JP3150115B2 - Cdma開ループ制御における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステム - Google Patents
Cdma開ループ制御における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステムInfo
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- Transmitters (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局装置と移動
端末との回線接続時において、上りチャネルに干渉波が
存在する際に、干渉波がない場合の平均受信電力を基準
として生成した平均受信電力を上昇させるための補正値
によって移動端末の送信電力に対する開ループ制御を実
行するCDMA開ループ制御における上りチャネル干渉
補正方法及びそのシステムに関する。
端末との回線接続時において、上りチャネルに干渉波が
存在する際に、干渉波がない場合の平均受信電力を基準
として生成した平均受信電力を上昇させるための補正値
によって移動端末の送信電力に対する開ループ制御を実
行するCDMA開ループ制御における上りチャネル干渉
補正方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDMA方式のセルラー移動通信
システムなどでは、基地局のセル(サービスエリア)に
移動端末が移動し、その位置登録シーケンスの開始を行
う場合に、TIA/EIA(Telecmmunicati on Industr
y Assciation/Electonic Industry Assciation)のIS
−95規格に基づいた開ループ制御による送信電力制御
を行っている。このCDMA方式では、同一周波数帯域
を複数の移動端末が使用するため、移動端末相互間での
干渉電力を低減して多重移動端末数を増加させる必要が
ある。このため、適正な送信電力値への制御が行われ
る。この場合の適正送信電力値とは、基地局装置が移動
端末からの信号を受信した際に、データ誤り率が許容値
を超えない最小送信電力値である。
システムなどでは、基地局のセル(サービスエリア)に
移動端末が移動し、その位置登録シーケンスの開始を行
う場合に、TIA/EIA(Telecmmunicati on Industr
y Assciation/Electonic Industry Assciation)のIS
−95規格に基づいた開ループ制御による送信電力制御
を行っている。このCDMA方式では、同一周波数帯域
を複数の移動端末が使用するため、移動端末相互間での
干渉電力を低減して多重移動端末数を増加させる必要が
ある。このため、適正な送信電力値への制御が行われ
る。この場合の適正送信電力値とは、基地局装置が移動
端末からの信号を受信した際に、データ誤り率が許容値
を超えない最小送信電力値である。
【0003】この基地局装置と移動端末との間での回線
接続開始時における開ループ制御による移動端末の電力
制御について説明する。IS−95−A規格では、その
開ループ制御による移動端末の電力制御を次式(1)で
定義している。
接続開始時における開ループ制御による移動端末の電力
制御について説明する。IS−95−A規格では、その
開ループ制御による移動端末の電力制御を次式(1)で
定義している。
【0004】
【数1】 [平均送信電力]=−[平均受信電力] −73dB +NOM・PWR +INIT・PWR …(1)
【0005】ここでの+NOM・PWR(通話チャネル
での送信電力設定用フィールドに格納されるビット)及
び+INIT・PWR(初期電力設定用のフィールドに
格納されるビット)は、基地局装置が制御チャネル(PAG
ING CANNLE) で送信しているアクセスパラメータメッセ
ージ(ACCESS PARAMETER MASSAG )中に格納されるもの
であり、移動端末は、このアクセスパラメータメッセー
ジを受信した際に、内部に設けられているレジスタの値
を基地局装置が送信する電力値に書き替えている。な
お、前記した平均受信電力は、移動端末が受信する受信
電界強度であり、ある特定の基地局装置からのパイロッ
ト信号のみの受信電界強度を示すものではない。
での送信電力設定用フィールドに格納されるビット)及
び+INIT・PWR(初期電力設定用のフィールドに
格納されるビット)は、基地局装置が制御チャネル(PAG
ING CANNLE) で送信しているアクセスパラメータメッセ
ージ(ACCESS PARAMETER MASSAG )中に格納されるもの
であり、移動端末は、このアクセスパラメータメッセー
ジを受信した際に、内部に設けられているレジスタの値
を基地局装置が送信する電力値に書き替えている。な
お、前記した平均受信電力は、移動端末が受信する受信
電界強度であり、ある特定の基地局装置からのパイロッ
ト信号のみの受信電界強度を示すものではない。
【0006】したがって、その開ループ制御として、下
りの伝播損失が減少した際に、移動端末での平均受信電
力が増加する。その結果、送信電力が低下するように、
その設定を行うが、この場合、伝播損失が小さいため、
移動端末からの送信信号が基地局装置で受信される。こ
の逆に伝播損失が大きくなると、移動端末での平均受信
電力が減少する。この結果、送信電力を増加させるよう
に設定される。したがって、伝播損失が大きくなって
も、移動端末からの送信信号が基地局装置で受信され
る。
りの伝播損失が減少した際に、移動端末での平均受信電
力が増加する。その結果、送信電力が低下するように、
その設定を行うが、この場合、伝播損失が小さいため、
移動端末からの送信信号が基地局装置で受信される。こ
の逆に伝播損失が大きくなると、移動端末での平均受信
電力が減少する。この結果、送信電力を増加させるよう
に設定される。したがって、伝播損失が大きくなって
も、移動端末からの送信信号が基地局装置で受信され
る。
【0007】この場合、他の複数の移動端末が、同一セ
ル(サービスエリア)で同時に通信を行うと、基地局装
置の送信電力が増加し、この増加に従って移動端末の平
均受信電力が増加する。これによって移動端末が送信電
力を低下させるため、移動端末からの送信信号を基地局
装置が受信できない場合が生じる。
ル(サービスエリア)で同時に通信を行うと、基地局装
置の送信電力が増加し、この増加に従って移動端末の平
均受信電力が増加する。これによって移動端末が送信電
力を低下させるため、移動端末からの送信信号を基地局
装置が受信できない場合が生じる。
【0008】図5は移動端末での送信電力低下時に送信
信号を基地局装置で受信できない場合を説明するための
図である。図5中の(1)通話している移動端末が同一
セルに存在しない場合において、開ループ制御による電
力制御が行われた移動端末からの希望波のビット当たり
のエネルギー/干渉波エネルギー比(Eb/No比)が
次式(2)で表される。
信号を基地局装置で受信できない場合を説明するための
図である。図5中の(1)通話している移動端末が同一
セルに存在しない場合において、開ループ制御による電
力制御が行われた移動端末からの希望波のビット当たり
のエネルギー/干渉波エネルギー比(Eb/No比)が
