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JP3085397B2 - ミラー保持装置 - Google Patents

ミラー保持装置

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Publication number
JP3085397B2
JP3085397B2 JP27226690A JP27226690A JP3085397B2 JP 3085397 B2 JP3085397 B2 JP 3085397B2 JP 27226690 A JP27226690 A JP 27226690A JP 27226690 A JP27226690 A JP 27226690A JP 3085397 B2 JP3085397 B2 JP 3085397B2
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JP
Japan
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mirror
mirrors
reflection
holding device
longitudinal direction
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JP27226690A
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一夫 菊地
和博 若松
豊 村井
勝義 小野瀬
洋介 永野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミラーを有する光学装置のミラー保持装置
に関する。
〔従来の技術〕
光学的な走査によって記録あるいは読取りを行う装置
では、光路を変換して方向を変えたり、光学系全体を小
型化するため、ミラーを用いることが多い。このような
装置に用いるミラーは高精度を必要とし、取付方法にも
注意を払わなければならない。すなわち、ミラー自身
が、変形等を生じたり、また、外部からの振動・衝突等
によって、振動,ずれなどが発生し、光路の変動,画角
の変化などの障害が発生しないような構成とする必要が
ある。特に複数のミラーを使用すると、ミラー相互の位
置精度等も考慮しなければならない。このような装置に
ついては、例えば特公昭62−23844号公報等に開示され
たような技術が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上に述べたような光学装置においては、一般にミラー
のわずかな変形が光路の誤差を生じ、走査面上では無視
できない大きさになる。特に、変形量が振動等によって
変化する場合は、読取あるいは記録された画像に縦方向
に波うちが発生するため、変動の許容値がきびしくな
る。また、高品位の画像を対象としたり、カラー画像を
記録又は読取するために反復走査を行う場合には、画質
の低下,色ずれなどをひきおこす。
鏡面自身の精度を安定してかつ比較的安価に得る目的
に対しては、ガラス製の平面ミラーを用い、これを必要
に応じて複数組合せて使用することが得策である。ミラ
ーの形状を、厚さを増大する等により強固にすることで
も改善が得られることは明らかであるが、質量の増大,
装置の大型化を招く。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、簡易な構式で、
ミラーの変形,振動を防止できる高精度の保持装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明では、2枚の反
射ミラーのそれぞれの両端部近傍の位置を規制する支持
部材を有し、相対する反射面が対向し且つ互いの長手方
向の軸が平行となるように前記2枚の反射ミラーを前記
支持部材によって規制し、露光光束を前記長手方向の成
分を持って前記2枚の反射ミラーのうち一方の反射ミラ
ー上で走査し、その走査される露光光束が前記他方の反
射ミラーに向けて反射されるミラー保持装置において、
前記長手方向に沿って存在する端部の一方側を、前記長
手方向の中央近傍で前記反射ミラーの反射面に平行な方
向に弾性力を持って、前記2枚の反射ミラーのそれぞれ
について押圧するよう一体に形成された板ばね材を有
し、前記2枚の反射ミラーの押圧されたそれぞれの部分
に対応する他端側の部分は規制されていないように構成
した。
〔作用〕
規制部材は、ミラーとの接触部の構造材との接触部の
一方又は両方で、摩擦接触させる。この際の押圧はミラ
ーの反射面に垂直な方向の分力が小さくなる様な方向に
行うことにより、ミラーの変形を小さくする。また、側
面を押圧することにより、ミラーの保持は、実質的に本
来のミラー両端部で行われ、配置の精度,安全性を確保
する。
外部からの衝突,振動に対して、上記の接触部の静止
摩擦力の範囲では、構造材との間で剛体的に保持し、こ
れを越えて変位を生じた場合には、摩擦損失により速や
かに減衰させる機能を有する。
また、複数のミラーの場合には、連結的に保持するミ
ラー相互の間で上記の機能を有すると共に変位の位相を
同期させ、ミラーの変形(振動)により光路変化を低減
する。
更に、上記の押圧は主としてミラーの反射面と平行方
向に作用させるため、ミラーの変形による影響を小さく
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。
第1図は本発明を、レーザプリンタの走査光学系に適
用した例を示す図である。このレーザプリンタは、レー
ザ光を微小スポットに集束し、感光体13を走査して画像
を形成する。感光体13の周上には帯電,現像,転写等の
電子写真プロセスが配置され、用紙上に印字を行うもの
である。レーザダイオード2a,コリメータ2b、を有する
レーザダイオードユニット2より出射する光ビームをポ
リゴンミラーモータ3によって偏向し、fθレンズ4に
よってドラム状に形成された感光体13上に結像させる。
レンズ等の配置は十分な精度を要するため、一体のハウ
