JP3098476B2 - 吊り車型ランナ装置 - Google Patents
吊り車型ランナ装置Info
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Description
りなどに使用される吊り車型ランナ装置に係り、詳しく
は前記折戸または間仕切り等の上下方向調整をネジ回し
等の手軽な工具で簡単に行えるようにしたランナ装置に
関する。
実開平5−882号公報に記載されるものが知られてい
る。この折戸用ランナ50は、図7に示されるように、
ガイドレール51に走行案内されるランナ本体52と、
ランナ本体52に回動自在に装着された縦長のネジ軸5
3と、折戸54の上端壁に形成された取付孔に嵌入設置
されて前記ネジ軸53と螺合する雌ネジ筒55と、折戸
54にビス止めされ前記雌ネジ筒55を前記取付孔から
抜け外れ不能に押え保持する断面逆L字状の取付金具5
6とから構成されるものである。
け時に折戸54の上下調整を行うに当たっては、前記ネ
ジ軸53の中間に一体的に形成された六角ナット状の操
作部53aを専用のスパナで回転させ、ネジ軸53の雌
ネジ筒55に対する螺入量を調整することにより成され
る。前記専用スパナは、通常、折戸用ランナの製造メー
カーから専用工具として供給されるものである。
軸53の共周りや建物の老朽化などの理由により、折戸
54の建て付け位置が変化することがあり、住人が新た
に折戸54の上下調整を強いられることがある。しか
し、前記調整用の専用スパナを既に紛失して場合も多
く、製造メーカーなどに問い合わせて新たに取り寄せる
など手間が掛かることが多かった。
員が前記操作部53aが見えるように脚立や踏み台など
に上がって調整作業をしなければならないなど、調整に
手間を要するなどの問題もあった。さらに、構造的に視
てもネジ軸の共周りを防止するための機構が付加される
ことが多く、そのため部品数が多くなり構造が複雑にな
るなどの問題もあった。
または間仕切り等の上下方向調整をネジ回し等の手軽な
工具で簡単に行えるようにするとともに、脚立や踏み台
などを使うことなく容易に調整が行えるようにし、しか
も構造が簡易な吊り車型ランナ装置を提供することにあ
る。
に本発明は、側部に複数のローラを備えガイドレールに
沿って走行自在に案内されるとともに、下面略中央部に
縦方向の貫通孔が形成されたランナ本体と、少なくとも
前記貫通孔に挿通され折戸を吊り状態で支持する主シャ
フトとを備えた吊り車型ランナ装置において、前記ラン
ナ本体に対し、回動支軸によって揺動自在に支持される
揺動片を設けるとともに、この揺動片の揺動がわ端部に
前記主シャフトの上部を吊り状態で支持させ、かつ前記
揺動片を揺動動作させるための操作部材を設けたことを
特徴とするものである。
ローラを支持するローラ支軸の挿通部を含み、かつ上面
側に開口する箱抜き部を形成し、この箱抜き部に対し前
記ローラ支軸を共通の支軸として前記揺動片を揺動自在
に設けてある構造が好適に採用される。この支持構造
は、ランナ本体の形状がコンパクト化できる点で優れて
いる。
で済む点で、ランナ本体の下面から斜め上方に向けて螺
入され、先端が前記揺動片の下端面に当接する調整ねじ
とするのが望ましい。
て図面に基づいて詳述する。図1は折戸の全体斜視図で
あり、図2は本発明に係るランナ装置1の側面図、図3
は正面図、図4はその分解図である。
上側に上ガイドレール2が配設されるとともに、下側に
下ガイドレール3が配設され、折戸5の上端側に固定さ
れている吊り車型ランナ装置1(以下、単に上ランナと
いう。)が前記上ガイドレール2に沿って走行案内さ
れ、かつ折戸5の下端に固定されている下ランナ4、4
が下ガイドレール3に沿って走行案内されることによ
り、折戸中間のヒンジ部を境に屈曲し開閉可能となって
いるものである。
は、主に、側部に4つのローラ18、18…を備え上ガ
イドレール2に沿って走行自在に案内されるランナ本体
13と、このランナ本体13と折戸5とを連結する主シ
ャフト10と、折戸5上端面側部に形成された嵌入凹部
5aに対して嵌入設置される前記主シャフト10を保持
するためのシャフト保持筒11と、このシャフト保持筒
11を折戸5の上端部に抜け止め不能に押え保持する断
面逆L字状の取付部材12とから構成され、前記ランナ
本体13部において、前記主シャフト10を上下動させ
るため、すなわち主シャフト10によって吊持されてい
る折戸5を上下調整するために、前記主シャフト10の
上部が係止される揺動片14とこの揺動片14を揺動動
作させるための調整ネジ15とを備えるものである。