次式(2)で表される。
【0009】
【数2】 Eb/No=a(dB) …(2)
【0010】図5中の(2)通話している移動端末が同
一セルに存在する場合は、基地局装置が制御 (Pilot,Pa
ge,Sync)チャネル以外に通信中の移動端末のトラフィッ
クチャネルでの送信も行うため全送信電力が増加する。
この送信電力の増加に従って移動端末の平均受信電力も
増加する。この結果、移動端末の送信電力は、図5の
(2)通話している移動端末が同一セルにある場合、そ
の送信電力における受信Eb(c)分だけ減少する。
一セルに存在する場合は、基地局装置が制御 (Pilot,Pa
ge,Sync)チャネル以外に通信中の移動端末のトラフィッ
クチャネルでの送信も行うため全送信電力が増加する。
この送信電力の増加に従って移動端末の平均受信電力も
増加する。この結果、移動端末の送信電力は、図5の
(2)通話している移動端末が同一セルにある場合、そ
の送信電力における受信Eb(c)分だけ減少する。
【0011】更に、上りチャネルでは複数の移動端末か
らの上り信号を基地局装置が受信している。したがっ
て、干渉波エネルギーは、図5中の(1)通話している
移動端末が同一セルに存在しない場合に比較して、送信
電力が受信Eb(b)分だけ増加する。これらから、開
ループ制御による電力制御が実行された移動端末からの
希望波のビット当たりのエネルギー/干渉波エネルギー
比(Eb/No比)が、次式(3)で表される。
らの上り信号を基地局装置が受信している。したがっ
て、干渉波エネルギーは、図5中の(1)通話している
移動端末が同一セルに存在しない場合に比較して、送信
電力が受信Eb(b)分だけ増加する。これらから、開
ループ制御による電力制御が実行された移動端末からの
希望波のビット当たりのエネルギー/干渉波エネルギー
比(Eb/No比)が、次式(3)で表される。
【0012】
【数3】 Eb/No=a−b−c …(3)
【0013】次に、IS−95−B規格では、下りチャ
ネルの干渉補償が行われており、また、IS−95−B
での開ループ制御による電力制御が、次式(4)(5)
で表される。
ネルの干渉補償が行われており、また、IS−95−B
での開ループ制御による電力制御が、次式(4)(5)
で表される。
【0014】
【数4】 [平均送信電力]=−[平均受信電力] …(4) −73dB +[干渉補正値] +NOM・PWR−16×NOM・PWR・EXT +INIT・PWR
【0015】
【数5】 [干渉補正値]=min(max(−7−ECIO,0),7) …(5) ECIO:アクティブパイロット信号(Active Set Pilo
t)のEc/Io比(1チップあたりのエネルギーと干渉
波エネルギー比(単位:dB) NOM・PWR・EXT:基地局装置での小送信電力表
示用フィールドに格納されるビット
t)のEc/Io比(1チップあたりのエネルギーと干渉
波エネルギー比(単位:dB) NOM・PWR・EXT:基地局装置での小送信電力表
示用フィールドに格納されるビット
【0016】図6は、IS−95−B規格での干渉補正
値を説明するための図である。このIS−95−Bの干
渉補正値は、図6に示すように補正が開始されるEc/
Io比が−7dB以下の領域において、そのEc/Io
比が1dB低下するごとに、補正値が1dB増加する。
値を説明するための図である。このIS−95−Bの干
渉補正値は、図6に示すように補正が開始されるEc/
Io比が−7dB以下の領域において、そのEc/Io
比が1dB低下するごとに、補正値が1dB増加する。
【0017】この場合、同一セルで通信を行っている移
動端末が多い図5中の(2)では、移動端末が基地局装
置からのパイロット信号とともに、他の移動端末からの
通信チャネルの送信信号(エネルギー)も受信してい
る。この結果、平均受信電力が大きくなる。この場合、
希望波の受信電力はそのままであり、干渉波の受信電力
が大きいため、受信時のEc/Io比が小さくなる。こ
の受信時のEc/Io比が小さくなると、干渉補正値が
大きくなって、送信電力を低下させる制御が行われなく
なる。したがって、基地局装置での受信エネルギーは変
化しないことになる。しかし、複数の移動端末が通信中
の場合、干渉波レベルが上昇している。このときのEb
/No比は次式(6)で表される。
動端末が多い図5中の(2)では、移動端末が基地局装
置からのパイロット信号とともに、他の移動端末からの
通信チャネルの送信信号(エネルギー)も受信してい
る。この結果、平均受信電力が大きくなる。この場合、
希望波の受信電力はそのままであり、干渉波の受信電力
が大きいため、受信時のEc/Io比が小さくなる。こ
の受信時のEc/Io比が小さくなると、干渉補正値が
大きくなって、送信電力を低下させる制御が行われなく
なる。したがって、基地局装置での受信エネルギーは変
化しないことになる。しかし、複数の移動端末が通信中
の場合、干渉波レベルが上昇している。このときのEb
/No比は次式(6)で表される。
【0018】
【数6】 Eb/No=a−b(dB) …(6)
【0019】したがって、受信Eb(b)が大きい場
合、すなわち、通信中の移動端末が多い場合、その受信
に必要なEb/No比が得られない場合が発生する。
合、すなわち、通信中の移動端末が多い場合、その受信
に必要なEb/No比が得られない場合が発生する。
【0020】このように、基地局装置と移動端末との接
続開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、受
信に必要なEb/No比が得られない場合、その不完全
な電力制御が問題になる。すなわち、基地局装置での受
信Eb/No比の劣化(上りチャネルに干渉波が存在す
る際の回線品質の劣化)によって、その安定した回線品
質を維持できないため、安定かつ確実な回線接続が行わ
れ難く、そのシステム接続性を悪化させる原因になる。
続開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、受
信に必要なEb/No比が得られない場合、その不完全
な電力制御が問題になる。すなわち、基地局装置での受
信Eb/No比の劣化(上りチャネルに干渉波が存在す
る際の回線品質の劣化)によって、その安定した回線品
質を維持できないため、安定かつ確実な回線接続が行わ
れ難く、そのシステム接続性を悪化させる原因になる。
【0021】この種の開ループ制御に対する従来例とし
て特開平10−56421号「CDMA無線伝送システ
ム並びに該システムにおいて用いられる送信電力制御装
置および送信機」公報の例が知られいてる。この従来例
では、開ループ制御による受信信号からの希望波の平均
受信電力等を測定し、目標値との誤差を検出して、その
補正を行っている。また、トラフィック量に対応して、
移動端末の送信電力を適応した電力に制御している。
て特開平10−56421号「CDMA無線伝送システ
ム並びに該システムにおいて用いられる送信電力制御装
置および送信機」公報の例が知られいてる。この従来例
では、開ループ制御による受信信号からの希望波の平均
受信電力等を測定し、目標値との誤差を検出して、その
補正を行っている。また、トラフィック量に対応して、
