JP3174944U - 歯科用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】施術に支障をきたすことなく、被処置者に液体や汚れ等が付着することを有効に防止すると共に、リラクゼーション効果を有効に発揮する歯科用シートを提供すること。
【解決手段】施術の際に、少なくとも被処置者の顔面に掛けられるシート部材を備えた歯科用シートであって、シート部材は、不織布から形成され、顔面に掛けられた際、被処置者の鼻孔NRと口唇LSが連続して露出するようにして全体が略三角形状とされた開口部14を有しており、開口部14の縁部16は、顔面に掛けられた際、鼻の頂点TPよりも額側となるように鼻背DNに接すると共に、鼻翼ANに接し、かつ、各表情筋が交差するモダイオラスK1が露出するようにして鼻唇溝NM付近から顎周りにかけて配置され、開口部14の顎周りにおける縁部は、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝SMに係止されるようにして、オトガイ唇溝SM付近に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】施術の際に、少なくとも被処置者の顔面に掛けられるシート部材を備えた歯科用シートであって、シート部材は、不織布から形成され、顔面に掛けられた際、被処置者の鼻孔NRと口唇LSが連続して露出するようにして全体が略三角形状とされた開口部14を有しており、開口部14の縁部16は、顔面に掛けられた際、鼻の頂点TPよりも額側となるように鼻背DNに接すると共に、鼻翼ANに接し、かつ、各表情筋が交差するモダイオラスK1が露出するようにして鼻唇溝NM付近から顎周りにかけて配置され、開口部14の顎周りにおける縁部は、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝SMに係止されるようにして、オトガイ唇溝SM付近に配置されている。
【選択図】図2
Description
本考案は、歯科治療をはじめとする口腔治療や処置、或いは整体等のその他の施術の際に、被処置者の主に顔面に対して掛けられるシートに関する。
従来、歯科治療をはじめとする施術の時には、患者等の被処置者の顔面に、例えば図14に示されるように、口唇が露出するように円状の孔2が開けられたタオル4を掛けたりしている(例えば、特許文献1参照)。
これにより、円状の孔2から歯科用器具等を挿入すると共に、歯科用器具等から噴出した液体やその他の汚れが患者の顔面に付着することを防止している。
これにより、円状の孔2から歯科用器具等を挿入すると共に、歯科用器具等から噴出した液体やその他の汚れが患者の顔面に付着することを防止している。
ところが、図14に示すタオル4に開けられた円状の孔2では、必要以上に皮膚が露出して、液体や汚れが付着する顔面の領域が多くなったり、或いは、リラクゼーション効果が得難くなったりする。
一方、皮膚を覆う面積を大きくするように孔2の形状を小さくすると、処置者にとっては開けられた口の中が見難くなり、また、被処置者にとっては息苦しくなるなど、施術に支障をきたす恐れがある。
一方、皮膚を覆う面積を大きくするように孔2の形状を小さくすると、処置者にとっては開けられた口の中が見難くなり、また、被処置者にとっては息苦しくなるなど、施術に支障をきたす恐れがある。
本考案の目的は、施術に支障をきたすことなく、被処置者に液体や汚れ等が付着することを有効に防止すると共に、リラクゼーション効果を有効に発揮する施術用シートを提供することにある。
上記目的は、請求項1の考案によれば、施術の際に、少なくとも被処置者の顔面に掛けられるシート部材を備えた歯科用シートであって、前記シート部材は、不織布から形成され、前記顔面に掛けられた際、前記被処置者の鼻孔と口唇が連続して露出するようにして全体が略三角形状とされた開口部を有しており、前記開口部の縁部は、前記顔面に掛けられた際、鼻の頂点よりも額側となるように鼻背に接すると共に、鼻翼に接し、かつ、各表情筋が交差するモダイオラスが露出するようにして鼻唇溝付近から顎周りにかけて配置され、前記開口部の顎周りにおける縁部は、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝に係止されるようにして、オトガイ唇溝付近に配置されている歯科用シートにより達成される。
請求項1の考案の構成によれば、施術用シートは、施術の際に被処置者の顔面に掛けられるシート部材を備えているため、歯科用器具等から噴出した液体等が顔面に付着することを防止できる。
そして、シート部材は、顔面に掛けられた際、被処置者の鼻孔と口唇が連続して露出するようにした開口部を有しているため、被処置者は開口部から容易に鼻呼吸でき、また、開けられた口腔内を外部に露出させて治療等をすることができる。
さらに、その開口部の縁部は、凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけて配置されるようになっている。ここで、鼻唇溝とは鼻翼の横から口角にかけてできるシワのことであり、この凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけての範囲は、ある程度大きく開けられた口よりも大きな範囲である。したがって、シート部材を被処置者の顔面に掛けても、ある程度大きく開けられた口腔内を外部から見ることができ、治療等を支障なく行うことができる。
しかも、凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけて開けられた開口部を形状に換言すると、三角形等の凸多角形のような形状となる。したがって、治療等を支障なく行なえるようにした円形に比べて開口部の面積を小さくできるため、施術の際に発生する液体や汚れ等から顔面を十分に保護し、また、目を含む顔面のかなりの領域を覆うことでリラクゼーション効果を高めることができる。
また、開口部の縁部は、顔面に掛けられた際、鼻翼に接するようになっているため、開口部の縁部と鼻翼とを密着させて、シート部材と肌の隙間から液体等が進入したり、開口部の縁部が鼻の孔に触れてしまったりすることを防止できる。
また、開口部の縁部は、顔面に掛けられた際、鼻の頂点よりも額側となるように鼻背に配置されるようになっている。したがって、シート部材は、下側(顎側)に移動しようとしても、開口部の鼻背における縁部が鼻背の頂点側に係止されて、下側(顎側)への位置ズレを有効に抑制することができる。
