JP3004971B1 - アレイ導波路回折格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回路 - Google Patents
アレイ導波路回折格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回路Info
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Abstract
せることが可能で、レイアウト設計が容易なアレイ導波
路回折格子を提供する。 【解決手段】 一本以上の入力用光導波路(102)
と、一本以上の入力用光導波路と接続される第1のスラ
ブ導波路(103)と、第1のスラブ導波路と接続され
るアレイ光導波路であって、導波路長さを順次長くした
複数本の光導波路からなるアレイ光導波路(105)
と、アレイ光導波路と接続される第2のスラブ導波路
(106)と、第2のスラブ導波路と接続される一本以
上の出力用光導波路(108)とから構成されるアレイ
導波路回折格子において、第1のスラブ導波路は、入力
用光導波路から入射された光をアレイ光導波路へ反射す
る第1の光反射構造(104)を有し、第2のスラブ導
波路は、アレイ光導波路から入射された光を出力用光導
波路へ反射する第2の光反射構造(107)を有する。
Description
格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回
路に係わり、特に、光波長多重分割信号の合分波を行う
光合分波器、および超高速光信号波形を制御する光信号
処理装置に適用して有効な技術に関する。
の概略構成を示す平面図である。同図において、201
は入力用光導波路、202は第1のスラブ導波路、20
3は導波路長が順次長くなる複数本の光導波路からなる
アレイ光導波路、204は第2のスラブ導波路、205
は出力用光導波路である。この従来のアレイ導波路回折
格子において、第1のスラブ導波路202および第2の
スラブ導波路204は、レンズ機能を有している。図1
2は、図11に示す入力用光導波路201と第1のスラ
ブ導波路202、および第1のスラブ導波路202とア
レイ光導波路203との接続部分を拡大して示す図であ
る。同図に示すように、第1のスラブ導波路202にレ
ンズ機能を持たせるために、第1のスラブ導波路202
の入力用光導波路201からの入射端は、アレイ光導波
路203への出射端の中心を中心とする円周上に配置さ
れ、また、アレイ光導波路203への出射端は、入力用
光導波路201からの入射端の中心を中心とする円周上
に配置され、入力用光導波路201およびアレイ光導波
路203の各々の導波路は、円周に対して垂直に配置さ
れる。図13は、図11に示すアレイ光導波路203と
第2のスラブ導波路204、および第2のスラブ導波路
204と出力用光導波路205との接続部分を拡大して
示す図である。同図に示すように、第2のスラブ導波路
204にレンズ機能を持たせるために、第2のスラブ導
波路204のアレイ光導波路203からの入射端は、出
力用光導波路205への出射端の中心を中心とする円周
上に配置され、また、出力用光導波路205への出射端
は、アレイ光導波路203からの入射端の中心を中心と
する円周上に配置され、アレイ光導波路203および出
力用光導波路205の各々の導波路は、円周に対して垂
直に配置される。また、図14に示すように、従来、回
折格子を用いた光信号処理回路が知られている。同図に
示す光信号処理回路は、空間型の回折格子を利用した光
信号処理回路である。ここで、入射信号をf(t)とす
ると、第1の回折格子211と第1のレンズ212によ
って入射信号f(t)は、時間−空間変換されてスペク
トルに空間的に分解され、周波数面上でF(ω)とな
る。なお、各周波数(ω)とx座標は比例関係となる。
周波数面上に空間フィルタ213を配置し、その透過関
数をHx(x)=H(ω)とすると、周波数面上で信号
が変調され、F(ω)H(ω)となる。再び、第2のレ
ンズ214と第2の回折格子215によって空間ー時間
変換されf(t)*h(t)の信号が出力される。ここ
で、*は畳み込み積分を表す。空間フィルタH(ω)を
適当に選ぶことによって、波形整形、パタンマッチング
などの各種の光信号処理を行うことができる。
きることも公知の事実であり、一例を、図15および図
16に示す。
子で実現する場合には、図15および図16に示すよう
に、二つのアレイ導波路回折格子(231、232)を
接続するか、あるいは、空間フィルタの背面にミラーを
