型にすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】絶縁本体103には、ハウジング201の第2のねじ部204とねじ結合が可能な第1のねじ部104が形成されている。ハウジング201は、絶縁本体103に形成される複数の端子挿入口と連通する収容空間を形成する。該端子挿入口に固定される複数の端子301には、電気ケーブルと接続する圧着部が設けられる。該電気ケーブルを支持する保持部材401は、ハウジング201内に収容される。該電気ケーブルの接続端部は、保持部材401に形成される導入溝を介して保持溝により保持される。該保持溝に保持される上記接続端部は、複数の端子301の該圧着部と圧着により電気的に接続される。これにより、組み立て作業の効率が向上するとともに体格を小型にすることができる。
【選択図】図2
Description
本考案は、データ伝送ケーブルのコネクタであって、特に、IEC61076−2−101(低電圧範囲用の丸型プラグコネクタ)等の国際標準に従ったプラグコネクタに関する。
従来、一対の接続ラインの端子同士を電気接続するコネクタにおいて、ねじ結合によりロックリングするコネクタが知られている(特許文献1)。一般的に、M12サイズ、4ピンコネクタ、5ピンコネクタ、8ピンコネクタと呼ばれている丸型コネクタは、国際規格である国際電気標準会議規格書のIEC61076−2−101に準拠している。コネクタの部品同士を接続するとき、コネクタの接続と同時に一方のコネクタ部品の外周に設けられた外ねじ部と他方のコネクタ部品の外周に設けられた内ねじ部とをねじ結合することによりコネクタの部品同士が抜けないように固定する。また、特許文献2には、接続作業を容易にするために圧着コンタクトが用いられるコネクタが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のコネクタでは、ケーブルの信号線とコネクタの端子とを接続するとき、シグナルを伝達する端子がコネクタのハウジングを経由して信号線の芯線とはんだ付けにより接続される。信号線が接続された端子とコネクタとの組み立て作業では、コネクタのハウジングを密封するように冷却手段によって急速に冷却することで端子と芯線とを接続する溶融はんだを完全に固化させるため、作業手順が多くなってしまい、接続作業が複雑になる問題があった。また、特許文献2に記載のコネクタでは電気コネクタの軸方向に垂直に圧着片を起立させており、上方から信号線を圧着片に接続させるための収容空間を有するため、電気コネクタ全体が長くなってしまい、小型化が妨げられるという問題があった。
本考案の目的は、接続作業が容易でありかつ小型化が可能なコネクタを提供することにある。
本考案のコネクタは、外周面に第1のねじ部が設けられる絶縁本体と、内周面に第2のねじ部が設けられ、絶縁本体の底面に形成される端子挿入口と連通する収容空間を有するハウジングと、端子挿入口に固定される複数端子と、ハウジング内に収容され、電気ケーブルの芯線の接続端部を保持する保持部材と、を備える。コネクタの複数の端子には接続端部の屈曲部と圧着により電気的に接続される圧着部が設けられる。コネクタは、接続端部の屈曲部の先端を保持部材の径方向外側で切断した後、ソケットコネクタと接続する。
本考案のコネクタの保持部材は、端子挿入口の近傍に形成される嵌合穴に嵌合する嵌合柱を絶縁本体の底面に対向する保持部材の先端面上に有する。
本考案のコネクタのハウジングは、ハウジング内に収容される保持部材を移動する底部を備える。
本考案によれば、接続作業を容易にするとともに、特別な道具無しでその場で配線することができる。
(一実施形態)
本考案の一実施形態によるコネクタを図1〜図11に基づいて説明する。
コネクタ100は、トップピース101、ハウジング201、複数の端子301、保持部材401、および電気ケーブル500(図8参照)を含む。
本考案の一実施形態によるコネクタを図1〜図11に基づいて説明する。
コネクタ100は、トップピース101、ハウジング201、複数の端子301、保持部材401、および電気ケーブル500(図8参照)を含む。
カップリングユニットは、ねじ結合により二つの丸型プラグタイプのコネクタ同士を接続することで構成される。一方のコネクタは、雄コンタクトを備えており、以下、コネクタ100と呼ぶ。これに対応し、他方のコネクタは、雌コンタクトを備えており、以下、ソケットコネクタと呼ぶ。
コネクタ100は、IEC61076−2−101に準拠するM12サイズのコネクタの規格になっている。丸型のコネクタ100のトップピース101は、相応に設計されたソケットコネクタに接続することができるスリーブ102とともに絶縁本体103を備える。
