JP3092997B2 - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
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- JP3092997B2 JP3092997B2 JP03260657A JP26065791A JP3092997B2 JP 3092997 B2 JP3092997 B2 JP 3092997B2 JP 03260657 A JP03260657 A JP 03260657A JP 26065791 A JP26065791 A JP 26065791A JP 3092997 B2 JP3092997 B2 JP 3092997B2
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- Japan
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- cam
- hook
- motor
- endoscope
- lock
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の挿入部先端の
弯曲部を、モーター等の駆動装置により弯曲操作する内
視鏡に関する。
弯曲部を、モーター等の駆動装置により弯曲操作する内
視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、内視鏡操作部に電動モータを組み
込み、この電動モータの動力を利用して、弯曲操作用の
牽引部材を牽引し、挿入部における弯曲部を遠隔的に弯
曲操作するようにした内視鏡が利用されている。
込み、この電動モータの動力を利用して、弯曲操作用の
牽引部材を牽引し、挿入部における弯曲部を遠隔的に弯
曲操作するようにした内視鏡が利用されている。
【0003】このような駆動装置を備えた電動式の内視
鏡としては、例えば、特開昭53−39685号公報に
おいて、モータからの動力を伝達する歯車より構成され
る動力伝達機構にクラッチ機構を組み込んだものが示さ
れており、このクラッチ機構により、弯曲部を弯曲させ
るべく歯車が噛合されたロック状態に対して、弯曲部が
外力により自由に屈曲可能なフリー状態を実現するもの
である。
鏡としては、例えば、特開昭53−39685号公報に
おいて、モータからの動力を伝達する歯車より構成され
る動力伝達機構にクラッチ機構を組み込んだものが示さ
れており、このクラッチ機構により、弯曲部を弯曲させ
るべく歯車が噛合されたロック状態に対して、弯曲部が
外力により自由に屈曲可能なフリー状態を実現するもの
である。
【0004】すなわち、動力伝達機構を構成する伝達歯
車列内の軸方向に連結している2つの歯車の1つを、機
械的に軸方向に移動させて連結を解き、内視鏡弯曲部を
フリー状態とするものである。
車列内の軸方向に連結している2つの歯車の1つを、機
械的に軸方向に移動させて連結を解き、内視鏡弯曲部を
フリー状態とするものである。
【0005】しかし、上記伝達歯車列を構成する歯車同
志を軸方向に移動させて噛合、離間するため、実際には
離間した後、再度噛合する際に、上記歯車の歯がスムー
ズに噛合できない場合が生じ、上記モータからの動力を
伝達するロック状態を確実に実現することができないと
いった問題が生じる。
志を軸方向に移動させて噛合、離間するため、実際には
離間した後、再度噛合する際に、上記歯車の歯がスムー
ズに噛合できない場合が生じ、上記モータからの動力を
伝達するロック状態を確実に実現することができないと
いった問題が生じる。
【0006】また、噛合している歯車を離間する際にお
いても、特に大きな負荷が上記歯車の歯にかかっている
場合、噛合している上記歯車の歯面の摩擦が大きく、離
間するために大きな力を必要とし、操作性が悪くなると
いった問題がある。
いても、特に大きな負荷が上記歯車の歯にかかっている
場合、噛合している上記歯車の歯面の摩擦が大きく、離
間するために大きな力を必要とし、操作性が悪くなると
いった問題がある。
【0007】そこで、これらの問題を解決するため、動
力伝達機構を構成する伝達歯車列の噛合している歯車の
一方を、噛み合い点に対しピッチ円とほぼ法線方向に噛
合、離間自在になすクラッチ機構を備えた内視鏡が考え
られる。
力伝達機構を構成する伝達歯車列の噛合している歯車の
一方を、噛み合い点に対しピッチ円とほぼ法線方向に噛
合、離間自在になすクラッチ機構を備えた内視鏡が考え
られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記法
線方向に噛合、離間自在なクラッチ機構を備えた内視鏡
では、内視鏡弯曲部の弯曲時に外部より負荷が加わった
場合、伝達歯車列が離間する方向に力が働くため、伝達
歯車列内の移動可能な歯車が離間させられ、弯曲操作が
できない状態を招く可能性があった。
線方向に噛合、離間自在なクラッチ機構を備えた内視鏡
では、内視鏡弯曲部の弯曲時に外部より負荷が加わった
場合、伝達歯車列が離間する方向に力が働くため、伝達
歯車列内の移動可能な歯車が離間させられ、弯曲操作が
できない状態を招く可能性があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、モータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡におい
て、小型軽量かつ簡単な構造で、確実なロック状態とフ
リー状態を実現するとともに、弯曲時に外部より負荷が
加わった場合においても、確実な弯曲操作を行なうこと
のできる内視鏡を提供することを目的としている。
で、モータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡におい
て、小型軽量かつ簡単な構造で、確実なロック状態とフ
リー状態を実現するとともに、弯曲時に外部より負荷が
加わった場合においても、確実な弯曲操作を行なうこと
のできる内視鏡を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による内視鏡は、挿入部に設けた弯曲部を弯曲操
作する牽引操作手段と、弯曲操作駆動手段からの動力を
上記牽引操作手段に伝達可能な動力伝達手段と、上記弯
曲操作駆動手段と動力伝達手段との間に介在し、上記弯
曲操作駆動手段の動力を上記動力伝達手段に断続的に伝
