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JP3156201U - 小型包装容器入り食品およびそれを用いた組合せ食品 - Google Patents

小型包装容器入り食品およびそれを用いた組合せ食品 Download PDF

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JP3156201U JP2009007138U JP2009007138U JP3156201U JP 3156201 U JP3156201 U JP 3156201U JP 2009007138 U JP2009007138 U JP 2009007138U JP 2009007138 U JP2009007138 U JP 2009007138U JP 3156201 U JP3156201 U JP 3156201U
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Abstract

【課題】食品の保存性がよくしかも小型包装容器からの食品の取出しが容易な小型包装容器入食品を提供する。【解決手段】開口部2d外縁につば状のフランジ部2bを形成する縦断面凹状の収容部2aと、開口部2dの全て,及び,フランジ部2bの上面の少なくとも一部に覆設される剥離可能な蓋体3と、を有する小型包装容器2内に食品4が充填されたことを特徴とする小小型包装容器入食品1aによる。【選択図】図1

Description

本考案は、小型のカップ状容器に珍味等の食品を充填した食べきりサイズの小型包装容器入り食品およびそれを用いた組合せ食品に関する。
従来、明太子やキムチ等の副菜は、主食であるごはんとともに食されたり酒のつまみとしても食されるものの、一度に大量に消費することはできない。その一方で、このような食品を少量ずつ販売することは、包装に関するコストの上昇等の観点から合理的とはいえず、また、消費者にとっても商品が割高になるなど不利であるため、ある程度の量をまとめて販売している。
しかしながらこの場合、副菜や珍味類の食品を少しずつ食べている間に残りの部分の風味や鮮度が落ちてしまったり、食べ飽きてしまう等の理由により最後まで美味しく食べることができないという課題があった。
このような課題を解決する目的で、様々な容器に収容された食品に関する発明や考案がいくつか開示されている。
特許文献1には「明太子の包装体」という名称で、辛子を含まない明太子及び辛子を含む明太子等の常温下での保存性を向上させた明太子の包装に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明は、製品重量の5〜13%食塩と製品重量2〜5%のエタノールを含有させた明太子をプラスチックフイルムとアルミニウムとを積層した可撓性のチューブ状容器に充填したことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、明太子を少量ずつ取り出して消費することができ、食べ残しを防止して残り部分の品質の低下を抑制することができるという効果を有する。
特許文献2には「小型包装容器入り魚卵」という名称で、簡単な操作によって内部の魚卵を取り出せる小型包装容器入り魚卵に関する考案が開示されている。
特許文献2に開示される考案は、動物、植物等の造形物の形をしてしかも容易に破ることのできる小型包装容器に適当に味付け調理されたスケトウダラ等の魚卵を詰めたことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献2に開示される考案によれば、小型包装容器に魚卵が詰められているので食べ残しがなくなり、仮に、食べ残しがあったとしても残りは小型包装容器に入っているので外観が汚くなることはない。
また、明太子を使用する際の魚卵の屑を使用することができるので、コスト面においても安価に製造できるという効果を有する。
特開昭63−7745号公報 実開平1−79993号公報
特許文献1に開示される発明においては、所望の量だけ明太子を取り出すことができるものの、明太子は通常の商品としての流通形態であるハラコ状ではないので、チューブ状容器からしぼり出した明太子の見た目が食欲をそそらず、美味しそうに見えないという課題があった。
特許文献2に開示される考案の場合も、明太子等の副菜を少量ずつ取り出して食することができると考えられるものの、小型包装容器が意匠性の高い形状である場合、狭い部分に入り込んだ食品を取り出すことが難しいという課題があった。この結果、小型包装容器内に収容される食品を残さず食べることができないという課題もあった。
本考案はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、明太子等の副菜や珍味系の食品を小片で又は少量ずつ収容しながらその保存性を高めるとともに、小型包装容器から食品を容易に取り出すことができる小型包装容器入食品及びそれを用いた組合せ食品を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1記載の考案である小型包装容器入り食品は、開口部外縁につば状のフランジ部を形成する縦断面凹状の容器部と、開口部の全て,及び,フランジ部の上面の少なくとも一部に覆設される剥離可能な蓋体と、を有する小型包装容器内に食品が充填されたことを特徴とするものである。
