JP3090577B2 - 導電体層除去方法およびシステム - Google Patents
導電体層除去方法およびシステムInfo
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Description
びこの方法を利用したシステムに関するものである。
子やこの素子を電気的に接続する配線を形成した回路で
ある。集積回路技術の進歩に伴い、回路の故障要因は増
加する傾向にある。エミッション顕微鏡はこれらの故障
要因を解析する装置として知られている。エミッション
顕微鏡は、集積回路の電極に電流を流すことによって、
この回路における配線や素子の不良部分が赤外発光する
現象を利用した装置である。また、集積回路の評価装置
として、これらの不良部分に直接プローブを接触させ、
このプローブに電流を流すことにより不良部分の評価を
行うプローブ顕微鏡なども知られている。
路上に形成される配線の多層化に伴って、上層の配線の
下に配置されたデバイスや配線を観察するためには、こ
れらの上層の配線を除去する必要が生じてきた。すなわ
ち、これらの上層の電極が除去できなければ、目的の電
極やデバイスもしくは配線などの導電体層(電流が流れ
ることができる層であって不純物がドーピングされた半
導体層を含む)が観察できない。エミッション顕微鏡に
おいては、上層の電極であるアルミニウム(Al)は赤
外光を透過しないので、この下部にある層からの赤外発
光を観察することができない。また、プローブ顕微鏡に
おいては、上層の電極が除去できなければ、プローブを
導電体層に接触させることができない。
して、集束イオンビーム(FIB)をこれらの材料に
照射する方法、酸やアルカリなどの溶液をこれらの材
料に滴下するウエットエッチングを用いる方法が知られ
ている。また、エミッション顕微鏡を用い最終的に観察
したい層が最下層に位置する場合には、目的の層を裏
面から観察する裏面観察法を用いることもできる。
μm四方を1μmの深さまでスパッタリングするのに3
0分の時間を要する。また、真空中でなければイオンを
加速および集束することができない。また、イオンビー
ムの照射される位置は、このビームを照射しなければ分
からない。の方法は、エッチングされる領域と深さの
制御性に乏しく、必要でない部分までエッチングされて
しまう。エッチングにおいては目的外の領域にマスクを
施さなくてはならないので、これのためにレジスト膜の
形成工程が必要である。の方法は、およびの不利
益点を克服した優れた方法であるが、目的の層を裏面か
ら検出するため赤外光の検出位置分解能が十分でない。
これは、集積回路の基板を裏面からエッチングまたは研
磨しても、技能的な観点からこの基板の厚さは0.2μ
m〜0.3μmにまでにしかすることができないことに
起因する。
光を出射するエキシマレーザを用いれば、大気中でさま
ざまな物質を加工することができる。この波長を有する
レーザ光、詳細には加工したい材料の結合解離エネルギ
ーよりも高いエネルギーを有するレーザ光をこの材料に
照射すれば、材料を構成する分子の結合を直接切断し
て、その材料を除去することが可能となる。例えば、S
i−Nの結合解離エネルギーは105kcal/mol
であり、115kcal/molの結合解離エネルギー
の光子エネルギーを有するKrFレーザ光をこのシリコ
ンナイトライド(SiNx)に照射すれば、シリコン原
子と窒素原子との結合を切断することができる。しかし
ながら、パルスレーザ光を単に導電体層に照射しただけ
では、この導電体層下の層を傷付けずにこの導電体層を
除去することはできない。これは、おそらく、導電体層
およびレーザ光の不均一性に起因するのであろうが、導
電体層が完全に除去されるまでレーザ光を照射すると、
