JP3143797B2 - タフテッド柄出方法およびタフテッド機 - Google Patents
タフテッド柄出方法およびタフテッド機Info
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- JP3143797B2 JP3143797B2 JP02097842A JP9784290A JP3143797B2 JP 3143797 B2 JP3143797 B2 JP 3143797B2 JP 02097842 A JP02097842 A JP 02097842A JP 9784290 A JP9784290 A JP 9784290A JP 3143797 B2 JP3143797 B2 JP 3143797B2
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- Japan
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- needle
- tufted
- machine
- pile
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05C—EMBROIDERING; TUFTING
- D05C15/00—Making pile fabrics or articles having similar surface features by inserting loops into a base material
- D05C15/04—Tufting
- D05C15/08—Tufting machines
- D05C15/26—Tufting machines with provision for producing patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタフテイング技術に関するものである。
タフテッドカーペットのパイルは、ニードルにより基
布に差し込まれ、ルーパーによって受け取られるパイル
糸によって構成される。
布に差し込まれ、ルーパーによって受け取られるパイル
糸によって構成される。
タフテッド機において、基布はステッチ方向に真直ぐ
に連続して搬送されており、各パイル糸の作る一連のパ
イルはステッチ方向に真直ぐに並んで出来る。
に連続して搬送されており、各パイル糸の作る一連のパ
イルはステッチ方向に真直ぐに並んで出来る。
従来技術によると、パイル面の色分けされた図柄は、
各ステッチサイクル毎にニードルに供給するパイル糸の
長さないし送量を変え、或は、各ステッチサイクル毎に
ニードルを選択的に基布に差し込むことによって、描出
される。
各ステッチサイクル毎にニードルに供給するパイル糸の
長さないし送量を変え、或は、各ステッチサイクル毎に
ニードルを選択的に基布に差し込むことによって、描出
される。
米国特許3016029、米国特許3067701、米国特許327216
3、米国特許3433188、米国特許3435787には、ニードル
に供給するパイル糸の長さを変えるフイードロールと、
そのフイードロールを駆動するパターン制禦装置とによ
って、構成されるパターン装置が開示されている。
3、米国特許3433188、米国特許3435787には、ニードル
に供給するパイル糸の長さを変えるフイードロールと、
そのフイードロールを駆動するパターン制禦装置とによ
って、構成されるパターン装置が開示されている。
これらのパターン装置によると、２色に色分けされた
図柄は、それぞれ異色に着色された２本のパイル糸を１
番となる多数の番で構成される多数のパイル糸を、機幅
方向に配列された多数のニードルに、交互に通し、且
つ、高いパイルを形成するために、各番の（何れか）一
方のパイル糸の長さを増やし、隣り合う当該高いパイル
の下に隠される低いパイルを形成するために、各番の他
方のパイル糸の長さを少なくすると言う方法によって、
各ステッチサイクル毎に供給されるそれらのパイル糸の
長さをコントロールすることによって、パイル面に再現
される。
図柄は、それぞれ異色に着色された２本のパイル糸を１
番となる多数の番で構成される多数のパイル糸を、機幅
方向に配列された多数のニードルに、交互に通し、且
つ、高いパイルを形成するために、各番の（何れか）一
方のパイル糸の長さを増やし、隣り合う当該高いパイル
の下に隠される低いパイルを形成するために、各番の他
方のパイル糸の長さを少なくすると言う方法によって、
各ステッチサイクル毎に供給されるそれらのパイル糸の
長さをコントロールすることによって、パイル面に再現
される。
米国特許3056364、米国特許3177833、米国特許354705
8、特公昭46−14227、特公昭54−10906、特公昭57−436
6、特開昭59−179863、特開昭60−39466、特開昭60−88
166、特開昭63−135553には、各ステッチサイクル毎
に、基布に差し込むべきか否かを個々に選択しつつ、多
数のニードルを駆動するための、別の種類のパターン選
択装置が開示されている。
8、特公昭46−14227、特公昭54−10906、特公昭57−436
6、特開昭59−179863、特開昭60−39466、特開昭60−88
166、特開昭63−135553には、各ステッチサイクル毎
に、基布に差し込むべきか否かを個々に選択しつつ、多
数のニードルを駆動するための、別の種類のパターン選
択装置が開示されている。
これらのパターン選択装置によれば、２色に色分けさ
れた図柄は、それぞれ異色に着色された２種類のパイル
糸を、機幅方向に配列された多数のニードルに、交互に
通し、互いに隣り合わせとなる２本のニードルを１番と
する各番の（何れか）１本のニードルを各ステッチサイ
クル毎に選択し、それらの選択された各ニードルの番の
中の各１本のニードルを、基布に差し込んで、パイルを
形成することによってパイル面に再現される。
れた図柄は、それぞれ異色に着色された２種類のパイル
糸を、機幅方向に配列された多数のニードルに、交互に
通し、互いに隣り合わせとなる２本のニードルを１番と
する各番の（何れか）１本のニードルを各ステッチサイ
クル毎に選択し、それらの選択された各ニードルの番の
中の各１本のニードルを、基布に差し込んで、パイルを
形成することによってパイル面に再現される。
この種のパターン制禦装置と、各ステッチサイクル毎
に各ニードルを選択的に基布に差し込んでパイル面に図
柄をパイル面に再現するように調整されたニードル選択
装置とを具備するタフテッド機は、コブル・タフテイン
グ・マシン社（大阪・堺市）から市販されている。
