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JP3166988U - スプレーガン - Google Patents

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JP3166988U
JP3166988U JP2011000221U JP2011000221U JP3166988U JP 3166988 U JP3166988 U JP 3166988U JP 2011000221 U JP2011000221 U JP 2011000221U JP 2011000221 U JP2011000221 U JP 2011000221U JP 3166988 U JP3166988 U JP 3166988U
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普恒 八隅
普恒 八隅
岳郎 安達
岳郎 安達
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Abstract

【課題】スプレーガン内のエア流路を統合し、配管やジョイント類を削減して小型化を図るスプレーガンを提供する。【解決手段】スプレーガンは、液吐出口から吐出されるスプレー液をアトマイズエアにて微粒子化し、この微粒子化されたスプレー液のスプレーミスト流に対し、パターンエアを噴射することにより所望のスプレーパターンを形成する。ボディブロック内には、コーティング液等が流通する噴霧液流路41と、アトマイズエアとパターンエアが流通する共用エア流路42が設けられている。共用エア流路42からは、アトマイズエアが流通するアトマイズエア流路44と、パターンエアが流通するパターンエア流路45が分岐している。パターンエア流路45の分岐前段には、パターンエア流路45へのエア供給量を調整するパターンエア調節機構60が設けられている。【選択図】図5

Description

本考案は、処理対象物に対し液体を霧化しつつ供給するスプレーガンに関し、特に、粉粒体の造粒、コーティング等を行う粉粒体処理装置に好適なスプレーガンに関する。
従来より、粉粒体の造粒やコーティング、乾燥等の処理を行う造粒コーティング装置(粉粒体処理装置)においては、粉粒体のコーティング処理に際し、スプレーガンを用いた液体噴霧が広く行われている。粉粒体処理装置のスプレーガンは、通常、粉粒体収容容器内に配置され、流動あるいは転動状態となった粉粒体に対し、圧縮空気を用いて、バインダ液やコーティング液(以下、コーティング液等と略記する)を噴霧する。粉粒体収容容器内には、適宜、熱風や冷風が供給・排気され、コーティング層の形成や乾燥が促進される。
このようなスプレーガンには、液体を微粒子化してスプレーミストを形成、それを所望のスプレーパターンにて噴霧するため、圧縮空気の流路が複数個設けられている。例えば、粉粒体処理装置のスプレーガンには、まず、コーティング液等が供給される噴霧液流路が設けられている。この噴霧液流路は、シリンダを備えたニードル弁によって開閉される。ニードル弁を作動させるため、スプレーガンにはシリンダエア(ニードルエア)流路が設けられている。シリンダエア流路は、スプレーガン本体に形成されたシリンダ内に圧縮空気を供給し、ニードル弁に接続されたピストンを作動させ、噴霧液流路の開閉をコントロールする。さらに、スプレーガンには、コーティング液等を微粒子化するためのアトマイズエアを供給するアトマイズエア流路と、微粒子化されたスプレーミストを所望のスプレーパターンに調整するためのパターンエアを供給するパターンエア流路がそれぞれ設けられている。
特許第3148621号公報 実開平3-11446号公報 特許第3398035号公報