この下の層も除去されてしまう。この層が十分に厚い場
合には大きな問題にはならないが、この層が比較的薄い
場合には極めて重大な問題が生じる。この上部の導電体
層を完全にエッチングすると、上部の導電体層の下の層
ばかりではなく、この層の下に配置される観察目的の導
電体層もエッチングされてしまう。
であり、この下部の導電体層を傷付けることなく、この
下部の導電体層の上に配置される上部の導電体層を除去
することができる導電体層除去方法およびシステムに関
する。
ける絶縁体層の下に形成された導電体層を除去する導電
体層除去方法において、前記絶縁体層に該絶縁体層の結
合解離エネルギーよりも高いエネルギーを有するパルス
レーザ光を複数パルス数照射して前記絶縁体層を除去し
て前記導電体層を露出させ、しかる後、前記パルスレー
ザ光よりも高いエネルギー密度のパルスレーザ光をパル
ス照射によって露出した前記導電体層に1又は2パルス
照射して前記導電体層を吹き飛ばすように除去すること
を特徴とする。
た導電体層を有する集積回路を設置するための試料設置
台と、前記絶縁体層の結合解離エネルギーよりも高いエ
ネルギーを有するパルスレーザ光を出射可能なレーザ
と、前記レーザから出射されたパルスレーザ光を前記試
料設置台に導く光学系と、前記パルスレーザ光のエネル
ギー密度を可変するエネルギー可変手段と、前記パルス
レーザ光のパルス数を制御するパルス数制御手段とを備
えたシステムであって、前記パルス数制御手段は前記レ
ーザから出射される前記パルスレーザ光のパルス数を複
数とすることによって前記絶縁体層を除去して前記導電
体層を露出させ、前記絶縁体層除去後においては、前記
エネルギー可変手段が前記パルスレーザ光のエネルギー
密度を増加させ、前記パルス数制御手段が前記導電体層
に照射されるパルスレーザ光のパルス数を1又は2パル
スにして前記導電体層を吹き飛ばすように除去すること
を特徴とする。
離エネルギーよりも高いエネルギーを有し、第1のエネ
ルギー密度を有するパルスレーザ光を第1の周波数で複
数パルス数照射する。これにより、絶縁体層は除去され
る。次に、導電体層に、第1のエネルギ−密度よりも高
い第2のエネルギ−密度を有するパルスレーザ光を1ま
たは2パルス照射する。すると、導電体層は一気に吹き
飛ぶように除去される。しかも、この工程はこの下の層
を傷付けることがない。これは、おそらく、パルスレー
ザ光が一種のショックウエーブとして機能して一瞬にし
て導電体層を除去しているものと考えられる。また、第
1のエネルギー密度を導電体層を除去するのに必要な値
よりも低く設定すれば、絶縁体層と導電体層とを選択的
に除去することもできる。
以下の通りである。まず、設置台に集積回路を設置す
る。パルスレーザから出射されたパルスレーザ光は光学
系を通って設置台上の集積回路に照射される。エネルギ
ー可変手段は、この集積回路に照射されるパルスレーザ
光のエネルギー密度を第1のエネルギー密度から第2の
エネルギー密度に可変する。詳細には、このエネルギー
可変手段は光学系の経路上に設置されたアッテネーター
やレンズ、パルスレーザの出力を直接調整するボリュー
ムなどから構成することができる。絶縁体層の下に配置
された導電体層を除去する場合には、前述のように、ま
ず、第1のエネルギー密度で複数パルスのパルスレーザ
光を設置台に設置された集積回路(デバイス)に照射し
て絶縁体層を除去したのち、第2のエネルギー密度で1
〜2パルスのパルスレーザ光を照射して導電体層の除去
を行う。パルス数制御手段は、単純には、パルスレーザ
とこれの駆動電源とを接続するためのスイッチであり、
このスイッチをオペレーターもしくはコンピュータによ
りオン・オフさせればよい。またパルス数制御手段は、
