JP3149067B2 - パンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト - Google Patents
パンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−トInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パンチユニットやダイ
ユニットの金型交換を行い易くしたパンチプレス、特
に、2組以上のパンチ,ダイユニットを具備したパンチ
プレス機に適用して有用なパンチ,ダイユットの取付プ
レ−トに関するものである。
ユニットの金型交換を行い易くしたパンチプレス、特
に、2組以上のパンチ,ダイユニットを具備したパンチ
プレス機に適用して有用なパンチ,ダイユットの取付プ
レ−トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】2組以上のパンチユニットとダイユニッ
トを具備したパンチプレス機は、タ−レットパンチプレ
ス機などとして公知である。
トを具備したパンチプレス機は、タ−レットパンチプレ
ス機などとして公知である。
【0003】タ−レットパンチプレス機では、使用する
金型,つまりパンチとダイの各ユニットがハンマ−部材
の直下にタ−レット作動をしてインデックスされるた
め、金型交換はハンマ−部材の直下以外の位置に、交換
したいパンチとダイのユニットを位置付け、そこで金型
交換を行えばよく、交換性にさしたる問題はない。
金型,つまりパンチとダイの各ユニットがハンマ−部材
の直下にタ−レット作動をしてインデックスされるた
め、金型交換はハンマ−部材の直下以外の位置に、交換
したいパンチとダイのユニットを位置付け、そこで金型
交換を行えばよく、交換性にさしたる問題はない。
【0004】しかし、パンチとダイの各ユニットを直列
形式で複数個具備したパンチプレス機では、前記パン
チ,ダイの各ユニットすべてがハンマ−部材を有するC
型フレ−ムの開口間口に対向して固定的に位置付けられ
ているため、金型交換が行い難いという問題がある。
形式で複数個具備したパンチプレス機では、前記パン
チ,ダイの各ユニットすべてがハンマ−部材を有するC
型フレ−ムの開口間口に対向して固定的に位置付けられ
ているため、金型交換が行い難いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
点に鑑み、金型交換を行い易くしたパンチ,ダイユニッ
トの取付プレ−トを提供することをその課題とするもの
である。
点に鑑み、金型交換を行い易くしたパンチ,ダイユニッ
トの取付プレ−トを提供することをその課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、パンチユニット
とダイユニットがハンマ−部材の下方において着脱自在
に装着されたパンチプレス機の取付プレ−トにおいて、
パンチプレス機のフレ−ムに対し前記取付プレ−トを所
要角度回転,固定自在に設けることにより、前記パンチ
とダイのユニットを交換するとき、前記取付プレ−トを
適宜角回転させパンチとダイのユニットをハンマ−部材
から離隔させて位置付けるように架装したことを特徴と
するものである。
を目的としてなされた本発明の構成は、パンチユニット
とダイユニットがハンマ−部材の下方において着脱自在
に装着されたパンチプレス機の取付プレ−トにおいて、
パンチプレス機のフレ−ムに対し前記取付プレ−トを所
要角度回転,固定自在に設けることにより、前記パンチ
とダイのユニットを交換するとき、前記取付プレ−トを
適宜角回転させパンチとダイのユニットをハンマ−部材
から離隔させて位置付けるように架装したことを特徴と
するものである。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例を図により説明する。図
1は本発明取付プレ−トの一例を具備したパンチプレス
機の側面図、図2は同じく正面図、図3は本発明取付プ
レ−トの要部を示す側断面図、図4は本発明パンチプレ
ス機におけるハンマ−部材の駆動制御系を示すブロック
図である。