ところが、従来のスプレーガンは、前述のように、ニードル弁によって開閉され、圧縮空気の流路が多数(前述の例では4個)設けられている。このため、スプレーガン本体にニードル弁作動用のシリンダが設けられ、装置が大型化してしまう傾向がある。また、スプレーガンに接続される配管やジョイント類が多くなり、スプレーガン周りの構成が複雑となると共に、ジョイント類によって装置が大型化するという問題があった。スプレーガンの周囲に多くの配管やジョイントが存在すると、スプレーガンの設置や移動が行いにくく、装置の洗浄も行いにくくなる。特に、粉粒体処理装置では、装置内に複数個のスプレーガンを設置する場合も多く、装置内に多数の配管が錯綜し、スプレーガンの設置やメンテナンスが煩雑化するという問題もあった。
本考案の目的は、スプレーパターンの制御を犠牲にすることなく、スプレーガンの配管やジョイント類を削減し、スプレーガンの小型化を図ることにある。
本考案のスプレーガンは、ノズルから吐出されるスプレー液を、前記ノズルの前方に向かって噴射されるアトマイズエアによって微粒子化し、微粒子化された前記スプレー液のミスト流に対し、前記ノズルの前方にてパターンエアを噴射することにより、前記スプレー液を所定のスプレーパターンにて被処理物に噴霧するスプレーガンであって、前記スプレー液が流通する噴霧液流路と、前記アトマイズエアと前記パターンエアが流通する共用エア流路と、前記共用エア流路から分岐し、前記アトマイズエアが流通するアトマイズエア流路と、前記共用エア流路から分岐し、前記パターンエアが流通するパターンエア流路と、前記共用エア流路中の前記パターンエア流路の前段に設けられ、前記パターンエア流路に対するエア供給量を制御するパターンエア調節機構と、を有することを特徴とするスプレーガン。
本考案の他のスプレーガンは、ノズルから吐出されるスプレー液を、前記ノズルの前方に向かって噴射されるアトマイズエアによって微粒子化し、微粒子化された前記スプレー液のミスト流に対し、前記ノズルの前方にてパターンエアを噴射することにより、前記スプレー液を所定のスプレーパターンにて被処理物に噴霧するスプレーガンであって、前記ノズルが取り付けられるボディブロックと、前記ボディブロックに取り付けられ、前記ノズルの先端部が挿入されるノズル挿入孔と、前記パターンエアを噴射するパターンエア孔とを備え、前記ノズル挿入孔に配置された前記ノズルの周囲より前記アトマイズエアが噴射される空気キャップと、を有し、前記ボディブロックは、前記スプレー液が流通し、前記ノズルの液吐出口に連通する噴霧液流路と、前記アトマイズエアと前記パターンエアが流通する共用エア流路と、前記共用エア流路から分岐され、前記アトマイズエアが流通し、前記空気キャップ内に形成されたアトマイズエアチャンバを介して前記ノズル挿入孔と連通するアトマイズエア流路と、前記共用エア流路から分岐され、前記パターンエアが流通し、前記空気キャップ内に形成されたパターンエア導入路を介して前記パターンエア孔と連通するパターンエア流路と、前記共用エア流路中の前記パターンエア流路の前段に設けられ、前記パターンエア流路に対するエア供給量を制御するパターンエア調節機構と、を有することを特徴とするスプレーガン。
本考案にあっては、スプレーガンのアトマイズエア流路とパターンエア流路を共用化した共用エア流路を設け、共用エア流路から、アトマイズエア流路とパターンエア流路を分岐させる。これにより、スプレーガン内の流路を減らすことができ、スプレーガンの小型化を図ることができ、スプレーガンの製造工数も削減される。また、従来、それぞれ別個に設けられていた流路(アトマイズエア流路,パターンエア流路)を統合することにより、スプレーガンのエア導入口を減らすことができ、スプレーガンに接続される配管やジョイント類を削減できる。また、共用エア流路中のパターンエア流路の分岐前段にパターンエア調節機構が設けられているので、流路を共用化しつつ、パターンエアの調整をスプレーガン側にて行うことができる。
一方、本考案のスプレーガンにおいて、前記ノズルを、前記ボディブロックに形成されたノズル装着部に螺合固定しても良く、その場合、前記ノズル装着部として、前記ボディブロックに凹設された円筒孔を形成し、前記ノズルに、前記円筒孔内周に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を設けても良い。これにより、工具を使用することなく、手作業にてノズルを組み付け、分解できると共に、周囲の部品を外しても、ノズルがボディブロックから脱落せず、分解作業も容易となる。