ンナ本体13は、両側に夫々2個づつ、ローラ支軸17
A,17Bによって支持されたローラ18、18…を備
え、これらローラ18、18…が上ガイドレール2の走
行溝A,Aを転動することにより前記上ガイドローラ2
に沿って移動自在となっている。一方側のローラ支軸1
7Aは、ランナ本体13の箱抜き部13aに内設される
揺動片14の支軸として共用されている。なお、このラ
ンナ本体13に設備される折戸5の上下調整機構につい
ては後でさらに詳述する。
0aと、軸部10bと、カシメ部10cとを連続的かつ
一体的に備える軸部材であり、前記シャフト保持筒11
の下端側から挿入され、ランナ本体13下面の略中央部
を縦方向に貫くとともに、前記揺動片14に形成された
軸挿通孔14aに挿通した後、先端のカシメ部10cに
リング板16を通し、先端を潰して前記シャフト保持筒
11とランナ本体13とが一体的に連結される。
ャフト保持筒11は、上端面に取付部材12の長孔12
aに嵌合される嵌入ボス部11aを有するとともに、軸
心部に部材長手方向に貫通する中空孔を有する筒状部材
である。この中空孔の上側半分は前記主シャフト10の
軸部10bが挿通される相対的に小径の軸挿通孔11B
であり、下側半部分は前記主シャフトの大径軸部10a
が嵌合される相対的に大径の嵌合部11cである。前記
主シャフト10をシャフト保持筒11の下端側から挿入
すると、主シャフト10の大径軸部10aの肩部10e
が前記嵌合部11c上部の境界段差部に当たり、上側に
抜け出ないように保持される。
ジ12Aと、この上面フランジ12Aの一側から下側に
屈曲して延在する垂下フランジ12Bとから構成される
断面逆L字状に成形された加工板材であり、前記上面フ
ランジ12Aの略中央部には前記シャフト保持筒11の
上部に形成された嵌入ボス部11aが嵌合される短手方
向(折戸5の厚み方向)に長い長孔12aが形成され、
垂下フランジ12Bには、該取付部材12を折戸5に固
定するためのビス孔12b,12b…が複数形成されて
いる。
戸5の上端面側部に形成された嵌入凹部5aにシャフト
保持筒11を圧入して嵌め込んだ後、シャフト保持筒1
1の嵌入ボス部11aに対して前記取付部材12の長孔
12aを嵌め、かつ取付部材12を折戸5の上端隅部に
押し当て図示されない固定ビスによって固定される(図
3参照)。前記シャフト保持筒11は、その上端肩部1
1eが取付部材12の長孔12aの縁部に係合し、折戸
5の吊り荷重が掛かっても上方に抜け出ないよう堅固に
保持される。前記取付部材12において、シャフト保持
筒11の嵌入ボス部11aのための嵌合孔を長孔として
あるのは、折戸5の厚みが変わっても汎用的に使用可能
とするためである。
調整はランナ本体13に設けられた調整ネジ15によっ
て成される。図5に示されるように、ランナ本体13に
は片側寄りの位置に、一方のローラ支軸17Aの挿通部
を含み、かつ上面側に開口する箱抜き部13aが形成さ
れており、この箱抜き部13aに対し前記ローラ支軸1
7Aを支軸として揺動片14が揺動自在に内設されてい
る。この揺動片14は、揺動がわ先端部に縦方向の軸挿
通孔14aが形成されており、この軸挿通孔14aに前
述のように、主シャフト10の先端部が挿通され、先端
にリング板16を装着した後、先端がカシメられ、前記
主シャフト10を介して折戸5が吊り状態で支持され
る。
方向に前記揺動片14に向けて螺入された調整ネジ15
が設けられ、この調整ネジ15の先端が揺動片14下面
のネジ当接面14bに対して当接している。
であるが、この状態から折戸5を下降させたい場合に
は、ドライバー(ネジ回し)20を持ち込み、前記調整
ネジ15を螺退方向に回転させる。調整ネジ15の螺退
に伴って、揺動片14は図示の状態から半時計方向に回
転し主シャフト10の吊り点を下降させ、主シャフト1
0に吊持されている折戸5を下降させる。反対に、折戸
5を上昇させる場合には、前記調整ネジ15を螺進させ
揺動片15を持ち上げるように揺動させる。
4を介して主シャフト10を支持し、主シャフト10の
上下移動は調整ネジ15による揺動片14の揺動動作に
よって成される。したがって、主シャフト10は、調整
ネジ15から水平方向の押圧力を一切受けることがな
く、常に揺動片14により吊り状態で支持されるものと
なるため、主シャフト10の軸心回りの回転は常に円滑
に維持される。
クト化のために、揺動片14の支軸と、ローラ18の支
軸とを共用してあるが、もちろんこれらの支軸はそれぞ
れ別々に設けてもよい。また、主シャフト10と揺動片
14との係合態様は、前記主シャフト10の頂部にリン