光学系の経路上に設置される機械的なシャッターによっ
ても実現することができる。また、本発明は、試料設置
台上に設けられ、パルスレーザ光及び落射照明からの光
が入射する顕微鏡と、試料設置台方向からの光を顕微鏡
を介して受光する受光装置と、受光装置の出力を表示す
るディスプレイとを備えることが好ましい。また、導電
体層の除去された厚さは、以下の構成を用いて測定する
ことができる。1つは、このシステムが、試料台方向か
らの光を受光する受光装置と、受光装置に接続され、受
光した光の輝度の変化を検知する装置とを備える場合で
ある。測定試料からの反射光の波長や輝度は測定試料の
材質などに依存しているので、これらの性質を測定すれ
ば、絶縁層が除去されて金属層(導電体層)が露出した
ことや金属層が除去されて別の性質の金属層が露出した
ことなどを知ることができる。波長はスペクトルアナラ
イザーや回折格子で分離することができ、また、強度は
受光装置で測定することができる。時刻t1 における
輝度をI1とし、時刻t2における輝度をI2とすれば、
輝度の変化はI1−I2として演算することができる。こ
のような輝度の変化は差動増幅器にこれらの信号I1お
よびI2を入力することによっても測定することができ
るし、また、それぞれの輝度の情報は受光装置に接続さ
れたサンプルホールド回路に蓄積することができる。ま
た、これらの輝度の信号は受光装置からA/D変換器お
よびインターフェースを通ってコンピュータの内部に設
置されたメモリに格納することもできる。なお、予め、
層の厚さが既知であれば、除去された層の厚さを知るこ
とができる。但し、層の除去中に露出した材質が何であ
るかをのみを知りたい場合は、これらの層の厚さは予め
既知である必要はない。
置された集積回路上の2点で反射されたレーザ光の位相
差を検知する位相差検知手段を備え、導電体層の除去さ
れた厚みを検知することとしてもよい。位相差検知手段
は、パルスレーザ光により除去された集積回路上の部分
にレーザ光を照射するとともに、この部分による反射光
の位相差を検出すればよい。これにはいわゆるエリプソ
メータの原理を用いることができる。ただし、この厚さ
測定用のレーザ光に導電体層除去用のパルスレーザ光を
用いれば、各層を除去しながらこの層の厚さを測定する
ことができる。この場合も、位相差の検出はエリプソメ
ータの原理に従うこととしてもよい。
例を添付した図面に基づいて説明する。なお、同一要素
には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略
する。
を備えた導電体層除去システムの斜視図である。図2は
本システムを図1のAA矢印方向から観察した正面図で
あり、図3はこの導電体層除去システムの構成をブロッ
クを用いて示す構成図である。
「下」なる語は図1の上下に基づくものとし、「左」お
よび「右」なる語は図2に示したシステムの左右に基づ
くものとする。
図1に示す如きシステムであり、ボンベ室1、天板2、
エキシマレーザ装置3、顕微鏡4、ディスプレイ5、排
気ダクト6を備えている。
納する第1ボンベ室1aと排気ポンプ30を収納する第
2ボンベ室1bとから構成される。第1ボンベ室1aと
第2ボンベ室1bとは仕切り板40によって分離されて
いる。第1ボンベ室1aおよび第2ボンベ室1bは、そ
れぞれ扉1cおよび扉1dを備えている。扉1cおよび
扉1dは図示の如く観音開きの構造を有しており、図示
しない蝶番を回転中心として水平方向に回動することが
できる。
いる。ボンベ室1上の領域を第1の領域とすると、天板
2は、このボンベ室1上の第1の領域に固定されてい
る。天板2は、ボンベ室1に隣接する空間にまで延びて
おり、天板2およびボンベ室1はこの空間に作業者の足
