JP3025860U - 野良猫回避板

Info

(57)【要約】【目的】野良猫の視覚に作用し、逃散、回避させる。【構成】猫の像形に造形した模図板１の猫目位置に硝
子玉２を装着し、模図板の立像位置に懸吊係合具３を介
して懸吊させる。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、野良猫を逃散する野良猫回避板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

薬物や灯油を撒いたり、タバコを散乱させる対策が講じられている。ところがこのような回避策では、薬物やタバコの発生臭は短期間で脱臭しまた灯油も蒸発してその効果は期待できるものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような従来の野良猫の回避における欠点を解決することを目的としたものでその要旨は、猫の像形に造形した模図板の猫目位置に硝子玉を装着し、あるいはさらに模図板の立像位置に懸吊係合具を設けた野良猫回避板である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

野良猫回避板とその取付構造を提供するものである。

【０００５】

【作用】

猫の像形を造形した模図板が、野良猫に対し存在感を与え視覚に作用する。

【０００６】また、猫目位置に装着した硝子玉を透過した光が生物の疑似感を与える。

【０００７】さらに、模図板の立像位置に懸吊係合具を設け、風により模図板を回転または揺動する作用を容易にし、野良猫を逃散、回避させる効果がある。

【０００８】

【実施例】

１は、猫の像形を造形した模図板である。猫の像形は特には限定しないが、猫が歩く形、獲物を狙う形、逃げる形、休んでいる形などが好ましい。

【０００９】また、模様と色については、黒、茶、縞摸様、斑点模様を任意につけてもよい。

【００１０】模造図とは、樹脂板、鋼鉄製平板、アルミ板さらに、各種の金属板に錫、亜鉛などの防蝕性金属をめっきした表面処理板、あるいは、紙など任意な材料が使用される。

【００１１】その厚みは特に限定しないが、風に当たって揺れるような薄ものが好ましい。

【００１２】２は、猫目位置に挿入される硝子玉で、透明もしくは青色、赤色、黄色、金色、銀色などの半透明のビー玉が使用される。

【００１３】３は、模図板を回転または揺動するように懸吊する係合具で、スナップ付タル型サルカン、松葉サルカン、紐やナイロン糸、ワイヤーなどで、逃散、回避させる近辺の木や柵や電柱などに懸吊させる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上述のとうり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１５】請求項１の野良猫回避板においては、猫の像形に造形した模図が野良猫の視覚に作用し、描目位置に装着した硝子玉を透過した光が、本物の猫の存在感と疑似感を与え、野良猫を逃散、回避させる。

【００１６】請求項２の野良猫回避板においては、立像位置に設けた懸吊係合具が、模図板を回転または揺動する作用を容易にし、野良猫の視覚に作用して本物の猫の存在感と疑似感を与え、野良猫を逃散、回避させる。

【図面の簡単な説明】

【図１】野良猫回避板の実施例を示す側面図である。

【図２】野良猫回避板の実施例を示す斜視面図である。

【符号の説明】

１猫の像形に造形した模図板２硝子玉３懸吊係合具

【実用新案登録請求の範囲】