JP3099556B2 - データ変換装置 - Google Patents
データ変換装置Info
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Description
クタの輪郭を表すアウトラインデータをドットイメージ
データに変換するデータ変換装置に関するものである。
クタと称する)を表すデータをコンピュータを用いて処
理し、印字・ディスプレイ表示など何等かの形で表示す
る場合、最小処理単位である画素毎にドットデータを形
成することが広く行われている。この際、表示されるキ
ャラクタの全体について予めドットイメージデータを作
成し、メモリに記憶させるときわめて容量の大きいメモ
リが必要となるため特公昭53−41017号公報に記
載されているようにキャラクタをその輪郭線を表すアウ
トラインデータで記憶させ、印字・ディスプレイ表示等
の表示時にドットイメージデータへの変換手段を備えた
装置によりドットイメージデータに変換することが望ま
しい。
に特願昭63−269074号及び特開平2−2544
91号を出願している。
キャラクタの輪郭を重ね合わせたと想定し、画素スクリ
ーンのx軸に平行で画素中心点を通る複数の走査線とキ
ャラクタの輪郭との交点を求め、その交点に基づいてキ
ャラクタに対応するドットを配置するデータ変換装置を
提案したものである。この場合、交点は輪郭線と走査線
との実際の交点に最も近い画素の中心点が交点と見なさ
れ、キャラクタを構成するキャラクタ構成線1本毎に2
個ずつ求められるようにされており、それらの交点の間
には必ずキャラクタ構成線が存在することになる。
素のドットデータを、キャラクタ構成線が存在するか否
かをいちいち判定することなく一挙にドットを配置する
ことができ、迅速に且つ容易にアウトラインデータをド
ットデータに変換することができる。しかし、輪郭線と
走査線とが交差しない場合、例えば、輪郭線間の間隔が
狭く、キャラクタの構成線や図形が隣接する2本の走査
線の間に位置する場合には交点の座標が求められず、ド
ットデータを配置できないため、キャラクタを規定する
輪郭線が連続しているにもかかわらず、表示されたキャ
ラクタに不連続部が生じ、品質を低下させる問題があっ
た。
ある一方向を持つ走査線、例えば画素スクリーンのx軸
に平行な走査線を設定し前者の方式で変換されたドット
データと、その方向とは異なる他方向を持つ走査線、例
えば画素スクリーンのy軸に平行な走査線を設定し同様
に前者の方式で変換されたドットデータの論理和で得ら
れるドットデータに変換するデータ変換装置である。
y軸に平行な走査線との各々についてキャラクタの輪郭
線との交点を算出しているため、キャラクタの輪郭線が
一方の走査線の互いに隣接する2本の走査線の間に位置
することがあっても他方の走査線とは交差するようにで
きる。従って、この2方向の走査線から得たドットデー
タを合成すれば、一方の走査線と輪郭線との交点算出に
基づいてドットデータを設定した場合に生ずる不連続点
は、その画素に対応するドットデータが他方の走査線と
輪郭線との交点算出に基づいてドットデータに設定され
ることにより連続部とされ、キャラクタを不連続部を生
ずることなく表示することができる。
た後者の方式、すなわち、2方向の走査線を設定したド
ット変換は、1方向の走査線を設定したドット変換に比
べて単純に多くの処理手順を要するため全体の処理速度
が低下する。これは、プリンタやディスプレイ等の高速
にアウトラインデータをドットデータに変換することが
必要な装置では問題があった。
になされたものであり、キャラクタ毎に2方向の走査線
によるドットデータ変換を行う条件を表す情報を設け、
その条件に合う場合には2方向の走査線によるドットデ
ータ変換を行い、それ以外の場合には1方向の走査線に
よるドットデータ変換を行うことにより、高速に且つ不
連続部を生じることなく処理を行うアウトラインデータ
からドットデータに変換する装置を提供することを目的
とする。
に本発明のデータ変換装置は、図1に示すように、アウ
トラインデータを第1の方向を持つ走査線によるラスタ
ースキャン方式で塗りつぶして第1のドットイメージデ
ータを生成する第1塗りつぶし手段1と、アウトライン
データを第1の方向とは異なる第2の方向を持つ走査線
によるラスタースキャン方式で塗りつぶして第2のドッ
トイメージを生成する第2塗りつぶし手段2とを備え、
第1のドットイメージデータをその変換結果とする変換
手段である簡易変換手段3と、第1のドットイメージデ
ータと第2のドットイメージデータの論理和で得られる
第3のドットイメージデータをその変換結果とする変換
手段である詳細変換手段4とを備え、前記簡易変換手段
3と前記詳細変換手段4のどちらか一方を選択してアウ
トラインデータをドットイメージデータに変換するデー
タ変換装置であり、各キャラクタ毎に前記詳細変換手段
を選択する条件を規定する情報である選択条件情報を記
憶する選択条件記憶手段5と、変換対象となるキャラク
タに対応する前記選択条件情報に応じて前記詳細変換手
段4を選択するか否かを判定する判定手段6と、前記判
定手段6で前記詳細変換手段を選択すると判定された場