移動端末の送信電力を適応した電力に制御している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、基地局装置と移動端末での接続開始時などにあっ
て、通信中の移動端末数が多く、上りチャネルに干渉波
が存在する際に回線品質が劣化して、その安定した回線
品質を維持できないため、安定かつ確実な回線接続が難
しく、そのシステム接続性が向上しないという欠点があ
った。
では、基地局装置と移動端末での接続開始時などにあっ
て、通信中の移動端末数が多く、上りチャネルに干渉波
が存在する際に回線品質が劣化して、その安定した回線
品質を維持できないため、安定かつ確実な回線接続が難
しく、そのシステム接続性が向上しないという欠点があ
った。
【0023】また、公報の従来例では、開ループ制御に
よる受信信号から測定した希望波の平均受信電力と目標
値との誤差から、その開ループ制御の補正が可能なもの
の、目標値との誤差の補正をテーブルを用いて行ってお
り、その構造が複雑化することが考えられる。
よる受信信号から測定した希望波の平均受信電力と目標
値との誤差から、その開ループ制御の補正が可能なもの
の、目標値との誤差の補正をテーブルを用いて行ってお
り、その構造が複雑化することが考えられる。
【0024】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、基地局装置と移動端末での
接続開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、
上りチャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に
保持されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ
制御による電力制御が効果的に出来るようになり、その
安定かつ確実な回線接続が可能になり、システム接続性
が向上するCDMA開ループ制御における上りチャネル
干渉補正方法及びそのシステムの提供を目的とする。
課題を解決するものであり、基地局装置と移動端末での
接続開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、
上りチャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に
保持されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ
制御による電力制御が効果的に出来るようになり、その
安定かつ確実な回線接続が可能になり、システム接続性
が向上するCDMA開ループ制御における上りチャネル
干渉補正方法及びそのシステムの提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のCDMA開ループ制御における上りチャネ
ル干渉補正方法は、基地局装置が移動端末に対する送信
電力の開ループ制御を実行する際に干渉波の受信電力に
基づいた補正を行うものであり、基地局装置が、上りチ
ャネルの干渉波の状態に対応した受信電力を測定する段
階と、この測定された受信電力の平均を求める段階と、
更に、この求めた平均値と基準値を用いて、移動端末の
送信電力を前回の送信電力よりも増加させるための補正
値を計算する段階と、この補正値の情報を移動端末に送
信する段階とを有している。
に、本発明のCDMA開ループ制御における上りチャネ
ル干渉補正方法は、基地局装置が移動端末に対する送信
電力の開ループ制御を実行する際に干渉波の受信電力に
基づいた補正を行うものであり、基地局装置が、上りチ
ャネルの干渉波の状態に対応した受信電力を測定する段
階と、この測定された受信電力の平均を求める段階と、
更に、この求めた平均値と基準値を用いて、移動端末の
送信電力を前回の送信電力よりも増加させるための補正
値を計算する段階と、この補正値の情報を移動端末に送
信する段階とを有している。
【0026】前記基地局装置からの補正値の情報を受信
した移動端末において、補正値の情報を受信する段階
と、補正値の変更を判断する段階と、補正値が変更され
ている際の補正値に基づいた送信電力に設定する段階と
を有している。
した移動端末において、補正値の情報を受信する段階
と、補正値の変更を判断する段階と、補正値が変更され
ている際の補正値に基づいた送信電力に設定する段階と
を有している。
【0027】また、前記補正値の情報を移動端末に送信
する段階として、TIA/EIAのIS−95規格に基
づいた制御チャネル上のアクセスパラメータメッセージ
の初期電力設定用(INIT・PWR)フィールドに格
納されるビット又は通話チャネルでの送信電力設定用
(NOM・PWR)フィールドのビットに補正値を加
え、更に、アクセスパラメータメッセージのパラメータ
変更用(ACC・MSG・SEQ)フィールドのビット
を更新して移動端末に送信している。
する段階として、TIA/EIAのIS−95規格に基
づいた制御チャネル上のアクセスパラメータメッセージ
の初期電力設定用(INIT・PWR)フィールドに格
納されるビット又は通話チャネルでの送信電力設定用
(NOM・PWR)フィールドのビットに補正値を加
え、更に、アクセスパラメータメッセージのパラメータ
変更用(ACC・MSG・SEQ)フィールドのビット
を更新して移動端末に送信している。
【0028】更に、前記移動端末が、補正値の情報とし
て、アクセスパラメータメッセージのパラメータ変更用
フィールドを受信し、このパラメータ変更用フィールド
のビットが更新されているかを判断し、ここで更新され
ているときには、この補正値にアクセスパラメータメッ
セージの初期電力設定用又は送信電力設定用のフィール
ドのビットを更新して、送信電力を制御している。
て、アクセスパラメータメッセージのパラメータ変更用
フィールドを受信し、このパラメータ変更用フィールド
のビットが更新されているかを判断し、ここで更新され
ているときには、この補正値にアクセスパラメータメッ
セージの初期電力設定用又は送信電力設定用のフィール
ドのビットを更新して、送信電力を制御している。
【0029】また、前記基準値が、開ループ制御対象外
の移動端末からの送信信号及び/又は干渉波を受信しな
い状態での平均受信電力の値とする構成であり、また、
前記補正値を、平均受信電力値から基準値を差し引いて
生成している。
の移動端末からの送信信号及び/又は干渉波を受信しな
い状態での平均受信電力の値とする構成であり、また、
前記補正値を、平均受信電力値から基準値を差し引いて
生成している。
【0030】本発明のCDMA開ループ制御上りチャネ
ル干渉補正システムは、基地局装置が移動端末に対する
送信電力の開ループ制御を実行する際に干渉波の受信電
力に基づいた補正を行うものであり、基地局装置が、上
りチャネルの干渉波状態に対応した受信電力を測定する
受信測定手段と、受信測定手段が測定した受信電力から
受信電力平均を求める平均受信電力算出手段と、平均受
信電力算出手段が求めた平均受信電力値と基準値を用い
て、移動端末の送信電力を増加させるための補正値を計
算する補正値算出手段と、補正値算出手段からの補正値
の情報を移動端末に送信する送信手段とを備える構成と
してある。
ル干渉補正システムは、基地局装置が移動端末に対する
送信電力の開ループ制御を実行する際に干渉波の受信電