配置して折り返し構成にする必要がある。図15は、二
つのアレイ導波路回折格子(231、232)を制御用
光導波路206で接続し、この制御用光導波路206の
導波路長、温度、印加電圧、注入電流等を制御して各々
の位相、強度を制御し空間フィルタとして機能させる構
成である。図16は、アレイ導波路回折格子231の第
2(または第1)のスラブ導波路204Aと、アレイ導
波路回折格子232の第1(または第2)のスラブ導波
路202Bとを直結し、その間に空間フィルタ207を
挿入したものである。図15、および図16に示す光信
号処理回路の動作は、図14に示す光信号処理回路と同
じである。
11に示す従来のアレイ導波路回折格子には、以下のよ
うな問題点があった。 (一)入力用光導波路201、アレイ光導波路203、
および出力用光導波路205の各導波路は、第1のスラ
ブ導波路202および第2のスラブ導波路204の端面
において放射状に配置され、平行にはならない。このた
め、ごく部分的にしか導波路の方向を基板の結晶軸に対
して一致させることができない。 (二)入力用光導波路201、アレイ光導波路203、
および出力用光導波路205の位置関係に厳しい制約が
あり、全体のレイアウトの設計が困難である。また、前
記図15、図16に示す光信号処理回路には以下に示す
ような問題点があった。
1、232)を光導波路により接続すると各導波路長を
一致させることができないので、各周波数毎に絶対位相
差が生じ、光信号に対して過剰な波形の歪みが生じる。 (四)二つのアレイ導波路回折格子(231、232)
をスラブ導波路により直結すると焦点位置が円周上にあ
るため、幾何光学的に歪みが生じ、光信号に対して過剰
損失及び過剰な波形の歪みが生じる。
るためになされたものであり、本発明の目的は、導波路
の方向を基板の結晶軸に対して一致させることが可能
で、レイアウト設計が容易なアレイ導波路回折格子を提
供することにある。
導波路回折格子を過剰損失や波形の歪みなしに接続可能
にして、低損失で高精度な光信号処理回路を提供するこ
とにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかに
する。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、一本以上の入力用
光導波路と、前記一本以上の入力用光導波路と接続され
る第1のスラブ導波路と、前記第1のスラブ導波路と接
続されるアレイ光導波路であって、導波路長さを順次長
くした複数本の光導波路からなるアレイ光導波路と、前
記アレイ光導波路と接続される第2のスラブ導波路と、
前記第2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用
光導波路とから構成されるアレイ導波路回折格子におい
て、前記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路か
ら入射された光を前記アレイ光導波路へ反射する第1の
光反射構造を有し、前記第2のスラブ導波路は、前記ア
レイ光導波路から入射された光を前記出力用光導波路へ
反射する第2の光反射構造を有することを特徴とする。
路と、前記一本以上の入力用光導波路と接続される第1
のスラブ導波路と、前記第1のスラブ導波路と接続され
るアレイ光導波路であって、導波路長さを順次長くした
複数本の光導波路からなるアレイ光導波路と、前記アレ
イ光導波路と接続される第2のスラブ導波路と、前記第
2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用光導波
路とから構成されるアレイ導波路回折格子において、前
記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路から入射
された光を前記アレイ光導波路へ反射する光反射構造を
有し、前記第2のスラブ導波路は、前記アレイ光導波路
からの光が入射される円弧状の入射端と、前記出力用光
導波路へ光を出射する円弧状に出射端とを有することを
特徴とする。
路と、前記一本以上の入力用光導波路と接続される第1
のスラブ導波路と、前記第1のスラブ導波路と接続され
るアレイ光導波路であって、導波路長さを順次長くした
複数本の光導波路からなるアレイ光導波路と、前記アレ
イ光導波路と接続される第2のスラブ導波路と、前記第
2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用光導波
路とから構成されるアレイ導波路回折格子において、前