が配置されるような机を構成している。この空間を第2
の領域とすると、天板2はボンベ室1上の第1の領域と
作業者の足の配置される空間上の第2の領域とに跨って
配置されている。
ガスボンベであり、内部にはエキシマレーザ3aの発振
に必要な希ガスとハロゲンガスを予め混合したガスが入
っている。また、この内部のガス中のハロゲンガスの比
率は、高圧ガス取締法に抵触しないような比率に設定し
てある。ガスボンベ10内にはガス管7をパージするた
めの希ガスが入っている。このように、本発明では予め
混合したガスをガスボンベ20にいれることによりガス
ボンベの数を最小限に抑え、本システムをコンパクト化
するために内部の容積を縮小した第1のボンベ室1aに
必要なガスボンベ10,20が収納できるようにしてあ
る。これらのガスは、エキシマレーザ装置3内に配置さ
れたエキシマレーザ3aに供給される。エキシマレーザ
3a内またはガス管7内に残留したガスは、第2のボン
ベ室1b内に配置された排気ポンプ30によりエキシマ
レーザ3a内またはガス管7内から排気することができ
る。排気ポンプ30とガス管7との間にはハロゲンフィ
ルター90が介在しており、有毒なハロゲンガスを除去
することができる。排気ポンプ30から排気されるガス
は排気ポンプ30に連通した排気管71を通って本シス
テムの外部に排気される。排気管71は、排気ダクト6
内を通っている。
が4つ取り付けられており、容易にこのシステムを移動
させることができる。なお、本システムの下部には固定
用のストッパー9が取り付けられている。このストッパ
ー9は、本システムを移動させないときに、このシステ
ムが移動しないように床にしっかりと固定することがで
きる。
が設置されており、ガスの漏れをこのガス漏れ検知器1
eが検知し、万一ガスが漏れた場合にはガス管7に設置
された元栓緊急遮断装置72が閉じる構造としてある。
る。設置台50上にエキシマレーザ装置3が配置されて
いる。エキシマレーザ装置3は、天板2上の第1の領域
にその一部が配置されている。エキシマレーザ装置3と
ガスボンベ10,20とはガス管7を介して接続されて
いる。なお、ガス管7は、ボンベ室1を貫通している。
ガス管7には、図示しない開閉バルブが設置されてお
り、適宜エキシマレーザ装置3に供給されるガスの量を
制御している。また、ガスボンベ10,20には、図示
しない減圧調整弁が設けられており、このボンベ10,
20から流出するガスの圧力および量を調整することが
できる。
設置されたエキシマレーザ3a、エキシマレーザ3aか
ら出射されたレーザ光を顕微鏡4内に導入するための光
学系3b、エキシマレーザ3aの発振やエキシマレーザ
3aへのガスの導入等を制御する制御部3jを制御する
スイッチ3cが配設された操作パネル3cを備えてい
る。エキシマレーザ3aは、天板2に略平行に設置され
ており、水平方向にレーザ光を出射する。図2に示した
エキシマレーザ3aからは図面右方向にレーザ光が出射
される。本実施例におけるエキシマレーザ3aはKrF
エキシマレーザである。なお、本発明においてはArF
エキシマレーザやNd:YAGレーザの4倍波(波長2
66nm)を用いることもできる。本実施例のKrFエ
キシマレーザ3aはパルスエネルギー6mJ、パルス幅
3nsec、ピーク出力2MWで動作する。
2に対して45度傾いて設置された第1のミラー3dで
反射されて、第2のハーフミラー3eに入射する。第2
のミラー3eは第1のミラー3dと対向して配置されて
おり、入射したレーザ光を顕微鏡4の設置されている右
水平方向に反射する。光学系3b内を通過するレーザ光
の光路は遮光部材3fにより囲まれている。したがっ
て、レーザ光が人間の目に入射することがなく安全であ