上記構成の考案において容器部は、小片に切り分けられた食品を、又は、少量を収容するという作用を有する。また、容器部の開口部外縁に形成されるフランジ部は、容器部の開口部への蓋体の取設を容易にするとともに蓋体を剥離可能に支持するという作用を有する。さらに、蓋体を、例えば、熱を用いて接着する際に、フランジ部を備えることで食品への熱の伝達を妨げて食品の変質や変性を抑制するという作用を有する。
また、蓋体は開口部に被覆されて容器部に収容される食品を外気から遮断するという作用を有する。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の小型包装容器入り食品であって、蓋体の一部につまみ部が延設されることを特徴とするものである。
上記構成の考案は、請求項1記載の考案と同じ作用に加えて、蓋体の一部につまみ部を備えることで、指先による蓋体の把持を容易にして開封作業を容易にするという作用を有する。
請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の小型包装容器入り食品であって、容器部は、フランジ部を基準面にして内側と外側を反転可能であることを特徴とするものである。
上記構成の考案は、請求項1又は請求項2記載の考案と同じ作用に加えて、収容部に食品を収容した状態で、フランジ部を基準面にして容器部の内側と外側を反転させた際に、食品の重力を利用して収容部の内側面から食品の離間を容易にするという作用を有する。
請求項4記載の考案は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型包装容器入り食品であって、蓋体の容器部内側に向う面に品質保持剤の保持部を備えることを特徴とするものである。
上記構成の考案は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の考案と同じ作用に加えて、品質保持剤は、食品の保存期間及び賞味期間を長くするという作用を有する。また、蓋体の容器部内側に向う面に品質保持剤の保持部を備えることで、蓋体を容器部から剥離すると同時に、容器内から品質保持剤の取り出しを可能にするという作用を有する。
請求項5記載の考案は、請求項4記載の小型包装容器入り食品であって、品質保持剤と食品との間に、品質保持剤への食品の接触を妨げるためのフィルムを介設することを特徴とするものである。
上記構成の考案は、請求項4記載の考案と同じ作用に加えて、フィルムは食品質保持剤と食品が接触するのを妨げるという作用を有する。
請求項6記載の組合せ食品は、包装容器内に請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の小型包装容器入り食品を少なくとも2個有し、包装容器内には、少なくとも2種類の異なる種類の食品が収容されることを特徴とするものである。
上記構成の考案において、包装容器内に内包される型包装容器入り食品は、請求項1乃至請求項5のそれぞれに記載される考案と同じ作用を有する。また、包装容器内に、少なくとも2種類の異なる種類の食品を収容することで、請求項6記載の考案は、様々な味の異なる食品を少しずつ消費者に提供するという作用を有する。
請求項1記載の考案によれば、副菜や珍味系の食品を、小さく切り分けたも状態(小片)で、あるいは、少量ずつ出荷することができるという効果を有する。
このため、消費者は、副菜や珍味系の食品を無駄なく必要量だけ少量ずつ消費することが可能となり、食べ残しを防止することができる。この結果、食べ残した食品の外観が著しく損なわれて美味しそうに見えなくなってしまったり、外気との接触により食べ残した食品の風味や食味が低下するのを防止することができるという効果を有する。
また、小型包装容器に蓋体を、例えば、熱を用いて取り付ける際に、小型包装容器に収容される食品への熱の伝達を抑制することができる。この結果、食品の包装時の熱による変性や変質を防止することができるという効果を有する。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案と同じ効果に加えて、蓋体の一部につまみ部を設けることで指先による蓋体の挟持が容易になり、これにより、容器部の開口部からの蓋体の剥離も容易にすることができる。このため、容器部の開口部に、しっかりと蓋体を取り付けることが可能となり、容器部内の密封性を高めることができるという効果を有する。
従って、食品の保存性を向上することができるという効果を有する。
請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の考案と同じ効果に加えて、容器部フランジ部を基準面にして内側と外側を反転可能とすることで、少量で重量の小さい食品を容器部から箸やスプーンを用いることなく容易に取り出すことを可能にするという効果を有する。