また、前記共用エア流路に、前記アトマイズエア流路が分岐する第1流路と、前記第1流路の後段に配置され前記パターンエア流路が分岐する第2流路とを設け、前記パターンエア調節機構を、前記第1流路と前記第2流路の間に配置しても良い。この場合、前記パターンエア調節機構に、前記第1流路及び前記第2流路と連通するバルブ孔と、前記バルブ孔に取り付けられ、前記第2流路の開口と嵌合、離脱可能なバルブロッドを備えた調節バルブと、を設け、前記調節バルブの進退により、前記第2流路の開口開度を調整するようにしても良い。
さらに、本考案のスプレーガンを、粉粒体に対しコーティング処理を行うパンコーティング装置に使用しても良い。
本考案のスプレーガンによれば、スプレーガンのアトマイズエア流路とパターンエア流路とを共用化した共用エア流路を設け、共用エア流路から、アトマイズエア流路と、パターンエア流路を分岐させるようにしたので、スプレーガン内の流路を減らすことができ、スプレーガンの小型化を図ることが可能となる。また、各エアの導入口を減らすことができ、スプレーガンに接続される配管やジョイント類も削減することが可能となる。
さらに、共用エア流路中のパターンエア流路分岐前段に、パターンエア流路に対するエア供給量を制御するパターンエア調節機構を設けたので、流路を共用化しつつ、パターンエアの調整をスプレーガン側にて適宜行うことが可能となる。
本考案の一実施例であるスプレーガンの正面図である。 図1のスプレーガンの左側面図である。 図1のスプレーガンの上面図である。 図2のA−A線に沿った断面図である。 本考案の一実施例であるスプレーガンの各種流路の構成を簡略化して示した説明図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。 図1のC−C線に沿った断面図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本考案の一実施例であるスプレーガン1の正面図、図2は同左側面図、図3は同上面図、図4は図2のA−A線に沿った断面図である。図1のスプレーガン1は、例えば、医薬品や食品等の製造に使用されるパンコーティング装置、特に、小型タイプのパンコーティング装置に設置され、処理容器内の被処理物(錠剤やガム、チョコレート等)に対し、コーティング液等のスプレー液を噴霧する。
図1,2〜4に示すように、スプレーガン1は、ステンレス製のボディブロック2内にノズル(ノズル体)3を収容し、空気キャップ4を取り付けた構成となっている。本考案のスプレーガン1は、従来のスプレーガンと異なり、ニードル弁やそれを作動させるためのピストン・シリンダを省いたニードルレス・ピストンレス構造となっている。スプレーガン1は、コーティング装置内に設置されたスプレーガン用支持ホルダに取り付けられる。スプレーガン1の全長は約25mm、高さと幅は、ボディブロック2の部分が約18×18mmの小型サイズとなっている。なお、これらの寸法はあくまでも一例であり、本考案が前記寸法に限定されないのは言うまでもない。
スプレーガン1では、空気キャップ4の中央から、ノズル3によってコーティング液等のスプレー液が噴射される。空気キャップ4の中央からは、アトマイズエアがコーティング液等と共に噴射され、スプレー液はアトマイズエアによって微粒子化される。微粒子化されたスプレー液のスプレーミスト流に対し、空気キャップ4の先端側から、液吐出口の中心方向に向かってパターンエアが噴射される。スプレー液のスプレーミスト流は、パターンエアによって所望のスプレーパターンを形成しつつ被処理物に噴霧される。
