JP3170790B2 - ローラギヤカムの切削方法 - Google Patents
ローラギヤカムの切削方法Info
- Publication number
- JP3170790B2 JP3170790B2 JP21256290A JP21256290A JP3170790B2 JP 3170790 B2 JP3170790 B2 JP 3170790B2 JP 21256290 A JP21256290 A JP 21256290A JP 21256290 A JP21256290 A JP 21256290A JP 3170790 B2 JP3170790 B2 JP 3170790B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- cutting
- turntable
- roller gear
- cutting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Milling Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はローラギヤカムの切削方法に関し、簡単な制
御により、ローラギヤカムのカム溝を切削形成するため
の手段に関する。
御により、ローラギヤカムのカム溝を切削形成するため
の手段に関する。
(従来の技術) インデックス回転装置の割出し手段等に使用されるロ
ーラギヤカムは、略鼓形のワークの周面に、らせん状の
カム溝を切削形成して作られる。
ーラギヤカムは、略鼓形のワークの周面に、らせん状の
カム溝を切削形成して作られる。
第3図は従来のローラギヤカムの切削装置を示してい
る。100はターンテーブルであり、モータM1により水平
回転する。101はターンテーブル100上に設置されたXテ
ーブルである。その上面には支持壁体102が立設されて
おり、この支持壁体102には、回転体103が装着されてい
る。M2は回転体103の駆動用モータ、104は回転体103の
回転軸心線NA1上に装着された略鼓形のワークである。1
05は切削子であり、モータM3に駆動されて回転する。10
6は切削子105をY方向に移動させるシリンダである。次
に動作を説明する。
る。100はターンテーブルであり、モータM1により水平
回転する。101はターンテーブル100上に設置されたXテ
ーブルである。その上面には支持壁体102が立設されて
おり、この支持壁体102には、回転体103が装着されてい
る。M2は回転体103の駆動用モータ、104は回転体103の
回転軸心線NA1上に装着された略鼓形のワークである。1
05は切削子であり、モータM3に駆動されて回転する。10
6は切削子105をY方向に移動させるシリンダである。次
に動作を説明する。
第4図に示すように、シリンダ106のロッドを突出さ
せて、切削子105の先端部をワーク104の周面に押し当て
る。また、モータM2を駆動して、ワーク104を回転さ
せ、またモータM1を駆動して、ターンテーブル100をθ
方向にゆっくりと水平回転させる。すると、ワーク104
の周面には、切削子105によりカム溝107が切削形成され
る。
せて、切削子105の先端部をワーク104の周面に押し当て
る。また、モータM2を駆動して、ワーク104を回転さ
せ、またモータM1を駆動して、ターンテーブル100をθ
方向にゆっくりと水平回転させる。すると、ワーク104
の周面には、切削子105によりカム溝107が切削形成され
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記切削装置にあっては、ワーク104にカム溝107を正
確に切削するためには、(1)ターンテーブル100のセ
ンターOと、ワーク104の回転軸心線NA1の距離Cを一定
距離に厳密に保持していなければならず、(2)また切
削子105の軸心線NA2は、常にターンテーブル100のセン
ターOを通らねばならない。そしてワーク104の品種変
更により、ワーク104の形状寸法が変る場合には、この
2つの条件(1),(2)を満足させながら、この距離
Cを変更調整しなければならない。ところが、この2つ
の条件(1),(2)を満足しながら、距離Cを正確に
変更調整するのは困難であり、このため、カム溝107の
切削精度があがりにくい問題があった。
確に切削するためには、(1)ターンテーブル100のセ
ンターOと、ワーク104の回転軸心線NA1の距離Cを一定
距離に厳密に保持していなければならず、(2)また切
削子105の軸心線NA2は、常にターンテーブル100のセン
ターOを通らねばならない。そしてワーク104の品種変
更により、ワーク104の形状寸法が変る場合には、この
2つの条件(1),(2)を満足させながら、この距離
Cを変更調整しなければならない。ところが、この2つ
の条件(1),(2)を満足しながら、距離Cを正確に
変更調整するのは困難であり、このため、カム溝107の
切削精度があがりにくい問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明のローラギヤカムの切削方法は、Yテーブルを
駆動して切削子を進退させながら、ターンテーブルの回
転体に装着された略鼓形のワークの周面にこの切削子の
先端部を押し付け、且つ上記ターンテーブルを回転させ
ながら、Xテーブルを駆動して切削子をワークの長手方
向に移動させることにより、このワークの周面にカム溝
を形成するようにしたものである。
駆動して切削子を進退させながら、ターンテーブルの回
転体に装着された略鼓形のワークの周面にこの切削子の
先端部を押し付け、且つ上記ターンテーブルを回転させ
ながら、Xテーブルを駆動して切削子をワークの長手方
向に移動させることにより、このワークの周面にカム溝
を形成するようにしたものである。
(作用) 上記構成において、切削子の先端部をワークの周面に
押し付け、ターンテーブルを回転させながら、ワークの
周面にカム溝を切削する。この場合、Yテーブルを駆動
して、切削子をワークに対して進退させ、またXテーブ
ルを駆動して、切削子をワークの長手方向に移動させる
ことにより、ワークの周面にカム溝を精密に切削形成す
ることができる。
押し付け、ターンテーブルを回転させながら、ワークの
周面にカム溝を切削する。この場合、Yテーブルを駆動
して、切削子をワークに対して進退させ、またXテーブ
