JP3014748U - 蛇口用浄水器 - Google Patents
蛇口用浄水器Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飲料水の蛇口に直接取り付けて用いられる蛇
口用浄水器に関し、流路形状を簡素化するとともに浄水
をシャワー散水させることができるようにすることを目
的とする。 【構成】 蛇口装着部11の中に組み込まれていて流水
を分岐させる切換弁12と、分岐後に直接吐出する原水
と分岐後に浄水部13を経て浄化させた浄水とがそれぞ
れ同一箇所を通過する流路集合部14と、この流路集合
部14を経由してから集中吐出口15とシャワーヘッド
16とのいずれか一方に到る方向に流路方向を切り換え
る流路変更部材17とを備え、この流路変更部材17を
前記蛇口装着部11の外方より操作可能に設けるように
構成する。
口用浄水器に関し、流路形状を簡素化するとともに浄水
をシャワー散水させることができるようにすることを目
的とする。 【構成】 蛇口装着部11の中に組み込まれていて流水
を分岐させる切換弁12と、分岐後に直接吐出する原水
と分岐後に浄水部13を経て浄化させた浄水とがそれぞ
れ同一箇所を通過する流路集合部14と、この流路集合
部14を経由してから集中吐出口15とシャワーヘッド
16とのいずれか一方に到る方向に流路方向を切り換え
る流路変更部材17とを備え、この流路変更部材17を
前記蛇口装着部11の外方より操作可能に設けるように
構成する。
Description
【0001】
本考案は飲料水の蛇口に直接取り付けて用いられる蛇口用浄水器に関する。
【0002】
従来、蛇口用浄水器には、例えば実開平5−44277号公報に記載されてい るような浄水器があった。この浄水器は、図20に示すように、蛇口1の先端吐 出部2に浄水器3の蛇口装着部4を外嵌し、レバー5を操作することにより浄水 部6側へ水を導入させることができるようになっている。蛇口装着部4を先端吐 出部2に取り付けるには、C型状の蛇口取付リング7を介して(ナット形に形成 された)締付用キャップ8を閉め込むことにより、容易に蛇口1の先端吐出部2 に取り付けることができるものである。
【0003】 このような従来の蛇口用浄水器は、レバー5によって原水と浄水とを切り換え るため、図21に示すように、蛇口装着部4の中に組み込まれている切換弁9が ニュートラル位置の場合に原水が切換弁9から流路集合部4aを通って集中吐出 口4bへ至り、切換弁9をニュートラル位置から時計回りに約90度回転した位 置では、原水が切換弁9から浄水部6を経由して浄化されたのち流路集合部4a に行き、流路集合部4aから集中吐出口4bへ至る浄水系通路を通り、また、切 換弁9をニュートラル位置から反時計回りに約90度回転した位置では、原水が 切換弁9から直接にシャワーヘッド4cへ行くシャワー系通路を経てシャワー散 水される。
【0004】
上記従来の蛇口浄水器においては、1つのレバー5によって原水と浄水とを切 り換えるため、その流路形状が複雑になるとともに浄水をシャワー散水させるこ とができないという問題点があった。
【0005】 本考案は、従来の技術における前記問題点を解消するためのものであり、その ための課題は、流路形状を簡素化するとともに浄水をシャワー散水させることが できる蛇口浄水器を提供することにある。
【0006】
本考案は前記課題を達成できるようにするため、蛇口用浄水器10の構成は、 図1に示すように、蛇口装着部11の中に組み込まれていて流水を分岐させる切 換弁12と、分岐後に直接吐出する原水と分岐後に浄水部13を経て浄化させた 浄水とがそれぞれ同一箇所を通過する流路集合部14と、この流路集合部14を 経由してから集中吐出口15とシャワーヘッド16とのいずれか一方に到る方向 に流路方向を切り換える流路変更部材17とを備え、この流路変更部材17を前 記蛇口装着部11の外方より操作可能に設けたことを特徴とする。
【0007】 そして、前記流路変更部材17による前記集中吐出口15または前記シャワー ヘッド16への流路の切換えにおいては、水の流路と直交する方向または平行な 方向へ前記流路変更部材17を移動させて変更することが望ましい。
【0008】
このように構成したことにより、蛇口用浄水器10を適用すると、蛇口装着部 11の中に組み込まれている切換弁12を動作させて流水を分岐させると、直接 吐出する原水と分岐後に浄水部13を経て浄化させた浄水とのいずれか一方を吐 出させることができ、この際に、流路変更部材17を前記蛇口装着部11の外方 より操作して集中吐出かシャワー散水かいずれか一方に設定すると、流路集合部 14を経由してから集中吐出の場合には集中吐出口15から吐出し、シャワー散 水の場合にはシャワーヘッド16から吐出する。
【0009】 この場合、前記流路変更部材17による前記集中吐出口15または前記シャワ ーヘッド16への流路の切換えにおいては、水の流路と直交する方向へ流路変更 部材17を移動させて変更することにより、動作時の水圧による影響を少なくす る。
【0010】 また、前記流路変更部材17による前記集中吐出口15または前記シャワーヘ ッド16への流路の切換えにおいては、水の流路と平行な方向へ流路変更部材1 7を移動させて変更することにより、シャワー散水面積を大きくする。
【0011】
本考案における以下の実施例では吐出口の中央部に集中吐出口を備えた場合に ついて説明する。 〔第1実施例の構成〕 第1実施例における浄水器取付け状態を図2に、浄水器外観を図3乃至図6に 、浄水器内部構成を図7乃至図15に示す。 図7乃至図15のうち、水道水を蛇口装着部21より浄水部22へ導入させて 浄化してから吐出させるようにセットした場合を図7乃至図11に示し、水道水 を蛇口装着部21を単に通過させて原水のまま吐出させるようにセットした場合 を図12乃至図15に示す。
【0012】 蛇口用浄水器20は、図2乃至図6に示すように、蛇口1の先端吐出部2に蛇 口装着部21を外嵌して直結された浄水部22に水道水を導入させて浄化させる ことができるように形成されている。蛇口装着部21の側面中央部には、浄水・ 原水の切換レバー23を設け、この切換レバー23を操作することにより浄水部 22側へ水道水を導入させることができ、また、蛇口装着部21の下端面から側 面下端部まで延設させた、シャワー吐出と集中吐出との切換レバー24を設け、 この切換レバー24を操作することにより水道水の浄水と原水との両方について 、シャワーヘッド25を介して吐出させるかまたは中心部に集中した柱状にして 吐出させるか、いずれか一方を選択できるようにしている。蛇口1の先端吐出部 2に蛇口装着部21を装着するには、C型状の蛇口取付リング26を介して抜止 めさせてナット型の締付用キャップ27を締め込むことにより行う。
【0013】 蛇口装着部21は、図7および図8に示すように、本体201の垂直中心線と 蛇口中心線とが合うように入口流路202を形成し、その上部にそれぞれ入口流 路202と同心的に形成した漏れ止め用のゴム製ガスケット203と蛇口取付リ ング26とをはめ込んで、同心的に形成した締付用キャップ27を螺合する。 本体201の水平中心線と同心的に切換弁取付孔205を形成して弁体組付部 とするとともに、本体内部に原水と浄水との流路仕切壁206を設けて入口流路 202に連通する原水流路207と浄水部22に連通する浄水流路208とを形 成する。 原水流路207には浄水部取付け側の壁面に流入口209を穿設し、浄水流路 208には流出口210を穿設する。原水流路207の下側の壁面には原水流出 口211を、ゴム製ガスケット212およびガスケット抑え213を嵌め込むこ とができるように穿設する。ゴム製ガスケット212は流路入口側で後述する弁 体(ボール221d)と当接し、流路出口側からはガスケット抑え213により 押圧されて位置固定される。
【0014】 切換弁取付孔205には、二方向の出口を選択して切り換える切換手段220 を同心的で回動自在かつ着脱自在に組付ける。切換手段220はボール型弁体を 有する切換弁221と、本体外部から操作して吐出する水の種類を原水か浄水か のいずれかに切り換える切換用の操作ノブまたは切換レバー222(23)と、 操作によって切り換えられた原水か浄水かを表示する表示リング223とからな る。 切換弁221は弁軸221aの流路側に位置する端部に一側面を開放した箱型 のボール収容部221bを形成し、開放側へバネ付勢するスプリング221cを 介してステンレス製のボール221dを収容させ、このボール221dを浄水側 への流入口209または原水流出口211に密着させることによりいずれか一方 の流路を閉鎖させる。
【0015】 浄水側の流入口209にはボール221dが当接するゴム製ガスケット214 および水の流出を止める逆止弁215を設け、流出口210には水の流入を止め る逆止弁216を設ける。逆止弁215と逆止弁216とは、後述する浄水カー トリッジ30を受けるカートリッジ受け217に一体に組み込む。 切換弁取付孔205と流路仕切壁206との下側に第1の流路集合部218を 形成するとともに、仕切壁面内の中心部に穿設した孔に周縁部のフランジを有し 、そのフランジに整流および水流調整用の調整部材231を組付けた、流路とし ての孔を有する円板に形成した仕切部材230を着脱自在に取り付ける。
【0016】 仕切部材230の下流側には第2の流路集合部235を確保するとともに、出 口壁面内の中心部に整流および水流調整用の金網241を設置した集中流出口2 42と、この集中流出口242の外周に形成したシャワーヘッド243とを設け た出口部材240を螺着する。
【0017】 出口部材240には、シャワー吐出と集中吐出との切り換えを行う切換手段2 50を設ける。この切換手段250は出口部材240の出口壁面に回動自在に組 付けた軸部材251と、出口部材240の集中流出口242を入口側から蓋をす る蓋部材252と、本体外部から操作してシャワー吐出と集中吐出との切り換え を行う切換レバー253(24)とからなる。この切換レバー253を操作し、 蓋部材252を集中流出口242の入口に移動させて直進用流出口242を閉鎖 させることによりシャワー吐出させることができるようになり、また、直進用流 出口242の入口から蓋部材252を外す方向へ移動させることにより流水を集 中吐出させることができるようになる。 本体201に組み付ける各部材は、本体との間にOリング等のシール部品を介 装して漏れ止めを施すか、または接着あるいは溶着して密着させる。
【0018】 浄水部22は、図9に示すように、蛇口装着部21に形成された収納ケース取 付部21aにOリングを介して螺着する収納ケース300と、収納ケース300 の中に着脱自在に収納させる浄水カートリッジ30と、この浄水カートリッジ3 0の下流側の端部を内嵌させるように形成したカートリッジ受け217と、この カートリッジ受け217の下流側に配設されて下端が内側に縮径する薄板部を有 する環状に形成したスペーサ301と、このスペーサ301の縮径する薄板部を 介してカートリッジ下流側に位置固定される円盤状に形成した磁性体302とか らなる。 この磁性体302は、円盤状磁性セラミックに複数の小孔を穿孔して形成させ 、水および浄水カートリッジ30内のセラミックス材料に磁力を作用させ、水中 の有害溶出物を凝縮させて捕集させ易くするとともにセラミックス材料からアル カリイオンを溶出させて、浄化し活性化させる。 スペーサ301の上周端には、浄水カートリッジ30の端部とカートリッジ受 け217との間およびスペーサ301とカートリッジ受け217との間を、それ ぞれシールするゴム製ガスケット303を周設して、浄水カートリッジ30の下 流側へ浄化されていない水が進入することがないようにする。
【0019】 浄水カートリッジ30は、筒状に形成したケース311と、このケース311 内に収納された種々の浄化材料と、円板形フェルト状濾紙によって形成させた入 口フィルタ312とからなり、入口フィルタ312をカートリッジ入口部に外側 から取り付け、その外側からフィルタ抑え部材311aを螺着することによって 固定し、内部に比較的大きな固形物が入り込まないようにしている。
【0020】 ケース311の内部に収納されるものには、最も上流側の位置に充填されて原 水の除臭および殺菌を行う繊維状銀添着活性炭313と、その繊維状銀添着活性 炭313の下流側に配設されて上流側と下流側とを仕切る複数の孔またはスリッ トを穿孔したプラスチック製の仕切板314と、仕切板314の下流側に緻密に 充填されて原水の除臭および塩素等の殺菌成分の吸着を行う粒状銀添着活性炭3 15と、粒状銀添着活性炭315の下流側に緻密に充填されて浄水中にミネラル 成分を溶出させる丸粒状のミネラル供給セラミック316と、ミネラル供給セラ ミック316の下流側に配設されて上流側と下流側とを仕切るとともに下流側の 空間を流路方向に平行な仕切壁で複数か所に仕切り複数の孔を穿孔して複数か所 に仕切られた空間へ水流を誘導する枠体317と、枠体317の上流側に配設す る円板形フェルト状濾紙によって入口フィルタ312よりもメッシュを細かく形 成させた中間フィルタ318と、中間フィルタ318を上流側から抑えて位置固 定するフィルタ抑え部材317aと、枠体317の複数か所に仕切られた各空間 内に緻密に充填させて水中の一般細菌を吸着し不活性化させる殺菌セラミック3 19と、枠体317の下流側の端部に嵌め込む円板形フェルト状濾紙によって中 間フィルタ318よりもメッシュを細かくかつ厚みを厚く形成させた出口フィル タ320とが含まれる。
【0021】 〔第1実施例の作用〕 このように構成した実施例においては、使用時に水道水を原水のままで吐出さ せるか又は浄水するか、また、蛇口から直接吐出させるのと同様に集中吐出させ るか又はシャワー吐出させるか等の、幾つかの場合を選択して使用することがで きるようになる。
【0022】 まず、水道水を浄化して集中吐出させる場合、図7乃至図9に示すように、切 換レバー222(23)を回して浄水吐出の位置に合わせ、切換レバー253( 24)を動かして直進吐出にすると、切換弁221のステンレス製ボール221 dが原水流出口211を封鎖して、浄水側の流入口209を開放するため、蛇口 から流入した水道水は入口流路202から切換弁221のボール収容部外周を経 由して流入口209から浄水部22へ流入する。 浄水部22に流入した水道水は、逆止弁215のスプリング付勢力に抗して収 納ケース300内へ流入し、収納された浄水カートリッジ30の外周側流路を経 由して収納ケース300の最奥端に達し、その最奥端に開口する浄水カートリッ ジ30の入口からカートリッジ内部へ流入する。 カートリッジ内部へ流入した水道水は、まず入口フィルタ312を通過して比 較的大きめの固形物が除去され、次に繊維状銀添着活性炭313を通過して除臭 、除菌され、その後に、粒状銀添着活性炭315を通過してさらに除臭されると ともに殺菌成分が吸着され、そしてミネラル供給セラミック316を通過する途 中でミネラル成分が補充され、中間フィルタ318を通過して比較的小さな固形 物を除去され、殺菌セラミック319を通過して細菌が吸着、不活性化され、出 口フィルタ320を通過して微細な固形物が除去されて浄水カートリッジ30の 外部へ流出する。 浄水カートリッジ30の外部へ出た浄化された水は、カートリッジ受け217 に内装された磁性セラミック302を通過した後、逆止弁216のスプリング付 勢力に抗して流出口210から浄水流路208へ流出し、そして、浄水流路20 8から第1の流路集合部218へ流入する。 そして、第1の流路集合部218から調整部材231を経て第2の流路集合部 235の調整部材直下に流れ落ち、この調整部材真下方向には流れを遮るものが ないため、集中流出口242の開口方向へそのまま流下する。 水流に従い周辺の空気が集中流出口242へ流入し、その分の空気が蛇口装着 部21の外部からシャワーヘッド243を介して第2の流路集合部235へ補充 され、その補充された空気が引き続き水流に従って第2の流路集合部235から 集中流出口242へ流入して、調整部材231から流下する浄水に気泡を豊富に 含ませ、その気泡を含む浄水が金網241を通過することにより微細化されて浄 水器外部へ吐出する。この微細化されて気泡を豊富に含む浄水は水使用時に飛び 散り、はね上がるのを防止する。
【0023】 また、水道水を浄化してシャワー吐出させる場合、図10および図11に示す ように、切換レバー222を回して浄水吐出の位置に合わせ、切換レバー253 を動かしてシャワー吐出にすると、切換弁221のステンレス製ボール221d が原水流出口211を封鎖して、浄水側の流入口209を開放し、切換手段25 0の蓋部材252が集中流出口242の入口を封鎖するため、蛇口から流入した 水道水は入口流路202から切換弁221のボール収容部外周を経由して流入口 209から浄水部22へ流入する。浄化される過程は前記集中吐出の場合と同じ なので省略する。 浄水部22で浄化された水は、流出口210から浄水流路208へ流出し、そ して、第1の流路集合部218へ流れ、さらに第1の流路集合部218から調整 部材231を経て第2の流路集合部235へ流れる。調整部材231から第2の 流路集合部235へ流出する浄水は、真下の集中流出口242が蓋部材252に より封鎖されているため集中流出口242の周辺部へ広がり、シャワーヘッド2 43を介して外部へ吐出される。
【0024】 また、水道水を原水のままで集中吐出させる場合、図12および図13に示す ように、切換レバー222を回して原水吐出の位置に合わせ、切換レバー253 を動かして集中吐出にすると、切換弁221のステンレス製ボール221dが浄 水側の流入口209を封鎖して原水流出口211を開放し、切換手段250の蓋 部材252が集中流出口242の入口を開放するため、蛇口から流入した水道水 は入口流路202から切換弁221のボール収容部外周を経由して原水流出口2 11から出て第1の流路集合部218へ流出する。この第1の流路集合部218 から調整部材231を経て第2の流路集合部235の調整部材直下に流れ落ち、 この第2の流路集合部235における調整部材真下方向には流れを遮るものがな いため、集中流出口242の開口へそのまま流下する。その水流に従い周辺の空 気が集中流出口242へ流入するとともに外気がシャワーヘッド243を介して 第2の流路集合部235へ補充され、そしてその空気とともに原水が金網241 を通過し、微細化された気泡を含む浄水として浄水器外部へ吐出する。