1は本発明取付プレ−トの一例を具備したパンチプレス
機の側面図、図2は同じく正面図、図3は本発明取付プ
レ−トの要部を示す側断面図、図4は本発明パンチプレ
ス機におけるハンマ−部材の駆動制御系を示すブロック
図である。
【0008】図に於て、1は側面略C状をなすフレ−
ム、2は前記フレ−ム1の開口部1aにおいて下側フレ−
ム1bの上面にX軸方向(紙面に垂直方向)に移動可能に
して架装したワ−クテ−ブル、3はこのテ−ブル2の上
にY軸方向(図3の左右方向)に移動可能にして架装し
たワ−クハンドである。4は上記フレ−ム1の開口部1a
において上側フレ−ム1cに配設したハンマ−部材で、こ
のハンマ−部材4はX,Y軸方向において後述するいず
れかのパンチユニット12の上に任意に位置決めできるよ
うに設けられている。
ム、2は前記フレ−ム1の開口部1aにおいて下側フレ−
ム1bの上面にX軸方向(紙面に垂直方向)に移動可能に
して架装したワ−クテ−ブル、3はこのテ−ブル2の上
にY軸方向(図3の左右方向)に移動可能にして架装し
たワ−クハンドである。4は上記フレ−ム1の開口部1a
において上側フレ−ム1cに配設したハンマ−部材で、こ
のハンマ−部材4はX,Y軸方向において後述するいず
れかのパンチユニット12の上に任意に位置決めできるよ
うに設けられている。
【0009】図4は上記ハンマー部材4の駆動制御系の
一例を示す機構ブロック図である。図4において、4a
は油圧シリンダ、4bはそのピストンロッドでその先端
がパンチング用のハンマーに形成されている。4cは前
記シリンダ4aのサーボ制御駆動油圧系で、圧油源4
d、サーボ制御されるサーボ制御弁4e、配管4f、ス
トロークセンサ4g、サーボ制御部4Sなどにより形成
されいる。
一例を示す機構ブロック図である。図4において、4a
は油圧シリンダ、4bはそのピストンロッドでその先端
がパンチング用のハンマーに形成されている。4cは前
記シリンダ4aのサーボ制御駆動油圧系で、圧油源4
d、サーボ制御されるサーボ制御弁4e、配管4f、ス
トロークセンサ4g、サーボ制御部4Sなどにより形成
されいる。
【0010】4hは上記油圧シリンダ4aのX,Y軸移動機
構で、X軸方向は油圧シリンダ4aに連結されたエアシリ
ンダ4iにより、Y軸方向は油圧シリンダ4aとエアシリン
ダ4iを一体に取付けた部材4kを送りネジ機構4jにより駆
動するようにしている。
構で、X軸方向は油圧シリンダ4aに連結されたエアシリ
ンダ4iにより、Y軸方向は油圧シリンダ4aとエアシリン
ダ4iを一体に取付けた部材4kを送りネジ機構4jにより駆
動するようにしている。
【0011】以上のように構成される本発明のパンチプ
レス機は、ワ−クハンド3に水平な姿勢で保持させた鋼
板等の被加工材(ブランク)Wの加工位置を、当該ワ−
クハンド3のX軸,Y軸方向での位置決め作動により所
定のパンチユニット62aとダイユニット63aの間に位置付
けると共に、当該パンチユニット62aに対してハンマ−
部材4をX,Y軸上で位置決めし、このハンマ−部材4
によりパンチングする点は従来のパンチプレス機と基本
的に同じである。
レス機は、ワ−クハンド3に水平な姿勢で保持させた鋼
板等の被加工材(ブランク)Wの加工位置を、当該ワ−
クハンド3のX軸,Y軸方向での位置決め作動により所
定のパンチユニット62aとダイユニット63aの間に位置付
けると共に、当該パンチユニット62aに対してハンマ−
部材4をX,Y軸上で位置決めし、このハンマ−部材4
によりパンチングする点は従来のパンチプレス機と基本
的に同じである。
【0012】ここで、本発明のハンマー部材4は、駆動
源を油圧シリンダ4aとし、この油圧シリンダ4aをサ
ーボ制御弁4e、サーボ制御部4S、ストロークセンサ
4gなどを主体とする制御系によってサーボ制御され乍
ら駆動されるので、特に、ストローク運動の加,減速
を、任意自在に行うことができ、従って、被加工材の硬
さや厚みなどに応じてパンチの降下速度を微妙にコント
ロールできるので、騒音の少ない高速加工を実現するこ
とができる。
源を油圧シリンダ4aとし、この油圧シリンダ4aをサ
ーボ制御弁4e、サーボ制御部4S、ストロークセンサ
4gなどを主体とする制御系によってサーボ制御され乍
ら駆動されるので、特に、ストローク運動の加,減速
を、任意自在に行うことができ、従って、被加工材の硬
さや厚みなどに応じてパンチの降下速度を微妙にコント
ロールできるので、騒音の少ない高速加工を実現するこ
とができる。
【0013】一方、本発明において取付プレ−ト6は、
上記フレ−ム1の開口部1aにおいて、前記ワ−クテ−ブ
ル2に対峙させて下側フレ−ム1b上に配設したベ−スプ
レ−ト5の上に適宜量前後動(図1の左右)が可能、か
つ、適宜平面角度の旋回が自在に架装されているので、
以下にこの前後動可能かつ旋回自在の架装構造について
説明する。
上記フレ−ム1の開口部1aにおいて、前記ワ−クテ−ブ
ル2に対峙させて下側フレ−ム1b上に配設したベ−スプ
レ−ト5の上に適宜量前後動(図1の左右)が可能、か
つ、適宜平面角度の旋回が自在に架装されているので、
以下にこの前後動可能かつ旋回自在の架装構造について
説明する。
【0014】而して、取付プレ−ト6は、まず、その前
後端(ワ−クテ−ブル2の側)の前面に形成した段部6a
がクランプ板バネ7に係止されると共に、このプレ−ト
6の底板6b後端側(図3の左端側)には長穴6dのエッジ
部分を被クランプ部6cとして形成され、この被クランプ
部6cがクランプシリンダ8aに上下作動させられるクラン
プ爪8に係止されることによって、前記ベ−スプレ−ト
5に載架固定されている。
後端(ワ−クテ−ブル2の側)の前面に形成した段部6a
がクランプ板バネ7に係止されると共に、このプレ−ト
6の底板6b後端側(図3の左端側)には長穴6dのエッジ
部分を被クランプ部6cとして形成され、この被クランプ
部6cがクランプシリンダ8aに上下作動させられるクラン
プ爪8に係止されることによって、前記ベ−スプレ−ト
5に載架固定されている。
【0015】上記の固定構造を具備した取付プレ−ト6
の前後摺動、及び、角旋回のための構造は次の通りであ
る。
の前後摺動、及び、角旋回のための構造は次の通りであ
る。
【0016】ベ−スプレ−ト5の中程には取付プレ−ト
6の前後方向(図1の左右方向)に長穴5aが形成されて
いると共に、長穴5aに取付プレ−ト6の旋回中心となる
ピン9が配設され、このピン9の上端が取付プレ−ト6
の底板6bに設けた穴6eに嵌合させられている。9aはこの
ピン9を上下動させるエアシリンダ9bを保持した保持部
材で、ベ−スプレ−ト5に対し摺動可能に設けられてい
る。
6の前後方向(図1の左右方向)に長穴5aが形成されて
いると共に、長穴5aに取付プレ−ト6の旋回中心となる
ピン9が配設され、このピン9の上端が取付プレ−ト6
の底板6bに設けた穴6eに嵌合させられている。9aはこの
ピン9を上下動させるエアシリンダ9bを保持した保持部
材で、ベ−スプレ−ト5に対し摺動可能に設けられてい
る。
【0017】上記保持部材9aには、エアシリンダ9bがそ
のロッドをピン9と結合して取付けられ、当該エアシリ
ンダ9bの上下作動により上記ピン9が取付プレ−ト6の
穴6eに対し嵌合,離脱させられる。
のロッドをピン9と結合して取付けられ、当該エアシリ
ンダ9bの上下作動により上記ピン9が取付プレ−ト6の
穴6eに対し嵌合,離脱させられる。
【0018】一方、上記保持部材9aは、そのブロック9a
に隣接してベ−スプレ−ト5の長手方向(取付プレ−ト
6の摺動方向、図3の左右方向)に向けて配設された油
圧シリンダ10のロッド10aの先端に結合されている。こ
の構成により油圧シリンダ10が作動させられそのロッド
10aが進退することにより、上記保持部材9a、並びに、
このブロック9aに保持されたピン9がベ−スプレ−ト5
の長手方向に自在に進退させられる。
に隣接してベ−スプレ−ト5の長手方向(取付プレ−ト
6の摺動方向、図3の左右方向)に向けて配設された油
圧シリンダ10のロッド10aの先端に結合されている。こ
の構成により油圧シリンダ10が作動させられそのロッド
10aが進退することにより、上記保持部材9a、並びに、
このブロック9aに保持されたピン9がベ−スプレ−ト5
の長手方向に自在に進退させられる。
【0019】上記のピン9が進退作動させられることに
より、当該ピン9の先端が底板6bの穴6eに嵌合されてい