達するクラッチ手段と、このクラッチ手段と動力伝達手
段との接続状態を保つロック手段とを備えたものであ
る。
本発明による内視鏡は、挿入部に設けた弯曲部を弯曲操
作する牽引操作手段と、弯曲操作駆動手段からの動力を
上記牽引操作手段に伝達可能な動力伝達手段と、上記弯
曲操作駆動手段と動力伝達手段との間に介在し、上記弯
曲操作駆動手段の動力を上記動力伝達手段に断続的に伝
達するクラッチ手段と、このクラッチ手段と動力伝達手
段との接続状態を保つロック手段とを備えたものであ
る。
【0011】
【作 用】上記構成において、まず、内視鏡の挿入部を
体腔内等に挿入して弯曲操作を行なう場合、クラッチ手
段により動力伝達手段を接続状態とする。このクラッチ
手段の接続操作と同時に、ロック手段も上記クラッチ手
段の接続状態を保つように動作する。
体腔内等に挿入して弯曲操作を行なう場合、クラッチ手
段により動力伝達手段を接続状態とする。このクラッチ
手段の接続操作と同時に、ロック手段も上記クラッチ手
段の接続状態を保つように動作する。
【0012】そして、弯曲操作駆動手段を駆動し、この
弯曲操作駆動手段からの動力を、上記動力伝達手段を介
して牽引操作手段に伝達する。
弯曲操作駆動手段からの動力を、上記動力伝達手段を介
して牽引操作手段に伝達する。
【0013】すると、上記弯曲操作駆動手段からの動力
に応じて、上記内視鏡挿入部に設けられた弯曲部が弯曲
する。
に応じて、上記内視鏡挿入部に設けられた弯曲部が弯曲
する。
【0014】ここで、上記動力伝達手段は、上記ロック
手段により接続状態が保たれているため、上記弯曲部に
外部より負荷が加わっても上記動力伝達手段が切断され
ることはない。
手段により接続状態が保たれているため、上記弯曲部に
外部より負荷が加わっても上記動力伝達手段が切断され
ることはない。
【0015】次に、上記内視鏡挿入部を体腔内等から抜
去する場合等で、上記弯曲部が外力により自由に屈曲可
能なフリー状態とするには、上記クラッチ手段により上
記動力伝達手段を切断状態として、上記弯曲操作駆動手
段からの動力の伝達を解除する。このクラッチ手段の切
断操作と同時に、上記ロック手段も解除される。
去する場合等で、上記弯曲部が外力により自由に屈曲可
能なフリー状態とするには、上記クラッチ手段により上
記動力伝達手段を切断状態として、上記弯曲操作駆動手
段からの動力の伝達を解除する。このクラッチ手段の切
断操作と同時に、上記ロック手段も解除される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0017】{第一実施例}図1〜図5は本発明の第一
実施例を示し、図1はロック状態における弯曲操作部内
の駆動装置位置を示す概略平面図、図2は内視鏡装置の
全体構成概略図、図3は図1のIII−III断面図、
図4はフリー状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図、図5は図4のV−V断面図である。
実施例を示し、図1はロック状態における弯曲操作部内
の駆動装置位置を示す概略平面図、図2は内視鏡装置の
全体構成概略図、図3は図1のIII−III断面図、
図4はフリー状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図、図5は図4のV−V断面図である。
【0018】図2において、符号1は電子内視鏡装置を
示し、この電子内視鏡装置1は、電子内視鏡2と、この
電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、上記電
子内視鏡2に対する信号処理を行なうビデオプロセッサ
4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号
を入力して被写体像を表示するモニタ5と、上記電子内
視鏡2の挿入部7に設けられた弯曲部16の弯曲を制御
する弯曲用モータ制御装置6とを備えている。
示し、この電子内視鏡装置1は、電子内視鏡2と、この
電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、上記電
子内視鏡2に対する信号処理を行なうビデオプロセッサ
4と、このビデオプロセッサ4から出力される映像信号
を入力して被写体像を表示するモニタ5と、上記電子内
視鏡2の挿入部7に設けられた弯曲部16の弯曲を制御
する弯曲用モータ制御装置6とを備えている。
【0019】また、上記電子内視鏡2は、被検体に挿入
可能に細長に形成された挿入部7と、この挿入部7の後
端に連設された太径の操作部8と、この操作部8の側部
から延設されたユニバーサルコード9と、このユニバー
サルコード9の端部に設けられ上記光源装置3に着脱自
在に接続されるコネクタ10とを備えている。このコネ
クタ10の側部からは、ビデオプロセッサ用コード11
と、モータ制御装置用コード13とが延設されている。
上記ビデオプロセッサ用コード11の端部には、上記ビ
デオプロセッサ4に着脱自在に接続されるコネクタ12
が設けられ、上記モータ制御装置用コード13の端部に
は、上記モータ制御装置6に着脱自在に接続されるコネ
クタ14が設けられている。
可能に細長に形成された挿入部7と、この挿入部7の後
端に連設された太径の操作部8と、この操作部8の側部
から延設されたユニバーサルコード9と、このユニバー
サルコード9の端部に設けられ上記光源装置3に着脱自
在に接続されるコネクタ10とを備えている。このコネ
クタ10の側部からは、ビデオプロセッサ用コード11
と、モータ制御装置用コード13とが延設されている。
上記ビデオプロセッサ用コード11の端部には、上記ビ
デオプロセッサ4に着脱自在に接続されるコネクタ12
が設けられ、上記モータ制御装置用コード13の端部に
は、上記モータ制御装置6に着脱自在に接続されるコネ
クタ14が設けられている。
【0020】さらに、上記電子内視鏡2の挿入部7は、
硬性の先端構成部15と、この先端構成部15の後端に
連設され、上下左右の各方向、および、これらの複合方
向へ弯曲可能な弯曲部16と、この弯曲部16の後端に
連設された長尺で可撓性を有する可撓管部17とで構成
され、この可撓管部17の後端は上記操作部8に接続さ
れている。
硬性の先端構成部15と、この先端構成部15の後端に
連設され、上下左右の各方向、および、これらの複合方
向へ弯曲可能な弯曲部16と、この弯曲部16の後端に
連設された長尺で可撓性を有する可撓管部17とで構成