また、小型包装容器内に収容される食品の汁や調味料も容易に取り出すことが可能になるので、少量の食品も無駄なく消費することができるという効果を有する。
請求項4記載の考案は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の考案と同じ効果に加えて、蓋体に品質保持材の保持部を備えることで、食品中に含まれる添加物のみで食品の鮮度や賞味期間の維持が難しい食品についても、食品とは別体に設けられる品質保持剤を用いることで食品の鮮度と食味とを長期間にわたり好適に維持することができるという効果を有する。
また、請求項4記載の考案によれば、蓋体を剥離すると同時に品質保持材を容器部から取り出すことができるので、容器部に収容された食品の取り出し作業をスムースにすることができるという効果も有する。すなわち、容器部から食品を取り出す際に、品質保持材を手や箸等でつまみ出す必要がないので、食品の汁等が手について手が汚れるのを防止することができる。また、食品に手が触れることもないので衛生的である。
請求項5記載の考案は、請求項4記載の考案と同じ効果に加えて、フィルムを備えることで、品質保持剤と食品とが接触して食品が変質・変性したりや変色するのを防止することができるという効果を有する。
また、品質保持剤、より具体的には品質保持材を収容する容器で通気孔が形成されているものにフィルムを予め接着して取り付けておくことで、蓋体の剥離とともに容器部から品質保持剤及びフィルムを同時に取り出すことができる。この場合、容器部からの食品の取り出しを迅速かつ容易にすることができるという効果を有する。
請求項6記載の考案において包装容器内に収容される小型包装容器入り食品は、請求項1乃至請求項5記載のいずれか1項に記載のそれぞれの考案と同じ効果を有する。
また、請求項6記載の考案によれば、消費者は様々な味の異なった食品を少しずつ楽しむことができるという効果を有する。
(a)は本考案の実施例1に係る小型包装容器入り食品の外観図であり、(b)は本考案の実施例1に係る小型包装容器入り食品の蓋体の一部を剥離した状態を示す外観図である。 図1(a)中のA−A線矢視断面図である。 本考案の実施例2に係る小型包装容器入り食品の断面図である。 本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の断面図である。 本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の容器部から食品を取り出す様子を示す断面図である。 本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の容器部から食品を取り出す様子を示す断面図である。 本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の容器部から食品を取り出す様子を示す断面図である。 本考案の実施例4に係る組合せ食品の概念図である。
以下に、本考案の実施の形態に係る小型包装容器入り食品及びそれを用いた組合せ食品について実施例1及び実施例4を参照しながら説明する。
本考案の実施例1に係る小型包装容器入食品について図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は本考案の実施例1に係る小型包装容器入り食品の外観図であり、(b)は本考案の実施例1に係る小型包装容器入り食品の蓋体の一部を剥離した状態を示す外観図である。また、図2は図1(a)中のA−A線矢視断面図である。
図1(a),(b)及び図2に示すように本考案の実施例1に係る小型包装容器入食品1aは、中空容器である小型包装容器2の中空部に副菜や珍味系の食品4を小片で,あるいは,少量ずつ収容し、開口部2dに蓋体3を剥離可能に覆設したものである。
また、小型包装容器2は、中空部を有して食品4を収容する収容部2aの開口部2d外縁に、つば状のフランジ部2bを備えている。そして、蓋体3は、例えば、合成樹脂製のフィルム体により形成され、小型包装容器2の開口部2dの全てと、フランジ部2bの上面の全て,または,フランジ部2bの上面の少なくとも一部を被覆しながら、小型包装容器2の中空部を密封又は略密封しながらフランジ部2bの上面に接着剤又は熱により取り付けられている。
なお、ここで、蓋体3に被覆されるフランジ部2bの上面を「少なくとも一部」としているのは、蓋体3により小型包装容器2の開口部2dが閉じられて密封することができるのであれば、必ずしもフランジ部2bの上面の全てを蓋体3で被覆する必要はないからである。
なお、実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおいては、小型包装容器2にフランジ部2bを設けることで、収容部2aの開口部2dを蓋体3により密閉する場合で、かつ、蓋体3を熱により取り付ける場合に、収容部2a内に収容される食品4に熱が伝わりにくくなり、熱による食品の変質や変性を防止して、風味や食味が低下するのを防止することができるという効果を有する。
図1(b)は、本考案の実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおける蓋体3の外縁部をつまんでその一部を剥離した状態を示している。
