JP3019906U - ホース接続装置 - Google Patents
ホース接続装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 径の異なる多種のホースを基本構成部品が同
一の装置により接続できホース接続装置を提供する。 【構成】 挿入パイプ26の基端側に第1ネジ部29を
設け、ホース35に同心状に位置して外装される締付環
27の先端側に第1ネジ部29と着脱可能な第2ネジ部
34を設け、締付環27の基端側にホース35外径より
も大きい内径の締付部36を設け、ホース35の内周面
に沿ってホース35と挿入パイプ26との間に介在する
筒部38を備えた装着筒28を挿入した。
一の装置により接続できホース接続装置を提供する。 【構成】 挿入パイプ26の基端側に第1ネジ部29を
設け、ホース35に同心状に位置して外装される締付環
27の先端側に第1ネジ部29と着脱可能な第2ネジ部
34を設け、締付環27の基端側にホース35外径より
も大きい内径の締付部36を設け、ホース35の内周面
に沿ってホース35と挿入パイプ26との間に介在する
筒部38を備えた装着筒28を挿入した。
Description
【0001】
本考案は、圧縮流体や圧縮気体等を圧送する場合に利用されるホースの接続構 造であり、例えば散水用のホース等を接続するものに係る。特に異なる直径のホ ースを使用しても確実に接続できるホース接続装置に関する。
【0002】
従来のホース用継手には、実公平2−31675号公報、実公平3−1463 2号公報などに記載されるものがある。以下、実公平2−31675号公報に記 載されたホース用継手の構造について図8〜図12を参照して説明する。図8お よび図9はホース継手に径の大きさが異なる2本の樹脂製ホースを交換自在に接 続した状態を示し、図中1は継手本体、2はスリーブ、3はホースナット、4, 5は径の大きさが異なる大径なホースと小径なホースであって、継手本体1は断 面円管状をなしたニップル部6と、そのニップル部6の基部側外周に刻設された ホースナット3が螺合される雄ネジ部7、及びホース接続機器に継手本体1を接 続するための接続ネジ杆部8とを備えており、前記ニップル部6における前半部 外周面に小径ホース取付用嵌合部9を設けると共に、後半部外周面には竹の子状 の大径ホース取付用筒部10を設ける。
【0003】 小径ホース取付嵌合部9は、前記ニップル部6の前半部分外周に環状凹部11 を形成し、該環状凹部11に幅広筒状のパッキン12を嵌合挿着することにより 構成されたものであり、そのパッキン12部分にホース5を嵌合することによっ て、小径なホース5をニップル部6の小径ホース取付用嵌合部9に嵌合挿着させ ることができるものである。大径ホース取付用筒部10は、ニップル部6の後半 部分外周面に数個の竹の子部13を環状に突出形成すると共に、その数個の竹の 子状部13を後端に向かって漸次大径ならしめたものであり、この竹の子状部1 3外周にホース4を嵌合することによって、上記ホース5より大径なホース4を ニップル部6の大径ホース取付用筒部10に嵌合挿着させることができるもので ある。
【0004】 スリーブ2は、合成樹脂材等の所望材料を用いてその内径を両ホース4,5の 外径より稍々大径とした円筒状に形成し、前記パッキン6の小径ホース取付用嵌 合部9と大径ホース取付用筒部10と夫々対応する内周面部分には押圧部14, 15を突出形成し、且つ周壁には長さ方向全長に渉って一ヵ所だけ切割16を施 して断面略C形とすると共に、他の周壁には基部側を残して所定間隔をおいて切 割16aが形成されて径方向に圧縮変形可能とされている。
【0005】 押圧部14,15は、スリーブ2の前端部及び後端部における内周面全周に渉 って突出形成し、ホースナット3の回転操作によりニップル部6に嵌着される小 径なホース5をニップル部6の小径ホース取付用嵌合部9に、或いは大径なホー ス4をニップル部6の大径ホース取付用筒部10に夫々隙間のない状態で密着さ せるものである。また、スリーブ2の内周面後端には、大径なホース4の端部が 当接する環状リブ19を突出形成し、これによって大径なホース4を大径ホース 取付用筒部10に嵌合した時の嵌合量を規制すると共に、該スリーブ2を継手本 体1のニップル部6外側に定着保持するのに供する。更に、スリーブ2後端部の 押圧部15と相対する部分のスリーブ2外周面に大径ホース押圧用突部20を突 設する。そして、前端部の押圧部14を突設した部位のスリーブ2外周面にホー スナット3内周面のテーパー面17を密着させて嵌合し、該ホースナット3を上 記継手本体1に螺合させる。
