JP3090066U - コンピュータ内の可動ラックの内側ラック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ内の可動ラックの内側ラックを
提供すること。 【解決手段】 中央領域に配置されたラック・チャンバ
と、その後側に配置され、その外側に突出内側信号コネ
クタを有し、制御ＩＣを提供し、その内側にＩＤＥイン
タフェース・コネクタから分離している電力アウトレッ
トを有する信号変換回路板とを備え、それにより、ＩＤ
Ｅインタフェース記憶装置が、ラック・チャンバ内に配
置され、かつラック・チャンバに位置付けられ、前記内
側ラックが、前記可動ラックの外側ラック内に挿入され
た後で、前記内側信号コネクタが、ＩＤＥおよびＵＳＢ
インタフェース信号に適している外側信号コネクタと係
合して、前記内側信号コネクタのＵＳＢ信号を前記外側
信号コネクタのＵＳＢ信号に接続し、前記ＩＤＥインタ
フェース記憶装置が、電力オン／オフのスイッチ制御を
介して、ホット・スワップおよびプラグ・アンド・プレ
イの機能を提供すること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、コンピュータにおける可動ラックの内側ラックに関し、詳細には、 信号変換回路板を有する内側ラックに関し、信号変換回路板は、その外側で内側 信号コネクタによって受信されたＵＳＢインタフェース信号を、その上の制御Ｉ Ｃを介してＩＤＥインタフェース信号に変換し、記憶装置にホット・スワップ（ ｈｏｔ−ｓｗａｐ）およびプラグ・アンド・プレイの機能を提供するために、Ｉ ＤＥインタフェース・コネクタは、ＩＤＥインタフェース記憶装置と接続するこ とに関する。

【０００２】

【従来の技術】

古いものを介して新しいものが生まれるコンピュータ周辺機器に関する製品の ために、コンピュータ・メイン・ユニット内に配置された空間は、周辺機器を搭 載するには十分ではない。さらに、古いコンピュータのハード・ディスク・ドラ イブ（ＨＨＤ）は、通常、データ読取りおよび書込みのためにメイン・ユニット のケース内に搭載される。データ保存およびバックアップ、特に機密データの可 搬性および安全性を考慮して、ハード・ディスク・ドライブのための可動ラック などのいわゆる可動ラックは、非常に便利でユーザの要求に適合するように開発 された。実際、内側ラック内の記憶装置は、可動装置の実用性を広めるために、 ハード・ディスク・ドライブに加えて、ＺＩＰディスク・ドライバ、磁気光学デ ィスク・ドライバ（ＭＯ）、ＬＳ−１２０磁気テープ機械、またはフラッシュ・ メモリ・カード・リーダ（デジタル・カメラ内のフラッシュ・メモリ読取り／書 込み装置のため）であることができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ホット・スワップおよびプラグ・アンド・プレイの機能を実行することは可能 ではなく、そのためコンピュータ内のハード・ディスクなどのＩＤＥ記憶装置を 置き換えることができるようにするには、コンピュータの電源を切らなければな らないことは、当業者には知られている。したがってコンピュータは、再びリセ ットされ、多くの時間を費やす。それにもかかわらず、ＵＳＢインタフェースに はそのような問題がなく、フラッシュ・メモリ・カード・リーダ自身などのＵＳ Ｂインタフェース周辺機器は、電源オン／オフを制御されることだけが必要であ り、コンピュータは、記憶装置が存在するなら読み取ることができ、記憶装置が ホット・スワップおよびプラグ・アンド・プレイの機能を有しているなら決定す ることができる。したがって、異なる装置を、稼動中のコンピュータを妨げるこ となく置き換えることができる。したがって、どのようにして、ＩＤＥインタフ ェース記憶装置が、ホット・スワップおよびプラグ・アンド・プレイの機能を有 することを可能にするかが、製造者にとって解消すべきボトルネックである。 そこで本考案の目的は、コンピュータ内の可動ラックの内側ラックを提供する ことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

内側ラックは、その中央領域に配置されたラック・チャンバと、その外側に突 出（ｊｕｔ ｏｕｔ）内側信号コネクタを有するその後側に配置された信号変換 回路板とを有する。内側信号コネクタは、ＵＳＢインタフェース信号をＩＤＥイ ンタフェース信号に変換する制御ＩＣと、その内側でＩＤＥインタフェース・コ ネクタから分離する電力アウトレットとを提供する。いったん、ＩＤＥインタフ ェース記憶装置が、ラック・チャンバ内に置かれ、かつラック・チャンバに配置 され、内側ラックが、可動ラックの外側ラック内に挿入されると、内側信号コネ クタは、外側信号コネクタに係合し、外側信号コネクタは、内側信号コネクタの ＵＳＢ信号を、外側信号コネクタのＵＳＢ信号に接続するために、ＩＤＥおよび ＵＳＢインタフェース信号に適している。ＩＤＥインタフェース記憶装置は、電 力オン／オフのスイッチ制御を介して、ホット・スワップおよびプラグ・アンド ・プレイの機能を提供することができる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、添付の図面および以下の説明を参照することによって、より完全に 理解することができる。

