JP3081986U - 中央処理ユニットの放熱構造 - Google Patents
中央処理ユニットの放熱構造Info
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- JP3081986U JP3081986U JP2001003193U JP2001003193U JP3081986U JP 3081986 U JP3081986 U JP 3081986U JP 2001003193 U JP2001003193 U JP 2001003193U JP 2001003193 U JP2001003193 U JP 2001003193U JP 3081986 U JP3081986 U JP 3081986U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放熱効果を高めた中央処理ユニットの放熱構
造を提供する。 【解決手段】 中央処理ユニットの放熱構造は、伝熱ベ
ース11と、この伝熱ベース11上の端部に、対向して
設けられた側壁14と、これら側壁14の間に設けられ
た複数の放熱フィン12とを備えている。これら放熱フ
ィン14は、U字型に折り曲げられた金属薄板によって
成形され、放熱フィン12は、伝熱ベース11に溶接さ
れている。伝熱ベース11に吸収される熱エネルギー
は、放熱フィン12に伝動されて放熱される。
造を提供する。 【解決手段】 中央処理ユニットの放熱構造は、伝熱ベ
ース11と、この伝熱ベース11上の端部に、対向して
設けられた側壁14と、これら側壁14の間に設けられ
た複数の放熱フィン12とを備えている。これら放熱フ
ィン14は、U字型に折り曲げられた金属薄板によって
成形され、放熱フィン12は、伝熱ベース11に溶接さ
れている。伝熱ベース11に吸収される熱エネルギー
は、放熱フィン12に伝動されて放熱される。
Description
【0001】
本考案は、中央処理ユニットの放熱構造に関し、特に、伝熱面積が大きく、効 果的に放熱することができる中央処理ユニットの放熱構造に関する。
【0002】
近年、科学技術の日進月歩に伴い、パーソナルコンピュータに関連した設備や 部品もますます発展している。この関連の製品には、例えば、ハードディスク、 インターフェースカード、中央処理ユニットなどがある。これらは、情報量の増 加に伴い、情報に対する処理速度は、徐々に増している。
【0003】 しかしながら、情報処理速度の向上によって、パーソナルコンピュータの内部 では、設備や集積電気回路素子の動作温度が高くなる傾向にある。例えば、イン ターフェースカードに設けられたチップでさえ、動作する際には、高熱を発する ようになっている。このため、適当に熱エネルギーを放熱しなければ、正常に作 動しなくなる恐れがある。また、実行速度の低減や使用寿命に悪影響を与えるこ ともある。従って、発熱源(即ち、チップ)に対し、放熱構造を設ける事は一般 的な常識である。
【0004】 一般的な放熱構造は通常、ファンと放熱フィンとからなる。その放熱構造は、 放熱フィンの上方に配置されるファンによる空気の流動によって実行され、熱エ ネルギーを空気の対流と輻射とによって放出する。ところで、放熱可能な熱エネ ルギーは、放熱フィンの面積に比例して増加する。
【0005】 一般的な従来の放熱フィンは、アルミニウムの鋳造加工またはダイカストによ って製造される。これら放熱フィンは、一般に、放熱面積が不足している。アル ミニウムの鋳造加工による放熱フィンは、生産条件の制限により、その放熱フィ ンの成形の際にかなりの厚さと間隔とを有する。このため、放熱面積が不足する 結果を招き、かつその気流抵抗が大きく、空気の流動速度が遅くなる。従って、 効果的に放熱できず、好ましい放熱効果を得られない。同様に、ダイカストの放 熱フィンは、気流抵抗が小さいが放熱面積がやはり不足しがちである。従って、 依然として好ましい放熱効果を備えておらず、かつダイカスト成形は、コストが 高く、経済的な欠陥がある。
【0006】 図1に示すように、放熱片Aは、接触ベースA1を有する。この接触ベースA 1には、複数のセットの片状のフィンA2が形成され、2枚のフィンA2の間に は、対流空間を構成する対流槽A3が形成されている。
【0007】
放熱片Aを長い時間使用すると、放熱効果が、効果的に得られなくなる傾向に ある。その原因として、放熱フィンA2自身の面積が不足していることが挙げら れる。このため、1セットの放熱ファンを設けても、その放熱効果には、限度が ある。
【0008】 本考案は、上述した課題を解決するためになされ、放熱効果を高めた中央処理 ユニットの放熱構造を提供することを目的とする。
【0009】 また、本考案は、ファンの係合部を備えた中央処理ユニットの放熱構造を提供 することを他の目的とする。
【0010】
上記課題を解決するために、本考案の中央処理ユニットの放熱構造は、伝熱ベ ースと、この伝熱ベース上に対向して設けられた側壁と、これら側壁の間に設け られた複数の放熱フィンとを備え、これら放熱フィンは、U字型に折り曲げられ た金属薄板によって成形され、前記放熱フィンは、前記伝熱ベースに溶接され、 前記伝熱ベースに吸収される熱エネルギーは、放熱フィンに伝導されて放熱され ることを特徴とするものである。
【0011】 また、前記伝熱ベースと放熱フィンとは、熱伝導材料で構成されていることを 特徴とするものである。
【0012】 さらに、前記伝熱ベースの両側壁と放熱フィンとの上縁部には、ファンが配置 されるファン配置部が形成され、前記伝熱ベースの両側壁には、所定の数のファ ンが係合される係合部が形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
以下、図面を参照しながら本考案の好ましい実施の形態について説明する。
【0014】 図2に示すように、放熱片1には、複数のセットの放熱フィン12と、伝熱ベ ース11とを有する。この伝熱ベース11は、熱伝導性の良好な、例えば、銅材 やアルミニウム材などによって製造されている。また、この伝熱ベース11の端 部には、対向した側壁14が設けられている。これら両側壁14には、所定の数 の係合部141が形成されている。
