JP3177523B2 - 塗料用樹脂及び塗料組成物 - Google Patents
塗料用樹脂及び塗料組成物Info
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Description
び塗料組成物に関する。
用樹脂として、アクリル樹脂及びアルキド樹脂、ポリエ
ステル樹脂等が知られている。また、カーボネート結合
を有するものとして、例えば特開昭53−73291号
公報には3官能性の脂肪族もしくは脂環式ポリカーボネ
ートトリオールが記載されている。しかし、ここに記載
されたポリカーボネートトリオールは塗料に適用した場
合、硬度や機械的強度に欠点を有している。
沢・硬度・強度を有する塗料を与えるポリカーボネート
系の塗料用樹脂及び塗料組成物を提供することを目的と
するものである。
題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の平均
水酸基数、分子量、水酸基価を有する特定のポリカーボ
ネート系樹脂が、その目的に適合しうることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、分子
主鎖中にカーボネート基を有するが、ウレタン結合を有
さないポリカーボネート系ポリオールであって、且つ1
分子中の平均水酸基数3.5〜15、数平均分子量50
0〜20000、水酸基価40〜400mgKOH/g
の塗料用樹脂、及び該塗料用樹脂と硬化剤とからなる塗
料組成物である。
よりなるポリカーボネート系樹脂は、一般に2官能性ア
ルコールと、3官能以上の多官能アルコールとを、カル
ボニル化剤の共存下、特定比率で重縮合させることによ
り得られる。この特定比率は、3官能トリオール1モル
に対する、2官能ジオールの仕込みをaモルとした場
合、概略、以下の式により算出される。 本発明に用いられる2官能アルコールは、脂肪族芳香
族ジオールの中から選ぶことができるが、特に好ましく
は、主鎖の炭素数が3〜20のアルキレングリコール、
酸素間の炭素数が2〜12であるポリオキシアルキレン
グリコールである。ここで言うアルキレンとは、脂環式
化合物を含んでも良い。これらの2官能ジオールは、単
独或いは、2種以上が用いられる。例を挙げれば、1.
2−プロパンジオール、1.3−プロパンジオール、
1.3−ブタンジオール、1.4−ブタンジオール、
1.5−ペンタンジオール、1.6−ヘキサンジオー
ル、1.7−ヘプタンジオール、1.8−オクタンジオ
ール、2−エチル−1.6−ヘキサンジオール、2−メ
チル−1.3プロパンジオール、3−メチル−1.5−
ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1.3−
シクロヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサンジオ
ール、2.2′−ビス(4−シドロキシシクロヘキシ
ル)−プロパン、p−キシレンジオール、p−テトラク
ロロキシレンジオール、1.4−ジメチロールシクロヘ
キサン、ビスヒドロキシメチルテトラヒドロフラン、ジ
(2−ヒドロキシエチル)ジメチルヒダントイン、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
2.6′−ジヒドロキシエチルヘキシルエーテル、2.
4′−ジヒドロキシエチルブチルエーテル、2.5′−
ジヒドロキシエチルペンチルエーテル、2.3′−ジヒ
ドロキシ−2′.2′−ジメチルエチルプロピルエーテ
ル、チオグリコール等がある。
用いられる多官能アルコールは、脂肪族の多官能アルコ
ールであって、その中にエーテル結合、チオエーテル結
合を含んでいても良い。又置換基として芳香族環を含ん
でいても良い。これらの多官能アルコールの例として
は、トリメチルロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリト−ル、トリ
ス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートグリセリン等
が用いられる。
キレンカーボネート、ジアルキルカーボネート、ジアリ
ールカーボネート及びホスゲンから選ばれるが、好まし
くは、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネー
ト、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ
ブチルカーボネート、ジフェニルカーボネートである。
本発明におけるポリカーボネート系樹脂(ポリオール)
はPolymer Reviews 第9巻、第9〜2
0頁に記載されるようなエステル交換触媒の存在下又は
不存在下に先に示したカルボニル化剤と2官能及び多官
能アルコールをエステル交換させることによって合成す