ルを駆動して、切削子をワークの長手方向に移動させる
ことにより、ワークの周面にカム溝を精密に切削形成す
ることができる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図はローラギヤカムの切削装置の斜視図である。
1はターンテーブル、M1はその駆動用モータである。タ
ーンテーブル1上には支持壁体2が配設されている。こ
の支持壁体2の前面と後面には、円板状の回転体3とそ
の駆動用モータM2が装着されている。この回転体3の回
転軸心線NA1上には、略鼓形のワーク4が装着される。
1はターンテーブル、M1はその駆動用モータである。タ
ーンテーブル1上には支持壁体2が配設されている。こ
の支持壁体2の前面と後面には、円板状の回転体3とそ
の駆動用モータM2が装着されている。この回転体3の回
転軸心線NA1上には、略鼓形のワーク4が装着される。
5は切削子であり、XYテーブル6、7上のボックス9
に支持されている。M3は切削子5の駆動用モータであ
る。Yテーブル7が駆動すると、切削子5はY方向に進
退し、切削子5の先端部は、ワーク4の周面に接離す
る。またXテーブル6が駆動すると、切削子5はワーク
4の長手方向に移動する。NA2は、切削子5の軸心線で
ある。本装置は上記のような構成より成り、次に第2図
を参照しながら動作の説明を行う。
に支持されている。M3は切削子5の駆動用モータであ
る。Yテーブル7が駆動すると、切削子5はY方向に進
退し、切削子5の先端部は、ワーク4の周面に接離す
る。またXテーブル6が駆動すると、切削子5はワーク
4の長手方向に移動する。NA2は、切削子5の軸心線で
ある。本装置は上記のような構成より成り、次に第2図
を参照しながら動作の説明を行う。
第2図(a)に示すように、Yテーブル7を駆動して
切削子5を前進させ、切削子5の先端部をワーク4の周
面に押し付ける。この時、モータM2,M3は駆動して、ワ
ーク4と切削子5は回転している。この状態で、ターン
テーブル1をθ方向に水平回転させれば、ワーク4の周
面にカム溝8が切削形成される(同図(b),(c)参
照)。
切削子5を前進させ、切削子5の先端部をワーク4の周
面に押し付ける。この時、モータM2,M3は駆動して、ワ
ーク4と切削子5は回転している。この状態で、ターン
テーブル1をθ方向に水平回転させれば、ワーク4の周
面にカム溝8が切削形成される(同図(b),(c)参
照)。
この場合、ターンテーブル1のθ回転にともなって、
Yテーブル7を駆動して切削子5を進退させ、またXテ
ーブル6を駆動して切削子5をX方向すなわちワーク4
の長手方向に移動させることにより、切削子5の先端部
をワーク4の円曲状周面に沿わせながら、ワーク4の周
面にカム溝8を切削形成する。
Yテーブル7を駆動して切削子5を進退させ、またXテ
ーブル6を駆動して切削子5をX方向すなわちワーク4
の長手方向に移動させることにより、切削子5の先端部
をワーク4の円曲状周面に沿わせながら、ワーク4の周
面にカム溝8を切削形成する。
ワーク4の品種変更により、ワーク4の形状寸法が変
る場合には、Yテーブル7の駆動による切削子5の進退
量や、Xテーブル6の駆動による切削子5の移動量、移
動速度を制御すればよい。第2図から明らかなように、
本手段によれば、上記従来手段のように切削子5の軸心
線NA2は常にターンテーブル1のセンターOを通る必要
はないので運転管理は簡単であり、またワーク4の品種
変更には、XYテーブル6、7の制御により簡単に対応で
きる。
る場合には、Yテーブル7の駆動による切削子5の進退
量や、Xテーブル6の駆動による切削子5の移動量、移
動速度を制御すればよい。第2図から明らかなように、
本手段によれば、上記従来手段のように切削子5の軸心
線NA2は常にターンテーブル1のセンターOを通る必要
はないので運転管理は簡単であり、またワーク4の品種
変更には、XYテーブル6、7の制御により簡単に対応で
きる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、略鼓形のワーク
の周面にカム溝を簡単かつ正確に切削形成することがで
きる。
の周面にカム溝を簡単かつ正確に切削形成することがで
きる。
図は本発明の実施例を示すものであって、第1図はロー
ラギヤカムの切削装置の斜視図、第2図は動作を示す平
面図、第3図は従来装置の斜視図、第4図は同平面図で
ある。 1……ターンテーブル 3……回転体 4……ワーク 5……切削子 6……Xテーブル 7……Yテーブル
ラギヤカムの切削装置の斜視図、第2図は動作を示す平
面図、第3図は従来装置の斜視図、第4図は同平面図で
ある。 1……ターンテーブル 3……回転体 4……ワーク 5……切削子 6……Xテーブル 7……Yテーブル
Claims (1)
- 【請求項1】Yテーブルを駆動して切削子を進退させな
がら、ターンテーブルの回転体に装着された略鼓形のワ
ークの周面にこの切削子の先端部を押し付け、且つ上記
ターンテーブルを回転させながら、Xテーブルを駆動し
て切削子をワークの長手方向に移動させることにより、
このワークの周面にカム溝を形成するようにしたことを
特徴とするローラギヤカムの切削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21256290A JP3170790B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | ローラギヤカムの切削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21256290A JP3170790B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | ローラギヤカムの切削方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493109A JPH0493109A (ja) | 1992-03-25 |