る。光学系3bの経路中にはアッテネータ3kが配置さ
れている。このアッテネータ3kは、ミラー3dと3e
との間に位置し、これらのミラー3d、3eを通過する
レーザ光の減衰量を調節する可変アッテネータ3kであ
る。アッテネータ3kは、石英ガラス基板上に誘電体多
層膜をコーティングしたものである。このアッテネータ
3kは、レーザ光の入射角度によってそのレーザ光の透
過率が変化する原理を利用したものである。本実施例で
は、図示の如く、2つのアッテネータ3kを八の字に配
置し、アッテネータをモータ30fにより回転させても
光軸位置が移動しない構造としてある。また、コントロ
ーラ60から命令を送ってやれば、このモータ30fは
必要なエネルギーのレーザ光を再現性よくステージ4a
に設置される集積回路に照射することができる。 ま
た、このレーザ光のエネルギーを調整する他の構成とし
ては、エキシマレーザ3aの印加電圧を制御部3jによ
り変化させる構成や透過率の違うフィルタをアッテネー
タ3kの代わりに設置する構成などが考えられる。これ
らのレーザ光のエネルギーを調整する構成をエネルギー
調整手段とする。ハーフミラー3eで反射されたレーザ
光は可変スリット3h(矩形のスリット)を介して顕微
鏡4内に入射する。可変スリット3hは、これを通過す
るレーザ光を光束を絞るために用いられ、このスリット
3hにより規定されたビームが対象となる試料に照射さ
れる。また、ハーフミラー3eは、マスク照明3gと可
変スリット3hとの間に配置されており、マスク照明3
gを点灯させることにより、この光は試料の表面に投影
されるので、予め、加工に用いられるレーザビームの形
状や位置を知ることができる。
いる。顕微鏡4は、天板2上の第2の領域にその全部が
配置されている。顕微鏡4は、設置台50に上に配置さ
れ、図示しない測定試料を設置するためのXYステージ
およびZステージ4a、XYZステージ(試料設置台)
4aに対向して配置された22:1の縮小(対物)レン
ズ4b、縮小レンズ4bと対向して配置され観察レンズ
を備えた顕微鏡本体4cおよび縮小レンズ4bに対向し
た配置され顕微鏡本体4cで観察される像と同様の像を
撮像可能なCCDカメラ(受光装置)4dとから構成さ
れている。対物レンズ4bとCCDカメラ4dとの間に
はダイクロイックミラー4gが配置されている。ダイク
ロイックミラー4gは、エキシマレーザ3aからの光は
反射し、対象となる試料からの光は透過する透過光の選
択性を有している。また、このダイクロイックミラー4
gとCCDカメラ4dとの間にはハーフミラー4fが配
置されており、このハーフミラー4fは、落射照明4e
からの光をステージ4a方向に照射するとともに、ステ
ージ4a方向からの光をCCD4dに入射させることが
できる。
処理装置300により信号処理されてディスプレイ5上
に出力される。コントローラー60は、画像処理装置3
00を制御する。したがって、CCDカメラ4dから出
力された映像信号は、CRTであるディスプレイ5上に
出力される。なお、コントローラ60は、XYZステー
ジ4aの移動を制御することもできるが、このステージ
4aの移動は手動で行ってもよい。
における目的の膜が除去できたか否かを検知することが
できる。すなわち、本実施例では、集積回路上のパルス
レーザ光の照射される地点をCCDカメラ4dによりモ
ニターし、その輝度信号が変化したことを画像処理装置
300によって検出する。画像処理装置300によって
基準値を越える輝度信号の変化を検出した場合には、そ
の信号を出力する。本実施例では、後述するSiN層が
除去され、Al層が露出すると、観察照明(落射照明)
4eの反射光が増加し、輝度信号が増加する。Al層が
除去され、またSiO2 層間絶縁膜が露出すると、輝度
