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JP3015618U - チャージャワイヤの清掃部材 - Google Patents

チャージャワイヤの清掃部材

Info

Publication number
JP3015618U
JP3015618U JP1995001617U JP161795U JP3015618U JP 3015618 U JP3015618 U JP 3015618U JP 1995001617 U JP1995001617 U JP 1995001617U JP 161795 U JP161795 U JP 161795U JP 3015618 U JP3015618 U JP 3015618U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning member
wire
cleaning
woven fabric
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995001617U
Other languages
English (en)
Inventor
進 今村
康志 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN CORUNDUM CO.,LTD.
Original Assignee
RIKEN CORUNDUM CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN CORUNDUM CO.,LTD. filed Critical RIKEN CORUNDUM CO.,LTD.
Priority to JP1995001617U priority Critical patent/JP3015618U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3015618U publication Critical patent/JP3015618U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強靭でしかも柔軟性を有し、目詰りがなく研
削性のすぐれた長寿命のチャージャワイヤの清掃部材を
得ること。 【構成】 表面に凹凸を有する不織布4を多孔質で柔軟
性を有する基材2の表面に貼付け、不織布4の表面に研
削機能を有する粉体層5を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子複写機の感光体のドラムに電荷を帯電するためのチャージャワ イヤの清掃部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子複写機においては、感光体ドラムの上方に設けられた複数本のチャージャ ワイヤ(以下単にワイヤという)に、暗中で高電圧を印加してコロナ放電を発生 させ、+電荷を感光体ドラム及び用紙上に均一に帯電させる。そして、帯電した 感光体ドラムにイレーサによる光を当てて不要な部分の電荷を消去し、転写され ない部分にトナーが付着するのを防止している。
【0003】 このようなワイヤはきわめて細い金属線(例えば、直径60μmのタングステ ン線に、厚さ0.3μm程度の金メッキを施したもの)が使用されており、表面 は常時露出していることが必要である。しかしながら、トナーに含まれるキャリ ヤ(SiO2 )、装置中より放出される霧化したシリコンオイル、紙粉や紙中に 含まれるタルクやロジン、さらに塵埃等がワイヤの表面に付着し、特に、キャリ ヤやシリコンオイル等は放電による温度上昇によってワイヤの表面に焼付き、ス ケールとなる。そしてこれらが累積することによりワイヤの表面を被覆してしま い、導電特性が変化してチャージャ機能が劣化する。 そこで、このような付着物やスケールを除去してワイヤの表面を露出させるた め、例えば、毎日1回ワイヤの表面を清掃装置で清掃し、チャージャ機能の劣化 を防止している。
【0004】 図4(a)は上記のようなワイヤの清掃装置の一例の下面図、(b)はそのA −A断面図である。図において、11は平面長方形、断面コ字状のフレームで、 中央部にはスクリューシャフト12が回転可能に取付けられている。13はスク リューシャフト12を駆動する可逆電動機である。14a,14bはスクリュー シャフト12の両側にこれと平行に張られたワイヤで、前述のように、例えば直 径60μmのタングステン線の表面に、厚さ0.3μm程度の金メッキを施した ものである。
【0005】 15は後述の清掃部材20のホルダで、スクリューシャフト12に螺合するね じ部17を有する基板16と、この基板16にワイヤ14a,14bと同じ間隔 で立設された、弾性材からなるU字状の保持部18a,18bとからなっている 。この保持部18a,18bには互いに内方に向う弾性が付与されており、先端 部には図5に示すように対向して凹状の清掃部材20の収容部19が形成されて いる。 20は清掃部材で、保持部18a,18bの収容部19に収容される大きさに 形成されており、図6に示すように、剥離紙21の上に接着剤22により不織布 の23を貼着し、その上に接着剤により皮革あるいはフエルト(以下皮革という )24を貼着したもので、皮革24を対向させて収容部19に収容される。
【0006】 上記のように構成したホルダ15は、ねじ部17をスクリューシャフト12に 螺合してフレーム11に取付け、清掃部材20によりワイヤ14a,14bを両 側から挟持する。このとき、清掃部材20は保持部18a,18bの弾性により 僅かな力(例えば、50〜60g/cm2 )でワイヤ14a,14bに圧接され ている。 このような清掃装置は、例えば1日1回、可逆電動機13を駆動してホルダ1 5を往復させ、清掃部材20をワイヤ14a,14bに沿って摺動させ、ワイヤ 14a,14bに付着した紙粉や塵埃、さらにはワイヤ14a,14bの表面に 焼付いたスケールを除去している。
【0007】 電子複写機のワイヤの清掃装置においては、次の点を満足することが必要であ る。 (1)ワイヤ14a,14bに付着した紙粉や塵埃は勿論、ワイヤ14a,14 bの表面に焼付いたスケールも除去できること。 (2)清掃にあたって、ワイヤ14a,14bの表面に傷をつけたり、金メッキ が剥離したりしないこと。 (3)除去した紙粉、塵埃、スケール等が装置内に落下しないこと。
【0008】 しかしながら、前述の清掃装置では、紙粉、塵埃等の付着物は除去できるが、 ホルダ15が反対方向に移動する際清掃部材20に付着した紙粉等が再びワイヤ 14a,14bに付着することがあり、またワイヤ14a,14bの表面に焼付 いたスケール全部を除去することは困難なため、時々ワイヤ14a,14aを交 換しなければならなかった。また、除去した紙粉等やスケールが装置内に落下す ることもあった。
【0009】 このような問題を解決するために、例えば、実願昭55−78284号(実開 昭57−3243号)のマイクロフィルム(以下従来例1という)には、清浄部 材のグリット又はコロナワイヤに接する部分のうち半分には研磨部材を設け、他 の半分には研磨部材を支えるスポンジのような柔軟性の耐磨耗性物質を直接グリ ッド又はコロナワイヤに当るようにし、研磨したときの汚れ等をスポンジで取去 るようにしたコロナ放電器が記載されている。
【0010】 また、実願昭59−35868号(実開昭60−150563号)マイクロフ ィルム(以下従来例2という)には、研磨部材からなる清掃面と、非研磨部材か らなる清掃面とを隣接させて弾力性部材を介して支持部材に取り付けた画像形成 装置のコロナ放電用の清掃具において、研磨部材の両側に非研磨部材を設け、か つ、研磨部材の表面積が非研磨部材の表面積より小さいコロナ放電用の清掃具が 記載されている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来例1及び2に記載された清掃部材は、いずれもスポンジの如き柔軟 性部材の上に研磨部材を付着させているため経時変化が激しく、また、脆弱で使 用中にちぎれたり破壊したりし易く、その上目詰りし易いため寿命が短いなどの 問題があり、屡々交換しなければならなかった。
【0012】 本考案は、上記の課題を解決すべくなされたもので、強靭でしかも柔軟性を有 し、目詰りがなく研削性にすぐれた寿命の長いチャージャワイヤの清掃部材を得 ることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るチャージャワイヤの清掃部材は、表面に凹凸を有する不織布を多 孔質で柔軟性を有する基材の表面に貼付け、この不織布の表面に研削機能を有す る粉体層を設けたものである。
【0014】
【作用】
清掃部材をホルダの対向する収容部に収容してワイヤを挟持する。そしてホル ダをワイヤに沿って往復運動させることにより、ワイヤに付着した紙粉や塵埃、 さらにはワイヤの表面に焼付いたスケールを除去する。 このとき、ワイヤから除去された紙粉、塵埃、スケール等は不織布の凹部や基 材に捕捉され、装置内に落下することはない。
【0015】
【実施例】
図1は本考案に係る清掃部材の実施例の断面図である。図において、1は清掃 部材、2は例えば、スポンジ、フエルト、発泡樹脂などのように多孔質で柔軟性 を有する基材、3は基材2の表面に塗布された接着剤である。4は図2に示すよ うに表面に凹凸加工が施され、基材2の表面に貼付けられた不織布、5は不織布 の4の表面に設けた粉体層で、アルミナ、カーボンランダム、ダイヤモンドなど の如く研削機能を有する粉粒体6(以下研磨材6という)を、例えば接着剤に混 入して塗布したものである。なお、不織布4の表面に接着剤を塗布して研磨材6 を散布し、その上に接着剤を薄く塗布してもよい。なお、本考案においては、繊 維を接着したものあるいは繊維をからめたものを総称して不織布という。
【0016】 実施例によれば、基材2として気孔の直径が0.02〜0.3mmで厚さ1〜 10mmのクロロプレンゴムを使用した。また、不織布4はポリエステル、ナイ ロン、レーヨン等のほとんど吸湿しない繊維をからめたもの(図2(b)参照) で、表面に、図2に示すように、縦Lと横Wがそれぞれ約1.5mmの凹部41 と、凹部41の間に形成された幅Gが約0.5mmの凸部42からなる凹凸加工 が施されているものを使用し、基材2の表面に接着剤3で貼付けた。 さらに、粉体層5を形成する研磨材6として、粉径が0.5〜20μmのアル ミナ、ダイヤモンド等の粉体をエポキシ系の接着剤と3対1の重量比で混合して 不織布4の表面に塗布し、乾燥して硬化させた。
【0017】 上記のような清掃部材1は、不織布4を設けたことにより強靭性を保ちつつ清 掃部材1に必要な柔軟性を備えており、また、不織布4の繊維の密度、表面の凹 凸の大きさ、あるいは研磨材6の種類や粒子の大きさを変えることにより、研削 能力(研削量)を適宜調整することができる。
【0018】 本実施例に係る清掃部材1を、図3に示すように、ホルダの保持部18a,1 8bに保持させ、ワイヤ14に沿って1往復させて清掃したところ、ワイヤ14 の表面は傷がつくことなく露出し、しかも紙粉等やスケールは不織布4の凹部4 1や支持体2に捕捉され、装置内に落下することはなかった。 また、ワイヤ14は主として不織布4の凸部42に付着した粉体層5によって 清掃されるため、目詰りを生ずることもなかった。
【0019】 上記実施例に係る本考案の清掃部材1と、これと同じ仕様であるが不織布を有 せず、基材上に直接粉体層を設けた従来の清掃部材とによりワイヤ14を清掃し て試験を行った。 (1)清掃部材 従来品 基 材:ゴムスポンジ(厚さ2.0mm) 粉体層:#6000(平均粒径2.0μm)のアルミナをエポ キシ系接着剤と3:1の重量比で混合 本考案品 基 材:従来品と同じ 不織布:ポリエステルスパンボンド(厚さ0.1mm) 粉体層:従来品と同じ (2)清掃条件 被清掃材:チャージャワイヤ(φ60μm×300mm) 接触圧力:100g/cm2
【0020】 上記により各5個の清掃部材に、通常の接触圧力(50〜60g/cm2 )の 約2倍の圧力を加えてワイヤ14を清掃し、清掃部材がちぎれ、あるいは粉体層 が破壊され(地割れ現象)て使用に耐えなくなるまでの清掃回数の試験を行った 。試験結果は、表1に示す通りである。
【0021】
【表1】
【0022】 表1から明らかなように、従来の清掃部材は、平均約85回の清掃(往復)で ちぎれたり粉体層が破壊されたりして使用に耐えなくなったが、本考案に係る清 掃部材は、平均354回(従来品の4倍強)清掃を行うことができた、このよう に、本考案の清掃部材は強靭で目詰りも少なく、寿命が大幅に長くなることが確 認された。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は基材上に表面に凹凸を有する不織布 を貼付け、この不織布の表面に研削機能を有する粉体層を設けたので、ある程度 の強靭性を保ちつつ柔軟性を有するチャージャワイヤの清掃部分を得ることがで きる。そのため使用中にちぎれたり損壊したりするおそれがなく、また、目詰り がなく研削性にすぐれた長寿命の清掃部材が得られる。 さらに、不織布を構成する繊維の密度、表面の凹凸の大きさ、あるいは研磨材 の種類や粒子の大きさを変えることにより、研磨能力を適宜調整することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の拡大断面図である。
【図2】本考案の要部をなす不織布の平面図及びそのA
−A拡大断面である。
【図3】本考案に係る清掃部材の使用状態を示す模式図
である。
【図4】通常のチャージャワイヤの清掃装置の一例を示
す下面図及びそのB−B断面図である。
【図5】ホルダの先端部の形状を示す斜視図である。
【図6】従来の清掃部材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 清掃部材 2 基材 3 接着剤 4 不織布 5 粉体層 6 研磨材 41 凹部 41 凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸を有する不織布を多孔質で柔
    軟性を有する基材の表面に貼付け、前記不織布の表面に
    研削機能を有する粉体層を設けたことを特徴とするチャ
    ージャワイヤの清掃部材。
JP1995001617U 1995-03-09 1995-03-09 チャージャワイヤの清掃部材 Expired - Lifetime JP3015618U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0528408U (ja) * 1991-09-27 1993-04-16 住友軽金属工業株式会社 ねじり板挿入管を有するミスト回収装置
JPH0576520U (ja) * 1992-03-25 1993-10-19 住友軽金属工業株式会社 ミスト回収装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0528408U (ja) * 1991-09-27 1993-04-16 住友軽金属工業株式会社 ねじり板挿入管を有するミスト回収装置
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