ることができる。
ーボネートを用いる場合の詳細を以下に示す。即ち、所
定の比率の1種もしくは2種以上の2官能アルコールと
多官能アルコールをエチレンカーボネートと20:1〜
1:20のモル比で混和し、常圧又は減圧下に100〜
300℃の温度で反応させ、副生するエチレングリコー
ル及び未反応のエチレンカーボネートを溜出して、2〜
10単位の低分子量ポリカーボネートポリオールを得
る。
で未反応ヒドロキシ化合物とエチレンカーボネートを溜
出すると共に、低分子量ポリカーボネートポリオールを
重合させる。その間生成する原料ヒドロキシル化合物は
溜出し続け、所望の分子量のポリカーボネートを得る。
なお、ポリカーボネート中の組成比及び官能基数のコン
トロールは溜出する原料をチェックし、反応中に原料を
追加投入する等の操作により行なう。また、この合成に
際しては、一般的なエステル交換触媒(Ti,Pb,M
n,Sn化合物やアルカリ金属化合物等)を共存させる
と反応速度が上昇し効果的である。
子量で500〜20000程度であり、その水酸基価は
40〜400mgKOH/g程度、1分子中の平均水酸
基数は3.5〜15程度である。分子量が500より低
すぎる場合は塗料用主剤として用いた場合に塗膜の強
度、硬度、耐候性等に欠陥を生じ、又20000より高
すぎる場合には樹脂の粘度が高くなりすぎて取扱いが困
難であり好ましくない。
は、やはり塗膜の強度、硬度、耐候性等に欠陥が生じ、
400より高い場合は塗膜が脆くなり好ましくない。さ
らに、1分子中の平均水酸基数が3.5より低すぎる場
合も塗膜の硬度、強度、耐候性等に問題がある。また1
5より高すぎると樹脂の粘度が高くなりすぎて取扱が困
難になるのでやはり好ましくない。
膜形成時の硬度、強度、耐候性の他に、耐加水分解性、
耐熱性、耐カビ性に優れており、メチルエチルケトン、
アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、トルエン、キシレ
ン等の溶媒への溶解性が非常に高い。又、後に示す硬化
剤との相溶性も良好であり、塗料用樹脂として非常に適
したものであるといえる。
は、例えばポリイソシアネートとアミノ樹脂又はその混
合物等を挙げることができる。この硬化剤を以下に説明
する。まず、ポリイソシアネートとしては、トリレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ジイソシアナートシクロヘキサン、トリデンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチル
ヘキサンジイソシアネート,1.5−ナフタレンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、2.6−ジ
イソシアネートメチルカプロエート、イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)、メチルシクロヘキサン−2.
4(又は2.6)−ジイソシアネート、4.4′メチレ
ンビス(シクロヘキシルイソシアネート)などの芳香
族、脂肪族、脂環族系イソシアネート、あるいはこれら
のイソシアネートの単独又は混合物から誘導されるイソ
シアヌレート型ポリイソシアネート、ビュレット型イソ
シアネート及びこれらジイソシアネートとエチレングリ
コール、ポリエーテルポリオール(ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等)、カプロラクトン
ポリオール、ポリカーボネートポリオールやイソシアネ
ート基と反応する官能基を有する低分子量のポリエステ
ル樹脂(油変性タイプを含む)やアクリル系共重合体な
どとのランタン型付加物、あるいは、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレートとヘキサメチレンジイソシ
アネート等モル付加物、イソシアネートエチル(メタ)
クリレートなどのイソシアネート基と共重合性不飽和基
を有するビニル系モノマーを必須成分としたイソシアネ
ート基を有する共重合体等が挙げられる。更には、これ
らのポリイソシアネートを、例えば、ブタノール、2−
エチルヘキサノール等の低級アルコール、メチルエチル
ケトンオキシム、ラクタム類、フェノール類、イミダゾ
ール類、活性メチレン化合物など公知のブロック剤でブ
ロックした、いわゆるブロックイソシアネート系硬化剤
が適している。特に耐候性の点から考えヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)等の脂肪族脂環族ジイソシアネートか
ら誘導されたポリイソシアネート類が望ましい。前記ポ
リカーボネート系ポリオールとポリイソシアネートとの
配合比は、塗膜性能の点からOH/NCO=1/0.3
〜1/2.0(当量比)になる様に配合するのが好まし
い。。OH1当量に対してNCOが0.3当量未満では
所定の塗膜物性が得られないし、2.0当量を超えると
硬化速度に問題がある場合があり好ましくない。
尿素メラミン、グアナミンなどのアミノ化合物にホルム
アルデヒドを付加反応させて得られる生成物を重合させ
た後、メタノール、ブタノールなどの低級1級アルコー
ルでエーテル化させて得られるメラミン樹脂が塗膜性
能、耐候性などを考えると最も好ましい。アミノ樹脂の
使用量が5%未満の場合、架橋が十分でなく、耐溶剤
性、耐汚染性、耐候性などの物性が不十分である。ま
た、40%を超えると架橋が進みすぎて塗膜が脆くなる
ので好ましくない。したがって、カーボネート系ポリオ
ール/アミノ樹脂=60〜95%/5〜40%(固型分
比)なる割合で配合するのが好ましい。
を行なう場合、そのまま混合しても良いが、溶剤を用い
ても良い。その際用いることのできる溶剤としては、ト
ルエン、キシレン、ソルベッソ100、150(シエル
石油化学(株))、スワゾール1000、1500(丸
善石油(株))などの芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ミネラルスピリット、メチル
シクロヘキサンなどの脂肪族あるいは、脂環族炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、セルソ
ルブアセテート、3−メトキシブチルアセテートなどの
エステル系溶剤類、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノンなどのケトン系溶剤などが使用される。
また架橋剤成分としてブロックポリイソシアネートやア
ミノ樹脂を使用する場合には、ブタノール、ブチルセル
ソルブなどのアルコール系溶剤、エーテルアルコール系
溶剤などがある。
条件は、常温乾燥から40℃〜150℃で10分〜18
0分程度の強制乾燥、またブロックポリイソシアネート
やアミノ樹脂を使用する場合には、100℃〜180℃
程度で20分〜120分程度の焼付乾燥を採用すれば良
いが、これに限定されるものではない。本発明のポリカ
ーボネート系ポリオールと硬化剤からなる塗料用組成物
には、所望により硝化綿;ニトロセルロース(NC)も
しくは、セルロースアセテートブチレート(CAB)の
ような繊維素系化合物、アルキド樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン樹脂もしくは、他のアクリル樹脂、又は塩
素化ポリオレフィンあるいは可塑剤、顔料分散剤、レベ
リング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、硬化促進剤など
の公知慣用の各種塗料用添加剤を配合しても良い。
物は良好な機械的強度と硬度を有し耐熱性、耐候性、耐
加水分解性、耐カビ性に優れている上に光沢が良く、優
れた外観を有しており、スプレー塗装、ロール塗装、刷
毛塗りなどの公知の方法で塗装することができる。例え
ば、本発明の塗料組成物は、自動車、自動車補修用、大
型車両用、建築外装用、橋梁用、床用、金属用、プラス
チック用、紙用、瓦用、家電用、無機材質用、又はプラ
ント用などに適用することができるなど、架橋剤成分の
種類や硬化条件に応じて幅広い応用分野に展開が可能で
ある。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例には限定され
ない。なお、実施例、比較例中の塗料用樹脂及び塗料組
成物の物性は以下の方法で測定した。
測定した。 NCO含有量;ASTM D−2572に準じて測定し
た。 ゲル分率;塗膜をアセトン中に20℃にて24時間浸漬
後の重量残存率より求めた。
K−5400に準じて測定した。 耐候性;ASTM G−53に準じて求めた。
mm、長さ300mmの蒸留塔及び温度計、攪拌機付の
2リツトルフラスコにエチレンカーボネート;EC 8
80g(10モル)、トリメチロールプロパン:TMP
268g(2モル)、1.6−ヘキサンジオール:H
DL 472g(4モル)、1.5−ペンタンジオー
ル:PDL 416g(4モル)を加え、20torr
の減圧下に加熱攪拌し、内温が120℃〜130℃にな
るようにコントロールした。蒸留塔のTopから共沸組
成のECとエチレングリコールを溜出させながら、18
時間反応を行なった。次に蒸留塔を取りはずして、減圧
度を4Torrにして未反応のECとジオールを回収し
た。未反応物の溜出の終了後、内温を190℃にし、そ
の温度を保ったままジオールを溜出させることにより自
己縮合反応を行なった。反応を10時間行なった後GP
C分析により数平均分子量2088(ポリスチレン換
算)の無色透明な粘性の液体を得た。収量は1100g
であった。この液体は、次の物性を有していた。
P=42.3:33.1:23.9、その他エーテル結
