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JP3011699B1 - スライド部材の保持構造及び該保持構造を用いたディスク記録又は再生装置 - Google Patents

スライド部材の保持構造及び該保持構造を用いたディスク記録又は再生装置

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JP3011699B1
JP3011699B1 JP10297732A JP29773298A JP3011699B1 JP 3011699 B1 JP3011699 B1 JP 3011699B1 JP 10297732 A JP10297732 A JP 10297732A JP 29773298 A JP29773298 A JP 29773298A JP 3011699 B1 JP3011699 B1 JP 3011699B1
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shaft
hole
diameter portion
fitting
cartridge
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正 井上
浩一 中尾
通 森
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 基台上に摺動可能に保持されたスライド部材
の交換作業性を改善する。 【解決手段】 ディスク記録又は再生装置は、ディスク
6を収納したカートリッジ60が挿入されるホルダ3と、ホ
ルダ3から突出した載置板33上をスライドして、カート
リッジ60をホルダ3から排出する蹴出し部材5とを具えて
いる。蹴出し部材5には、長孔53aと長孔53aの一端部に
位置する大孔53bとが連続して開設され、載置板33上に
は、大径部34aと該大径部34aの下側に位置する小径部34
bを具えた嵌め軸34が立設している。載置板33上にて、
嵌め軸34よりもカートリッジ排出側には、嵌合孔35が開
設され、嵌め軸34に嵌まった蹴出し部材5が、カートリ
ッジ排出方向に移動した状態で、長孔53aから露出した
嵌合孔35に軸体7が嵌められ、蹴出し部材5がカートリッ
ジ挿入方向に移動した状態で、軸体7は大孔53bの端縁に
接して、嵌め軸34の大径部34aと大孔53bとが重なるまで
の蹴出し部材5の移動を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに収
納されたディスクの記録又は再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、基台上にスライド部材を摺動可
能に保持するには、図7に示す構造が採用されることが
多い。スライド部材(90)には、摺動方向に延びた長孔(9
1)が開設され、該長孔(91)には基台(9)にかしめ固定さ
れる嵌め軸(34)が嵌まる。嵌め軸(34)は、大径部(34a)
と該大径部(34a)の下側に位置する小径部(34b)とかしめ
用突軸(34c)を3段に具える。突軸(34c)は基台(9)に開
設された孔(92)にかしめられ、小径部(34b)が長孔(91)
に嵌まる。スライド部材(90)は、長孔(91)方向に基台
(9)上を摺動し、嵌め軸(34)の大径部(34a)によって、
上方への抜けが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、嵌め
軸(34)は基台(9)上にかしめ固定されているから、スラ
イド部材(90)を交換することは、非常に困難である。然
るに、スライド部材(90)の反り等により、スライド
部材(90)を交換せざるを得ない場合があり、該交換
時の作業性が悪かった。本発明は、基台上に摺動可能に
保持されたスライド部材の交換作業性を改善することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】基台上に、スライド部材を
スライド可能に配備し、基台又はスライド部材の一方に
スライド方向に延びた長孔を開設し、他方に該長孔に嵌
まる嵌め軸(34)を立設し、該嵌め軸(34)は長孔からの外
れ止めとなる大径部(34a)と長孔に嵌合する小径部(34b)
を形成し、長孔の一端部には該大径部(34a)の挿脱を許
す大孔(53b)が開設され、基台又はスライド部材には、
大孔(53b)と大径部(34a)が揃うことを阻止する軸体(7)
を設けている。また、嵌め軸(34)は基台に設けられ、長
孔はスライド部材に開設され、大孔(53b)と嵌め軸(34)
の大径部(34a)を対向させて嵌められたスライド部材
は、該対向箇所から大径部(34a)が長孔に重なる抜止め
方向に移動することにより、基台からの外れを防止さ
れ、基台上にて、嵌め軸(34)よりも抜止め側には、嵌合
孔(35)が開設されている。嵌め軸(34)に嵌まったスライ
ド部材が、抜止め方向に移動した状態で、長孔(53a)か
ら露出した嵌合孔(35)に軸体(7)が着脱自在に嵌められ
る。スライド部材が抜止め方向とは逆向きに移動した状
態で、軸体(7)は大孔(53b)の端縁に接して、嵌め軸(3
4)の大径部(34a)と大孔(53b)とが揃うまでのスライド部
の移動を防ぐ。
【0005】
【作用及び効果】基台上の嵌め軸(34)にスライド部材を
嵌め、大径部抜止め方向に移動させると、長孔(53a)か
ら嵌合孔(35)が露出する。嵌合孔(35)に軸体(7)を嵌め
ると、スライド部材が大径部抜止め方向とは逆向きに移
動しても、軸体(7)と大孔(53b)の端縁が当接して、ス
ライド部材の移動を妨げ、嵌め軸(34)の大径部(34a)と
大孔(53b)とは合わさらない。即ち、スライド部材が嵌
め軸(34)から上方に抜けることはない。また、スライド
部材を基台から外す際には、嵌合孔(35)から軸体(7)を
外し、スライド部材を基台に沿って移動させ、嵌め軸(3
4)の大径部(34a)と大孔(53b)を揃えれば、スライド部材
を嵌め軸(34)から取り外すことができる。即ち、スライ
ド部材を交換する際の作業性が良くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
詳述する。従来と同一構成については、同一符号を用い
る。本例にあっては、スライド部材をディスク記録又は
再生装置に応用した例を示し、具体的にはディスクを収
納したカートリッジ(60)を収容するホルダ(3)を設け、
該ホルダ(3)からカートリッジ(60)を排出する構造に関
する。図3は、カートリッジ(60)の斜視図である。カー
トリッジ(60)の一側部には、ディスクの露出と閉塞を切
り換えるシャッタ(61)が設けられ、該一側部の端面には
全長に亘って、ガイド溝(62)が凹設されている。カート
リッジ(60)の上面には、カートリッジ(60)が挿入される
方向を示す矢印(63)が刻印されている。
【0007】図1は、ディスク記録又は再生装置の分解
斜視図であり、説明の便宜上、後記するバネ片(8)の記
載を省く。装置は、シャーシ(1)と該シャーシ(1)に枢
着されるホルダ(3)を具え、シャーシ(1)上には、ピッ
クアップ(2)やディスク(6)を回転させるターンテーブ
ル(20)が、周知の如く設けられている。シャーシ(1)の
一隅部には、ブラケット(4)が取り付けられ、該ブラケ
ット(4)の側面内側からは枢軸(41)が突出している。ブ
ラケット(4)の側面には、切換えレバー(40)が枢支(45)
されている。ホルダ(3)の一端部側面には、上記枢軸(4
1)が嵌まる嵌合孔(31)が開設され、ホルダ(3)は枢軸(4
1)を中心に上向き回動した開位置と、シャーシ(1)に伏
せてホルダ(3)内のカートリッジ(60)がシャーシ(1)の
ターンテーブル(20)上に装着される閉位置との間を往復
移動する。
【0008】ホルダ(3)の側面上で、嵌合孔(31)よりも
カートリッジ排出側には、突片(30)が外向きに突出し、
該突片(30)の下側には、横長の開口(32)が開設されてい
る。該突片(30)よりもカートリッジ排出側には、ホルダ
(3)から載置板(33)が外向きに突出し、該載置板(33)上
に蹴出し部材(5)がカートリッジ挿入排出方向に沿って
移動自在に設けられている。該蹴出し部材(5)は、カー