力に基づいた補正を行うものであり、基地局装置が、上
りチャネルの干渉波状態に対応した受信電力を測定する
受信測定手段と、受信測定手段が測定した受信電力から
受信電力平均を求める平均受信電力算出手段と、平均受
信電力算出手段が求めた平均受信電力値と基準値を用い
て、移動端末の送信電力を増加させるための補正値を計
算する補正値算出手段と、補正値算出手段からの補正値
の情報を移動端末に送信する送信手段とを備える構成と
してある。
【0031】前記送信手段として、補正値算出手段から
の補正値の情報をTIA/EIAのIS−95規格に基
づいた制御チャネル上のアクセスパラメータメッセージ
に格納するための制御チャネルメッセージ作成手段と、
制御チャネルメッセージ作成手段からのアクセスパラメ
ータメッセージを変調する変調手段と、変調手段からの
変調信号を無線送信する無線送信手段とを備える構成と
してある。また、前記平均受信電力算出手段が、他の移
動端末からの送信信号及び/又は他の干渉波を受信しな
い状態での平均受信電力の値である基準値を生成する構
成としてある。
の補正値の情報をTIA/EIAのIS−95規格に基
づいた制御チャネル上のアクセスパラメータメッセージ
に格納するための制御チャネルメッセージ作成手段と、
制御チャネルメッセージ作成手段からのアクセスパラメ
ータメッセージを変調する変調手段と、変調手段からの
変調信号を無線送信する無線送信手段とを備える構成と
してある。また、前記平均受信電力算出手段が、他の移
動端末からの送信信号及び/又は他の干渉波を受信しな
い状態での平均受信電力の値である基準値を生成する構
成としてある。
【0032】また、前記平均受信電力算出手段が、開ル
ープ制御対象外の移動端末からの送信信号及び/又は干
渉波を受信しない状態での平均受信電力値に対応する基
準値を生成する構成としてある。更に、前記補正値算出
手段が、平均受信電力算出手段が求めた平均受信電力値
から平均受信電力算出手段が算出した基準値を差し引い
て補正値を生成する構成としてある。
ープ制御対象外の移動端末からの送信信号及び/又は干
渉波を受信しない状態での平均受信電力値に対応する基
準値を生成する構成としてある。更に、前記補正値算出
手段が、平均受信電力算出手段が求めた平均受信電力値
から平均受信電力算出手段が算出した基準値を差し引い
て補正値を生成する構成としてある。
【0033】また、前記基地局装置が伝送するアクセス
パラメータメッセージを情報チャネルに付随した制御チ
ャネルにおける低速付随正制御チャネル又は高速付随正
制御チャネルで伝送する構成としてある。
パラメータメッセージを情報チャネルに付随した制御チ
ャネルにおける低速付随正制御チャネル又は高速付随正
制御チャネルで伝送する構成としてある。
【0034】このような本発明のCDMA開ループ制御
における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステム
は、上りチャネルの干渉波の状態に対応して求めた受信
電力平均値及び基準値を用いて移動端末での送信電力を
増加させるための補正値を、移動端末に送信している。
移動端末では、受信した補正値に基づいた送信電力に設
定している。
における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステム
は、上りチャネルの干渉波の状態に対応して求めた受信
電力平均値及び基準値を用いて移動端末での送信電力を
増加させるための補正値を、移動端末に送信している。
移動端末では、受信した補正値に基づいた送信電力に設
定している。
【0035】すなわち、通信中の移動端末や、その他の
移動端末からの干渉波がない場合の基地局装置での平均
受信電力を基準として、基地局装置が通信中の移動端末
や、その他の移動端末からの干渉波が存在する場合の平
均受信電力の上昇分を補正値として移動端末に通知し、
送信電力を増加させる開ループ制御を実行している。
移動端末からの干渉波がない場合の基地局装置での平均
受信電力を基準として、基地局装置が通信中の移動端末
や、その他の移動端末からの干渉波が存在する場合の平
均受信電力の上昇分を補正値として移動端末に通知し、
送信電力を増加させる開ループ制御を実行している。
【0036】この結果、基地局装置と移動端末での接続
開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、上り
チャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に保持
されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ制御
による電力制御が効果的に出来るようになり、その安定
かつ確実な回線接続が可能になり、システム接続性が向
上する。
開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、上り
チャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に保持
されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ制御
による電力制御が効果的に出来るようになり、その安定
かつ確実な回線接続が可能になり、システム接続性が向
上する。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明のCDMA開ループ
制御における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステ
ムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明のCDMA開ループ制御における上りチャネル
干渉補正方法及びそのシステムの実施形態における構成
を示すブロック図である。図1において、このシステム
は、図示しない上位局との間で送信データ及び受信デー
タのやり取りを行うための上位局インタフェース(I/
F)部1と、本システムのスペクトラム拡散の送受信に
かかる制御、特に、あとで詳細に説明する本発明の実施
形態の開ループ制御を実行する制御部2とを備えてい
る。
制御における上りチャネル干渉補正方法及びそのシステ
ムの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明のCDMA開ループ制御における上りチャネル
干渉補正方法及びそのシステムの実施形態における構成
を示すブロック図である。図1において、このシステム
は、図示しない上位局との間で送信データ及び受信デー
タのやり取りを行うための上位局インタフェース(I/
F)部1と、本システムのスペクトラム拡散の送受信に
かかる制御、特に、あとで詳細に説明する本発明の実施
形態の開ループ制御を実行する制御部2とを備えてい
る。
【0038】また、このシステムは、受信時の無線部4
からの相関信号を検波し、また、誤り訂正(CRC)処
理などを行った復号データを出力するとともに、制御部
2を通じて入力された送信データを拡散符号で拡散した
拡散信号及び送信電力制御情報(アクセスパラメータメ
ッセージに対応)を無線部4に送出する変復調部3と、
送信部9及び受信部10を備えた無線部4と、受信部1