丸型のトップピース101には、相当の丸型となる外観を有するハウジング201が接続する。電気ケーブル500は、ハウジング201の内部203に位置する。
トップピース101を形成するスリーブ102には、ねじ部102aが一体に形成されるが、別々の部品により構成されてもよい。ねじ部102aを有するスリーブ102の一端とは反対側の他端には、絶縁本体103の一端に設けられた結合部103aが結合可能な中空円筒部102bが設けられる。絶縁本体103は、軸方向のスリーブ102内に挿入することができる。
絶縁本体103の外周面105には、第2のねじ部204の内周面205(図11参照)とねじ結合可能なように第1のねじ部104が形成されている。第2のねじ部204は、ハウジング201に設けられ、絶縁本体103に接続する。
ハウジング201は、絶縁本体103の底面107に形成される複数の端子挿入口106と連通する収容空間202を形成する。端子挿入口106に固定される複数の端子301は、中空円筒部102bに結合する丸型の結合部103aの内側にソケットコネクタの雌コンタクトと接続するように形成されるコンタクト部302を備える。複数の端子301のコンタクト部302が設けられる側とは反対側には、電気ケーブル500と接続する圧着部303が設けられる。
保持部材401は、一つの絶縁部品に芯線501(図8参照)を固定する場合、電気ケーブル500を支持する部品である。電気ケーブル500はハウジング201の内部203に配線され、保持部材401はハウジング201の収容空間202に設けられる。保持部材401は、先端面402、先端面402を囲む側面409、および底面と本体とを形成するボディ404から構成されている。
電気ケーブル500は、複数の芯線501と被覆502とから構成され、芯線501は接続端部503を有する。収容空間202に設けられた保持部材401は、中央部に芯線入り口405、芯線入り口405に交差して放射状に形成される4つの導入溝407、および圧着溝406を有している。導入溝407と保持溝408とには、電気ケーブル500の芯線501が挿入される。導入溝407は先端面402に形成され、保持溝408は先端面402から導入溝407に連続して側面409に断面形状が円となるように形成されている。
圧着溝406は、芯線501の接続端部503を圧着するとき端子301の圧着部303(図9参照)に形成された圧着刃304を収納するために形成されている。圧着溝406は導入溝407に直交するように、導入溝407の深さよりも深く形成されている。接続端部503の被覆502を剥がし、適当な長さの4つの芯線501を剥き出しにし、圧着するための芯線501を所定の箇所に形成する。
保持部材401の芯線入り口405に芯線501を挿入するとき、接続端部503の被覆502を表向きに屈曲させ導入溝407に押し込む。また、導入溝407に押し込まれた接続端部503は、保持溝408にさらに押し込まれ保持される。これにより、端子301の圧着部303に形成された圧着刃304と圧着により接続される屈曲部504が形成される。すなわち、保持部材401では、接続端部503を表向きに屈曲し保持する。また、保持溝408で保持される屈曲部504は側面409から突出する先端505が保持部材401にとって不要であるため切ることができ、切り口506が形成される。
ハウジング201の収容空間202に設けられる保持部材401は、絶縁本体103の底面107に対向する保持部材401の先端面402に端子挿入口106の近傍に形成されている嵌合穴108(図10参照)に嵌合する嵌合柱403を有している。また、保持部材401が設けられるハウジング201の内部203には、保持部材401のボディ404を移動する底部206を備える。これによって、第1のねじ部104と第2のねじ部204とをねじ結合するとき、即ち、絶縁本体103とハウジング201とをねじ結合するとき、ハウジング201の底部206は、収容空間202を小さくし、保持部材401のボディ404を徐々に押し込む。
また、防水特性を求める場合、第1のねじ部104と第2のねじ部204とをねじ結合するときのコネクタ同士の抜けを防止するため、コネクタ同士を密着させる。このとき、部品の間に密着可能な保持リング601を備えることにより、ゴム部材602を密封する下蓋603とハウジング201とを組み合わせることにより、防水特性や防水効果を得ることができる。