トリッジ排出方向にバネ(54)付勢されている。従来と同
様に、ホルダ(3)の閉位置から開位置に移行する際に、
蹴出し部材(5)によりカートリッジ(60)が、ホルダ(3)
からの排出方向に付勢される。
【0009】図2は、蹴出し部材(5)とホルダ(3)の分
解斜視図である。ホルダ(3)の側面内側には、シャッタ
開き片(36)が突出し、ホルダ(3)にカートリッジ(60)が
挿入されると、該シャッタ開き片(36)はカートリッジ(6
0)のガイド溝(62)(図3参照)内に嵌まって、シャッタ(6
1)を押して開く。蹴出し部材(5)は、長手方向をカート
リッジ挿入排出方向に向けた移動板(50)の前端部から蹴
出し片(51)を突出しており、該蹴出し片(51)は開口(32)
からホルダ(3)内に侵入する。移動板(50)の蹴出し片(5
1)とは反対側からは、一点鎖線で示す縦壁(52)が立設
し、該縦壁(52)の内面には弾性板を折曲して構成される
バネ片(8)が取り付けられている。バネ片(8)は、縦壁
(52)に取り付けられる基板(83)の前端部に係止片(80)を
上向き突設し、下向きに押し板(82)を突設する。係止片
(80)は、ホルダ(3)上の突片(30)に当接して下向きに弾
性変形可能である。移動板(50)には、長手方向に2つの
ガイド孔(53)(53)が開設され、該ガイド孔(53)(53)がホ
ルダ(3)の載置板(33)に立設した嵌め軸(34)(34)に嵌ま
って、移動板(50)はカートリッジ挿入排出方向に沿って
移動する。
【0010】図2に示すように、嵌め軸(34)は、軸方向
の中央より稍下側に位置する大径部(34a)と該大径部(34
a)の下側に位置する小径部(34b)を一体に具え、小径部
(34b)と載置板(33)の間に、蹴出し部材(5)の移動板(5
0)が配備される。移動板(50)の各ガイド孔(53)は、細長
の長孔(53a)と、該長孔(53a)のカートリッジ排出側端部
に繋がる大孔(53b)を具えている。ガイド孔(53)(53)
間、即ちカートリッジ挿入側に位置するガイド孔(53)よ
りもカートリッジ排出側には、後記する軸体(7)が嵌ま
る嵌合孔(35)が開設されている。本例の特徴はこの点に
あり、詳細な内容は後記する。
【0011】(蹴出し部材の引掛り)シャーシ(1)上のブ
ラケット(4)に枢支(45)された切換えレバー(40)は、バ
ネ片(8)の押し板(82)に当接する作動片(42)と、ブラケ
ット(4)の上端に接するストッパ(43)を具えている。切
換えレバー(40)は、枢支部(45)に嵌められたネジリバネ
(44)により時計方向に付勢され、ストッパ(43)により時
計方向の回動を規制されている。図4(a)、(b)は、ホル
ダ(3)の開位置を示す側面図であり、(a)はカートリッ
ジ(60)を挿入せんとするとき、(b)はカートリッジ(60)
挿入完了時を示す。図4(a)、(b)にあっては、説明の便
宜上、切換えレバー(40)の図示を省く。カートリッジ(6
0)をホルダ(3)に挿入すると、カートリッジ(60)の侵入
側先端面は、バネ(54)に抗して蹴出し部材(5)の蹴出し
片(51)を押し込み、蹴出し部材(5)を載置板(33)に沿っ
て移動させる。係止片(80)の傾斜面(81)がホルダ(3)の
突片(30)に当接すると、係止片(80)は下向きに弾性変形
して進行し、突片(30)よりもカートリッジ(60)挿入側に
位置して、弾性復帰して突片(30)に引掛かる。この状態
で、蹴出し部材(5)は不用意な移動を規制され、図4
(b)に示すカートリッジ(60)挿入完了状態となる。
【0012】図5(a)、(b)、(c)は、ホルダ(3)の一部
を拡大した側面図であり、(a)は開位置でのカートリッ
ジ(60)挿入完了状態を、(b)は閉位置を、(c)は閉位置か
ら開位置への移行状態を夫々示す。図5(a)に示すよう
に、カートリッジ(60)挿入完了状態では、バネ片(8)の
押し板(82)は、切換えレバー(40)の作動片(42)よりも上
側に位置している。ホルダ(3)を枢軸(41)を中心に下向
き回動させると、押し板(82)が切換えレバー(40)の作動
片(42)を押して、ネジリバネ(44)に抗して反時計方向に
回動させる。押し板(82)と作動片(42)の当接が解除され
ると、切換えレバー(40)はネジリバネ(44)によって元の
位置に復帰し、ホルダ(3)は図5(b)に示すように、閉
位置に達する。
【0013】(蹴出し部材の引掛り解除)閉位置からホル
ダ(3)を上向き回動させると、押し板(82)が切換えレバ
ー(40)の作動片(42)に当接し、切換えレバー(40)を時計
方向に付勢する。然るに、ストッパ(43)がブラケット
(4)の端面に接して、切換えレバー(40)の時計方向への
回動を規制しているから、押し板(82)が下向きに押され
て、図5(c)に示すように、バネ片(8)は弾性変形す
る。突片(30)とバネ片(8)の当接が解除され、バネ片
(8)はバネ(54)によりカートリッジ(60)排出方向に戻さ
れる。蹴出し部材(5)の蹴出し片(51)は、図4(b)に示
す位置からカートリッジ(60)をホルダ(3)からの排出方
向に押し出す。
【0014】(蹴出し部材のスライド機構)図6(a)、(b)
は、載置板(33)と蹴出し部材(5)の平面図であり、(a)
は分解した状態を、(b)は組み立てた状態を示す。蹴出
し部材(5)の載置板(33)への取付け状態を示す。この取
付けは先ず、蹴出し部材(5)を嵌め軸(34)の上方に配置
し、図6(a)に示すように、嵌め軸(34)の大径部(34a)に
蹴出し部材(5)の大孔(53b)を嵌める。蹴出し部材(5)
の移動板(50)を載置板(33)上に置いた後に、図6(b)に
示すように、蹴出し部材(5)をカートリッジ排出側に移
動させる。嵌め軸(34)は小径部(34b)が長孔(53a)に嵌合
し、大径部(34a)により蹴出し部材(5)の抜けが防止さ
れる。即ち、蹴出し部材(5)のカートリッジ排出方向へ
の移動が、大径部(34a)により抜け止めされる方向とな
る。
【0015】この蹴出し部材(5)がカートリッジ排出側
に移動した状態で、下側から軸体(7)を嵌合孔(35)に嵌
める。軸体(7)の先端部にはネジ部(70)が形成され、嵌
合孔(35)の内面には雌ねじが形成されている。軸体(7)
は嵌合孔(35)に螺合し、ネジ部(70)が嵌合孔(35)から上
向きに突出する。蹴出し部材(5)をカートリッジ挿入側
に移動しても、大孔(53b)の周面と、軸体(7)のネジ部
(70)が当接して、該蹴出し部材(5)の移動を妨げ、大孔
(53b)と嵌め軸(34)の大径部(34a)が重なることはない。
従って、蹴出し部材(5)が載置板(33)から外れることは
防止される。
【0016】蹴出し部材(5)を修理等の為に取り外す際
には、先ず軸体(7)を回転させて移動板(50)との螺合を
解除して取り外す。蹴出し部材(5)をカートリッジ挿入
側に移動し、大孔(53b)と嵌め軸(34)の大径部(34a)を重
ねる。そのまま、蹴出し部材(5)を持ち上げれば、載置
板(33)から外れる。
【0017】本例に係わる装置にあっては、載置板(33)
に軸体(7)を嵌めれば、蹴出し部材(5)の抜けが防止さ
れ、軸体(7)を載置板(33)から外せば、蹴出し部材(5)
の取り外しが可能になる。従って、蹴出し部材(5)の交
換作業性が良くなる。尚、本例にあっては、軸体(7)を
嵌合孔(35)に螺合させるとしたが、軸体(7)を嵌合孔(3
5)に圧入してもよい。
【0018】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク記録又は再生装置の分解斜視図であ
る。
【図2】蹴出し部材とホルダの分解斜視図である。
【図3】カートリッジの斜視図である。
【図4】ホルダの開位置を示す側面図であり、(a)はカ
ートリッジを挿入せんとするとき、(b)はカートリッジ
挿入完了時を示す。
【図5】ホルダの一部を拡大した側面図であり、(a)は
開位置でのカートリッジ挿入完了状態を、(b)は閉位置
を、(c)は閉位置から開位置への移行状態を夫々示す。
【図6】(a)、(b)は、載置板と蹴出し部材の平面図であ
り、(a)は分解した状態を、(b)は組み立てた状態を示
す。
【図7】従来のスライド部材の保持構造を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
