JP3143020B2 - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システムInfo
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- JP3143020B2 JP3143020B2 JP06203256A JP20325694A JP3143020B2 JP 3143020 B2 JP3143020 B2 JP 3143020B2 JP 06203256 A JP06203256 A JP 06203256A JP 20325694 A JP20325694 A JP 20325694A JP 3143020 B2 JP3143020 B2 JP 3143020B2
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Description
し、特にたとえば複数のゾーンに区分され、かつ全体の
必要換気量が決まっている部屋をゾーン毎に個別に空調
する、空気調和システムに関する。
えば特願平2−339050号に開示されている。この
従来技術では、換気のために必要な給気量を確保するた
めに、図4のグラフに示すように、各VAVユニットに
固有の最小風量が設定されていた。
AVユニットに設定される固有の最小風量は、最大風量
に対して30〜60%程度という大きな値であることが
一般的であり、空調負荷の変動に対する制御範囲が狭い
という問題点があった。したがって、冷房時(暖房時)
に室温が十分に低く(高く)なってVAVユニットが最
小風量で運転されている場合でも、風量が大きいために
冷え過ぎ(暖め過ぎ)という不快な状態になってしまう
恐れがあった。
調負荷の変動に対する制御範囲を拡大できる、空気調和
システムを提供することである。
外気を加熱または冷却して複数のゾーンに区分された部
屋内に供給するための空気調和機、複数のゾーンの各々
の温度を検出するための温度検出手段、複数のゾーンの
各々に対して要求温度を設定するための要求温度設定手
段、温度検出手段によって検出された温度と要求温度設
定手段によって設定された要求温度とに基づいて複数の
ゾーンの各々で要求する要求風量を算出するための要求
風量算出手段、および要求風量の合計が部屋全体に最小
限必要な必要給気量よりも小さいとき必要給気量を要求
風量の比率で按分した風量を複数のゾーンの各々に供給
すべき目標風量とし、要求風量の合計が必要給気量以上
のとき要求風量をそのまま目標風量とする目標風量設定
手段を備える、空気調和システムである。
度設定手段によって設定された要求温度とに基づいて複
数のゾーンの各々で要求する要求風量を算出し、算出し
た要求風量の合計が部屋全体の必要給気量以上のとき
は、その要求風量を各ゾーンに供給する。一方、算出し
た要求風量の合計が部屋全体の必要給気量よりも小さい
ときは、必要給気量を要求風量の比率で按分した風量を
各ゾーンに供給する。したがって、部屋全体としては常
に換気等に必要な給気量を確保できる。
等に必要な給気量を確保できるので、各VAVユニット
の最小風量をたとえば「0」とすることもでき、各ゾー
ンの空調負荷の変動に対する制御範囲を大幅に拡大でき
る。この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および
利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
テム10は、空調すべき部屋12内の3つのゾーン14
を同時に空調するためのものであり、コントローラ16
によって制御される空気調和機18を含む。ただし、ゾ
ーン14は2つ以上設けられておればよく、その数は実
施例に限定されるものではない。
ケーシング20の右側面には給気口22が形成され、左
側面には空気取入口24が形成される。また、ケーシン
グ20の内部には、エアフィルタ26,熱交換コイル2
8および給気ファン30が上流側からこの順で配置さ
れ、ケーシング20の外部には、熱交換コイル28を作
動するための電動バルブ32および給気ファン30の回
転数を制御するためのインバータ34等が設けられる。
気口37が形成され、給気口36と空気調和機18の給
気口22とが給気ダクト38を介して連通され、また、
還気口37と空気調和機18の空気取入口24および図
示しない排気口とが図示しない天井裏空間等を介して連
通される。そして、給気ダクト38には、各ゾーン14
に関連して、ダンパ40および風速センサ42を含むV
AV(可変風量)ユニット44が設けられ、各VAVユ
ニット44には、各ゾーン14に設けられたルームサー
モ46が接続される。ルームサーモ46には、図示しな
い温度検出器と温度設定器56が設けられている。さら
に、給気ダクト38の入口には、空気調和機18から部
屋12へ供給される給気の温度を測定するための温度セ
ンサ48が設けられる。
およびインバータ34がコントローラ16のAO(アナ
ログアウトプット)端子50に接続され、温度センサ4
8がAI(アナログインプット)端子52に接続され、
各VAVユニット44がSIO(シリアル入出力)端子
54に接続される。なお、従来では、図4に示すよう
に、各VAVユニット44毎に固有の最小風量が設定さ
れていたが、この実施例における各VAVユニット44
の最小風量は、図2に示すように、「0」に設定され
る。
イッチをオンし、各ルームサーモ46に設けられた温度
設定器56で要求温度を設定すると、図3のフロー図で
示すような風量設定動作が実行される。すなわち、ま
ず、ステップS1において各ゾーン14で要求する風量
(以下、「要求風量」という)Q1,Q2およびQ3が
求められるとともに、それらの合計風量Aが求められ
る。各ゾーン14の要求風量Q1,Q2およびQ3は、
各ルームサーモ46によって検出された室温と設定温度
との温度偏差に基づいて求められる。
機18の最小風量すなわち部屋12全体の換気等に最小
限必要な給気量(以下、「必要給気量」という)Q以上
であるか否かが判断される。ステップS3において“Y
ES”と判断されると、ステップS5に進み、各ゾーン
14の要求風量Q1,Q2およびQ3がそのまま各ゾー
ン14に供給すべき風量(以下、「目標風量」という)
Q1′,Q2′およびQ3′として設定される。一方、
ステップS3において“NO”と判断されると、ステッ
プS7に進み、合計風量Aが必要給気量Qと等しくなる
ように、各ゾーン14の目標風量Q1′,Q2′および
Q3′が設定される。すなわち、必要給気量Qを要求風
量Q1,Q2およびQ3の比率で按分した風量が各ゾー
ン14の目標風量Q1′,Q2′およびQ3′として設
定される。そして、これらの値が各VAVユニット44
に書き込まれる。このようにして、合計風量Aが必要給
気量Qよりも小さくならないように各VAVユニット4
4が制御される。
房運転が選択された場合には、熱交換コイル28の電動
バルブ32が開放され、かつ給気ファン30が所定の回
転数で駆動される。すると、部屋12の各還気口37か
ら送出された還気の一部が屋外から取り込まれた外気と
ともに空気調和機18の空気取入口24からケーシング
20内へ吸引され、エアフィルタ26を通して除塵され
た後、熱交換コイル28を通して冷却される。そして、
除塵・冷却された空気が給気ファン30,給気ダクト3
8,各VAVユニット44を通して部屋12の各ゾーン
14へ供給される。図示しない操作パネルによって暖房
運転が選択された場合にも同様に、除塵・加熱された空
気が給気ファン30,給気ダクト38,各VAVユニッ
ト44を通して各ゾーン14へ供給される。なお、空気
調和機18の空気取入口24からは、必要に応じて外気
のみを吸引するようにしてもよい。
4の最小風量を「0」に設定し、部屋12全体で必要給
気量Qを確保するようにしているので、各ゾーンの空調
負荷の変動に対する制御範囲を拡大できる。たとえば或
るゾーン14の要求風量が「0」であっても他の2つの
ゾーン14の要求風量の合計が必要給気量Q以上であれ
ば必要給気量Qを確保できる。したがって、この場合に
は、従来技術において空調する必要がないゾーンに送風
していた給気を他の2つのゾーンへ回すことができるの
で、全体としてより効率よく空調できる。
12が1つのみの場合を示したが、この発明は、空調す
べき部屋12が2つ以上存在する場合にも、各部屋12
毎に必要給気量Qを設定しておくことによって同様に適
用できる。
を示すグラフである。
示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも外気を加熱または冷却して複数
のゾーンに区分された部屋内に供給するための空気調和
機、 前記複数のゾーンの各々の温度を検出するための温度検
出手段、 前記複数のゾーンの各々に対して要求温度を設定するた
めの要求温度設定手段、 前記温度検出手段によって検出された前記温度と前記要
求温度設定手段によって設定された前記要求温度とに基
づいて前記複数のゾーンの各々で要求する要求風量を算
出するための要求風量算出手段、および前記要求風量の
合計が前記部屋全体に最小限必要な必要給気量よりも小
さいとき前記必要給気量を前記要求風量の比率で按分し
た風量を前記複数のゾーンの各々に供給すべき目標風量
とし、前記要求風量の合計が前記必要給気量以上のとき
前記要求風量をそのまま前記目標風量とする目標風量設
定手段を備える、空気調和システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06203256A JP3143020B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 空気調和システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06203256A JP3143020B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 空気調和システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861757A JPH0861757A (ja) | 1996-03-08 |
JP3143020B2 true JP3143020B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=16471019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06203256A Expired - Lifetime JP3143020B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 空気調和システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143020B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012154596A (ja) | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Azbil Corp | 空調制御装置および方法 |
JP6371673B2 (ja) * | 2014-10-30 | 2018-08-08 | パナソニックホームズ株式会社 | 建築物の換気空調方法 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP06203256A patent/JP3143020B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0861757A (ja) | 1996-03-08 |
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