JP3165634U - 立体メガネ - Google Patents
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Abstract
【課題】電源やその周辺領域が破損などしても、それらの部材がフレームの内側に飛散しないようにした立体メガネを提供する。【解決手段】本立体メガネ1は、透視部5を有するフレーム2に、電源7を収容する収容部2Bが形成されている。そして、フレーム2の収容部2Bを囲繞する領域は、顔面側となる内側よりも外側が低強度となるように形成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、立体的な画像を視認可能にする立体メガネに関する。
従来、立体的な画像を楽しむために、家庭用テレビ、或いは映画館における映像機器として、3D画像を表示する画像表示装置が多数製品化されている。一般的に3D画像を見るためには、専用の立体メガネ(3Dメガネとも称されている)を用いる必要があり、このような立体メガネとして、アナグリフ方式や偏光方式等が知られている。これらの方式のメガネは、フレームに取着される透視部(通常のメガネではレンズが装着される部分となる)に、赤/青のフィルムを用いたり、偏光フィルムを設けたものであり、比較的安価な構成で立体的な画像を視認することができる。
また、上記した方式以外にも、より高画質の画像が視認できるように、例えば、特許文献1に開示されているような、シャッタ方式の立体メガネも知られている。このシャッタ方式の立体メガネは、テレビなどの画像表示装置から送信される信号でメガネを駆動制御するものであり、高速で左右の透視部に設けられている液晶シャッタを交互に開閉(ON/OFF)駆動する構造となっている。
上記したような高画質型の立体メガネ(シャッタ方式の立体メガネ)は、フレーム部分に制御回路(液晶シャッタ駆動用の制御回路)、及び駆動用の充電池や電池(以下、電源と称する)などの機能部品が収容されることとなるが、従来の立体メガネでは、これらの収容方法については特に考慮されておらず、フレームの透視部の近傍を膨出させて収容するのが一般的となっている。
ところで、上記した機能部品に何らかの原因でトラブルが生じた場合、例えば、前記制御回路が電源の充電中、或いは使用中に不具合等が生じて短絡状態になると、前記電源が破裂する可能性があり、それに伴って周囲の部材が破損することも有り得る。そして、このようなケースを想定すると、電源の構成部材やその周囲の部材などがフレームの内側(顔面側)に飛散することは好ましいことではない。
本考案は、上記した問題に着目してなされたものであり、電源やその周辺領域が破損などしても、それらの部材がフレームの内側に飛散しないようにした立体メガネを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本考案は、透視部を有するフレームに電源を収容する収容部を形成した立体メガネであって、前記フレームの収容部を囲繞する領域は、内側よりも外側が低強度に形成されていることを特徴とする。
上記した構成の立体メガネは、フレームに形成された収容部に収容された電源が使用中に何らかのトラブルで破裂しても、収容部を囲繞する領域は、内側(立体メガネを装着した際の顔面側)よりも外側が低強度に構成されているため、たとえフレームが破損するようなことがあっても、部材を確実に外側に飛散させることができ、装着者の安全性が確保される。
なお、ここでの「低強度」とは、フレームに形成されている電源の収容部を断面で捉えた場合、収容部に対する内側構造(顔面側となる内側構造)よりも、外側構造が相対的に弱くなっている構成であることを意味する。例えば、収容部を囲繞する領域の外側を、内側よりも強度が低い素材で形成すること、内側に強度の高い部材(金属やFRPのプレート)を設置すること、或いは、内側よりも外側を薄肉厚に形成すること等が含まれる。さらには、収容部の外側を、フレームに対して離脱可能なカバーで覆うことによって、収容部に対する内側構造よりも、外側構造を低強度化(電源が破裂してもカバー部分が容易に離脱できるため、内側と比較すると相対的に強度が弱くなる)することも可能である。
また、上記したように、収容部をカバーで覆う構成とした場合、そのカバーは、フレームに対して直交する方向に圧入される爪によってフレームに対して装着する構成にすることが好ましい。このような離脱構造とした場合、電源が破裂した際、カバー部分を容易に外側に飛散させることができ、内側へ部品が飛散することが確実に防止される。或いは、前記電源を、収容部内において、内側の内面部に対して着脱可能に取着したり、前記離脱可能なカバーの内面に対して着脱可能に取着することで、電源についても容易に外側に飛散させることができ、内側へ部品が飛散することが確実に防止される。
本考案によれば、電源やその周辺領域が破損などしても、それらの部材がフレームの内側に飛散しないようにした立体メガネが得られる。
以下、本考案に係る立体メガネの一実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1から図3は、本考案に係る立体メガネの第1の実施形態を示す図であり、図1は全体構成を示す斜視図、図2は側面図、そして、図3は図2のA−A線に沿った断面図である。
図1から図3は、本考案に係る立体メガネの第1の実施形態を示す図であり、図1は全体構成を示す斜視図、図2は側面図、そして、図3は図2のA−A線に沿った断面図である。
本考案に係る立体メガネ1は、より高画質の画像が視認できるように、図示されていない画像表示装置側から送信される信号で制御されるシャッタ方式を採用している。図1に示すように、立体メガネ1は、装着者の耳に掛けられるフレーム2を備えており、このフレーム2には、装着者が透視する透視部(通常のメガネにおいてレンズ部分となる)5を保持する保持部2aが設けられている。この場合、前記透視部5は、公知のように、液晶パネル(液晶シャッタ)として構成されており、画像表示装置側から送信される信号に基づいて、高速で左右の液晶パネルが交互に開閉(ON/OFF)駆動され、立体的な画像を視認させるようになっている。
前記フレーム2は、合成樹脂などの素材で形成されており、前記保持部2aの両端から後方側に延出する一対の腕部(通常のメガネでは、テンプルとも称される)2bを備えている。一対の腕部2bのそれぞれの中央部分には、ヒンジ部6が設けられており、一対の腕部2bを折畳めるようにしている。また、前記一対の腕部2bの一方(左目側)の前方部分は、前記透視部5を構成する液晶シャッタの駆動用の制御回路(図示せず)、及び駆動用の電源7などの各種機能部品が収容されるようになっている。具体的には、左目側の腕部2bのヒンジ部6よりも前方部分2Aが、そのような機能部品が収容される部分となっており、前方部分2Aには、電源7が収容される収容部2Bが形成されている。
なお、前記電源7は、図3に示すように、収容部2Bに対して多少の遊度をもって収容されていても良いし、空隙を有することなく収容されていても良い。また、電源7は、交換可能な電池であっても良いし、充電が可能な充電池であっても良い。充電池の場合、充電用の端子(図示せず)が外部に露出していても良いし、そのような端子を開閉可能なカバーで覆うようにしても良い。
そして、前記フレーム2(前方部分2A)の収容部2Bを囲繞する領域は、顔面側となる内側よりも外側が低強度となるように構成されている。本実施形態では、図3に示すように、フレーム2の前方部分2Aを形成している内側2Cよりも外側2Dを薄肉厚となるように構成している。すなわち、収容部2Bを囲繞する領域において、その内側2Cの肉厚をT1、外側2Dの肉厚をT2とした場合、T1>T2となるようにフレーム2(前方部分2A)が形成されており、これにより、電源7が収容される部分の外側2Dを、内側2Cに対して相対的に低強度化させている。
上記した構成の立体メガネ1によれば、収容部2Bに収容された電源7が使用中に何らかのトラブル(例えば、制御回路が電源7の充電中、或いは使用中に短絡状態になる等)が生じて破裂しても、収容部2Bを囲繞する領域は、内側2Cよりも外側2Dが低強度となっているため、たとえフレーム2(前方部分2A)の部分が、破裂した電源と共に破損等しても、これら破損した部材を確実に外側に飛散させることが可能となり、装着者の安全性が確保される。
図4(a)は、本考案に係る立体メガネの第2の実施形態を示しており、電源を収容する収容部の断面図である。
本実施形態では、電源7を収容する収容部2Bの外側が、フレーム2に対して離脱可能なカバー10で覆われている。収容部2Bは、フレーム2の前方部分において、外側が開口するように形成されており(開口部2E)、この開口部2Eを閉塞するようにして、板状のカバー10が装着されるようになっている。
この場合、電源7は、収容部2B内において、例えば接着テープ(両面テープ)などの接着手段12によって、内側の内面部2Fに対して着脱可能に取着されており、何らかのトラブルによって電源7が破裂しても、容易に内面部2Fから外れて外側に飛散できるようにしている。また、このような構成では、電源7は、接着手段12と内面部2Fとの間、及び/又は接着手段12との間に、金属板を介在して着脱可能に取着しておくことが好ましい。このように電源7を、収容部の内側の内面部に対して、金属板を介在して着脱可能に取着することで、フレーム2の内側をより強化することが可能となる。
さらに、本実施形態では、電源7は、離脱可能なカバー10の内面に対して、例えば接着テープ(両面テープ)などの接着手段13によって着脱可能に取着されており、カバー10はフレーム2に対して係合することなく、開口部2Eを閉塞している。このため、収容部2Bの外側は、内側に対して構造的に十分に低強度化された状態となっており、何らかのトラブルによって電源7が破裂しても、カバー10が確実に外側に飛散することができ、より装着者の安全性が確保されている。
図4(b)は、本考案に係る立体メガネの第3の実施形態を示しており、電源を収容する収容部の断面図である。
本実施形態においても、電源7を収容する収容部2Bの外側は、フレーム2に対して離脱可能なカバー20で覆われている。また、電源7は、収容部2B内において、例えば接着テープ(両面テープ)などの接着手段12によって、内側の内面部2Fに対して着脱可能に取着されており、何らかのトラブルによって電源7が破裂しても、容易に内面部2Fから外れて外側に飛散できるようにしている。
さらに、前記カバー20は、フレーム2に対して直交する方向(矢印で示す方向)に突出形成された爪20aが、フレーム2に形成された係合穴2Hに圧入されることで、矢印方向に沿って着脱可能に装着されている。これにより、カバー20は、何らかのトラブルによって電源7が破裂しても、外側に容易に飛散することが可能となり、装着者の安全性が確保されている。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。本考案では、電源7が収容される収容部2Bを囲繞する領域において、内側(顔面側)よりも外側が、強度的に低くなるような構造となっていれば良く、フレーム2の形状、機能部品の設置態様、電源7を収容する収容部の形状や電源の収容態様などについては、種々変形することが可能である。また、内側よりも外側を、強度的に低くなるような構造にする手法としては、例えば、収容部2Bを囲繞する領域の外側2Dを、内側2Cよりも強度が低い素材で形成しても良いし、内側2Dに金属やFRPのプレートを取着したり埋設等しても良い。
1 立体メガネ
2 フレーム
2B 収容部
2C 内側
2D 外側
5 透視部
7 電源
10,20 カバー
2 フレーム
2B 収容部
2C 内側
2D 外側
5 透視部
7 電源
10,20 カバー
Claims (7)
- 透視部を有するフレームに電源を収容する収容部を形成した立体メガネであって、
前記フレームの収容部を囲繞する領域は、内側よりも外側が低強度に形成されていることを特徴とする立体メガネ。 - 前記収容部を囲繞する領域の外側は、前記内側よりも薄肉厚に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の立体メガネ。
- 前記収容部は、前記外側がフレームに対して離脱可能なカバーで覆われていることを特徴とする請求項1又は2に記載の立体メガネ。
- 前記電源は、収容部内において、内側の内面部に対して着脱可能に取着されていることを特徴とする請求項3に記載の立体メガネ。
- 前記電源は、収容部の内側の内面部に対して、金属板を介在して着脱可能に取着されていることを特徴とする請求項4に記載の立体メガネ。
- 前記電源は、収容部内において、前記離脱可能なカバーの内面に対して着脱可能に取着されていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の立体メガネ。
- 前記カバーは、前記フレームに対して直交する方向に圧入される爪によってフレームに対して装着されることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の立体メガネ。
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JP2010007521U JP3165634U (ja) | 2010-11-16 | 2010-11-16 | 立体メガネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010007521U JP3165634U (ja) | 2010-11-16 | 2010-11-16 | 立体メガネ |
Publications (1)
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JP3165634U true JP3165634U (ja) | 2011-01-27 |
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2010
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