JP3019557B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents
電子スチルカメラInfo
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
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- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 1
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像デバイスとしてC
CDを用いた電子スチルカメラに関する。
CDを用いた電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮像デバイスとしてCCDを用い
た電子スチルカメラでは、リリースボタンが押されたの
をマイクロコンピュータにより検出したとき、CCD読
み出しパルスによって、一旦、CCDの受光部に蓄積さ
れている暗電流を原因とする電荷(以下、必要に応じて
暗電流電荷という)を読み出してからシャッターを開く
ようにしている。
た電子スチルカメラでは、リリースボタンが押されたの
をマイクロコンピュータにより検出したとき、CCD読
み出しパルスによって、一旦、CCDの受光部に蓄積さ
れている暗電流を原因とする電荷(以下、必要に応じて
暗電流電荷という)を読み出してからシャッターを開く
ようにしている。
【0003】すなわち、図5Aに示すように、リリース
ボタンが押されるときまでにCCDの受光部1に蓄積さ
れていた暗電流電荷2を、リリースボタンが押されたの
を検出したときに、図5Bに示すように、CCD読み出
しパルスにより垂直レジスターに読み出している。この
場合、シャッター3が開いていないので、実際には、読
み捨てられている。
ボタンが押されるときまでにCCDの受光部1に蓄積さ
れていた暗電流電荷2を、リリースボタンが押されたの
を検出したときに、図5Bに示すように、CCD読み出
しパルスにより垂直レジスターに読み出している。この
場合、シャッター3が開いていないので、実際には、読
み捨てられている。
【0004】その後、図5Cに示すように、シャッター
3を開いて光4を受光して受光部1に信号電流による電
荷(以下、信号電流電荷という)5を蓄積するようにし
ている。そして、シャッター3が閉じた後に、CCD読
み出しパルスによって、蓄積された信号電流電荷5を読
み出すようにしている。
3を開いて光4を受光して受光部1に信号電流による電
荷(以下、信号電流電荷という)5を蓄積するようにし
ている。そして、シャッター3が閉じた後に、CCD読
み出しパルスによって、蓄積された信号電流電荷5を読
み出すようにしている。
【0005】このように、一旦、暗電流電荷2を読み捨
ててから信号電流電荷5を読み出すようにしているの
は、図5Dに示すように、信号電流電荷5と雑音成分で
ある暗電流電荷2とを併せて蓄積してしまう不都合を回
避するためである。
ててから信号電流電荷5を読み出すようにしているの
は、図5Dに示すように、信号電流電荷5と雑音成分で
ある暗電流電荷2とを併せて蓄積してしまう不都合を回
避するためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術において、CCDの読み出しパルスのパルス間
隔は、1フィールド期間、具体的には、16.7ms
(NTSC)または20ms(PAL)に設定されてい
る。また、リリースボタンを押してから絞りが所定の絞
りまで絞り込まれる時間に約70ms要している。この
ため、リリースボタンを押してからシャッターが開かれ
るまでの時間、いわゆるリリースタイムラグがNTSC
方式の場合には、70〜86.7msの間でばらつき、
PAL方式の場合には、70〜90msの間でばらつい
てしまうという問題があった。
来の技術において、CCDの読み出しパルスのパルス間
隔は、1フィールド期間、具体的には、16.7ms
(NTSC)または20ms(PAL)に設定されてい
る。また、リリースボタンを押してから絞りが所定の絞
りまで絞り込まれる時間に約70ms要している。この
ため、リリースボタンを押してからシャッターが開かれ
るまでの時間、いわゆるリリースタイムラグがNTSC
方式の場合には、70〜86.7msの間でばらつき、
PAL方式の場合には、70〜90msの間でばらつい
てしまうという問題があった。
【0007】通常、写真撮影の専門家等は、上記リリー
スタイムラグを体(感覚)で覚えているので、このリリ
ースタイムラグが上記したようにばらつくと、特に、高
速度撮影時(シャッター開放時間が比較的に短い撮影
時)において、例えば、撮影者に対して相対的に高速に
移動する被写体を画角内にいれることができなくなっ
て、結局、被写体を撮ることができなくなってしまうと
いう問題があった。
スタイムラグを体(感覚)で覚えているので、このリリ
ースタイムラグが上記したようにばらつくと、特に、高
速度撮影時(シャッター開放時間が比較的に短い撮影
時)において、例えば、撮影者に対して相対的に高速に
移動する被写体を画角内にいれることができなくなっ
て、結局、被写体を撮ることができなくなってしまうと
いう問題があった。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、リリースタイムラグのばらつきが比較的に
少ない撮影モードを有する電子スチルカメラを提供する
ことを目的とする。
ものであり、リリースタイムラグのばらつきが比較的に
少ない撮影モードを有する電子スチルカメラを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明電子スチル
カメラは、例えば図1に示すように、CCD13を用い
た電子スチルカメラにおいて、撮影を行うときに操作さ
れるリリース手段25と、シャッター15と、このシャ
ッター15のシャッター速度SSを設定するシャッター
速度設定手段26と、リリース手段25、シャッター1
5、シャッター速度設定手段26およびCCD13に接
続される制御手段17とを備え、制御手段17は、リリ
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSがCC
D読み出し期間より大きい場合は、CCD13の暗電流
による電荷を読み出してからシャッター15を開く撮影
モードに、シャッター速度設定手段26によって設定さ
れたシャッター速度がCCD読み出し期間より小さい場
合は、CCD13の暗電流による電荷を読み出すことな
くシャッター15を開く撮影モードに切り換えるように
制御するものである。
カメラは、例えば図1に示すように、CCD13を用い
た電子スチルカメラにおいて、撮影を行うときに操作さ
れるリリース手段25と、シャッター15と、このシャ
ッター15のシャッター速度SSを設定するシャッター
速度設定手段26と、リリース手段25、シャッター1
5、シャッター速度設定手段26およびCCD13に接
続される制御手段17とを備え、制御手段17は、リリ
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSがCC
D読み出し期間より大きい場合は、CCD13の暗電流
による電荷を読み出してからシャッター15を開く撮影
モードに、シャッター速度設定手段26によって設定さ
れたシャッター速度がCCD読み出し期間より小さい場
合は、CCD13の暗電流による電荷を読み出すことな
くシャッター15を開く撮影モードに切り換えるように
制御するものである。
【0010】第2の本発明電子スチルカメラは、例え
ば、図1に示すように、CCD13を用いた電子スチル
カメラにおいて、撮影を行うときに操作されるリリース
手段25と、シャッター15と、このシャッター15の
シャッター速度SSを設定するシャッター速度設定手段
26と、絞り14と、この絞り14を絞り込む動作を行
わせるときに操作される絞り込み手段27と、リリース
手段25、シャッター15、シャッター速度設定手段2
6、絞り14、絞り込み手段27およびCCD13に接
続される制御手段17とを備え、制御手段17は、リリ
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSがCC
D読み出し期間より大きい場合又は絞り込み手段27の
操作が無しの場合に、CCD13の暗電流による電荷を
読み出してからシャッター15を開く撮影モードに、シ
ャッター速度設定手段26によって設定されたシャッタ
ー速度SSがCCD読み出し期間より小さい場合および
絞り込み手段27の操作が有りの場合にCCD13の暗
電流による電荷を読み出すことなくシャッター15を開
く撮影モードに切り換えるように制御するものである。
ば、図1に示すように、CCD13を用いた電子スチル
カメラにおいて、撮影を行うときに操作されるリリース
手段25と、シャッター15と、このシャッター15の
シャッター速度SSを設定するシャッター速度設定手段
26と、絞り14と、この絞り14を絞り込む動作を行
わせるときに操作される絞り込み手段27と、リリース
手段25、シャッター15、シャッター速度設定手段2
6、絞り14、絞り込み手段27およびCCD13に接
続される制御手段17とを備え、制御手段17は、リリ
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSがCC
D読み出し期間より大きい場合又は絞り込み手段27の
操作が無しの場合に、CCD13の暗電流による電荷を
読み出してからシャッター15を開く撮影モードに、シ
ャッター速度設定手段26によって設定されたシャッタ
ー速度SSがCCD読み出し期間より小さい場合および
絞り込み手段27の操作が有りの場合にCCD13の暗
電流による電荷を読み出すことなくシャッター15を開
く撮影モードに切り換えるように制御するものである。
【0011】
【作用】第1の本発明電子スチルカメラによれば、リリ
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSに応じ
て、CCD13の暗電流による電荷を読み出してからシ
ャッター15を開く撮影モードとCCD13の暗電流に
よる電荷を読み出すことなくシャッター15を開く撮影
モードとを切り換えるように制御しているので、CCD
13の暗電流による電荷を読み出すことなくシャッター
15を開く撮影モードを選択した場合には、リリースタ
イムラグのばらつきが比較的に少なくなる。
ース手段25が操作されたときに、シャッター速度設定
手段26によって設定されたシャッター速度SSに応じ
て、CCD13の暗電流による電荷を読み出してからシ
ャッター15を開く撮影モードとCCD13の暗電流に
よる電荷を読み出すことなくシャッター15を開く撮影
モードとを切り換えるように制御しているので、CCD
13の暗電流による電荷を読み出すことなくシャッター
15を開く撮影モードを選択した場合には、リリースタ
イムラグのばらつきが比較的に少なくなる。
【0012】第2の本発明電子スチルカメラによれば、
リリース手段25が操作されたときに、シャッター速度
設定手段26によって設定されたシャッター速度SSお
よび絞り込み手段27の操作の有無に応じて、CCD1
3の暗電流による電荷を読み出してからシャッター15
を開く撮影モードとCCD13の暗電流による電荷を読
み出すことなくシャッター15を開く撮影モードとを切
り換えるように制御しているので、CCD13の暗電流
による電荷を読み出すことなくシャッター15を開く撮
影モードを選択した場合には、リリースタイムラグのば
らつきが比較的に少なくなる。
リリース手段25が操作されたときに、シャッター速度
設定手段26によって設定されたシャッター速度SSお
よび絞り込み手段27の操作の有無に応じて、CCD1
3の暗電流による電荷を読み出してからシャッター15
を開く撮影モードとCCD13の暗電流による電荷を読
み出すことなくシャッター15を開く撮影モードとを切
り換えるように制御しているので、CCD13の暗電流
による電荷を読み出すことなくシャッター15を開く撮
影モードを選択した場合には、リリースタイムラグのば
らつきが比較的に少なくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明電子スチルカメラの一実施例に
ついて図面を参照して説明する。
ついて図面を参照して説明する。
【0014】図1において、被写体(図示していない)
の画像情報を有する光11は、レンズ12を通じて撮像
デバイスであるCCD13に入射する。
の画像情報を有する光11は、レンズ12を通じて撮像
デバイスであるCCD13に入射する。
【0015】レンズ12とCCD13との間には、絞り
14とシャッター15とが配されている。
14とシャッター15とが配されている。
【0016】絞り14は、マイクロコンピュータ17か
らの制御信号により図示しないモータを通じて開きの程
度が制御される。シャッター15は、マイクロコンピュ
ータからの制御信号により図示しないアクチュエータを
通じて開閉される。
らの制御信号により図示しないモータを通じて開きの程
度が制御される。シャッター15は、マイクロコンピュ
ータからの制御信号により図示しないアクチュエータを
通じて開閉される。
【0017】CCD13には、タイミングジェネレータ
18から1フィールド{16.7ms(NTSC)また
は20ms(PAL)}周期の読み出しパルスPが供給
されている。
18から1フィールド{16.7ms(NTSC)また
は20ms(PAL)}周期の読み出しパルスPが供給
されている。
【0018】CCD13から読みだされた電荷は、電気
信号として増幅器19を通じて信号処理回路20に供給
される。信号処理回路20では、増幅器19から供給さ
れた電気信号を輝度信号と色差信号とを有するビデオ信
号に変換して変調器21に供給する。変調器21によっ
て変調されたビデオ信号が増幅器22を通じて記録ヘッ
ド23に供給される。この記録ヘッド23により、2イ
ンチのフローピィディスク24に上記変調されたビデオ
信号が記録される。
信号として増幅器19を通じて信号処理回路20に供給
される。信号処理回路20では、増幅器19から供給さ
れた電気信号を輝度信号と色差信号とを有するビデオ信
号に変換して変調器21に供給する。変調器21によっ
て変調されたビデオ信号が増幅器22を通じて記録ヘッ
ド23に供給される。この記録ヘッド23により、2イ
ンチのフローピィディスク24に上記変調されたビデオ
信号が記録される。
【0019】信号処理回路20および変調器21は、マ
イクロコンピュータ17によって制御される。このマイ
クロコンピュータ17には、リリース手段であるリリー
スボタン25、シャッター15のシャッター速度SSを
設定するシャッター速度設定手段としてのシャッター速
度設定器26、絞り絞り込み手段である絞り込みボタン
27およびタイミングジェネレータ18等が接続されて
いる。
イクロコンピュータ17によって制御される。このマイ
クロコンピュータ17には、リリース手段であるリリー
スボタン25、シャッター15のシャッター速度SSを
設定するシャッター速度設定手段としてのシャッター速
度設定器26、絞り絞り込み手段である絞り込みボタン
27およびタイミングジェネレータ18等が接続されて
いる。
【0020】マイクロコンピュータ17には、CPU,
ROM,RAMおよび入出力インタフェースが含まれて
いる。ROMには、ソフトウェアとしてタイミングジェ
ネレータ18の制御情報等のプログラムが書き込まれて
いる。
ROM,RAMおよび入出力インタフェースが含まれて
いる。ROMには、ソフトウェアとしてタイミングジェ
ネレータ18の制御情報等のプログラムが書き込まれて
いる。
【0021】次に、上記実施例の動作について、図3に
示すフローチャート(上記ROMに書き込まれているプ
ログラム)および図4に示すタイミング図等を参照しな
がら説明する。
示すフローチャート(上記ROMに書き込まれているプ
ログラム)および図4に示すタイミング図等を参照しな
がら説明する。
【0022】まず、マイクロコンピュータ17は、撮影
のためにリリースボタン25が押されたかどうかを監視
する(ステップS1参照)。
のためにリリースボタン25が押されたかどうかを監視
する(ステップS1参照)。
【0023】リリースボタン25が押された場合には、
絞り込みボタン27が押されているかどうかが判定され
る(ステップS2)。なお、絞り込みボタン27は、撮
影前のピント合わせ、測光時において開放状態になって
いる絞り14を被写体深度等の確認のために撮影時の状
態まで絞りこむためのボタンである。
絞り込みボタン27が押されているかどうかが判定され
る(ステップS2)。なお、絞り込みボタン27は、撮
影前のピント合わせ、測光時において開放状態になって
いる絞り14を被写体深度等の確認のために撮影時の状
態まで絞りこむためのボタンである。
【0024】絞り込みボタン27が既に押されていた場
合には、シャッター速度設定器26によって設定されて
いるシャッター速度SSを確認する(ステップS3)。
合には、シャッター速度設定器26によって設定されて
いるシャッター速度SSを確認する(ステップS3)。
【0025】そのシャッター速度SSが1フィールド期
間{16.7ms(NTSC)=1/60s、または2
0ms(PAL)=1/50s}より短い比較的に高速
度に選択されていた場合には、図2A,図2Cに示すよ
うに、リリースボタン25が押された(図2A中、時刻
t1点)後、マイクロコンピュータ17の制御によりシ
ャッター15が開かれ(時刻t2点)、シャッター速度
SSに対応するシャッター開放時間の経過後に閉じられ
る(時刻t3点)(ステップS4)。
間{16.7ms(NTSC)=1/60s、または2
0ms(PAL)=1/50s}より短い比較的に高速
度に選択されていた場合には、図2A,図2Cに示すよ
うに、リリースボタン25が押された(図2A中、時刻
t1点)後、マイクロコンピュータ17の制御によりシ
ャッター15が開かれ(時刻t2点)、シャッター速度
SSに対応するシャッター開放時間の経過後に閉じられ
る(時刻t3点)(ステップS4)。
【0026】図2Cにおいて、時間T0は、リリースボ
タン25が押されてからシャッター15が開くまでの時
間であって、シャッター15の機構的動作時間によって
決定される時間である。その時間T0は、この例では、
T0=60±0.5msである。また、この時間T0
は、図2Bに示す読み出しパルスPとは、非同期の時間
である。
タン25が押されてからシャッター15が開くまでの時
間であって、シャッター15の機構的動作時間によって
決定される時間である。その時間T0は、この例では、
T0=60±0.5msである。また、この時間T0
は、図2Bに示す読み出しパルスPとは、非同期の時間
である。
【0027】シャッター15が閉じられた後の最初の読
み出しパルスP1(図2B参照)によりCCD13から
蓄積電荷が読みだされる(ステップS5)。
み出しパルスP1(図2B参照)によりCCD13から
蓄積電荷が読みだされる(ステップS5)。
【0028】図4Aに示すように、このようにして読み
出される蓄積電荷35は、CCD13の受光部31内に
蓄積される電荷であり、シャッター15が開く前の受光
前の暗電流電荷32とシャッター15が開いていて受光
中の暗電流電荷33とシャッター15が開いていて受光
中の信号電流電荷34から構成されている。
出される蓄積電荷35は、CCD13の受光部31内に
蓄積される電荷であり、シャッター15が開く前の受光
前の暗電流電荷32とシャッター15が開いていて受光
中の暗電流電荷33とシャッター15が開いていて受光
中の信号電流電荷34から構成されている。
【0029】上記ステップS2の判定において、絞り込
みボタン27が押されていなかった場合、また、ステッ
プS3の判定において、シャッター速度SSが1フィー
ルド期間を超える速度(開放時間)に設定されていた場
合には、図2Dに示すように、読み出しパルスP2によ
ってCCD13の受光部に蓄積されていた暗電流電荷が
読み捨てられた後であって、リリースボタン25が押さ
れてから時間T1(図示の例では、約85ms)経過後
にシャッター15が開かれ(時刻t4点)、所定時間
(図では、4フィールド期間)開放された後、閉じられ
る(時刻t5点)。閉じられた後の最初の読み出しパル
スP3によって、それまでの蓄積されていた蓄積電荷が
CCD13の受光部から読み出される。
みボタン27が押されていなかった場合、また、ステッ
プS3の判定において、シャッター速度SSが1フィー
ルド期間を超える速度(開放時間)に設定されていた場
合には、図2Dに示すように、読み出しパルスP2によ
ってCCD13の受光部に蓄積されていた暗電流電荷が
読み捨てられた後であって、リリースボタン25が押さ
れてから時間T1(図示の例では、約85ms)経過後
にシャッター15が開かれ(時刻t4点)、所定時間
(図では、4フィールド期間)開放された後、閉じられ
る(時刻t5点)。閉じられた後の最初の読み出しパル
スP3によって、それまでの蓄積されていた蓄積電荷が
CCD13の受光部から読み出される。
【0030】図4に示すように、この蓄積電荷38は、
CCD13の受光部31内に蓄積される電荷であり、シ
ャッター15が開いていて受光中の暗電流電荷36とシ
ャッター15が開いていて受光中の信号電流電荷37か
ら構成されている。シャッター15が開く前の受光前の
暗電流電荷は、存在しない。
CCD13の受光部31内に蓄積される電荷であり、シ
ャッター15が開いていて受光中の暗電流電荷36とシ
ャッター15が開いていて受光中の信号電流電荷37か
ら構成されている。シャッター15が開く前の受光前の
暗電流電荷は、存在しない。
【0031】なお、シャッター15が開放中には、読み
出しパルスPは、マイクロコンピュータ17の制御によ
りCCD13に供給されないようになっている(図2B
中、読みだしパルスP2の次の読みだしパルスから、読
みだしパルスP3の前の読み出しパルスまでの読みだし
パルスP4)。
出しパルスPは、マイクロコンピュータ17の制御によ
りCCD13に供給されないようになっている(図2B
中、読みだしパルスP2の次の読みだしパルスから、読
みだしパルスP3の前の読み出しパルスまでの読みだし
パルスP4)。
【0032】このように、上記の実施例によれば、シャ
ッター速度SSが1フィールド期間以下の高速シャッタ
ー時であって、絞り込みボタン27が押されていた場合
(上記ステップS2とステップS3の判定が成立した場
合であって、以下、第1の撮影モードという)には、リ
リースボタン25が押されたときから、一定時間T0経
過後にシャッター15が開くように動作する。時間T0
は、いわゆるリリースタイムラグであり、このように制
御することによりリリースタイムラグのばらつきがほと
んどなくなる。したがって、この第1の撮影モードで
は、例えば、従来の技術の項で説明したような上記リリ
ースタイムラグを体(感覚)で覚えている写真撮影の専
門家等は、高速で移動する移動体を確実に撮影すること
が可能になる。
ッター速度SSが1フィールド期間以下の高速シャッタ
ー時であって、絞り込みボタン27が押されていた場合
(上記ステップS2とステップS3の判定が成立した場
合であって、以下、第1の撮影モードという)には、リ
リースボタン25が押されたときから、一定時間T0経
過後にシャッター15が開くように動作する。時間T0
は、いわゆるリリースタイムラグであり、このように制
御することによりリリースタイムラグのばらつきがほと
んどなくなる。したがって、この第1の撮影モードで
は、例えば、従来の技術の項で説明したような上記リリ
ースタイムラグを体(感覚)で覚えている写真撮影の専
門家等は、高速で移動する移動体を確実に撮影すること
が可能になる。
【0033】また、絞り込みボタン27が押されていな
いで、シャッター速度SSが1フィールド期間を超える
速度(開放時間)に設定されていた場合(ステップS2
またはステップS3の判定が成立しない場合であって、
第2の撮影モードという)には、シャッター15が開く
前に暗電流電荷が読み捨てられるので、暗電流電荷によ
る雑音の少ない電気信号を得ることができる。
いで、シャッター速度SSが1フィールド期間を超える
速度(開放時間)に設定されていた場合(ステップS2
またはステップS3の判定が成立しない場合であって、
第2の撮影モードという)には、シャッター15が開く
前に暗電流電荷が読み捨てられるので、暗電流電荷によ
る雑音の少ない電気信号を得ることができる。
【0034】なお、絞り込みボタン27の装着されてい
ない電子スチルカメラ等においては、図3に示したステ
ップのうち、絞り込みボタン27が押されたかどうかの
判定(ステップS2)は不要とされ、シャッター速度S
Sが1フィールド期間に対応する時間であるかどうかに
よって、CCD13の暗電流電荷を読みだしてからシャ
ッター15を開く第3の撮影モード(シャッター速度S
Sが1フィールド期間を超える場合)またはCCD13
の暗電流電荷を読みだすことなくシャッター15を開く
第4の撮影モード(シャッター速度SSが1フィールド
期間以下の場合)を切り換えるようにすればよい。
ない電子スチルカメラ等においては、図3に示したステ
ップのうち、絞り込みボタン27が押されたかどうかの
判定(ステップS2)は不要とされ、シャッター速度S
Sが1フィールド期間に対応する時間であるかどうかに
よって、CCD13の暗電流電荷を読みだしてからシャ
ッター15を開く第3の撮影モード(シャッター速度S
Sが1フィールド期間を超える場合)またはCCD13
の暗電流電荷を読みだすことなくシャッター15を開く
第4の撮影モード(シャッター速度SSが1フィールド
期間以下の場合)を切り換えるようにすればよい。
【0035】このように、上記の実施例によれば、リリ
ースタイムラグが気になる程に高速のシャッター速度S
Sを設定しているときには、リリースタイムラグが一定
になって、例えば、60ms±0.2ms程度にする撮
影モードが選択される。また、リリースタイムラグが気
にならない程に低速のシャッター速度SSを設定してい
るときには、リリースボタンが押されてからCCD13
の暗電流による電荷を一旦読み捨てた後の最初の読み出
しパルスによって信号電流による電荷を読み出して電気
信号を形成する撮影モードが選択されるようにしている
ため、電気信号に含まれる上記暗電流電荷に対応する雑
音がなくなるという効果が得られる。
ースタイムラグが気になる程に高速のシャッター速度S
Sを設定しているときには、リリースタイムラグが一定
になって、例えば、60ms±0.2ms程度にする撮
影モードが選択される。また、リリースタイムラグが気
にならない程に低速のシャッター速度SSを設定してい
るときには、リリースボタンが押されてからCCD13
の暗電流による電荷を一旦読み捨てた後の最初の読み出
しパルスによって信号電流による電荷を読み出して電気
信号を形成する撮影モードが選択されるようにしている
ため、電気信号に含まれる上記暗電流電荷に対応する雑
音がなくなるという効果が得られる。
【0036】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明電子
スチルカメラによれば、リリース手段が操作されたとき
に、シャッター速度設定手段によって設定されたシャッ
ター速度に応じて、CCDの暗電流による電荷を読み出
してからシャッターを開く撮影モードと上記CCDの暗
電流による電荷を読み出すことなく上記シャッターを開
く撮影モードとを切り換えるように制御しているので、
リリースタイムラグのばらつきが比較的に少ない撮影モ
ードを有するという効果が得られる。
スチルカメラによれば、リリース手段が操作されたとき
に、シャッター速度設定手段によって設定されたシャッ
ター速度に応じて、CCDの暗電流による電荷を読み出
してからシャッターを開く撮影モードと上記CCDの暗
電流による電荷を読み出すことなく上記シャッターを開
く撮影モードとを切り換えるように制御しているので、
リリースタイムラグのばらつきが比較的に少ない撮影モ
ードを有するという効果が得られる。
【0038】第2の本発明電子スチルカメラによれば、
リリース手段が操作されたときに、シャッター速度設定
手段によって設定されたシャッター速度および絞り込み
手段の操作に応じて、CCDの暗電流による電荷を読み
出してからシャッターを開く撮影モードとCCDの暗電
流による電荷を読み出すことなく上記シャッターを開く
撮影モードとを切り換えるように制御しているので、リ
リースタイムラグのばらつきが比較的に少ない撮影モー
ドを有するという効果が得られる。
リリース手段が操作されたときに、シャッター速度設定
手段によって設定されたシャッター速度および絞り込み
手段の操作に応じて、CCDの暗電流による電荷を読み
出してからシャッターを開く撮影モードとCCDの暗電
流による電荷を読み出すことなく上記シャッターを開く
撮影モードとを切り換えるように制御しているので、リ
リースタイムラグのばらつきが比較的に少ない撮影モー
ドを有するという効果が得られる。
【0039】具体的に説明すると、リリースタイムラグ
が気になる程に高速のシャッター速度を設定している撮
影モードのときには、リリースタイムラグが一定になっ
て、例えば、60ms±0.2ms程度にすることがで
きる。また、リリースタイムラグが気にならない程に低
速のシャッター速度を設定している撮影モードのときに
は、リリースボタンが押されてからCCDの暗電流によ
る電荷を一旦読み捨てた後の最初の読み出しパルスによ
って信号電流による電荷を読み出して電気信号を形成す
るようにしているため、電気信号に含まれる上記暗電流
電荷に対応する雑音がなくなるという効果が得られる。
が気になる程に高速のシャッター速度を設定している撮
影モードのときには、リリースタイムラグが一定になっ
て、例えば、60ms±0.2ms程度にすることがで
きる。また、リリースタイムラグが気にならない程に低
速のシャッター速度を設定している撮影モードのときに
は、リリースボタンが押されてからCCDの暗電流によ
る電荷を一旦読み捨てた後の最初の読み出しパルスによ
って信号電流による電荷を読み出して電気信号を形成す
るようにしているため、電気信号に含まれる上記暗電流
電荷に対応する雑音がなくなるという効果が得られる。
【図1】本発明による電子スチルカメラの一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】図1例の電子スチルカメラの動作説明に供され
るタイミング図である。
るタイミング図である。
【図3】図1例の電子スチルカメラの動作説明に供され
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図4】図1例の電子スチルカメラの動作説明に供する
ためにCCDの受光部に蓄積される電荷を模式的に描い
た線図である。
ためにCCDの受光部に蓄積される電荷を模式的に描い
た線図である。
【図5】従来の技術による電子スチルカメラの動作説明
に供するためにCCDの受光部に蓄積される電荷を模式
的に描いた線図である。
に供するためにCCDの受光部に蓄積される電荷を模式
的に描いた線図である。
13 CCD 14 絞り 15 シャッター 17 マイクロコンピュータ 25 リリースボタン 26 シャッター速度設定器 27 絞り込みボタン
Claims (2)
- 【請求項1】 CCDを用いた電子スチルカメラにおい
て、 撮影を行うときに操作されるリリース手段と、 シャッターと、 このシャッターのシャッター速度を設定するシャッター
速度設定手段と、 上記リリース手段、上記シャッター、上記シャッター速
度設定手段および上記CCDに接続される制御手段とを
備え、 上記制御手段は、上記リリース手段が操作されたとき
に、上記シャッター速度設定手段によって設定されたシ
ャッター速度がCCD読み出し期間より大きい場合は、
上記CCDの暗電流による電荷を読み出してから上記シ
ャッターを開く撮影モードに、 上記シャッター速度設定手段によって設定されたシャッ
ター速度がCCD読み出し期間より小さい場合は、上記
CCDの暗電流による電荷を読み出すことなく上記シャ
ッターを開く撮影モードに切り換えるように制御するこ
とを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項2】 CCDを用いた電子スチルカメラにおい
て、 撮影を行うときに操作されるリリース手段と、 シャッターと、 このシャッターのシャッター速度を設定するシャッター
速度設定手段と、 絞りと、 この絞りを絞り込む動作を行わせるときに操作される絞
り込み手段と、 上記リリース手段、上記シャッター、上記シャッター速
度設定手段、上記絞り、上記絞り込み手段および上記C
CDに接続される制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記リリース手段が操作されたとき
に、上記シャッター速度設定手段によって設定されたシ
ャッター速度がCCD読み出し期間より大きい場合又は
上記絞り込み手段の操作が無しの場合に、上記CCDの
暗電流による電荷を読み出してから上記シャッターを開
く撮影モードに、 上記シャッター速度設定手段によって設定されたシャッ
ター速度がCCD読み出し期間より小さい場合および上
記絞り込み手段の操作が有りの場合に上記CCDの暗電
流による電荷を読み出すことなく上記シャッターを開く
撮影モードに切り換えるように制御することを特徴とす
る電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309106A JP3019557B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309106A JP3019557B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 電子スチルカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153506A JPH05153506A (ja) | 1993-06-18 |
JP3019557B2 true JP3019557B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17988962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3309106A Expired - Fee Related JP3019557B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 電子スチルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019557B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP3309106A patent/JP3019557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05153506A (ja) | 1993-06-18 |
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