ボディブロック2の中央には、図1の左右方向に沿ってノズル孔11が貫通形成されている。ノズル孔11の左方側は拡径され、ノズル装着部12となっている。ノズル装着部12は、大径部12aと小径部12bからなる段付の円筒孔となっており、ボディブロック2の左端面に開口・凹設されている。ノズル装着部12には、ノズル3が取り付けられる。ノズル3は、左端側にノズル部13、右端側にボス部14を備え、ノズル部13とボス部14の間にはフランジ部15が形成されている。ノズル3の中央部には、コーティング液等が流通する流路孔31が、軸方向に沿って貫通形成されている。ノズル部13の左端は先細状となっており、流路孔31と連通する形で液吐出口32が開口形成されている。
ノズル装着部12の大径部12aには、フランジ部15が螺合固定される。大径部12aの内周には雌ネジ部16が、フランジ部15の右端部側外周には雄ネジ部17がそれぞれ形成されており、ノズル3は、雌ネジ部16に雄ネジ部17をねじ込むことによりノズル装着部12に固定される。大径部12aにフランジ部15を螺合固定すると、小径部12bにボス部14が挿入される。ボス部14の外周にはOリング18が装着されており、ボス部14は、小径部12b内に気密状態で取り付けられる。
ボディブロック2の左端側には、キャップナット21が取り付けられる。ボディブロック2の左端外周部には、雄ねじ形状のキャップナット取付部22が形成されている。キャップナット21は、このキャップナット取付部22に螺合固定される。空気キャップ4の右端部には係合部23が形成されており、係合部23は、キャップナット21の左端部に形成された内鍔部24と係合する。キャップナット21は、係合部23と内鍔部24を係合させた状態で、キャップナット取付部22に取り付けられる。係合部23と内鍔部24との内側には、キャップリテーナ25が取り付けられている。
ノズル3は、キャップナット21により、ボディブロック2と空気キャップ4との間に挟持される。ノズル3のフランジ部15の左端部には、テーパ状のキャップ当接面26が形成されている。これに対し、空気キャップ4の右端部には、ノズル当接面27が形成されている。両当接面26,27は、キャップナット21を空気キャップ4と共にキャップナット取付部22に固定すると密接する。また、キャップナット21の内側には、キャップリテーナ25とパッキン28が取り付けられ、キャップナット21は、パッキン28を介して、ボディブロック2に気密状に取り付けられる。
このように、キャップナット21をキャップナット取付部22にねじ込み固定すると、ボディブロック2と空気キャップ4との間に、ノズル3が気密状態で挟持固定される。また、ノズル3もノズル装着部12にねじ込み式にて固定される。すなわち、スプレーガン1では、特に専用工具を用いることなく、ノズル3をボディブロック2に取り付けることができる(工具レス構造)。従来のスプレーガンでは、ノズル3の組み付けや分解に際し専用工具を要し、作業性が良くなかった。これに対し、当該スプレーガン1では、Oリング18やパッキン28と空気キャップ4、キャップナット21によって、簡単にノズル3を着脱できる。従って、従来のスプレーガンに比して、装置の組み付け、分解が容易であり、分解洗浄時等における作業性向上が図られる。また、ノズル3がノズル装着部12に螺合固定されているため、キャップナット21を外しても、ノズル3がボディブロック2から脱落しない。このため、分解時に部品がバラバラに散らからず、分解作業も容易となる。
ボディブロック2には、コーティング液等や圧縮空気が供給される各種流路が設けられている。図5は、スプレーガン1における各種流路の構成を簡略化して示した説明図、図6は、図3のB−B線に沿った断面図、図7は、図1のC−C線に沿った断面図である。図3〜7に示すように、スプレーガン1には、噴霧液流路41と、アトマイズエアとパターンエアの共用エア流路42が設けられている。各流路41,42には、図示しない口金を介して、各種チューブが接続される。すなわち、噴霧液流路41には、コーティング液等を供給する噴霧液チューブが接続される。また、共用エア流路42には、圧縮空気を供給する各種エア配管(アトマイズ・パターンエアチューブ)がそれぞれ接続される。
各流路41,42は、ブロック上面2aから、まずブロック中央に向かって下方に延びている。噴霧液流路41は、連絡孔43を介して、ブロック中央にてノズル孔11に開口している。前述のように、ノズル装着部12の小径部12bには、ノズル3のボス部14が挿入されており、噴霧液流路41は、ノズル3内の流路孔31を介して、液吐出口32に連通している。