信号が減少する。この信号の変化を画像処理装置300
により測定すれば、露出した層の性質を測定することが
できる。また、その他の露出した層の性質を検知する構
成として、レーザ光による加工によって発生するプラズ
マ光をCCDカメラ4dまたはフォトダイオードで検知
する構成が考えられる。
上に配置されている。エキシマレーザ装置3上には、柱
状のスペ−サー70が固定されている。スペーサー70
は上方に向かって延びており、スペーサー70の上部に
は設置板80が固定されている。設置板80上には、デ
ィスプレイ5が設置されている。設置台50と天板2と
の間または、天板2とボンベ室1との間に除振台100
が設置されているので、顕微鏡4内に配置された測定試
料がぶれることがなく、また、光学系3bを通って顕微
鏡4内に入射するレーザ光の光軸がずれることがない。
る。排気ダクト6内の気体は図示しない換気扇によりシ
ステムの外部に排出される。排気ダクト6は第2のボン
ベ室2bおよびエキシマレーザ装置3に連通している。
したがって、第2のボンベ室1bおよびエキシマレーザ
装置3内に存在する不要な気体は、このダクト6内を通
って排気されることになる。なお、第2のボンベ室2b
と第1のボンベ室1aとは連通しているので、第1のボ
ンベ室1a内の不要な気体もこのダクトを通ってシステ
ムの外部に排出される。
いて説明する。まず、図3のステージ4a上に加工物と
なる集積回路(ROM)を配置する。集積回路に照射さ
れるレーザ光の寸法は10×10μmである。このビー
ム寸法のスケーリングは、前述の可変スリット3hを用
いることにより達成することができる。図4は、このよ
うな集積回路の断面図である。この集積回路は、最上層
から、シリコンナイトライド保護膜310、アルミニウ
ムグランド電極320、二酸化珪素層間絶縁膜330、
アルミニウム電極340、二酸化珪素絶縁膜350、シ
リコン基板360の順に積層されている。本実施例の導
電体層除去システムでは、アルミニウム電極340が目
的の測定対象である、このアルミニウム電極340を観
察するためには、赤外線を吸収するアルミニウムグラン
ド電極320を除去しなくてはならない。
電極320およびシリコンナイトライド保護膜310の
除去にエキシマレーザを用いる。本実施例のレーザ加工
にエキシマレーザ3aを用いる理由は以下の通りであ
る。すなわち、エキシマレーザは紫外域で発振するレー
ザであり、加工したい材料の結合解離エネルギーを持つ
(すなわち、短い波長の)レーザ光をこの材料に照射す
れば、材料の分子結合を直接切断して、その材料を除去
することが可能となる。シリコンナイトライドの結合解
離エネルギーは105kcal/molであるので、1
15kcal/molの光子エネルギーを有するKrF
エキシマレーザを用いれば、これらの結合を切断するこ
とができる。エキシマレーザ加工は、分子の結合を光子
エネルギーにより直接切断する非加熱加工なので、加工
部周辺の熱だれや加工部の炭化が抑制された鋭利な加工
を行うことができる。表1は、レーザの発振波長および
光子エネルギーを示しており、表2は、各材質の結合解
離エネルギーとそれに対応する波長を示している。ま
た、表3は、エキシマレーザで加工可能なICの材質を
示している。
出力が高い。KrFエキシマレーザ(パルスエネルギー
6mJ)においては、パルス幅3nsec、ピーク出力
2MWを達成することができる。このように、エキシマ
レーザはパルス幅が短いので、例え光子エネルギーが熱
エネルギーに変換されても熱の拡散は非常に少なく、加
工部周辺領域での熱だれ等の熱の影響がほとんどない。
0の剥離条件を示したものである。試料に照射されるレ
ーザ光のエネルギー密度が約0.5〜0.75(a.