記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路からの光
が入射される円弧状の入射端と、前記アレイ光導波路へ
光を出射する円弧状に出射端とを有し、前記第2のスラ
ブ導波路は、前記アレイ光導波路から入射された光を前
記出力用光導波路へ反射する光反射構造を有することを
特徴とする。
スラブ導波路の端面に形成される円弧形状のミラーであ
ることを特徴とする。
記第1のスラブ導波路への出射端の中心と、前記光反射
構造の中心と、前記アレイ光導波路の前記第1のスラブ
導波路からの入射端の中心とが、同一円周上に配置され
ていることを特徴とする。
記第2のスラブ導波路への出射端の中心と、前記光反射
構造の中心と、前記出力用光導波路の前記第2のスラブ
導波路からの入射端の中心とが、同一円周上に配置され
ていることを特徴とする。
R、前記各中心が配置される円周の半径をrとすると
き、R=4×rを満足することを特徴とする。
格子と、第2のアレイ導波路回折格子と、前記第1のア
レイ導波路回折格子と前記第2のアレイ導波路回折格子
との間に設けられる空間フィルタとから構成される光信
号処理回路において、前記第1および第2のアレイ導波
路回折格子が、前記いずれかのアレイ導波路回折格子で
構成されることを特徴とする。
格子と、第2のアレイ導波路回折格子と、前記第1のア
レイ導波路回折格子と前記第2のアレイ導波路回折格子
との間に設けられる制御用光導波路とから構成される光
信号処理回路において、前記第1および第2のアレイ導
波路回折格子が、前記いずれかのアレイ導波路回折格子
で構成されることを特徴とする。
と、ミラーと、前記アレイ導波路回折格子と前記ミラー
との間に設けられる空間フィルタとから構成される光信
号処理回路において、前記アレイ導波路回折格子が、前
記いずれかのアレイ導波路回折格子で構成されることを
特徴とする。
と、ミラーと、前記アレイ導波路回折格子と前記ミラー
との間に設けられる制御用光導波路とから構成される光
信号処理回路において、前記アレイ導波路回折格子が、
前記いずれかのアレイ導波路回折格子で構成されること
を特徴とする。
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
形態1のアレイ導波路回折格子の概略構成を示す平面図
である。同図において、101は基板、102入力用光
導波路、103は第1のスラブ導波路、104は第1の
光反射構造、105は導波路長が順次長くなる複数本の
光導波路からなるアレイ光導波路、106は第2のスラ
ブ導波路、107は第2の光反射構造、108は出力用
光導波路である。図2は、図1に示すA−A’線で切断
した断面を示す要部断面図であり、この図2は、図1に
示す第1の光反射構造104、第2の光反射構造107
を説明するための図である。同図において、109はS
iO2下部タラッド層、110はSiO2−GeO2コア
層、111はSiO2上部クラッド層、112はミラー
層である。なお、第1の光反射構造104への光線の入
射角が浅い場合、特に半導体のアレイ導波路格子の場合
は、全反射条件が満たされるので、ミラー層112が不
要な場合もある。ミラー層112の材質は、石英系の導
波路の場合はアルミニウムが、半導体の導波路の場合は
金を用いるのがよい。
2、第1の光反射構造104およびアレイ光導波路10
5の幾何学的配置を示す図である。同図に示すように、
第1の光反射構造104の中心Oと、入力用光導波路1
02の出射端の中心X、およびアレイ光導波路105の
入射端の中心Yは、同じ円の円周上に配置される。ま
た、XおよびYの位置は、円の中心Aと中心Oとを結ぶ
直線に対して対称の位置であり、入力用光導波路102
の導波路端は、線分OXに対して垂直に、アレイ光導波
路105の導波路端は、線分OYに対して垂直に配置さ
れる。さらに、第1の光反射構造104の曲率Rは、線
分OAの長さをrとするとき、r=4rの関係を満た
し、その曲率中心は、中心Oと円の中心Aとを結ぶ直線
上にある。このような配置のとき、入力用光導波路10
2の出射端と、アレイ光導波路105の入射端とは、空
間的なフーリエ変換配置、即ち、凹面ミラーの相補的な
焦点面の関係になる。
回折格子の光学系は、前記図11に示す形状のスラブ導
波路と光学的に同様の機能を持ち、本実施の形態は従来
例と同様の動作をすることが分かる。しかしながら、本
実施の形態のアレイ導波路回折格子では、(イ)円周上
の任意の位置に、入力用光導波路102あるいはアレイ
光導波路105の導波路端を配置することが出来るので
設計の自由度が高い、(ロ)入力用光導波路102ある
いはアレイ光導波路105の導波路端が直線上に並ぶた
め、導波路方向を基板の結晶軸等に合わせることが可能
となる。なお、前記説明においては、アレイ光導波路1
05の入力側の配置で説明したが、アレイ光導波路10
5の出力側の配置も同様にして設定される。
導波路102との間、第1のスラブ導波103とアレイ
光導波路105との間、第2のスラブ導波106とアレ
イ光導波路105との間、および第2のスラブ導波10
6との間接続部分は、図4に示すようなテーパ構造を用
いることも可能であり、このテーパ構造を用いることで
接続損失を低減することができる。
造104を、一定の曲率の凹面ミラーとしたが、収差を
減らすために曲率を部分毎に変えた非球面ミラーとする
ことができることは言うまでもない。この場合、ミラー
中心近傍においてのみ、R=4rの関係が成立する。ま
た、本願実施の形態では、入力用光導波路102の導波
路端、出力用光導波路108の導波路端、およびアレイ
光導波路105の導波路端を直線上に配置したが、用途
に応じては曲線上に配置して位相差を与える場合もあ
る。また、従来のアレイ導波路回折格子の入力側あるい
は出力側のスラブ導波路の一方のみを、本実施の形態に
示す光反射構造を有するスラブ導波路を用いた構成にし
てもよい。さらに、本実施の形態では、石英導波路を用
いることを前提に説明したが、InP、GaAs、Si
等の半導体光導波路、LiNbO3等の誘電体光導波
路、ポリイミド等の有機材料光導波路で同様のアレイ導
波路回折格子を製作できることは言うまでもない。特
に、半導体光導波路は屈折率が大きいためさらに小型化
が可能で、光回路内に光増幅器を設けることも可能であ
る。
形態2の光信号処理回路の概略構成を示す平面図であ
る。同図において、301は基板、302は入力用光導
波路、303Aは第1のスラブ導波路、304Aは第1
の光反射構造、305Aは導波路長が順次長くなる複数
本の光導波路からなる第1のアレイ光導波路、306A
は第2のスラブ導波路、307Aは第2の光反射構造、
303Bは第3のスラブ導波路、304Bは第3の光反
射構造、305Bは導波路長が順次長くなる複数本の光
導波路からなる第2のアレイ光導波路、306Bは第4
のスラブ導波路、307Bは第4の光反射構造、308
は出力用光導波路、309は制御用光導波路である。本
実施の形態の光信号処理回路は、前記図15に示す従来
の光信号処理回路を、前記実施の形態1のアレイ導波路
回折格子を用いて構成した回路である。
は、従来の光信号処理回路と異なり制御用光導波路30
9を同じ長さに設定し、制御用光導波路309の各導波
路における位相遅延を等しくできるという利点を有す
る。即ち、本実施の形態の光信号処理回路においては、
過剰な光信号の歪みを生じずに各種の光信号処理を行う
ことができる。制御用光導波路309は、導波路にヒー
タを設けて温度制御を行う構成、半導体材料のアレイ導
波路回折格子の場合は注入電流あるいは印加電圧を制御
する構成、あるいは固定の位相差を設ける構成等を用い
ることができるのは言うまでもない。
形態3の光信号処理回路の概略構成を示す平面図であ
る。同図において、401は基板、402は入力用光導
波路、403Aは第1のスラブ導波路、404Aは第1
の光反射構造、405Aは導波路長が順次長くなる複数
本の光導波路からなる第1のアレイ光導波路、406A
は第2のスラブ導波路、407Aは第2の光反射構造、
403Bは第3のスラブ導波路、404Bは第3の光反
射構造、405Bは導波路長が順次長くなる複数本の光
導波路からなる第2のアレイ光導波路、406Bは第4
のスラブ導波路、407Bは第4の光反射構造、408
は出力用光導波路、409は空間フィルタである。本実
施の形態の光信号処理回路は、前記図16に示す従来の
光信号処理回路を、前記実施の形態1のアレイ導波路回
折格子を用いて構成した回路である。
断面を示す要部断面図である。同図において、410は
SiO2下部クラッド層、411はSiO2−GeO2コ
ア層、412はSiO2上部クラッド層、413は低反
射コーティング層である。また、図8は、図6に示す空
間フィルタ409の長手方向の拡大図である。同図に示
すように、図6に示す空間フィルタ409は、透明基板
415に凹凸416を設けて、空間的な位相フィルタと
した構成である。勿論、透過率が空間的に変化する強度
フィルタ、位相と強度を同時に変調するフィルタでも良
いことは言うまでもない。
従来の光信号処理回路と同様であるが、第2の光反射構
造407Aの焦点が直線上にあり、空間フィルタ409
の位置と一致しているため、過剰な損失や光信号の歪み
が生じない利点を有している。
形態4の光信号処理回路の概略構成を示す平面図であ
る。同図において、501は基板、502は入出力兼用
光導波路、503は第1のスラブ導波路、504は第1
の光反射構造、505は導波路長が順次長くなる複数本
の光導波路からなるアレイ光導波路、506は第2のス
ラブ導波路、507は第2の光反射構造、508はミラ
ー、509は制御用光導波路である。本実施の形態の光
信号処理回路は、前記実施の形態2の光信号処理回路を
反射型構成としたものであり、その動作は前記実施の形
態2の光信号処理回路と全く同じである。本実施の形態
の光信号処理回路は反射型構成であるので、制御用光導
波路509の光学長は、前記実施の形態2の制御用光導
波路309の半分でよい。
するため、入出力兼用光導波路502に光サーキュレー
タまたは光カップラを取り付ける必要がある。
の形態5の光信号処理回路の概略構成を示す平面図であ
る。同図において、601は基板、602は入出力兼用
光導波路、603は第1のスラブ導波路、604は第1
の光反射構造、605は導波路長が順次長くなる複数本
の光導波路からなるアレイ光導波路、606は第2のス
ラブ導波路、607は第2の光反射構造、608はミラ
ー、609は空間フィルタである。本実施の形態の光信
号処理回路は、前記実施の形態3の光信号処理回路を反
射型構成としたものであり、その動作は前記実施の形態
2の光信号処理回路と全く同じである。本実施の形態の
光信号処理回路は反射型構成であるので、空間フィルタ
609の光学長は、前記実施の形態3の空間フィルタ3
09の半分でよい。
するため、入出力兼用光導波路602光サーキュレータ
または光カップラを取り付ける必要がある。
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明によれば、アレイ導波路回折格子におい
て、導波路の配置の自由度を向上させることが可能とな
る。 (2)本発明によれば、アレイ導波路回折格子におい
て、導波路端が直線上に並ぶため、導波路方向を基板の
結晶軸等に合わせることが可能である。 (3)本発明によれば、光信号処理回路において、制御
用光導波路における位相遅延を等しくすることができる
ので、過剰な光信号の歪みを生じずに各種の光信号処理
を行うことが可能となる。 (4)本発明によれば、光信号処理回路において、凹面
ミラーの焦点が直線上にあり空間フィルタの位置と一致
しているため、過剰な損失や光信号の歪みを生じさせる
ことなく各種の光信号処理を行うことが可能となる。
の概略構成を示す平面図である。
部断面図である。
およびアレイ光導波路の幾何学的配置を示す図である。
の変形例を示す図である。
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
部断面図である。
方向の拡大図である。
構成を示す平面図である。
略構成を示す平面図である。
す平面図である。
導波路、および第1のスラブ導波路とアレイ光導波路と
の接続部分を拡大して示す図である。
導波路、および第2のスラブ導波路と出力用光導波路と
の接続部分を拡大して示す図である。
明するための図である。
処理回路の一例を説明するための図である。
処理回路の他の一例を説明するための図である。
2,201,302,402…入力用光導波路、10
3,106,202,202B,204,204A,3
03A,306A,303B,306B,403A、4
06A,403B、406B,503,506,60
3,606…スラブ導波路、104,107,304
A,307A,304B,307B,404A,407
A,404B,407B,504,507,604,6
07…光反射構造、105,203,305A,305
B、405A,405B,505,605…アレイ光導
波路、108,205,308,408…出力用光導波
路、109,410…下部クラッド層、110,411
…コア層、111,412…上部クラッド層、112…
ミラー層、206,309,509…制御用光導波路、
207,213,409,609…空間フィルタ、21
1,215…回折格子、212,214…レンズ、23
1,232…アレイ導波路回折格子、413…低反射コ
ーティング層、415…透明基板、416…透明基板4
15に形成された凹凸、502,602…入出力兼用光
導波路、508,608…ミラー。
Claims (15)