され、この可撓管部17の後端は上記操作部8に接続さ
れている。
【0021】また、上記操作部8には、送気、送水ボタ
ン18と、吸引ボタン19と、弯曲操作のための弯曲操
作スイッチ部20と、上記弯曲部16をフリー状態ある
いはロック状態にするクラッチ手段を構成するF/Lレ
バー22とが設けられている。上記送気、送水ボタン1
8を操作することにより、上記先端構成部15に設けら
れた図示しない送気、送水口から送気あるいは送水がな
され、また、上記吸引ボタン19を操作することによ
り、上記電子内視鏡2に内設された図示しない吸引チャ
ンネルを通じて吸引がなされるようになっている。ま
た、上記弯曲操作スイッチ部20は、レバー21を有す
るジョイスティックタイプになっており、このレバー2
1を2次元的に操作することにより、上記弯曲部16を
所望の方向へ弯曲させることができるようになってい
る。また、上記F/Lレバー22を操作することによ
り、上記弯曲部16をフリー状態、あるいはロック状態
にすることが可能になっている。
ン18と、吸引ボタン19と、弯曲操作のための弯曲操
作スイッチ部20と、上記弯曲部16をフリー状態ある
いはロック状態にするクラッチ手段を構成するF/Lレ
バー22とが設けられている。上記送気、送水ボタン1
8を操作することにより、上記先端構成部15に設けら
れた図示しない送気、送水口から送気あるいは送水がな
され、また、上記吸引ボタン19を操作することによ
り、上記電子内視鏡2に内設された図示しない吸引チャ
ンネルを通じて吸引がなされるようになっている。ま
た、上記弯曲操作スイッチ部20は、レバー21を有す
るジョイスティックタイプになっており、このレバー2
1を2次元的に操作することにより、上記弯曲部16を
所望の方向へ弯曲させることができるようになってい
る。また、上記F/Lレバー22を操作することによ
り、上記弯曲部16をフリー状態、あるいはロック状態
にすることが可能になっている。
【0022】上記先端構成部15には、図示しない照明
窓と観察窓とが設けられている。この照明窓の内側に
は、図示しないライトガイドの出射端面が配置されてい
る。このライトガイドは、上記挿入部7、操作部8およ
びユニバーサルコード9内を挿通され、入射端部は上記
コネクタ10に接続されている。このコネクタ10が接
続される上記光源装置3内には、図示しない光源が設け
られ、この光源から出射された照明光が上記ライトガイ
ドの入射端面に入射され、このライトガイドを経て、上
記照明窓から被検部等に照射されるようになっている。
窓と観察窓とが設けられている。この照明窓の内側に
は、図示しないライトガイドの出射端面が配置されてい
る。このライトガイドは、上記挿入部7、操作部8およ
びユニバーサルコード9内を挿通され、入射端部は上記
コネクタ10に接続されている。このコネクタ10が接
続される上記光源装置3内には、図示しない光源が設け
られ、この光源から出射された照明光が上記ライトガイ
ドの入射端面に入射され、このライトガイドを経て、上
記照明窓から被検部等に照射されるようになっている。
【0023】また、図示しないが、上記観察窓の内側に
は、対物光学系と、この対物光学系の結像位置に配置さ
れた固体撮像素子、例えば、CCDとが設けられてい
る。このCCDに接続された図示しない信号線は、挿入
部7、操作部8、ユニバーサルコード9、コネクタ1
0、コード11内を挿通され、コネクタ12に接続され
ている。
は、対物光学系と、この対物光学系の結像位置に配置さ
れた固体撮像素子、例えば、CCDとが設けられてい
る。このCCDに接続された図示しない信号線は、挿入
部7、操作部8、ユニバーサルコード9、コネクタ1
0、コード11内を挿通され、コネクタ12に接続され
ている。
【0024】上記コネクタ12が接続される上記ビデオ
プロセッサ4には、図示しない映像信号処理回路が設け
られ、この映像信号処理回路の入力端が上記コネクタ1
2に接続される図示しないレセプタクルに接続されると
ともに、上記映像信号処理回路の出力端が上記モニタ5
に接続されている。上記CCDは、上記映像信号処理回
路により駆動され、上記対物光学系により上記CCDの
光電変換面に結像された被検部等の被写体の像が光電変
換されて、画像信号として上記映像信号処理回路に入力
される。そして、上記画像信号は、上記映像信号処理回
路によって映像信号に変換され、この映像信号により上
記モニタ5に被検部等の像が映し出されるようになって
いる。
プロセッサ4には、図示しない映像信号処理回路が設け
られ、この映像信号処理回路の入力端が上記コネクタ1
2に接続される図示しないレセプタクルに接続されると
ともに、上記映像信号処理回路の出力端が上記モニタ5
に接続されている。上記CCDは、上記映像信号処理回
路により駆動され、上記対物光学系により上記CCDの
光電変換面に結像された被検部等の被写体の像が光電変
換されて、画像信号として上記映像信号処理回路に入力
される。そして、上記画像信号は、上記映像信号処理回
路によって映像信号に変換され、この映像信号により上
記モニタ5に被検部等の像が映し出されるようになって
いる。
【0025】また、上記操作部8内部には、メインフレ
ームA31とメインフレームB32とで空間33が区画
形成され、この空間33内で、上記メインフレームA3
1からメインフレームB32にかけてシャフト34が垂
直に固定されている。また、このシャフト34には、こ
のシャフト34を中心として回転自在な、上下(UD)
方向弯曲用で、動力伝達手段としてのドリブンギア35
とスプロケット36とが一体に回転するように設けられ
ている。
ームA31とメインフレームB32とで空間33が区画
形成され、この空間33内で、上記メインフレームA3
1からメインフレームB32にかけてシャフト34が垂
直に固定されている。また、このシャフト34には、こ
のシャフト34を中心として回転自在な、上下(UD)
方向弯曲用で、動力伝達手段としてのドリブンギア35
とスプロケット36とが一体に回転するように設けられ
ている。
【0026】さらに、上記スプロケット36には、UD
方向弯曲用のチェーン25が巻回され、このチェーン2
5の端部には、弯曲ワイヤ(図示せず)がワイヤ接続部
材(図示せず)を介して接続されており、この弯曲ワイ
ヤの他端部は、前記先端構成部15に連結されている。
方向弯曲用のチェーン25が巻回され、このチェーン2
5の端部には、弯曲ワイヤ(図示せず)がワイヤ接続部