u.)の範囲にある場合は、保護膜310は除去するこ
とができるが、これ以上の範囲では、この下のグランド
電極320を損傷させ、これ以下の範囲では保護膜31
0を剥離させることができない。なお、図6は、アッテ
ネータ3kへのレーザ光の入射角度(°)による相対出
力(任意定数)依存性を示している。
レーザ3aにおいてエネルギー密度0.5〜0.7(相
対値)(第1のエネルギー密度)に設定する。パルスレ
ーザの周波数は10ヘルツである。この保護膜310に
パルスレーザ光を10パルスを照射した(図7参照)。
すると、この保護膜310のみが除去され、グランド電
極320が露出した。この保護膜310の除去に用いた
エネルギー密度0.5は、アルミニウムグランド電極を
除去するには不十分であるので、この段階においては保
護膜310のみが除去される。
2のエネルギー密度)に設定し、露出した電極320に
1〜2パルスのレーザ光を照射すると、下層である絶縁
膜330に損傷を与えることなく、この電極320を除
去する(吹き飛ばす)ことができた(図8参照)。
電極320を除去することはできなかった。これについ
て、図9および図10を用いて説明する。エネルギー密
度を1(相対値)として周波数10ヘルツで数十パルス
のレーザ光を保護膜310に照射した。すると、電極3
20は均一には除去されなかった(図9参照)。さら
に、この電極320を完全に除去しようとしてさらにこ
のパルスレーザ光の照射を続けると、観察目的であるア
ルミ電極340までも除去してしまった(図10参
照)。
た装置によって行われる。加工物である試料は、コント
ローラ60によって制御されるXYZステージ4a上に
配置されている。コントローラ60により、電動モータ
30fを制御してエネルギー密度を1J/cm2 にす
る。コントローラ60により、エキシマレーザの周波数
を10ヘルツにして、このパルスレーザ光を試料に照射
する。加工が進行するにつれて、CCDカメラ4dによ
る輝度信号は増加し、画像処理装置300によって輝度
信号が設定値以上になったときにコントローラ60へ終
了信号を入力する。この終了信号を受けて、コントロー
ラ60はエキシマレーザ3aを停止させる。この際の照
射パルス数は10パルスであり、シリコンナイトライド
膜310が除去でされる。
ター30fを制御し、試料に照射されるエネルギー密度
を5J/cm2 とする。コントローラ60によりエキシ
マレーザ3aを制御し、試料に1パルスを照射する。C
CDカメラ4dからの映像信号は画像処理装置300に
より、この輝度信号が設定値以下になったかどうかを比
較し、コントローラ60へ出力する。なお、時刻t1 に
おける輝度をI1 とし、時刻t2 における輝度をI2 と
すれば、輝度の変化はI1 −I2 として演算することが
できる。このような輝度の変化は画像処理装置300内
に設けられた差動増幅器にこれらの信号I1 およびI2
を入力することによって検出することができる。また、
それぞれの輝度の情報はCCDカメラ4dに接続された
画像処理装置300内のサンプルホールド回路に蓄積す
ることができる。また、これらの輝度の信号は画像処理
装置300からA/D変換器およびインターフェースを
通ってコントローラ60の内部に設置されたメモリに格
納することもできる。なお、予め、層の厚さが既知であ
れば、除去された層の厚さを知ることができる。
像信号は画像処理装置300により、この輝度信号が設
定値以下になったかどうかが比較されてコントローラ6
0へ出力される。設置値以下であれば試料へのパルスレ
ーザ光の照射を終了し、設定値以上であれば、あと1パ
ルスを試料に照射する。このパルス数の制御方法として
は、様々な方法が考えられるが、本実施例では、スイッ
チ3cをオン・オフさせることにより、レーザ3aから
試料に照射されるパルス数を制御した。本発明のパルス
数制御手段は、単純には、このようにパルスレーザ3a
と図示しないこれの駆動電源とを接続するためのスイッ
チ3cであり、このスイッチをオペレーターもしくはコ
ンピュータもしくはコントローラ60によりオン・オフ
させればよい。またパルス数制御手段は、光学系の経路
上に設置される機械的なシャッターによっても実現する
ことができる。すなわち、レーザ3aから試料設置台4
aに至るまでのレーザ光の光路中に光学的なシャッター
を配設すれば、試料に照射されるパルスレーザ光のパル
ス数を制御することができる。
4aに設置された集積回路上の2点で反射されたレーザ
光の位相差を検知することによっても測定することがで
きる。すなわち、パルスレーザ光により除去された集積
回路上の所定部分にレーザ光を照射するとともに、この
部分による反射光の位相差を検出する。この位相差の検
出にはいわゆるエリプソメータの原理を用いることがで
きる。ただし、この厚さ測定用のレーザ光に導電体層除
去用のパルスレーザ光を用いれば、各層を除去しながら
この層の厚さを測定することができる。
アルミ電極320が完全に除去できた。図11および図
12は、以上のようにして保護膜および金属配線を除去