【0006】 ホースナット3は、その内周面の前半部を先端部に向うに従って漸次小径とな る先細状のテーパー面17に形成すると共に、継手本体1の雄ネジ部7と対向す る内周面には雌ネジ部18を形成し、そのテーパー面17にスリーブ2の前端部 を密着させて嵌合し、このホースナット3の雌ネジ部18を継手本体1の雄ネジ 部7に螺合させて、このホースナット3を回転することにより、上記スリーブ2 を径方向に収縮させるものである。
【0007】 次に、本実施例のホース継手の使用方法を説明する。図8で示すように大径な ホース継手に取付る場合は、先ずホースナット3を大径なホース4に挿嵌してか ら、ニップル部6に挿着したスリーブ2の後端部内周面に突設される押圧部15 と、ニップル部6の大径ホース取付用筒部10との間にホース4を嵌合挿着し、 そして、ホースナット3の雌ネジ部18を継手本体1の雄ネジ部7に締め付ける ことによりスリーブ2を径方向に締め付けることによってスリーブ2の押え部1 5でホース4を押え付けて握持する。
【0008】 又、図9で示すように、小径なホース5をホース継手に取付ける場合は、先ず ホースナット3を小径なホース5に挿嵌してから、ニップル部6に挿着したスリ ーブ2の前端部内周面に突設される押圧部14と、ニップル部2の小径ホース取 付用嵌合部9との間にホース5を嵌合装着し、ホースナット3を継手本体1に締 付けることによってスリーブ2の径方向に収縮変形させ、そのスリーブ2の押え 部14でホース5を押え付けて握持する。
【0009】 このように構成されたことにより、小径なホースをニップル部の小径ホース取 付用嵌合部、或いは、大径なホースをニップル部の大径ホース取付用筒部に夫々 嵌合装着することにより、径の大きさが異なるホースを1個のホース継手に接続 することができる。つまり、径の異なる多種のホースに対して多種のホース継手 を必要とせず、極めて経済的にコスト安価となるばかりか、使用勝手も向上する ホース継手を提供することができる。
【0010】
本考案は、構造を全く異にして、前述の従来構造と同様の効果をもたらす、ホ ース接続装置を提供することを目的とするものであり、径の異なる多種のホース を基本構成部品が同一の装置により接続できホース接続装置を提供することを目 的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、先端側にホースを緩やかに外嵌される挿入パイプの基端側 に第1結合手段を設け、ホースに同心状に位置して外装される輪状の締付環の先 端側に第1結合手段と着脱可能な第2結合手段を設け、締付環の基端側にホース の外径と同一か又はホースの外径よりも大きい内径の締付部を設け、ホースの内 周面に沿って挿入されホースと挿入パイプとの間に介在する筒部を備えた装着筒 を設けたホース接続装置にある。
【0012】 請求項2の考案は、先端側にホースを緩やかに外嵌される挿入パイプの基端側 に第1ネジ部を設け、ホースに同心状に位置して外装される輪状の締付環の先端 側に第1ネジ部と着脱可能な第2ネジ部を設け、締付環の基端側にホースの外径 と同一か又はホースの外径よりも大きい内径の締付部を設け、ホースの内周面に 沿って挿入されホースと挿入パイプとの間に介在する筒部を備えた装着筒を設け たホース接続装置にある。
【0013】 請求項3の考案は、前記2つの内いずれかのホース接続装置において、挿着筒 の先端側の外径をホースの内径よりも小さく形成し、基端側の外径をホースの内 径と同一か又はホースの内径よりも大きな外径に形成し、基端部には外側に延長 されホースの端面に係合する係合外縁を設けたホース接続装置にある。
【0014】 請求項4の考案は、先端側にホースが外嵌する挿入パイプの基端側に第1結合 手段を設け、ホースに同心状に外装される輪状の締付環の先端側に第1結合手段 に着脱可能な第2結合手段を設け、基端側にホースの外径よりも大きい内径の締 付部を設け、ホースの先端部外周面に沿って外装筒を外装し、外装筒にはホース と締付環の締付部との間に介在する筒部を設けたホース接続装置にある。
【0015】 請求項5の考案は、先端側にホースが外嵌する挿入パイプの基端側に第1ネジ 部を設け、ホースに同心状に外装される輪状の締付環の先端側に第1ネジ部に着 脱可能な第2ネジ部を設け、基端側にホースの外径よりも大きい内径の締付部を 設け、ホースの先端部外周面に沿って外装筒を外装し、外装筒にはホースと締付 環の締付部との間に介在する筒部を設けたホース接続装置にある。
【0016】 請求項6の考案は、前記2つの内いずれかのホース接続装置において、外装筒 の先端側の外径を締付環の締付部の内径よりも小さく形成し、基端側の外径を締 付部の内径と同一か又は締付部の内径よりも大きな外径に形成し、基端部には内 側に延長されホースの端面に係合する係合内縁を設けたホース接続装置にある。
【0017】 請求項7の考案は、先端側に小径ホースが外嵌されるのに適する外径に設定さ れた挿入パイプの基端側に第1結合手段を設け、挿入パイプに装着された大径ホ ース又は小径ホースの選択されたいずれか1つに同心状に外装される輪状の締付 環を設け、締付環の先端側に第1結合手段と着脱可能な第2結合手段を設け、基 端側に大径ホースの外径と同一か又は大径ホースの外径よりも大きい内径の締付 部を設け、大径ホースの先端部に挿入され挿入パイプに接続する挿着筒を設け、 小径ホースの先端部に外装され挿入パイプに接続する外装筒を設け、大径ホース を接続する場合には挿着筒を、小径ホースを接続する場合には外装筒をそれぞれ 選択的に介在させるホース接続装置にある。
【0018】
請求項1の考案によれば、挿入パイプとホースとの間に隙間が生じる場合に挿 着筒がスペーサを構成するので、密に接合する接続ができる。
【0019】 請求項2の考案によれば、第1ネジ部と第2ネジ部を締め付けることにより、 高い密閉性を確保できる。
【0020】 請求項3の考案によれば、挿着筒の先端側をホースの内径よりも小さくするこ とによりホースへの挿着が容易になる。また、基端部に係合外縁を設けたことに より、ホース端面に係合し、締付時のズレ動きを防止する。
【0021】 請求項4の考案によれば、ホースと締付環との間に隙間が生じる場合に外装筒 がスペーサを構成するので、密に接合する接続ができる。
【0022】 請求項5の考案によれば、第1ネジ部と第2ネジ部を締め付けることにより、 高い密閉性を確保できる。
【0023】 請求項6の考案によれば、外装筒の先端側を締付環の締付部の内径よりも小さ く形成したので締付環の挿着が容易になる。また、基端部に係合内縁を設けたこ とによりホースの端面に係合し、締付時のズレ動きを防止する。
【0024】 請求項7の考案によれば、大径ホースを接続する場合には挿着筒を利用し、小 径ホースを接続する場合には外装筒を利用することで、大径ホース又は小径ホー スを選択的に接続することができ、接続状態での接合を密にすることができる。
【0025】
本考案に包含されるホース接続装置25について、図1〜図4を参照して説明 する。本実施例におけるホース接続装置25は、挿入パイプ26と、締付環27 および挿着筒28とを備えている。挿入パイプ26は例えば合成樹脂から形成さ れてなり、基端側に第1結合手段としての第1ネジ部29が設けられている。第 1ネジ部29は雄ネジを形成して外周面に刻設されている。この第1ネジ部29 のさらに基端側には接合フランジ部30が設けられ、この接合フランジ部30の 基端側には、図示しないホースリールや散水ノズル等に連結されるネジ等から成 る連結部31が一体に設けられている。また、挿入パイプ26の第1ネジ部29 の先端側には、直径が拡大された係合部32が形成されている。係合部32は先 端側に向けて細くなるテーパー状のクサビ形状を成し、係合部32の基部で直径 が小さい直管部32aを形成している。係合部32は図4に示す小径ホース33 を手作業で圧入嵌合するのに適する直径および形状に設定されている。係合部3 2の外径寸法は例えば約14mmに形成されている。小径ホース33は例えば、 内径約12mm、厚さ約2mmの寸法で形成されているものである。係合部32 のさらに先端側には壁面にスリット状の貫通孔を複数配設して可橈性をもって形 成された可橈管部32bが設けられている。
【0026】 締付環27は例えば合成樹脂からなり、外周部分に手操作による回転操作を容 易にするための凹凸形状による滑り止めを備えている。締付環27の先端側には 、第1結合手段に着脱可能な第2結合手段としての第2ネジ部34が設けられて いる。第2ネジ部34は締付環27の内周面に刻設され第1ネジ部29に螺合す るように形成されている。筒状に形成された締付環27は基端側には、大径ホー ス35の外径と同一か、又は大径ホースの外径よりも大きい内径の締付部36が 設けられている。大径ホース35は例えば、内径約15mm、厚さ約2mmの寸 法で形成されている。締付部36は、図2中に示されるごとく輪状に形成されて おり、締付環27の内周壁に突状に形成された輪状レール37に対して摺動自在 に嵌合された摺動輪36である。摺動輪36はホース33,35側に接合し、締 付環27の締付または取外し作業時の摩擦の発生を低減するために設けられてい る。
【0027】 挿着筒28は例えば弾性の高い合成樹脂からなり、大径ホース35の先端部の 内周面に沿って挿入される筒部38を備えている。筒部38の先端側の外径は大 径ホース35の約15mmの内径よりも小さく設定され、基端側の外径は大径ホ ース35の約15mmの内径と同一か又は大径ホース35の約15mmの内径よ りも大きく設定されている。つまり、先端側は大径ホース35への挿着作業を容 易にするために直径が小さく設定されており、基端側では大径ホース35の先端 側に強固に圧着するために大径ホース35の内径に一致するかまたは大きめの寸 法設定が成されテーパ形状と成っている。さらに、筒部38の基端部には外側に 延長されて大径ホース35の端面に係合する係合外縁39が一体に設けられてい る。また、挿着筒28の内径は小径ホース33の約12mmの内径と同様の寸法 設定が成されている。なお、装着筒28の各部の寸法は、単品状態かホース接続 装置25に組み込まれた状態のいずれかの状態で前記寸法関係にあるものであれ ばよい。
【0028】 以上のように構成されたホース接続装置25によれば、大径ホース35を挿入 パイプ26に対して確実に接続できる。その状態は図3に示される状態である。 図3において挿着筒28は挿入パイプ26の係合部32を乗り越えて直管部32 aまで達して、係合外縁39が接合フランジ部30に当接された状態になってい る。これに大径ホース35が嵌着されており、先端側内周面が装着筒28の外周 面に圧着している。大径ホース35の先端面は係合外縁39に当接している。こ のように装着された大径ホース35の外側には締付環27が同心状に位置してい る。図3中において締付環27は第1ネジ部29に対して第2ネジ部34が螺合 され締付けられた状態にあり、締付部36は大径ホース35および挿着筒28を ともに係合部32に向けて押圧している。
【0029】 大径ホース35の内径は挿入パイプ26の係合部32の外径よりも大きいが、 挿着筒28を使用することにより、密閉性の高い接続が可能となる。
【0030】 以下、本考案に包含されるホース接続装置25に小径ホース33を接続する構 造について、図4〜図6を参照して説明する。本実施例におけるホース接続装置 25は、挿入パイプ26と、締付環27および外装筒40とを備えている。挿入 パイプ26は例えば合成樹脂から形成されてなり、基端側に第1結合手段として の第1ネジ部29が設けられている。第1ネジ部29は雄ネジを形成して外周面 に刻設されている。この第1ネジ部29のさらに基端側には接合フランジ部30 が設けられ、この接合フランジ部30の基端側には、図示しないホースリールや 散水ノズル等に連結されるネジ等から成る連結部31が一体に設けられている。 また、挿入パイプ26の第1ネジ部29の先端側には、直径が拡大された係合部 32が形成されている。係合部32は先端側に向けて細くなるテーパー状のクサ ビ形状を成し、係合部32の基部で直径が小さい直管部32aを形成している。 係合部32は図4に示す小径ホース33が嵌合するのに適する直径および形状に 設定されている。小径ホース33は例えば、内径約12mm、厚さ約2mmの寸 法で形成されているものである。係合部32のさらに先端側には壁面にスリット 状の貫通孔を複数配設して可橈性をもって形成された可橈管部32bが設けられ ている。
【0031】 締付環27は例えば合成樹脂からなり、外周部分に手操作による回転操作を容 易にするための凹凸形状による滑り止めを備えている。締付環27の先端側には 、第1結合手段に着脱可能な第2結合手段としての第2ネジ部34が設けられて いる。第2ネジ部34は締付環27の内周面に刻設され第1ネジ部29に螺合す るように形成されている。筒状に形成された締付環27は基端側には、大径ホー ス35の外径と同一か、又は大径ホースの外径よりも大きい内径の締付部36が 設けられている。大径ホース35は例えば、内径約15mm、厚さ約2mmの寸 法で形成されている。締付部36は、図2中に示されるごとく輪状に形成されて おり、締付環27の内周壁に突状に形成された輪状レール37に対して摺動自在 に嵌合された摺動輪36である。摺動輪36はホース33,35側に接合し、締 付環27の締付または取外し作業時の摩擦の発生を低減するために設けられてい る。
【0032】 外装筒40は例えば弾性の高い合成樹脂からなり、小径ホース33の先端部の 外周面に沿って外装される筒部41を備えている。筒部41の先端側の外径は締 付環27の締付部36の内径よりも小さく設定され、基端側の外径は締付部36 の内径と同一か又は締付部36の内径よりも大きく設定されている。つまり、先 端側は締付部36への挿着作業を容易にするために直径が小さく設定されており 、基端側では締付部36に強固に圧着するために大径ホース35の内径に一致す るかまたは大きめの寸法設定が成されテーパ形状と成っている。さらに、筒部4 1の基端部には内側に延長されて小径ホース33の端面に係合する係合内縁42 が一体に設けられている。また、外装筒40の筒部41の内径は小径ホース33 の外径よりもわずかに大きい寸法設定が成されており、容易に小径ホース33に 装着できるようになっている。なお、外装筒40の各部の寸法は、単品状態かホ ース接続装置25に組み込まれた状態のいずれかの状態で前記寸法関係にあるも のであればよい。
【0033】 以上のように構成されたホース接続装置25によれば、小径ホース33を挿入 パイプ26に対して確実に接続できる。その状態は図6に示される状態である。 図6において小径ホース33は、先端部分に外装筒40が外嵌して挿着されてい る。この小径ホース33は挿入パイプ26の係合部32を乗り越え、直管部32 aまで達している。外装筒40は小径ホース33の外側にあって、係合内縁42 が接合フランジ部30に当接された状態になっている。小径ホース33の先端側 外周面は外装筒40の外周面に圧着しており、小径ホース33の先端面は係合内 縁42に当接している。このように装着された外装筒40の外側には締付環27 が同心状に位置している。図6中において締付環27は第1ネジ部29に対して 第2ネジ部34が螺合され締付けられた状態にあり、締付部36は外装筒40お よび小径ホース33をともに係合部32に向けて押圧している。
【0034】 小径ホース33の外径は締付環27の締付部36の内径よりも小さいが、外装 筒40を使用することにより、密閉性の高い接続が可能となる。
【0035】 以上に説明した大径ホース35と小径ホース33の接続構造において、挿着筒 28および外装筒40を除いた他の部品(挿入パイプ26、締付環27)は同一 部品である。つまり、挿着筒28と外装筒40を入れ替えることにより、外径ホ ース35と小径ホース33をそれぞれ選択的に接続することが可能になる。大径 ホース35を接続する場合には挿着筒28を介在し、小径ホース33を接続する 場合には外装筒40を使用する。このような部品構成とすることにより、ホース 33,35の直径を変更した場合でも、主要の大型部品を変更する必要なく、ホ ースの接続が可能である。これにより、工場組み立て作業の際の部品の間違えを 防止し、作業効率を著しく向上できる。
【0036】 つぎに、図7を参照して、本考案に包含される他の実施例について説明する。 図中に示されるホース接続装置25は、主要部品である挿入パイプ26および締 付環27は前述した実施例と同様の部品である。つまり、挿入パイプ26は小径 ホース33を接続するのに適した寸法設定となっている。また、締付環27は大 径ホース35を接続するのに適した寸法設定となっている。図7は、このように 構成されたホース接続装置25に対して挿着筒28を使用して、大径ホース35 が接続される状態を示している。図中に示される挿着筒28の先端側の外径は大 径ホース35の内径よりも小さく設定されており、基端側の外径は大径ホース3 5と同一かまたは大径ホース35の内径よりも大きく形成され、外壁がテーパ状 に形成されている。また、挿着筒28の先端部分は、斜めにカットされた形状と なっており、大径ホース35内への挿入を極めて容易に行えるように構成されて いる。以上のように構成されたホース接続装置25であっても、装着筒28と外 装筒40とを選択的に使用することにより、大径ホース35と小径ホース33と を同一の主要部品で接続することができるという、前述した実施例と同様の効果 を奏することができる。
【0037】 本考案は前記各実施例にのみ限定されるものではない。例えば、ホース接続装 置はホースリールや散水ノズル等への接続構造として説明しているが、これに限 定されない。例えばレジャー用のシャワー装置や、ペット用のお風呂等、給水や 給湯装置に使用されるホースの接続等に利用することも可能である。また、圧出 空気等の圧力流体を圧送するホースの接続等にも利用可能である。
【0038】
請求項1の考案によれば、挿着筒を利用することにより、ホースと挿入パイプ との間に隙間があっても密着性の高い接続ができる。
【0039】 請求項2の考案によれば、ネジによる結合により、密着性を更に高めることが できる。
【0040】 請求項3の考案によれば、挿着筒をホースに対して挿着する作業が容易になり 、係合外縁により、挿着筒のズレ動きを防止でき、より、確実な接続を可能とし 、作業効率を高めることができる。
【0041】 請求項4の考案によれば、外装筒を利用することにより、ホースと締付環との 間に隙間があっても密着性の高い接続ができる、 請求項5の考案によれば、ネジによる結合により、密着性を更に高めることが できる。
【0042】 請求項6の考案によれば、外装筒を挿着する作業が容易になり、係合内縁によ り、外装筒のズレ動きを防止でき、より確実な接続を可能とし、作業効率を高め ることができる。
【0043】 請求項7の考案によれば、大径ホースには挿着筒を使用し、小径ホースには外 装筒を使用することにより、主要部品を変更することなく、異なる形のホースを 選択的に接続できる。
【図1】挿着筒を使用したホース接続装置の分解斜視図
である。
である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1のホース接続装置の組み立て状態を示す側
断面図である。
断面図である。
【図4】外装筒を使用したホース接続装置の分解斜視図
である。
である。
【図5】図4の側断面図である。
【図6】図4のホース接続装置の組み立て状態を示す側
断面図である。
断面図である。
【図7】他の実施例を示す分解側断面図である。
【図8】従来の大径ホースを接続する構造を示す側断面
図である。
図である。
【図9】従来の小径ホースを接続する構造を示す側断面
図である。
図である。
【図10】図8のA−A断面図である。
【図11】図9のB−B断面図である。
【図12】従来構造の分解斜視図である。
25 ホース接続装置 26 挿入パイプ 27 締付環 28 挿着筒 29 第1ネジ部(第1結合手段) 31 連結部 32 係合部32 33 小径ホース 34 第2ネジ部(第2結合手段) 35 大径ホース 36 締付部 38 筒部 39 係合外縁 40 外装筒 41 筒部 42 係合内縁
Claims (7)
- 【請求項1】基端側に第1結合手段を備え、先端側にホ
ースが緩やかに外嵌される挿入パイプと、先端側に第1
結合手段と着脱可能な第2結合手段を備え、基端側にホ
ースの外径と同一か、又はホースの外径よりも大きい内
径の締付部を備え、ホースに同心状に位置して外装され
る輪状の締付環と、ホースの内周面に沿って挿入され、
第1結合手段と第2結合手段とを結合した状態で、ホー
スと挿入パイプとの間に介在する筒部を備えた挿着筒
と、を備えたことを特徴とするホース接続装置。 - 【請求項2】基端側に第1ネジ部を備え、先端側に外径
を拡大する係合部を備えホースが係合部に緩やかに外嵌
される挿入パイプと、先端側に第1ネジ部と着脱可能な
第2ネジ部を備え、基端側にホースの外径と同一か、又
はホースの外径よりも大きい内径の締付部を備え、ホー
スに同心状に位置して外装される輪状の締付環と、ホー
ス先端部の内周面に沿って挿入されて、第1ネジ部と第
2ネジ部を結合した状態で、ホースと挿入パイプの係合
部との間に介在する筒部を備えた挿着筒と、を具備する
ことを特徴とするホース接続装置。 - 【請求項3】挿着筒の先端側の外径はホースの内径より
も小さく形成され、基端側の外径はホースの内径と同一
か又はホースの内径よりも大きな外径を成して形成さ
れ、基端部には外側に延長されてホースの端面に係合す
る係合外縁が設けられたことを特徴とする請求項1又は
請求項2のいずれか1つのホース接続装置。 - 【請求項4】基端側に第1結合手段を備え、先端側にホ
ースが外嵌される挿入パイプと、先端側に第1結合手段
と着脱可能な第2結合手段を備え、基端側にホースの外
径よりも大きい内径の締付部を備え、ホースに同心状に
位置して外装される輪状の締付環と、ホースの先端部外
周面に沿って外装され、第1結合手段と第2結合手段と
を結合した状態で、ホースと締付環の締付部との間に介
在する筒部を備えた外装筒と、を具備することを特徴と
するホース接続装置。 - 【請求項5】基端側に第1ネジ部を備え、先端側に外径
を拡大する係合部を備え係合部にホースが外嵌される挿
入パイプと、先端側に第1ネジ部と着脱可能な第2ネジ
部を備え、基端側にホースの外径よりも大きい内径の締
付部を備え、ホースに同心状に位置して外装される輪状
の締付環と、ホースの先端部の外周面に沿って外装さ
れ、第1ネジ部と第2ネジ部とを結合した状態で、ホー
スと締付環の締付部との間に介在する筒部を備えた外装
筒と、を具備することを特徴とするホース接続装置。 - 【請求項6】外装筒の先端側の外径は締付環の締付部の
内径よりも小さく形成され、基端側の外径は締付部の内
径と同一か又は締付部の内径よりも大きな外径を成して
形成され、基端部には内側に延長されてホースの端面に
係合する係合内縁が設けられたことを特徴とする請求項
4又は請求項5のいずれか1つのホース接続装置。 - 【請求項7】基端側に第1結合手段を備え、先端側に小
径ホースが外嵌されるのに適する外径に設定された挿入
パイプと、先端側に第1結合手段と着脱可能な第2結合
手段を備え、基端側に大径ホースの外径と同一か又は大
径ホースの外径よりも大きい内径の締付部を備え、挿入
パイプに装着された大径ホース又は小径ホースの選択さ
れたいずれか1つに同心状に位置して外装される輪状の
締付環と、挿入パイプに接続される大径ホース先端部の
内周面に沿って挿入されて、第1結合手段と第2結合手
段を結合した状態で、大径ホースと挿入パイプとの間に
介在する筒部を備えた挿着筒と、挿入パイプに接続され
る小径ホース先端部の外周面に沿って外装され、第1結
合手段と第2結合手段とを結合した状態で、小径ホース
と締付環の締付部との間に介在する筒部を備えた外装筒
と、を備え、大径ホースを接続する場合には挿着筒を、
小径ホースを接続する場合には外装筒をそれぞれ選択的
に介在させることを特徴とするホース接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006412U JP3019906U (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | ホース接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006412U JP3019906U (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | ホース接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019906U true JP3019906U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995006412U Expired - Lifetime JP3019906U (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | ホース接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019906U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3509798B2 (ja) | 2000-10-13 | 2004-03-22 | 日本フレックス株式会社 | コネクタ |
JP2017081190A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ミツバ | 接続装置及びワイパ装置 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP1995006412U patent/JP3019906U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3509798B2 (ja) | 2000-10-13 | 2004-03-22 | 日本フレックス株式会社 | コネクタ |
JP2017081190A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ミツバ | 接続装置及びワイパ装置 |
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