JP3141595U - フィルタ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本考案に係るフィルタ機構は、多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、前記エレメントの一方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第1の取付部と、他方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第2の取付部とが設けられ、前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられる。
【選択図】図1
Description
特に、清浄化を目的とするフィルタ機構にあっては、流体中の異物をエレメントで除去するため、目詰まりが生じる前のエレメント交換作業の頻度が高い。
このようなフィルタ機構において、エレメント交換作業の容易化が課題とされていた。
より具体的には、エレメント交換作業において、本来、図7(b)に示すように、エレメント102の一端を固定する取付部113を引き抜くことにより、エレメント102が取り出されるのが所定であるところ、図7(c)に示すように、エレメント102の他端を固定する取付部123側にエレメント102が接続された状態で本体(ケース)103内に残ってしまうことにより、エレメント102が取り出せないという課題である。これは、エレメント102が交換を前提とされるものであって、取付部113に対して(取付部123に対しても同様)、完全固定ではなく着脱可能に取り付けられる構造であることに起因するものであった。
このように、エレメント102が本体103内に残ってしまうと、工具を用いて取り出さなければならず、場合によっては、本体103を配管から切り離して作業をしなければならない等の対応が必要となるため、交換作業を困難なものとしていた。
図1に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、本体3の内部に流体を通過させる主管路4を備える。本実施の形態においては、本体3は、透明な樹脂材料からなる概ね円管状の形状である。図中、流体の流路を太線矢印で表す。なお、本体3、主管路4の形状は、上記円管状には限定されない。
ここで、第1の小径部15は、その外径R1が、エレメント2の一方の端部2aの筒内に圧入させることが可能な程度にエレメント2の内径R5よりも大径に構成されると共に、外周面15aに径方向に突起する環状の突状部17が設けられる。図1、図3に示すように、エレメント2の一方の端部2aが、軸方向において突状部17が覆われる位置まで外嵌される。上記のごとく圧入により外嵌されているため、エレメント2は第1の小径部15に対し着脱自在であって、且つ隙間無く密着した状態が確保される。
本実施の形態においては、第2の取付部23は、第2の大径部24と第2の小径部25とを備える多段円筒状に形成され、内筒部が流出孔28となる。なお、有底円筒状に形成し、底面、側面等に別途流出孔を設ける構成としてもよい。
ここで、第2の小径部25は、その外径R2が、エレメント2の他方の端部2bの筒内に圧入させることが可能な程度にエレメント2の内径R5よりも大径で、且つ第1の小径部15の突状部17の外径よりも小径に構成される。
また、図1に示すように、エレメント2の他方の端部2bが、軸方向における所定の位置まで外嵌される。上記のごとく圧入により外嵌されているため、エレメント2は第2の小径部25に対し着脱自在であって、且つ隙間無く密着した状態が確保される。これにより、エレメント2の筒外から筒内へと通過する流体を流出管(不図示)まで導く流路が形成される。
なお、本実施の形態においては、突状部17を、外周面15a上に一周に渡り設けられる環状形状とした。当該環状形状とすることにより、エレメント2との間に隙間が生じ難くなり、所定の流路を経由せずに当該隙間を流体が通過してエレメント2の作用効果が発揮されなくなることを確実に防止できる点で好適である。
ただし、上記エレメント2の引き出し作用を生じさせる観点からは、突状部17を、環状形状ではなく、外周面15a上に1箇所もしくは複数個所設けられる部分的な突起形状として構成しても十分である。
図4(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、真空発生器40において真空(負圧)を発生させる真空発生部41と真空ポート42との間の負圧管路途中に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Vは真空(負圧)吸引される気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される高圧気体および吸引された気体の合流の流れ方向を示す。
真空(負圧)発生作用の概要として、高圧気体を、供給ポート43から真空発生部41に供給し、ノズル44を通過させて、排気ポート45から排出させることによって、真空ポート42内に負圧を発生させるものである。
このように、真空(負圧)吸引される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の清浄化作用が生じる。
一方、図4(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Cの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
図5(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、急速排気弁50において排気部51に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される気体の流れ方向を示す。
急速排気作用の概要として、高圧気体が供給ポート52から供給されている間は、弁体53が排気部51へ連通する排気管路55を閉じるため、当該高圧気体は出力ポート56に排出される。一方、出力ポート56側から排気部51へ排気を行う際には、当該排気が排気管路55を開口させる方向に弁体53を押圧し、供給される高圧気体を遮断すると共に、排気を排気部51へ送出させるものである。なお、符号54が排気孔である。
このように、排気される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の消音化作用が生じる。
一方、図5(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Fの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
図6(a)に示すように、本実施の形態に係るフィルタ機構1は、真空発生器60において排気部65に設けられる。なお、図中、矢印Pは供給される高圧気体の流れ方向を示し、矢印Vは真空(負圧)吸引される気体の流れ方向を示し、矢印Eは排気される高圧気体および吸引された気体の合流の流れ方向を示す。
真空(負圧)発生作用の概要として、高圧気体を、供給ポート63から真空発生部61に供給し、ノズル64を通過させて、排気部65から排出させることによって、真空ポート62内に負圧を発生させるものである。なお、符号66が排気孔である。
このように、排気される気体を、フィルタ機構1のエレメント2に通過させる流路が形成されることによって、当該気体の消音化作用が生じる。
一方、図6(c)は、第2の取付部23によってエレメント2を引き出す場合(あるいは第2の取付部23側にエレメント2を残す場合)の例として、突状部17を、第2の取付部23に設けた構成における、当該突状部17近傍部Hの拡大図である。本実施の形態では、エレメント2の他方の端部2bが、第2の取付部23に内嵌されて取り付けられる構造であるため、環状の突状部17は、当該エレメント2の他方の端部2bの外周に一周に渡り圧接するように設けられる。
2 エレメント
3 本体
4 主管路
5 空間部
12 第1の管継手
13 第1の取付部
14 第1の大径部
15 第1の小径部
16 底面
17 突状部
18 流入孔
22 第2の管継手
23 第2の取付部
24 第2の大径部
25 第2の小径部
28 流出孔
40、60 真空発生器
50 急速排気弁
Claims (5)
- 多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、
前記エレメントの一方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第1の取付部と、他方の端部が着脱自在に外嵌もしくは内嵌されて取り付けられる第2の取付部とが設けられ、
前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられること
を特徴とするフィルタ機構。 - 多孔質材料を用いて筒状に形成されるエレメントに流体を通過させて、該流体の清浄化もしくは消音化の少なくとも一方を行うフィルタ機構であって、
内部に主管路を有する本体と、
該主管路の第1の端部に隙間無く取り付けられる第1の取付部と、
該主管路の第2の端部に隙間無く取り付けられる第2の取付部と、
該主管路の内壁との間に所定の空間部が形成されるように、前記第1の取付部と前記第2の取付部とで両端部が着脱自在に固定される円筒状のエレメントと、を備え、
前記第1の取付部は、前記流体の流入管に連通し、該流入管から流入する前記流体を前記空間部へ導出する流入孔が設けられ、
前記第2の取付部は、前記流体の流出管に連通し、前記エレメントを通過した前記流体を該流出管へ導出する流出孔が設けられ、
前記第1の取付部もしくは前記第2の取付部のいずれか所望の一方に、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に圧接する突状部が設けられること
を特徴とするフィルタ機構。 - 前記突状部は、対応する前記エレメントの端部の内周もしくは外周に一周に渡り圧接する環状形状であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルタ機構。 - 前記突状部は、軸方向の断面がクサビ形状であること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のフィルタ機構。 - 前記エレメントは、前記突状部を径方向に食い込ませることが可能な程度に弾力性を有する多孔質樹脂材料からなること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のフィルタ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008001105U JP3141595U (ja) | 2008-02-28 | 2008-02-28 | フィルタ機構 |
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Publications (1)
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JP3141595U true JP3141595U (ja) | 2008-05-08 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012127784A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Japan Atomic Energy Agency | 配管洗浄方法及び配管洗浄治具 |
CN114483544A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-05-13 | 深圳市氢蓝时代动力科技有限公司 | 过滤装置以及空压机组件 |
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