グ板16を固定し主シャフト10が抜け落ちないように
保持したが、前記シャフト10が揺動片14の揺動がわ
端部に揺動動作を阻害しない構造で吊り支持されるもの
であればどのような係合構造であってもよい。
記折戸または間仕切り等の上下方向調整をネジ回し等の
手軽な工具で簡単に行えるようになるとともに、脚立や
踏み台などを使うことなく立ったままで容易に調整が行
えるようになる。しかも従来に比べて構造が簡易である
などの利点を備えたものとなる。
視図)である。
ール、4…下ランナ、5…折戸、10…主シャフト、1
1…シャフト保持筒、12…取付部材、13…ランナ本
体、13a…箱抜き部、14…揺動片、14a…軸挿通
孔、15…調整ネジ、16…リング板、17A・17B
…ローラ支軸、18…ローラ
Claims (3)
- 【請求項1】側部に複数のローラを備えガイドレールに
沿って走行自在に案内されるとともに、下面略中央部に
縦方向の貫通孔が形成されたランナ本体と、少なくとも
前記貫通孔に挿通され折戸を吊り状態で支持する主シャ
フトとを備えた吊り車型ランナ装置において、 前記ランナ本体に対し、回動支軸によって揺動自在に支
持される揺動片を設けるとともに、この揺動片の揺動が
わ端部に前記主シャフトの上部を吊り状態で支持させ、
かつ前記揺動片を揺動動作させるための操作部材を設け
たことを特徴とする吊り車型ランナ装置。 - 【請求項2】前記ランナ本体において、前記ローラを支
持するローラ支軸の挿通部を含み、かつ上面側に開口す
る箱抜き部を形成し、この箱抜き部に対し前記ローラ支
軸を共通の支軸として前記揺動片を揺動自在に設けてあ
る請求項1記載の吊り車型ランナ装置。 - 【請求項3】前記操作部材が、ランナ本体の下面から斜
め上方に向けて螺入され、先端が前記揺動片の下端面に
当接する調整ねじである請求項1、2いずれかに記載の
吊り車型ランナ装置。
Priority Applications (1)
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JP09319096A JP3098476B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 吊り車型ランナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP09319096A JP3098476B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 吊り車型ランナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11141222A JPH11141222A (ja) | 1999-05-25 |
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Family
ID=18106439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09319096A Expired - Fee Related JP3098476B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 吊り車型ランナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (3)
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JP4713212B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2011-06-29 | 株式会社岡村製作所 | トイレのドア装置 |
JP2008088799A (ja) * | 2006-09-05 | 2008-04-17 | Atom Livin Tech Co Ltd | ランナ装置 |
JP5826468B2 (ja) * | 2010-07-29 | 2015-12-02 | 立川ブラインド工業株式会社 | パネル装置、縦型パネルルーバー及び移動間仕切装置 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP09319096A patent/JP3098476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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