した集積回路の平面写真である。本実施例の方法を用い
ることにより、図示の如く、これらの金属配線および保
護膜は非常にシャープかつ均一に除去することができ
た。この金属320の除去に用いられた1パルスのレー
ザ光は、ショックウエーブの如くこの金属320を吹き
飛ばして除去した。この除去方法は、他のチタンやクロ
ムなどの金属の除去にも適用できるであろう。また、本
実施例に用いるレーザは、ArF,XeCl,XeFエ
キシマレーザやNd:YAGレーザの4倍波を用いるこ
ともできるであろう。また、本実施例では除去する保護
膜としてシリコンナイトライドを用いたが、これは二酸
化珪素、燐ガラス、ポリイミドなどの保護膜でも同様に
して除去可能である。
に、第1のエネルギ−密度よりも高い第2のエネルギ−
密度を有するパルスレーザ光を1または2パルス照射す
ることとしたので、導電体層をこの下に存在する層を損
傷させることなく除去することができた。また、第1の
エネルギー密度を導電体層を除去するのに必要な値より
も低く設定すれば、絶縁体層と導電体層とを選択的に除
去することができた。
る。
る。
る。
る。
である。
る。
試料の断面構成図である。
試料の断面構成図である。
試料の断面構成図である。
の試料の断面構成図である。
k…アッテネータ。
Claims (6)
- 【請求項1】 集積回路における絶縁体層の下に形成さ
れた導電体層を除去する導電体層除去方法において、前
記絶縁体層に該絶縁体層の結合解離エネルギーよりも高
いエネルギーを有するパルスレーザ光を複数パルス数照
射して前記絶縁体層を除去して前記導電体層を露出さ
せ、しかる後、前記パルスレーザ光よりも高いエネルギ
ー密度のパルスレーザ光をパルス照射によって露出した
前記導電体層に1又は2パルス照射して前記導電体層を
吹き飛ばすように除去することを特徴とする導電体層除
去方法。 - 【請求項2】 絶縁体層の下に形成された導電体層を有
する集積回路を設置するための試料設置台と、前記絶縁
体層の結合解離エネルギーよりも高いエネルギーを有す
るパルスレーザ光を出射可能なレーザと、前記レーザか
ら出射されたパルスレーザ光を前記試料設置台に導く光
学系と、前記パルスレーザ光のエネルギー密度を可変す
るエネルギー可変手段と、前記パルスレーザ光のパルス
数を制御するパルス数制御手段とを備えたシステムであ
って、前記パルス数制御手段は前記レーザから出射される前記
パルスレーザ光のパルス数を複数とすることによって前
記絶縁体層を除去して前記導電体層を露出させ、 前記絶
縁体層除去後においては、前記エネルギー可変手段が前
記パルスレーザ光のエネルギー密度を増加させ、前記パ
ルス数制御手段が前記導電体層に照射されるパルスレー
ザ光のパルス数を1又は2パルスにして前記導電体層を
吹き飛ばすように除去することを特徴とするシステム。 - 【請求項3】 前記試料設置台上に設けられ、前記パル
スレーザ光及び落射照明からの光が入射する顕微鏡と、
前記試料設置台方向からの光を前記顕微鏡を介して受光
する受光装置と、前記受光装置の出力を表示するディス
プレイと、を備えることを特徴とする請求項2に記載の
システム。 - 【請求項4】 前記レーザは、紫外域のパルスレーザ光
を出射可能なエキシマレーザ又はYAGレーザであるこ
とを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 【請求項5】 前記導電体層は金属であることを特徴と
する請求項1に記載の導電体層除去方法。 - 【請求項6】 前記導電体層は金属であることを特徴と
する請求項2に記載のシステム。
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JP06169960A JP3090577B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 導電体層除去方法およびシステム |
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Family
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Family Applications (1)
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JP06169960A Expired - Lifetime JP3090577B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 導電体層除去方法およびシステム |
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1994
- 1994-06-29 JP JP06169960A patent/JP3090577B2/ja not_active Expired - Lifetime
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