実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおいては、蓋体3の端部に蓋体つまみ部3aを設けておいてもよい。
この場合、蓋体つまみ部3aはフランジ部2bの外縁からはみ出るように形成してもよいし、フランジ部2bの外縁に蓋体つまみ部3aの平面形状と符合するようにつまみ部2cを形成しその上に蓋体つまみ部3aを形成してもよい。
後者の場合、フランジ部2bに形成されるつまみ部2cの下面側に分割溝13を前もって形成しておき、蓋体3を剥皮する際に、蓋体つまみ部3a及びフランジ部2bに形成されるつまみ部2cの両方を指先でつまんで、つまみ部2c部分を分割溝13に添って折り曲げて分割し、この分割片をつまんだまま蓋体3をフランジ部2bから剥離してもよい。この場合、フランジ部2bに形成されるつまみ部2cが、蓋体3の蓋体つまみ部3aの指先による挟持を容易にするという効果が期待できる。
なお、実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおいて、小型包装容器2の収容部2aに収容する食品4は、副菜や珍味系の食品であり、例えば、明太子、かにミソ、海産キムチ、チャンジャ、数の子、たこわさ、イカの塩辛、佃煮等である。なお、食品4はここに記載されるものに限定される必要はなく、一度に大量に消費しないような食品を自由に選定して使用することができる。
これらはいずれも、食事や酒のつまみとした際に、味に彩を添える食品である一方、どれも一度に大量に消費することはできない。また、かといって少量ずつ販売することは、包装のためのコストがかかり価格が割高になるという点からも適切であるとはいえないため、通常これらの副菜や珍味系の食品は、ある程度の量がまとまって販売されている。
しかしながら、商品として包装された商品を一旦開封してしまうと外気との接触により酸化が進行し、味付けを濃くして長期間保存可能にした食品であっても時間の経過とともに風味や食味が低下することは避けられない。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、これらの副菜や珍味系の食品を小片にして,あるいは,少量ずつ個別に包装して食べ切りサイズとすることで、食品の食べ残しを防止するとともに、食べない部分の食品の品質や風味の低下を防止することを考え付いたのである。
さらに、実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおいては、小型包装容器2の収容部2aに食品4を小片で、あるいは、少量ずつ収容するため、収容部2a中に収容される食品4を残らず取り出せることが望ましい。その一方で、小型包装容器2は小さいので、収容部2aに収容される食品4の取出しがスムースにできない場合もある。
このため、実施例1に係る小型包装容器入食品1aにおいては、小型包装容器2のフランジ部2bを基準面にして収容部2aの内側と外側を反転可能としてもよい。すなわち、小型包装容器2の材質を変形可能な可撓材により構成してもよい。
この場合、蓋体3を剥離した小型包装容器2の開口部2dを、例えば、皿の側に向けて収容部2aの凸部分を指などで押圧してフランジ部2bを基準面に、収容部2aの内側と外側を反転させることで、収容部2aに収容される食品4を小型包装容器2の内側から剥離しつつ、かつ、食品4の自重により容易に食品4を取り出すことができるという効果を有する。食品4を取り出す際の手順については、後段において詳細に説明する。
また、収容部2aの内側を撥水性を有する材質により構成してもよい。この場合、収容部2aの内側からの食品4の離間を容易にすることができるので、小型包装容器2から食品4を一層取り出し易くすることができる。
なお、小型包装容器2における収容部2aとして、例えば、直径が48mm高さが30mmのポーションカップを用いてもよい。
図3を参照しながら実施例2に係る小型包装容器入食品について説明する。
図3は本考案の実施例2に係る小型包装容器入り食品の断面図である。なお、図1及び図2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3に示すように、実施例2に係る小型包装容器入食品1bは、上述の実施例1に係る小型包装容器入食品1aと同じ構成に加えて、蓋体3の裏面側に、より具体的には、収容部2aの中空部に向う側の蓋体3に、品質保持剤6が収容された品質保持剤収容袋5を設けるための保持部7を備えたものである。
小型包装容器2内に収容する食品4の種類によっては、それのみでは食品の保存が難しく、品質保持剤6とともに小型包装容器2内に収容することが望ましいものもある。
この場合、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5を収容部2aの底に入れると、収容部2aから食品4を取り出した際に、食品4とともに品質保持剤収容袋5も出てきてしまう可能性が高く、その際には、箸等で食品4から品質保持剤収容袋5を取り除く必要があり煩雑であった。また、蓋体3とは別体に品質保持剤収容袋5を食品4上に載置しておくと、蓋体3をフランジ部2bから剥離した後に、やはり箸等で収容部2a内から品質保持剤収容袋5を取り除く必要があり煩雑であった。