共用エア流路42からは、アトマイズエア流路44とパターンエア流路45が分岐している。図3,6,7に示すように、アトマイズエア流路44は、ブロック中央にて共用エア流路42の第1流路42aから分岐し、ブロック内を横方向に延び、ボディブロック2の左端側にてノズル装着部12に開口する。ノズル3のフランジ部15には、連通孔46が設けられており、アトマイズエア流路44は、連通孔46を介して、空気キャップ4内とノズル3との間に形成されたアトマイズエアチャンバ47につながっている。空気キャップ4の中央部には、ノズル3の先端部が挿入されるノズル挿入孔48が形成されており、アトマイズエアチャンバ47と連通している。空気キャップ4の左端面4aにはさらに、補助孔49が形成されている。
パターンエア流路45は、図3,6,7に示すように、共用エア流路42の第2流路42bから分岐し、ボディブロック2の左端側に延び、ボディブロック2の左端面に開口している。パターンエア流路45の開口は、キャップナット21内部に形成されるパターンエアチャンバ51に臨んでいる。パターンエアチャンバ51には、空気キャップ4内に形成されたパターンエア導入路52も開口しており、パターンエア流路45は、パターンエアチャンバ51を介して、パターンエア導入路52と連通している。空気キャップ4には2個の突起部53が設けられており、パターンエア導入路52は、突起部53の先端部に開口形成されたパターンエア孔54につながっている。
共用エア流路42中のパターンエア流路45の分岐前段には、パターンエア調節機構60が設けられている。パターンエア調節機構60は調節バルブ61を有しており、調節バルブ61は、ボディブロック2に形成されたバルブ孔62に取り付けられている。スプレーガン1では、パターンエア調節機構60は、アトマイズエア流路44の分岐とパターンエア流路45の分岐の間に配置されており、パターンエアのオンオフやエア量の調整を、アトマイズエアを供給しつつ、スプレーガン側にて行えるようになっている。
パターンエア調節機構60では、バルブ孔62の奥部は連通チャンバ63となっており、連通チャンバ63の上部(図6基準)には、共用エア流路42の第1流路42aが開口している(開口65a)。また、連通チャンバ63の奥端部には、共用エア流路42の第2流路42bが開口しており(開口65b)、バルブ孔62も共用エア流路42の一部として使用される。調節バルブ61の一端側にはツマミ部66が、他端側にはバルブロッド67と雄ネジ部68が形成されている。雄ネジ部68は、バルブ孔62に形成された雌ネジ部69と螺合し、ツマミ部66を回すことにより、調節バルブ61は図6において左右方向に移動(進退)する。バルブロッド67の先端はテーパ部71となっており、第2流路42bの開口65b内に進退可能となっている。
パターンエア調節機構60では、調節バルブ61のツマミ部66を回すことにより、パターンエア流路45へのエア供給量を調節できるようになっている。すなわち、ツマミ部66を回すと、バルブスクリュー64が回転し、バルブロッド67が図6において左方に移動する。そして、バルブロッド67のテーパ部71が開口65bに嵌合すると、開口65bが塞がれ、第2流路42bが閉鎖状態となり、パターンエア流路45へのエア供給が遮断される(パターンエアOFF状態)。これに対し、ツマミ部66を前述とは逆方向に回すと、バルブロッド67が図6において右方に移動し、開口65bからテーパ部71が離脱する。すると、開口65bが開き、第2流路42bが開放状態となり、パターンエア流路45にエアが供給される(パターンエアON状態)。その際、調節バルブ61の操作量(ツマミ部66の回転角度)により、開口65bの開度を適宜調整でき、これにより、パターンエアの噴出量を任意に制御することができる。