(1) シャーシ (3) ホルダ (5) 蹴出し部材 (6) ディスク (7) 軸体 (33) 載置板 (34) 嵌め軸 (60) カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に、スライド部材をスライド可能
    に配備し、基台又はスライド部材の一方にスライド方向
    に延びた長孔を開設し、他方に該長孔に嵌まる嵌め軸(3
    4)を立設し、該嵌め軸(34)は長孔からの外れ止めとなる
    大径部(34a)と、 長孔に嵌合する小径部(34b)を 形成し、長孔の一端部に
    は該大径部(34a)の挿脱を許す大孔(53b)が開設され、基
    台又はスライド部材の少なくとも一方には、大孔(53b)
    と大径部(34a)が揃うことを阻止する軸体(7)を設けた
    ことを特徴とするスライド部材の保持構造。
  2. 【請求項2】 嵌め軸(34)は基台に設けられ、長孔はス
    ライド部材に開設され、大孔(53b)と嵌め軸(34)の大径
    部(34a)を対向させて嵌められたスライド部材は、該対
    向箇所から大径部(34a)が長孔に重なる抜止め方向に移
    動することにより、基台からの外れを防止され、 基台上にて嵌め軸(34)よりも抜止め側には嵌合孔(35)が
    開設され、嵌め軸(34)に嵌まったスライド部材が、抜止
    め方向に移動した状態で、長孔(53a)から露出した嵌合
    孔(35)に軸体(7)が着脱自在に嵌められ、スライド部材
    が抜止め方向とは逆向きに移動した状態で、軸体(7)は
    大孔(53b)の端縁に接して、嵌め軸(34)の大径部(34a)と
    大孔(53b)とが揃うまでのスライド部材の移動を防ぐ請
    求項1に記載のスライド部材の保持構造。
  3. 【請求項3】 シャーシ(1)上に枢支(41)され、ディス
    ク(6)を収納したカートリッジ(60)が挿入されるべく起
    きあがる開位置と、シャーシ(1)上に伏して該カートリ
    ッジ(60)がシャーシ(1)上に装着された閉位置との間を
    往復自在に設けられたホルダ(3)と、ホルダ(3)内に侵
    入して開位置にてカートリッジ(60)挿入に伴って押し込
    まれて、ホルダ(3)に引掛かり、閉位置から開位置に移
    行時に、該引掛かりが解除されて、カートリッジ(60)を
    ホルダ(3)からの排出方向に付勢する蹴出し部材(5)と
    を具えたディスク記録又は再生装置に於いて、 蹴出し部材(5)は、ホルダ(3)から突出した載置板(33)
    上をカートリッジ挿入排出方向に移動自在に設けられ、
    載置板(33)上には、大径部(34a)と該大径部(34a)の下側
    に位置する小径部(34b)を具えた嵌め軸(34)を立設し、
    蹴出し部材(5)には、小径部(34b)に嵌まり蹴出し部材
    (5)の移動方向に沿って延びた長孔(53a)と、大径部(34
    a)に嵌まり長孔(53a)の一端部に位置する大孔(53b)とが
    連続して開設され、 大孔(53b)と嵌め軸(34)の大径部(34a)を対向させて嵌め
    られた蹴出し部材(5)は該対向箇所から大径部(34a)が
    長孔(53a)に重なる抜止め方向に移動することにより、
    基台からの外れを防止され、 載置板(33)上にて、嵌め軸(34)よりも抜止め側には、
    合孔(35)が開設され、嵌め軸(34)に嵌まった蹴出し部材
    (5)が、抜止め方向に移動した状態で、長孔(53a)から
    露出した嵌合孔(35)に軸体(7)が嵌められ、蹴出し部材
    (5)が抜止め方向とは逆向きに移動した状態で、軸体
    (7)は大孔(53b)の端縁に接して、嵌め軸(34)の大径部
    (34a)と大孔(53b)とが揃うまでの蹴出し部材(5)の移動
    を防ぐディスク記録又は再生装置。
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