【0025】 また、水道水を原水のままでシャワー吐出させる場合、図14および図15に 示すように、切換レバー222を原水吐出の位置に合わせ、切換レバー253を 動かしてシャワー吐出にすると、ステンレス製ボール221dは原水流出口21 1を開放し、切換手段250の蓋部材252が集中流出口242の入口を封鎖す るため、蛇口から流入した水道水は入口流路202から切換弁221のボール収 容部外周を経由して原水流出口211から第1の流路集合部218へ流出し、さ らに第1の流路集合部218から調整部材231を経て第2の流路集合部235 へ流出し、調整部材231から第2の流路集合部235へ流出する水は、真下の 集中流出口242が蓋部材252により封鎖されているため集中流出口242の 周辺部へ広がり、シャワーヘッド243を介して外部へ吐出される。
【0026】 〔第1実施例の効果〕 このように実施例では、原水と浄水との切換え、ならびに集中吐出とシャワー 吐出との切換えが、各独立に選択でき、任意に組み合わせることができるように なったことにより、浄水をシャワー散水させることができる蛇口浄水器が実現で き、しかも流路形状を簡素化でき、蛇口浄水器の構造を単純化して、コストを低 減させることができる。
【0027】 〔第2実施例の構成〕 第2実施例は、上下するボール型遮蔽弁により集中吐出とシャワー吐出との切 換えを行う形式にした点が第1実施例と異なるものであるが、その他の構成は第 1実施例と同様の構成とする。 この第2実施例については、集中吐出の場合を図16および図17に、シャワ ー吐出の場合を図18および図19に示す。
【0028】 蛇口装着部の下部を以下のように構成する。 仕切部材230の中央部に第1の流路集合部218と第2の流路集合部235 との間の通路となる開口を円筒状のフランジ230aにより形成する。このフラ ンジ230aには、第2の流路集合部235側に突出した部分の外側に周上等ピ ッチに複数の縦溝230bを刻設してシャワー側への流路を形成する。 出口部材240の中央部に集中吐出用の開口261を形成し、その周辺部に小 孔を多数穿設したシャワー吐出部262を形成する。出口部材240の開口26 1には出口部材240の内側に突出するフランジ240aと出口部材240の外 側に突出するフランジ240bとを形成する。 内側のフランジ240aはフランジ230aの第2の流路集合部235側に突 出した部分の先端に外嵌し、外側のフランジ240bは内側のフランジ240a よりも径を大きくして内部に流れを遮蔽するためのボール状の弁体271を内装 できるようにして、第1の流路集合部218から流入する水を、まず集中吐出用 の開口261側へ導入させ、下流側が弁体271で閉鎖されている場合には縦溝 230bを介して第2の流路集合部235へ導き、さらにシャワー吐出部262 を介して外部へシャワー吐出させることができるように形成する。 フランジ240bに内嵌する環状体272を有し、複数枚の整流板273を環 状体272に内設させ、整流板273の上部に弁体271を固着させた遮蔽弁2 70と、フランジ240bに外嵌する環状体281を有し、その環状体281か ら放射方向にレバー282を突出させた切換レバー280とからなり、環状体2 81の内面側には突出部283を突出させ、環状体272の外周面には凹部27 4を略1/4周だけ斜めに刻設させて、突出部283を凹部274に嵌め込むこ とにより遮蔽弁270に切換レバー280を係合させて、切換レバー280に連 動して遮蔽弁270が流路の開閉動作をさせる。
【0029】 〔第2実施例の作用〕 流路の開閉動作は、切換レバー280を回動させることにより突出部283に 押圧された凹部274に沿って遮蔽弁270が上下し、固着されている弁体27 1が上昇または下降する。 上昇側に切換レバー280を回動させることにより、遮蔽弁270が上昇し、 弁体271がフランジ240aにより縮径された位置に当接して開口261を遮 蔽すると、集中吐出が止まり、シャワー吐出に切り換わる。 下降側に切換レバー280を回動させることにより、遮蔽弁270が下降し、 弁体271がフランジ240aにより縮径された当接位置から離れ、シャワー吐 出から集中吐出に切り換わる。 集中吐出の場合には、フランジ230aにより形成された開口から出口部材2 40の開口261へ流入する水によって、周辺の空気が第2の流路集合部235 へ吸い込まれ、縦溝230bを介して開口261へ流入して水と混合し、水流が 気泡を豊富に含んだ状態で吐出する。