当該スプレーガン1では、コーティング液等は、噴霧液流路41から、ノズル孔11、流路孔31を経て、液吐出口32に供給される。コーティング液等のオンオフや、供給量・供給圧の調整等、スプレー液の供給状態の制御は、液供給を行うポンプ(供給装置)側にて適宜行われる。また、アトマイズエアは、共用エア流路42から、アトマイズエア流路44、ノズル装着部12、連通孔46、アトマイズエアチャンバ47を経て、ノズル挿入孔48や補助孔49に供給される。パターンエアは、共用エア流路42から、パターンエア調節機構60、パターンエア流路45、パターンエアチャンバ51、パターンエア導入路52を経て、パターンエア孔54に供給される。
このように、スプレーガン1では、アトマイズエアとパターンエアを供給する流路の導入部が、共用エア流路42として共通化されている。また、ボディブロック2には、ニードル弁が設けられておらず、それを作動させるためのピストン・シリンダも取り付けられていない(ニードルレス・ピストンレス構造)。このため、ボディブロック2内の流路を減らすことができると共に、ピストン・シリンダ部分も省かれているため、スプレーガン1を大幅に小型化することが可能となると共に、スプレーガン1の製造工数も削減できる。
また、従来、それぞれ別個に設けられていたアトマイズエア流路とパターンエア流路を統合すると共に、シリンダエア流路を省くことにより、エア導入口を3個から1個に減らすことができる。このため、スプレーガン1に接続される配管やジョイント類を少なくすることができ、スプレーガン周りの構成を簡素化することが可能となる。従って、スプレーガンの設置や移動が行い易くなると共に、装置の洗浄も容易となり、スプレーガンの設置やメンテナンスの作業性が改善される。また、本考案のスプレーガン1では、コーティング液等の分も含め従来のスプレーガンでは4個存在した供給口を2個に削減することができ、ボディブロック2を従来の半分程度の寸法に小型化することが可能となった。
一方、スプレーガン1のように、アトマイズエアとパターンエアの流路を共通化すると、アトマイズエアと共にパターンエアがオンオフしてしまい、パターンエアの調整ができなくなる。これに対し本考案のスプレーガン1は、アトマイズエアとパターンエアの流路を共通化するものの、パターンエア流路45の前段にパターンエア調節機構60が設けられているため、パターンエアの量を適宜調整することができる。これにより、パターンエアのオンオフや噴射量をスプレーガン1側にて制御できるので、現場での調整が行いやすく、スプレーガンの利便性も向上する。
本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例は、パンコーティング装置に本考案のスプレーガンを適用した例を示したが、当該スプレーガンは、流動層装置等の他の粉粒体処理装置にも適用可能である。また、粉粒体処理装置以外にも、スプレーガンから、移動する処理対象物に対してスプレーを行う場合、例えば、自動車や家具等に塗装を行うラインにも当該スプレーガンは好適に使用可能である。
1 スプレーガン
2 ボディブロック
2a ブロック上面
3 ノズル
4 空気キャップ
4a 左端面
11 ノズル孔
12 ノズル装着部
12a 大径部
12b 小径部
13 ノズル部
14 ボス部
15 フランジ部
16 雌ネジ部
17 雄ネジ部
18 Oリング
21 キャップナット
22 キャップナット取付部
23 係合部
24 内鍔部
25 キャップリテーナ
26 キャップ当接面
27 ノズル当接面
28 パッキン
31 流路孔
32 液吐出口
41 噴霧液流路
42 共用エア流路
42a 第1流路
42b 第2流路
43 連絡孔
44 アトマイズエア流路
45 パターンエア流路
46 連通孔
47 アトマイズエアチャンバ
48 ノズル挿入孔
49 補助孔
51 パターンエアチャンバ
52 パターンエア導入路
53 突起部
54 パターンエア孔
60 パターンエア調節機構
61 調節バルブ
62 バルブ孔
63 連通チャンバ
64 バルブスクリュー
65a 開口
65b 開口
66 ツマミ部
67 バルブロッド
68 雄ネジ部
69 雌ネジ部
71 テーパ部

Claims (7)