- 【請求項1】 一本以上の入力用光導波路と、 前記一本以上の入力用光導波路と接続される第1のスラ
ブ導波路と、 前記第1のスラブ導波路と接続されるアレイ光導波路で
あって、導波路長さを順次長くした複数本の光導波路か
らなるアレイ光導波路と、 前記アレイ光導波路と接続される第2のスラブ導波路
と、 前記第2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用
光導波路とから構成されるアレイ導波路回折格子におい
て、 前記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路から入
射された光を前記アレイ光導波路へ反射する第1の光反
射構造を有し、 前記第2のスラブ導波路は、前記アレイ光導波路から入
射された光を前記出力用光導波路へ反射する第2の光反
射構造を有することを特徴とするアレイ導波路回折格
子。 - 【請求項2】 前記第1および第2の光反射構造は、前
記第1および第2のスラブ導波路の端面に形成される円
弧形状のミラーであることを特徴とする請求項1に記載
のアレイ導波路回折格子。 - 【請求項3】 前記入力用光導波路の前記第1のスラブ
導波路への出射端の中心と、前記第1の光反射構造の中
心と、前記アレイ光導波路の前記第1のスラブ導波路か
らの入射端の中心とは、同一円周上に配置されているこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアレイ
導波路回折格子。 - 【請求項4】 前記出力用光導波路の前記第2のスラブ
導波路の出射端の中心と、前記第2の光反射構造の中心
と、前記出力用光導波路の前記第2のスラブ導波路から
の入射端の中心とは、同一円周上に配置されていること
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
記載のアレイ導波路回折格子。 - 【請求項5】 前記第1および第2の光反射構造の曲率
をR、前記各中心が配置される円周の半径をrとすると
き、R=4×rを満足することを特徴とする請求項3ま
たは請求項4に記載のアレイ導波路回折格子。 - 【請求項6】 一本以上の入力用光導波路と、 前記一本以上の入力用光導波路と接続される第1のスラ
ブ導波路と、 前記第1のスラブ導波路と接続されるアレイ光導波路で
あって、導波路長さを順次長くした複数本の光導波路か
らなるアレイ光導波路と、 前記アレイ光導波路と接続される第2のスラブ導波路
と、 前記第2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用
光導波路とから構成されるアレイ導波路回折格子におい
て、 前記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路から入
射された光を前記アレイ光導波路へ反射する光反射構造
を有し、 前記第2のスラブ導波路は、前記アレイ光導波路からの
光が入射される円弧状の入射端と、前記出力用光導波路
へ光を出射する円弧状の出射端とを有することを特徴と
するアレイ導波路回折格子。 - 【請求項7】 一本以上の入力用光導波路と、 前記一本以上の入力用光導波路と接続される第1のスラ
ブ導波路と、 前記第1のスラブ導波路と接続されるアレイ光導波路で
あって、導波路長さを順次長くした複数本の光導波路か
らなるアレイ光導波路と、 前記アレイ光導波路と接続される第2のスラブ導波路
と、 前記第2のスラブ導波路と接続される一本以上の出力用
光導波路とから構成されるアレイ導波路回折格子におい
て、 前記第1のスラブ導波路は、前記入力用光導波路からの
光が入射される円弧状の入射端と、前記アレイ光導波路
へ光を出射する円弧状の出射端とを有し、 前記第2のスラブ導波路は、前記アレイ光導波路から入
射された光を前記出力用光導波路へ反射する光反射構造
を有することを特徴とするアレイ導波路回折格子。 - 【請求項8】 前記光反射構造は、前記第1あるいは第
2のスラブ導波路の端面に形成される円弧形状のミラー
であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載
のアレイ導波路回折格子。 - 【請求項9】 前記入力用光導波路の前記第1のスラブ
導波路への出射端の中心と、前記光反射構造の中心と、
前記アレイ光導波路の前記第1のスラブ導波路からの入
射端の中心とは、同一円周上に配置されていることを特
徴とする請求項6または請求項8に記載のアレイ導波路
回折格子。 - 【請求項10】 前記出力用光導波路の前記第2のスラ
ブ導波路への出射端の中心と、前記光反射構造の中心