合には前記詳細変換手段4を用いて変換を行い、それ以
外の場合には前記簡易変換手段3を用いて変換を行う変
換手段7とを備えている。
前記選択条件記憶手段6に記憶された前記選択条件情報
が、キャラクタ毎の、前記詳細変換手段4を選択する上
限のキャラクタの出力サイズであるサイズ情報であり、
前記判定手段6が、現在変換しているキャラクタの出力
サイズを調べて前記サイズ情報以下/未満の場合は前記
詳細変換手段4を選択すると判定し、前記サイズ情報よ
り大きい/以上の場合は前記簡易変換手段3を選択する
と判定するものであっても良い。
第1塗りつぶし手段は、アウトラインデータを第1の方
向を持つ走査線によるラスタースキャン方式で塗りつぶ
して第1のドットイメージデータを生成し、第2塗りつ
ぶし手段は、アウトラインデータを第1の方向とは異な
る第2の方向を持つ走査線によるラスタースキャン方式
で塗りつぶして第2のドットイメージを生成し、簡易変
換手段は、第1のドットイメージデータをその変換結果
とする変換手段であり、詳細変換手段は、第1のドット
イメージデータと第2のドットイメージデータの論理和
で得られる第3のドットイメージデータをその変換結果
とする変換手段であり、前記簡易変換手段と前記詳細変
換手段のどちらか一方を選択してアウトラインデータを
ドットイメージデータに変換し、選択条件記憶手段は、
各キャラクタ毎に前記詳細変換手段を選択する条件を規
定する情報である選択条件情報を記憶し、判定手段は、
変換対象となるキャラクタに対応する前記選択条件情報
に応じて前記詳細変換手段を選択するか否かを判定し、
変換手段は、前記判定手段で前記詳細変換手段を選択す
ると判定された場合には前記詳細変換手段を用いて変換
を行い、それ以外の場合には前記簡易変換手段を用いて
変換を行う。
情報が、キャラクタ毎の、前記詳細変換手段を選択する
上限のキャラクタの出力サイズであるサイズ情報であ
り、前記判定手段が現在変換しているキャラクタの出力
サイズを調べて前記サイズ情報以下/未満の場合は前記
詳細変換手段を選択すると判定し、前記サイズ情報より
大きい/以上の場合は前記簡易変換手段を選択すると判
定しても良い。
参照して説明する。
制御回路のうち、主としてアウトラインデータからドッ
トデータを発生する部分を示すブロック図である。この
制御回路の主体を成すマイクロコンピュータ部20は、
CPU22、キャラクタROM23、プログラムROM
24、テキストメモリ25、ワーキングメモリ26、ド
ットデータメモリ27を備えている。これらCPU22
等は、バス28を介して互いに接続されている。更にマ
イクロコンピュータ部20には、バス28を介して入力
装置29及び印字装置210が接続されている。
ラクタコード、文字サイズの指定、斜体や回転等の指定
等のデータを入力するものである。
ットデータメモリ27から読み出したドットイメージデ
ータを印字する装置である。
様々な制御を実施するためのプログラムを記憶してい
る。
入力されるキャラクタコード、文字サイズの指定、斜体
や回転等の変換の指定等のデータを記憶するものであ
る。
ログラムを実行するときに必要なデータを一時的に記憶
するものである。
データから変換されたドットデータを記憶するものであ
る。
ウトラインデータが記憶されている。このキャラクタの
データは1文字づつ読み出し可能であり、各キャラクタ
のデータはアウトラインデータと詳細塗りつぶし上限サ
イズから構成される。アウトラインデータは、キャラク
タのアウトラインの形状を表す座標値のデータである。
又、詳細塗りつぶし上限サイズは、後で説明する詳細塗
りつぶしを行う上限のサイズを規定するデータである。
ドットデータの変換処理を、図3のフローチャートを用
いて説明する。
分のキャラクタデータを読み込む処理であり、S32は
キャラクタデータのアウトラインデータをキャラクタR
OM23に記憶された状態の座標系からテキストメモリ
25に指定された出力サイズに合わせた画素スクリーン
上の座標系に座標変換すると共に斜体や回転等の座標変
換処理をアフィン変換によって行う処理である。
た出力文字サイズとキャラクタデータの詳細塗りつぶし
上限サイズを比較し、詳細塗りつぶし処理を行うか否か
を判定する。すなわち、出力文字サイズが詳細塗りつぶ
し上限サイズ以下の場合はYESとなりそれ以外はNO
となる。この結果に従って、NOの場合はS34の簡易
塗りつぶし処理を行い、YESの場合はS35の詳細塗
りつぶし処理を行う。S34の簡易塗りつぶし処理を図
4を用いて説明する。
行な走査線によるラスタースキャン方式によってアウト
ラインデータからドットデータへの変換する。次にS4
2でS41で得られるドットデータをドットデータメモ
リ27に格納する。
て説明する。
行な走査線によるラスタースキャン方式によってドット
データを生成する。次にS52で画素スクリーンのx軸
に平行な走査線によるラスタースキャン方式によってド
ットデータを生成する。又、S53でS51とS52で
得られた2つのドットデータの論理和で得られるドット
データを生成する。最後にS54でS53で得られたド
ットデータをドットデータメモリ27に格納する。
インデータからドットデータへの変換処理についての詳
