JP3160164B2 - 呼吸用気体供給装置 - Google Patents
呼吸用気体供給装置Info
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Description
て作動し得る自動開閉弁を備えた呼吸用気体供給装置に
関する。特に好ましくは、酸素濃縮気体供給装置であっ
て呼吸のサイクルに応じて作動し得る自動開閉弁を具備
したものに関する。
酸素療法において用いられる自動開閉弁は、酸素濃縮装
置の内部又は、酸素ボンベ用キャリヤカートに組み込む
等の酸素濃縮気体発生手段の近辺に設置する為、患者は
常時酸素発生源の近傍で利用している。移動する場合は
酸素発生源を付随させて移動することとなり重量物を移
動させる必要があり、呼吸器疾患患者には過大な労力が
必要となる。
ルに応じて作動し得る自動開閉弁を備えた呼吸用気体供
給装置において、呼吸用気体供給用導管を任意に延長で
きるようにして患者の行動範囲を拡大しようとするもの
である。この場合、患者の呼吸にともなって発生する圧
力変化を検出して得られる圧力信号による呼吸位相検知
方式(例えば特開平1−221170号公報参照)にお
いては、呼吸用気体供給用導管を長くした場合に検知感
度が低下する問題点が発生し延長距離に限界が有る。或
いは、単に任意に延長された導管の先端に自動開閉弁を
設置しただけでは、呼吸サイクルに同調させて間欠的に
供給する1パルス当たりの呼吸用気体供給量が、任意に
延長された導管長さにより変化し、処方値に適合した量
のパルス波形を実現することが出来ない。本発明は、こ
れらの問題点に解決し、呼吸位相の検知と自動開閉弁の
制御が正確に出来、および呼吸用気体の供給量の変動を
伴わずに任意に導管を延長可能となり、患者等の使用者
の行動範囲を拡大することが出来る呼吸用気体供給装置
を提供することを目的としている。
置としては、呼吸用気体の発生手段と、一端が該発生手
段に連通し他端に該呼吸用気体の解放型供給手段を有し
途中に自動開閉弁手段を有した任意の長さの導管手段
と、呼吸における少なくとも一部の所定位相を検知し得
る機能を有した呼吸位相検知手段と、該検知手段の検知
結果に基づいて該自動開閉弁手段の開閉を制御する為の
制御手段を備えた呼吸用気体供給装置において、該自動
開閉弁と、該検知手段と、該制御手段とが該導管手段の
下流側に設置されたことを特徴とするものがあり、それ
によって患者の行動範囲を大幅に拡大することができ
る。ここで下流側とは、導管手段の後半部を意味し、特
に、先端の近傍が好ましい。
知手段を該自動開閉弁手段の下流側に設置することがよ
り好ましい。
吸用気体の発生手段と、一端が該発生手段に連通し他端
に該呼吸用気体の解放型供給手段を有し途中に自動開閉
弁手段を有した任意の長さの導管手段と、呼吸における
少なくとも一部の所定位相を検知し得る機能を有した呼
吸位相検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて該
自動開閉弁手段の開閉を制御する為の制御手段を備えた
呼吸用気体供給装置において、該自動開閉弁の上流側近
傍、より具体的には直前にオリフィス等の絞り機構とク
ッションタンク等の溜機構を直列に設置したものが含ま
れる。それによって任意に延長された導管の長さによる
呼吸用気体の供給パターンの変化を少なくし、呼吸位相
の検知と自動開閉弁の制御が正確に出来るようになる。
呼吸用気体の発生手段と、一端が該発生手段に連通し他
端に該呼吸用気体の解放型供給手段を有し途中に自動開
閉弁手段を有した任意の長さの導管手段と、呼吸におけ
る少なくとも一部の所定位相を検知し得る機能を有した
呼吸位相検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて
該自動開閉弁手段の開閉を制御する為の制御手段を備え
た呼吸用気体供給装置において、該絞り機構は供給する
気体量に適合する寸法値のものを複数個具備し、気体流
量目標値に合わせて切り替えて使用することも可能にし
たものが含まれ、さらには該溜機構として同等容積を有
する寸法の導管を用いたものも含まれる。
と、一端が該発生手段に連通し他端に該呼吸用気体の解
放型供給手段を有し、途中に自動開閉弁手段を有した任
意の長さの導管手段と、呼吸における少なくとも一部の
所定位相を検知し得る機能を有した呼吸位相検知手段
と、該呼吸位相検知手段の検知結果に基づいて該自動開
閉弁手段の開閉を制御する為の制御手段を備えた呼吸用
気体供給装置において、該自動開閉弁と、該呼吸位相検
知手段と、該制御手段とが該導管手段の上流側に設置さ
れており、該自動開閉弁の上流側に絞り機構と溜機構と
を設置したことを特徴とする呼吸用気体供給装置が含ま
れる。ここで上流側とは、導管手段の前半部を意味し、
好ましくは、酸素濃縮器等の呼吸用気体発生手段を収納
した筐体内に収納したものがあげられる。
吸用気体が酸素又は、酸素濃縮気体であり、その発生手
段が酸素濃縮器、酸素ボンベ、液体酸素貯留タンクであ
るものがあげられる。酸素濃縮器としては、例えば窒素
を選択的に吸着し得る吸着剤を用いた吸着型酸素濃縮器
や、酸素透過性膜を用いた膜型酸素濃縮器があげられ
る。
鼻孔や口に対して密閉されない状態即ち大気に解放され
た状態で呼吸用気体を供給するものであって、例えば鼻
カニューラが例としてあげられる。
弁、交流励磁式電磁弁、空気作動式自動弁、パイロット
作動型電磁弁等が好ましく、中でも直流励磁型電磁弁、
空気作動式自動弁、及びパイロット作動型電磁弁等が鉄
芯等の動きがゆるやかで寿命が長く且つ作動時の発生音
が小さく低騒音化の対策上更に好ましく、特に直流励磁
型電磁弁が実用的である。
気及び呼気のサイクルが検知できるものであればいかな
るものであってもよい。その具体例としては、呼気及び
呼気の通路における気流に関する圧力、温度、湿度等の
呼吸に基づいて変化する値を検知するための手段があげ
られる。その他に例えば流体論理素子等の気体の流れ特
性によるものがあげられる。
を検知するものと、圧力自体を測定するものがあるが、
前者が実用上好ましく、特に圧力の変化速度を検知する
ようにしたものが感度を高めるうえで有効である。圧力
変動を検知するための手段としては、例えば呼気及び吸
気が通過する通路である鼻孔等において開口部を有した
導管内にダイヤフラム等を用いた圧力変動検知手段があ
げられる。ダイヤフラム式の微圧変動検知手段には、ス
テンレス等の金属材料を用いたものがある。また、その
他に静電容量変化により圧力又は差圧を測定するための
導電性物質で表面処理した高分子フィルムをダイヤフラ
ムとして用いたものがあげられる(特開昭64−213
30号公報参照)。特にかかる高分子フィルムをダイヤ
フラムとして用いた検知手段の場合には、数mmAq程
度の微圧・微差圧の変動を検知するのに適している。
尚、そのダイヤフラムの一方の面側の空間に連通し、多
端が鼻孔等において開口した導管は、呼吸用気体を鼻孔
等に供給するための導管手段と別に設けてもよいが、両
方の機能を一本の導管手段にもたせたものであってもよ
い。
熱電対等の如く温度検知部材を呼気及び吸気の通路即ち
呼吸気流中に配置したものがあげられる。
等の呼吸気流中から離れた位置でその変動を検知できる
ことから便利であり、特に圧力変動検知のための導管手
段を呼吸用気体を供給するための導管手段と共通にでき
る利点がある。
吸における少なくとも一部の所定位相としては、吸気開
始時、呼気開始時等があげられる。特に、吸気開始時を
所定位相として検知するようにしたものが吸気に対応さ
せて呼吸用気体の供給が安定に行うことができるので実
用上有利である。
転においては、呼吸位相検知手段による検知結果に基づ
いて、呼吸気体供給導管の途中に設けた自動開閉手段の
開閉を行うことによって、少なくとも吸気位相の一部に
おいて呼吸用気体を間欠的に供給するようにしたもので
ある。
は、使用者の行動範囲を拡大する為に任意に延長された
導管を用いた時に、圧力信号による呼吸位相検知方式
(特開平1−221170号公報参照)においては検知
感度が低下し、正確な気体の供給が困難になることを防
止する為の手段を具備せしめたことにある。尚、本発明
の装置では、呼吸位相検知用の圧力変動センサーを設置
した部分の下流側において、水面蒸発タイプの加湿器を
必要に応じて使用できるように具備させてもよい。
具体的実施例について説明する。但し、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
らなる酸素発生手段1からの酸素が、オリフィスなる絞
り機構2及びタンク機構3を介して、圧力変動の検知に
より呼吸位相を検知する圧力変動センサー5の検知結果
を基にデマンドバルブコントローラー6により制御され
るデマンドバルブ4を通過する。更に、延長チューブ7
を通過して鼻カニューラ8の解放型供給手段より供給さ
れる。
ー5、デマンドバルブコントローラー6及びデマンドバ
ルブ4が設置されており、それらが酸素濃縮器なる筐体
9の内部に収納されていることを特徴としている。尚、
筐体9に収納されている圧力変動吸着式酸素濃縮手段自
体の記載は、図1では省略する。
が任意の長さの延長チューブ17の先端近傍に備えた絞
り機構12、タンク機構13及びセンサー15の検知結
果を基にデマンドバルブコントローラー16で制御され
るデマンドバルブ14を通過する。更に鼻カニューラ1
8の解放手段より供給される。
ンサー15、デマンドバルブコントローラー16及びデ
マンドバルブ14が設置されていることを特徴としてい
る。
時の1パルス当たりの酸素供給量を示している。すなわ
ち従来技術である絞り機構及びタンク機構が設置されて
いない場合、延長チューブを長くしていくと1パルス当
たり酸素供給量が明らかに変化しており任意の延長チュ
ーブ長により正確なパルス波形を供給出来ない。これに
対し、本発明の絞り機構及びタンク機構を設置すること
により延長チューブの長さに関係なく1パルス当たりの
酸素供給量が一定となり正確なパルス波形が供給出来
る。この結果、本発明により使用者の行動範囲が大幅に
拡大される利点がある。
が任意の長さの延長チューブ27を介して絞り機構22
及び図2におけるタンク機構13と同等容積のその下流
の所定の長さのチューブ23を通過する。更に呼吸位相
検知手段25の検知結果を基にデマンドバルブコントロ
ーラー26で制御されるデマンドバルブ24を通過して
鼻カニューラ28の解放手段より供給される。
発明の溜手段の働きがあり溜機構と実質上同等容積を有
している。
ルブの上流側に絞り手段と溜手段を直列に配列したもの