  1. ノズルから吐出されるスプレー液を、前記ノズルの前方に向かって噴射されるアトマイズエアによって微粒子化し、
    微粒子化された前記スプレー液のミスト流に対し、前記ノズルの前方にてパターンエアを噴射することにより、前記スプレー液を所定のスプレーパターンにて被処理物に噴霧するスプレーガンであって、
    前記スプレー液が流通する噴霧液流路と、
    前記アトマイズエアと前記パターンエアが流通する共用エア流路と、
    前記共用エア流路から分岐し、前記アトマイズエアが流通するアトマイズエア流路と、
    前記共用エア流路から分岐し、前記パターンエアが流通するパターンエア流路と、
    前記共用エア流路中の前記パターンエア流路の前段に設けられ、前記パターンエア流路に対するエア供給量を制御するパターンエア調節機構と、を有することを特徴とするスプレーガン。
  2. ノズルから吐出されるスプレー液を、前記ノズルの前方に向かって噴射されるアトマイズエアによって微粒子化し、
    微粒子化された前記スプレー液のミスト流に対し、前記ノズルの前方にてパターンエアを噴射することにより、前記スプレー液を所定のスプレーパターンにて被処理物に噴霧するスプレーガンであって、
    前記ノズルが取り付けられるボディブロックと、
    前記ボディブロックに取り付けられ、前記ノズルの先端部が挿入されるノズル挿入孔と、前記パターンエアを噴射するパターンエア孔とを備え、前記ノズル挿入孔に配置された前記ノズルの周囲より前記アトマイズエアが噴射される空気キャップと、を有し、
    前記ボディブロックは、
    前記スプレー液が流通し、前記ノズルの液吐出口に連通する噴霧液流路と、
    前記アトマイズエアと前記パターンエアが流通する共用エア流路と、
    前記共用エア流路から分岐され、前記アトマイズエアが流通し、前記空気キャップ内に形成されたアトマイズエアチャンバを介して前記ノズル挿入孔と連通するアトマイズエア流路と、
    前記共用エア流路から分岐され、前記パターンエアが流通し、前記空気キャップ内に形成されたパターンエア導入路を介して前記パターンエア孔と連通するパターンエア流路と、
    前記共用エア流路中の前記パターンエア流路の前段に設けられ、前記パターンエア流路に対するエア供給量を制御するパターンエア調節機構と、を有することを特徴とするスプレーガン。
  3. 請求項2記載のスプレーガンにおいて、前記ノズルは、前記ボディブロックに形成されたノズル装着部に螺合固定されることを特徴とするスプレーガン。
  4. 請求項3記載のスプレーガンにおいて、前記ノズル装着部は、前記ボディブロックに凹設された円筒孔を備え、前記ノズルは、前記円筒孔内周に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有することを特徴とするスプレーガン。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のスプレーガンにおいて、前記共用エア流路は、前記アトマイズエア流路が分岐する第1流路と、前記第1流路の後段に配置され前記パターンエア流路が分岐する第2流路とを備え、
    前記パターンエア調節機構は、前記第1流路と前記第2流路の間に配置されることを特徴とするスプレーガン。
  6. 請求項5記載のスプレーガンにおいて、前記パターンエア調節機構は、
    前記第1流路及び前記第2流路と連通するバルブ孔と、
    前記バルブ孔に取り付けられ、前記第2流路の開口と嵌合、離脱可能なバルブロッドを備えた調節バルブと、を有し、
    前記調節バルブの進退により、前記第2流路の開口開度を調整することを特徴とするスプレーガン。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のスプレーガンにおいて、前記スプレーガンは、粉粒体に対しコーティング処理を行うパンコーティング装置に使用されることを特徴とするスプレーガン。
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