細は、この技術が既に実用化されている公知のものが数
多く存在し、又、本発明の主たる部分ではないため説明
を省略する。
データ変換装置を適用した例を示したが、これに限ら
ず、他の方式のプリンタやディスプレイ装置にはもちろ
ん、アウトラインデータからドットデータを出力する装
置ならどのようなものでも応用可能である。
情報を文字サイズによるものを用いたがこれに限らず変
更可能である。
内に詳細塗りつぶし上限サイズを置いたが別の独立した
メモリに置いても良い。
種々の応用が可能である。
明のデータ変換装置によれば、高速に且つ不連続部を生
じることなく処理を行うアウトラインデータからドット
データに変換する装置を提供することができる。特に、
キャラクター毎に異なる基準でもって、実行する変換手
法を判断し、出力するそのキャラクタに最適な変換手法
を用いてドットデータへの変換を行っているので、ドッ
ト出力の品質維持と変換処理の高速化を最適な条件で両
立できる。
図である。
タへの変換処理のフローチャートである。
トである。
トである。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャラクタの輪郭線の形状を規定するデ
ータであるアウトラインデータをその内部にドットを配
置して塗りつぶすことでドットイメージデータに変換す
る装置であって、 アウトラインデータを第1の方向を持つ走査線によるラ
スタースキャン方式で塗りつぶして第1のドットイメー
ジデータを生成する第1塗りつぶし手段と、 アウトラインデータを第1の方向とは異なる第2の方向
を持つ走査線によるラスタースキャン方式で塗りつぶし
て第2のドットイメージを生成する第2塗りつぶし手段
とを備え、 第1のドットイメージデータをその変換結果とする変換
手段である簡易変換手段と、 第1のドットイメージデータと第2のドットイメージデ
ータの論理和で得られる第3のドットイメージデータを
その変換結果とする変換手段である詳細変換手段とを備
え、 前記簡易変換手段と前記詳細変換手段のどちらか一方を
選択してアウトラインデータをドットイメージデータに
変換するデータ変換装置において、 各キャラクタ毎に前記詳細変換手段を選択する条件を規
定する情報である選択条件情報を記憶する選択条件記憶
手段と、変換対象となるキャラクタに対応する 前記選択条件情報
に応じて前記詳細変換手段を選択するか否かを判定する
判定手段と、 前記判定手段で前記詳細変換手段を選択すると判定され
た場合には前記詳細変換手段を用いて変換を行い、それ
以外の場合には前記簡易変換手段を用いて変換を行う変
換手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装置。 - 【請求項2】 請求項1のデータ変換装置において、 前記選択条件情報が、キャラクタ毎の、前記詳細変換手
段を選択する上限のキャラクタの出力サイズであるサイ
ズ情報であり、 前記判定手段が、現在変換しているキャラクタの出力サ
イズを調べて前記サイズ情報以下/未満の場合は前記詳
細変換手段を選択すると判定し、前記サイズ情報より大
きい/以上の場合は前記簡易変換手段を選択すると判定
することを特徴としたデータ変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04285889A JP3099556B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | データ変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04285889A JP3099556B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | データ変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06139367A JPH06139367A (ja) | 1994-05-20 |
JP3099556B2 true JP3099556B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=17697338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04285889A Expired - Fee Related JP3099556B2 (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | データ変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099556B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP04285889A patent/JP3099556B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06139367A (ja) | 1994-05-20 |
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