る取付プレ−ト6はベ−スプレ−ト5に対し進退(図の
左右)可能になるのである。尚、取付プレ−ト6が進退
させられるとき、クランプシリンダ8aは上昇位置にあっ
てクランプ爪8は、取付プレ−ト6の底板6bにおける被
クランプ部6cに対するクランプ拘束を解いている。
より、当該ピン9の先端が底板6bの穴6eに嵌合されてい
る取付プレ−ト6はベ−スプレ−ト5に対し進退(図の
左右)可能になるのである。尚、取付プレ−ト6が進退
させられるとき、クランプシリンダ8aは上昇位置にあっ
てクランプ爪8は、取付プレ−ト6の底板6bにおける被
クランプ部6cに対するクランプ拘束を解いている。
【0020】上記油圧シリンダ10の後退作動によって取
付プレ−ト6が後退させられると、その後退位置で、ク
ランプシリンダ8aを下降側に作動させてクランプ爪8を
取付プレ−ト6の底板6bの長穴6d及びベ−スプレ−ト5
に形成した収納穴5bを通してベ−スプレ−ト5の上面よ
り下方乃至は同面に収めることにより、当該プレ−ト6
はピン9を中心にして角回転可能になる。ここで、角回
転は90度可能に設定されているので、取付プレ−ト6に
装着された後述するパンチユニット12,ダイユニット13
の取付側を手前に来るように90度回転、つまり、時計方
向に90度回転させると、上記パンチ,ダイの各ユニット
12,13の装着された側が手前側に位置することとなる。
付プレ−ト6が後退させられると、その後退位置で、ク
ランプシリンダ8aを下降側に作動させてクランプ爪8を
取付プレ−ト6の底板6bの長穴6d及びベ−スプレ−ト5
に形成した収納穴5bを通してベ−スプレ−ト5の上面よ
り下方乃至は同面に収めることにより、当該プレ−ト6
はピン9を中心にして角回転可能になる。ここで、角回
転は90度可能に設定されているので、取付プレ−ト6に
装着された後述するパンチユニット12,ダイユニット13
の取付側を手前に来るように90度回転、つまり、時計方
向に90度回転させると、上記パンチ,ダイの各ユニット
12,13の装着された側が手前側に位置することとなる。
【0021】本発明においては、上記のように取付プレ
−ト6をそのべ−スプレ−ト5に対して進退させたり、
回転させるとき、その作動を円滑にするため、上記取付
プレ−ト6の底板6bとベ−スプレ−ト5との当接面(摺
動面)に圧縮エアを供給し、取付プレ−ト6のベ−スプ
レ−ト5に対する当接荷重を軽減するようにしている。
11は上記圧縮エアを上記両プレ−ト5,6の当接面に供
給するためベ−スプレ−ト5に設けた複数のエアノズル
である。
−ト6をそのべ−スプレ−ト5に対して進退させたり、
回転させるとき、その作動を円滑にするため、上記取付
プレ−ト6の底板6bとベ−スプレ−ト5との当接面(摺
動面)に圧縮エアを供給し、取付プレ−ト6のベ−スプ
レ−ト5に対する当接荷重を軽減するようにしている。
11は上記圧縮エアを上記両プレ−ト5,6の当接面に供
給するためベ−スプレ−ト5に設けた複数のエアノズル
である。
【0022】上記の取付プレ−ト6には、複数のパンチ
ユニット12とダイユニット13とが着脱可能に取付けられ
ているので、以下、その取付構造の一例について図3に
より説明する。
ユニット12とダイユニット13とが着脱可能に取付けられ
ているので、以下、その取付構造の一例について図3に
より説明する。
【0023】取付プレ−ト6は側面略横C状をなすプレ
−ト本体61に、上部取付ブロック62と下部取付ブロック
63とが着脱可能に取付けられ、各ブロック62,63のそれ
ぞれに複数のパンチユニット12とダイユニット13とが、
押えブロック62a,63aに押えられて取付けられている。
各押えブロック62a,63aは、それぞれボルトによって取
付ブロック62,63に装着される複数のパンチユニット12
とダイユニット13とを固定している。従って、パンチユ
ニット12とダイユニット13とを交換するには、まず、上
記押えブロック62a,63aを取付ブロック62,63から取外
す必要がある。
−ト本体61に、上部取付ブロック62と下部取付ブロック
63とが着脱可能に取付けられ、各ブロック62,63のそれ
ぞれに複数のパンチユニット12とダイユニット13とが、
押えブロック62a,63aに押えられて取付けられている。
各押えブロック62a,63aは、それぞれボルトによって取
付ブロック62,63に装着される複数のパンチユニット12
とダイユニット13とを固定している。従って、パンチユ
ニット12とダイユニット13とを交換するには、まず、上
記押えブロック62a,63aを取付ブロック62,63から取外
す必要がある。
【0024】しかし、上記パンチ,ダイの各ユニット1
2,13はそれらの取付プレ−ト6がワ−クテ−ブル2の
側を向いているため、上記のままの向きでは金型交換が
行い難い。
2,13はそれらの取付プレ−ト6がワ−クテ−ブル2の
側を向いているため、上記のままの向きでは金型交換が
行い難い。
【0025】この点に鑑み、本発明では既に説明した構
造により、取付プレ−ト6を、金型交換に際し、フレ−
ム1に対して前後動及び角回転可能となるように架装し
たものである。次にパンチ,ダイ交換の手順と各構成部
材の作動とを順に説明する。
造により、取付プレ−ト6を、金型交換に際し、フレ−
ム1に対して前後動及び角回転可能となるように架装し
たものである。次にパンチ,ダイ交換の手順と各構成部
材の作動とを順に説明する。
【0026】まずクランプシリンダ8aを上昇側に作動さ
せてクランプ爪8のクランプを緩める。緩めると同時に
エアノズル11から圧縮エアを供給し、取付プレ−ト6の
ベ−スプレ−ト5に対する当接荷重、或は、両者のフリ
クションを軽減してやる。
せてクランプ爪8のクランプを緩める。緩めると同時に
エアノズル11から圧縮エアを供給し、取付プレ−ト6の
ベ−スプレ−ト5に対する当接荷重、或は、両者のフリ
クションを軽減してやる。
【0027】油圧シリンダ−10を後退作動させ、保持部
材9a,ピン9,取付プレ−ト6とを一体にベ−スプレ−
ト5に対し後退(ここでは80〜90mm程度)させる。この
後退のあとクランプシリンダ8aを下降側に作動させてク
ランプ爪8をベ−スプレ−ト5の穴5b内に収納する。エ
アノズル11からは引きつづき圧縮エアが供給されつづけ
る。
材9a,ピン9,取付プレ−ト6とを一体にベ−スプレ−
ト5に対し後退(ここでは80〜90mm程度)させる。この
後退のあとクランプシリンダ8aを下降側に作動させてク
ランプ爪8をベ−スプレ−ト5の穴5b内に収納する。エ
アノズル11からは引きつづき圧縮エアが供給されつづけ
る。
【0028】上記作動のあと、取付プレ−ト6を手前側
へ引くように力を加えると、このプレ−ト6はピン9を
中心にして手前側へ回転して来る。この回転は、ここで
は90度でストッパ(図に表われず)が作用して阻止され
る。この回転力は、モ−タ等の駆動力をピン9を介して
取付プレ−ト6に伝達するようにし、取付プレ−ト6の
回転を動力を以て行うようにしてもよい。
へ引くように力を加えると、このプレ−ト6はピン9を
中心にして手前側へ回転して来る。この回転は、ここで
は90度でストッパ(図に表われず)が作用して阻止され
る。この回転力は、モ−タ等の駆動力をピン9を介して
取付プレ−ト6に伝達するようにし、取付プレ−ト6の
回転を動力を以て行うようにしてもよい。
【0029】取付プレ−ト6が上記姿勢に回転させられ
ると、取付プレ−ト6に装着されたパンチダイの各ユニ
ット12,13、及び、これらを装着保持した取付ブロック
62,63並びに押えブロック62a,63aは、ハンマ−部材4
の下方から離れて操作者の正面に対峙した向きになる。
ると、取付プレ−ト6に装着されたパンチダイの各ユニ
ット12,13、及び、これらを装着保持した取付ブロック
62,63並びに押えブロック62a,63aは、ハンマ−部材4
の下方から離れて操作者の正面に対峙した向きになる。
【0030】そこで、ボルトを緩め押えブロック62aを
取外せば、各パンチユニット12は取付ブロック62から抜
出せる状態となり、また、押えブロック63aを取外す
と、各ダイユニット13がその取付ブロック63から取出せ
る状態となる。
取外せば、各パンチユニット12は取付ブロック62から抜
出せる状態となり、また、押えブロック63aを取外す
と、各ダイユニット13がその取付ブロック63から取出せ
る状態となる。
【0031】よって、交換したいパンチとダイのペアを
取替えて、各押えブロック62a,63aを取付ければ、金型
の交換を終える。
取替えて、各押えブロック62a,63aを取付ければ、金型
の交換を終える。
【0032】金型の交換を終えた取付プレ−ト6は、上
記とは逆方向に90度回転させる。回転終端にはストッパ
(図に表われず)があるので、このストッパに当るまで
回転させて止める。
記とは逆方向に90度回転させる。回転終端にはストッパ
(図に表われず)があるので、このストッパに当るまで
回転させて止める。
【0033】取付プレ−ト6が元の姿勢に戻ったところ
で、クランプシリンダ8aを上昇側に作動させクランプ爪
8をクランプ可能な高さに位置付ける。このあと、油圧
シリンダ10を前進側に作動させる。取付プレ−ト6の前
進はその前面の段部6aがクランプ板バネ7に係合したと
ころで止まる。この段階でエアノズル11からの圧縮エア
の供給を終了させ、クランプシリンダ8aを下降側に作動
させることにより、そのクランプ爪8が取付プレ−ト6
の底板6bに形成した長穴6dのエッジによる被クランプ部
6cをクランプして、次のプレス加工が可能な状態にな
る。
で、クランプシリンダ8aを上昇側に作動させクランプ爪
8をクランプ可能な高さに位置付ける。このあと、油圧
シリンダ10を前進側に作動させる。取付プレ−ト6の前
進はその前面の段部6aがクランプ板バネ7に係合したと
ころで止まる。この段階でエアノズル11からの圧縮エア
の供給を終了させ、クランプシリンダ8aを下降側に作動
させることにより、そのクランプ爪8が取付プレ−ト6
の底板6bに形成した長穴6dのエッジによる被クランプ部
6cをクランプして、次のプレス加工が可能な状態にな
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、パンチプ
レス機において、特に、複数のパンチ,ダイの各ユニッ
トを具備した取付プレ−トを、フレ−ムに対して角回転
可能、必要があればこの回転動と共に前後動可能に架装
したから、非タレット式のパンチプレス機であり乍らも
パンチ,ダイの交換を容易になし得るという格別の効果
がある。
レス機において、特に、複数のパンチ,ダイの各ユニッ
トを具備した取付プレ−トを、フレ−ムに対して角回転
可能、必要があればこの回転動と共に前後動可能に架装
したから、非タレット式のパンチプレス機であり乍らも
パンチ,ダイの交換を容易になし得るという格別の効果
がある。
【0035】本発明パンチプレス機において、ハンマー
部材は、駆動源を油圧シリンダとし、この油圧シリンダ
をサーボ制御弁、サーボ制御部、ストロークセンサなど
を主体とする制御系によってサーボ制御され乍ら駆動さ
れるので、特に、ストローク運動の加,減速を、任意自
在に行うことができ、従って、被加工材の硬さや厚みな
どに応じてパンチの降下速度を微妙にコントロールでき
るので、騒音の少ない高速加工を実現することができ
る。
部材は、駆動源を油圧シリンダとし、この油圧シリンダ
をサーボ制御弁、サーボ制御部、ストロークセンサなど
を主体とする制御系によってサーボ制御され乍ら駆動さ
れるので、特に、ストローク運動の加,減速を、任意自
在に行うことができ、従って、被加工材の硬さや厚みな
どに応じてパンチの降下速度を微妙にコントロールでき
るので、騒音の少ない高速加工を実現することができ
る。
【図1】本発明取付プレ−トを具備したパンチプレス機
の一例の側面図。
の一例の側面図。
【図2】図1のパンチプレス機の正面図。
【図3】本発明取付プレ−トの一例を示す側断面図。
【図4】本発明パンチプレス機におけるハンマ−部材の
駆動制御系のブロック図。
駆動制御系のブロック図。
1 フレ−ム 2 ワ−クテ−ブル 3 ワ−クハンド 4 ハンマ−部材 5 ベ−スプレ−ト 6 取付プレ−ト 7 クランプ板バネ 8 クランプ爪 9 ピン 10 油圧シリンダ 11 エアノズル 12 パンチユニット 13 ダイユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−70223(JP,A) 特開 平2−137624(JP,A) 特開 平1−228621(JP,A) 特開 平1−228620(JP,A) 特開 昭63−130228(JP,A) 実開 昭62−159928(JP,U) 実開 昭60−108431(JP,U) 実開 平3−9229(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/34 B21D 37/04
