[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3141595U - フィルタ機構 - Google Patents

フィルタ機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3141595U
JP3141595U JP2008001105U JP2008001105U JP3141595U JP 3141595 U JP3141595 U JP 3141595U JP 2008001105 U JP2008001105 U JP 2008001105U JP 2008001105 U JP2008001105 U JP 2008001105U JP 3141595 U JP3141595 U JP 3141595U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter mechanism
fluid
mounting portion
attachment
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008001105U
Other languages
English (en)
Inventor
良成 田中
寿夫 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Nihon Pisco Co Ltd
Original Assignee
CKD Corp
Nihon Pisco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp, Nihon Pisco Co Ltd filed Critical CKD Corp
Priority to JP2008001105U priority Critical patent/JP3141595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3141595U publication Critical patent/JP3141595U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】エレメント交換作業の容易化を図ることが可能なフィルタ機構を提供する。
【解決手段】本考案に係るフィルタ機構は、多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、前記エレメントの一方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第1の取付部と、他方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第2の取付部とが設けられ、前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられる。
【選択図】図1

Description

本考案は、フィルタ機構に関し、さらに詳細には、多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構に関する。
配管内を流れる流体の清浄化を目的として、配管途中に直列に挿入されるインライン形のフィルタ機構や、真空発生器の負圧管路に設けられるフィルタ機構、あるいは、配管内を流れる流体の消音化を目的として、急速排気弁の排気部に設けられるフィルタ機構や、真空発生器の排気部に設けられるフィルタ機構等が実用化されている。
特に、清浄化を目的とするフィルタ機構にあっては、流体中の異物をエレメントで除去するため、目詰まりが生じる前のエレメント交換作業の頻度が高い。
このようなフィルタ機構において、エレメント交換作業の容易化が課題とされていた。
ここで、エレメントに中空紙膜を用いたフィルタ機構におけるエレメント交換作業の容易化を達成する技術として、例えば、特許文献1、特許文献2に記載される発明が提案されている。
特開2002−292213号公報 特開2005−144438号公報
一方、エレメントに円筒状の多孔質樹脂材料を用いたフィルタ機構101(図7(a)参照)の場合には、エレメントの固定方法が上記中空紙膜エレメントを用いる装置と異なるために、エレメント交換作業が困難になる特有の課題が生じていた。
より具体的には、エレメント交換作業において、本来、図7(b)に示すように、エレメント102の一端を固定する取付部113を引き抜くことにより、エレメント102が取り出されるのが所定であるところ、図7(c)に示すように、エレメント102の他端を固定する取付部123側にエレメント102が接続された状態で本体(ケース)103内に残ってしまうことにより、エレメント102が取り出せないという課題である。これは、エレメント102が交換を前提とされるものであって、取付部113に対して(取付部123に対しても同様)、完全固定ではなく着脱可能に取り付けられる構造であることに起因するものであった。
このように、エレメント102が本体103内に残ってしまうと、工具を用いて取り出さなければならず、場合によっては、本体103を配管から切り離して作業をしなければならない等の対応が必要となるため、交換作業を困難なものとしていた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされ、多孔質材料により筒状に形成されるエレメントを用いたフィルタ機構に関して、エレメントを取り出す際に、エレメントが取り付けられる第1の取付部もしくは第2の取付部のいずれか所望の一方の取付部によって確実にエレメントを取り出すこと、もしくは当該一方の取付部に確実に残すことを可能とし、エレメント交換作業の容易化を図ることが可能なフィルタ機構を提供することを目的とする。