材(図示せず)を介して接続されており、この弯曲ワイ
ヤの他端部は、前記先端構成部15に連結されている。
【0027】尚、図示しない左右(RL)方向弯曲用の
動力伝達手段としてのギアとスプロケットも、上記UD
方向弯曲用のギア35およびスプロケット36と同様の
構成で配設されて、このRL方向弯曲用スプロケットに
RL方向弯曲用のチェーン(図示せず)が巻回され、弯
曲ワイヤ(図示せず)がワイヤ接続部材(図示せず)を
介して接続されており、この弯曲ワイヤの他端部は、前
記先端構成部15に連結されている。
動力伝達手段としてのギアとスプロケットも、上記UD
方向弯曲用のギア35およびスプロケット36と同様の
構成で配設されて、このRL方向弯曲用スプロケットに
RL方向弯曲用のチェーン(図示せず)が巻回され、弯
曲ワイヤ(図示せず)がワイヤ接続部材(図示せず)を
介して接続されており、この弯曲ワイヤの他端部は、前
記先端構成部15に連結されている。
【0028】さらに、上記メインフレームA31の上記
メインフレームB32と対向する面には、モータフレー
ム37が設けられ、このモータフレーム37上に弯曲操
作駆動手段としてのUDアングル用モータ38とRLア
ングル用モータ39とが、それぞれの回転軸を、上記モ
ータフレーム37に穿設されている孔を挿通して、下側
に向けて延出するように並設固定されている。
メインフレームB32と対向する面には、モータフレー
ム37が設けられ、このモータフレーム37上に弯曲操
作駆動手段としてのUDアングル用モータ38とRLア
ングル用モータ39とが、それぞれの回転軸を、上記モ
ータフレーム37に穿設されている孔を挿通して、下側
に向けて延出するように並設固定されている。
【0029】すなわち、UD方向弯曲用について説明す
ると、上記UDアングル用モータ38の回転軸40は、
上記モータフレーム37に穿設されている孔を挿通して
前記空間33に臨まされており、この回転軸40の先端
部位で前記ギア35と噛合する位置に、動力伝達手段と
してのドライブギア41が設けられている。尚、上記R
Lアングル用モータ39についも同様の構成で配設され
ている。
ると、上記UDアングル用モータ38の回転軸40は、
上記モータフレーム37に穿設されている孔を挿通して
前記空間33に臨まされており、この回転軸40の先端
部位で前記ギア35と噛合する位置に、動力伝達手段と
してのドライブギア41が設けられている。尚、上記R
Lアングル用モータ39についも同様の構成で配設され
ている。
【0030】また、上記モータフレーム37内部両端
で、上記UDアングル用モータ38の回転軸40の軸中
心と前記シャフト34の軸中心とを結ぶ線に略平行に、
このモータフレーム37を貫通して、このモータフレー
ム37のスライド移動をガイドするガイドレールA42
とガイドレールB43とが配設されており、このガイド
レールA42、ガイドレールB43の一端部は、固定部
材44、45により前記メインフレームA31にそれぞ
れ固定され、他端部にはバネ掛止部46、47が形成さ
れている。
で、上記UDアングル用モータ38の回転軸40の軸中
心と前記シャフト34の軸中心とを結ぶ線に略平行に、
このモータフレーム37を貫通して、このモータフレー
ム37のスライド移動をガイドするガイドレールA42
とガイドレールB43とが配設されており、このガイド
レールA42、ガイドレールB43の一端部は、固定部
材44、45により前記メインフレームA31にそれぞ
れ固定され、他端部にはバネ掛止部46、47が形成さ
れている。
【0031】上記ガイドレールA42、ガイドレールB
43の外周で、上記バネ掛止部46、47と上記モータ
フレーム37との間には、コイルバネ48、49が介装
されており、これらコイルバネ48、49により、上記
モータフレーム37は上記固定部材44、45方向に付
勢され、この結果、上記モータフレーム37と連動する
前記ドライブギア41は前記ギア35と噛合する方向へ
付勢される。
43の外周で、上記バネ掛止部46、47と上記モータ
フレーム37との間には、コイルバネ48、49が介装
されており、これらコイルバネ48、49により、上記
モータフレーム37は上記固定部材44、45方向に付
勢され、この結果、上記モータフレーム37と連動する
前記ドライブギア41は前記ギア35と噛合する方向へ
付勢される。
【0032】さらに、上記モータフレーム37の固定部
材44、45側端面には、平面部50aと移動斜面部5
0bとから成るカム溝50が、切り欠き形成されてい
る。
材44、45側端面には、平面部50aと移動斜面部5
0bとから成るカム溝50が、切り欠き形成されてい
る。
【0033】また、前記メインフレームA31上には、
前記操作部8のケーシング54を挿通されて、前記F/
Lレバー22と接続されたF/Lレバーシャフト53が
回動自在に保持されており、このF/Lレバーシャフト
53の中途部に、カム板51が、上記モータフレーム3
7に形成されているカム溝50に向けて延設固定されて
いる。さらに、上記カム板51の下側(カム溝50側)
には、上記カム溝50に押圧作用するカムピン52が設
けられている。
前記操作部8のケーシング54を挿通されて、前記F/
Lレバー22と接続されたF/Lレバーシャフト53が
回動自在に保持されており、このF/Lレバーシャフト
53の中途部に、カム板51が、上記モータフレーム3
7に形成されているカム溝50に向けて延設固定されて
いる。さらに、上記カム板51の下側(カム溝50側)
には、上記カム溝50に押圧作用するカムピン52が設
けられている。
【0034】すなわち、本実施例のクラッチ手段は、上
記F/Lレバー22の回動操作により、上記F/Lレバ
ーシャフト53を回動させ、上記カム板51を移動させ
て、上記カムピン52を移動して上記カム溝50に作用
させ、上記モータフレーム37を、前記ガイドレールA
42、ガイドレールB43に沿ってスライド移動させる
ように構成されている。
記F/Lレバー22の回動操作により、上記F/Lレバ
ーシャフト53を回動させ、上記カム板51を移動させ
て、上記カムピン52を移動して上記カム溝50に作用
させ、上記モータフレーム37を、前記ガイドレールA
42、ガイドレールB43に沿ってスライド移動させる
ように構成されている。
【0035】一方、上記モータフレーム37上には、ロ
ック手段を構成するフック57を回動自在に支持するフ
ック用シャフト56が垂設され、また、前記メインフレ
ームA31上には、前記ドライブギア41と前記ギア3
5とが噛合する位置で、上記フック57を掛止可能なロ
ック用シャフト58が垂設されている。
ック手段を構成するフック57を回動自在に支持するフ
ック用シャフト56が垂設され、また、前記メインフレ
ームA31上には、前記ドライブギア41と前記ギア3
5とが噛合する位置で、上記フック57を掛止可能なロ
ック用シャフト58が垂設されている。
【0036】上記フック用シャフト56のフック57上
方には、フック用ねじりコイルバネ59が挿入されてお
り、このフック用ねじりコイルバネ59の一方の腕59
aは、上記ロック用シャフト58に掛止され、また、他
方の腕59bは、上記フック57上面に垂設されている
フックバネシャフト62に掛止されて、上記フック57
を、上記ロック用シャフト58から離間する方向に常時
付勢している。尚、上記フック57には、このフック5
7の回転を防止するため、前記RLアングル用モータ3
9の側面に当接可能な突起部が形成されている。
方には、フック用ねじりコイルバネ59が挿入されてお
り、このフック用ねじりコイルバネ59の一方の腕59
aは、上記ロック用シャフト58に掛止され、また、他
方の腕59bは、上記フック57上面に垂設されている
フックバネシャフト62に掛止されて、上記フック57
を、上記ロック用シャフト58から離間する方向に常時
付勢している。尚、上記フック57には、このフック5
7の回転を防止するため、前記RLアングル用モータ3
9の側面に当接可能な突起部が形成されている。
【0037】また、前記F/Lレバーシャフト53の上
記カム板51上方には、カム用ねじりコイルバネ63が
挿入されており、このカム用ねじりコイルバネ63の一
方の腕63aは、上記カム板51上に垂設されたカム板
バネシャフト64に掛止され、また、他方の腕63b
は、前記メインフレームA31上面に垂設されたバネシ
ャフト65に掛止されて、上記カム板51を、上記フッ
ク57を押圧する方向に常時付勢している。
記カム板51上方には、カム用ねじりコイルバネ63が
挿入されており、このカム用ねじりコイルバネ63の一
方の腕63aは、上記カム板51上に垂設されたカム板
バネシャフト64に掛止され、また、他方の腕63b
は、前記メインフレームA31上面に垂設されたバネシ
ャフト65に掛止されて、上記カム板51を、上記フッ
ク57を押圧する方向に常時付勢している。
【0038】尚、上記フック用ねじりコイルバネ59の
付勢力は、上記カム用ねじりコイルバネ63よりも弱く
設定されており、上記フック57と上記カム板51とが
当接した場合、上記フック57は上記カム板51により
押圧され、前記ロック用シャフト58に掛止されるよう
になっている。
付勢力は、上記カム用ねじりコイルバネ63よりも弱く
設定されており、上記フック57と上記カム板51とが
当接した場合、上記フック57は上記カム板51により
押圧され、前記ロック用シャフト58に掛止されるよう
になっている。
【0039】次に、上記構成による実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
【0040】術者が電子内視鏡2の挿入部7を体腔内等
に挿入し、例えば、弯曲部16を上下方向に弯曲させる
場合、まず、F/Lレバー22をロック(L)状態と
し、カム板51のカムピン52を、モータフレーム37
に形成されたカム溝50の平面部50aに位置させ、上
記モータフレーム37を固定部材44、45側に位置さ
せて、UDアングル用モータ38の回転軸40に固定さ
れたドライブギア41とドリブンギア35とが噛合した
状態とする。この時、図示しない左右(RL)方向弯曲
用のドライブギアとドリブンギアも噛合した状態とな
る。
に挿入し、例えば、弯曲部16を上下方向に弯曲させる
場合、まず、F/Lレバー22をロック(L)状態と
し、カム板51のカムピン52を、モータフレーム37
に形成されたカム溝50の平面部50aに位置させ、上
記モータフレーム37を固定部材44、45側に位置さ
せて、UDアングル用モータ38の回転軸40に固定さ
れたドライブギア41とドリブンギア35とが噛合した
状態とする。この時、図示しない左右(RL)方向弯曲
用のドライブギアとドリブンギアも噛合した状態とな
る。
【0041】また、上記操作と同時に、上記カム板51
がフック57を押圧回動して、このフック57がロック
用シャフト58に掛止されロック状態となる。
がフック57を押圧回動して、このフック57がロック
用シャフト58に掛止されロック状態となる。
【0042】そして、弯曲操作スイッチ部20のレバー
21を指定方向に傾けることにより、上記UDアングル
用モータ38が駆動され、このUDアングル用モータ3
8の回転軸40に固定された上記ドライブギア41が回
転する。このドライブギア41の回転は、上記ドリブン
ギア35と、このドリブンギア35に固定されたスプロ
ケット36に伝達され、このスプロケット36に巻回さ
れたチェーン25が移動し、図示しないワイヤ接続部材
および弯曲ワイヤを牽引、弛緩して、上記弯曲部16を
上下方向に弯曲する。
21を指定方向に傾けることにより、上記UDアングル
用モータ38が駆動され、このUDアングル用モータ3
8の回転軸40に固定された上記ドライブギア41が回
転する。このドライブギア41の回転は、上記ドリブン
ギア35と、このドリブンギア35に固定されたスプロ
ケット36に伝達され、このスプロケット36に巻回さ
れたチェーン25が移動し、図示しないワイヤ接続部材
および弯曲ワイヤを牽引、弛緩して、上記弯曲部16を
上下方向に弯曲する。
【0043】また、上記弯曲部16を左右方向に弯曲さ
せる場合も同様に、弯曲操作スイッチ部20のレバー2
1を指定方向に傾けることにより、RLアングル用モー
タ39を駆動して行なう。尚、RL方向の構成部品の動
作は、UD方向のものと同様であるので、UD方向につ
いてのみ説明することとする。
せる場合も同様に、弯曲操作スイッチ部20のレバー2
1を指定方向に傾けることにより、RLアングル用モー
タ39を駆動して行なう。尚、RL方向の構成部品の動
作は、UD方向のものと同様であるので、UD方向につ
いてのみ説明することとする。
【0044】ここで、上記ドライブギア41から上記ド
リブンギア35への動力伝達の際に、上記ドライブギア
41と上記ドリブンギア35との噛合を離間させる外力
が生じても、上記フック57が上記ロック用シャフト5
8に掛止されてロック状態となっているので、上記モー
タフレーム37が移動することはなく、確実に上記ドラ
イブギア41と上記ドリブンギア35との噛合状態を保
持することができる。
リブンギア35への動力伝達の際に、上記ドライブギア
41と上記ドリブンギア35との噛合を離間させる外力
が生じても、上記フック57が上記ロック用シャフト5
8に掛止されてロック状態となっているので、上記モー
タフレーム37が移動することはなく、確実に上記ドラ
イブギア41と上記ドリブンギア35との噛合状態を保
持することができる。
【0045】次に、前記電子内視鏡2の挿入部7を体腔
内等より抜去する場合は、上記F/Lレバー22をフリ
ー(F)状態側に回動し、このF/Lレバー22のF/
Lレバーシャフト53を介して、上記カム板51を回動
させ、このカム板51のカムピン52を、モータフレー
ム37に形成されたカム溝50の移動斜面部50bに沿
って移動させる。すると、上記カムピン52の動きに沿
って、上記モータフレーム37が、ガイドレールA4
2、ガイドレールB43に沿って上記固定部材44、4
5から離間する方向にスライド移動させられ、この結
果、上記ドライブギア41と上記ドリブンギア35との
噛合が切断される。
内等より抜去する場合は、上記F/Lレバー22をフリ
ー(F)状態側に回動し、このF/Lレバー22のF/
Lレバーシャフト53を介して、上記カム板51を回動
させ、このカム板51のカムピン52を、モータフレー
ム37に形成されたカム溝50の移動斜面部50bに沿
って移動させる。すると、上記カムピン52の動きに沿
って、上記モータフレーム37が、ガイドレールA4
2、ガイドレールB43に沿って上記固定部材44、4
5から離間する方向にスライド移動させられ、この結
果、上記ドライブギア41と上記ドリブンギア35との
噛合が切断される。
【0046】また、上記操作と同時に、上記カム板51
が上記フック57から離間するので、フック用ねじりコ
イルバネ59の付勢力により、上記フック57が回動し
て、上記ロック用シャフト58から離間される。
が上記フック57から離間するので、フック用ねじりコ
イルバネ59の付勢力により、上記フック57が回動し
て、上記ロック用シャフト58から離間される。
【0047】ここで、上記カムピン52を上記カム溝5
0の移動斜面部50bに位置させても、コイルバネ4
8、49の付勢力が、カム用ねじりコイルバネ63の付
勢力よりも強く作用して、上記カムピン52が上記カム
溝50の移動斜面部50bからはずれてしまうことはな
い。
0の移動斜面部50bに位置させても、コイルバネ4
8、49の付勢力が、カム用ねじりコイルバネ63の付
勢力よりも強く作用して、上記カムピン52が上記カム
溝50の移動斜面部50bからはずれてしまうことはな
い。
【0048】このため、上記ドリブンギア35に固定さ
れた上記スプロケット36は上記弯曲部16にかかる外
力により回動自在となり、また、左右方向弯曲用の図示
しないスプロケットも同様にして上記弯曲部16にかか
る外力により回動自在となるのでフリー状態となる。こ
のフリー状態にすることにより、上記挿入部7を体腔内
等より抜去する。
れた上記スプロケット36は上記弯曲部16にかかる外
力により回動自在となり、また、左右方向弯曲用の図示
しないスプロケットも同様にして上記弯曲部16にかか
る外力により回動自在となるのでフリー状態となる。こ
のフリー状態にすることにより、上記挿入部7を体腔内
等より抜去する。
【0049】このように、動力伝達機構を構成する伝達
歯車列の噛合している歯車の一方を、噛み合い点に対し
ピッチ円とほぼ法線方向に噛合、離間自在になすクラッ
チ機構に、このクラッチ機構の接続状態を保つロック機
構を備えることにより、小型軽量かつ簡単な構造で、確
実なロック状態とフリー状態を実現するとともに、弯曲
時に外部より負荷が加わった場合においても、確実な弯
曲操作を行なうことが可能となる。
歯車列の噛合している歯車の一方を、噛み合い点に対し
ピッチ円とほぼ法線方向に噛合、離間自在になすクラッ
チ機構に、このクラッチ機構の接続状態を保つロック機
構を備えることにより、小型軽量かつ簡単な構造で、確
実なロック状態とフリー状態を実現するとともに、弯曲
時に外部より負荷が加わった場合においても、確実な弯
曲操作を行なうことが可能となる。
【0050】尚、本実施例は電子内視鏡に適用した実施
例として説明したが、特に電子内視鏡に限ることなく、
その他の内視鏡、例えば、ファイバースコープ等であっ
てもよい。
例として説明したが、特に電子内視鏡に限ることなく、
その他の内視鏡、例えば、ファイバースコープ等であっ
てもよい。
【0051】{第二実施例}図6は本発明の第二実施例
によるロック状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図である。
によるロック状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図である。
【0052】尚、この第二実施例は、前記第一実施例の
ようなフック機構を設けることなく、モータフレーム
に、このモータフレームの移動を掛止するフック部をカ
ム溝とともに形成し、モータフレームをスライド移動さ
せるカム板をフックとして兼用したものである。
ようなフック機構を設けることなく、モータフレーム
に、このモータフレームの移動を掛止するフック部をカ
ム溝とともに形成し、モータフレームをスライド移動さ
せるカム板をフックとして兼用したものである。
【0053】すなわち、図6に示すように、操作部内部
のメインフレームA31上にスライド自在に設けられた
モータフレーム80の固定部材44、45側端面には、
フック部81aと平面部81bと移動斜面部81cとか
らなる溝81が切り欠き形成されている。
のメインフレームA31上にスライド自在に設けられた
モータフレーム80の固定部材44、45側端面には、
フック部81aと平面部81bと移動斜面部81cとか
らなる溝81が切り欠き形成されている。
【0054】また、前記第一実施例と同様、F/Lレバ
ー(図示せず)と接続されたF/Lレバーシャフト53
の中途部には、カム板82が上記溝81に向けて延設固
定されており、このカム板82の下側(溝81側)に
は、上記溝81に押圧作用、あるいは、掛止可能なカム
ピン83が設けられている。
ー(図示せず)と接続されたF/Lレバーシャフト53
の中途部には、カム板82が上記溝81に向けて延設固