そこで、実施例2に係る小型包装容器入食品1bにおいては、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5を蓋体3の裏面側に取り付けておくことで、蓋体3の剥離と同時に品質保持剤収容袋5を収容部2aから取り出すことができるよう構成している。
このような実施例2に係る小型包装容器入食品1bによれば、収容部2aに食品4とともに品質保持剤6を収容することで食品4の品質保持期間を長くすることができるとともに、蓋体3の剥離と同時に収容部2a内から品質保持剤6が収容された品質保持剤収容袋5を取り出すことができるという効果を有する。
この結果、小さくて取扱いが煩雑な小型包装容器2からの食品4をスムースにすることができるという効果を有する。
図4を参照しながら本考案の実施例3に係る小型包装容器入食品について説明する。
図4は本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の断面図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図4に示すように、実施例3に係る小型包装容器入食品1cは、上述の実施例2に係る小型包装容器入食品1bと同じ構成に加えて、収容部2a内において食品4と、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5の間に、フィルム8を介設したものである。
このような実施例3に係る小型包装容器入食品1cによれば、開封前の収容部2a内において食品4と、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5とが直接接触するのを防止することができる。
この結果、品質保持剤収容袋5に通気用孔が形成されるなどの理由により品質保持剤収容袋5と食品4との直接的な接触が望ましくない場合に、フィルム8により食品4と品質保持剤収容袋5とを確実に分離することができる。
この結果、品質保持剤6への食品4の接触による食品の好ましくない変性や変質を防止することができる。
また、実施例3に係る小型包装容器入食品1cにおいて、品質保持剤収容袋5とフィルム8とを、例えば、接着剤等を用いて、あるいは、品質保持剤収容袋5に熱を用いて一体に接合しておいてもよい。
この場合、蓋体3を小型包装容器2から剥離すると同時に、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5及びフィルム8を小型包装容器2から取り出すことができる。
この結果、小型包装容器2中における食品4の保存性を良くするとともに、小型包装容器2からの食品4の取り出しをスムースにすることができるという効果を有する。
ここで、図4乃至図7を参照しながら本実施の形態に係る小型包装容器入食品から食品4を取り出す際の作業手順について説明する。
図5乃至図7はいずれも本考案の実施例3に係る小型包装容器入り食品の容器部から食品を取り出す様子を示す断面図である。なお、図1乃至図4に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
ここでは、本実施の形態に係る小型包装容器入食品の一例として、実施例3に係る小型包装容器入食品1cから食品4を取り出す場合を例に挙げて説明する。
実施例3に係る小型包装容器入食品1cから食品4を取り出すには、まず、図4に示す小型包装容器入食品1cの蓋体3に延設される蓋体つまみ部3aとフランジ部2bに延設されるつまみ部2cの両方を指先で挟持して、つまみ部2cを分割溝13から切り離してから、図5に示すように、蓋体3を上方に引き上げながらフランジ部2bの上面から蓋体3を剥離する。
この動作により、蓋体3の裏面側に設けられた、品質保持剤6を収容した品質保持剤収容袋5及びフィルム8が収容部2aから取り出される。
そして、図6に示すように、食品4が収容された小型包装容器2を、皿10上に上下を反転させて保持してから、図7に示すように、収容部2aの底部を外側面側から紙面下方に向って押圧して(図7中の符合Cで示す方向に押圧して)、フランジ部2bを基準面に収容部2aの内側と外側を反転させればよい。
この動作により、収容部2a内に収容された食品4は皿10上に押し出されて食品4の取出しが完了する。
このような本考案に係る小型包装容器入食品(小型包装容器入食品1c)によれば、小型包装容器2に収容された小片、又は、少量の食品4を、手を汚すことなく、また、箸等を用いることなく、そして、小型包装容器2内に食品4を残すことなくスムースに取り出すことができるという効果を有する。
なお、上述の実施例1乃至3においては、小型包装容器2の収容部2aとして、特定の形状を有するカップ状の容器を用いる場合を例に挙げて説明したが、収容部2aとしてこのような容器を必ずしも使用する必要はなく、収容部2aは食品4を収容することができ、かつ、その縦断面が凹状をなすものであれば、食品4の小片又は少量の食品4の外形にフィットした形状にしてもよい。