0が出力した受信電力値を一定期間平均化して出力し、
かつ、通信中の移動端末がなく、その他の上りチャネル
での干渉波がない状態における受信電力値の平均値を算
出した基準値6を出力する平均電力算出部5とを備えて
いる。
からの相関信号を検波し、また、誤り訂正(CRC)処
理などを行った復号データを出力するとともに、制御部
2を通じて入力された送信データを拡散符号で拡散した
拡散信号及び送信電力制御情報(アクセスパラメータメ
ッセージに対応)を無線部4に送出する変復調部3と、
送信部9及び受信部10を備えた無線部4と、受信部1
0が出力した受信電力値を一定期間平均化して出力し、
かつ、通信中の移動端末がなく、その他の上りチャネル
での干渉波がない状態における受信電力値の平均値を算
出した基準値6を出力する平均電力算出部5とを備えて
いる。
【0039】更に、このシステムは、平均電力算出部5
からの平均受信電力と基準値6から補正値を演算して出
力する補正値演算部7と、制御チャネル(CH)メッセ
ージ作成部8と、変復調部3からの拡散信号を電力増幅
し、デュープレクサ及び送受信共用アンテナ11を通じ
て送信する送信部9と、送受信共用アンテナ11及びデ
ュープレクサを通じて入力された受信信号に対して、自
動利得制御(AGC)を行い、かつ、受信電力値を示す
信号を出力する受信部10と、同一周波数帯域によるス
ペクトラム拡散波の送受信を行うための送受信共用アン
テナ11とを備えている。
からの平均受信電力と基準値6から補正値を演算して出
力する補正値演算部7と、制御チャネル(CH)メッセ
ージ作成部8と、変復調部3からの拡散信号を電力増幅
し、デュープレクサ及び送受信共用アンテナ11を通じ
て送信する送信部9と、送受信共用アンテナ11及びデ
ュープレクサを通じて入力された受信信号に対して、自
動利得制御(AGC)を行い、かつ、受信電力値を示す
信号を出力する受信部10と、同一周波数帯域によるス
ペクトラム拡散波の送受信を行うための送受信共用アン
テナ11とを備えている。
【0040】制御CHメッセージ作成部8は、補正値算
出部7が出力した補正値を基地局装置の局データとして
持っているパラメータINIT・PWR又はNOM・P
WRのデフォルト値に加算する。すなわち、アクセスパ
ラメータメッセージのINIT・PWRフィールド又は
NOM・PWRフィールドの値に補正値を加えた値を書
き込む。更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセ
スパラメータメッセージのACC・MSG・SEQ(パ
ラメータ変更用)フィールドのビットを更新し、このア
クセスパラメータメッセージを制御部2に出力する。
出部7が出力した補正値を基地局装置の局データとして
持っているパラメータINIT・PWR又はNOM・P
WRのデフォルト値に加算する。すなわち、アクセスパ
ラメータメッセージのINIT・PWRフィールド又は
NOM・PWRフィールドの値に補正値を加えた値を書
き込む。更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセ
スパラメータメッセージのACC・MSG・SEQ(パ
ラメータ変更用)フィールドのビットを更新し、このア
クセスパラメータメッセージを制御部2に出力する。
【0041】次に、この実施形態の全体の動作について
説明する。図1において、上位局インタフェース(I/
F)部1が、図示しない上位局との間で送信データ及び
受信データをやり取りする。この上位局インタフェース
部1からの送信データを制御部2が取り込み、かつ、受
信データを制御部2が上位局インタフェース部1へ送出
する。制御部2は、次の本発明の実施形態における開ル
ープ制御を実行する。
説明する。図1において、上位局インタフェース(I/
F)部1が、図示しない上位局との間で送信データ及び
受信データをやり取りする。この上位局インタフェース
部1からの送信データを制御部2が取り込み、かつ、受
信データを制御部2が上位局インタフェース部1へ送出
する。制御部2は、次の本発明の実施形態における開ル
ープ制御を実行する。
【0042】(1)基地局装置が、受信電力(上りチャ
ネルの干渉波の状態)を測定する。 (2)この測定された受信電力平均を求める。 (3)求めた平均値(受信電力平均)と基準値を用い
て、移動端末が前回の送信電力を前回の送信電力よりも
増加させるための補正値を計算する。 (4)制御チャネル上の、アクセスパラメータメッセー
ジのINIT・PWRフィールド又はNOM・PWRフ
ィールドの値(ビット)に補正値を加えて新たな値に更
新する。 (5)更に、アクセスパラメータメッセージのACC・
MSG・SEQフィールドの値(ビット)を更新して移
動端末に送信し、開ループ制御による送信電力制御を実
行する。
ネルの干渉波の状態)を測定する。 (2)この測定された受信電力平均を求める。 (3)求めた平均値(受信電力平均)と基準値を用い
て、移動端末が前回の送信電力を前回の送信電力よりも
増加させるための補正値を計算する。 (4)制御チャネル上の、アクセスパラメータメッセー
ジのINIT・PWRフィールド又はNOM・PWRフ
ィールドの値(ビット)に補正値を加えて新たな値に更
新する。 (5)更に、アクセスパラメータメッセージのACC・
MSG・SEQフィールドの値(ビット)を更新して移
動端末に送信し、開ループ制御による送信電力制御を実
行する。
【0043】図1において、変復調部3が受信時の無線
部4からの相関信号を検波し、また、誤り訂正(CR
C)処理などを行った復号データを出力する。また、変
復調部3は制御部2を通じて入力された送信データを、
拡散符号で拡散した拡散信号及び開ループ制御のための
送信電力制御情報(アクセスパラメータメッセージに対
応)を無線部4に送出する。更に、無線部4の受信部1
0が出力した受信電力値を、平均電力算出部5が一定期
間平均化し、その基準値6を出力する。
部4からの相関信号を検波し、また、誤り訂正(CR
C)処理などを行った復号データを出力する。また、変
復調部3は制御部2を通じて入力された送信データを、
拡散符号で拡散した拡散信号及び開ループ制御のための
送信電力制御情報(アクセスパラメータメッセージに対
応)を無線部4に送出する。更に、無線部4の受信部1
0が出力した受信電力値を、平均電力算出部5が一定期
間平均化し、その基準値6を出力する。
【0044】この場合、平均電力算出部5は、通信中の
移動端末がなく、その他の上りチャネルでの干渉波がな
い状態における受信電力値の平均値を算出した基準値6
を出力し、かつ、保持する。
移動端末がなく、その他の上りチャネルでの干渉波がな
い状態における受信電力値の平均値を算出した基準値6
を出力し、かつ、保持する。
【0045】この平均電力算出部5からの平均受信電力
と基準値6とから演算した補正値を、補正値演算部7が
制御CHメッセージ作成部8に出力する。制御CHメッ
セージ作成部8は、補正値算出部7が出力した補正値
を、基地局装置の局データとして持っているパラメータ
INIT・PWR又はNOM・PWRのデフォルト値に
加算する。すなわち、アクセスパラメータメッセージの
INIT・PWRフィールド又はNOM・PWRフィー
ルドの値(ビット)に補正値を加えて更新する。更に、