JP3170790B2 true JP3170790B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=16624756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21256290A Expired - Fee Related JP3170790B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | ローラギヤカムの切削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170790B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6868304B2 (en) | 2002-09-26 | 2005-03-15 | Mori Seiki Hitech Co., Ltd. | Multi-function machine tool and machining method in multi-function machine tool |
KR102196930B1 (ko) * | 2019-01-31 | 2020-12-30 | 인하대학교 산학협력단 | 마찰발전 휴대용 전등 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057920A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Daikin Ind Ltd | スクリューロータ加工装置及び加工方法 |
CN104493271B (zh) * | 2014-12-25 | 2017-01-11 | 云南昆钢重型装备制造集团有限公司 | 一种高速钢、高硼钢轧辊月牙槽的加工方法 |
CN104607701A (zh) * | 2015-02-28 | 2015-05-13 | 苏州古田自动化科技有限公司 | 一种数控凸轮加工机床结构 |
CN105562795B (zh) * | 2015-12-18 | 2017-12-01 | 湖北恒晟源机电制造有限公司 | 蜗杆扣头毛刺去除装置 |
KR102550321B1 (ko) * | 2020-02-24 | 2023-07-03 | (주)대성하이텍 | 기어축 일체형 기어 가공시스템 |
KR102377424B1 (ko) * | 2021-11-04 | 2022-03-22 | 주식회사 성진텍 | 장구형 웜축 가공장치 |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP21256290A patent/JP3170790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6868304B2 (en) | 2002-09-26 | 2005-03-15 | Mori Seiki Hitech Co., Ltd. | Multi-function machine tool and machining method in multi-function machine tool |
KR102196930B1 (ko) * | 2019-01-31 | 2020-12-30 | 인하대학교 산학협력단 | 마찰발전 휴대용 전등 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493109A (ja) | 1992-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4123645A (en) | Numerically controlled wire-cutting electric discharge machine | |
JPS6354512B2 (ja) | ||
JP3170790B2 (ja) | ローラギヤカムの切削方法 | |
JPH08510818A (ja) | セルフ・ドリリング及びセルフ・タッピング・ネジ、及び、その製造方法及び装置 | |
JPH07285024A (ja) | 歯車の製造方法および装置 | |
US4551048A (en) | Milling machine | |
JPH0780154B2 (ja) | プラスチツク管のインライン切取りおよび/または面取り装置および方法 | |
US5490811A (en) | Apparatus for chamfering notch of wafer | |
JPH07290322A (ja) | ブレードセクタの製造方法および装置 | |
US4067701A (en) | Grinding machine for carbide cutting elements | |
JPH06226503A (ja) | 不等ピッチ螺旋溝の加工装置および加工方法 | |
JP2759919B2 (ja) | V溝加工機 | |
JP2747530B2 (ja) | 穴加工装置 | |
US4480410A (en) | Precision center lapping apparatus and method | |
JPS5937098A (ja) | スリツタのカツタ位置決め方法 | |
US4090428A (en) | Apparatus for driving the generating or rolling cradle of a gear-cutting machine | |
JPS6232045B2 (ja) | ||
JP2579469B2 (ja) | 半導体ウエ−ハのダイシング方法及びその装置 | |
JP2796624B2 (ja) | 歯車加工機 | |
JP2831103B2 (ja) | 管体切断装置 | |
US2953974A (en) | Profile milling machine, especially engraving machine | |
SU1703419A1 (ru) | Способ правки шлифовального круга | |
JP3635724B2 (ja) | センタレス研削盤のアンギュラ研削方法およびその装置 | |
JPH02250707A (ja) | 整流子切削機 | |
JPH0540891Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080323 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090323 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |