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JP3016924B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JP3016924B2
JP3016924B2 JP3255190A JP25519091A JP3016924B2 JP 3016924 B2 JP3016924 B2 JP 3016924B2 JP 3255190 A JP3255190 A JP 3255190A JP 25519091 A JP25519091 A JP 25519091A JP 3016924 B2 JP3016924 B2 JP 3016924B2
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JP
Japan
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recording
belt
transport belt
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recording head
Prior art date
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JP3255190A
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節 内田
友洋 青木
徹 小林
泰 村山
雅俊 一方井
達夫 三富
雅晴 根村
康之 高中
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Priority to EP92308873A priority patent/EP0535914B1/en
Priority to DE69225662T priority patent/DE69225662T2/de
Publication of JPH0592632A publication Critical patent/JPH0592632A/ja
Priority to US08/931,524 priority patent/US6106090A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3016924B2 publication Critical patent/JP3016924B2/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/007Conveyor belts or like feeding devices

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,複写
機,プリンタ等の機能を有する画像記録装置,それらの
機能を備える複合機,およびワークステーション等の出
力機器として用いられる記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置は、搬送ベルト
を用いて記録紙等の記録媒体を搬送し、その搬送ベルト
上の記録媒体に、記録ヘッドによって記録を行うように
なっており、その搬送ベルトの表面形状や幅は、下記の
ように記録装置の性能に大きな影響を及ぼす。
【0003】そこで、「搬送ベルトの表面形状」と「搬
送ベルトの幅」のそれぞれの影響について分けて説明す
る。
【0004】「搬送ベルトの表面形状」について ノンインパクト記録法は、記録時における騒音の発生が
無視し得る程度に極めて小さいという点において、最近
関心を集めている。その中でも、高速記録の可能性があ
って、しかもいわゆる普通紙に特定の定着処理を必要と
せずに記録の行えるインクジェット記録法は、極めて有
力な記録法である。
【0005】このようなインクジェット方式の画像記録
装置においては、紙や樹脂シート等の記録媒体(以下、
「記録紙」と記す)を画像形成ステーションに搬送ベル
トにて搬送して、その記録紙上に画像を形成するように
なっている。その記録紙の搬送が安定しない場合には、
画像の伸縮,濃度むら等が起こって画像品位が著しく低
下するため、記録紙の搬送を安定させることは記録装置
において必要不可欠な課題である。
【0006】図7は、前述のインクジェット方式の画像
記録装置の一例である。
【0007】図において、301は原稿を読み取り、そ
れを電気信号に変換するスキャナ部であり、このスキャ
ナ部301にて変換された電気信号は、プリンタ部30
2の記録ヘッド部305にドライブ信号として与えられ
る。給紙部303には、記録媒体としての記録紙が収納
され、その記録紙は必要時に1枚ずつベルト搬送部30
4に向って送り出される。記録紙は、前記ベルト搬送部
304によって記録ヘッド部305の下方を通過する際
に、前記記録ヘッド部305により画像記録がなされ、
そして定着排紙部307を経てトレイ308に送り出さ
れる。なお、306は回復キャップ部であり、前記記録
ヘッド部305を常時記録可能な状態に維持するための
機能を持つ。
【0008】このような画像記録装置において用いられ
る搬送ベルトは、ポリウレタン等の樹脂材料あるいはゴ
ム等で作られた帯状のベルトを素材として、そのベルト
の両端が溶着等によりつながれて無端状とされている。
このベルト表面には、帯電器によって電圧が印加され、
その表面に誘起された電荷によって記録紙を静電吸着し
たまま、その記録紙上に記録ヘッド部305による記録
が行われる。
【0009】ところで、帯状のベルトをつないで無端状
にした場合、そのベルトの両端をきれいにつなげること
は難しく、その継ぎ目部分に凹凸が生じてしまうことは
避け難い。このような凹凸がベルトに存在した場合に
は、その凹凸の上では記録紙がベルト表面に確実に吸着
されず、また記録紙と記録ヘッドとの間のギャップがベ
ルトの継ぎ目上にて変化して画像品位が低下してしま
う。しかも、ベルトの継ぎ目部分の厚さは、ベルトの他
の部分と著しく異なるため、ベルトを回転駆動している
駆動ローラ部にベルトの継ぎ目部分が位置したときに、
ベルトの速度が変化し、画像の伸縮やカラー画像の場合
には色ずれが生じる。
【0010】そこで、従来、このような搬送ベルトは、
帯状のベルトをつないで無端状とするのではなく、初め
から無端状のものを製作するしかなかった。
【0011】「搬送ベルトの幅」について インクジェット記録装置に適用される記録ヘッドは、一
般に微細な液体吐出口(オリフィス)、液路およびこの
液路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部
にある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生する
エネルギー発生手段を具えている。
【0012】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法,レーザ等の電磁波を照射して、そこにあ
る液体に吸収させて発熱させ、該発熱による作用で液滴
を吐出,飛翔させるエネルギー発生手段を用いた記録方
法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変
換体によって液体を加熱して液体を吐出させるエネルギ
ー発生手段を用いた記録方法等がある。その中でも熱エ
ネルギーによって液体を吐出させるインクジェット記録
方法に用いられる記録ヘッドは、記録用の液滴を吐出し
て飛翔用液滴を形成するための液体吐出口(オリフィ
ス)を高密度に配列することができるために高解像力の
記録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体
を熱エネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、記
録ヘッドとして全体的なコンパクト化も容易で、かつ、
最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が
著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に活
用でき、長尺化および面状化(2次元化)が容易である
こと等からマルチノズル化,高密度実装化が容易で、し
かも大量に生産性よく、製造コストも安価なインクジェ
ット記録用ヘッドおよび該ヘッドを有する装置を提供す
ることが可能である。
【0013】このようにエネルギー発生手段に電気熱変
換体を用い、半導体製造プロセスを経て製造されたイン
クジェット用記録ヘッドは、一般には各オリフィスに対
応した液路を設け、該液路毎に該液路を満たす液体に熱
エネルギーを作用させて、対応するオリフィスより液体
を吐出して飛翔用液滴を形成する手段としての電気熱変
換体が設けられている。また、それら液路には、各液路
に連通している共通液室より液体が供給される構造とな
っている。
【0014】図8はこのようなインクジェット記録ヘッ
ドの概略構成図であり、エッチング・蒸着・スパッタリ
ング等の半導体製造プロセス工程を経て、基板1102
上に成膜形成された電気熱変換体1103、電極110
4、液路壁1105、天板1106から構成されている
インクジェット記録ヘッドが示されている。記録用液体
1112は図示していない液体貯蔵室から液体供給管1
107を通して記録ヘッド1101の共通液室1108
内に供給される。図中1109は液体供給管用コネクタ
である。共通液室1108内に供給された液体1112
はいわゆる毛管現象により液路1110内に供給され、
液路先端の吐出口面(オリフィス面)でメニスカスを形
成することにより安定に保持される。ここで、電気熱変
換体1103に通電することにより、電気熱変換体面上
に液体が急峻に加熱され、液路中に気泡が生起され、そ
の気泡の膨張・収縮により吐出口1111から液体を吐
出し液滴が形成される。上述したような構成により、吐
出口密度16ノズル/mmといった高密度の吐出口配列
で128吐出口あるいは256吐出口という、さらに
は、記録幅内全域にわたって吐出口が配置されたマルチ
ノズルのインクジェット記録ヘッドが形成できる。
【0015】図9は上記したインクジェット記録ヘッド
が実際に記録装置に配置されているインクジェット記録
装置の構成例を示す模式的斜視図である。この記録装置
は、記録紙に対して記録ヘッドを往復動させつつ印字記
録を行う記録方式(以下、「シリアルスキャン方式」と
いう)のものである。
【0016】同図においては、前記した記録ヘッドと同
様の記録ヘッド1101はモータ1216の駆動により
レール1213a上を往復動されるキャリッジ1214
と一体的に構成されている。インクタンク1222Y,
1222M,1222C,1222B内に収容されたイ
ンクはポンプ1223Y,1223M,1223C,1
223Bにより記録ヘッド1101内に供給される。被
記録部材(記録紙)はプラテンローラ1212に沿って
搬送され一時停止する。そして、記録ヘッド1101は
レール1213a,1213bに沿って往動しながらイ
ンクを吐出して画像記録を行う。所定紙幅分の画像記録
を行うと再び記録ヘッド1101はレール1213a,
1213bに沿って復動しホームポジションへ戻るが、
この間に記録紙はプラテンローラ1212により所望量
搬送され再び停止する。そして、このような動作を繰返
し画像記録は行われる。
【0017】一方、記録ヘッドをマルチノズル化して、
その記録ヘッドを記録紙と同一幅に長尺化した場合に
は、従来のシリアルスキャン方式とは全く異なった記録
方式となる。このような記録方式では、従来のシリアル
スキャン方式の記録装置とは異なる様々な問題が生じる
こととなる。
【0018】その内の1つとしては、記録紙の搬送方向
に対して直角方向の印字位置制御がある。すなわち、前
述のシリアルスキャン方式の場合には、キャリッジの移
動に伴って紙端を検知して、記録紙幅内でのみ印字を行
うことは容易である。しかも紙端を検知してから印字開
始までの時間を制御することによって余白の調整も行う
ことができる。しかし、記録ヘッドをマルチノズル化し
た場合には、ヘッドは固定となるため、ノズルと紙との
位置関係がずれてしまうと、記録紙の端部よりはみ出し
た位置に印字等の記録をしてしまうことになる。また、
記録紙上の余白の量も変化してしまうことにもなる。さ
らに、何らかのトラブルで全ノズルが吐出した場合、シ
リアルスキャン方式では、記録ヘッドがホームポジショ
ンを越えた位置ではインクを吐出しないため、不要に吐
出したインクが特に機内を汚染することはないが、マル
チノズル化した場合には、その全ての位置のノズルがイ
ンクを吐出することになるため、不要に吐出したインク
が記録紙および搬送ベルト上から外れて、著しく機内を
汚染してしまうことになる。
【0019】従来は、搬送ベルトの幅と、マルチノズル
化した記録ヘッドの長さおよび記録紙の幅との関係につ
いて特に考慮されておらず、記録ヘッドがインクを誤吐
出した場合の装置本体内の汚染は避け難いものとなって
いた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の記録装
置のように、搬送ベルトの厚みを均一化するために、そ
の搬送ベルトとして、金型等を用いて初めから無端状の
ベルトを製造することは、その製造が技術上非常に難し
く、搬送ベルトの高価格化を招くという問題がある。
【0021】一方、前述のように、記録ヘッドが誤吐出
したインクが搬送ベルトの幅方向外方に外れた場合に
は、装置本体内が汚染されるという問題があった。
【0022】本発明の目的は、搬送ベルトの表面形状お
よび幅に起因する上記従来の問題を解消することにあ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、所
定の幅lBを有する搬送ベルトによって、所定の幅lP
有する記録媒体を搬送し、前記搬送ベルトの幅方向に沿
って所定の記録可能な長さlHを有する記録ヘッドによ
って、前記搬送ベルト上の記録媒体に記録を行う記録装
置において、前記記録ヘッドと対向する前記搬送ベルト
の裏側の位置に、前記搬送ベルトを支持する所定の幅l
PLを有する支持部材を備え、前記のlB,lP、lBおよ
びlPLは、 lPL>lB>lH>lP の関係に設定され、かつ前記支持部材は、その幅方向の
内側に前記搬送ベルトが位置するように備えられ、前記
搬送ベルトは、その幅方向の内側に前記記録ヘッドが位
置するように備えられ、前記記録ヘッドは、その記録可
能な長さlHの幅方向の内側に前記記録媒体が位置する
ように備えられたことを特徴とする。
【0024】
【0025】
【作用】本発明の記録装置は、搬送ベルトの幅lB、記
録媒体の幅lP、記録ヘッドの記録可能幅lH、搬送ベル
トを支持する支持部材の幅lPLを、lPL>lB>lH>l
Pの関係に設定することにより、記録媒体から外れたイ
ンク等をクリーニング可能な搬送ベルト上にて受けて、
機内の他の部分の汚染を防止すると共に、プラテン等の
支持部材によって安定したベルト搬送を実現する。
【0026】
【0027】
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図6に基づ
いて説明する。
【0029】図1および図2は、画像記録部の構成例を
説明するための図である。
【0030】図1は画像記録部を示し、給紙部から送り
出された記録紙は、図中右側より画像記録部に搬送され
てくる。レジストローラ20に達した記録紙は、ここで
スキャナ部の原稿走査ユニットとのタイミングがとられ
た後、紙ガイド板21,22に沿って搬送ベルト201
上に送られる。搬送ベルト201は、不図示のモータに
よって駆動される駆動ローラ202と、従動ローラ20
3,204,205および206との間に張設されてい
て、モータによって駆動ローラ202が図中の反時計回
りに回転されることによって、搬送ベルト201が図中
矢印A方向に回転する。
【0031】ここで、搬送ベルト201は、ゴム等の弾
性体あるいはポリエチレン等の樹脂材料でできており、
その表面は電気絶縁体となっている。
【0032】207は帯電ローラであり、駆動ローラ2
02との間に搬送ベルト201を挾持するように配置さ
れている。この帯電ローラ207は、その両端に配置さ
れた電極バネ208によって搬送ベルト201に圧接さ
れており、また、このような電極バネ208は不図示の
高圧電源に接続されている。そして、記録紙がレジスト
ローラ20に達して搬送ベルト201が回転し始めたと
きに、高圧電源から数kVの電圧が電極バネ208およ
び帯電ローラ202を介して搬送ベルト201に印加さ
れ、搬送ベルト201の表面に電荷が誘起されて、その
搬送ベルト201上に記録紙を静電吸着するようになっ
ている。さらに、搬送ベルト201の表面に接触してい
る導電性の押え部材209が記録紙を搬送ベルト201
に押しつけることにより、記録紙はより強く搬送ベルト
201上に吸着される。
【0033】また、搬送ベルト201は、帯状の材料の
両端をつなくことによってリング状とされたものであ
り、駆動ローラ202および従動ローラ203〜206
の間に張設されたときの外周の長さは、記録に用いられ
る記録紙の1枚分の最大長さ(通常は、A3版の420
mm)より長くなっている。また、この搬送ベルト20
1には、図2に示すように、製作時の継ぎ目Bが凹凸部
となって残っている。
【0034】搬送ベルト201は、記録紙が搬送部に到
達する前の時点では、継ぎ目Bが常に一定の位置に位置
決めされるように停止されている。すなわち、紙ガイド
板21および22からの記録紙の先端が搬送ベルト20
1上に到達して接する接触位置よりも少し前方の位置、
つまり記録紙の先端の接触位置よりも矢印A方向に少し
ずれた位置に、継ぎ目Bが位置するように搬送ベルト2
01が位置決め制御される。その位置決め制御について
は後述する。そして、このような位置に搬送ベルト20
1が位置決めセットされていることより、その継ぎ目B
上に記録紙が吸着されることをなくすことができる。こ
の結果、継ぎ目B上に記録紙が位置した場合に起こる記
録紙の吸着不良をなくすとともに、記録ヘッドと記録紙
との間のギャップの変化をなくして、良好な画像を得る
ことができる。
【0035】前述した搬送ベルト201の位置決め制御
のために、搬送ベルト201の下側には、反射式の光学
センサ210が備えられている。一方、搬送ベルト20
1の表面の所定部位Cは、図2に示すように他の部分と
は異なる色に着色されている。その部位Cは、搬送ベル
ト201の継ぎ目Bが紙ガイド板21および22の前方
に位置したとき(以下、「搬送ベルトのホームポジショ
ン」という)に、光学センサ210と対向する。光学セ
ンサ210は、搬送ベルト201の部位Cと他の部分と
の光の反射率の違いから搬送ベルト201がホームポジ
ションにあることを検出する。その検出信号は図示しな
い制御手段に入力され、その制御手段は、搬送ベルト2
01の駆動タイミングおよび記録紙の搬入タイミングを
制御する。
【0036】搬送ベルト201に静電吸着された記録紙
は、搬送ベルト201とともに移動して、記録ヘッドと
対向するプラテンに沿って、記録ヘッドの下を矢印A方
向に通過する。そのとき、記録ヘッド1C,1M,1Y
および1Bkは、それぞれシアン,マゼンタ,イエロー
およびブラックの4色のインクを順次吐出して、記録紙
上にカラー画像を形成する。画像が記録された記録紙
は、従動ローラ203上にて曲率分離され、ガイド板に
沿って図1中左方の次の排紙部へと送られる。
【0037】次に、記録紙の大きさの違いによる記録シ
ーケンスの違いについて述べる。
【0038】搬送ベルト201の外周の長さは使用され
る記録紙の最大長さよりも長くなっている。本例の場合
は、最大の記録紙A3版の420mmより長くなってい
る。これより、A3版よりも小さい記録紙ならば全て搬
送ベルト201の継ぎ目Bを避けて吸着できることにな
り、全てのサイズの記録紙は、搬送ベルト201上の同
じ位置から吸着される。複数枚の記録紙に連続的に記録
を行う場合も同様に、搬送ベルト201の継ぎ目Bを避
けて記録紙を吸着することができる。ただし、A4版以
下の大きさの記録紙の場合は、継ぎ目Bを避けても搬送
ベルト201上に、それらを2枚以上吸着することがで
きる。一方、A4版以上の記録紙の場合は、レジストロ
ーラ20の駆動タイミングを変更することにより、記録
紙を次の記録紙との間隔を変化させて、いずれの記録紙
も継ぎ目Bの直後の同じ位置から搬送ベルト201上に
吸着させることができる。
【0039】図3および図4は、複写機に組込んだイン
クジェット方式の記録装置の構成例を説明するための図
である。
【0040】図3において、301は原稿を読み取りそ
れを電気信号に変換するスキャナ部である。そこで変換
された信号に基づいた信号がプリンタ部302の記録ヘ
ッド部305にドライブ信号として与えられる。カセッ
ト303に収納された被記録部材の一つとしての記録紙
は、必要時に1枚ずつベルト搬送部304へ向って送り
出される。ベルト搬送部304には、駆動ローラ202
および従動ローラ203の間に架け渡された搬送ベルト
201が備えられている。また、記録ヘッド部305に
対向するベルト201の内側には、ベルトの平面度を保
つためのプラテン217が備えられている。記録紙は、
前記ベルト搬送部304を通過する際に、前記記録ヘッ
ド部305により画像記録がなされ、定着排紙部310
を経てトレイ308へ送り出される。なお、306は回
復キャップ部であり、前記記録ヘッド部305を常時印
字可能な状態に維持させるための機能をもつ。
【0041】また309は、搬送ベルト201の表面の
インクや汚れ等を除去するためのクリーナ部である。こ
のクリーナ部309は、駆動ローラ202との間にベル
ト201を挟み、かつエッジ部によってクリーニング動
作を行うブレード281と、ベルト201上のインクを
吸い取る吸収体283とでなっている。
【0042】スキャナ部301において、401は原
稿、402は原稿401の表面(図中の下面)を走査す
る原稿走査ユニットである。原稿走査ユニット402に
はロッドアレイレンズ403等倍型色分解ラインセンサ
(カラーイメージセンサ)404および露光手段405
が内蔵されている。少なくとも、原稿走査ユニット40
2が原稿台上の原稿401の画像を読み取るべく矢印D
の方向に移動走査するときには、原稿走査ユニット40
2内の露光手段405内の露光ランプが点灯され、原稿
401からの反射光がロッドアレイレンズ403により
導かれて、カラー情報の読み取りセンサである等倍型色
分解ラインセンサ(以下読み取りセンサと呼ぶ)404
に集光され、そして原稿のカラー画像情報をカラー別に
読み取って電気的なデジタル信号に変換する。このデジ
タル信号はプリンタ部302に送り出される。そして、
これら信号に基づく駆動信号が各カラー別の記録ヘッド
に供給されて、それぞれの記録ヘッドから各カラーのイ
ンク液の吐出がなされる。
【0043】図4は、図3における画像形成主要部を同
図3中の右側から見たときの概略構成図である。
【0044】図4において、305aは記録ヘッド部3
05の内、最も記録紙の搬送方向の上流側に位置する記
録ヘッドであり、他のヘッドについても同様となってい
る。また、図4においてPは記録紙である。
【0045】図4からも明らかなように、駆動ローラ2
02の長さlR と搬送ベルト201の幅lB との関係
は、lR ≧lB となっている。この結果、前記クリーナ
部309による搬送ベルト201のクリーニングの際
に、ブレード281が駆動ローラ202との間の搬送ベ
ルト201の幅方向全体を挟んで、搬送ベルト201を
その全体にわたって完全にクリーニングできることにな
る。
【0046】また、搬送ベルト201の幅lB と記録ヘ
ッド305aの記録可能幅lH との関係は、lB >lH
となっている。この結果、記録ヘッド305aが何らか
の異状を来して全ノズルが吐出した場合、すなわち、印
字ヘッド305aがその記録可能幅lH の全域にわたっ
てインクを誤吐出した場合に、記録材の幅方向外方に外
れたインクが搬送ベルト201上にて受けられることに
なり、その搬送ベルト201上にて受けられたインクは
クリーナ部309によって清掃される。
【0047】また、記録ヘッド305aの記録可能幅l
H と、記録紙の最大幅lP との関係は、lH >lP とな
っている。ここで、本構成の類の記録装置では、記録ヘ
ッド305aの多数の吐出ノズルから選択的にインクを
吐出することによって記録紙上の画像の形成位置を制御
することになる。しかし、lH ≦lP とした場合には、
記録紙上の余白を含めた十分な調整を行うことができな
くなる。そこで、本実施例では、lH =300.7mm
(400dpiの解像度のノズルで4736本分)と
し、かつ、lP =297mm(A3短手長さ)に設定し
て、lH >lP としている。
【0048】また、搬送ベルト201の内周には位置制
御用の突条201aが設けられており、その突条201
aは駆動ローラ202に設けられた溝部202aによっ
てガイドされる。この突条201aが設けられた部分に
おける搬送ベルト201の表側には、その突条201a
の成形時の応力のために凹凸形状が生じる。この凹凸形
状の部分に載置した記録紙上に記録ヘッド部305によ
って印字等の記録を行った場合には、記録画像にムラが
生じてしまう。また、搬送ベルト201上にインクが直
接的に受けられた場合に、前記凹凸形状の部分の存在の
ためにクリーニング手段307による十分なクリーニン
グが行えなくなる。そこで、本実施例では、突条201
aを記録ヘッドの記録可能幅lH の外側に設けている。
【0049】図5は、さらに搬送ベルト等と帯電ローラ
との関係を説明するための図である。
【0050】本実施例の場合は、帯電ローラ204の長
さlT と、記録紙の最大幅lP と、搬送ベルト201の
幅lB との関係を、lP <lT <lB としている。
【0051】ここで、lP <lT とした理由は、記録紙
を搬送ベルト201上に全面吸着させるためである。ま
た、lT <lB とした理由は、帯電ローラ204の全域
によって搬送ベルト201に確実に電荷を誘起させるた
めである。仮に、lB <lTとした場合には、帯電ロー
ラ204と従動ローラ203との間に、空気層を介して
対向する部分が生じ、その部分に流れ込んだインクによ
って電気的な短絡が起こって、搬送ベルト201に電荷
が誘起されなくなるおそれがある。
【0052】図6は、さらに搬送ベルト等とプラテンと
の関係を説明するための図である。
【0053】本実施例の場合は、記録ヘッド305aと
対向する搬送ベルト201の部分の平面度を確保するた
めのプラテン217の長さlPLと、搬送ベルト201の
幅lB との位置関係を、lPL≦lB としている。これ
は、以下の状況を考慮したためである。すなわちプラテ
ン217は、搬送ベルト201に密着する必要があるた
め、ある程度の圧力で搬送ベルト201に押し付けられ
ることになり、一方、搬送ベルト201は、幅方向での
テンションが一定でないと寄りが生じてしまうことにな
る。そこで、lPL≧lB の関係が満たされることによ
り、プラテン217による搬送ベルト201のテンショ
ン差が生じなくなり、安定したベルト搬送が可能とな
る。
【0054】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0055】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0056】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0057】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0058】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0059】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0060】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0061】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0062】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録装置
は、搬送ベルトの幅lB、記録媒体の幅lP、記録ヘッド
の記録可能幅lH、搬送ベルトを支持する支持部材の幅
PLを、lPL>lB>lH>lPの関係に設定することに
より、記録媒体から外れたインク等をクリーニング可能
な搬送ベルト上にて受けて、機内の他の部分の汚染を防
止すると共に、プラテン等の支持部材によって安定した
ベルト搬送を実現することができる。
【0064】
【0065】
【0066】さらに、搬送ベルトを無端状ベルトとし
て、その内周に突条を設けた場合には、その突条の位置
を、記録ヘッドの記録可能幅の外方位置に設定すること
により、インク等による機内の汚染をなくし、しかも高
画質の画像を得ることができる。なお、無端状ベルト以
外の搬送手段を用いることも可能である。
【0067】また、帯電ローラの幅lT を、 lB >lT >lP として、lP がlT の内部に、さらにlT がlB の内部
に存在させることによって、搬送ベルトに電荷を確実に
誘起させることができ、この結果、搬送ベルト上への記
録媒体の吸着を確実なものとして、高品位な画像を確実
に得ることができる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用可能な画像記録部の概略構成図
である。
【図2】図1に示す搬送ベルトの斜視図である。
【図3】 複写機に組込まれた本発明の記録装置の概略
側面図である。
【図4】図3に示す記録ヘッド,記録紙,搬送ベルトお
よび駆動ローラとの位置関係を説明するための正面図で
ある。
【図5】 図3の記録装置における搬送ベルト等と帯電
ローラとの関係を説明するための要部の正面図である。
【図6】 図3の記録装置における搬送ベルト等とプラ
テンとの関係を説明するための要部の正面図である。
【図7】従来の記録装置の一例を示す概略側面図であ
る。
【図8】インクジェット記録ヘッドの概略構成図であ
る。
【図9】図8に示す記録ヘッドを備えた記録装置の要部
の斜視図である。
【符号の説明】
1C,1M,1Y,1Bk 記録ヘッド 201 搬送ベルト 201a 突条 202 駆動ローラ 202a 溝部 203,204,205,206 従動ローラ 207 帯電ローラ 210 光学センサ 217 プラテン 304 ベルト搬送部 305 記録ヘッド部 305a 記録ヘッド 309 クリーナ部 B 継ぎ目 P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 一方井 雅俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 三富 達夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 根村 雅晴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 高中 康之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−211138(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 13/08 B65H 5/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅lBを有する搬送ベルトによっ
    て、所定の幅lPを有する記録媒体を搬送し、前記搬送
    ベルトの幅方向に沿って所定の記録可能な長さlHを有
    する記録ヘッドによって、前記搬送ベルト上の記録媒体
    に記録を行う記録装置において、 前記記録ヘッドと対向する前記搬送ベルトの裏側の位置
    に、前記搬送ベルトを支持する所定の幅lPLを有する支
    持部材を備え、 前記のlB,lP、lBおよびlPLは、 lPL>lB>lH>lP の関係に設定され、 かつ前記支持部材は、その幅方向の内側に前記搬送ベル
    トが位置するように備えられ、 前記搬送ベルトは、その幅方向の内側に前記記録ヘッド
    が位置するように備えられ、 前記記録ヘッドは、その記録可能な長さlH部分の幅方
    向の内側に前記記録媒体が位置するように備えられたこ
    とを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ベルトの幅以上の長さを有して
    前記搬送ベルトを移動可能に支持するローラと、 前記搬送ベルトの幅以上の長さを有し、かつ前記搬送ベ
    ルトを挟んで前記ローラに圧接するベルトクリーニング
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ベルトの幅以上の長さを有して
    前記搬送ベルトを移動可能に支持するローラと、 前記搬送ベルトに設けられて前記記録ヘッドの長さ方向
    の外側に位置し、かつ前記ローラの外周部と係合して前
    記搬送ベルトの斜行を防止するための係合部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ベルトに接して該搬送ベルトを
    帯電させるための帯電ローラを備え、 前記帯電ローラの幅lTと、前記搬送ベルトの幅lBと、
    前記記録媒体の幅lPとを lB>lT>lP の関係に設定したことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出させる
    インクジェット記録ヘッドであり、かつ前記インクを吐
    出するために利用されるエネルギーとして前記インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換
    素子を有することを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材における前記記録ヘッドの
    幅方向の外側に、前記搬送ベルトを案内する案内部が設
    けられ、 前記搬送ベルトに、前記案内部と係合して当該搬送ベル
    トの斜行を防止するための被案内部が設けられたことを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の記録装
    置。
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