合を含むユニットが0.4%存在 OH価(mgKO
H/g)=168.8 平均水酸基数=6.3 5
0%Xylenesol粘度(25℃)481cpであ
った。
ート:EC 871.6g(9.9モル)トリメチロー
ルプロパン:TMP 530.8g(3.96モル)、
1.6−ヘキサンジオール:HDL 351.6g
(2.98モル)、1.5−ペンタンジオール:PDL
310g(2.98モル)を加え、自己縮合反応時間
を5時間とすること以外は実施例1と同様の条件で反応
させ数平均分子量1014の無色透明な液体を1200
g得た。このポリマーは次の特性を有していた。
P=30.0:21.7:45.4、その他エーテル結
合を含むユニットが0.4%存在 OH価(mgKO
H/g)=198.8 平均水酸基数=3.6
ート 880g(10モル)、トリメチロールプロパン
268g(2モル)、1.5−ペンタンジオール 4
16g(4モル)、1.4−ブタンジオール 480g
(5.3モル)を加え、実施例1と同様の条件で反応さ
せ数平均分子量2000の無色透明の液体を820g得
た。このポリマーは次の特性を有していた。
P=30.9:45.5:20.8、その他エーテル結
合を含むユニットが2.8%存在 OH価(mgKO
H/g)=168 平均水酸基数=6.0
6−ヘキサンジオールを472g(4モル)を用いるこ
と以外は実施例3と全く同様の方法で反応させ、数平均
分子量1950の無色透明の液体を800g得た。この
ポリマーは次の特性を有していた。
P=33.5:44:20.3、その他エーテル結合を
含むユニットが2.2%存在 OH価(mgKOH/
g)=176 平均水酸基数=6.1
ネート 924g(10.5モル)、トリメチロールプ
ロパン 140.7g(1.05モル)、1.5−ペン
タンジオール 507.5g(4.9モル)、1.6−
ヘキサンジオール569.8g(4.9モル)を入れ、
実施例1と同様の条件で反応を行なった。得られた無色
透明の液体は数平均分子量が2015であり収量は98
0gであった。このポリマーは次の特性を有していた。
P=49.8:41.3:8.0、その他エーテル結合
を含むユニットが0.9%存在 OH価(mgKOH
/g)=86.2 平均水酸基数=3.1
ネート 830g(10モル)、トリメチロールプロパ
ン 530.8g(3.96モル)、1.6−ヘキサン
ジオール 351.6g(2.98モル)、1.4−ブ
タンジオール 270g(3.0モル)を加え自己縮合
反応を5時間とすること以外は実施例1と同様の条件で
反応させ、数平均分子量995の無色透明な液体を10
50g得た。このポリマーは次の特性を有していた。
P=35.0:25.4:38.8、その他エーテル結
合を含むユニットが0.8%存在 OH価(mgKO
H/g)=140.7 平均水酸基数=2.5
ート系ポリオールと硬化剤としてデュラネートTDA−
100(ヘキサメチレンジイソシアナート系イソシアヌ
レート型硬化剤:NCO含量=23.3%)とをOH/
NCO=1.0当量比になるように配合し、キシレンを
シンナーとして、フォードカップ♯4で15秒に調整
し、塗装し塗膜物性を測定した。その諸物性を表1に示
す。
ート系ポリオールを用いること以外は、実施例5〜8の
方法と同様にして塗膜物性を測定した。そ結果を表1に
示す。
リオールをデュラネート24A(ヘキサメチレンジイソ
シアナート系ビュレット型硬化剤:NCO含量=23.
4%)を用いて硬化すること以外は実施例6〜8の方法
と同様に行ない、塗膜物性を測定した。この結果を表1
に示す。
ポリオールとサイメル303(メラミン系硬化剤、三井
サイアナシド(株))とを樹脂分重量比70:30に混
合し、140℃×30分加熱して硬化すること以外は実
施例6〜8の方法と同様に行ない、塗膜物性を測定し
た。この結果を表1に示す。
及び硬化剤とからなる本発明の塗料用樹脂組成物は、優
れた光沢、強度、硬度を有するに加え、耐加水分解性、
耐候性、耐熱性にも優れるという効果を有している。し
たがって本発明の塗料用樹脂及び塗料組成物は広く各種
基材に適用され、優れた効果を発現することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 分子主鎖中にカーボネート基を有する
が、ウレタン結合を有さないポリカーボネート系ポリオ
ールであって、且つ1分子中の平均水酸基数3.5〜1
5、数平均分子量500〜20000、水酸基価40〜
400mgKOH/gの塗料用樹脂。 - 【請求項2】 請求項1に記載された塗料用樹脂と硬化
剤とからなる塗料組成物。 - 【請求項3】 硬化剤が、ポリイソシアネートである請
求項2の塗料組成物。 - 【請求項4】 硬化剤が、メラミン系硬化剤である請求
項2の塗料組成物。
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