ジング1に収納している。光ビーム14は、走査の開始側
14aから終了側14bに向って感光体13上を等速的に走査す
る。本実施例においては、光学系全体をコンパクトに
し、光ビームを感光体上の所定位置に導くために、2枚
のミラー5,6を用いている。ミラー5,6は支持台8−1,8
−2に載置され、押えバネ9(4個)によって所定の位
置,角度に保持される。なお、支持台8−1,8−2およ
び前記のレンズ等を収納するハウジング1はベース11に
固定されている。ミラー部は、鋼板で作製した上カバー
12を設け、光ビームの射出口は下カバー10,防じんガラ
ス15を設けると共に、前記のハウジング1と上カバー12
との間はシール材16を配することによって全体を密閉構
造とし、外部からの塵あいの侵入を防止する。なお、第
1図において、平面図は前記の上カバー12を取外した状
態で示している。
ここに、ミラー5,6の側部に当接するように防振板7
を設置する。防振板7は、ばね材で作製してあり、部分
的に曲げて構成した板ばね部7aを上カバー12で押圧す
る。これによって、ミラーを防振板の当接部7b,7c、板
ばねと上カバー12の当接部が摩擦接触となる。
ミラー5,6の長さは約260mmであり、ミラーの変形の影
響を評価するため、中央部に反射面に垂直方向に100g
(0.98N)の荷重が加わった場合を仮定すると、ミラー
のたわみは中央部で約27μmとなる。ミラー5と感光体
13の間の光路長は約185mmであって、上記のたわみによ
って、同一画角に対する感光体13上の走査幅は約0.1mm
変化する。一方ミラーの平面度の変化によるスポット形
状の悪化などはほとんど無視できる。従って通常は前記
の走査幅の変化の影響を考慮すれば良い。本実施例にお
いては、ミラーの変位を静止摩擦力の範囲で拘束すると
共に、振動等による変化を当接部の摩擦によって熱とし
て消散する。また防振板7の位置の保持は、ミラーに当
接する辺の曲げと、上カバー12との圧接力によるもので
あるが、ミラーとの当接部7b,7cの一方を、接続,粘着
テープ等により固定しても良い。但し、実験によれば、
固定材のせん断方向のばね定数は十分大であることが必
要である。また、7b,7cの両方を固定することは、組立
作業時にミラーに初期たわみ変形を与えることになり、
好ましくない。
更にまた、断振板7の材質を支持台8−1,8−2と同
程度の熱膨張率のものに選定することによって、熱膨張
率差によるミラーのたわみを最小限とすることができ
る。本実施例では、支持台8−1,8−2は普通鋼板,防
振板7はばね用ステンレス鋼板である。
以上述べたように、本実施例では、2枚のミラーの側
部を連結する形で一個の防振板で規制するうえ、防振板
の一部をばねとして作用させ、カバーとの曲で押圧させ
るため、簡略な構成で、特に振動に対して、非常に効果
的な抑止作用を行わせることができる。
第2図は、更に他の実施例を示す図であって、第1の
実施例が、防振板をばねと一体的に作用したものである
のに対し、防振板120とばね118を別体として、ネジ121
で結合したものである。ミラー110′,111′、ベース10
9′および支持板は第1の実施例と同様である。
以上の実施例において、防振板の押圧力は、100g程度
(1N)で効果を有し、また、防振板の位置はミラーの長
手方向に対して20mm程度の裕度をもつことを確認してい
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、両端付近を支
持したミラーの中央付近の側部を主として反射面の平行
方向に押圧し、反射面を垂直方向に剛性を有する保持部
材を用いることによって、簡易な構成でミラーの初期変
形による影響を少なくしたまま、振動,衝撃によるミラ
ーの変形,振動を効果的に防止し、記録又は読取の精度
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示す平面図
および主断面図、第2図は更に他の実施例の要部を示す
断面図である。 2……レーザダイオードユニット、3……ポリゴンモー
タ、4……fθレンズ、5,6,110′,111′……ミラー、
7,113……防振板、13……感光体、105……支持板、119
……カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野瀬 勝義 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 永野 洋介 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (56)参考文献 特開 平2−253274(JP,A) 特開 平2−265034(JP,A) 特開 昭58−169111(JP,A) 実開 昭62−30218(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/198 G02B 7/182 G03G 15/04 111

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の反射ミラーのそれぞの両端部近傍の
    位置を規制する支持部材を有し、相対する反射面が対向
    し且つ互いの長手方向の軸が平行となるように前記2枚
    の反射ミラーを前記支持部材によって規制し、露光光束
    を前記長手方向の成分を持って前記2枚の反射ミラーの
    うち一方の反射ミラー上で走査し、その走査される露光
    光束が前記他方の反射ミラーに向けて反射されるミラー
    保持装置において、前記長手方向に沿って存在する端部
    の一方側を、前記長手方向の中央近傍で前記反射ミラー
    の反射面に平行な方向に弾性力を持って、前記2枚の反
    射ミラーのそれぞれについて押圧するよう一体に形成さ
    れた板ばね材を有し、前記2枚の反射ミラーの押圧され
    たそれぞれの部分に対応する他端側の部分は規制されて
    いないことを特徴とするミラーの保持装置。
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