また、開口部は、各表情筋が交差するモダイオラスが露出するようになっている。この点、モダイオラスは頬筋や口輪筋等の各表情筋が交差する領域であるため、歯科医等の処置者はモダイオラスを手や器具で摘んで位置決めして、開けられた口の形を保持し易くすることができる。したがって、開口部は、顔面に掛けられた際、モダイオラスが露出するようになっているため、モダイオラスを手で摘むなどして開けられた口の形を保持し易くし、処置者側にとってみれば安定した視野を確保することができ、患者側にもリラックス感を与えることができる。
また、開口部の顎周りにおける縁部は、顔面に掛けられた際、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝付近に配置される。この点、オトガイ唇溝は、下唇とオトガイとの間にある凹部である。したがって、シート部材は、顔面の上下方向に移動しようとしても、開口部の顎周りにおける縁部が凹部に係止されて、上下方向の位置ズレを防止することができる。
そして、シート部材は、顔面に掛けられた際、被処置者の鼻孔と口唇が連続して露出するようにした開口部を有しているため、被処置者は開口部から容易に鼻呼吸でき、また、開けられた口腔内を外部に露出させて治療等をすることができる。
さらに、その開口部の縁部は、凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけて配置されるようになっている。ここで、鼻唇溝とは鼻翼の横から口角にかけてできるシワのことであり、この凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけての範囲は、ある程度大きく開けられた口よりも大きな範囲である。したがって、シート部材を被処置者の顔面に掛けても、ある程度大きく開けられた口腔内を外部から見ることができ、治療等を支障なく行うことができる。
しかも、凡そ鼻唇溝付近から顎周りにかけて開けられた開口部を形状に換言すると、三角形等の凸多角形のような形状となる。したがって、治療等を支障なく行なえるようにした円形に比べて開口部の面積を小さくできるため、施術の際に発生する液体や汚れ等から顔面を十分に保護し、また、目を含む顔面のかなりの領域を覆うことでリラクゼーション効果を高めることができる。
また、開口部の縁部は、顔面に掛けられた際、鼻翼に接するようになっているため、開口部の縁部と鼻翼とを密着させて、シート部材と肌の隙間から液体等が進入したり、開口部の縁部が鼻の孔に触れてしまったりすることを防止できる。
また、開口部の縁部は、顔面に掛けられた際、鼻の頂点よりも額側となるように鼻背に配置されるようになっている。したがって、シート部材は、下側(顎側)に移動しようとしても、開口部の鼻背における縁部が鼻背の頂点側に係止されて、下側(顎側)への位置ズレを有効に抑制することができる。
また、開口部は、各表情筋が交差するモダイオラスが露出するようになっている。この点、モダイオラスは頬筋や口輪筋等の各表情筋が交差する領域であるため、歯科医等の処置者はモダイオラスを手や器具で摘んで位置決めして、開けられた口の形を保持し易くすることができる。したがって、開口部は、顔面に掛けられた際、モダイオラスが露出するようになっているため、モダイオラスを手で摘むなどして開けられた口の形を保持し易くし、処置者側にとってみれば安定した視野を確保することができ、患者側にもリラックス感を与えることができる。
また、開口部の顎周りにおける縁部は、顔面に掛けられた際、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝付近に配置される。この点、オトガイ唇溝は、下唇とオトガイとの間にある凹部である。したがって、シート部材は、顔面の上下方向に移動しようとしても、開口部の顎周りにおける縁部が凹部に係止されて、上下方向の位置ズレを防止することができる。
請求項2の考案は、請求項1の考案の構成において、前記開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の粘膜と皮膚との境界の形状に略相似していることを特徴とする。
請求項2の考案の構成によれば、開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の粘膜と皮膚との境界の形状に略相似している。したがって、開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の谷側との密着性がよくなり、シート部材と肌の隙間から液体等が進入することを防止できる。
請求項2の考案の構成によれば、開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の粘膜と皮膚との境界の形状に略相似している。したがって、開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の谷側との密着性がよくなり、シート部材と肌の隙間から液体等が進入することを防止できる。
請求項3の考案は、請求項1又は2の考案の構成において、前記シート部材の上端は、前記顔面に掛けられた際、前記被処置者の髪の生え際の近傍に配置されることを特徴とする。
請求項3の考案の構成によれば、シート部材の上端は、顔面に掛けられた際、被処置者の髪の生え際の近傍に配置されるため、シート部材は、上側(髪側)に移動しようとしても、上端が髪の生え際に係止されて、上側への位置ズレを防止することができる。
請求項3の考案の構成によれば、シート部材の上端は、顔面に掛けられた際、被処置者の髪の生え際の近傍に配置されるため、シート部材は、上側(髪側)に移動しようとしても、上端が髪の生え際に係止されて、上側への位置ズレを防止することができる。
請求項4の考案は、請求項1ないし3の考案のいずれかの構成において、前記シート部材は、前記顔面の正面に加えて、顔貌の側面および胸部にも掛けられるようになっており、前記顔面の正面領域と顔貌側面領域と胸部領域とが一体的に形成され、前記顔貌側面領域と前記胸部領域とを分離するように、周縁側に切り込み或いは切り欠きを有することを特徴とする。
請求項4の考案の構成によれば、シート部材は、顔面の正面に加えて、顔貌側面および胸部にも掛けられるようになっているため、顔貌側面も水滴等から保護し、また、エプロンとしての機能も兼ねることができる。そして、この顔面の正面領域と顔貌側面領域と胸部領域とが一体的に形成されているため、シート部材は、ある程度の重さを有するようになって、身体から浮いてしまうなどの弊害を防止することができる。
また、シート部材は、顔貌側面領域と胸部領域とを分離するように、周縁側に切り込み或いは切り欠きを有している。このため、顔貌側面と胸部を保護するようにしたシート部材について、顔貌側面領域と胸部領域との境界付近が身体から浮き易い状態であっても、この切り込み等の部分で顔貌側面領域と胸部領域との支持関係を断ち切って、シート部材を顔貌側面と胸部の夫々に密着させ、身体からの浮きを防止することができる。