制御CHメッセージ作成部8が、アクセスパラメータメ
ッセージのACC・MSG・SEQ(パラメータ変更
用)フィールドの値(ビット)を更新する。このビット
を更新したアクセスパラメータメッセージを、制御部2
に出力し、変復調部3、無線部4、デュープレクサ及び
送受信共用アンテナ11を通じて図示しない移動端末に
送信する。
と基準値6とから演算した補正値を、補正値演算部7が
制御CHメッセージ作成部8に出力する。制御CHメッ
セージ作成部8は、補正値算出部7が出力した補正値
を、基地局装置の局データとして持っているパラメータ
INIT・PWR又はNOM・PWRのデフォルト値に
加算する。すなわち、アクセスパラメータメッセージの
INIT・PWRフィールド又はNOM・PWRフィー
ルドの値(ビット)に補正値を加えて更新する。更に、
制御CHメッセージ作成部8が、アクセスパラメータメ
ッセージのACC・MSG・SEQ(パラメータ変更
用)フィールドの値(ビット)を更新する。このビット
を更新したアクセスパラメータメッセージを、制御部2
に出力し、変復調部3、無線部4、デュープレクサ及び
送受信共用アンテナ11を通じて図示しない移動端末に
送信する。
【0046】無線部4では、送信部9が変復調部3から
の拡散信号を電力増幅し、デュープレクサ及び送受信共
用アンテナ11を通じて送信する。また、受信部10は
送受信共用アンテナ11及びデュープレクサを通じて受
信信号に対する自動利得制御(AGC)を行い、かつ、
受信電力値を示す信号を出力する。
の拡散信号を電力増幅し、デュープレクサ及び送受信共
用アンテナ11を通じて送信する。また、受信部10は
送受信共用アンテナ11及びデュープレクサを通じて受
信信号に対する自動利得制御(AGC)を行い、かつ、
受信電力値を示す信号を出力する。
【0047】次に、本発明の実施形態の開ループ制御に
ついて詳細に説明する。図2は本発明の実施形態の開ル
ープ制御を説明するための図である。図2において、他
の移動端末からの干渉波の影響による受信Eb/Noの
劣化(回線品質劣化に対応)を防止するため、基地局装
置は、平均受信電力が通信中の移動端末が同一セルに存
在しない場合に比較して、どれだけ上昇しているかを測
定する。そして、その測定情報に対応する補正値の送信
電力制御情報(アクセスパラメータメッセージに対応)
を、移動端末に送信して通知する。移動端末が通知され
た送信電力制御情報に従って、送信電力を増加させる。
このときのEb/No比は次式(7)で表される。
ついて詳細に説明する。図2は本発明の実施形態の開ル
ープ制御を説明するための図である。図2において、他
の移動端末からの干渉波の影響による受信Eb/Noの
劣化(回線品質劣化に対応)を防止するため、基地局装
置は、平均受信電力が通信中の移動端末が同一セルに存
在しない場合に比較して、どれだけ上昇しているかを測
定する。そして、その測定情報に対応する補正値の送信
電力制御情報(アクセスパラメータメッセージに対応)
を、移動端末に送信して通知する。移動端末が通知され
た送信電力制御情報に従って、送信電力を増加させる。
このときのEb/No比は次式(7)で表される。
【0048】
【数7】 Eb/No(dB)=a−b+b=a …(7)
【0049】更に、本発明の実施形態における開ループ
制御について詳細に説明する。基地局装置の受信部10
は送受信共用アンテナ11からの入力信号の受信電力値
を連続的又は定期的に出力する。平均電力算出部5は、
受信部10が出力した受信電力値を一定期間平均化す
る。また、平均電力算出部5は、通信中の移動端末が同
一セルに存在せず、かつ、その他の上りチャネルでの干
渉波がない状態における受信電力値の平均値を算出した
基準値6を出力する。補正値演算部7では、平均電力算
出部5からの平均受信電力と基準値6とから送信電力制
御情報である補正値を次式(8)に従って算出する。
制御について詳細に説明する。基地局装置の受信部10
は送受信共用アンテナ11からの入力信号の受信電力値
を連続的又は定期的に出力する。平均電力算出部5は、
受信部10が出力した受信電力値を一定期間平均化す
る。また、平均電力算出部5は、通信中の移動端末が同
一セルに存在せず、かつ、その他の上りチャネルでの干
渉波がない状態における受信電力値の平均値を算出した
基準値6を出力する。補正値演算部7では、平均電力算
出部5からの平均受信電力と基準値6とから送信電力制
御情報である補正値を次式(8)に従って算出する。
【0050】
【数8】 補正値(dB)=平均受信電力−基準値 …(8)
【0051】制御CHメッセージ作成部8では、補正値
算出部7が出力した補正値を、基地局装置の局データと
して持っているパラメータINIT・PWR又はNOM
・PWRのデフォルト値に加算する。すなわち、アクセ
スパラメータメッセージのINIT・PWRフィールド
又はNOM・PWRフィールドの値(ビット)を更新
し、更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセスパ
ラメータメッセージのACC・MSG・SEQフィール
ドを更新して制御部2に出力する。
算出部7が出力した補正値を、基地局装置の局データと
して持っているパラメータINIT・PWR又はNOM
・PWRのデフォルト値に加算する。すなわち、アクセ
スパラメータメッセージのINIT・PWRフィールド
又はNOM・PWRフィールドの値(ビット)を更新
し、更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセスパ
ラメータメッセージのACC・MSG・SEQフィール
ドを更新して制御部2に出力する。
【0052】アクセスパラメータメッセージを受信した
移動端末は、ACC・MSG・SEQが更新されている
ことを確認すると、内部のレジスタに格納しているNO
M・PWR又はINIT・PWRを書き換える(IS−
95−A)。更に、NOM・PWR・EXTレジスタの
アクセスパラメータメッセージにおける対応したフィー
ルド値を書き替える(IS−95−B)。また、移動端
末は、これらのパラメータを次式(9)(10)(1
1)の定義式に代入して開ループ制御での送信電力を決
定する。
移動端末は、ACC・MSG・SEQが更新されている
ことを確認すると、内部のレジスタに格納しているNO
M・PWR又はINIT・PWRを書き換える(IS−
95−A)。更に、NOM・PWR・EXTレジスタの
アクセスパラメータメッセージにおける対応したフィー
ルド値を書き替える(IS−95−B)。また、移動端
末は、これらのパラメータを次式(9)(10)(1
1)の定義式に代入して開ループ制御での送信電力を決
定する。
【0053】
【数9】IS−95−A規格の場合、 [平均送信電力]=−[平均受信電力] −73dB +NOM・PWR +INIT・PWR …(9)
【0054】
【数10】IS−95−B規格の場合、 [平均送信電力]=−[平均受信電力] …(10) −73dB +[干渉補正値] +NOM・PWR−16×NOM・PWR・EXT +INIT・PWR
【0055】
【数11】ここで [干渉補正値]=min(max(−7−ECIO,0),7) ECIO:パイロット信号(Active Set Pilot)のEc/Io比 (1チップあたりのエネルギーと干渉波エネルギー 比(単位:dB) …(11)
【0056】このように、移動端末は、開ループ制御に
よる送信電力を決定する場合、基地局装置から送信され
てくるNOM・PWR又はINIT・PWRのフィール
ドの値を開ループ制御に組み込み、この値を上りチャネ
ルの状態に対応して変化させて、その送信電力の制御を
実行している。
よる送信電力を決定する場合、基地局装置から送信され
てくるNOM・PWR又はINIT・PWRのフィール
ドの値を開ループ制御に組み込み、この値を上りチャネ
ルの状態に対応して変化させて、その送信電力の制御を
実行している。
【0057】次に、この本発明の実施形態の開ループ制
御の基地局側の処理手順について説明する。図3は基地
局での開ループ制御における補正の処理手順を示すフロ
ーチャートである。受信部10が受信した受信電力信号
は、平均電力算出部5で平均化され、この平均受信電力
が出力される(ステップS1)。平均電力算出部5から
の平均受信電力と基準値6とを補正値算出部7が引き算
し、新たな補正値を生成する(ステップS2)。この新
たな補正値は、前回の補正値との差が、例えば、1dB
以上の場合に、補正値算出部7から制御CHメッセージ
作成部8に出力される(ステップS3)。
御の基地局側の処理手順について説明する。図3は基地
局での開ループ制御における補正の処理手順を示すフロ
ーチャートである。受信部10が受信した受信電力信号
は、平均電力算出部5で平均化され、この平均受信電力
が出力される(ステップS1)。平均電力算出部5から
の平均受信電力と基準値6とを補正値算出部7が引き算
し、新たな補正値を生成する(ステップS2)。この新
たな補正値は、前回の補正値との差が、例えば、1dB
以上の場合に、補正値算出部7から制御CHメッセージ
作成部8に出力される(ステップS3)。
【0058】この制御CHメッセージ作成部8では、補
正値算出部7が出力する新たな補正値を、基地局装置が
局データとして持っているパラメータINIT・PWR
又はNOM・PWRのデフォルト値に加算する。すなわ
ち、アクセスパラメータメッセージのINIT・PWR
フィールド又はNOM・PWRフィールドの値を更新し
ている。更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセ
スパラメータメッセージのACC・MSG・SEQフィ
ールドのビットを更新して制御部2に出力する(ステッ
プS4,S5)。この送信電力制御情報が制御部2から
変復調部3に送出され、ここで拡散変調が施されて送信
部9、デュープレクサ及び送受信共用アンテナ11を通
じて図示しない移動端末に送信される(ステップS
6)。
正値算出部7が出力する新たな補正値を、基地局装置が
局データとして持っているパラメータINIT・PWR
又はNOM・PWRのデフォルト値に加算する。すなわ
ち、アクセスパラメータメッセージのINIT・PWR
フィールド又はNOM・PWRフィールドの値を更新し
ている。更に、制御CHメッセージ作成部8は、アクセ
スパラメータメッセージのACC・MSG・SEQフィ
ールドのビットを更新して制御部2に出力する(ステッ
プS4,S5)。この送信電力制御情報が制御部2から
変復調部3に送出され、ここで拡散変調が施されて送信
部9、デュープレクサ及び送受信共用アンテナ11を通
じて図示しない移動端末に送信される(ステップS
6)。
【0059】次に、移動端末での開ループ制御における
補正の処理について説明する。図4は移動端末での開ル
ープ制御における補正の処理手順を示すフローチャート
である。移動端末では、アクセスパラメータメッセージ
(ACCESS PARAMETER MASSAG )を受信すると、ACC・
MSG・SEQフィールドの補正値(ビット)が更新さ
れているかを判断する(ステップS11,S12)。こ
こで更新されている場合(Yes)、基地局装置からの
補正値に、前回のINIT・PWR又はNOM・PWR
の値(ビット)を更新して(ステップS13)、基地局
装置が実行する開ループ制御に対応する送信電力に制御
して、その送信を行う。
補正の処理について説明する。図4は移動端末での開ル
ープ制御における補正の処理手順を示すフローチャート
である。移動端末では、アクセスパラメータメッセージ
(ACCESS PARAMETER MASSAG )を受信すると、ACC・
MSG・SEQフィールドの補正値(ビット)が更新さ
れているかを判断する(ステップS11,S12)。こ
こで更新されている場合(Yes)、基地局装置からの
補正値に、前回のINIT・PWR又はNOM・PWR
の値(ビット)を更新して(ステップS13)、基地局
装置が実行する開ループ制御に対応する送信電力に制御
して、その送信を行う。
【0060】前記した基地局装置が伝送するアクセスパ
ラメータメッセージは、開ループ制御の場合、その伝送
速度が閉ループ制御に対して遅くても良いシステム構成
の場合が多い。したがって、アクセスパラメータメッセ
ージは、情報チャネル(TCH)に付随した制御チャネ
ル(ACCH)における低速付随正制御チャネル(SA
CCH)で伝送可能である。なお、システム構成によっ
ては高速付随正制御チャネル(FACCH)を使用して
も良い。
ラメータメッセージは、開ループ制御の場合、その伝送
速度が閉ループ制御に対して遅くても良いシステム構成
の場合が多い。したがって、アクセスパラメータメッセ
ージは、情報チャネル(TCH)に付随した制御チャネ
ル(ACCH)における低速付随正制御チャネル(SA
CCH)で伝送可能である。なお、システム構成によっ
ては高速付随正制御チャネル(FACCH)を使用して
も良い。
【0061】このように、この実施形態では、通信中の
移動端末や、その他の移動端末からの干渉波がない場合
の基地局装置での平均受信電力を基準として、基地局装
置が通信中の移動端末や、その他の移動端末からの干渉
波が存在する場合の平均受信電力の上昇分を補正値とし
て移動端末に通知して、送信電力を増加させる開ループ
制御を実行している。この結果、安定かつ確実な回線接
続が可能になり、そのシステム接続性が向上する。
移動端末や、その他の移動端末からの干渉波がない場合
の基地局装置での平均受信電力を基準として、基地局装
置が通信中の移動端末や、その他の移動端末からの干渉
波が存在する場合の平均受信電力の上昇分を補正値とし
て移動端末に通知して、送信電力を増加させる開ループ
制御を実行している。この結果、安定かつ確実な回線接
続が可能になり、そのシステム接続性が向上する。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のCDMA開ループ制御における上りチャネル干渉補正
方法及びそのシステムによれば、上りチャネルの干渉波
の状態に対応して求めた受信電力平均値及び基準値を用
いて移動端末での送信電力を増加させるための補正値
を、移動端末に送信している。移動端末では、受信した
補正値に基づいた送信電力に設定し、その送信を行う。
のCDMA開ループ制御における上りチャネル干渉補正
方法及びそのシステムによれば、上りチャネルの干渉波
の状態に対応して求めた受信電力平均値及び基準値を用
いて移動端末での送信電力を増加させるための補正値
を、移動端末に送信している。移動端末では、受信した
補正値に基づいた送信電力に設定し、その送信を行う。
【0063】この結果、基地局装置と移動端末での接続
開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、上り
チャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に保持
されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ制御
による電力制御が効果的に出来るようになる。すなわ
ち、安定かつ確実な回線接続が可能になり、そのシステ
ム接続性が向上する。
開始時などにあって、通信中の移動端末数が多く、上り
チャネルに干渉波が存在する際の回線品質が一定に保持
されて、基地局装置から移動端末に対する開ループ制御
による電力制御が効果的に出来るようになる。すなわ
ち、安定かつ確実な回線接続が可能になり、そのシステ
ム接続性が向上する。
【図1】本発明のCDMA開ループ制御における上りチ
ャネル干渉補正方法及びそのシステムの実施形態におけ
る構成を示すブロック図である。
ャネル干渉補正方法及びそのシステムの実施形態におけ
る構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあって開ループ制御を説明するため
の図である。
の図である。
【図3】実施形態にあって基地局での開ループ制御にお
ける補正の処理手順を示すフローチャートである。
ける補正の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態にあって移動端末での開ループ制御に
おける補正の処理手順を示すフローチャートである。
おける補正の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】従来例にあって移動端末での送信電力低下時に
送信信号を基地局装置で受信できない場合を説明するた
めの図である。
送信信号を基地局装置で受信できない場合を説明するた
めの図である。
【図6】従来例にあってIS−95−B規格での干渉補
正値を説明するための図である。
正値を説明するための図である。
1 上位局インタフェース部 2 制御部 3 変復調部 4 無線部 5 平均電力算出部 7 補正値演算部 8 制御チャネルメッセージ作成部 9 送信部 10 受信部 11 送受信共用アンテナ
Claims (11)
- 【請求項1】 基地局装置が移動端末に対する送信電力
の開ループ制御を実行する際に、干渉波の受信電力に基
づいた補正を行うCDMA開ループ制御における上りチ
ャネル干渉補正方法において、 基地局装置が、 上りチャネルの干渉波の状態に対応した受信電力を測定
する段階と、 この測定された受信電力の平均を求める段階と、 更に、この求めた平均値と基準値を用いて、移動端末の
送信電力を前回の送信電力よりも増加させるための補正
値を計算する段階と、 この補正値の情報を移動端末に送信する段階と、 とを有することを特徴とするCDMA開ループ制御にお
ける上りチャネル干渉補正方法。 - 【請求項2】 前記基地局装置からの補正値の情報を受
信した移動端末において、 補正値の情報を受信する段階と、 補正値の変更を判断する段階と、 補正値が変更されている際の補正値に基づいた送信電力
に設定する段階と、 を有することを特徴とする請求項1記載のCDMA開ル
ープ制御における上りチャネル干渉補正方法。 - 【請求項3】 前記補正値の情報を移動端末に送信する
段階として、 TIA/EIAのIS−95規格に基づいた制御チャネ
ル上のアクセスパラメータメッセージの初期電力設定用
(INIT・PWR)フィールドに格納されるビット又
は通話チャネルでの送信電力設定用(NOM・PWR)
フィールドのビットに補正値を加え、 更に、アクセスパラメータメッセージのパラメータ変更
用(ACC・MSG・SEQ)フィールドのビットを更
新して移動端末に送信することを特徴とする請求項1記
載のCDMA開ループ制御における上りチャネル干渉補
正方法。 - 【請求項4】 前記移動端末が、 補正値の情報として、アクセスパラメータメッセージの
パラメータ変更用フィールドを受信し、 このパラメータ変更用フィールドのビットが更新されて
いるかを判断し、 ここで更新されているときには、この補正値にアクセス
パラメータメッセージの初期電力設定用又は送信電力設
定用のフィールドのビットを更新して、送信電力を制御
することを特徴とする請求項3記載のCDMA開ループ
制御における上りチャネル干渉補正方法。 - 【請求項5】 前記基準値が、 開ループ制御対象外の移動端末からの送信信号及び/又
は干渉波を受信しない状態での平均受信電力の値である
ことを特徴とする請求項1記載のCDMA開ループ制御
における上りチャネル干渉補正方法。 - 【請求項6】 前記補正値を、 平均受信電力値から基準値を差し引いて生成することを
特徴とする請求項1記載のCDMA開ループ制御におけ
る上りチャネル干渉補正方法。 - 【請求項7】 基地局装置が移動端末に対する送信電力
の開ループ制御を実行する際に、干渉波の受信電力に基
づいた補正を行うCDMA開ループ制御上りチャネル干
渉補正システムにおいて、 前記基地局装置が、 上りチャネルの干渉波状態に対応した受信電力を測定す
る受信測定手段と、 前記受信測定手段が測定した受信電力から受信電力平均
を求める平均受信電力算出手段と、 前記平均受信電力算出手段が求めた平均受信電力値と基
準値を用いて、移動端末の送信電力を増加させるための
補正値を計算する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段からの補正値の情報を移動端末に送
信する送信手段と、 を備えることを特徴とするCDMA開ループ制御上りチ
ャネル干渉補正システム。 - 【請求項8】 前記送信手段として、 前記補正値算出手段からの補正値の情報をTIA/EI
AのIS−95規格に基づいた制御チャネル上のアクセ
スパラメータメッセージに格納するための制御チャネル
メッセージ作成手段と、 前記制御チャネルメッセージ作成手段からのアクセスパ
ラメータメッセージを変調する変調手段と、 前記変調手段からの変調信号を無線送信する無線送信手
段と、 を備えることを特徴とする請求項7記載のCDMA開ル
ープ制御上りチャネル干渉補正システム。 - 【請求項9】 前記平均受信電力算出手段が、 開ループ制御対象外の移動端末からの送信信号及び/又
は干渉波を受信しない状態での平均受信電力値に対応す
る基準値を生成することを特徴とする請求項7記載のC
DMA開ループ制御上りチャネル干渉補正システム。 - 【請求項10】 前記補正値算出手段が、 平均受信電力算出手段が求めた平均受信電力値から平均
受信電力算出手段が算出した基準値を差し引いて補正値
を生成することを特徴とする請求項7記載のCDMA開
ループ制御上りチャネル干渉補正システム。 - 【請求項11】 前記基地局装置が伝送するアクセスパ
ラメータメッセージを情報チャネルに付随した制御チャ
ネルにおける低速付随正制御チャネル又は高速付随正制
御チャネルで伝送することを特徴とする請求項8記載の
CDMA開ループ制御上りチャネル干渉補正システム。
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