に各ニードルを選択的に基布に差し込んでパイル面に図
柄をパイル面に再現するように調整されたニードル選択
装置とを具備するタフテッド機は、コブル・タフテイン
グ・マシン社（大阪・堺市）から市販されている。
従来技術によると、２色に色分けされた図柄をパイル
面に再現することは出来るが、ウイルトンカーペットや
アキスミンスターカーペットの如く一層多彩で変化に富
んだ図柄を再現することは出来ない。
面に再現することは出来るが、ウイルトンカーペットや
アキスミンスターカーペットの如く一層多彩で変化に富
んだ図柄を再現することは出来ない。
米国特許3026830、米国特許3396687、及び、米国特許
3203388、米国特許3393654、米国特許3577943には、各
ステッチサイクル毎にニードル叉は基布を機幅方向に移
動させて、一連のパイルをジグザグにタフテイングする
ためのシフト装置が開示されている。
3203388、米国特許3393654、米国特許3577943には、各
ステッチサイクル毎にニードル叉は基布を機幅方向に移
動させて、一連のパイルをジグザグにタフテイングする
ためのシフト装置が開示されている。
このシフト装置は、パイル糸の色斑や太さ斑に起因し
て生じる一種の疵・欠点である醜い経筋が出来ない様に
したり、或いは又、霜降模様の様に、比較的単純な図柄
をパイル面に描出したりする手段として、タフテッド機
に適用される。
て生じる一種の疵・欠点である醜い経筋が出来ない様に
したり、或いは又、霜降模様の様に、比較的単純な図柄
をパイル面に描出したりする手段として、タフテッド機
に適用される。
しかし、総じて大きく変化のある図柄は、このシフト
装置によっては描出されない。
装置によっては描出されない。
更に従来技術において、若し、このシフト装置を、パ
イル面に色分けされた図柄を再現する前記のパターン装
置と共にタフテッド機に適用したならば、図柄の輪郭が
ジグザグに描かれることになり不鮮明なものとなる。
イル面に色分けされた図柄を再現する前記のパターン装
置と共にタフテッド機に適用したならば、図柄の輪郭が
ジグザグに描かれることになり不鮮明なものとなる。
そのような訳で、シフト装置は、二色に色分けされる
図柄を再現するパターン装置と併用されなかった。
図柄を再現するパターン装置と併用されなかった。
本発明の目的は、公知のニードル選択装置、公知のパ
ターン制禦装置、公知のニードルシフト又はクロスシフ
ト装置等を適用して、ウイルトンカーペットやアキスミ
ンスターカーペットやの如く多彩で変化のある図柄を、
再現することを目的とする。
ターン制禦装置、公知のニードルシフト又はクロスシフ
ト装置等を適用して、ウイルトンカーペットやアキスミ
ンスターカーペットやの如く多彩で変化のある図柄を、
再現することを目的とする。
本発明の他の目的は、ウイルトイン織機やアキスミン
スター織機よりも遙かに効率的に、タフテッド機によ
り、パイル面に多彩で変化に富んだ図柄を再現すること
である。
スター織機よりも遙かに効率的に、タフテッド機によ
り、パイル面に多彩で変化に富んだ図柄を再現すること
である。
本発明によると、これらの目的は、公知のニードル選
択装置と共に、公知のパターン制禦装置と共に、そして
又、ニードル又は基布を機幅方向に移動する公知のシフ
ト装置と共に、基布搬送装置を間欠的に駆動する間欠駆
動装置をタフテッド機に適用することによって達成され
る。
択装置と共に、公知のパターン制禦装置と共に、そして
又、ニードル又は基布を機幅方向に移動する公知のシフ
ト装置と共に、基布搬送装置を間欠的に駆動する間欠駆
動装置をタフテッド機に適用することによって達成され
る。
この間欠駆動装置は、数ステッチサイクル間に亘って
基布搬送装置を構成する送出ロールと巻取ロールを連続
して停止させ、その停止直後の１ステッチサイクルの中
のニードルが基布から抜け出ている間に、それら（送出
ロールと巻取ロール）を駆動すると言う仕方で、基布搬
送装置を駆動するために適用される。
基布搬送装置を構成する送出ロールと巻取ロールを連続
して停止させ、その停止直後の１ステッチサイクルの中
のニードルが基布から抜け出ている間に、それら（送出
ロールと巻取ロール）を駆動すると言う仕方で、基布搬
送装置を駆動するために適用される。
本発明におけるタフテッド柄出方法は、（ｖ） タフ
テッド機の幅方向に配列されて隣合う３本以上の複数本
のニードルを１組とし、その１組となる３本以上の複数
本のニードルに３種類以上の異色数種のパイル糸を通
し、（ｗ） その１組の複数本のニードルの数と同数と
なる数ステッチサイクルにわたって、その１組の各ニー
ドルが隣合うゲージ分づつ各ステッチサイクル毎にタフ
テッド機の左右何れか一方向に連続してニードルを移動
し、（ｘ） その数ステッチサイクルにおいて、１組の
複数本のニードルからパイル糸ループを受け取ることが
出来る位置にあるルーパーに、その１組の複数本のニー
ドルの何れか１本のニードルから１個のパイル糸ループ
を引き渡すこと、（ｙ） タフテッド機を通過する基布
に対して、上記（ｖ）と（ｗ）と（ｘ）の操作を繰り返
し行うことを特徴とする。本発明に係るタフテッド機
は、上記のタフテッド柄出方法を実施するものであり、
（ａ） 各隣り合うニードル間のゲージを一定に揃えて
機幅方向に配列された多数のニードルと、（ｂ） 各隣
り合うルーパー間のゲージをニードル間のゲージと同じ
になる様に一定に揃えて、機幅方向に配列された多数の
ルーパーと、（ｃ） 各ステッチサイクル毎に前記の各
ニードルを選択し且つ選択されたニードルを基布に差し
込むためのニードル選択装置と、（ｄ） 前記のニード
ル選択装置にニードルを選択して差し込むように作動さ
せるための指示信号を与えるパターン制禦装置と、
（ｅ） 基布が長さ方向において数ステッチサイクルに
亘って停止状態に保たれ、それに続く１ステッチサイク
ル内に送り出される停止・搬送方式によって基布を長さ
方向に間欠的に搬送する間欠搬送装置と、（ｆ） 前記
のニードルと基布との相互間を相対的に機幅方向に移動
させるシフト装置とを具備する。
テッド機の幅方向に配列されて隣合う３本以上の複数本
のニードルを１組とし、その１組となる３本以上の複数
本のニードルに３種類以上の異色数種のパイル糸を通
し、（ｗ） その１組の複数本のニードルの数と同数と
なる数ステッチサイクルにわたって、その１組の各ニー
ドルが隣合うゲージ分づつ各ステッチサイクル毎にタフ
テッド機の左右何れか一方向に連続してニードルを移動
し、（ｘ） その数ステッチサイクルにおいて、１組の
複数本のニードルからパイル糸ループを受け取ることが
出来る位置にあるルーパーに、その１組の複数本のニー
ドルの何れか１本のニードルから１個のパイル糸ループ
を引き渡すこと、（ｙ） タフテッド機を通過する基布
に対して、上記（ｖ）と（ｗ）と（ｘ）の操作を繰り返
し行うことを特徴とする。本発明に係るタフテッド機
は、上記のタフテッド柄出方法を実施するものであり、
（ａ） 各隣り合うニードル間のゲージを一定に揃えて
機幅方向に配列された多数のニードルと、（ｂ） 各隣
り合うルーパー間のゲージをニードル間のゲージと同じ
になる様に一定に揃えて、機幅方向に配列された多数の
ルーパーと、（ｃ） 各ステッチサイクル毎に前記の各
ニードルを選択し且つ選択されたニードルを基布に差し
込むためのニードル選択装置と、（ｄ） 前記のニード
ル選択装置にニードルを選択して差し込むように作動さ
せるための指示信号を与えるパターン制禦装置と、
（ｅ） 基布が長さ方向において数ステッチサイクルに
亘って停止状態に保たれ、それに続く１ステッチサイク
ル内に送り出される停止・搬送方式によって基布を長さ
方向に間欠的に搬送する間欠搬送装置と、（ｆ） 前記
のニードルと基布との相互間を相対的に機幅方向に移動
させるシフト装置とを具備する。
このシフト装置は、基布が間欠搬送装置により搬送さ
れずに長さ方向に停止状態におかれている間の各１ステ
ッチサイクル毎に、１ニードルゲージに等しい距離分づ
つニードル叉は基布を機幅方向に移動するように調整出
来る様になっている。
れずに長さ方向に停止状態におかれている間の各１ステ
ッチサイクル毎に、１ニードルゲージに等しい距離分づ
つニードル叉は基布を機幅方向に移動するように調整出
来る様になっている。
パターン制禦装置は、間欠搬送装置の停止・搬送作動
の各周期内に含まれる何れか１つのステッチサイクルに
おいて、何れかのニードルが、選択され、（基布へと）
差し込まれ、機幅方向に移動した当該ニードルの下に位
置するルーパーと共にタフト作動を営み、それによって
間欠搬送装置の停止・搬送作動の各周期内に、全てのル
ーパーが、その上を機幅方向に移動する何れか１本のニ
ードルから１個のパイル糸ループを受け取るための指示
信号をニードル選択装置に提供するように調整できる様
になっている。
の各周期内に含まれる何れか１つのステッチサイクルに
おいて、何れかのニードルが、選択され、（基布へと）
差し込まれ、機幅方向に移動した当該ニードルの下に位
置するルーパーと共にタフト作動を営み、それによって
間欠搬送装置の停止・搬送作動の各周期内に、全てのル
ーパーが、その上を機幅方向に移動する何れか１本のニ
ードルから１個のパイル糸ループを受け取るための指示
信号をニードル選択装置に提供するように調整できる様
になっている。
パターンは、パターン制禦装置に従って、各ステッチ
サイクルにおいてニードルが基布から抜け出ている時点
で、１ニードルゲージと同じ距離分だけニードル又は基
布を機幅方向に移動することによって、そして又、間欠
搬送装置の停止・搬送作動の各１周期毎に、唯１個のパ
イル糸ループを受け取るために、機幅方向に移動しルー
パーの上に置かれる数本のニードルの中の唯１本のニー
ドルから、唯１個のパイル糸ループを受け取るように、
全てのループが駆動される指示信号を、ニードル選択装
置に提供することによって、パイル面に再現される。
サイクルにおいてニードルが基布から抜け出ている時点
で、１ニードルゲージと同じ距離分だけニードル又は基
布を機幅方向に移動することによって、そして又、間欠
搬送装置の停止・搬送作動の各１周期毎に、唯１個のパ
イル糸ループを受け取るために、機幅方向に移動しルー
パーの上に置かれる数本のニードルの中の唯１本のニー
ドルから、唯１個のパイル糸ループを受け取るように、
全てのループが駆動される指示信号を、ニードル選択装
置に提供することによって、パイル面に再現される。
色彩の異なる数種類のパイル糸で構成され、各組に含
まれるパイル糸の種類が異なっていて色彩がそれぞれ異
なり、且つ、各組に含まれるパイル糸の本数がパイル糸
の種類の数に同じになる様に、本数を揃えて数組に分割
され、一つの組の中で配列されるパイル糸の種類の配列
順序が、他の全ての組の中で配列されるパイル糸の種類
の配列順序と同じになる様に、配列順序を揃えて各組毎
に配列された複数本のパイル糸は、機幅方向に配列され
たニードルに、一定順序で繰り返し配列される組分けし
て配列した配列順序に従って通される。
まれるパイル糸の種類が異なっていて色彩がそれぞれ異
なり、且つ、各組に含まれるパイル糸の本数がパイル糸
の種類の数に同じになる様に、本数を揃えて数組に分割
され、一つの組の中で配列されるパイル糸の種類の配列
順序が、他の全ての組の中で配列されるパイル糸の種類
の配列順序と同じになる様に、配列順序を揃えて各組毎
に配列された複数本のパイル糸は、機幅方向に配列され
たニードルに、一定順序で繰り返し配列される組分けし
て配列した配列順序に従って通される。
停止・搬送作動の各一周期を構成するステッチサイク
ルの数は、その一定順序で繰り返し配列される異色数種
のパイル糸の種類数と同数に設定される。
ルの数は、その一定順序で繰り返し配列される異色数種
のパイル糸の種類数と同数に設定される。
従って、各一周期内において、間欠搬送装置によっ
て、長さ方向に、基布の搬送が停止されるステッチサイ
クルの数は、パイル糸の種類の数から１つ引いた数に等
しくなる。
て、長さ方向に、基布の搬送が停止されるステッチサイ
クルの数は、パイル糸の種類の数から１つ引いた数に等
しくなる。
モーターやクランク機構等で構成される慣用駆動装
置、及び、慣用ニードル選択装置は、ニードルとルーパ
ーとの協働作用によってパイルを形成するために使用す
ることが出来、又、慣用パターン制禦装置は、ニードル
選択装置を駆動するための指示信号を発信するために使
用することが出来、更に又、慣用シフト装置は、ニード
ル叉は基布を機幅方向に移動するために使用することが
出来る。
置、及び、慣用ニードル選択装置は、ニードルとルーパ
ーとの協働作用によってパイルを形成するために使用す
ることが出来、又、慣用パターン制禦装置は、ニードル
選択装置を駆動するための指示信号を発信するために使
用することが出来、更に又、慣用シフト装置は、ニード
ル叉は基布を機幅方向に移動するために使用することが
出来る。
間欠搬送装置は、タフテッド機の送出ロールと巻取ロ
ールに間欠回転駆動機構を作用させることによって構成
される。
ールに間欠回転駆動機構を作用させることによって構成
される。
その様な間欠回転駆動機構には、ゼネバ歯車、サーボ
モーター、クラッチインロール等の慣用間欠駆動機構を
適用して構成することが出来る。
モーター、クラッチインロール等の慣用間欠駆動機構を
適用して構成することが出来る。
本発明によると基布は、間欠搬送装置の停止・搬送作
動の各一周期内における、数ステッチサイクルに亘って
長さ方向において停止したままになっており、そして、
全てのニードルは、基布が停止している間の各１ステッ
チサイクル毎に、ニードル又はルーパーの１ゲージ分に
等しい距離分だけ、一緒になって機幅方向に移動する。
動の各一周期内における、数ステッチサイクルに亘って
長さ方向において停止したままになっており、そして、
全てのニードルは、基布が停止している間の各１ステッ
チサイクル毎に、ニードル又はルーパーの１ゲージ分に
等しい距離分だけ、一緒になって機幅方向に移動する。
従って、従来技術に従って若しも全てのニードルが基
布が停止している間の各ステッチサイクルにおいて基布
に差し込まれるものとすれば、各ルーパーは、移動する
毎にそれぞれ１個のルーパーの上を通過する数本のニー
ドルからそれぞれ１個のパイル糸ループを受け取ること
になり、その結果、各ルーパーは、間欠搬送装置の停止
・搬送作動の各周期内において、ステッチサイクルの
数、乃至、一つのルーパーを上を通過するニードルの数
に等しくなる数個のパイル糸ループを受け取らざるを得
なくなる。
布が停止している間の各ステッチサイクルにおいて基布
に差し込まれるものとすれば、各ルーパーは、移動する
毎にそれぞれ１個のルーパーの上を通過する数本のニー
ドルからそれぞれ１個のパイル糸ループを受け取ること
になり、その結果、各ルーパーは、間欠搬送装置の停止
・搬送作動の各周期内において、ステッチサイクルの
数、乃至、一つのルーパーを上を通過するニードルの数
に等しくなる数個のパイル糸ループを受け取らざるを得
なくなる。
しかし本発明では、パターン制禦装置はニードル選択
装置に制禦信号を提供する様に調整されており、それに
よって、移動させられて一つのルーパーの上を通るそれ
ら数個のニードルの中の何れか１個だけが、選択されて
基布に差し込まれ、そこで、間欠搬送装置の停止・搬送
作動の各一周期において移動している間において、数本
のニードルの下に置かれることになるルーパーとのタフ
テイング作用へと持ち込まれことになり、又、それによ
って、全てのルーパーは、間欠搬送装置の停止・搬送作
動の各一周期を構成する数ステッチサイクルの中の何れ
か１つのステッチサイクルにおいて、唯一個のパイル糸
ループを受け取ることになる。
装置に制禦信号を提供する様に調整されており、それに
よって、移動させられて一つのルーパーの上を通るそれ
ら数個のニードルの中の何れか１個だけが、選択されて
基布に差し込まれ、そこで、間欠搬送装置の停止・搬送
作動の各一周期において移動している間において、数本
のニードルの下に置かれることになるルーパーとのタフ
テイング作用へと持ち込まれことになり、又、それによ
って、全てのルーパーは、間欠搬送装置の停止・搬送作
動の各一周期を構成する数ステッチサイクルの中の何れ
か１つのステッチサイクルにおいて、唯一個のパイル糸
ループを受け取ることになる。
即ち、全てのニードルは、各ステッチサイクル毎に基
布に差し込まれるべきか否かについて個々に選択され、
そして各ルーパーは、間欠搬送装置の停止・搬送作動の
各一周期において、数本のニードルの中の何れか１本の
ニードルから、唯１個のパイル糸ループを受け取る。
布に差し込まれるべきか否かについて個々に選択され、
そして各ルーパーは、間欠搬送装置の停止・搬送作動の
各一周期において、数本のニードルの中の何れか１本の
ニードルから、唯１個のパイル糸ループを受け取る。
従って、その一緒に移動させられる数本のニードル
が、それぞれ互いに色彩の異なる数本のパイル糸の中の
１本を担持するものとすれば、各ルーパーは、パターン
制禦装置に選定された特定の色彩のパイル糸ループを受
け取ることになる。
が、それぞれ互いに色彩の異なる数本のパイル糸の中の
１本を担持するものとすれば、各ルーパーは、パターン
制禦装置に選定された特定の色彩のパイル糸ループを受
け取ることになる。
このため本発明によれば、間欠搬送装置の停止・搬送
作動の各一周期において、タフテッド機のルーパーによ
ってパイル糸ループを選択的に受け取ることによって、
異色の数種類のパイル糸の多数の色彩によって色分けさ
れた多彩な図柄がタフテッドカーペットのパイル面に再
現されることになる。
作動の各一周期において、タフテッド機のルーパーによ
ってパイル糸ループを選択的に受け取ることによって、
異色の数種類のパイル糸の多数の色彩によって色分けさ
れた多彩な図柄がタフテッドカーペットのパイル面に再
現されることになる。
ところで慣用されるタフテッド機の幅は３〜6mであ
り、そこには数千個ものニードルとルーパーが互いに平
行に配列されているから、タフテッド機の幅を幾つかの
部分に分割し、例えば右端部と中央部と左端部と言う様
に３つの部分に区分し、それらの各部分毎にパイル糸の
種類を変えて各部分のニードルに異色の数種類のパイル
糸を通せば、タフテッド機の幅と同じ程度に幅の広く非
常に多彩な図柄がパイル面に再現出来ることになる。
り、そこには数千個ものニードルとルーパーが互いに平
行に配列されているから、タフテッド機の幅を幾つかの
部分に分割し、例えば右端部と中央部と左端部と言う様
に３つの部分に区分し、それらの各部分毎にパイル糸の
種類を変えて各部分のニードルに異色の数種類のパイル
糸を通せば、タフテッド機の幅と同じ程度に幅の広く非
常に多彩な図柄がパイル面に再現出来ることになる。
従って適用する異色数種のパイル糸の色数は、間欠搬
送装置の一周期内のステッチサイクル数によって限定さ
れることはない。
送装置の一周期内のステッチサイクル数によって限定さ
れることはない。
カットパイルとループパイル、或は、パイルの高低と
言ったパイルの形態は、在来の方法により図柄の一部に
おいて変えることが出来、例えばパイルの高さを変える
には、パイル糸ループを受け取るための２つの部分を具
備するルーパーを使用してもよいし、各ステッチサイク
ル毎にニードルに供給するパイル糸の長さを制禦しても
よい。
言ったパイルの形態は、在来の方法により図柄の一部に
おいて変えることが出来、例えばパイルの高さを変える
には、パイル糸ループを受け取るための２つの部分を具
備するルーパーを使用してもよいし、各ステッチサイク
ル毎にニードルに供給するパイル糸の長さを制禦しても
よい。
又、カットパイルとループパイルを選択形成するに
は、ルーパーをルーパーブロックから選択的に出没駆動
させてもよいし、ゲート部材をルーパーに適用してもよ
いし、或は、クリップ付きルーパーをタフテッド機に適
用してもよい。
は、ルーパーをルーパーブロックから選択的に出没駆動
させてもよいし、ゲート部材をルーパーに適用してもよ
いし、或は、クリップ付きルーパーをタフテッド機に適
用してもよい。
従って、これらの実施態様は本発明の範囲を何ら限定
するものではない。
するものではない。
第１図に示すタフテッド機は、前記コブル・タフテイ
ング・マシン社の販売しているニードル選択装置付きタ
フテッド機を改造し、ニードルシフト装置と基布間欠搬
送装置を取り付けて構成されている。
ング・マシン社の販売しているニードル選択装置付きタ
フテッド機を改造し、ニードルシフト装置と基布間欠搬
送装置を取り付けて構成されている。
ニードル選択装置は、タフテッド機の左右の部材から
機幅方向に突き出た上下の水平シャフト11によって水平
に摺動可能に支承された左右の縦長スライダー12に戴承
されている。
機幅方向に突き出た上下の水平シャフト11によって水平
に摺動可能に支承された左右の縦長スライダー12に戴承
されている。
ニードルシフト装置は、円弧カム13と、それによって
水平方向に駆動される水平スライダー14とで構成されて
いる。
水平方向に駆動される水平スライダー14とで構成されて
いる。
この水平スライダー14は、前記縦長スライダー12に接
合されている。
合されている。
このため、ニードル選択装置は、円弧カム13によっ
て、機幅方向に往復駆動される。
て、機幅方向に往復駆動される。
円弧カム13は、メインシャフト（図示せず）に駆動さ
れて８ステッチサイクル毎に一回転する。
れて８ステッチサイクル毎に一回転する。
円弧カム13の周縁のカム山は、ニードル選択装置をユ
ニットとして、基布間欠搬送装置の１周期内の最初の３
ステッチサイクルの間、各１ステッチサイクルにつき１
ニードルゲージに等しい距離分づつ、機幅方向において
前進させられるように機幅方向に移動させる第一部分
と、ニードル選択装置を、その最初の３ステッチサイク
ルに続く次の１ステッチサイクルの間、機幅方向におい
て駆動せずに停止させる第二の部分と、ニードル選択装
置をユニットとして、その上記の１ステッチサイクルに
続く次の３ステッチサイクルの間、機幅方向において後
退させられるように機幅方向に移動させる第三部分と、
ニードル選択装置を、前記の第二部分と同じように停止
させる次の第四部分とによって構成される四つの部分に
よって構成されている。
ニットとして、基布間欠搬送装置の１周期内の最初の３
ステッチサイクルの間、各１ステッチサイクルにつき１
ニードルゲージに等しい距離分づつ、機幅方向において
前進させられるように機幅方向に移動させる第一部分
と、ニードル選択装置を、その最初の３ステッチサイク
ルに続く次の１ステッチサイクルの間、機幅方向におい
て駆動せずに停止させる第二の部分と、ニードル選択装
置をユニットとして、その上記の１ステッチサイクルに
続く次の３ステッチサイクルの間、機幅方向において後
退させられるように機幅方向に移動させる第三部分と、
ニードル選択装置を、前記の第二部分と同じように停止
させる次の第四部分とによって構成される四つの部分に
よって構成されている。
基布間欠搬送装置にはサーボモーター15が採用されて
いる。
いる。
16は、ニードル選択装置の移動した位置を検出し、そ
の検出した位置に応じた指示信号を、サーボモーター15
に発信するセンサーを示す。
の検出した位置に応じた指示信号を、サーボモーター15
に発信するセンサーを示す。
サーボモーター15は、センサー16の指示信号に応じ
て、ニードル選択装置が移動させられている間の３ステ
ッチサイクルの間に基布送出ロール17と巻取ロール（図
示せず）を停止させるように、そして、ニードル選択装
置が移動されず停止している間の１ステッチサイクルの
間にそれら（基布送出ロール17と巻取ロール）を回転す
るように駆動される。
て、ニードル選択装置が移動させられている間の３ステ
ッチサイクルの間に基布送出ロール17と巻取ロール（図
示せず）を停止させるように、そして、ニードル選択装
置が移動されず停止している間の１ステッチサイクルの
間にそれら（基布送出ロール17と巻取ロール）を回転す
るように駆動される。
ニードル選択装置は、ニードルバー18と、ストッパー
バー19と、ガイドバー20・21・22と、ニードルホルダー
23と、エアーシリンダー24と、パターン制禦装置25とに
よって構成されている。
バー19と、ガイドバー20・21・22と、ニードルホルダー
23と、エアーシリンダー24と、パターン制禦装置25とに
よって構成されている。
複数個のニードルホルダー23は、ニードルバー18とガ
イドバー20・21・22によって、垂直方向に形成される隙
間に、機幅方向に沿って配列されている。
イドバー20・21・22によって、垂直方向に形成される隙
間に、機幅方向に沿って配列されている。
尚、説明の都合上、第１図には１個のニードルホルダ
ー23だけを図示している。
ー23だけを図示している。
各ニードルホルダー23の相互の間は、ニードルホルダ
ー23が嵌合するところのニードルバー18やガイドバー20
・21・22の表面に形成された垂直ガイド溝26によって、
互いに一定のゲージをもって調整されている。
ー23が嵌合するところのニードルバー18やガイドバー20
・21・22の表面に形成された垂直ガイド溝26によって、
互いに一定のゲージをもって調整されている。
ニードルバー18の左右端は、縦長スライダー12に取り
付けた垂直シャフト27に沿って、上下動する垂直スライ
ダー28の上側に接合されている。
付けた垂直シャフト27に沿って、上下動する垂直スライ
ダー28の上側に接合されている。
ガイドバー21・22の各左右端は、その垂直スライダー
28の下側に接合されている。
28の下側に接合されている。
従ってニードルバー18とガイドバー21・22は、上下可
動になっている。
動になっている。
ガイドバー20とストッパーバー19の各左右端は、縦長
スライダー12に取り付けたアングル29に接合されてお
り、それらのガイドバー20とストッパーバー19は上下動
しない。
スライダー12に取り付けたアングル29に接合されてお
り、それらのガイドバー20とストッパーバー19は上下動
しない。
従って、それぞれ左右に配置された左右のアングル29
の間は、それらのガイドバー20とストッパーバー19、そ
して、ヤーンガイド31・32・33を介して、連結されてい
る。
の間は、それらのガイドバー20とストッパーバー19、そ
して、ヤーンガイド31・32・33を介して、連結されてい
る。
ニードルホルダー18の下端は、ストッパーバー19にコ
イルバネ30によって連結されている。
イルバネ30によって連結されている。
34と35は、それぞれガイドバーに付けられた孔であ
り、コイルバネ30は、ニードルホルダー18の上部表面の
それらの孔34・35を貫通している。
り、コイルバネ30は、ニードルホルダー18の上部表面の
それらの孔34・35を貫通している。
ニードルバー18の上端は、上下動するプッシュロッド
36のブラケット37の蟻溝38に、機幅方向に移動可能に嵌
合している。
36のブラケット37の蟻溝38に、機幅方向に移動可能に嵌
合している。
ニードルバー18の上端には、プッシュロッド36に取付
られて上下に駆動されるブラケット37の底面に付けられ
た蟻溝38に幅方向に摺動可能に嵌合するホゾが形成され
ている。
られて上下に駆動されるブラケット37の底面に付けられ
た蟻溝38に幅方向に摺動可能に嵌合するホゾが形成され
ている。
このためプッシュロッド36は、ニードルバー18とガイ
ドバー21・22を上下に往復駆動するが、ニードル選択装
置の機幅方向への移動を妨げることはない。
ドバー21・22を上下に往復駆動するが、ニードル選択装
置の機幅方向への移動を妨げることはない。
パターン制禦装置25の指示信号に応じて、ニードルバ
ー18に取り付けられた各エアーシリンダー24は、ニード
ルホルダー23に設けた切り欠き40の中に向けて出没させ
るように先端のヘッド39を駆動する。
ー18に取り付けられた各エアーシリンダー24は、ニード
ルホルダー23に設けた切り欠き40の中に向けて出没させ
るように先端のヘッド39を駆動する。
即ち、ヘッド39を対応する切り欠き40に挿入すること
によって、ニードルホルダー23はニードルバー18に連結
され、ニードルホルダー23の下端に取り付けられたニー
ドル41は、ニードルバー18によって基布46へと差し込ま
れることになる。
によって、ニードルホルダー23はニードルバー18に連結
され、ニードルホルダー23の下端に取り付けられたニー
ドル41は、ニードルバー18によって基布46へと差し込ま
れることになる。
42は、ニードルからパイル糸ループを受け取るルーパ
ーであり、43は、ルーパーと協働し、パイル糸ループを
カットし、カットパイルにするためのナイフである。
ーであり、43は、ルーパーと協働し、パイル糸ループを
カットし、カットパイルにするためのナイフである。
44は、ニードル選択装置の移動した位置を検出し、そ
の検出したニードル選択装置の移動した位置に応じた指
示信号を、パターン制禦装置に発信するセンサーであ
る。
の検出したニードル選択装置の移動した位置に応じた指
示信号を、パターン制禦装置に発信するセンサーであ
る。
エアーシリンダー24に対し、パターン制禦装置25は、
センサー44によって発信され、ニードル選択装置の移動
した位置に対応している一の指示信号と、パターン45に
応じたもう一つの指示信号との二つの指示信号で構成さ
れる指示信号を発信する。
センサー44によって発信され、ニードル選択装置の移動
した位置に対応している一の指示信号と、パターン45に
応じたもう一つの指示信号との二つの指示信号で構成さ
れる指示信号を発信する。
上記の如く基布46は、サーボモーター15と基布送出ー
ル17と巻取ロールによって、３ステッチサイクル間に亘
って、搬送されず停止しており、次の１ステッチサイク
ル間に送り出される。
ル17と巻取ロールによって、３ステッチサイクル間に亘
って、搬送されず停止しており、次の１ステッチサイク
ル間に送り出される。
そして、ニードル選択装置の担持するニードル41は、
基布46が停止状態にある３つの各ステッチサイクル毎に
１ゲージ分づつ機幅方向に移動する。
基布46が停止状態にある３つの各ステッチサイクル毎に
１ゲージ分づつ機幅方向に移動する。
第２〜６図は、黒と白と斜線とドットにより示す異色
４種のパイル糸Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓによってパイル面に図柄
を再現する上記の如く調整されたタフテッド機における
タフテイング過程を図示する。
４種のパイル糸Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓによってパイル面に図柄
を再現する上記の如く調整されたタフテッド機における
タフテイング過程を図示する。
即ち、第２図は黒で表示したパイル糸Ｐのタフテイン
グ過程を図示し、第３図は白で表示したパイル糸Ｑのタ
フテイング過程を図示し、第４図は斜線で表示したパイ
ル糸Ｒのタフテイング過程を図示し、第５図はドットで
表示したパイル糸Ｓのタフテイング過程を図示する。
グ過程を図示し、第３図は白で表示したパイル糸Ｑのタ
フテイング過程を図示し、第４図は斜線で表示したパイ
ル糸Ｒのタフテイング過程を図示し、第５図はドットで
表示したパイル糸Ｓのタフテイング過程を図示する。
第６図はそれらの異色４種のパイル糸Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓ
によって形成されたタフテッドカーペット50の裏面を図
示するものである。
によって形成されたタフテッドカーペット50の裏面を図
示するものである。
これらの各図において、16本のニードル1a・1b・1c・
1d・2a・2b・2c・2d・3a・3b・3c・3d・4a・4b・4c・4d
と、13本のルーパーａ・ｂ・ｃ・ｄ・ｅ・ｆ・ｇ・ｈ・
ｉ・ｊ・ｋ・ｉ・ｍが、それぞれ機幅方向に一定のゲー
ジを保って配列されており、そして、それらのニードル
とルーパーは、基布間欠搬送装置の停止・搬送作動の17
周期間に亘ってタフテイング作用を行うように調整され
ており、そして又、各ルーパーは、基布間欠搬送装置の
停止・搬送作動の各１周期につき唯１個のパイル糸ルー
プを受け取るように作動している。
1d・2a・2b・2c・2d・3a・3b・3c・3d・4a・4b・4c・4d
と、13本のルーパーａ・ｂ・ｃ・ｄ・ｅ・ｆ・ｇ・ｈ・
ｉ・ｊ・ｋ・ｉ・ｍが、それぞれ機幅方向に一定のゲー
ジを保って配列されており、そして、それらのニードル
とルーパーは、基布間欠搬送装置の停止・搬送作動の17
周期間に亘ってタフテイング作用を行うように調整され
ており、そして又、各ルーパーは、基布間欠搬送装置の
停止・搬送作動の各１周期につき唯１個のパイル糸ルー
プを受け取るように作動している。
説明の都合上、基布の長さ方向に対応しており基布間
欠搬送装置の停止・搬送作動の周期ないしステップを示
す縦軸と、基布の機幅方向に対応しておりルーパーない
しニードルのゲージを示す横軸とで構成される直交座標
によって、各パイルが形成されるべき基布の上にタフテ
イング箇所が図示されている。
欠搬送装置の停止・搬送作動の周期ないしステップを示
す縦軸と、基布の機幅方向に対応しておりルーパーない
しニードルのゲージを示す横軸とで構成される直交座標
によって、各パイルが形成されるべき基布の上にタフテ
イング箇所が図示されている。
即ち、基布の機幅方向は、ルーパーないしニードルの
ゲージによって目盛られており、基布の長さ方向は、基
布間欠搬送装置の停止・搬送作動の各１周期内に搬送さ
れる基布の長さによって目盛られている。
ゲージによって目盛られており、基布の長さ方向は、基
布間欠搬送装置の停止・搬送作動の各１周期内に搬送さ
れる基布の長さによって目盛られている。
これら各図において、○印は、パイル糸Ｐ・Ｑ・Ｒ・
Ｓが差し込まれてパイルを形成している基布の上の位置
を示し、２個の○印と○印の付された箇所を連結してい
る幅広い線は、タフテッドカーペット裏面にパイル糸で
形成されたバックステッチ47を示している。
Ｓが差し込まれてパイルを形成している基布の上の位置
を示し、２個の○印と○印の付された箇所を連結してい
る幅広い線は、タフテッドカーペット裏面にパイル糸で
形成されたバックステッチ47を示している。
叉、第２〜５図において、基布の長さ方向にジグザグ
に続く稍々太めの実線48は、ニードルと基布との移動に
伴って各ニードルによって基布の上に描かれるニードル
先端の軌跡を示す。
に続く稍々太めの実線48は、ニードルと基布との移動に
伴って各ニードルによって基布の上に描かれるニードル
先端の軌跡を示す。
異色４種のパイル糸Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓは、色彩によって
分類されたそれらの種類の違いに応じて順序が決められ
るニードルにそれぞれ４本おきに通され、そして、それ
らのパイル糸は、各ステッチサイクル毎にパイルを形成
すべきか否か選択されている。
分類されたそれらの種類の違いに応じて順序が決められ
るニードルにそれぞれ４本おきに通され、そして、それ
らのパイル糸は、各ステッチサイクル毎にパイルを形成
すべきか否か選択されている。
図によって明らかな如く、各ルーパーａ・ｂ・ｃ・ｄ
・ｅ・ｆ・ｇ・ｈ・ｉ・ｊ・ｋ・ｌ・ｍは、各ステッチ
サイクル毎に各ルーパーが１個のパイル糸ループを受け
取る通常の方法で、基布間欠搬送装置の停止・搬送作動
の各一周期内に、それぞれ異なる４本のニードル（1a・
1b・1c・1d・2a・2b・2c・2d・3a・3b・3c・3d・4a・4b
・4c・4d）によってそれぞれ運ばれる４個のパイル糸ル
ープを受け取ることが出来る状態におかれる。
・ｅ・ｆ・ｇ・ｈ・ｉ・ｊ・ｋ・ｌ・ｍは、各ステッチ
サイクル毎に各ルーパーが１個のパイル糸ループを受け
取る通常の方法で、基布間欠搬送装置の停止・搬送作動
の各一周期内に、それぞれ異なる４本のニードル（1a・
1b・1c・1d・2a・2b・2c・2d・3a・3b・3c・3d・4a・4b
・4c・4d）によってそれぞれ運ばれる４個のパイル糸ル
ープを受け取ることが出来る状態におかれる。
即ちルーパーａは、ニードル1a,1b,1cおよび1dに運ば
れるループを受け取ることが出来、ルーパーｂは、ニー
ドル1b,1c,1dおよび2aに運ばれるループを受け取ること
が出来、ルーパーｃは、ニードル1c,1d,2aおよび2bに運
ばれるループを受け取ることが出来、ルーパーｄは、ニ
ードル1d,2a,2bおよび2cに運ばれるループを受け取るこ
とが出来、ルーパーｅは、ニードル2a,2b,2cおよび2dに
運ばれるループを受け取ることが出来、ルーパーｆは、
ニードル2b,2c,2dおよび3aに運ばれるループを受け取る
ことが出来る。
れるループを受け取ることが出来、ルーパーｂは、ニー
ドル1b,1c,1dおよび2aに運ばれるループを受け取ること
が出来、ルーパーｃは、ニードル1c,1d,2aおよび2bに運
ばれるループを受け取ることが出来、ルーパーｄは、ニ
ードル1d,2a,2bおよび2cに運ばれるループを受け取るこ
とが出来、ルーパーｅは、ニードル2a,2b,2cおよび2dに
運ばれるループを受け取ることが出来、ルーパーｆは、
ニードル2b,2c,2dおよび3aに運ばれるループを受け取る
ことが出来る。
しかし本発明においては、各ルーパーは、それらの異
なる４本のニードルの内の選択された１本のニードルか
ら、唯１個のパイル糸ループを受け取ることになってい
る。
なる４本のニードルの内の選択された１本のニードルか
ら、唯１個のパイル糸ループを受け取ることになってい
る。
従ってパイル面には、少なくとも四つの異なる色彩で
彩られた図柄が再現される。何故なら、それぞれ異なる
４本のニードル1a,1b,1cおよび1d（2a,2b,2cおよび2
d）、（3a,3b,3cおよび3d）、（4a,4b,4cおよび4d）に
通されて運ばれるそれらのパイル糸（Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓ）
は互いに異なる色彩に着色されているからである。
彩られた図柄が再現される。何故なら、それぞれ異なる
４本のニードル1a,1b,1cおよび1d（2a,2b,2cおよび2
d）、（3a,3b,3cおよび3d）、（4a,4b,4cおよび4d）に
通されて運ばれるそれらのパイル糸（Ｐ・Ｑ・Ｒ・Ｓ）
は互いに異なる色彩に着色されているからである。
第７図は、第６図に示すタフテッドカーペットの裏面
の反対側に形成されたパイル面を図示し、そこでは横軸
の左右が第６図と第７図の間で逆転しており、そして
又、各パイルの先端部分49は、第２、３、４、５および
６図における表示に対応した白と黒と斜線とドットによ
って示されている。
の反対側に形成されたパイル面を図示し、そこでは横軸
の左右が第６図と第７図の間で逆転しており、そして
又、各パイルの先端部分49は、第２、３、４、５および
６図における表示に対応した白と黒と斜線とドットによ
って示されている。
これらの第２〜７図によって、非常に多彩な図柄がタ
フテッドカーペット50のパイル面に再現されることが容
易に理解されることであろう。
フテッドカーペット50のパイル面に再現されることが容
易に理解されることであろう。
第１図は、本発明に係るタフテッド機の一部切截要部斜
視図であり、模型化されたパターン制禦機構を図示す
る。 第２図と第３図と第４図および第５図は、それぞれ本発
明に係るタフテッドカーペットの一部裏面図であり、そ
れぞれ互いに色彩の異なるパイル糸の通されたニードル
によって基布の上に描かれた軌跡と、それらのパイル糸
で形成されたバックステッチとを図示するものであり、
それらの図面はパイル糸の色彩によって個々に区分けさ
れて描かれている。 第６図は、本発明に従って作られ、そして、色彩の異な
る数種類のパイル糸によって作られたタフテッドカーペ
ットの一部裏面図である。 第７図は、本発明に従って作られ、そして、色彩の異な
る数種類のパイル糸によって作られたタフテッドカーペ
ットの一部表面図である。 11……シャフト、12……縦長スライダー、 13……円弧カム、14……水平スライダー、 15……サーボモーター、16……センサー、 17……基布送出ロール、18……ニードルバー、 19……ストッパーバー、20・21・22……ガイドバー、 23……ニードルホルダー、24……エアーシリンダー、 25……パターン制禦装置、26……ガイド溝、 27……垂直シャフト、28……垂直スライダー、 29……アングル、30……コイルバネ、 31・32・33……ヤーンガイド、 34・35……孔、36……プッシュロッド、 37……ブラケット、38……蟻溝、 39……ヘッド、40……切り欠き、 41……ニードル、42……ルーパー、 43……ナイフ、44……センサー、 45……パターン、46……基布、 47……バックステッチ、48……軌跡、 49……パイルの先端、50……タフテッドカーペット。
視図であり、模型化されたパターン制禦機構を図示す
る。 第２図と第３図と第４図および第５図は、それぞれ本発
明に係るタフテッドカーペットの一部裏面図であり、そ
れぞれ互いに色彩の異なるパイル糸の通されたニードル
によって基布の上に描かれた軌跡と、それらのパイル糸
で形成されたバックステッチとを図示するものであり、
それらの図面はパイル糸の色彩によって個々に区分けさ
れて描かれている。 第６図は、本発明に従って作られ、そして、色彩の異な
る数種類のパイル糸によって作られたタフテッドカーペ
ットの一部裏面図である。 第７図は、本発明に従って作られ、そして、色彩の異な
る数種類のパイル糸によって作られたタフテッドカーペ
ットの一部表面図である。 11……シャフト、12……縦長スライダー、 13……円弧カム、14……水平スライダー、 15……サーボモーター、16……センサー、 17……基布送出ロール、18……ニードルバー、 19……ストッパーバー、20・21・22……ガイドバー、 23……ニードルホルダー、24……エアーシリンダー、 25……パターン制禦装置、26……ガイド溝、 27……垂直シャフト、28……垂直スライダー、 29……アングル、30……コイルバネ、 31・32・33……ヤーンガイド、 34・35……孔、36……プッシュロッド、 37……ブラケット、38……蟻溝、 39……ヘッド、40……切り欠き、 41……ニードル、42……ルーパー、 43……ナイフ、44……センサー、 45……パターン、46……基布、 47……バックステッチ、48……軌跡、 49……パイルの先端、50……タフテッドカーペット。
Claims (3)
- 【請求項１】（ａ） 各隣り合うニードル間のゲージを
一定に揃えて、機幅方向に、配列された多数のニードル
と、 （ｂ） 各隣り合うルーパー間のゲージをニードル間の
ゲージと同じになる様に一定に揃えて、機幅方向に配列
された多数のルーパーと、 （ｃ） 各ステッチサイクル毎に、前記の各ニードルを
選択し、且つ、その選択されたニードルを基布に差し込
むためのニードル選択装置と、 （ｄ） 前記のニードル選択装置に、ニードル選択して
差し込むように作動させるための指示信号を与えるパタ
ーン制禦装置と、 （ｅ） 基布が、その長さ方向において、数ステッチサ
イクルに亘って停止状態に保たれ、それに続く１ステッ
チサイクル内に送り出される停止・搬送方式によって、
基布を長さ方向に間欠的に搬送する間欠搬送装置と、 （ｆ） 前記のニードルと基布との相互間を、相対的に
機幅方向に移動させるシフト装置を具備するタフテッド
機。 - 【請求項２】前記特許請求の範囲第１項に記載のタフテ
ッド機において、 （ａ） シフト装置は、基布が、間欠搬送装置により搬
送されずに、長さ方向に停止状態におかれている間の各
１ステッチサイクル毎に、１ニードルゲージに等しい距
離分づつニードル又は基布を機幅方向に移動するように
調整されており、 （ｂ） パターン制禦装置は、間欠搬送装置の停止・搬
送作動の各周期内に含まれる何れか１つのステッチサイ
クルにおいて、何れかのニードルが、選択され、基布へ
と差し込まれ、機幅方向に移動した当該ニードルの下に
位置するルーパーと共にタフト作動を営むことになるた
めの指示信号をニードル選択装置に提供するように調整
されている前記特許請求の範囲第１項に記載のタフテッ
ド機。 - 【請求項３】（ｖ） タフテッド機の幅方向に配列され
て隣合う３本以上の複数本のニードルを１組とし、その
１組となる３本以上の複数本のニードルに３種類以上の
異色数種のパイル糸を通し、 （ｗ） その１組の複数本のニードルの数と同数となる
数ステッチサイクルにわたって、その１組の各ニードル
が隣合うゲージ分づつ各ステッチサイクル毎にタフテッ
ド機の左右何れか一方向に連続してニードルを移動し、 （ｘ） その数ステッチサイクルにおいて、１組の複数
本のニードルからパイル糸ループを受け取ることが出来
る位置にあるルーパーに、その１組の複数本のニードル
の何れか１本のニードルから１個のパイル糸ループを引
き渡すこと、 （ｙ） タフテッド機を通過する基布に対して、上記
（ｖ）と（ｗ）と（ｘ）の操作を繰り返し行うことを特
徴とするタフテッド柄出方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02097842A JP3143797B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | タフテッド柄出方法およびタフテッド機 |
| DE4110605A DE4110605C2 (de) | 1990-04-13 | 1991-04-02 | Verfahren und Tuftingmaschine zur Herstellung von gemusterten Teppichen |
| GB9107409A GB2242914B (en) | 1990-04-13 | 1991-04-09 | An apparatus and method for tufted carpet design |
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