Claims (4)
- 【請求項1】 パンチユニットとダイユニットがハンマ
−部材の下方において着脱自在に装着されたパンチプレ
ス機の取付プレ−トにおいて、パンチプレス機のフレ−
ムに対し前記取付プレ−トを所要角度回転,固定自在に
設けることにより、前記パンチとダイのユニットを交換
するとき、前記取付プレ−トを適宜角回転させパンチと
ダイのユニットをハンマ−部材から離隔させて位置付け
るように架装したことを特徴とするパンチプレス機にお
けるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト。 - 【請求項2】 取付プレ−トはパンチプレス機のフレ−
ムに対し適宜量前後摺動可能に架装された請求項1のパ
ンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ
−ト。 - 【請求項3】 取付プレ−トは、回転時又は前後摺動さ
せられるとき、フレ−ム側から圧縮気体が供給されて、
その作動の円滑化がなされる請求項1又は2のパンチプ
レス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト。 - 【請求項4】 パンチング動作をするハンマー部材は、
油圧シリンダを駆動源とし、かつ、該油圧シリンダがサ
ーボ制御によって駆動されるようにした請求項1〜3の
いずれかのパンチプレス機におけるパンチ,ダイユニッ
トの取付プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14925991A JP3149067B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | パンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14925991A JP3149067B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | パンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523758A JPH0523758A (ja) | 1993-02-02 |
JP3149067B2 true JP3149067B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=15471347
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14925991A Expired - Fee Related JP3149067B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | パンチプレス機におけるパンチ,ダイユニットの取付プレ−ト |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3149067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
CN112642923A (zh) * | 2020-08-28 | 2021-04-13 | 张家港乔昇精密机械制造有限公司 | 一种多孔型加工的三轴数控冲孔机 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP14925991A patent/JP3149067B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0523758A (ja) | 1993-02-02 |
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