と、前記出力用光導波路の前記第2のスラブ導波路から
の入射端の中心とは、同一円周上に配置されていること
を特徴とする請求項7または請求項8に記載のアレイ導
波路回析格子。 - 【請求項11】 前記光反射構造の曲率をR、前記各中
心が配置される円周の半径をrとするとき、R=4×r
を満足することを特徴とする請求項9または請求項10
に記載のアレイ導波路回析格子。 - 【請求項12】 第1のアレイ導波路回折格子と、 第2のアレイ導波路回折格子と、 前記第1のアレイ導波路回折格子と前記第2のアレイ導
波路回折格子との間に設けられる空間フィルタとから構
成される光信号処理回路において、 前記第1および第2のアレイ導波路回折格子は、前記請
求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のアレイ
導波路回折格子で構成されることを特徴とする光信号処
理回路。 - 【請求項13】 第1のアレイ導波路回折格子と、 第2のアレイ導波路回折格子と、 前記第1のアレイ導波路回折格子と前記第2のアレイ導
波路回折格子との間に設けられる制御用光導波路とから
構成される光信号処理回路において、 前記第1および第2のアレイ導波路回折格子は、前記請
求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のアレイ
導波路回折格子で構成されることを特徴とする光信号処
理回路。 - 【請求項14】 アレイ導波路回折格子と、 ミラーと、 前記アレイ導波路回折格子と前記ミラーとの間に設けら
れる空間フィルタとから構成される光信号処理回路にお
いて、 前記アレイ導波路回折格子は、前記請求項1ないし請求
項11のいずれか1項に記載のアレイ導波路回折格子で
構成されることを特徴とする光信号処理回路。 - 【請求項15】 アレイ導波路回折格子と、 ミラーと、 前記アレイ導波路回折格子と前記ミラーとの間に設けら
れる制御用光導波路とから構成される光信号処理回路に
おいて、 前記アレイ導波路回折格子は、前記請求項1ないし請求
項11のいずれか1項に記載のアレイ導波路回折格子で
構成されることを特徴とする光信号処理回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10266146A JP3004971B1 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | アレイ導波路回折格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回路 |
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---|---|
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JP2000098150A JP2000098150A (ja) | 2000-04-07 |
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JP10266146A Expired - Fee Related JP3004971B1 (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | アレイ導波路回折格子およびアレイ導波路回折格子を用いた光信号処理回路 |
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JP4680810B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2011-05-11 | 日本電信電話株式会社 | 光波長合分波装置 |
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1998
- 1998-09-21 JP JP10266146A patent/JP3004971B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Electron Lett,Vol.33(22)(1997),pp.1890−1891 |
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JP2000098150A (ja) | 2000-04-07 |
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