定されており、このカム板82の下側(溝81側)に
は、上記溝81に押圧作用、あるいは、掛止可能なカム
ピン83が設けられている。
【0055】このような構成とすることにより、フリー
状態とするには、F/Lレバー(図示せず)を回動させ
てカム板82を回動移動させ、このカム板82のカムピ
ン83を、上記溝81の移動斜面部81cに位置させる
ことにより実現する。
状態とするには、F/Lレバー(図示せず)を回動させ
てカム板82を回動移動させ、このカム板82のカムピ
ン83を、上記溝81の移動斜面部81cに位置させる
ことにより実現する。
【0056】そして、弯曲可能な状態とするには、F/
Lレバー(図示せず)を上記カムピン83が、上記溝8
1の移動斜面部81cから外れる方向(溝81の平面部
81b方向)に回動させる。このカムピン83の移動に
ともない、バネ掛止部46、47とモータフレーム37
との間に介装されているコイルバネ48、49の付勢力
により上記モータフレーム37がスライド移動させら
れ、図示しないドリブンギアにドライブギア(図示せ
ず)が噛合させられる。
Lレバー(図示せず)を上記カムピン83が、上記溝8
1の移動斜面部81cから外れる方向(溝81の平面部
81b方向)に回動させる。このカムピン83の移動に
ともない、バネ掛止部46、47とモータフレーム37
との間に介装されているコイルバネ48、49の付勢力
により上記モータフレーム37がスライド移動させら
れ、図示しないドリブンギアにドライブギア(図示せ
ず)が噛合させられる。
【0057】さらに、上記F/Lレバーを回動させ、上
記カムピン83を上記溝81のフック部81aに係入さ
せると、上記モータフレーム37のバネ掛止部46、4
7側へのスライド移動が抑制され、確実なドライブギア
とドリブンギアとの噛合状態を保持することができる。
記カムピン83を上記溝81のフック部81aに係入さ
せると、上記モータフレーム37のバネ掛止部46、4
7側へのスライド移動が抑制され、確実なドライブギア
とドリブンギアとの噛合状態を保持することができる。
【0058】このように、モータフレームに、フック部
をカム溝とともに形成することにより、ロック機構を簡
単で、少ない部品点数で実現することが可能となる。
をカム溝とともに形成することにより、ロック機構を簡
単で、少ない部品点数で実現することが可能となる。
【0059】尚、その他の構成、作用は前記第一実施例
と同様であるので割愛する。
と同様であるので割愛する。
【0060】{第三実施例}図7は本発明の第三実施例
によるロック状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図である。
によるロック状態における弯曲操作部内の駆動装置位置
を示す概略平面図である。
【0061】尚、本第三実施例は、前記第二実施例にお
いて、モータフレームをスライド移動させる作用と、モ
ータフレームを掛止する作用とを兼用したカム板を、モ
ータフレームのスライド移動専用のものとし、他にモー
タフレーム掛止用のロックプレートを設けたものであ
る。
いて、モータフレームをスライド移動させる作用と、モ
ータフレームを掛止する作用とを兼用したカム板を、モ
ータフレームのスライド移動専用のものとし、他にモー
タフレーム掛止用のロックプレートを設けたものであ
る。
【0062】すなわち、図7に示すように、メインフレ
ームA31上面にはロックプレートシャフト90が垂設
されており、このロックプレートシャフト90の中途部
に、ロックプレート91が、モータフレーム37に形成
されている溝81に向けて回動自在に延設されている。
さらに、上記ロックプレート91の下側(溝81側)に
は、上記溝81のフック部81aを掛止可能なロックピ
ン92が設けられている。
ームA31上面にはロックプレートシャフト90が垂設
されており、このロックプレートシャフト90の中途部
に、ロックプレート91が、モータフレーム37に形成
されている溝81に向けて回動自在に延設されている。
さらに、上記ロックプレート91の下側(溝81側)に
は、上記溝81のフック部81aを掛止可能なロックピ
ン92が設けられている。
【0063】また、上記ロックプレートシャフト90に
は、上記ロックプレート91上方にねじりコイルバネ9
3が挿入されており、このねじりコイルバネ93の一方
の腕93aは、上記ロックプレート91上面に垂設され
たロック用バネシャフトA94に掛止され、また、他方
の腕93bは、上記モータフレーム37上面に垂設され
たロック用バネシャフトB95に掛止されて、上記ロッ
クプレート91を上記溝81のフック部81aから外れ
る方向に付勢して、上記ロックプレート91は、カム板
82の回動に伴い、共に回動させられるようになってい
る。
は、上記ロックプレート91上方にねじりコイルバネ9
3が挿入されており、このねじりコイルバネ93の一方
の腕93aは、上記ロックプレート91上面に垂設され
たロック用バネシャフトA94に掛止され、また、他方
の腕93bは、上記モータフレーム37上面に垂設され
たロック用バネシャフトB95に掛止されて、上記ロッ
クプレート91を上記溝81のフック部81aから外れ
る方向に付勢して、上記ロックプレート91は、カム板
82の回動に伴い、共に回動させられるようになってい
る。
【0064】このような構成とすることにより、弯曲可
能な状態とするには、F/Lレバー(図示せず)をカム
板82のカムピン83が、モータフレーム37の溝81
の移動斜面部81cから外れる方向(溝81の平面部8
1b方向)に回動させる。このカムピン83の移動に伴
い、バネ掛止部46、47とモータフレーム37との間
に介装されているコイルバネ48、49の付勢力により
上記モータフレーム37がスライド移動させられ、図示
しないドリブンギアにドライブギア(図示せず)が噛合
させられる。
能な状態とするには、F/Lレバー(図示せず)をカム
板82のカムピン83が、モータフレーム37の溝81
の移動斜面部81cから外れる方向(溝81の平面部8
1b方向)に回動させる。このカムピン83の移動に伴
い、バネ掛止部46、47とモータフレーム37との間
に介装されているコイルバネ48、49の付勢力により
上記モータフレーム37がスライド移動させられ、図示
しないドリブンギアにドライブギア(図示せず)が噛合
させられる。
【0065】この時、上記カム板82は、ロックプレー
ト91を押圧して回動させ、このロックプレート91の
ロックピン92を上記溝81のフック部81aに係入さ