例えば、食品4として矩形状に切り分けた塊状の明太子や数の子を収容する場合、収容部2aの平面形状は略矩形状としてもよい。
この場合、食品4が小片又は少量であっても、その本来の形状を保ちながら収容部2aに収容することができるという効果を有する。この場合、小型包装容器2から取り出した食品4は、本来の形を概ねとどめているので美味しそうに見せることができるという効果を有する。
さらに、収容部2aを柔軟性の高い素材で形成し、収容部2a内に収容した後、収容部2a内の空気を抜いて真空状態又は略真空状態で食品4を密封しても良い。この場合、商品の保存性を高めることができるとともに、商品の本来の形状も好適に維持することができ、小型包装容器2から取り出した食品4を美味しそうに見せることができるという効果を有する。
実施例4に係る組合せ食品について図8を参照しながら説明する。
図8は本考案の実施例4に係る組合せ食品の概念図である。なお、図1乃至図7に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。また、実施例4に係る組合せ食品に用いられる小型包装容器入食品は、上述の実施例1乃至3のいずれかに記載される小型包装容器入食品、又は、これらのうちの少なくとも2種類を組み合せたものであるため、ここでは、実施例1乃至3に記載される小型包装容器入食品1a〜1cを総称して小型包装容器入食品1と記載している。
実施例4に係る組合せ食品11は、包装容器12中に少なくとも2個の小型包装容器入食品1を有し、包装容器12内に小型包装容器入食品1として収容される食品4の種類は少なくとも2種類であることを特徴とするものである。
より具体的には、実施例4に係る組合せ食品11は、図8に示すように包装容器12内に、例えば、食品4として明太子、数の子、かにミソ、海産キムチ、チャンジャ、たこわさ、イカの塩辛等がそれぞれ個別に収容された小型包装容器入食品1が単数又は複数個ずつ収容したものである。
このような実施例4に係る組合せ食品11によれば、様々な種類の食品4の味を少しずつ楽しむことができる。
これまでは、副菜や珍味形の食品を流通や販売を容易に目的である程度の量をまとめて販売していたが、従来のこのような方法では、食品4を食べ残した際にその風味や鮮度の劣化を招き易く、また、同じ食品4を食べ続けるとその味に飽きてしまい美味しさも低減してしまっていた。
これに対して、実施例4に係る組合せ食品11によれば、食品4を小片又は少量ずつ個別に包装した上で、複数種類の食品を包装容器12内にまとめて収容して流通・販売させることで、製造・販売する側は、これまでどおり流通や販売の利便性を確保することができ、他方、消費者側は、食品4の保存性がよくしかも小型包装容器2からの食品4の取出しが容易で、かつ、1つの組合せ食品11を購入することで様々な食品4を少しずつ楽しむことができるという効果が期待できる。
以上説明したように、本考案は食品の保存性がよく、しかも、食品を小型包装容器容易に取り出すことのできる小型包装容器入食品及びそれを用いた組合せ食品であり、食品や加工食品、製菓に関する分野において利用可能である。
1,1a〜1c…小型包装容器入り食品 2…小型包装容器 2a…収容部 2b…フランジ部 2c…つまみ部 2d…開口部 3…蓋体 3a…蓋体つまみ部 4…食品 5…品質保持剤収容袋 6…品質保持剤 7…保持部 8…フィルム 9…接着材 10…皿 11…組合せ食品 12…包装容器 13…分割溝

Claims (6)

  1. 開口部外縁につば状のフランジ部を形成する縦断面凹状の容器部と、前記開口部の全て,及び,前記フランジ部の上面の少なくとも一部に覆設される剥離可能な蓋体と、を有する小型包装容器内に食品が充填されたことを特徴とする小型包装容器入り食品。
  2. 前記蓋体の一部につまみ部が延設されることを特徴とする請求項1記載の小型包装容器入り食品。
  3. 前記容器部は、前記フランジ部を基準面にして内側と外側を反転可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の小型包装容器入り食品。
  4. 前記蓋体の容器部内側に向う面に品質保持剤の保持部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の小型包装容器入り食品。
  5. 前記品質保持剤と前記食品との間に、前記品質保持剤への前記食品の接触を妨げるためのフィルムを介設することを特徴とする請求項4記載の小型包装容器入り食品。
  6. 包装容器内に請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の小型包装容器入り食品を少なくとも2個有し、
    前記包装容器内には、少なくとも2種類の異なる種類の食品が収容されることを特徴とする組合せ食品。
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WO2013015345A1 (ja) * 2011-07-27 2013-01-31 株式会社フジシールインターナショナル 包装体
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