【０００６】 図１および図２を参照すると、コンピュータ可動ラックは、基本的に、外側ラ ック１および内側ラック２を備え、内側ラック２は、接続のために外側ラック２ 内にスライドする、または分離のために外にスライドすることができる。

【０００７】 外側ラック１は、ＩＤＥインタフェースおよびＵＳＢインタフェースを有し、 米国特許出願第０９／９８３３７４号に開示されている。外側トラック１は、コ ンピュータのメイン・ユニットの５．２５インチの空間に搭載され、その中央室 １１は、自動的な戻りゲート１２を有する。その後側は、外側回路板１３と、標 準ＩＤＥインタフェースの従来の４０ピン・コネクタと、一対の従来の電力入力 アウトレット（図示せず）とを有する。

【０００８】 本考案は、各信号が、外側回路板１３の内側で外側信号コネクタ１３１に並列 に接続されることができるように、その外部側の外側回路板１３が、ＵＳＢ信号 コネクタ（投影方向のために図示されていない）を提供する点で、従来技術と異 なる。外側コネクタ１３１は、５０個のピンを有し、５番目と１３番目のピンは 、それぞれＵＳＢ信号コネクタの＋データ信号および−データ信号に接続され、 ４番目と２９番目のピンは、それぞれ電源アウトレットおよびＵＳＢコネクタに 並列に接続される。２番目、３番目、２７番目、２８番目のピンは、電源アウト レットおよびＵＳＢ信号コネクタの接地ラインに並列に接続される。１番目と２ ６番目のピンは、ＵＳＢ信号コネクタの＋１２Ｖ電源に並列に接続される。残り の４０個のピンは、標準ＩＤＥインタフェース・コネクタに接続される。さらに 、外側回路板は、電源がオンまたはオフ状態に制御されるように、外側ラック１ の電源ライン１４１を介してスイッチ１４に接続する。

【０００９】 前述のように、外側ラック１は、ＩＤＥインタフェース信号およびＵＳＢイン タフェース信号として機能することができ、信号入力／出力として外側信号コネ クタ１３１と組み合わせることができることを確実にする。

【００１０】 内側ラック２は、中央室１１の大きさに対応するケースであり、ハード・ディ スク・ドライバ、ＺＩＰディスケット・ドライバ、ＭＯ、磁気テープ機械、また はフラッシュ・メモリ・カード・リーダなどのＩＤＥインタフェース記憶装置Ａ を、受けかつ配置するための中央ラック・チャンバ２１を提供し、上部蓋２２は ラック・チャンバ２１を覆うために用いることができる。ラック・チャンバ２１ は、その後側に信号変換回路板２３を提供し、信号変換回路板２３の外側は、外 側信号コネクタ１３１、接地ライン、および２重電源のピンに対応する、突出内 側ラック信号コネクタ２３１を有する。例えば、１番目から５番目のピン、およ び２６番目から３０番目のピンは、接点電極を有する１０個のピンであり、残り の４０個のピンは、接点電極を備えておらず、内側信号コネクタ２３１だけが、 ＵＳＢインタフェース信号、２重電力信号、および接地ラインが入力／出力であ ることを可能にし、２重電源および接地ラインの信号が電力出力プラグ２３２を 介して外側に案内されることを可能にする。ＵＳＢインタフェース信号は、制御 ＩＣ２３３を介してＩＤＥインタフェース信号として変化され、ＩＤＥインタフ ェース・コネクタ２３４を介して外側に延び、記録装置Ａを実行するためのハー ド・ディスクなどのＩＤＥインタフェース記録装置Ａと接続する。

【００１１】 ＵＳＢインタフェース信号をＩＤＥインタフェース信号に変換することに関す るフローチャートおよび関連する回路は、図３および図４に示される。制御ＩＣ ２３３は、例えば、Ｇｅｎｅｓｙｓ Ｌｏｇｉｃ Ｉｎｃ．によって作られた、 モデル番号ＧＬ８１１ＵＳＢである。

【００１２】 再び図１および図２を参照すると、内側ラックが取り出されて再び配置された 場合、スイッチ１４は電源オフされ、内側ラック２が、ホット分離を形成するた めに、外側ラック１の前側から外側にスライドできる。新規の内側ラック２は、 外側ラック１内に挿入され、内側信号コネクタ２３１は、スイッチ１４が電源オ ンされる前に、外側信号コネクタ１３１に係合されることができる。さて、コン ピュータは、新規の記憶装置が接続され、プラグ・アンド・プレイの状態を形成 することを学習することができる。したがって、ＩＤＥインタフェース記憶装置 を含む内側ラックが、コンピュータの電源オンを維持するが、ホット・スワップ およびプラグ・アンド・プレイを備えるＵＳＢインタフェースの機能を提供でき ることは明らかである。

