JP3028372U - 荷物の下げ具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡スチロール箱に簡単に取り付けられる下
げ具を得る。 【解決手段】 プラスチックで矩形の枠体１０を成形す
る。枠体１０の４隅に鋲１３を上向きに一体形成する。
発泡スチロール箱１５に突き刺さるよう、鋲１３の先端
はややとがらせてある。枠体１０の両側に下げ紐１６を
それぞれ取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、コンテナを持ち運び易くする下げ具に関し、特に発泡スチロール 箱に好適なものである。

【０００２】

【従来の技術】

鮮魚などの食品を保冷剤と共に発泡スチロール箱に詰めて消費者が土産物とし て持ち帰ることが最近多くなっている。持ちやすくするため、通常、箱には紐を 掛けるが、紐掛けが面倒で多くの手間がかかっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、箱状の荷物に簡単に取り付けられる下げ具を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の下げ具は、発泡スチロール箱のような軟質容器を載せる枠体に、鋲 を上向きに植設する。枠体には下げ紐を取り付ける。

【０００５】

【作用】

枠体の上に軟質容器を載せると、鋲が容器の底に突き刺さって枠体と荷物が一 体化し、下げ紐を持って容器をたやすく持ち運ぶことができる。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図１に示すように、プラスチ ックで矩形の枠体１０を成形する。枠体１０の周囲にはフランジ１１を、枠体の 中には十字状にリブ１２をそれぞれ設けて補強する。枠体１０の４隅に鋲１３を 上向きに一体形成する。発泡スチロール箱１５に突き刺さるよう、鋲１３の先端 はややとがらせてある（図３）。

【０００７】 枠体１０の両側に下げ紐１６をそれぞれ取り付ける。紐の取り付けは、フラン ジ１１にあけた孔１７に下げ紐１６を通し、結び目を作って孔１７から抜けない ようにする。

【０００８】 使用するときは、枠体１０の上に発泡スチロール箱１５を載せ、押し付ける。 すると、鋲１３が発泡スチロール箱１５の底面に突き刺さり、ずれなくなる（図 ３）。こうして、図２に示すように、左右の下げ紐１６をまとめて把持し荷物を 持ち歩く。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案の下げ具は、鋲を植設した枠体に下げ紐を取り 付けたものであり、発泡スチロール箱のような軟質容器を載せると、鋲が突き刺 さって容器と枠体がずれないようになり、下げ紐を握って荷物をたやすく持ち運 ぶことができる。しかも、容器自体には何等の加工も加える必要がないので、既 製の容器に使うことができる。また、容器の大きさは問題ではなく、大小様々な サイズのものに利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 下げ具の斜視図である。

【図２】 下げ具の使用状態説明図である。

【図３】 使用状態の下げ具の要部断面図である。

【符号の説明】

１０ 枠体 １３ 鋲 １５ 軟質容器（発泡スチロール箱） １６ 下げ紐

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質容器（１５）を載せる枠体（１０）
   と、該枠体に植設され、該軟質容器の底面に突き刺さる
   鋲（１３）と、該枠体に取り付けられた下げ紐（１６）
   からなる荷物の下げ具。