JP3150132B2 - 料理道具の蓋・取っ手組立体 - Google Patents
料理道具の蓋・取っ手組立体Info
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- A47J27/21—Water-boiling vessels, e.g. kettles
- A47J27/212—Water-boiling vessels, e.g. kettles with signaling means, e.g. whistling kettles
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に料理道具に
関し、特に蓋付きの平なべ又は焼きなべに関する。特
に、本発明は、圧力封止状態が得られていることを音で
知らせたり、料理道具を通気させたり、使用しないとき
は料理道具の蓋を支持する改良構造に関する。
関し、特に蓋付きの平なべ又は焼きなべに関する。特
に、本発明は、圧力封止状態が得られていることを音で
知らせたり、料理道具を通気させたり、使用しないとき
は料理道具の蓋を支持する改良構造に関する。
【0002】
【従来技術】料理道具は代表的には、種々の一般的なグ
ループに分けられ、これらのうち2つは深なべと平なべ
である。深なべは、比較的深い容器であり、これに対し
て平なべは、比較的浅い。両方のなべは、容器を密閉す
るのに蓋を用いる場合がある。両タイプの料理道具は、
共通の課題を有しており、これら課題は或る程度、他の
類似したタイプの料理道具(例えば、中華なべ)の場合
と共通している。
ループに分けられ、これらのうち2つは深なべと平なべ
である。深なべは、比較的深い容器であり、これに対し
て平なべは、比較的浅い。両方のなべは、容器を密閉す
るのに蓋を用いる場合がある。両タイプの料理道具は、
共通の課題を有しており、これら課題は或る程度、他の
類似したタイプの料理道具(例えば、中華なべ)の場合
と共通している。
【0003】公知タイプの料理道具では、容器とその蓋
は、容器内の食品が調理温度に達するとこれらの間に水
封をつくるよう設計されている。この水封状態がいった
ん生じると、容器に供給される熱を減少させてエネルギ
を節約することができ、それでいて容器内の内部圧力の
増大により適正な調理が依然として可能である。この水
封状態が得られた時点を使用者に音で知らせるために、
この料理道具は蓋の中に設けられた笛吹き又は呼び子イ
ンサートを更に有している。水封状態が得られると、容
器から抜け出る蒸気が、容器と蓋との間から出るのが阻
止される(これは、水封自体に起因する)。その代わり
に、この蒸気は笛吹きインサート中へ流れ、水封が得ら
れたときに流量が増大するのでインサートの構造に起因
して笛吹き音が発生する。すると、使用者は蓋の一部を
回して笛吹きインサートを覆ってこれを遮断し、音を止
めて容器の内部を密封する。
は、容器内の食品が調理温度に達するとこれらの間に水
封をつくるよう設計されている。この水封状態がいった
ん生じると、容器に供給される熱を減少させてエネルギ
を節約することができ、それでいて容器内の内部圧力の
増大により適正な調理が依然として可能である。この水
封状態が得られた時点を使用者に音で知らせるために、
この料理道具は蓋の中に設けられた笛吹き又は呼び子イ
ンサートを更に有している。水封状態が得られると、容
器から抜け出る蒸気が、容器と蓋との間から出るのが阻
止される(これは、水封自体に起因する)。その代わり
に、この蒸気は笛吹きインサート中へ流れ、水封が得ら
れたときに流量が増大するのでインサートの構造に起因
して笛吹き音が発生する。すると、使用者は蓋の一部を
回して笛吹きインサートを覆ってこれを遮断し、音を止
めて容器の内部を密封する。
【0004】この構造は有益なものであったが、笛吹き
インサートは欠点をもっている。具体的に述べると、こ
の笛吹きインサートは製作に費用がかなりかかる。さら
に、かかる笛吹きインサートを別体として蓋に組み付け
る必要があった。最後に、笛吹きインサートは、クリー
ニングが困難であり、完全にクリーニングするには蓋か
ら取り外す必要があった。
インサートは欠点をもっている。具体的に述べると、こ
の笛吹きインサートは製作に費用がかなりかかる。さら
に、かかる笛吹きインサートを別体として蓋に組み付け
る必要があった。最後に、笛吹きインサートは、クリー
ニングが困難であり、完全にクリーニングするには蓋か
ら取り外す必要があった。
【0005】内部の通気を可能にする種々の装置を備え
た料理道具を提供することも知られている。より精巧な
装置の場合、蓋は、これを通る通気を遮断したり、或い
は可能にするように可動な閉鎖部材が設けられた1又は
2以上の通気孔を有するものがある。もし蓋がかかる通
気孔を備えていないと、使用者は蓋を傾斜又は心外れ状
態で容器の上に置いて通気孔を作るようにするのが通例
である。これらの手段は両方とも、欠点を有している。
孔及び閉鎖部材は、クリーニングが困難であり、しかも
もし壊れると通気のしっぱなしとなる場合がある。蓋を
心外し状態で容器上に載せると、蓋が落ちる危険性が大
幅に高まり、こぼれが生じたり、使用者が火傷をする恐
れがある。
た料理道具を提供することも知られている。より精巧な
装置の場合、蓋は、これを通る通気を遮断したり、或い
は可能にするように可動な閉鎖部材が設けられた1又は
2以上の通気孔を有するものがある。もし蓋がかかる通
気孔を備えていないと、使用者は蓋を傾斜又は心外れ状
態で容器の上に置いて通気孔を作るようにするのが通例
である。これらの手段は両方とも、欠点を有している。
孔及び閉鎖部材は、クリーニングが困難であり、しかも
もし壊れると通気のしっぱなしとなる場合がある。蓋を
心外し状態で容器上に載せると、蓋が落ちる危険性が大
幅に高まり、こぼれが生じたり、使用者が火傷をする恐
れがある。
【0006】最後に、調理中、蓋を材料等を追加するた
めに内部に接近できるよう或る時間の間蓋を外しておく
ことが必要な場合が多い。これには、使用者が蓋を片手
で保持するか、或いは蓋を別の場所に置かなければなら
ない。蓋を保持することは使用者にとって厄介である。
蓋を別の場所に置くには、蓋を受け入れるのに十分な場
所を要するが、これは得られない場合がある。さらに、
蓋を別の場所に置くと、場合によっては蓋が汚れること
があり、すると蓋を元に戻したときに容器内の食品が汚
染されてしまう。
めに内部に接近できるよう或る時間の間蓋を外しておく
ことが必要な場合が多い。これには、使用者が蓋を片手
で保持するか、或いは蓋を別の場所に置かなければなら
ない。蓋を保持することは使用者にとって厄介である。
蓋を別の場所に置くには、蓋を受け入れるのに十分な場
所を要するが、これは得られない場合がある。さらに、
蓋を別の場所に置くと、場合によっては蓋が汚れること
があり、すると蓋を元に戻したときに容器内の食品が汚
染されてしまう。
【0007】
【発明の目的及び概要】本発明の目的は、水封及び笛吹
き指示手段を備え、安価でクリーニングが楽な料理道具
を提供する。
き指示手段を備え、安価でクリーニングが楽な料理道具
を提供する。
【0008】本発明の別の目的は、密閉位置と通気位置
の何れの位置でも蓋を保持できる料理道具を提供するこ
とにある。
の何れの位置でも蓋を保持できる料理道具を提供するこ
とにある。
【0009】本発明のもう一つの目的は、使用者が蓋を
これが保持される接近位置をとるよう傾けることができ
る料理道具を提供することにある。
これが保持される接近位置をとるよう傾けることができ
る料理道具を提供することにある。
【0010】上記目的及び他の目的は、本発明による料
理道具の蓋・取っ手組立体で達成される。蓋は、調理温
度に達すると音で知らせる笛吹きノブ組立体を有する蓋
を有している。笛吹きノブ組立体は、使用者に対する火
傷の恐れを少なくする蒸気偏向部分を有しており、構造
及び組立方法が簡単になっている。容器は、一対の側部
取っ手を有し、蓋は、側部取っ手を覆うことができる一
対のフィンガプロテクタを有している。側部取っ手とフ
ィンガプロテクタの各セットは、特徴的な嵌合関係をな
す。したがって、嵌合位置では、蓋のリムは、容器のリ
ムの上に載る。蓋を180°回すとフィンガプロテクタ
と側部取っ手を互いに非嵌合関係にすることができる。
このように嵌合関係を解くことにより、蓋を上方に間隔
をあけ、それにより容器の中を通気させたり空にするこ
とができる。フィンガプロテクタは又、側部取っ手の取
っ手孔に嵌まり込むことができる。使用者は、蓋を傾け
てフィンガプロテクタを取っ手孔に挿入してフィンガプ
ロテクタを取っ手孔の中に係合させることができ、それ
により蓋を接近位置で載せ置いたままにすることができ
る。
理道具の蓋・取っ手組立体で達成される。蓋は、調理温
度に達すると音で知らせる笛吹きノブ組立体を有する蓋
を有している。笛吹きノブ組立体は、使用者に対する火
傷の恐れを少なくする蒸気偏向部分を有しており、構造
及び組立方法が簡単になっている。容器は、一対の側部
取っ手を有し、蓋は、側部取っ手を覆うことができる一
対のフィンガプロテクタを有している。側部取っ手とフ
ィンガプロテクタの各セットは、特徴的な嵌合関係をな
す。したがって、嵌合位置では、蓋のリムは、容器のリ
ムの上に載る。蓋を180°回すとフィンガプロテクタ
と側部取っ手を互いに非嵌合関係にすることができる。
このように嵌合関係を解くことにより、蓋を上方に間隔
をあけ、それにより容器の中を通気させたり空にするこ
とができる。フィンガプロテクタは又、側部取っ手の取
っ手孔に嵌まり込むことができる。使用者は、蓋を傾け
てフィンガプロテクタを取っ手孔に挿入してフィンガプ
ロテクタを取っ手孔の中に係合させることができ、それ
により蓋を接近位置で載せ置いたままにすることができ
る。
【0011】上述の本発明の目的及び特徴を添付の図面
を参照してより詳細に説明する。なお、図中、同一の参
照符号は、同一の要素を示している。
を参照してより詳細に説明する。なお、図中、同一の参
照符号は、同一の要素を示している。
【0012】 〔発明の詳細な説明〕図1を参照すると、本発明の料理
道具が全体を符号10で示されている。料理道具10
は、調理されるべき食品を受け入れる容器12及び容器
12を覆ってこれを密閉するのに用いることができる蓋
14を有している。料理道具10の主要部分は、当該技
術分野で公知の任意のタイプのものであるのがよく、本
発明の特徴は、多種多様な寸法形状の主要部分に利用で
きる。
道具が全体を符号10で示されている。料理道具10
は、調理されるべき食品を受け入れる容器12及び容器
12を覆ってこれを密閉するのに用いることができる蓋
14を有している。料理道具10の主要部分は、当該技
術分野で公知の任意のタイプのものであるのがよく、本
発明の特徴は、多種多様な寸法形状の主要部分に利用で
きる。
【0013】容器12に関して、主要部分は、一般に外
周部を備えた底18を有する本体16を含む。この外周
部は好ましくは丸いが、他の形状、例えば正方形の形を
していてもよい。1又は2以上の側壁20が、底18の
周囲から容器のリム22まで上方に延びている。底1
8、側壁20及び容器リム22は好ましくは、共通の材
料、例えば十分な耐熱性を有するセラミック、金属又は
他の材料から一体のユニットとして形成される。これは
好ましくはあるが、必要条件ではなく、容器リム22又
は他の部分を種々の材料から作ることができる。底1
8、側壁20及び容器リム22は協働して食品(図示せ
ず)を受け入れる内部24を構成している。底18と側
壁20の比率は公知のように、深なべやら平なべやら中
華なべやら等で種々である。図示の実施形態では、側壁
20は、料理道具10が深なべ又は蓋付き焼きなべの形
態であるほど十分に高いが、より低い高さの側壁20を
用いて平なべを形成してもよい。
周部を備えた底18を有する本体16を含む。この外周
部は好ましくは丸いが、他の形状、例えば正方形の形を
していてもよい。1又は2以上の側壁20が、底18の
周囲から容器のリム22まで上方に延びている。底1
8、側壁20及び容器リム22は好ましくは、共通の材
料、例えば十分な耐熱性を有するセラミック、金属又は
他の材料から一体のユニットとして形成される。これは
好ましくはあるが、必要条件ではなく、容器リム22又
は他の部分を種々の材料から作ることができる。底1
8、側壁20及び容器リム22は協働して食品(図示せ
ず)を受け入れる内部24を構成している。底18と側
壁20の比率は公知のように、深なべやら平なべやら中
華なべやら等で種々である。図示の実施形態では、側壁
20は、料理道具10が深なべ又は蓋付き焼きなべの形
態であるほど十分に高いが、より低い高さの側壁20を
用いて平なべを形成してもよい。
【0014】蓋14は、全体として円板の形態(又は、
容器12と合致する他の形状)をしていて、蓋リム28
を構成する外周部を備えた蓋本体26を有している。蓋
リム28は、容器リム22と合致する大きさ及び形状の
ものである。周知のように、蓋14は、容器リム22上
に載って内部24を密閉することができる。蓋本体26
及び蓋リム28は好ましくは、共通の材料、例えば金属
から一体ユニットとして形成されるが、種々の材料で作
ってもよく、例えば蓋本体26はガラス又はセラミック
で作られ、蓋リム28は金属で作られる。さらに、蓋本
体26は、異種(又は同種)材料の幾つかの構成部品で
作られてもよく、例えば中央金属部分は環状ガラス部分
(図示せず)で包囲される。
容器12と合致する他の形状)をしていて、蓋リム28
を構成する外周部を備えた蓋本体26を有している。蓋
リム28は、容器リム22と合致する大きさ及び形状の
ものである。周知のように、蓋14は、容器リム22上
に載って内部24を密閉することができる。蓋本体26
及び蓋リム28は好ましくは、共通の材料、例えば金属
から一体ユニットとして形成されるが、種々の材料で作
ってもよく、例えば蓋本体26はガラス又はセラミック
で作られ、蓋リム28は金属で作られる。さらに、蓋本
体26は、異種(又は同種)材料の幾つかの構成部品で
作られてもよく、例えば中央金属部分は環状ガラス部分
(図示せず)で包囲される。
【0015】上述した料理道具10の一般的形態に関し
て、今、本発明の細部を説明する。以下に説明する本発
明の第1の特徴は、笛吹きノブ組立体30にある。
て、今、本発明の細部を説明する。以下に説明する本発
明の第1の特徴は、笛吹きノブ組立体30にある。
【0016】先ず最初に、笛吹きノブ組立体30の作用
では、蓋本体26は、これを貫通して延びていて、内部
24からの蒸気を蓋14を通って出すことができる蒸気
孔32を有することが必要である。この点に関し、容器
リム22と蓋リム28は、当該技術分野で知られている
ように蒸気発生の初期段階の際に水封を生じさせる嵌合
関係をなすことが非常に好ましい。この水封状態は(少
なくとも、内部圧力が水封を壊す前の当初の期間中)、
発生した蒸気を容器リム22と蓋本体26との間ではな
く、蒸気孔32を通過させる。笛吹きノブ組立体30
は、蒸気孔32を通る蒸気の流量を制御する。
では、蓋本体26は、これを貫通して延びていて、内部
24からの蒸気を蓋14を通って出すことができる蒸気
孔32を有することが必要である。この点に関し、容器
リム22と蓋リム28は、当該技術分野で知られている
ように蒸気発生の初期段階の際に水封を生じさせる嵌合
関係をなすことが非常に好ましい。この水封状態は(少
なくとも、内部圧力が水封を壊す前の当初の期間中)、
発生した蒸気を容器リム22と蓋本体26との間ではな
く、蒸気孔32を通過させる。笛吹きノブ組立体30
は、蒸気孔32を通る蒸気の流量を制御する。
【0017】図示のように、笛吹きノブ組立体30は好
ましくは、蓋本体26の中央に取り付けられており、ベ
ースプレート34及び通気プレート36を有している。
ベースプレート34は、笛吹き孔38を有し、ベースプ
レート34は、笛吹き孔38を蒸気孔32と実質的に同
軸の関係に配置するよう取り付けられている。笛吹き孔
38に隣接したベースプレート34の下面は、図示のよ
うに笛吹き孔38と蓋本体26との間に笛吹きキャビテ
ィ40を構成するよう全体として凹状の表面として形成
されている。この笛吹き孔38は、これ又図示のように
蓋本体26に凹部を形成することによって拡大されたも
のであるのがよい。さらに、笛吹き孔38に隣接したベ
ースプレート34の外面は、高さの非常に低い笛吹き孔
38を形成するよう或る位置で笛吹き孔38と交差する
楕円形の一部として(又は、球として)形成されてい
る。換言すると、笛吹き孔38の縁は比較的幅が狭く又
は鋭い。この形態では(その寸法は簡単な実験により決
定できる)、笛吹き孔38は、内部24内の所定の圧力
(選択された寸法で決まる)に達すると、可聴音を生じ
させる(これは恐らくは、鋭い縁からの渦の離脱現象に
起因する)。
ましくは、蓋本体26の中央に取り付けられており、ベ
ースプレート34及び通気プレート36を有している。
ベースプレート34は、笛吹き孔38を有し、ベースプ
レート34は、笛吹き孔38を蒸気孔32と実質的に同
軸の関係に配置するよう取り付けられている。笛吹き孔
38に隣接したベースプレート34の下面は、図示のよ
うに笛吹き孔38と蓋本体26との間に笛吹きキャビテ
ィ40を構成するよう全体として凹状の表面として形成
されている。この笛吹き孔38は、これ又図示のように
蓋本体26に凹部を形成することによって拡大されたも
のであるのがよい。さらに、笛吹き孔38に隣接したベ
ースプレート34の外面は、高さの非常に低い笛吹き孔
38を形成するよう或る位置で笛吹き孔38と交差する
楕円形の一部として(又は、球として)形成されてい
る。換言すると、笛吹き孔38の縁は比較的幅が狭く又
は鋭い。この形態では(その寸法は簡単な実験により決
定できる)、笛吹き孔38は、内部24内の所定の圧力
(選択された寸法で決まる)に達すると、可聴音を生じ
させる(これは恐らくは、鋭い縁からの渦の離脱現象に
起因する)。
【0018】この構成は従来型笛吹きインサートと比べ
て極めて簡単である。というのは、蒸気孔32(及びこ
れを包囲する凹部)を蓋本体26の打抜き又は鍛造中に
形成でき、笛吹き孔38を、蓋の中央ノブを形成するの
に通常用いられる標準的成形法によって簡単に形成でき
るからである。したがって、調理温度に達すると可聴音
を生じさせる上で特別な材料、追加のインサート又は製
作法は不要である。この構成を一段と簡単にするために
は、好ましくは、蓋本体26を図示のようにベースプレ
ート34の周囲の回りに圧着させることによりベースプ
レート34を蓋本体26に固定するのがよい。これによ
り、締結具又は他の特別な組立て部品が不要になり、構
成が一段と簡単になる。
て極めて簡単である。というのは、蒸気孔32(及びこ
れを包囲する凹部)を蓋本体26の打抜き又は鍛造中に
形成でき、笛吹き孔38を、蓋の中央ノブを形成するの
に通常用いられる標準的成形法によって簡単に形成でき
るからである。したがって、調理温度に達すると可聴音
を生じさせる上で特別な材料、追加のインサート又は製
作法は不要である。この構成を一段と簡単にするために
は、好ましくは、蓋本体26を図示のようにベースプレ
ート34の周囲の回りに圧着させることによりベースプ
レート34を蓋本体26に固定するのがよい。これによ
り、締結具又は他の特別な組立て部品が不要になり、構
成が一段と簡単になる。
【0019】調理温度に達すると使用者の注意が喚起さ
れて加熱具合を減少させることができるが、当然のこと
ながら可聴音を止めることができるようにすることが望
ましい。この目的のため、通気プレート36は、これが
選択的に笛吹き孔38を通る蒸気の流れを遮断する位置
に移動できるように蓋本体26に取り付けられている。
図示の好ましい実施形態では、ベースプレート34は、
これから上方に延びる中央環状カラー42を有し、通気
プレート36は、カラー42をぴったりと受け入れる中
央孔を有している。かくして、この構成によれば、通気
プレート36は、ベースプレート34に対し且つこの上
で回転できる。笛吹き孔38を越えて延びる十分な半径
方向長さを備えた通気プレート36の部分(図示せず)
を形成することにより、この部分を笛吹き孔38に対し
て移動させてこれを覆う関係を達成したり、この関係を
解くことができる。
れて加熱具合を減少させることができるが、当然のこと
ながら可聴音を止めることができるようにすることが望
ましい。この目的のため、通気プレート36は、これが
選択的に笛吹き孔38を通る蒸気の流れを遮断する位置
に移動できるように蓋本体26に取り付けられている。
図示の好ましい実施形態では、ベースプレート34は、
これから上方に延びる中央環状カラー42を有し、通気
プレート36は、カラー42をぴったりと受け入れる中
央孔を有している。かくして、この構成によれば、通気
プレート36は、ベースプレート34に対し且つこの上
で回転できる。笛吹き孔38を越えて延びる十分な半径
方向長さを備えた通気プレート36の部分(図示せず)
を形成することにより、この部分を笛吹き孔38に対し
て移動させてこれを覆う関係を達成したり、この関係を
解くことができる。
【0020】技術上必要なものはこれだけであるが、蒸
気が蓋14を通って逃げ出ることにより可聴音が発生す
ることは注目される。この蒸気は、火傷の原因になるの
で、ベースプレート34は、これから上方に位置し且つ
これから間隔を置いた夾角の形態の蒸気偏向部分44を
備えるのが好ましい。通気プレート36の残部は、ベー
スプレート34に対して密接摺動関係にあるので、通気
プレート36の周囲全体を図示のようにベースプレート
34の周囲全体と一致するように形成するのがよい。使
用者は、通気プレート36を、蒸気偏向部分44が笛吹
き孔38を覆い、それにより蒸気を逃がして可聴音を生
じさせることができる作用位置に回すことができ、或い
は通気プレート36を、蒸気偏向部分44が笛吹き孔3
8を覆っておらず、通気プレート36の残部が蒸気の流
れを遮断し、かくして可聴音を発生させないようにする
非作用位置に回すことができる。
気が蓋14を通って逃げ出ることにより可聴音が発生す
ることは注目される。この蒸気は、火傷の原因になるの
で、ベースプレート34は、これから上方に位置し且つ
これから間隔を置いた夾角の形態の蒸気偏向部分44を
備えるのが好ましい。通気プレート36の残部は、ベー
スプレート34に対して密接摺動関係にあるので、通気
プレート36の周囲全体を図示のようにベースプレート
34の周囲全体と一致するように形成するのがよい。使
用者は、通気プレート36を、蒸気偏向部分44が笛吹
き孔38を覆い、それにより蒸気を逃がして可聴音を生
じさせることができる作用位置に回すことができ、或い
は通気プレート36を、蒸気偏向部分44が笛吹き孔3
8を覆っておらず、通気プレート36の残部が蒸気の流
れを遮断し、かくして可聴音を発生させないようにする
非作用位置に回すことができる。
【0021】これを行いやすくするため、通気プレート
36は、使用者が手で掴んで通気プレート36を回すこ
とができる直立のハンドルフランジ46を備えるのがよ
い。さらに、ベースプレート34と通気プレート36の
うち一方は、細長い溝48を備えるのがよく、その他方
は、通気プレート36の回転中、この溝に嵌まってこの
中で摺動するピン50(図3に最もよく示されている)
を備えるのがよい。想像できるように、これは、溝48
の長さによって定められる特定範囲内で通気プレート3
6の回転量を制限するであろう。しかしながら、この回
転量は、蒸気偏向部分44を笛吹き孔38に対してこれ
を覆う状態にしたり、これから離脱させるのに十分であ
ろう。したがって、使用者は、可聴音を止めて内部24
を密封するよう通気具合を容易に制御できる。そのよう
にいったん密封すると、使用者は、料理道具10に加え
る熱を減少させることができ、内部24内の圧力の増大
により、この入熱量の減少にもかかわらず、一定の調理
速度が維持されることになる。
36は、使用者が手で掴んで通気プレート36を回すこ
とができる直立のハンドルフランジ46を備えるのがよ
い。さらに、ベースプレート34と通気プレート36の
うち一方は、細長い溝48を備えるのがよく、その他方
は、通気プレート36の回転中、この溝に嵌まってこの
中で摺動するピン50(図3に最もよく示されている)
を備えるのがよい。想像できるように、これは、溝48
の長さによって定められる特定範囲内で通気プレート3
6の回転量を制限するであろう。しかしながら、この回
転量は、蒸気偏向部分44を笛吹き孔38に対してこれ
を覆う状態にしたり、これから離脱させるのに十分であ
ろう。したがって、使用者は、可聴音を止めて内部24
を密封するよう通気具合を容易に制御できる。そのよう
にいったん密封すると、使用者は、料理道具10に加え
る熱を減少させることができ、内部24内の圧力の増大
により、この入熱量の減少にもかかわらず、一定の調理
速度が維持されることになる。
【0022】蓋14を容易に外したり元に戻すことがで
きるようにするため、蓋の中央に手で掴むことのできる
ノブを設けることが周知である。本発明では、これは、
ベースプレート34のカラー42を通気プレート36を
越えて上方に延長させることによって形成できる(この
実施形態は図示されていない)。しかしながら、別個の
ノブ52を蓋本体26に(別法として、ベースプレート
34に)取り付けるのが好ましい。これは、ボルト54
をカラー42内に同軸状に蓋本体26に(例えば溶接に
よって)固定し、ボルト54の自由端部がカラー42を
越えて延びるようにすることによって達成できる。ノブ
52は、ノブ52を固定するボルト54を受け入れるね
じ付き凹部を有するのがよい。さらに、もしノブ52の
外周部がカラー42に隣接したその下端部のところでカ
ラー42を越えて外方に延びる場合(図2に最もよく示
されている)、これは通気プレート36を上方移動させ
ないよう固定するのに役立つ。このように設けられたノ
ブ52は二重の機能を発揮するので、通気プレート36
のための別個の締結装置が不要になる。
きるようにするため、蓋の中央に手で掴むことのできる
ノブを設けることが周知である。本発明では、これは、
ベースプレート34のカラー42を通気プレート36を
越えて上方に延長させることによって形成できる(この
実施形態は図示されていない)。しかしながら、別個の
ノブ52を蓋本体26に(別法として、ベースプレート
34に)取り付けるのが好ましい。これは、ボルト54
をカラー42内に同軸状に蓋本体26に(例えば溶接に
よって)固定し、ボルト54の自由端部がカラー42を
越えて延びるようにすることによって達成できる。ノブ
52は、ノブ52を固定するボルト54を受け入れるね
じ付き凹部を有するのがよい。さらに、もしノブ52の
外周部がカラー42に隣接したその下端部のところでカ
ラー42を越えて外方に延びる場合(図2に最もよく示
されている)、これは通気プレート36を上方移動させ
ないよう固定するのに役立つ。このように設けられたノ
ブ52は二重の機能を発揮するので、通気プレート36
のための別個の締結装置が不要になる。
【0023】上述の構成は、蓋14と容器12との間の
従来の水封機能を発揮し、調理温度に達したことを音で
知らせ、しかも通気を遮断して加熱具合を減少させ、使
用するエネルギを少なくして調理を行うことができるよ
うにする。その上、これらの機能は、少なくて且つ安価
な部品を用い、しかも容易な組立てで果たされる。さら
に、可聴信号を出す抜出し蒸気は、安全のためノブから
遠ざかるように偏向させられる。最後に、部品数を少な
くしたことにより、種々の構成部品を分解することなく
容易にクリーニングを行うことができる。
従来の水封機能を発揮し、調理温度に達したことを音で
知らせ、しかも通気を遮断して加熱具合を減少させ、使
用するエネルギを少なくして調理を行うことができるよ
うにする。その上、これらの機能は、少なくて且つ安価
な部品を用い、しかも容易な組立てで果たされる。さら
に、可聴信号を出す抜出し蒸気は、安全のためノブから
遠ざかるように偏向させられる。最後に、部品数を少な
くしたことにより、種々の構成部品を分解することなく
容易にクリーニングを行うことができる。
【0024】この構成は本発明の一特徴をなしている。
もう一つの特徴は、使用者が、封止状態を得るための蓋
14の密封構成と、通気状態の調理又は液体の排出を可
能にするための蓋14の持上げ構成を容易に交互選択で
きるような構造になっていることにある。
もう一つの特徴は、使用者が、封止状態を得るための蓋
14の密封構成と、通気状態の調理又は液体の排出を可
能にするための蓋14の持上げ構成を容易に交互選択で
きるような構造になっていることにある。
【0025】具体的に説明すると、容器12は、第1の
側部取っ手56及び第2の側部取っ手58を備えてい
る。側部取っ手は、図1に示すように直径方向反対側の
位置で側壁20に取り付けられている。側部取っ手は、
当該技術分野で通常用いられている任意の方法で取付け
可能である。さらに、これら側部取っ手は任意所望の形
状をしていてもよい。図示の実施形態では、側部取っ手
は側壁20に当接した取付け部分60及びここから延び
る半円形掴み部分62を有するD字形部材の形態をして
おり、かくしてこれらの間に取っ手孔64が構成されて
いる。変形例として、側部取っ手56,58を取っ手孔
64のない単一のブロック(図示せず)として形成して
もよい。さらに、側部取っ手56,58のうち一方を、
半径方向外方に延びる細長いロッド(図示せず)であっ
てもよく、例えば平なべに通常用いられるものである。
この形態にもかかわらず、各側部取っ手は、側壁20に
隣接して或るタイプの取付け部分を有することになろ
う。
側部取っ手56及び第2の側部取っ手58を備えてい
る。側部取っ手は、図1に示すように直径方向反対側の
位置で側壁20に取り付けられている。側部取っ手は、
当該技術分野で通常用いられている任意の方法で取付け
可能である。さらに、これら側部取っ手は任意所望の形
状をしていてもよい。図示の実施形態では、側部取っ手
は側壁20に当接した取付け部分60及びここから延び
る半円形掴み部分62を有するD字形部材の形態をして
おり、かくしてこれらの間に取っ手孔64が構成されて
いる。変形例として、側部取っ手56,58を取っ手孔
64のない単一のブロック(図示せず)として形成して
もよい。さらに、側部取っ手56,58のうち一方を、
半径方向外方に延びる細長いロッド(図示せず)であっ
てもよく、例えば平なべに通常用いられるものである。
この形態にもかかわらず、各側部取っ手は、側壁20に
隣接して或るタイプの取付け部分を有することになろ
う。
【0026】さらに、蓋14は、第1のフィンガプロテ
クタ66及び第2のフィンガプロテクタ68を備えてい
る。各フィンガプロテクタは、側部取っ手と連携できる
よう直径方向反対側の位置で蓋本体26に取り付けられ
ている(第1と第1、第2と第2)。各フィンガプロテ
クタは少なくとも、蓋リム28を越えて半径方向外方に
延びるフランジ部分70を有している。図示の実施形態
では、各フィンガプロテクタは又、蓋リム28の内方に
延びる載置用部分又はレスト部分72を更に有してお
り、これについては以下により詳細に説明する。図5に
最もよく示しているように、側部取っ手の垂直方向配置
状態及びフィンガプロテクタの厚さもまた重要である。
具体的に説明すると、蓋14が図示のように密閉位置に
あるとき(即ち、蓋のリム28が容器のリム22上に載
っているとき)、各フィンガプロテクタ66,68の下
面74は、各側部取っ手56,58の上面76に密接し
ている。
クタ66及び第2のフィンガプロテクタ68を備えてい
る。各フィンガプロテクタは、側部取っ手と連携できる
よう直径方向反対側の位置で蓋本体26に取り付けられ
ている(第1と第1、第2と第2)。各フィンガプロテ
クタは少なくとも、蓋リム28を越えて半径方向外方に
延びるフランジ部分70を有している。図示の実施形態
では、各フィンガプロテクタは又、蓋リム28の内方に
延びる載置用部分又はレスト部分72を更に有してお
り、これについては以下により詳細に説明する。図5に
最もよく示しているように、側部取っ手の垂直方向配置
状態及びフィンガプロテクタの厚さもまた重要である。
具体的に説明すると、蓋14が図示のように密閉位置に
あるとき(即ち、蓋のリム28が容器のリム22上に載
っているとき)、各フィンガプロテクタ66,68の下
面74は、各側部取っ手56,58の上面76に密接し
ている。
【0027】最後に、側部取っ手とフィンガプロテクタ
の各関連セットは、それぞれの下面74及び上面76に
エンボスされた独特な特徴的な嵌合パターンを有する。
このパターンは、種々の形態を取ることができる。図示
の実施形態では、第1の側部取っ手56及び第1のフィ
ンガプロテクタ66のうち一方は、これから垂直方向に
延びる2つの吊上げ突起78を有し、側部取っ手及びフ
ィンガプロテクタのうち他方は、これから垂直方向に延
びる2つの嵌合用突起受け又はレスト80を有している
(図6参照)。同様に、第2の側部取っ手58及び第2
のフィンガプロテクタ68のうち一方は、これから垂直
方向に延びる3つの吊上げ突起78を有し、側部取っ手
及びフィンガプロテクタのうち他方は、これから垂直方
向に延びる3つの嵌合用突起受け又はレスト80を有し
ている。したがって、図示の実施形態では、吊上げ突起
78及び突起受け80は少なくとも個数については、側
部取っ手とフィンガプロテクタの各対に関して独特であ
る。吊上げ突起78相互間の間隔も又、各対相互間で独
特であるのがよい。
の各関連セットは、それぞれの下面74及び上面76に
エンボスされた独特な特徴的な嵌合パターンを有する。
このパターンは、種々の形態を取ることができる。図示
の実施形態では、第1の側部取っ手56及び第1のフィ
ンガプロテクタ66のうち一方は、これから垂直方向に
延びる2つの吊上げ突起78を有し、側部取っ手及びフ
ィンガプロテクタのうち他方は、これから垂直方向に延
びる2つの嵌合用突起受け又はレスト80を有している
(図6参照)。同様に、第2の側部取っ手58及び第2
のフィンガプロテクタ68のうち一方は、これから垂直
方向に延びる3つの吊上げ突起78を有し、側部取っ手
及びフィンガプロテクタのうち他方は、これから垂直方
向に延びる3つの嵌合用突起受け又はレスト80を有し
ている。したがって、図示の実施形態では、吊上げ突起
78及び突起受け80は少なくとも個数については、側
部取っ手とフィンガプロテクタの各対に関して独特であ
る。吊上げ突起78相互間の間隔も又、各対相互間で独
特であるのがよい。
【0028】この構成によれば、蓋14を第1のフィン
ガプロテクタ66が第1の側部取っ手56を覆う又はそ
の上に位置する(かくして、第2のフィンガプロテクタ
68が第2の側部取っ手58を覆う又はその上に位置す
る)ような角度の向きで(即ち、調理の際に取る配向状
態で)容器12上に置くと、吊上げ突起78は、突起受
け80と合致し、蓋は図5及び図6の密閉位置を取るで
あろう。しかしながら、もし使用者が蓋14を180°
回して第1のフィンガプロテクタ66が第2の側部取っ
手58を覆う又はその上に位置するようにすれば(或い
は、第2の側部取っ手58が第1のフィンガプロテクタ
66を覆う又はその上に位置するようにすれば)、吊上
げ突起78は突起受け80と合致しなくなる。この結
果、吊上げ突起78は容器12からフィンガプロテクタ
及びかくして蓋14全体を離すことになる。これは、蓋
14の通気位置と呼ばれ、図7に示されている。想像で
きるように、蓋のリム68はこの通気位置では容器のリ
ム22から間隔を置いて位置することになる。さらに、
吊上げ突起78相互間の相対的間隔は、蓋14がこの位
置では比較的安定であって傾かないようにする。
ガプロテクタ66が第1の側部取っ手56を覆う又はそ
の上に位置する(かくして、第2のフィンガプロテクタ
68が第2の側部取っ手58を覆う又はその上に位置す
る)ような角度の向きで(即ち、調理の際に取る配向状
態で)容器12上に置くと、吊上げ突起78は、突起受
け80と合致し、蓋は図5及び図6の密閉位置を取るで
あろう。しかしながら、もし使用者が蓋14を180°
回して第1のフィンガプロテクタ66が第2の側部取っ
手58を覆う又はその上に位置するようにすれば(或い
は、第2の側部取っ手58が第1のフィンガプロテクタ
66を覆う又はその上に位置するようにすれば)、吊上
げ突起78は突起受け80と合致しなくなる。この結
果、吊上げ突起78は容器12からフィンガプロテクタ
及びかくして蓋14全体を離すことになる。これは、蓋
14の通気位置と呼ばれ、図7に示されている。想像で
きるように、蓋のリム68はこの通気位置では容器のリ
ム22から間隔を置いて位置することになる。さらに、
吊上げ突起78相互間の相対的間隔は、蓋14がこの位
置では比較的安定であって傾かないようにする。
【0029】理解できるように、この構成により、使用
者は、料理道具10の内部24を完全に密閉でき、或い
は簡単な操作で蓋14を離すことができる。この間隔を
置いた状態の通気位置では、蒸気は内部24から逃げ出
ることができ、これは或る種の調理、例えば煮詰め作業
に適している。さらに、使用者は、側部取っ手を掴むこ
とができ、それと同時にフィンガプロテクタを親指で押
して蓋14をこの通気位置にしっかりと保持できる。こ
のように保持すると、使用者は、容器リム22と蓋リム
28との間の間隔を比較的小さくし、これをストレーナ
として作用させた状態で料理道具10を傾け、これから
液体を流し出すことができる。
者は、料理道具10の内部24を完全に密閉でき、或い
は簡単な操作で蓋14を離すことができる。この間隔を
置いた状態の通気位置では、蒸気は内部24から逃げ出
ることができ、これは或る種の調理、例えば煮詰め作業
に適している。さらに、使用者は、側部取っ手を掴むこ
とができ、それと同時にフィンガプロテクタを親指で押
して蓋14をこの通気位置にしっかりと保持できる。こ
のように保持すると、使用者は、容器リム22と蓋リム
28との間の間隔を比較的小さくし、これをストレーナ
として作用させた状態で料理道具10を傾け、これから
液体を流し出すことができる。
【0030】本発明のもう一つの特徴は、使用者が蓋1
4を開き位置に保持して内部24に一層容易に接近でき
るよう構成したことにある。これは図8及び図9に最も
よく示されている。
4を開き位置に保持して内部24に一層容易に接近でき
るよう構成したことにある。これは図8及び図9に最も
よく示されている。
【0031】具体的に説明すると、各側部取っ手の取っ
手孔64は、この中にフィンガプロテクタを受け入れる
ような大きさに設定されている。さらに、各フィンガプ
ロテクタは、蓋14が側部取っ手の掴み部分62上に載
ると、フィンガプロテクタのフランジ部分70が取付け
部分60に当接して蓋14を掴み部分62と取付け部分
60との間で接近位置に支持することができるよう十分
な長さを有している。この接近位置では、蓋14の長手
方向軸線は、容器12の長手方向軸線に対して鈍角をな
し、蓋14はほぼ垂直な平面内に支持される。これは図
9に示されている。
手孔64は、この中にフィンガプロテクタを受け入れる
ような大きさに設定されている。さらに、各フィンガプ
ロテクタは、蓋14が側部取っ手の掴み部分62上に載
ると、フィンガプロテクタのフランジ部分70が取付け
部分60に当接して蓋14を掴み部分62と取付け部分
60との間で接近位置に支持することができるよう十分
な長さを有している。この接近位置では、蓋14の長手
方向軸線は、容器12の長手方向軸線に対して鈍角をな
し、蓋14はほぼ垂直な平面内に支持される。これは図
9に示されている。
【0032】上述したように、蓋14は掴み部分62上
に載る。これは、種々の関係を含むことを意味してい
る。例えば、図9は、側部取っ手の掴み部分62に当接
するフィンガプロテクタの載置用部分72の横方向中央
部分を示している。図示していないが、載置用部分72
の横方向縁部は、掴み部分62に当接し、これに対して
横方向中央部分はこれに当接しない。さらに、これ又図
示していないが、フィンガプロテクタは、比較的小さな
高さ及び幅を有し、したがって蓋本体26の縁のみが掴
み部分62に当接するようになる。これら構成のうち任
意のもの及び当該技術において適宜採用できる別の構成
は本発明の範囲に含まれるものである。
に載る。これは、種々の関係を含むことを意味してい
る。例えば、図9は、側部取っ手の掴み部分62に当接
するフィンガプロテクタの載置用部分72の横方向中央
部分を示している。図示していないが、載置用部分72
の横方向縁部は、掴み部分62に当接し、これに対して
横方向中央部分はこれに当接しない。さらに、これ又図
示していないが、フィンガプロテクタは、比較的小さな
高さ及び幅を有し、したがって蓋本体26の縁のみが掴
み部分62に当接するようになる。これら構成のうち任
意のもの及び当該技術において適宜採用できる別の構成
は本発明の範囲に含まれるものである。
【0033】本発明の構成によれば、使用者は、蓋14
を密閉位置又は通気位置の何れの位置にした状態でも料
理道具10を使用できることが理解できる。次に、使用
者は蓋を持ち上げ、図8に示す位置を経由して傾け、フ
ィンガプロテクタを取っ手孔64に挿入し、次に図9の
接近位置において蓋14を側部取っ手上に載せる。この
接近位置にある間、使用者は料理道具10の内容物を点
検して材料等を追加することができる。さらに、この接
近位置は、蓋14が密閉位置にあっても或いは通気位置
(即ち、第2のフィンガプロテクタ68が第1の側部取
っ手56内に嵌まってこれによって支持されている状
態)にあっても、それとは無関係に達成できることは注
目される。この構成により、使用者は、蓋14の汚染を
回避でき、蓋14を取り外している間これを保管する追
加のスペースを必要としない。さらに注目されることと
して、図示のように蓋のリム28は、蓋を接近位置へ傾
けたときに蓋14の内面に付着している凝縮物が蓋リム
28内に保持されるような十分な量、その自由縁部に向
かって内方にテーパすることが好ましい。
を密閉位置又は通気位置の何れの位置にした状態でも料
理道具10を使用できることが理解できる。次に、使用
者は蓋を持ち上げ、図8に示す位置を経由して傾け、フ
ィンガプロテクタを取っ手孔64に挿入し、次に図9の
接近位置において蓋14を側部取っ手上に載せる。この
接近位置にある間、使用者は料理道具10の内容物を点
検して材料等を追加することができる。さらに、この接
近位置は、蓋14が密閉位置にあっても或いは通気位置
(即ち、第2のフィンガプロテクタ68が第1の側部取
っ手56内に嵌まってこれによって支持されている状
態)にあっても、それとは無関係に達成できることは注
目される。この構成により、使用者は、蓋14の汚染を
回避でき、蓋14を取り外している間これを保管する追
加のスペースを必要としない。さらに注目されることと
して、図示のように蓋のリム28は、蓋を接近位置へ傾
けたときに蓋14の内面に付着している凝縮物が蓋リム
28内に保持されるような十分な量、その自由縁部に向
かって内方にテーパすることが好ましい。
【0034】上記のことから、本発明は、上述の全ての
目的を達成すると共に自明であって本発明の構造に固有
の他の利点を奏するのにものであることが理解されよ
う。
目的を達成すると共に自明であって本発明の構造に固有
の他の利点を奏するのにものであることが理解されよ
う。
【0035】或る特定の特徴及びサブコンビネーション
はそれ自体で有用なものであり、他の特徴及びサブコン
ビネーションと組み合わせることなく使用できることは
理解されよう。特に、笛吹きのための構造的特徴は、接
近位置において通気又は載置を可能にする取っ手をもた
ない料理道具に使用できる。同様に、笛吹きのための構
造的特徴又は接近位置のための構造的特徴を用いなくて
も、蓋を通気位置に保持するようフィンガプロテクタを
用いることができる。最後に、笛吹きのための構造的特
徴又は蓋を通気位置に配置できるようにする側部取っ手
を用いなくても、フィンガプロテクタ及び側部取っ手を
用いて蓋を接近位置に静止状態で載置できる。
はそれ自体で有用なものであり、他の特徴及びサブコン
ビネーションと組み合わせることなく使用できることは
理解されよう。特に、笛吹きのための構造的特徴は、接
近位置において通気又は載置を可能にする取っ手をもた
ない料理道具に使用できる。同様に、笛吹きのための構
造的特徴又は接近位置のための構造的特徴を用いなくて
も、蓋を通気位置に保持するようフィンガプロテクタを
用いることができる。最後に、笛吹きのための構造的特
徴又は蓋を通気位置に配置できるようにする側部取っ手
を用いなくても、フィンガプロテクタ及び側部取っ手を
用いて蓋を接近位置に静止状態で載置できる。
【0036】本発明の範囲から逸脱することなく本発明
の多くの実施形態を想到できるので、上述し又は添付の
図面に示した全ての事項は例示として解されるべきであ
って限定的な例として解されるべきではないことは理解
されるべきである。
の多くの実施形態を想到できるので、上述し又は添付の
図面に示した全ての事項は例示として解されるべきであ
って限定的な例として解されるべきではないことは理解
されるべきである。
【図1】本発明の蓋付き料理容器の実施形態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】笛吹き構造の特徴を示す断面側面図である。
【図3】分かりやすくするために蓋を取り去った状態で
示す蓋ノブ及び笛吹き通気組立体の詳細平面図である。
示す蓋ノブ及び笛吹き通気組立体の詳細平面図である。
【図4】図3の4−4線矢視断面図である。
【図5】下げ位置で容器上に載っている蓋を示す断面側
面図である。
面図である。
【図6】図5の下げ位置の断面端面図である。
【図7】図6と類似した断面端面図であるが、蓋を起こ
し位置で示す図である。
し位置で示す図である。
【図8】図5と類似した断面側面図であるが、蓋を部分
開き位置で示す図である。
開き位置で示す図である。
【図9】図5と類似した断面側面図であるが、蓋を完全
開き支持位置で示す図である。
開き支持位置で示す図である。
10 料理道具 12 容器 14 蓋 24 容器内部 30 笛吹きノブ組立体 44 蒸気偏向部分 56,58 取っ手 66 フィンガプロテクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン マリー デクレーム ベルギー ベー9255 ブージャンウート ブランドストラート 108 (72)発明者 ジョアーン エム ジ カ モルティエ ール ベルギー ベー9506 グランマンジ テ ィーアンダーグヴァンドストラート 5 (56)参考文献 実開 昭61−184541(JP,U) 特公 平7−67420(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/08 - 27/092 A47J 36/06,45/06
Claims (1)
- 【請求項1】 料理道具用取っ手組立体であって、底及
び底から容器リムまで上方に延びる少なくとも1つの側
壁を備えた容器と、密閉位置において容器リムの上に載
るような寸法形状の蓋と、前記側壁に直径方向反対側の
位置で取り付けられていて、各々が上面を備えた第1及
び第2の側部取っ手と、前記蓋に直径方向反対側の位置
で取り付けられていて、各々が下面を備えた第1及び第
2のフィンガプロテクタとを有し、前記第1の側部取っ
手及び前記第1のフィンガプロテクタは、取っ手セット
を構成し、前記第2の側部取っ手及び前記第2のフィン
ガプロテクタも、取っ手セットを構成し、前記セットは
各々、前記第1のフィンガプロテクタが前記第1の側部
取っ手を覆い、且つ前記蓋リムが前記容器リムの上に載
ると、前記上面と前記下面が互いに垂直方向に密接した
状態になるような前記上面と前記下面との間の特徴的な
嵌合関係を有し、前記蓋を180°回すと、前記第1の
フィンガプロテクタが前記第2の側部取っ手を覆うと共
に前記特徴的な嵌合関係が失われて前記蓋リムが前記容
器リムから間隔を置いて位置するようになっていること
を特徴とする料理道具用取っ手組立体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/187,445 US6105810A (en) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | Cookware lid and handle assemblies |
US09/187445 | 1998-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139698A JP2000139698A (ja) | 2000-05-23 |
JP3150132B2 true JP3150132B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=22689028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31531799A Expired - Fee Related JP3150132B2 (ja) | 1998-11-06 | 1999-11-05 | 料理道具の蓋・取っ手組立体 |
Country Status (20)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6105810A (ja) |
EP (1) | EP0998869B1 (ja) |
JP (1) | JP3150132B2 (ja) |
KR (1) | KR100337273B1 (ja) |
AR (1) | AR021229A1 (ja) |
AT (1) | ATE259617T1 (ja) |
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