【００１３】 さらに、多数の開口部を有するインタフェース・コネクタは、それぞれの内側 ラック内の記憶装置がハード・ディスクである場合に、サーバとして、本考案と 同一の多数の可動ラックと接続するために使用することができる。記憶装置が互 いに異なるなら、４種類のＩＤＥインタフェース装置または読取り／書込み装置 だけを設定することに限定される、コンピュータの結果としての不都合性を避け るように、記憶装置が、独立して動作されかつ使用されることを可能にする。さ らに、本考案は、現在、ＩＤＥインタフェース信号として、ＵＳＢインタフェー ス信号をシミュレートするために使用されている特定のソフトウエアの代わりに 、ＵＳＢインタフェース信号をＩＤＥインタフェース信号に変換するハードウエ アを利用し、不十分なソフトウエア汎用性、およびオペレーション・システムの 将来のアップグレードに応じることができないなどの不備を、効果的に避けるこ とができる。

【００１４】 本考案は、好ましい実施形態を参照して記載されたが、添付の請求の範囲に規 定される本考案の精神を逸脱することなく、修正および変形が、容易になされる ことができることを理解すべきである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による可動ラックの拡大斜視図である。

【図２】図１に示されるアセンブリされた可動ラックの
斜視図である。

【図３】本考案におけるＩＤＥインタフェース信号に変
換されたＵＳＢインタフェース信号を示す概略図であ
る。

【図４】本考案における信号変換のための回路板上の回
路図である。

【符号の説明】

１ 外側ラック ２ 内側ラック １１ 中央室 １２ 戻りゲート １３ 外側回路板 １４ スイッチ ２１ 中央ラック・チャンバ ２２ 上部蓋 ２３ 信号変換回路板 １３１ 外側信号コネクタ １４１ 電源ライン ２３１ 内側ラック信号コネクタ ２３２ 電源出力プラグ ２３３ 制御ＩＣ ２３４ ＩＤＥインタフェース・コネクタ

フロントページの続き (72)考案者 チェンーチュン チャン 台湾 タイペイ ウエンーシャン ディー ティー ジンーシン ロード レーン202 ナンバー11 11エフ−２

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータ内の可動ラックの内側ラッ
   クであって、 その中央領域に配置されたラック・チャンバと、 その後側に配置され、その外側に突出内側信号コネクタ
   を有し、ＵＳＢインタフェース信号をＩＤＥインタフェ
   ース信号に変換するための制御ＩＣを提供し、その内側
   にＩＤＥインタフェース・コネクタから分離している電
   力アウトレットを有する信号変換回路板とを備え、 それにより、ＩＤＥインタフェース記憶装置が、ラック
   ・チャンバ内に配置され、かつラック・チャンバに位置
   付けられ、前記内側ラックが、前記可動ラックの外側ラ
   ック内に挿入された後で、前記内側信号コネクタが、Ｉ
   ＤＥおよびＵＳＢインタフェース信号に適している外側
   信号コネクタと係合して、前記内側信号コネクタのＵＳ
   Ｂ信号を前記外側信号コネクタのＵＳＢ信号に接続し、
   前記ＩＤＥインタフェース記憶装置が、電力オン／オフ
   のスイッチ制御を介して、ホット・スワップおよびプラ
   グ・アンド・プレイの機能を提供することができること
   を特徴とするコンピュータ内の可動ラックの内側ラッ
   ク。
2. 【請求項２】 前記内側ラックが、その上部に前記ラッ
   ク・チャンバを閉鎖するための蓋を有することを特徴と
   する請求項１に記載のコンピュータ内の可動ラックの内
   側ラック。
3. 【請求項３】 前記内側信号コネクタが、ＵＳＢ信号、
   ２重電力信号、および接地信号で接点電極を有すること
   を特徴とする請求項１に記載のコンピュータ内の可動ラ
   ックの内側ラック。
4. 【請求項４】 前記内側コネクタは、５０ピン・コネク
   タであり、その５番目と１３番目のピンが、前記ＵＳＢ
   信号の＋データ信号および−データ信号に接続され、そ
   の４番目と２９番目のピンが、それぞれ前記電力アウト
   レットおよび前記ＵＳＢコネクタに並列に接続され、そ
   の２番目、３番目、２７番目、２８番目のピンが、前記
   電力アウトレットおよび前記ＵＳＢ信号コネクタの接地
   ラインに並列に接続され、１番目と２６番目のピンが、
   前記ＵＳＢ信号コネクタの＋１２Ｖ電源に並列に接続さ
   れることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータ内
   の可動ラックの内側ラック。
5. 【請求項５】 前記ＩＤＥインタフェース記憶装置が、
   ハード・ディスク・ドライブ、ＺＩＰディスケット、Ｍ
   Ｏ、磁気テープ・リーダ、またはフラッシュ・カード・
   メモリ・カード・リーダであることを特徴とする請求項
   １に記載のコンピュータ内の可動ラックの内側ラック。