請求項4の考案の構成によれば、シート部材は、顔面の正面に加えて、顔貌側面および胸部にも掛けられるようになっているため、顔貌側面も水滴等から保護し、また、エプロンとしての機能も兼ねることができる。そして、この顔面の正面領域と顔貌側面領域と胸部領域とが一体的に形成されているため、シート部材は、ある程度の重さを有するようになって、身体から浮いてしまうなどの弊害を防止することができる。
また、シート部材は、顔貌側面領域と胸部領域とを分離するように、周縁側に切り込み或いは切り欠きを有している。このため、顔貌側面と胸部を保護するようにしたシート部材について、顔貌側面領域と胸部領域との境界付近が身体から浮き易い状態であっても、この切り込み等の部分で顔貌側面領域と胸部領域との支持関係を断ち切って、シート部材を顔貌側面と胸部の夫々に密着させ、身体からの浮きを防止することができる。
以上説明したように、本考案によれば、施術に支障をきたすことなく、被処置者に液体や汚れ等が付着することを有効に防止すると共に、リラクゼーション効果を有効に発揮する施術用シートを提供できる。
以下、本考案の好適な実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1ないし図3は、本考案の実施形態に係る施術用シート10であって、図1は施術用シート10の正面図、図2は施術用シート10を使用した状態の正面図、図3は施術用シート10を使用した状態の側面図である。なお、施術用シート10の背面図は正面図と対称となっている。
本考案の施術用シート10は、歯の治療に用いられるだけではなく、美白処理や検査等の口腔内処置、或いは、整体やエステティック等のその他の施術に広く用いられるが、本実施形態では、歯の治療に用いられる施術用シート(以下、「歯科用シート」という)を代表例としてあげて説明する。
本考案の施術用シート10は、歯の治療に用いられるだけではなく、美白処理や検査等の口腔内処置、或いは、整体やエステティック等のその他の施術に広く用いられるが、本実施形態では、歯の治療に用いられる施術用シート(以下、「歯科用シート」という)を代表例としてあげて説明する。
これらの図に示すように、歯科用シート10は、歯科・口腔処置の際に、患者等の被処置者の少なくとも目を含む顔面に掛けられるシート部材12を備えている。
本実施形態の場合、歯科用シート10はシート部材12のみから形成されており、このシート部材12は、図1に示されるように、全体的に、吸水性のある紙・布・タオル地・不織布等の地ものを四角形にカットしてシート状に形成されている。
本実施形態の場合、歯科用シート10はシート部材12のみから形成されており、このシート部材12は、図1に示されるように、全体的に、吸水性のある紙・布・タオル地・不織布等の地ものを四角形にカットしてシート状に形成されている。
なお、シート部材12の形状は、長方形・正方形・台形等の四角形、或いは円形等であっても勿論よいが、好ましくは、被処置者HTの顔面の正面、顔貌の側面(身体の首より上を視た場合における髪部を除く側面。即ち、耳の付近。)、及び胸部に掛けられる大きさを有するとよい。これにより、歯科用シート10を用いれば、歯科用器具等から噴出した液体などが顔面の正面のみならず顔貌側面に付着することを防止すると共に、エプロンを使用しなくてもよくなる。
また、図1に示すように、顔面の正面に掛けられる正面領域F1(平行斜線で示す部分)と、顔貌の両側面に掛けられる顔貌側面領域F2,F2(破線の平行斜線で示す部分)と、胸部に掛けられる胸部領域B1(平行斜線が引かれていない部分)とは一体的に形成されている。これにより、シート部材12は、ある程度の重さを確保することができ、顔面に載置した位置がずれてしまうことも有効に防止することができる。
また、図1に示すように、顔面の正面に掛けられる正面領域F1(平行斜線で示す部分)と、顔貌の両側面に掛けられる顔貌側面領域F2,F2(破線の平行斜線で示す部分)と、胸部に掛けられる胸部領域B1(平行斜線が引かれていない部分)とは一体的に形成されている。これにより、シート部材12は、ある程度の重さを確保することができ、顔面に載置した位置がずれてしまうことも有効に防止することができる。
また、シート部材12は、顔面に掛けられた際、図2に示すように、被処置者HTの鼻孔NRと口唇LSが連続して露出するようにした開口部14を有している。この開口部14は、シート部材12を顔面に掛けても、少なくとも鼻呼吸が楽にでき、口腔内を処置することができるように開けられた貫通孔である。本実施形態のシート部材12は、上述のように、被処置者HTの顔面の正面、顔貌の側面、及び胸部に掛けられる大きさを有するため、図1及び図2に示すように、開口部14は、中央部ではなく、正面領域F1の鼻孔NRと口唇LSに対応した領域に形成されている。
そして、開口部14の縁部16は、図2に示すように、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて配置されるようになっている。なお、鼻唇溝NMとは、鼻翼ANの横から口角CL,CLにかけてできるシワのことであり、また、顎TB周りとは、ここでは顎TB及びその付近を指している。
具体的には、開口部14は、顔面に配置された際、鼻背(鼻の峰)DNから、略鼻唇溝NMに沿うように口角CL,CLの両側に向かって延びた一対の縁部16a,16bを有している。また、開口部14は、開けられた口唇の下唇LFが隠れない程度に湾曲しながら、口角CL,CLの両側から顔の中心に向かって延びた縁部を顎TB周りで突き合わせるようにした縁部16cを有している。
すなわち、本実施形態の開口部14は、口唇を開けない状態における鼻唇溝NMに略沿うようにして、鼻背DNと、口角CL,CLの左右の外側と、顎TB周りの四点を通る縁部16を有する凸多角形(図2の場合、略三角形)となっている。
なお、鼻唇溝NM、鼻背DN、口角CL等の位置は被処置者によって様々であり、このため、開口部14の縁部16はこれらの位置を厳密に通る必要はなく、大まかな位置として捉えればよい。
具体的には、開口部14は、顔面に配置された際、鼻背(鼻の峰)DNから、略鼻唇溝NMに沿うように口角CL,CLの両側に向かって延びた一対の縁部16a,16bを有している。また、開口部14は、開けられた口唇の下唇LFが隠れない程度に湾曲しながら、口角CL,CLの両側から顔の中心に向かって延びた縁部を顎TB周りで突き合わせるようにした縁部16cを有している。
すなわち、本実施形態の開口部14は、口唇を開けない状態における鼻唇溝NMに略沿うようにして、鼻背DNと、口角CL,CLの左右の外側と、顎TB周りの四点を通る縁部16を有する凸多角形(図2の場合、略三角形)となっている。