【0030】 〔第2実施例の効果〕 遮蔽弁270が出口部材240の中央部に形成されたフランジ240bの内部 に装着され、切換レバー280がフランジ240bに組付けられたことにより、 シャワー吐出と集中吐出との切換に必要な部品の取付けによるシャワー吐出面積 の減少率を小さくすることができ、相対的にシャワー吐出部の面積を大きくする ことができる。
【0031】 〔別態様〕 実施例は発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に示したものであり、 特に指定のないかぎり、別態様を制限するものではない。例えば、集中吐出口の 位置については出口部材240の出口壁面中央部に限定することはなく、前方へ 位置させても良い。また、切換レバー253(24)の位置も左側側方に限定す ることはなく、正面側であっても右側側方であっても良い。
【0032】
以上のように本考案の蛇口用浄水器10では、蛇口装着部11の中に組み込ま れている切換弁12を動作させて流水を分岐させて、直接吐出する原水と分岐後 に浄水部13を経て浄化させた浄水とのいずれか一方を吐出させることができ、 この際に、流路変更部材17を前記蛇口装着部11の外方より操作して集中吐出 かシャワー散水かいずれか一方に設定すると、流路集合部14を経由してから集 中吐出の場合には集中吐出口15から吐出し、シャワー散水の場合にはシャワー ヘッド16から吐出することができるようにしたことによって、原水と浄水との どちらも集中吐出とシャワー散水とにより吐出させることができ、しかも、浄水 器の流路形状が簡素化できる。
【0033】 また、前記流路変更部材17による前記集中吐出口15または前記シャワーヘ ッド16への流路切換において、水の流路と直交する方向へ流路変更部材17を 移動させて変更させる場合、変更動作時に流路変更部材17が受ける水圧による 影響を少なくすることができ、強度的な負担を軽減することができる。 また、前記流路変更部材17による前記集中吐出口15または前記シャワーヘ ッド16との流路の切換えにおいて、水の流路と平行な方向へ流路変更部材17 を移動させて変更させる場合、構造的に流路変更部材17とその操作部との接続 部をシャワーヘッド中心部に設けることができ、シャワー散水面のデッドスペー スを小さくすることができて、シャワー散水面積を大きくすることができる。
【図1】本考案の原水・浄水の切換機構を示す原理説明
図である。
図である。
【図2】本発明による第1実施例の蛇口浄水器を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明による第1実施例の蛇口浄水器を示す正
面外観図である。
面外観図である。
【図4】本発明による第1実施例の蛇口浄水器を示す側
面外観図である。
面外観図である。
【図5】本発明による第1実施例の蛇口浄水器を示す平
面外観図である。
面外観図である。
【図6】本発明による第1実施例の蛇口浄水器を示す底
面外観図である。
面外観図である。
【図7】本発明による第1実施例における浄水ストレー
ト吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ト吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図8】本発明による第1実施例における浄水ストレー
ト吐出時の蛇口装着部を示す側面断面図である。
ト吐出時の蛇口装着部を示す側面断面図である。
【図9】本発明による第1実施例における浄水ストレー
ト吐出時の蛇口浄水器を示す平面断面図である。
ト吐出時の蛇口浄水器を示す平面断面図である。
【図10】本発明による第1実施例における浄水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図11】本発明による第1実施例における浄水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す平面断面図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す平面断面図である。
【図12】本発明による第1実施例における原水ストレ
ート吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ート吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図13】本発明による第1実施例における原水ストレ
ート吐出時の蛇口装着部を示す側面断面図である。
ート吐出時の蛇口装着部を示す側面断面図である。
【図14】本発明による第1実施例における原水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図15】本発明による第1実施例における原水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す平面断面図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す平面断面図である。
【図16】本発明による第2実施例における原水ストレ
ート吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ート吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図17】本発明による第2実施例における原水ストレ
ート吐出時の蛇口装着部を示す底面外観図である。
ート吐出時の蛇口装着部を示す底面外観図である。
【図18】本発明による第2実施例における原水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す正面断面図である。
【図19】本発明による第2実施例における原水シャワ
ー吐出時の蛇口装着部を示す底面外観図である。
ー吐出時の蛇口装着部を示す底面外観図である。
【図20】従来の浄水器を示す斜視図である。
【図21】従来の浄水器における原水・浄水の切換機構
を示す原理説明図である。
を示す原理説明図である。
10 蛇口用浄水器 11 蛇口装着部 12 切換弁 13 浄水部 14 流路集合部 15 集中吐出口 16 シャワーヘッド 17 流路変更部材 250 切換手段 252 蓋部材 270 遮断弁 280 切換レバー
Claims (3)
- 【請求項1】蛇口装着部(11)の中に組み込まれてい
て流水を分岐させる切換弁(12)と、 分岐後に直接吐出する原水と分岐後に浄水部(13)を
経て浄化させた浄水とがそれぞれ同一箇所を通過する流
路集合部(14)と、 この流路集合部(14)を経由してから集中吐出口(1
5)とシャワーヘッド(16)とのいずれか一方に到る
方向に流路方向を切り換える流路変更部材(17)とを
備え、 この流路変更部材(17)を前記蛇口装着部(11)の
外方より操作可能に設けたことを特徴とする蛇口用浄水
器。 - 【請求項2】前記流路変更部材(17)による前記集中
吐出口(15)または前記シャワーヘッド(16)への
流路の切換えにおいては、水の流路と直交する方向へ前
記流路変更部材(17)を移動させて変更することを特
徴とする請求項1記載の蛇口用浄水器。 - 【請求項3】前記流路変更部材(17)による前記集中
吐出口(15)または前記シャワーヘッド(16)への
流路の切換えにおいては、水の流路と平行な方向へ前記
流路変更部材(17)を移動させて変更することを特徴
とする請求項1記載の蛇口用浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000598U JP3014748U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 蛇口用浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000598U JP3014748U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 蛇口用浄水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014748U true JP3014748U (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=43150342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000598U Expired - Lifetime JP3014748U (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 蛇口用浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014748U (ja) |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP1995000598U patent/JP3014748U/ja not_active Expired - Lifetime
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