本考案の一実施形態によるコネクタ100によれば、電気ケーブル500の芯線501の接続端部503を保持部材401において屈曲し保持させ、その屈曲した部位と端子301に形成されている圧着部303とを軸方向に対向させて圧着により電気的に接続させる。これにより、コネクタ100の軸方向の長さに対して短い収容空間で圧着により電気的に接続可能なトップピース101とハウジング201とがねじ結合し、保持部材401のボディ404を絶縁本体に嵌合することが可能になる。したがって、従来技術のコネクタのように、上方から信号線を圧着片に接続させるための収容空間も必要としないので作業工数も少なく、組み立て作業の効率が向上し、小型化することができる。
なお、以上は本考案の一実施形態の説明に過ぎず、本考案の請求範囲を限定するものではなく、本考案の明細書および図面の内容に基づきなし得る簡易な変更および同じ効果を達成できる構造変更は、いずれも本考案の請求範囲内に属する。
100 ・・・コネクタ、
101 ・・・トップピース、
102 ・・・スリーブ、
102a ・・・ねじ部、
102b ・・・中空円筒部、
103 ・・・絶縁本体、
103a ・・・結合部、
104 ・・・第1のねじ部、
105 ・・・外周面、
106 ・・・端子挿入口、
107 ・・・底面、
108 ・・・嵌合穴、
201 ・・・ハウジング、
202 ・・・収容空間、
203 ・・・内部、
204 ・・・第2のねじ部、
205 ・・・内周面、
206 ・・・底部、
301 ・・・端子、
302 ・・・コンタクト部、
303 ・・・圧着部、
401 ・・・保持部材、
402 ・・・先端面、
403 ・・・嵌合柱、
404 ・・・ボディ、
405 ・・・芯線入り口、
406 ・・・圧着溝、
407 ・・・導入溝、
408 ・・・保持溝、
409 ・・・側面、
500 ・・・電気ケーブル、
501 ・・・芯線、
502 ・・・被覆、
503 ・・・接続端部、
504 ・・・屈曲部、
505 ・・・屈曲部の先端、
506 ・・・切り口、
601 ・・・保持リング、
602 ・・・ゴム部材、
603 ・・・下蓋。
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602 ・・・ゴム部材、
603 ・・・下蓋。
Claims (3)
- 外周面に第1のねじ部が設けられる絶縁本体と、
内周面に前記第1のねじ部とねじ結合する第2のねじ部が設けられ、前記絶縁本体の底面に形成される端子挿入口と連通する収容空間を形成するハウジングと、
前記端子挿入口に固定される複数の端子と、
前記ハウジング内に収容され、電気ケーブルの芯線の接続端部を保持する保持部材と、
を備え、
前記複数の端子には前記接続端部の屈曲部と圧着により接続する圧着部が設けられ、
前記接続端部の屈曲部の先端を前記保持部材の径方向外側で切断した後、ソケットコネクタと接続することを特徴とするコネクタ。 - 前記保持部材は、前記端子挿入口の近傍に形成される嵌合穴に嵌合する嵌合柱を前記絶縁本体の前記底面に対向する先端面上に有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記ハウジング内に収容される前記保持部材を移動する底部を備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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JP2012003495U JP3177894U (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | コネクタ |
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KR102422471B1 (ko) * | 2022-04-21 | 2022-07-20 | (주)진전기엔지니어링 | 전기철도 케이블 단자함 장치 |
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2012
- 2012-06-11 JP JP2012003495U patent/JP3177894U/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102639512B1 (ko) | 2020-11-23 | 2024-02-22 | 주식회사 에스엠알오토모티브모듈코리아 | 커넥터 |
KR102422471B1 (ko) * | 2022-04-21 | 2022-07-20 | (주)진전기엔지니어링 | 전기철도 케이블 단자함 장치 |
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