なお、鼻唇溝NM、鼻背DN、口角CL等の位置は被処置者によって様々であり、このため、開口部14の縁部16はこれらの位置を厳密に通る必要はなく、大まかな位置として捉えればよい。
本考案の実施形態に係る歯科用シート10の主な特徴は以上の通りであり、さらに、歯科用シート10は、以下に示す特徴を有しており、顔の露出度を増やすことなく、処置のし易さや被処置者の快適さを追求している。
まず、開口部14は、顔面に掛けられた際、各表情筋が交差するモダイオラスK1が露出するようになっている。このモダイオラスは、図2、図3、及び顔の筋肉を示した図4に示されるように、頬筋K2、口輪筋K3、口角下制筋K4、口角拳筋K5、大頬骨筋K6、小頬骨筋K7が集まる領域である。
したがって、開口部14から露出したこのモダイオラスK1を手や器具で摘んで各筋肉の動きを規制して、開けられた口の形を保持し易くすることができ、このため、歯科医師等にとってみれば安定した視野(術野)を確保することができ、患者側にもリラクゼーション効果を与えることができる。
なお、このモダイオラスK1の位置も被処置者によって様々であり、このため、モダイオラスK1の位置を厳密に捉える必要はない。
したがって、開口部14から露出したこのモダイオラスK1を手や器具で摘んで各筋肉の動きを規制して、開けられた口の形を保持し易くすることができ、このため、歯科医師等にとってみれば安定した視野(術野)を確保することができ、患者側にもリラクゼーション効果を与えることができる。
なお、このモダイオラスK1の位置も被処置者によって様々であり、このため、モダイオラスK1の位置を厳密に捉える必要はない。
また、図2及び図3に示すように、開口部14の顎TB周りにおける縁部16cは、顔面に掛けられた際、下唇LFとオトガイOTの間にあるオトガイ唇溝SM付近に配置されるようになっている。
このオトガイ唇溝SMは、下唇LFとオトガイOTとの間にある凹部である。
したがって、シート部材12は、顔面の上下方向に移動しようとしても、オトガイ唇溝SM付近に配置された縁部16dが凹部に係止されて、上下方向の位置ズレを防止することができる。例えば、図3に示すように、シート部材12が下側(胸側)に移動しようとすると、オトガイOTとオトガイ唇溝SMとの間の凸部OT2に、縁部16dが当たって動きが規制され、シート部材12が上側(額側)に移動しようとすると、下唇LF側の凸部LF2に縁部16dが当たって動きが規制される。
このオトガイ唇溝SMは、下唇LFとオトガイOTとの間にある凹部である。
したがって、シート部材12は、顔面の上下方向に移動しようとしても、オトガイ唇溝SM付近に配置された縁部16dが凹部に係止されて、上下方向の位置ズレを防止することができる。例えば、図3に示すように、シート部材12が下側(胸側)に移動しようとすると、オトガイOTとオトガイ唇溝SMとの間の凸部OT2に、縁部16dが当たって動きが規制され、シート部材12が上側(額側)に移動しようとすると、下唇LF側の凸部LF2に縁部16dが当たって動きが規制される。
また、開口部14の縁部16は、顔面に掛けられた際、鼻翼ANに接するようになっており、図2及び図3の場合、開口部14の縁部16を鼻翼ANと頬の境目付近に配置するようにしている。そして、この鼻翼ANは、所謂小鼻であり通常は膨らんだ形状になっている。このため、開口部14の縁部16を鼻翼ANの膨らみに密着させて、シート部材12と肌の隙間から液体が進入することを防止し、また、開口部14の縁部16の鼻の孔NR側への移動を防止して、安定した鼻呼吸を確保することができる。
また、開口部14の下唇LFの下側にある縁部16cは、図2に示すように、下唇LFの粘膜と皮膚との境界の形状に略相似するように形成されている。
したがって、開口部14の下唇LFの下側にある縁部16cは、下唇LFの谷側(すなわち、図3に示す下唇LFの突出した凸部LF2)との密着性がよくなり、シート部材12と肌の隙間から液体が進入することを防止できる。
したがって、開口部14の下唇LFの下側にある縁部16cは、下唇LFの谷側(すなわち、図3に示す下唇LFの突出した凸部LF2)との密着性がよくなり、シート部材12と肌の隙間から液体が進入することを防止できる。
また、開口部14の縁部16は、顔面に掛けられた際、図2および図3に示すように、鼻の頂点TPよりも額側となるように鼻背DNに配置されるようになっている。なお、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eの形状は鼻の湾曲形状に合わせることが好ましく、本実施形態の場合、図示するように、鼻背DNの幅方向の中心が額側に突出するように曲線形状として、鼻背DNとの密着性を図っている。
このため、シート部材12は、下側(顎TB側)に移動しようとしても、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eが、鼻背DNの頂点TP側に係止されて、下側(顎TB側)への位置ズレを有効に抑制することができる。したがって、口腔内の治療等をし易くし、被処置者の安定した鼻呼吸を確保することができる。
このため、シート部材12は、下側(顎TB側)に移動しようとしても、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eが、鼻背DNの頂点TP側に係止されて、下側(顎TB側)への位置ズレを有効に抑制することができる。したがって、口腔内の治療等をし易くし、被処置者の安定した鼻呼吸を確保することができる。
また、シート部材12の上端12aは、顔面に掛けられた際、被処置者HTの髪の生え際の近傍に配置されるようになっており、シート部材12は、上側(髪側)に移動しようとしても、上端12aが髪の生え際に係止されて、上側への位置ズレを防止することができる。
また、シート部材12は、図1に示すように、顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1とを分断するように、周縁側に切り込み或いは切り欠き20を有している。
具体的には、顔貌の両側面に掛けられる顔貌側面領域F2,F2と、胸部に掛けられる胸部領域B1との境目付近において、シート部材12の左右の両端から幅方向の中心に向かって、顎TBや首に対応した位置まで切断しないようにして、切り込み或いは切り欠き20が入れられている。
本実施形態の場合、線状の切り込み20が左右に一本ずつ形成されているが、左右それぞれに複数本あってもよく、また、シート部材12の端から幅方向の中心に向かって傾斜するように切り込まれていてもよい。或いは、切り込み20は使用の際に手で切ることができるような切り取り線や切れ目等であってもよい