本考案は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
本考案に係るフィルタ機構は、多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、前記エレメントの一方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第1の取付部と、他方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第2の取付部とが設けられ、前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられることを特徴とする。
また、内部に主管路を有する本体と、該主管路の第1の端部に隙間無く取り付けられる第1の取付部と、該主管路の第2の端部に隙間無く取り付けられる第2の取付部と、該主管路の内壁との間に所定の空間部が形成されるように、前記第1の取付部と前記第2の取付部とで両端部が着脱自在に固定される円筒状のエレメントと、を備え、前記第1の取付部は、前記流体の流入管に連通し、該流入管から流入する前記流体を前記空間部へ導出する流入孔が設けられ、前記第2の取付部は、前記流体の流出管に連通し、前記エレメントを通過した前記流体を該流出管へ導出する流出孔が設けられ、前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられることを特徴とする。
また、前記突状部は、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に一周に渡り圧接する環状形状であることを特徴とする。
また、前記突状部は、軸方向の断面がクサビ形状であることを特徴とする。
また、前記エレメントは、前記突状部を径方向に食い込ませることが可能な程度に弾力性を有する多孔質樹脂材料からなることを特徴とする。
請求項1および請求項2によれば、突状部が設けられる取付部(第1の取付部もしくは第2の取付部のいずれか所望の一方)によって、確実にエレメントを引き出すこと、あるいはエレメントを残すことが可能となる。
請求項3によれば、突状部とエレメントとの間に隙間が生じることにより流体が当該隙間を通過してしまうことを防止できる。
請求項4によれば、エレメントが抜ける方向の移動を抑制するクサビ形状を備える突状部によって、エレメントの引き出し作用あるいはエレメントを残す作用を高めることが可能となる。
請求項5によれば、エレメントが弾力性を有することにより、突状部がエレメントに食い込むため、エレメントが抜ける方向の移動を抑制して、エレメントの引き出し作用あるいはエレメントを残す作用を高めることが可能となる。
以下、図面を参照して、本考案の実施の形態について詳しく説明する。図1は、本考案の第一の実施の形態に係るフィルタ機構1の例を示す概略図である。図2は、そのフィルタ機構1の第1の取付部13の構成を示す概略図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、図2(c)はA−A断面図である。図3は、そのフィルタ機構1の突状部17近傍の拡大図である。図4(a)は、本考案の第二の実施の形態に係るフィルタ機構1の例を示す概略図である。また、図4(b)は、そのフィルタ機構1の第1の取付部13に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図であり、図4(c)は、そのフィルタ機構1の第2の取付部23に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図である。図5(a)は、本考案の第三の実施の形態に係るフィルタ機構1の例を示す概略図である。また、図5(b)は、そのフィルタ機構1の第1の取付部13に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図であり、図5(c)は、そのフィルタ機構1の第2の取付部23に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図である。図6(a)は、本考案の第四の実施の形態に係るフィルタ機構1の例を示す概略図である。また、図6(b)は、そのフィルタ機構1の第1の取付部13に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図であり、図6(c)は、そのフィルタ機構1の第2の取付部23に突状部17が設けられる場合の該突状部17近傍の拡大図である。
先ず、第一の実施の形態に係るフィルタ機構として、配管途中に直列に挿入されるインライン形のフィルタ機構を例にとり説明する。当該フィルタ機構の主たる目的は、配管内を流れる流体の清浄化を行うことにある。
図1に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、本体3の内部に流体を通過させる主管路4を備える。本実施の形態においては、本体3は、透明な樹脂材料からなる概ね円管状の形状である。図中、流体の流路を太線矢印で表す。なお、本体3、主管路4の形状は、上記円管状には限定されない。
主管路4の第1の端部4aには、第1の取付部13が着脱自在に隙間無く内嵌されて設けられる。ここで、着脱自在な嵌合方法として、ネジ方式や、第1の取付部13の外周に設けられる係止突起31を、本体4の内壁4cの軸方向に形成される挿入溝32に挿入し、その先で回転させて内壁4cの周方向に形成される係止溝(不図示)に係止する方式等が考えられるが、特に限定はされない。なお、嵌合部における隙間を無くして、流体の漏れを防止するためOリング19が外周に配設される構成が好適である。
さらに、第1の取付部13における第1の大径部14の内方に固定されて、第1の管継手12が設けられる。当該第1の管継手12に、エレメント2を通過させる流体を流入させる流入管(不図示)が接続される。
一方、主管路4の第2の端部4bには、第2の取付部23が隙間無く内嵌固定されて設けられる。ここで、内嵌固定方法として、スナップフィット方式、あるいは接着方式等が考えられるが、特に限定はされない。もちろん、第1の取付部13と同様に着脱自在の構成としても構わない。なお、嵌合部における隙間を無くして、流体の漏れを防止するためOリング29が外周に配設される構成が好適である。
さらに、第2の取付部23における第2の大径部24の内方に固定されて、第2の管継手22が設けられる。当該第2の管継手22に、エレメント2を通過した流体を流出させる流出管(不図示)が接続される。
なお、変形例として、第2の取付部23を本体3の主管路4に隙間無く内嵌固定する構成に代えて、第2の取付部23を本体3と一体で形成する構成としてもよい。
上記のように設けられる第1の取付部13と第2の取付部23とによって、流体を通過させるエレメント2の両端部すなわち一方の端部2aおよび他方の端部2bが、それぞれ装着されて着脱可能に固定される。
ここで、エレメント2は、一例として、後述する程度の弾力性を有する多孔質樹脂材料を用いて、円筒状に形成される。その材料としては、ポリフッ化ビニル等が用いられる。なお、エレメント2の内径R5が軸方向において一定である円筒形状とすれば、取付時に向きを確認する必要がなく、また誤取付も発生しないため好適である。
本実施の形態においては、第1の取付部13は、第1の大径部14と第1の小径部15と底面16とを備える多段カップ状(有底円筒状)に形成される。
ここで、第1の小径部15は、その外径R1が、エレメント2の一方の端部2aの筒内に圧入させることが可能な程度にエレメント2の内径R5よりも大径に構成されると共に、外周面15aに径方向に突起する環状の突状部17が設けられる。図1、図3に示すように、エレメント2の一方の端部2aが、軸方向において突状部17が覆われる位置まで外嵌される。上記のごとく圧入により外嵌されているため、エレメント2は第1の小径部15に対し着脱自在であって、且つ隙間無く密着した状態が確保される。
また第1の取付部13は、第1の大径部14から第1の小径部15に至るまでの間の領域に、流入管(不図示)から流入する流体を、主管路4の内壁4cとエレメント2の外周部との間に形成される空間部5へ導出する流入孔18が設けられ、流体をエレメント2まで導く流路が形成される。なお、主管路4の形状およびエレメント2の形状は、空間部5が所定の形状に形成されるように、それぞれ設定される。
一方、第2の取付部23は、流体の流出管(不図示)に連通し、エレメント2を通過した流体を当該流出管へ導出する流出孔28が設けられる。
本実施の形態においては、第2の取付部23は、第2の大径部24と第2の小径部25とを備える多段円筒状に形成され、内筒部が流出孔28となる。なお、有底円筒状に形成し、底面、側面等に別途流出孔を設ける構成としてもよい。
ここで、第2の小径部25は、その外径R2が、エレメント2の他方の端部2bの筒内に圧入させることが可能な程度にエレメント2の内径R5よりも大径で、且つ第1の小径部15の突状部17の外径よりも小径に構成される。
また、図1に示すように、エレメント2の他方の端部2bが、軸方向における所定の位置まで外嵌される。上記のごとく圧入により外嵌されているため、エレメント2は第2の小径部25に対し着脱自在であって、且つ隙間無く密着した状態が確保される。これにより、エレメント2の筒外から筒内へと通過する流体を流出管(不図示)まで導く流路が形成される。
このように流体をエレメント2を通過させる流路が形成されることによって、当該流体の清浄化作用が生じる。当該作用に代えて、もしくは当該作用と共に、流路を通過する流体が伴う各種騒音に対して、エレメント2がサイレンサの役割を果たすため、消音作用を生じさせることも可能である。
さらに、上記の通り、本実施の形態においては、特徴的な構成として、第1の取付部13の第1の小径部15の外周面15aに径方向に突起する環状の突状部17が設けられる構成を備える。このとき、第2の取付部23の第2の小径部25の外径R2を、当該突状部17の外径よりも小径に形成する。その結果、内径R5が軸方向において一定である円筒形状のエレメント2の装着に関して、第1の小径部15の外嵌部の圧接力を、第2の小径部25の圧接力よりも高くすることが可能となる。すなわち、エレメント2の交換を行うに際して第1の取付部13を本体3から取り外す場合に、他の阻害要因がない限り、必ず、エレメント2が第1の小径部15に接続された状態で引き出される作用を生じる。従来のフィルタ機構における、エレメント交換時に当該エレメントが第2の取付部に接続された状態で本体内(主管路内)に残ってしまう課題を100%解消し得る顕著な効果を奏するものである。
なお、本実施の形態においては、突状部17を、外周面15a上に一周に渡り設けられる環状形状とした。当該環状形状とすることにより、エレメント2との間に隙間が生じ難くなり、所定の流路を経由せずに当該隙間を流体が通過してエレメント2の作用効果が発揮されなくなることを確実に防止できる点で好適である。
ただし、上記エレメント2の引き出し作用を生じさせる観点からは、突状部17を、環状形状ではなく、外周面15a上に1箇所もしくは複数個所設けられる部分的な突起形状として構成しても十分である。
なお上記の効果は、特に、エレメント2を、突状部17を径方向に食い込ませることが可能な程度に弾力性を有する多孔質樹脂材料を用いて構成することにより、一層顕著に奏される。すなわち、突状部17がエレメント2に食い込むことによって、エレメント2が第1の小径部15から抜ける方向の移動を抑制して、第1の取付部13によるエレメント2の引き出し作用を高めることができるからである。 またさらに、その作用効果をより一層高めるために、突状部17を軸方向の断面がクサビ形、より具体的には、クサビ形の先端形状を、エレメント2が第1の小径部15から抜ける方向の移動を抑制する向きとなるように形成することが好適である(図3参照)。
なお上記の説明は、第1の取付部13によってエレメント2を引き出す場合の例であり、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)には、突状部17を、第1の取付部13に代えて第2の取付部23に設ければよい。
続いて、第二の実施の形態に係るフィルタ機構として、真空発生器の負圧管路に設けられるフィルタ機構を例にとり説明する。当該フィルタ機構の主たる目的は、配管内を流れる流体の清浄化を行うことにある。
図4(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、真空発生器40において真空(負圧)を発生させる真空発生部41と真空ポート42との間の負圧管路途中に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Vは真空(負圧)吸引される気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される高圧気体および吸引された気体の合流の流れ方向を示す。
真空(負圧)発生作用の概要として、高圧気体を、供給ポート43から真空発生部41に供給し、ノズル44を通過させて、排気ポート45から排出させることによって、真空ポート42内に負圧を発生させるものである。
このように、真空(負圧)吸引される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の清浄化作用が生じる。
ここで、図4(b)は、第1の取付部13によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第1の取付部13側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第1の取付部13に設けた構成における、当該突状部17近傍部Bの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の一方の端部2aが、第1の取付部13に外嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の一方の端部2aの内周に一周に渡り圧接するように設けられる。
一方、図4(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Cの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
続いて、第三の実施の形態に係るフィルタ機構として、急速排気弁の排気部に設けられるフィルタ機構を例にとり説明する。当該フィルタ機構の主たる目的は、配管内を流れる流体の消音化、すなわち流体の発する騒音の低減を行うことにある。
図5(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、急速排気弁50において排気部51に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される気体の流れ方向を示す。
急速排気作用の概要として、高圧気体が供給ポート52から供給されている間は、弁体53が排気部51へ連通する排気管路55を閉じるため、当該高圧気体は出力ポート56に排出される。一方、出力ポート56側から排気部51へ排気を行う際には、当該排気が排気管路55を開口させる方向に弁体53を押圧し、供給される高圧気体を遮断すると共に、排気を排気部51へ送出させるものである。なお、符号54が排気孔である。
このように、排気される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の消音化作用が生じる。
ここで、図5(b)は、第1の取付部13によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第1の取付部13側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第1の取付部13に設けた構成における、当該突状部17近傍部Dの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の一方の端部2aが、第1の取付部13に外嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の一方の端部2aの内周に一周に渡り圧接するように設けられる。
一方、図5(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Fの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
続いて、第四の実施の形態に係るフィルタ機構として、真空発生器の排気部に設けられるフィルタ機構を例にとり説明する。当該フィルタ機構の主たる目的は、配管内を流れる流体の消音化、すなわち流体の発する騒音の低減を行うことにある。
図6(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、真空発生器60において排気部65に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Vは真空(負圧)吸引される気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される高圧気体および吸引された気体の合流の流れ方向を示す。
真空(負圧)発生作用の概要として、高圧気体を、供給ポート63から真空発生部61に供給し、ノズル64を通過させて、排気部65から排出させることによって、真空ポート62内に負圧を発生させるものである。なお、符号66が排気孔である。
このように、排気される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の消音化作用が生じる。
ここで、図6(b)は、第1の取付部13によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第1の取付部13側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第1の取付部13に設けた構成における、当該突状部17近傍部Gの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の一方の端部2aが、第1の取付部13に外嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の一方の端部2aの内周に一周に渡り圧接するように設けられる。
一方、図6(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Hの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
上記の構成を備える第二〜第四の実施の形態のいずれにおいても、前記第一の実施の形態と同様の効果、すなわち、突状部17が設けられる取付部(第1の取付部13もしくは第2の取付部23のいずれか所望の一方)によって、確実にエレメント2を引き出す(あるいはエレメント2を残す)効果を生じさせることが可能となる。
以上の説明のように、本考案に係るフィルタ機構によれば、エレメントに筒状の多孔質材料を用いる構成において、エレメントを取り出す際に、エレメントが取り付けられる第1の取付部もしくは第2の取付部のいずれか所望の一方の取付部によって確実にエレメントを取り出すこと、もしくは当該一方の取付部に確実にエレメントを残すことが可能となることによって、エレメント交換作業の容易化を図ることが可能となる。
本考案の第一の実施の形態に係るフィルタ機構の例を示す概略図である。 図1のフィルタ機構の第1の取付部の構成を示す概略図である。 図1のフィルタ機構の突状部近傍の拡大図である。 本考案の第二の実施の形態に係るフィルタ機構の例を示す概略図である。 本考案の第三の実施の形態に係るフィルタ機構の例を示す概略図である。 本考案の第四の実施の形態に係るフィルタ機構の例を示す概略図である。 従来の実施の形態に係るフィルタ機構における課題を説明するための説明図である。
符号の説明
1 フィルタ機構
2 エレメント
3 本体
4 主管路
5 空間部
12 第1の管継手
13 第1の取付部
14 第1の大径部
15 第1の小径部
16 底面
17 突状部
18 流入孔
22 第2の管継手
23 第2の取付部
24 第2の大径部
25 第2の小径部
28 流出孔
40、60 真空発生器
50 急速排気弁

Claims (5)

  1. 多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、
    前記エレメントの一方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第1の取付部と、他方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第2の取付部とが設けられ、
    前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられること
    を特徴とするフィルタ機構。
  2. 多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、
    内部に主管路を有する本体と、
    該主管路の第1の端部に隙間無く取り付けられる第1の取付部と、
    該主管路の第2の端部に隙間無く取り付けられる第2の取付部と、
    該主管路の内壁との間に所定の空間部が形成されるように、前記第1の取付部と前記第2の取付部とで両端部が着脱自在に固定される円筒状のエレメントと、を備え、
    前記第1の取付部は、前記流体の流入管に連通し、該流入管から流入する前記流体を前記空間部へ導出する流入孔が設けられ、
    前記第2の取付部は、前記流体の流出管に連通し、前記エレメントを通過した前記流体を該流出管へ導出する流出孔が設けられ、
    前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられること
    を特徴とするフィルタ機構。
  3. 前記突状部は、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に一周に渡り圧接する環状形状であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタ機構。
  4. 前記突状部は、軸方向の断面がクサビ形状であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のフィルタ機構。
  5. 前記エレメントは、前記突状部を径方向に食い込ませることが可能な程度に弾力性を有する多孔質樹脂材料からなること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のフィルタ機構。
JP2008001105U 2008-02-28 2008-02-28 フィルタ機構 Expired - Lifetime JP3141595U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001105U JP3141595U (ja) 2008-02-28 2008-02-28 フィルタ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008001105U JP3141595U (ja) 2008-02-28 2008-02-28 フィルタ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3141595U true JP3141595U (ja) 2008-05-08

Family

ID=43291647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008001105U Expired - Lifetime JP3141595U (ja) 2008-02-28 2008-02-28 フィルタ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3141595U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127784A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Japan Atomic Energy Agency 配管洗浄方法及び配管洗浄治具
CN114483544A (zh) * 2022-01-11 2022-05-13 深圳市氢蓝时代动力科技有限公司 过滤装置以及空压机组件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127784A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Japan Atomic Energy Agency 配管洗浄方法及び配管洗浄治具
CN114483544A (zh) * 2022-01-11 2022-05-13 深圳市氢蓝时代动力科技有限公司 过滤装置以及空压机组件
CN114483544B (zh) * 2022-01-11 2024-03-12 深圳市氢蓝时代动力科技有限公司 过滤装置以及空压机组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008082202A5 (ja)
JP2007297985A (ja) 排気装置およびその排気装置を備えた車両
JP3141595U (ja) フィルタ機構
JP2008255917A (ja) サクションフィルタ、燃料ポンプ装置及び燃料供給装置
JP2008008435A (ja) 管継手
ATE513121T1 (de) Abgasreinigungsvorrichtung für einen motor
WO2006033354A1 (ja) 樹脂管の接続構造
JP3141519U (ja) フィルタ機構
JP2010084794A (ja) 自閉機能式拡管装置
JP5394192B2 (ja) ホース継手構造
JPWO2008139932A1 (ja) 配管と被接続体との接続構造
CN204175408U (zh) 便于拆装清洗的汽车排气管
JP2006077837A (ja) ホース接続用のコネクタ
PL1719940T3 (pl) Przewód elastyczny, zwłaszcza dla obiegu klimatyzacyjnego, wyposażony w układ szczelnego łączenia między sztywnym elementem rurowym i giętkim elementem rurowym przewodu elastycznego
JP2007032776A (ja) フレキシブルメタルホースの継手部の消音構造及びそのフレキシブルメタルホース
JP5639847B2 (ja) アーク溶接用ガス流量制御器
JP2008057388A (ja) 気化燃料流通部材
JP2010246631A (ja) 電気掃除機用吸込み具及びそれを用いた電気掃除機
CN205225525U (zh) 一种集成泄气回路的空气滤清器消声器
JP3660749B2 (ja) 内視鏡の配管接続部
JP2005220897A (ja) 消音器と消音器の製造方法
JP2008082465A (ja) 緊急遮断弁付き管継手
JP5014108B2 (ja) 管継ぎ手に備えられる弁の検査具
JP2009202053A (ja) 気液二相流発生方法及びその装置
JP2007177711A (ja) 燃料噴射システム及び該燃料噴射システムに適用される燃料噴射弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term