が好ましく用いられ、特に図2、3に例示した如きもの
が好ましい。
イクルに応じて作動し得る自動開閉弁を備えたものであ
り、任意に導管を延長しても必要な気体供給量を正確に
得られる優れた効果を有している。又、任意に導管が延
長可能となり使用者の行動範囲が大幅に拡大できる効果
を有している。
模式的例示。
模式的例示。
場合及びその装置で絞り機構とタンク機構がない場合の
各々について、延長チューブ長さと1パルス当たりの酸
素供給パターンの関係を例示したもの。
Claims (4)
- 【請求項1】 呼吸用気体の発生手段と、一端が該発生
手段に連通し他端に該呼吸用気体の解放型供給手段を有
し途中に自動開閉弁手段を有した導管手段と、呼吸にお
ける少なくとも一部の所定位相を検知し得る機能を有し
た呼吸位相検知手段と、該呼吸位相検知手段の検知結果
に基づいて該自動開閉弁手段の開閉を制御する為の制御
手段を備えた呼吸用気体供給装置において、該発生手段
と該自動開閉弁手段とを連通する導管手段が少なくとも
3m以上の長さを有する導管手段であり、該自動開閉弁
手段上流側近傍に絞り手段及び溜め手段を備えることを
特徴とする呼吸用気体供給装置。 - 【請求項2】 該発生手段と該自動開閉弁手段とを連通
する導管手段が3〜33mの延長チューブであることを
特徴とする請求項1記載の呼吸用気体供給装置。 - 【請求項3】 該絞り手段が、供給する気体量に適合す
る寸法値の絞り機構を複数個備え、気体流量目標値に合
わせて切り替えて使用することも可能としたものである
請求項1,2に記載の呼吸用気体供給装置。 - 【請求項4】 該溜手段が、溜機構又はそれと実質上同
等容積を有する寸法の導管である請求項1、2に記載の
呼吸用気体供給装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012394A JP3160164B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 呼吸用気体供給装置 |
CA002161307A CA2161307C (en) | 1994-10-25 | 1995-10-24 | An apparatus for supplying a respiratory gas to a patient |
AU34439/95A AU701970B2 (en) | 1994-10-25 | 1995-10-24 | An apparatus for supplying a respiratory gas to a patient |
US08/547,782 US5720276A (en) | 1994-10-25 | 1995-10-25 | Apparatus for supplying a respiratory gas to a patient |
DE69517573T DE69517573D1 (de) | 1994-10-25 | 1995-10-25 | Vorrichtung zum Zuführen von Atemgas an einen Patienten |
EP95116774A EP0713711B1 (en) | 1994-10-25 | 1995-10-25 | An apparatus for supplying a respiratory gas to a patient |
AU97145/98A AU706069B2 (en) | 1994-10-25 | 1998-12-16 | An apparatus for supplying a respiratory gas to a patient |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012394A JP3160164B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 呼吸用気体供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117337A JPH08117337A (ja) | 1996-05-14 |
JP3160164B2 true JP3160164B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=17343615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26012394A Expired - Fee Related JP3160164B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 呼吸用気体供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160164B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26012394A patent/JP3160164B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08117337A (ja) | 1996-05-14 |
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