具体的には、顔貌の両側面に掛けられる顔貌側面領域F2,F2と、胸部に掛けられる胸部領域B1との境目付近において、シート部材12の左右の両端から幅方向の中心に向かって、顎TBや首に対応した位置まで切断しないようにして、切り込み或いは切り欠き20が入れられている。
本実施形態の場合、線状の切り込み20が左右に一本ずつ形成されているが、左右それぞれに複数本あってもよく、また、シート部材12の端から幅方向の中心に向かって傾斜するように切り込まれていてもよい。或いは、切り込み20は使用の際に手で切ることができるような切り取り線や切れ目等であってもよい
このように、シート部材12には、顔貌の側面側と胸部側とを分断するように、周縁側に切り込み或いは切り欠き20が形成されているので、シート部材12が身体から浮いてしまうなどの事態を防止することができる。
すなわち、シート部材12は、重さを確保したりエプロン機能を兼用させたりするため、顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1とを有するが、この2つの領域の境界付近が身体にフィットしないため、身体(主に首の部分)から浮いてしまい、そこに歯科医等の手があたるなどして、シート部材12がめくれてしまうことが分かった。このため、シート部材12の周縁側に、顔貌側面側と胸部側とを分断するように切り込み或いは切り欠き20を設けて、この切り込み20等の部分で顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との支持関係を断ち切って、顔貌側面領域F2,F2は顔貌の側面に、胸部領域B1は胸部に、それぞれ関与し合うことなく密着させている。したがって、顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との境目付近に手があたる等の弊害を防止することができる。
すなわち、シート部材12は、重さを確保したりエプロン機能を兼用させたりするため、顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1とを有するが、この2つの領域の境界付近が身体にフィットしないため、身体(主に首の部分)から浮いてしまい、そこに歯科医等の手があたるなどして、シート部材12がめくれてしまうことが分かった。このため、シート部材12の周縁側に、顔貌側面側と胸部側とを分断するように切り込み或いは切り欠き20を設けて、この切り込み20等の部分で顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との支持関係を断ち切って、顔貌側面領域F2,F2は顔貌の側面に、胸部領域B1は胸部に、それぞれ関与し合うことなく密着させている。したがって、顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との境目付近に手があたる等の弊害を防止することができる。
また、開口部14の鼻背DNにおける縁部16eには、左右を互いに離間するようにした切り込み或いは切り欠き22が形成されている。
具体的には、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eには、開口部14の端から額側に向かって、鼻背DNに沿うように線状の切り込み22が形成されている。
そして、図3の破線で示すように、シート部材12を下側に強く引っ張る力が働くと、シート部材12は、図3の破線や図2の一点鎖線で囲った図に示すように、切り込み或いは切り欠き22(以下、特段の言及がない限り「切り込み22」という)の左右が互いに離間して広がるようになっている。
なお、シート部材12は、切り込み22の左右の互いの離間を考慮して、伸縮性を有する材料を用いることが好ましく、さらに、弾性力を有する材料を用いると、下側に強く引っ張る力が無くなった場合、離間した左右が互いに接近して元の状態に戻るため、より好ましい。
また、切り込み22の長さについては、上述した顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との境目付近に設けられた切り込み或いは切り欠き20の位置が首付近に配置された場合、少なくとも、切り込み22の左右が互いに離間しきって、切り込み22の根元(左右に離間した縁どうしが接する部分)付近22aが切れたり縒れたりしないような長さ(換言すれば、切り込み或いは切り欠き20が適正に配置されるように、切り込み或いは切り欠き20の位置を修正できるような長さ)とすることが好ましい。
また、切り込み或いは切り欠き22は、本実施形態のように一箇所でなくてもよく、複数個所に設けられてもよいが、切り欠かれた形状よりは、線状に切り込まれた形状の方が、顔面を覆う面積が大きくなるため好ましい。
具体的には、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eには、開口部14の端から額側に向かって、鼻背DNに沿うように線状の切り込み22が形成されている。
そして、図3の破線で示すように、シート部材12を下側に強く引っ張る力が働くと、シート部材12は、図3の破線や図2の一点鎖線で囲った図に示すように、切り込み或いは切り欠き22(以下、特段の言及がない限り「切り込み22」という)の左右が互いに離間して広がるようになっている。
なお、シート部材12は、切り込み22の左右の互いの離間を考慮して、伸縮性を有する材料を用いることが好ましく、さらに、弾性力を有する材料を用いると、下側に強く引っ張る力が無くなった場合、離間した左右が互いに接近して元の状態に戻るため、より好ましい。
また、切り込み22の長さについては、上述した顔貌側面領域F2,F2と胸部領域B1との境目付近に設けられた切り込み或いは切り欠き20の位置が首付近に配置された場合、少なくとも、切り込み22の左右が互いに離間しきって、切り込み22の根元(左右に離間した縁どうしが接する部分)付近22aが切れたり縒れたりしないような長さ(換言すれば、切り込み或いは切り欠き20が適正に配置されるように、切り込み或いは切り欠き20の位置を修正できるような長さ)とすることが好ましい。
また、切り込み或いは切り欠き22は、本実施形態のように一箇所でなくてもよく、複数個所に設けられてもよいが、切り欠かれた形状よりは、線状に切り込まれた形状の方が、顔面を覆う面積が大きくなるため好ましい。
これにより、開口部14の鼻背DNにおける縁部16eが鼻背DNの頂点TP側で係止できないような力が加わったとしても、切り込み22の左右が互いに離間するように広がって、切り込み22の根元付近22aが鼻背DNの頂点TP側に係止されることで、シート部材12の位置ずれを有効に防止することができる。すなわち、この切り込み22は、開口部14の縁部16eの鼻背DNに係止される位置を調整する係止位置調整手段と言える。
特に、本実施形態の場合、図1に示すように、正面領域F1と一体的に形成された胸部領域B1を有するため、胸部領域B1に器具等を置いて、正面領域F1が胸部側に引っ張られる恐れがある。また、図3に示すように、開口部14の顎TB周りにおける縁部16は、オトガイ唇溝SM付近に配置されるようになっているため、口を大きく開けると、図3の破線で示すように、下唇LF側の凸部LF2で縁部16dが下側に引っ張られる恐れがある。また、被処置者の顔面等の形状や大きさは様々であるため、本歯科用シート10を装着するだけで、縁部16eが下側に引っ張られる恐れもある。したがって、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eに上述した切り込み或いは切り欠き22を設ける意義は大きい。
なお、シート部材12は、切り込み22の左右が互いに離間するように下側に引っ張られると、開口部14の鼻背DNに当接する縁部16eと、下側に引っ張ろうとする部分との間において縒れがなくなって、顔面への密着性を高めることもできる。
特に、本実施形態の場合、図1に示すように、正面領域F1と一体的に形成された胸部領域B1を有するため、胸部領域B1に器具等を置いて、正面領域F1が胸部側に引っ張られる恐れがある。また、図3に示すように、開口部14の顎TB周りにおける縁部16は、オトガイ唇溝SM付近に配置されるようになっているため、口を大きく開けると、図3の破線で示すように、下唇LF側の凸部LF2で縁部16dが下側に引っ張られる恐れがある。また、被処置者の顔面等の形状や大きさは様々であるため、本歯科用シート10を装着するだけで、縁部16eが下側に引っ張られる恐れもある。したがって、開口部12の鼻背DNにおける縁部16eに上述した切り込み或いは切り欠き22を設ける意義は大きい。
なお、シート部材12は、切り込み22の左右が互いに離間するように下側に引っ張られると、開口部14の鼻背DNに当接する縁部16eと、下側に引っ張ろうとする部分との間において縒れがなくなって、顔面への密着性を高めることもできる。
本考案の実施形態に係る歯科用シート10は以上のように構成されており、上述した開口部14が形成されたシート部材12を有するため、液体等が被処置者に付着することを防止し、被処置者のプライバシーを保護しながらも、被処置者は開口部14から容易に鼻呼吸でき、また、処置者は外部に露出した口腔内を視認して治療等をすることができる。
さらに、開口部14の縁部16は、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて配置されるようになっている。この点、この口唇を開けない状態における鼻唇溝NMに略沿うようして、鼻背DNと、口角CL,CLの左右の外側と、顎TB周りの四点を通る縁部16で囲まれた範囲は、ある程度口を大きく開けても、その口の外形がはみ出さない範囲である。したがって、シート部材12を顔面に掛けても、歯科医等の処置者は、ある程度大きく開けられた口腔内を、この開口部14から視認することができ、治療等を支障なく行うことができる。しかも、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて開けられた開口部14を形状に換言すると、上述のように、凸多角形(図2の場合、略三角形)のような形状となる。したがって、治療を支障なく行なえるようにした従来の円形に比べて開口部の面積を小さくできるため、治療や処置の際に発生する液体等から顔面を十分に保護し、また、目を含む顔面のかなりの領域を覆うことで、リラクゼーション効果を高めることができる。
さらに、開口部14の縁部16は、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて配置されるようになっている。この点、この口唇を開けない状態における鼻唇溝NMに略沿うようして、鼻背DNと、口角CL,CLの左右の外側と、顎TB周りの四点を通る縁部16で囲まれた範囲は、ある程度口を大きく開けても、その口の外形がはみ出さない範囲である。したがって、シート部材12を顔面に掛けても、歯科医等の処置者は、ある程度大きく開けられた口腔内を、この開口部14から視認することができ、治療等を支障なく行うことができる。しかも、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて開けられた開口部14を形状に換言すると、上述のように、凸多角形(図2の場合、略三角形)のような形状となる。したがって、治療を支障なく行なえるようにした従来の円形に比べて開口部の面積を小さくできるため、治療や処置の際に発生する液体等から顔面を十分に保護し、また、目を含む顔面のかなりの領域を覆うことで、リラクゼーション効果を高めることができる。
なお、本考案の歯科用シート10は、上述した実施形態に限られるものではなく、各実施形態や各変形例の各構成はこれらを適宜組み合わせ、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
例えば、シート部材12の左右両端に、頭部にまわして掛けられるようにしたゴムやひも等を付加して、シート部材12の位置ずれを防止するなど、他の構成要素を付加しても勿論構わず、或いは、顔貌側面の耳に配置される領域にスリットを入れるようにしてもよい。
また、シート部材12は顔面の正面のみに掛けられてもよく、また、胸部には掛けられないで、顔面の正面と顔貌の側面に掛けられるような形状であってもよく、或いは、外科的手術を行なう場合は、髪を覆うような大きさにしてもよい。
また、開口部14の縁部16は、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて配置されるようになっていればよく、例えば、開口部14の顎TB周りにおける縁部16cが、オトガイOTの下側(下顎底)に配置されるようになっていてもよい。
例えば、シート部材12の左右両端に、頭部にまわして掛けられるようにしたゴムやひも等を付加して、シート部材12の位置ずれを防止するなど、他の構成要素を付加しても勿論構わず、或いは、顔貌側面の耳に配置される領域にスリットを入れるようにしてもよい。
また、シート部材12は顔面の正面のみに掛けられてもよく、また、胸部には掛けられないで、顔面の正面と顔貌の側面に掛けられるような形状であってもよく、或いは、外科的手術を行なう場合は、髪を覆うような大きさにしてもよい。
また、開口部14の縁部16は、凡そ鼻唇溝NM付近から顎TB周りにかけて配置されるようになっていればよく、例えば、開口部14の顎TB周りにおける縁部16cが、オトガイOTの下側(下顎底)に配置されるようになっていてもよい。
さらに、本考案の歯科用シート10は、例えば、図5ないし図13に示されるような形状であってもよい。
すなわち、図5ないし図13は、本考案の他の実施形態の例を示しており、図5に示す歯科用シート30のように、人体の口の部分を露出できる程度の大きさを有する開口部14の形状を略三角形にしてもよい。
なお、図5の歯科用シート30は、図6に示すように、開口部14の三角形の一辺Lは口側(口の下)に位置し、残る2辺M,Nは鼻を中心に対称となるように形成されている。また、三角形の大きさは、使用時に鼻から口に向けた長さalと、それに直行する一辺Lの長さb(口の下に対応する長さ)として、「0.5≦al/b≦2」としている。
このようにしても、顔などに水滴や汚れが付着するのを防止でき、また被処置者の皮膚に処置者の手が触れることを防ぐことが可能となる。また顔などに水滴や汚れが付着する面積を極力少なくすることが可能となる。
すなわち、図5ないし図13は、本考案の他の実施形態の例を示しており、図5に示す歯科用シート30のように、人体の口の部分を露出できる程度の大きさを有する開口部14の形状を略三角形にしてもよい。
なお、図5の歯科用シート30は、図6に示すように、開口部14の三角形の一辺Lは口側(口の下)に位置し、残る2辺M,Nは鼻を中心に対称となるように形成されている。また、三角形の大きさは、使用時に鼻から口に向けた長さalと、それに直行する一辺Lの長さb(口の下に対応する長さ)として、「0.5≦al/b≦2」としている。
このようにしても、顔などに水滴や汚れが付着するのを防止でき、また被処置者の皮膚に処置者の手が触れることを防ぐことが可能となる。また顔などに水滴や汚れが付着する面積を極力少なくすることが可能となる。
また、図7は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート31であって、開口部14の周辺のみを示している。
図7の歯科用シート31が図6の歯科用シート30と異なるのは、鼻を中心に対称となっている2辺M,N同士が交わる部位において、残る一辺Lに対向するように略平坦部Xが設けられている点である。
図7の歯科用シート31が図6の歯科用シート30と異なるのは、鼻を中心に対称となっている2辺M,N同士が交わる部位において、残る一辺Lに対向するように略平坦部Xが設けられている点である。
また、図8は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート32であって、開口部14の周辺のみを示している。
図8の歯科用シート32が図7の歯科用シート31と異なるのは、上述した略平坦部Xが曲線形状であり、その半径Rllが「10mm≦Rll≦100mm」とされている点である。
これにより、図7の歯科用シート31と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、特に鼻に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図8の歯科用シート32が図7の歯科用シート31と異なるのは、上述した略平坦部Xが曲線形状であり、その半径Rllが「10mm≦Rll≦100mm」とされている点である。
これにより、図7の歯科用シート31と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、特に鼻に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
また、図9は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート33であって、開口部14の周辺のみを示している。
図9の歯科用シート33が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また、2辺M,Nが口側の一辺Lと交わる部位2箇所において、それぞれが対向するように略平坦部Yl,Y2が設けられている点も異なっている。
これにより、図5及び図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに口元に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図9の歯科用シート33が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また、2辺M,Nが口側の一辺Lと交わる部位2箇所において、それぞれが対向するように略平坦部Yl,Y2が設けられている点も異なっている。
これにより、図5及び図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに口元に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図10は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート34であって、開口部14の周辺のみを示している。
図10の歯科用シート34が図9の歯科用シート33と異なるのは、前記略平坦部Yl,Y2が曲線形状であり、その半径R12が「10mm≦R12≦100mm」とされている点である。
これにより、図9の歯科用シート33と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに口元に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図10の歯科用シート34が図9の歯科用シート33と異なるのは、前記略平坦部Yl,Y2が曲線形状であり、その半径R12が「10mm≦R12≦100mm」とされている点である。
これにより、図9の歯科用シート33と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに口元に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図11は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート35であって、開口部14の周辺のみを示している。
図11の歯科用シート34が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、2辺M,Nが曲線形状であり、その半径R21が「100mm≦R21≦1000mm」とされている点である。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに頬に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図11の歯科用シート34が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、2辺M,Nが曲線形状であり、その半径R21が「100mm≦R21≦1000mm」とされている点である。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに頬に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図12は本考案の他の実施形態の例に係る歯科用シート36であって、開口部14の周辺のみを示している。
図12の歯科用シート36が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、前記三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また一辺Lは曲線形状であり、その半径R22が「50mm≦R22≦800mm」とされている点も異なっている。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに顎に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図12の歯科用シート36が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、前記三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また一辺Lは曲線形状であり、その半径R22が「50mm≦R22≦800mm」とされている点も異なっている。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、とくに顎に対し平面のシート部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図13は本考案の実施形態の他の例に係る歯科用シート37であって、開口部14の周辺のみを示している。
図13の歯科用シート36が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、前記三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また、2辺M,N同士が交わる部位において、残る一辺Lに対向するように設けられた部分Xは曲線形状であり、その半径Rllが「10mm≦Rll≦100mm」となっている点も異なっている。また、2辺M,Nが口側の一辺Lと交わる部位2箇所において、それぞれが対向するように設けられた部分Yl,Y2は曲線形状であり、その半径R12が「10mm≦R12≦100mm」とされている点も異なっている。また、2辺M,Nが曲線形状であり、その半径R21が「100mm≦R21≦1000mm」とされている点も異なっている。また、一辺Lは曲線形状であり、その半径R22が「50mm≦R22≦800mm」とされている点も異なっている。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、鼻、口元、頬、顎に対し平面のシート状部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
図13の歯科用シート36が図5および図6の歯科用シート30と異なるのは、前記三角形の大きさが、使用時に鼻から口に向けた長さA(al+a2)とそれに直行する長さbとして、「0.5≦A/b≦2」とされている点である。また、2辺M,N同士が交わる部位において、残る一辺Lに対向するように設けられた部分Xは曲線形状であり、その半径Rllが「10mm≦Rll≦100mm」となっている点も異なっている。また、2辺M,Nが口側の一辺Lと交わる部位2箇所において、それぞれが対向するように設けられた部分Yl,Y2は曲線形状であり、その半径R12が「10mm≦R12≦100mm」とされている点も異なっている。また、2辺M,Nが曲線形状であり、その半径R21が「100mm≦R21≦1000mm」とされている点も異なっている。また、一辺Lは曲線形状であり、その半径R22が「50mm≦R22≦800mm」とされている点も異なっている。
これにより、図5および図6の歯科用シート30と同様の作用効果を発揮し、さらに、凹凸のある顔形状、鼻、口元、頬、顎に対し平面のシート状部材をフィットさせやすい形状とすることが可能となる。
なお、上述した実施形態及びその他の例では歯科治療用のシートを代表例にして説明したが、本考案の施術用シートは、美白処理や検査等の口腔内処置、或いは、整体やエステティック等の特にリラクゼーション効果を必要とする施術にも広く用いることができる。
10,30,31,32,33,34,35,36,37・・・施術用シート(歯科用シート)、12・・・シート部材、14・・・開口部、16,16a,16b,16c,16d,16e・・・縁部、NR・・・鼻孔、LS・・・口唇、NM・・・鼻唇溝、TB・・・顎
Claims (4)
- 施術の際に、少なくとも被処置者の顔面に掛けられるシート部材を備えた歯科用シートであって、
前記シート部材は、不織布から形成され、前記顔面に掛けられた際、前記被処置者の鼻孔と口唇が連続して露出するようにして全体が略三角形状とされた開口部を有しており、
前記開口部の縁部は、前記顔面に掛けられた際、鼻の頂点よりも額側となるように鼻背に接すると共に、鼻翼に接し、かつ、各表情筋が交差するモダイオラスが露出するようにして鼻唇溝付近から顎周りにかけて配置され、
前記開口部の顎周りにおける縁部は、下唇とオトガイの間にあるオトガイ唇溝に係止されるようにして、オトガイ唇溝付近に配置されている
ことを特徴とする歯科用シート。 - 前記開口部の下唇の下側にある縁部は、下唇の粘膜と皮膚との境界の形状に略相似していることを特徴とする請求項1に記載の歯科用シート。
- 前記シート部材の上端は、前記顔面に掛けられた際、前記被処置者の髪の生え際の近傍に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用シート。
- 前記シート部材は、前記顔面の正面に加えて、顔貌の側面および胸部にも掛けられるようになっており、前記顔面の正面領域と顔貌側面領域と胸部領域とが一体的に形成され、
前記顔貌側面領域と前記胸部領域とを分離するように、周縁側に切り込み或いは切り欠きを有する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の歯科用シート。
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