JP3148902B2 - 基板搬送装置 - Google Patents
基板搬送装置Info
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- cassette
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- conductive material
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Description
ェハやガラス板等の基板の搬送装置に係り、特に非導電
性材質製のカセットを用いる搬送装置のカセット内に収
納されている基板からの静電気の除去に関する。
の基板は、カセットに多数枚収納されて各処理装置間を
搬送され、それぞれの処理装置においてカセットから順
次取出されて処理されることが多い。カセットは、処理
液等による腐蝕対策及び金属等の導電性物質による基板
の汚染対策上、一般的にはテフロン等によって作製され
ている。
り作製した場合、カセット及びそれに収納された基板
は、例えば純水による洗浄などの処理によって静電気を
帯びてしまう。この静電気は、個々の装置によって値は
異なるが、高電圧に達すると、ロボット等により基板を
カセットから取出す際、ロボット等に静電気が流れ、異
常動作を引起こすことがある。また、この静電気は、パ
ーティクルの静電吸着による表面汚染、基板に形成され
つつあるデバイスの静電破壊や性能劣化及び人体への電
撃ショック等、種々の問題を生じる。
膜を設けて静電気をアースに逃がす等の提案がなされて
いるが、上記のようにカセットの材質は自由に選択する
ことができず、テフロンのような非導電性材質製のもの
を用いなければならない場合が少なくない。
する課題は、非導電性材質からなるカセット内に収納さ
れている基板の静電気の電圧を実害が生じない程度に低
下させることにある。また、他の課題は、導電性物質に
よる基板の汚染等の問題をほとんど生じさせることな
く、静電気を低減させることにある。
の本発明は、複数の基板を収納するとともに低部に開口
を有する非導電性材質製のカセットを載置する支持台
と、少なくとも外周部が導電性材質で形成されるととも
に前記支持台上に載置されたカセットの前記開口内にあ
る基板のオリエンテーションフラット部の中央部を除く
外周に接触可能に配置されたオリエンテーションフラッ
ト合わせ用の回転ローラと、同回転ローラの導電性材質
部に接続されたアース取り手段と、を具備する基板搬送
装置にある。
ョンフラット合わせ用の位置と、同位置より前記開口に
対し奥側の位置であって前記オリエンテーションフラッ
ト部の中央部にも接触可能な位置と、にそれぞれ移動可
能に配置されていることが好ましく、また、前記支持台
は、前記カセットの一側端部及び底部にそれぞれ沿うよ
うにL字形状に形成されるとともに、カセットの少なく
とも一側端部及び底部の両側面に沿うように伸びこれら
の両側面をそれぞれ嵌入保持する導電性材質製のガイド
を備え、同ガイドがアース取り手段に接続されているこ
とが好ましい。
ンテーションフラット部の中央部を除く外周を回転ロー
ラの外周に接触させ、基板を回転させてオリエンテーシ
ョンフラット合わせを行うと同時に基板に帯電している
静電気をアースへ逃がす。このとき、基板は、外周のみ
が回転ローラに接触するため、回転ローラの外周部を形
成する導電性材質による汚染等の問題はほとんど生じな
い。
位置より前記開口内の深い位置であって前記オリエンテ
ーションフラット部の中央部にも接触可能な位置と、に
それぞれ移動可能に配置することにより、オリエンテー
ションフラット合わせを行う前に、オリエンテーション
フラット部を含む基板の全周を回転ローラに接触させて
静電気をより確実に逃がすことができる。さらにまた、
カセット内の基板の静電気は、カセット自身に帯電して
いる静電気の影響を受けるため、カセットの支持台に上
記のようなガイドを設けてカセットの静電気を低減させ
ることにより、基板の静電気の電圧はより低く押えられ
る。
を参照して説明する。10はL字形状の支持台で、回転
駆動装置11により軸12を中心として、図2に実線と
仮想線で示すように、90°旋回可能に取付けられてい
る。
部用ベース10Aと側部用ベース10Bとを有してい
る。底部用ベース10Aは、支持台10が図2に仮想線
で示す位置にあるとき水平に位置し、実線で示す位置に
あるとき鉛直に位置し、他方、側部用ベース10Bは、
支持台10が仮想線で示す位置にあるとき鉛直に位置
し、実線で示す位置にあるとき水平に位置するように形
成されている。
あるとき、図3に示すように、カセット30の底部30
Aを底部用ベース10A上に位置させ、図2に仮想線で
示すカセット30の右側端部30Bを側部用ベース10
Bに押付けて、カセット30を載置される。
カセット30の底部30Aと側端部30Bとの両側面を
それぞれ嵌入保持するガイド13,14がねじ15,1
6によって取付けられている。ガイド13,14は銅な
どの導電性材質で作られ、電路17によりアース18に
接続されている。
底部開口31に対応する開口19が設けられている。支
持台10が図2に仮想線で示す位置にあるとき、導電性
部材としての回転ローラ20が下方から前記開口19内
に進入可能に配置されている。
オリエンテーションフラット合わせ装置と同様のもので
あり、基板31の円弧部31Aに接触し、オリエンテー
ションフラット部31Bの中央部には非接触となること
により、オリエンテーションフラット部31Bを図3に
おいて下方に位置させるようになっている。
実施例では回転ーラ20の全体と軸21が、導電性材質
で形成され、この導電性材質部が電路22によりアース
23に接続されている。
るとき、カセット30の一方の側端部30Bを下に位置
させて、カセット30内の基板31を水平に位置させる
ようになっている。この状態に置かれた基板31に対
し、図1に示すように、ロボット(ハンドのみ示す)4
0がアクセス可能に設けられ、カセット30と図示しな
い処理装置との間で基板31を搬送するようになってい
る。
持台10を、図2に仮想線で示すように、その底部用ベ
ース10Aが水平になる位置に置き、底部用ベース10
A上に、図3に示すように、カセット30をセットす
る。
側面はガイド13,13に嵌入され、カセット30の一
側端部30B(図2参照)の両側面はガイド14,14
に嵌入される。ガイド13,14は導電性材質製であ
り、電路17を介してアース18に接続されているた
め、カセット30に帯電している静電気は、カセット3
0が非導電性材質であるため、完全ではないがアース1
8へ逃げ、静電気の電圧を低下させる。
静電気を除去することにより、カセット30の図1にお
いて上面Xの静電気の電圧は、20〜30%低下した。
ト30をセットした後、回転ローラ20を、図3に示す
ように、オリエンテーションフラット合わせ位置まで上
昇させる。これにより、回転ローラ20は、基板31の
オリエンテーションフラット31Bが、図3に示すよう
に、最下位置にあるとき、オリエンテーションフラット
31Bの中央部とは非接触となるが、基板31が上記角
度位置にない状態では、基板31の外周に接触して、基
板31を押上げる。
30内に収納されている基板31は、そのほとんどが回
転ローラ20に接触して押上げられる。
示すように、基板31のオリエンテーションフラット3
1Bの位置合わせを行う。この位置合わせ過程におい
て、基板31は回転ローラ20によって回転され、基板
30の外周のある範囲が回転ローラ20に接触し、基板
31に帯電している静電気が回転ローラ20,軸21及
び電路22を介してアース23へ逃がされる。
にレジストを塗布したものやガラス板等の非導電性材質
である場合、基板31の静電気は、完全に除去されない
が、回転ローラ20によって基板31を回転させ、基板
31の外周のより広範囲を回転ローラ20に接触させる
ことにより、より多くの静電気を除去することができ
る。この意味から、回転ローラ20をオリエンテーショ
ンフラット合わせ位置より所定量高い位置に置いて、基
板31を1ないし数回転させた後に、回転ローラ20を
オリエンテーションフラット合わせ位置に位置決めして
オリエンテーションフラット合わせを行い得るように構
成しておくことが好ましい。
に基板31の外周部で行うため、導電性物質による基板
31の汚染や基板31の表裏面の損傷はほとんどなく、
実験によれば、基板31が半導体ウェハであるとき、静
電気の電圧を70〜80%低下させることができた。な
お、この基板31の電圧を完全に除去することができな
い理由は、カセット30の静電気によるものである。
電性材質のカセット内に収納されている基板に帯電した
静電気を、導電性物質による汚染等の問題をほとんど生
じさせることなく大幅に除去することができる。また、
カセットの少なくとも底部及び一側端部の両側面を導電
性材質のガイドで嵌入保持して、カセット自身の静電気
の電圧を低下させれば、カセット内に収納されている基
板の静電気の電圧をより低下させることができる。
ションフラット合わせ時の状態を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の基板を収納するとともに低部に開
口を有する非導電性材質製のカセットを載置する支持台
と、少なくとも外周部が導電性材質で形成されるととも
に前記支持台上に載置されたカセットの前記開口内にあ
る基板のオリエンテーションフラット部の中央部を除く
外周に接触可能に配置されたオリエンテーションフラッ
ト合わせ用の回転ローラと、同回転ローラの導電性材質
部に接続されたアース取り手段と、を具備する基板搬送
装置。 - 【請求項2】 前記回転ローラが、オリエンテーション
フラット合わせ用の位置と、同位置より前記開口に対し
奥側の位置であって前記オリエンテーションフラット部
の中央部にも接触可能な位置と、にそれぞれ移動可能に
配置されていることを特徴とする請求項1に記載の基板
搬送装置。 - 【請求項3】 前記支持台が、 前記カセットの一側端部
及び底部にそれぞれ沿うようにL字形状に形成されると
ともに、カセットの少なくとも一側端部及び底部の両側
面に沿うように伸び該両側面をそれぞれ嵌入保持する導
電性材質製のガイドを備え、同ガイドがアース取り手段
に接続されていることを特徴とする請求項1または2に
記載の基板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5431592A JP3148902B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 基板搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5431592A JP3148902B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 基板搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05218175A JPH05218175A (ja) | 1993-08-27 |
JP3148902B2 true JP3148902B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=12967155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5431592A Expired - Lifetime JP3148902B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 基板搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148902B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP5431592A patent/JP3148902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05218175A (ja) | 1993-08-27 |
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