せる。すると、上記モータフレーム37のバネ掛止部4
6、47側へのスライド移動が抑制され、確実な図示し
ないドライブギアとドリブンギアとの噛合状態を保持す
ることができる。ここで、カム板82のカムピン83は
溝81の移動斜面部81c上に位置しているので、コイ
ルバネ48、49によりロックプレート91を溝81の
フック部81a側に付勢している状態にある。従って、
ねじりコイルバネ93の腕93aによりロックプレート
91がカムピン83を付勢して溝81のフック部81a
からはずれることはない。
ト91を押圧して回動させ、このロックプレート91の
ロックピン92を上記溝81のフック部81aに係入さ
せる。すると、上記モータフレーム37のバネ掛止部4
6、47側へのスライド移動が抑制され、確実な図示し
ないドライブギアとドリブンギアとの噛合状態を保持す
ることができる。ここで、カム板82のカムピン83は
溝81の移動斜面部81c上に位置しているので、コイ
ルバネ48、49によりロックプレート91を溝81の
フック部81a側に付勢している状態にある。従って、
ねじりコイルバネ93の腕93aによりロックプレート
91がカムピン83を付勢して溝81のフック部81a
からはずれることはない。
【0066】また、上記弯曲可能な状態からフリー状態
とするには、F/Lレバー(図示せず)を回動させて上
記カム板82のカムピン83を、上記溝81の移動斜面
部81cに位置させる。すると、上記ロックプレート9
1は、ねじりコイルバネ93の付勢力により、上記ロッ
クプレート91のロックピン92が上記溝81のフック
部81aから外れるように回動させられるとともに、上
記モータフレーム37はバネ掛止部46、47側へスラ
イド移動させられて、図示しないドリブンギアとドライ
ブギアとの噛合が解除される。
とするには、F/Lレバー(図示せず)を回動させて上
記カム板82のカムピン83を、上記溝81の移動斜面
部81cに位置させる。すると、上記ロックプレート9
1は、ねじりコイルバネ93の付勢力により、上記ロッ
クプレート91のロックピン92が上記溝81のフック
部81aから外れるように回動させられるとともに、上
記モータフレーム37はバネ掛止部46、47側へスラ
イド移動させられて、図示しないドリブンギアとドライ
ブギアとの噛合が解除される。
【0067】このように、モータフレーム掛止用のロッ
クプレートを設けることにより、少ない操作量でロック
状態を実現することが可能となる。
クプレートを設けることにより、少ない操作量でロック
状態を実現することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡において、クラ
ッチ機構の接続状態を保つロック機構を備えることによ
り、小型軽量かつ簡単な構造で、確実なロック状態とフ
リー状態を実現するとともに、弯曲時に外部より負荷が
加わった場合においても、確実な弯曲操作を行なうこと
が可能となる。
ータ等を弯曲操作の駆動源とする内視鏡において、クラ
ッチ機構の接続状態を保つロック機構を備えることによ
り、小型軽量かつ簡単な構造で、確実なロック状態とフ
リー状態を実現するとともに、弯曲時に外部より負荷が
加わった場合においても、確実な弯曲操作を行なうこと
が可能となる。
【図1】本発明の第一実施例によるロック状態における
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
【図2】本発明の第一実施例による内視鏡装置の全体構
成概略図
成概略図
【図3】図1のIII−III断面図
【図4】本発明の第一実施例によるフリー状態における
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
【図5】図4のV−V断面図
【図6】本発明の第二実施例によるロック状態における
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
【図7】本発明の第三実施例によるロック状態における
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
弯曲操作部内の駆動装置位置を示す概略平面図
2 内視鏡 7 挿入部 16 弯曲部 22 F/Lレバー 25 チェーン 35 ドリブンギア 36 スプロケット 37 モータフレーム 38 UDアングル用モータ 39 RLアングル用モータ 41 ドライブギア 42 ガイドレールA 43 ガイドレールB 50 カム溝 51 カム板 52 カムピン 57 フック 58 ロック用シャフト
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部に設けた弯曲部を弯曲操作する牽
引操作手段と、弯曲操作駆動手段からの動力を上記牽引
操作手段に伝達可能な動力伝達手段と、上記弯曲操作駆
動手段と動力伝達手段との間に介在し、上記弯曲操作駆
動手段の動力を上記動力伝達手段に断続的に伝達するク
ラッチ手段と、このクラッチ手段と上記の動力伝達との
接続状態を保つロック手段とを備えたことを特徴とする
内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03260657A JP3092997B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03260657A JP3092997B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595896A JPH0595896A (ja) | 1993-04-20 |
JP3092997B2 true JP3092997B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17350964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03260657A Expired - Fee Related JP3092997B2 (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092997B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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