【0015】 また、これら放熱フィン12は、金属薄板によって成形され、この金属薄板は 、U字型に折り曲げ加工されている。また、放熱フィン12は、立設され、伝熱 ベース11に溶接されている。このときの溶接技術としては、従来のTIG溶接 やMIG溶接を採用してもよいが、精密度が高く、熱エネルギーの影響や変形量 やコストが低いレーザ溶接を採用してもよい。これら放熱フィン12は、すべて 伝熱ベース11に溶接され、好ましい伝熱効果を生じるように、放熱フィン12 の面積が増している。
【0016】 従って、本実施の形態では、放熱フィン12の厚さは、大幅に薄くなっている 。また、放熱フィン12の間の隙間と、対流槽13の幅とは、それぞれ減少され 、放熱片1における放熱フィン12の数は、大幅に増加されている。このため、 放熱フィン12の面積が拡大され、放熱効果を向上させることができる。また、 放熱片1に配置されるファン3によって、中央処理ユニットから生じる熱を迅速 的に放出することができる。
【0017】 ところで、これら両側壁14は、放熱フィン12よりもやや高く形成されてい る。これら両側壁14と放熱フィン12との間の空間には、ファン配置部15が 形成され、放熱フィン12の間には、対流槽13が形成されている。
【0018】 図3に示すように、放熱片1を中央処理ユニット2に配置し、ファン3をファ ン配置部15に収納し、かつファン3の図示しない係合部を側壁14の係合部1 41に係合する。
【0019】 これまで、実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、本考 案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範 囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0020】 従って、本考案の中央処理ユニットの放熱構造について、以下のことが言える 。
【0021】 放熱フィンのセットは、金属薄板を折り曲げ加工して形成されている。複数の 放熱フィン同士を隣接させ、複数のセットの放熱フィンの上縁部と伝熱ベースの 両側壁の上縁部とに高さの差を設けて、ファン配置部を形成し、かつ、両側壁に ファンを固着するための複数の係合部を形成している。放熱フィンのセットは、 溶接によって伝熱ベースに立設して固着され、放熱フィンのセットと伝熱ベース とが面と面との接合の状況になり、均一的な放熱効果を発揮でき、放熱効果が高 い放熱片を形成する。
【0022】
以上説明したように、本考案によれば、放熱効果を高めた中央処理ユニットの 放熱構造を提供することができる。
【0023】 また、本考案によれば、ファンの係合部を備えた中央処理ユニットの放熱構造 を提供することができる。
【図1】従来の放熱片の構造を示す斜視図。
【図2】本実施の形態の放熱片の構造を示す概略的な斜
視図。
視図。
【図3】本実施の形態の使用状態を示す概略的な斜視
図。
図。
1…放熱片、2…中央処理ユニット、3…ファン、11
…導熱ベース、12…放熱フィン、13…対流槽、14
…側壁、15…ファン配置部、141…係合部
…導熱ベース、12…放熱フィン、13…対流槽、14
…側壁、15…ファン配置部、141…係合部
Claims (3)
- 【請求項1】 伝熱ベース(11)と、この伝熱ベース
(11)上に対向して設けられた側壁(14)と、これ
ら側壁(14)の間に設けられた複数の放熱フィン(1
2)とを備え、 これら放熱フィン(14)は、U字型に折り曲げられた
金属薄板によって成形され、前記放熱フィン(12)
は、前記伝熱ベース(11)に溶接され、 前記伝熱ベース(11)に吸収される熱エネルギーは、
放熱フィン(12)に伝導されて放熱されることを特徴
とする中央処理ユニットの放熱構造。 - 【請求項2】 前記伝熱ベース(11)と放熱フィン
(12)とは、熱伝導材料で構成されていることを特徴
とする請求項1に記載の中央処理ユニットの放熱構造。 - 【請求項3】 前記伝熱ベース(11)の両側壁(1
4)と放熱フィン(12)との上縁部には、ファン
(3)が配置されるファン配置部(15)が形成され、 前記伝熱ベース(11)の両側壁(14)には、所定の
数のファン(3)が係合される係合部(141)が形成
されていることを特徴とする請求項1に記載の中央処理
ユニットの放熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003193U JP3081986U (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 中央処理ユニットの放熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003193U JP3081986U (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 中央処理ユニットの放熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081986U true JP3081986U (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=43214722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003193U Expired - Fee Related JP3081986U (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 中央処理ユニットの放熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081986U (ja) |
-
2001
- 2001-05-22 JP JP2001003193U patent/JP3081986U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |