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JP3081099B2 - 洗濯機の運転制御装置 - Google Patents

洗濯機の運転制御装置

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Publication number
JP3081099B2
JP3081099B2 JP06019439A JP1943994A JP3081099B2 JP 3081099 B2 JP3081099 B2 JP 3081099B2 JP 06019439 A JP06019439 A JP 06019439A JP 1943994 A JP1943994 A JP 1943994A JP 3081099 B2 JP3081099 B2 JP 3081099B2
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JP
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JP06019439A
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朋之 金川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯物の洗濯から脱水
までを同一槽で行う全自動洗濯機の運転制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、全自動洗濯機では、漂白剤や柔軟
仕上げ剤等の投入用ボックスが設けられており、投入用
ボックスに漂白剤等を投入してから開閉蓋が閉じられ
る。ところが、開閉蓋が閉じられていない状態で運転ス
タートスイッチを投入しても、運転を開始しないように
なっている。この場合、開閉蓋が開いていると、投入用
ボックスに漂白剤や柔軟仕上げ剤等が投入されていない
と予測されるため、運転スタートスイッチを押しても給
水工程が開始されない。しかし、開閉蓋を閉めれば給水
されて運転が始まる。
【0003】また、開閉蓋が開いたままでも運転スター
トスイッチを押せば給水工程、および洗い工程まで運転
を行う全自動洗濯機がある。これは開閉蓋が開いていて
も支障のない洗い工程まで進行させ、開閉蓋が閉じてい
ないと危険である脱水工程の開始前で運転を停止させ
て、その時点で開閉蓋が開いていることをブザー等によ
り使用者に報知するよう構成されている。なお、予約運
転の場合は、予約した時間に運転が開始され、洗い工程
が終了した時点でブザーが鳴るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全自動
洗濯機は、洗濯物を入れて運転スタートスイッチを押す
だけで、洗いから脱水まで手間をかけずに洗濯ができる
ため、使用者は運転スタートスイッチを押した後、洗濯
機の近くを離れてしまうことがある。特に予約運転の場
合は、使用者が他の場所で他のことを行っていることが
多く、洗濯の工程開始時に使用者が洗濯機の近くにいる
ことは少ない。そのため、誤って開閉蓋を閉め忘れて運
転スタートスイッチを押してしまうと、一向に洗濯が行
われないので、使用者が予約していた時間、あるいは期
待していた時間に洗濯が終了されないことがあった。
【0005】また、開閉蓋が開いていても洗い工程を終
了させてブザーが鳴る洗濯機においては、ブザーが鳴っ
た時点ではスタートスイッチが押されてから長い時間が
経過しているため、使用者が洗濯機付近にいることは少
なく、ブザーに気付いて運転を再開させるまでの時間が
無駄になるといった問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、運転スタートスイ
ッチ投入後の短時間に開閉蓋が開いていることを報知し
て時間の無駄を無くし、報知を断続的に行って早くて確
実に使用者に気づかせることができる洗濯機の運転制御
装置の提供を目的とする。
【0007】さらに、開閉蓋が開いていても洗い工程を
開始させ、洗い工程中に報知することにより運転が中断
することなく行える洗濯機の運転制御装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1〜によ
る課題解決手段は、洗濯物を出し入れする洗濯物投入口
21を開閉する開閉蓋4が設けられ、該開閉蓋4が閉じ
ているか否かを検知する開閉状態検知手段24が配設さ
れ、運転スタートスイッチを投入したときに前記開閉状
態検知手段24により前記開閉蓋4が閉じていることを
検知すると運転を開始する洗濯機において、前記開閉蓋
4の開状態による運転の中断が所定時間以上続いたとき
に前記開閉蓋4が開いていることを報知する開状態報知
手段41が設けられ、該開状態報知手段41は、前記開
閉蓋4が閉じられるまで断続的に報知するよう構成され
たものである。
【0009】また、前記開状態報知手段41は、前記開
閉蓋4の開いた状態が長く続くほど報知の頻度を多くす
るよう構成してもよい。
【0010】そして、開状態報知手段41による報知
後、開閉蓋4が閉じられないときに予約運転あるいは通
常運転に関係なく洗い工程を開始させる運転続行手段5
0が設けられ、前記開状態報知手段41は洗い工程終了
後に開閉蓋4が開いていると報知するよう構成されたも
のである。
【0011】請求項5による課題解決手段は、開状態報
知手段41が、洗い工程中に開閉蓋4が開いていると報
知するよう構成されたものである。
【0012】
【作用】上記請求項1〜による課題解決手段におい
て、運転スタートスイッチを投入して、開閉状態検知手
段24により開閉蓋4が開いていることを検知すると運
転が中断される。このとき、運転スタートスイッチを投
入してから所定時間が過ぎても開閉蓋4が開いている
と、開状態報知手段41によって報知される。そして、
以後開閉状態検知手段24により開閉蓋4の開閉状態の
検知が続けられ、開状態報知手段41によって開閉蓋4
が閉じられるまで断続的に報知が繰り返されたり、開閉
蓋4の開いた状態が長く続くほど報知の頻度を多くする
ので、使用者に早く気づかせることができる。そして、
使用者が開閉蓋4の開状態に気づいて開閉蓋4を閉じる
と、運転が開始される。
【0013】また、開状態報知手段41によって開閉蓋
4が開いていることを報知してから、開閉蓋4が閉じら
れなければ、運転続行手段50によって運転が開始され
て洗い工程がスタートする。その後、洗い工程が終了す
ると、再び開閉蓋4が閉じているか否かを検知し、開閉
蓋4が開いていれば開状態報知手段41によって報知さ
れる。したがって、開閉蓋4が開いていて一向に洗濯が
行われないといったようなことがなくなる。
【0014】請求項5による課題解決手段において、運
転続行手段50による洗い工程中に、開閉状態検知手段
24が開閉蓋4の開いていることを検知すると、開状態
報知手段41による報知が行われ、洗い工程中でも使用
者に気づかせることができる。
【0015】
【実施例】
(第一実施例)本実施例の全自動洗濯機は、図4の如
く、上面開放の箱型に形成された洗濯機本体1に内装さ
れた水槽2と、水槽2に回転自在に内装された洗濯兼脱
水槽3と、洗濯機本体1の上部に開閉可能に設けられた
開閉蓋4とを備えている。
【0016】前記水槽2は、上面開放の円筒形に形成さ
れており、運転中の振動を防ぐために支持ロッド5およ
びスプリング6等から構成される防振機構により洗濯機
本体1に弾性的に吊り下げられている。そして、水槽2
の底面には排水口7が設けられている。
【0017】前記洗濯兼脱水槽3は、上面開放され水槽
2より小径の円筒形に形成されており、周壁には図示し
ない多数の脱水孔が穿通され、下部にパルセータ8が回
転自在に配置されている。洗濯兼脱水槽3の底面には中
空状の回転軸9が取付けられ、該回転軸9が水槽2の下
部に設けられた軸受体10に軸受11を介して回転自在
に支持されている。そして、回転軸9には、パルセータ
8を支持するパルセータ軸12が回転可能に内嵌されて
おり、回転軸9およびパルセータ軸12が駆動装置13
により回転駆動される。
【0018】該駆動装置13は、水槽2の下部にブラケ
ット14を介して取付けられた駆動モータ15と、モー
タ軸16に取付けられたプーリ17と、パルセータ軸1
2の下端に取付けられたプーリ18と、パルセータ軸1
2に回転軸9を断続させるクラッチ19と、両プーリ1
7,18に掛け巻されたベルト20とからなり、駆動モ
ータ15の駆動力がモータ軸16、プーリ17、ベルト
20、プーリ18を介してパルセータ軸12に伝達され
る。
【0019】前記洗濯機本体1の上面には、洗濯物を出
し入れする洗濯物投入口21を有する上面板22が配設
されており、上面板22に前記開閉蓋4が回動可能に支
持され、上面板22の後部に水槽2へ水を供給する給水
路23が設けられ、上面板22の前部に開閉蓋4が閉じ
ているか否かを検知する開閉状態検知手段24が設けら
れている。
【0020】該開閉状態検知手段24は、開閉蓋4が当
接離間することによりオンオフするリミットスイッチと
されており、開閉蓋4が閉じられるとオン信号を発生
し、開閉蓋4が開かれるとオフ信号を発生する。
【0021】また、前記上面板22の前部には、運転ス
タートスイッチや洗濯内容等を設定するキー入力部と、
洗濯内容や各工程の進行状況等を文字表示する表示部
と、各部の異常等を発生音により知らせるブザーとを備
えた操作パネル(図示せず)が設けられている。さら
に、上面板22には予約運転時に洗剤を入れておく洗剤
収納部(図示せず)や漂白剤および柔軟仕上げ剤等を投
入する投入口(図示せず)が備えられている。なお、図
4中、25は給水路23を開閉する給水弁、26は水槽
2内の排水口7に連通された排水路、27は排水路26
を開閉する排水弁である。
【0022】そして、全自動洗濯機には、前記操作パネ
ルのスイッチキーにより設定された内容に基づいて、洗
濯機の各部の制御および洗いから脱水の各工程の実行等
を総合的に制御する運転制御装置30が設けられてい
る。該運転制御装置30は、図1の如く、外部から交流
電源31が供給されており、この電源供給により駆動す
るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)32
と、開閉蓋4の開閉状態を検知するリミットスイッチ2
4と、操作パネルに備えられたキー入力部33、表示部
34およびブザー35と、洗濯兼脱水槽3内の洗濯物量
を判定する洗濯布量検知部36と、マイコン32からの
出力信号に基づいて給水弁25、排水弁27および駆動
モータ15等を制御するスイッチング装置37とからな
る。
【0023】前記洗濯布量検知部36は、駆動モータ1
5が正反転駆動するときのオフ時における進相コンデン
サ38のパルス数をカウントするもので、パルス数が少
なければ洗濯布量が多く、パルス数が多ければ洗濯布量
が少ないと判断する。
【0024】前記マイコン32は、CPU,ROM,R
AMおよび予約時間や進行時間等の計測を行うタイマー
等を有しており、マイコン32の入力側にはリミットス
イッチ24、キー入力部33および洗濯布量検知部36
が接続され、出力側には表示部34、ブザー35および
スイッチング装置37が接続されている。
【0025】そして、前記マイコン32は、開閉蓋4が
開いていると運転を中断させ、開閉蓋4が閉じていると
運転を開始させる運転実行手段40と、該運転実行手段
40による運転の中断が所定時間(本実施例では10
分)以上続いたときに開閉蓋4が開いていることを報知
する開状態報知手段41とを有せしめられている。
【0026】前記運転実行手段40は、リミットスイッ
チ24からの出力信号に基づいて運転を開始させるか否
かの判断を行うもので、リミットスイッチ24がオンの
ときに運転を開始させ、リミットスイッチ24がオフの
ときに運転を中断させる。
【0027】前記開状態報知手段41は、開閉蓋4が開
いていることをブザー35を断続的に鳴動させて知らせ
るもので、図2の如く、運転が中断されてからの経過時
間Tが10分以上経っても開閉蓋4が閉じられないとき
にブザー35を10秒間鳴らし、以後開閉蓋4が閉じら
れるまでブザー35を5分毎に10秒間鳴らすよう構成
されている。なお、表示部34にはブザー35の報知と
同時に開閉蓋4が開状態であることを文字あるいは絵表
示等によって表示する。
【0028】上記構成において、運転制御装置による洗
濯機の制御動作を図3のフローチャートに基づいて説明
する。まず、洗濯物を洗濯兼脱水槽3に投入し、操作パ
ネルのキー入力部33により予約あるいは通常運転等の
運転内容を設定して運転スタートスイッチを投入する。
すると洗濯布量検知部36により洗濯物の量を判断し、
その洗濯物の量に応じた水位と洗剤量を決定して表示部
34にその内容を表示する。このとき、リミットスイッ
チ24により開閉蓋4が閉じられていることを検知する
と、運転実行手段40により運転が開始され、通常運転
であれば給水弁25が開いて水槽2内に必要量の水が給
水される。そして、駆動モータ15が駆動してパルセー
タ8により洗濯物を撹拌させて洗い工程から脱水工程ま
で実行される。また、予約運転であればタイマーがスタ
ートして設定された開始時間から運転が実行される。
【0029】また、運転スタートスイッチを投入したと
きに開閉蓋4が開いていると、例えば、洗剤、柔軟仕上
げ剤や漂白剤が所定の場所に投入されていないことが考
えられるため、運転実行手段40によって運転が中断さ
れる。このとき、運転スタートスイッチ投入後からの経
過時間Tがタイマーによりカウントされ、その経過時間
Tが10分経っても開閉蓋4が開いていると、開状態報
知手段41によってブザー35が10秒間鳴らされ、表
示部34に開閉蓋4が開いていることを表示する。そし
て、以後開閉蓋4の開閉状態の検知が続けられ、リミッ
トスイッチ24がオンするまで5分毎に10秒間のブザ
ー35による報知が繰り返される。なおこのとき、表示
部34による文字等の表示は開閉蓋4が閉じられるまで
連続的に表示されており、ブザー35による報知は、そ
の繰り返された回数nに1を加えた報知回数nが10回
以上になったときに停止され、以後開閉蓋4が閉じられ
るまで文字等の表示のみによる報知が繰り返される。
【0030】そして、使用者がブザー35に気づいて開
閉蓋4が閉じられると、リミットスイッチ24がオン
し、ブザー35および表示部34の文字等による報知が
解除されて、運転実行手段40によって運転が開始され
て洗濯が行われる。
【0031】このように、開閉蓋4が開いた状態で運転
スタートスイッチが投入されても、運転を中断してスイ
ッチ投入後から10分経つとブザー35を鳴らすので、
使用者に開閉蓋4が開いていることを気づかせることが
できる。したがって、予約していた時間に洗濯が終了し
ない、あるいは見込んでいた時間に洗濯が終了しないこ
とが使用者に早く判り、運転スタートスイッチ投入後か
らの短い時間で運転を再開させることができるので、無
駄な時間を費やすことはない。
【0032】また、ブザー35の鳴らす報知時間tを1
0秒間とし、開閉蓋4が閉じられるまで5分毎に10秒
間ブザー35の報知を繰り返すので、使用者が一度ブザ
ー35を聞き逃しても次のブザー35で気づかせること
ができる。しかも、ブザー35を連続して鳴らさないの
で、使用者がブザー35に気づいて開閉蓋4を閉めよう
とする間の無駄な報知が防止でき、使用者に対してブザ
ー35が耳障りにならず不快感を与えることはない。
【0033】(第二実施例)しかし、上記第一実施例の
全自動洗濯機では、例えば使用者がブザー35が鳴って
いることに気づかず、運転スタートスイッチを投入して
から50分以上経過してしまうと、文字等の表示のみの
報知となるので、使用者が洗濯機付近に戻るまで気づか
ない場合がある。この場合、開閉蓋4が開いていること
に使用者が気づいて、開閉蓋4が閉じられるまで運転が
開始されないので、その間の時間が無駄になってしま
う。そこで、本実施例の全自動洗濯機では、図5の如
く、運転制御装置30のマイコン32に、開状態報知手
段41による報知後、洗い工程を開始させる運転続行手
段50が設けられている。
【0034】そして、前記開状態報知手段41は、運転
実行手段40による運転中断から5分経過しても開閉蓋
4が閉じられないときにブザー35を1分間鳴らし、運
転続行手段50による洗い工程終了後に開閉蓋4が開い
ているとブザー35を鳴らして報知するよう構成されて
いる。
【0035】前記運転続行手段50は、開状態報知手段
41によってブザー35が1分間鳴り続けても開閉蓋4
が閉じられないときに洗い工程を開始させるもので、開
閉蓋4の開状態が検知されると、予約運転あるいは通常
運転に関係なく、すぐに洗い工程を開始させる。なお、
他の構成は第一実施例と同様である。
【0036】上記構成において、運転スタートスイッチ
を投入して開閉蓋4が開いているとき、運転実行手段4
0により運転が中断され、図6の如く、運転スタートス
イッチ投入後からの経過時間Tが5分経っても開閉蓋4
が閉じられなければ、開状態報知手段41によってブザ
ー35が1分間鳴らされる。なお、ブザー35が鳴って
いるときに開閉蓋4が閉じられると、運転実行手段40
により運転が開始される。
【0037】そして、ブザー35による報知が1分間続
いても開閉蓋4が閉じられなければ、例えば洗剤等は既
に所定の場所に投入済みと判断して、運転続行手段50
により運転が開始され、洗い工程がスタートする。その
後、洗い工程が終了すると、再び開閉蓋4が閉じている
か否かを検知し、リミットスイッチ24がオフであれば
開状態報知手段41によりブザー35を鳴らして知らせ
る。なお、これ以後は排水してすすぎ工程が実施され、
すすぎ工程が終了した時点で開閉蓋4が開状態であれ
ば、開閉蓋4が閉じられるまでブザー35を連続的ある
いは断続的に鳴らすか、またはブザー35を一定時間鳴
らしてその後は表示部34による文字等の表示を行っ
て、洗濯機は脱水工程の開始前で停止状態となる。そし
て、開閉蓋4が閉じられると脱水工程が開始される。
【0038】このように、運転スタートスイッチが投入
されてから5分経ってブザー35を1分間鳴らしても開
閉蓋4が閉じられないとき、開閉蓋4が開状態であって
も支障のない洗い工程まで運転させるので、従来のよう
に開閉蓋4が開状態で一向に洗濯が行われないといった
ようなことがなくなる。しかも、予約運転および通常運
転に関係なく洗い工程を開始させ、洗い工程終了後に再
びブザー35により報知するので、従来の洗い工程終了
後にブザーを鳴らす洗濯機の予約運転時に比して、開閉
蓋4が開いていることを使用者に早く気づかせることが
できる。
【0039】(第三実施例)上記第二実施例の全自動洗
濯機では、運転スタートスイッチを投入してから5分後
の1分間と、洗い工程終了後にそれぞれブザー35を鳴
らして報知しているが、使用者が最初のブザーを聞き逃
してしまうと、洗い工程が終了するまでブザー35が鳴
らないので、洗い工程中は開閉蓋4が開いていることに
使用者が気づかない。そこで、本実施例の全自動洗濯機
では、開状態報知手段41によって洗い工程中でも開閉
蓋4が開いているとブザー35により報知するよう構成
されている。
【0040】前記開状態報知手段41は、運転続行手段
50による洗い工程中に開閉蓋4が開いていることをブ
ザー35を断続的に鳴動させて知らせるもので、図7の
如く、洗い工程開始からの経過時間Tが2分経っても開
閉蓋4が閉じられないときにブザー35を10秒間鳴ら
し、以後開閉蓋4が閉じられるまで、あるいは洗い工程
が終了するまでブザー35を2分毎に10秒間鳴らすも
のである。なお、その他の構成は第二実施例と同様であ
る。
【0041】上記構成において、運転続行手段50によ
って洗い工程が開始されると、図8の如く、開閉蓋4の
開閉状態を検知し、リミットスイッチ24がオフであれ
ば洗い工程開始から2分後に開状態報知手段41によっ
てブザー35が10秒間鳴らされる。そして、以後開閉
蓋4の開閉状態の検知が続けられ、リミットスイッチ2
4がオンするまで2分毎に10秒間ブザー35による報
知が繰り返される。なお、洗い工程が終了しても開閉蓋
4が閉じられなければ、開閉蓋4の開閉状態の検知およ
び報知は続けられ、洗濯機はすすぎ工程まで実施されて
脱水工程の開始前で停止状態となる。
【0042】このように、洗い工程中であってもブザー
35を鳴らして開閉蓋4が開いていることを報知するの
で、第二実施例の洗濯機に比べて早く使用者に開閉蓋4
の開状態を気づかせることができる。したがって、洗い
工程中に開閉蓋4を閉じることができるので、以後の運
転を中断することなく行え、さらなる時間の無駄を省く
ことができる。
【0043】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0044】例えば、第一実施例では、開状態報知手段
41によるブザー35の報知を、運転スタートスイッチ
を投入してから10分経過後に10秒間鳴らして、以後
5分毎に10秒間の一定間隔および一定時間鳴らしてい
たが、図9(A)の如く、報知回数が増える度に報知間
隔を8分間、7分間、6分間と短くして、ブザー35を
10秒間の一定時間鳴らしてもよい。あるいは、図9
(B)の如く、報知回数が増える度に報知間隔を8分
間、7分間、6分間と短くして、報知時間を5秒、7
秒、10秒と増やして鳴らしてもよい。さらには、ブザ
ー35の音量を報知回数が増える度に大きくさせてもよ
い。このように、ブザー35の報知時間、報知間隔およ
び音量等を可変することにより、使用者に対してブザー
35が鳴っていることがさらに分かりやすくなって時間
の無駄が省ける。
【0045】また、第三実施例では、洗い工程中の開状
態報知手段41によるブザー35の鳴動を、洗い工程開
始から2分経過後に10秒間鳴らして、以後2分毎に1
0秒間の一定間隔および一定時間鳴らしていたが、図1
0(A)の如く、報知回数が増える度に報知間隔を4分
間、3分間、2分間と短くして、ブザーを10秒間の一
定時間鳴らしてもよい。あるいは、図10(B)の如
く、報知回数が増える度に報知間隔を4分間、3分間、
2分間と短くして、報知時間を5秒、7秒、10秒と増
やして鳴らしてもよい。さらには、ブザーの音量を報知
回数が増える度に増大させてもよい。このように、ブザ
ー35の報知時間、報知間隔および音量等を可変するこ
とにより、洗い工程中であっても使用者に対してブザー
35が鳴っていることが分かりやすくなる。
【0046】さらに、開閉状態検知手段としてリミット
スイッチ24を使用したが、フォトダイオードおよびフ
ォトトランジスタ等の光センサを使用してもよい。ま
た、開閉蓋4の回動部に位置検出センサを設けて開閉蓋
4の回動量を検出するようにすれば、例えば開閉蓋4が
開いているときに、洗濯物等がリミットスイッチ24に
当接して閉状態と検知してしまうようなことがなく、確
実な検知ができる。
【0047】そして、開状態報知手段41としてブザー
35と文字等の表示により知らせたが、ブザー35だけ
でもよく、またブザー35の音は連続音あるいは断続音
のどちらで行ってもよい。さらに、ブザー35に限らず
音声による報知や、ランプあるいは発光ダイオード等の
発光体を発光させて報知してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1〜によると、開閉蓋が開いた状態で運転スター
トスイッチを投入しても、運転を中断して所定時間が経
つと開状態報知手段により報知するので、運転スタート
スイッチ投入後の短時間で使用者に開閉蓋が開いている
ことを気づかせることができる。したがって、使用者に
対して予約していた時間に洗濯が終了しない、あるいは
見込んでいた時間に洗濯が終了しないことが早く判り、
運転スタートスイッチ投入後からの短い時間で運転を再
開させることができるので、無駄な時間を費やすことは
ない。
【0049】また、開状態報知手段による報知を断続的
に、あるいは長く続くほど頻度を多くするので、使用者
が一度報知に気づかなくても次の報知で気づかせること
ができる。しかも、開状態報知手段による報知を連続し
て行わないので、使用者が報知に気づいて開閉蓋を閉め
ようとする間の無駄な報知が防止でき、使用者に対して
不快感を与えることはない。
【0050】さらに、運転スタートスイッチが投入され
てから所定時間経って開状態報知手段による報知にても
開閉蓋が閉じられないとき、開閉蓋が開状態であっても
支障のない洗い工程まで運転させるので、従来のように
開閉蓋が開状態で一向に洗濯が行われないといったよう
なことがなくなる。しかも、予約運転および通常運転に
関係なく洗い工程を開始させ、洗い工程終了後に再び開
状態報知手段により報知するので、従来の洗い工程終了
後にブザーを鳴らす洗濯機の予約運転時に比して、開閉
蓋が開いていることを使用者に早く気づかせることがで
きる。
【0051】請求項5によると、洗い工程中に開状態報
知手段によって開閉蓋が開いていることを報知するの
で、さらに早く使用者に開閉蓋の開状態を気づかせるこ
とができる。したがって、洗い工程中に開閉蓋を閉じる
ことができるので、以後の運転を中断することなく行
え、さらなる時間の無駄を省くことができるといった優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における洗濯機の運転制御
装置の回路図
【図2】第一実施例の報知動作を示すタイムテーブル
【図3】第一実施例の開閉蓋の開閉状態による運転開始
時の動作を示すフローチャート
【図4】全自動洗濯機の全体構成図
【図5】第二実施例における運転制御装置のマイコンの
ブロック図
【図6】第二実施例の開閉蓋の開閉状態による運転開始
時の動作を示すフローチャート
【図7】第三実施例の報知動作を示すタイムテーブル
【図8】第三実施例の開閉蓋の開閉状態による運転開始
時の動作を示すフローチャート
【図9】他の実施例の報知動作を示すタイムテーブル
【図10】その他の実施例の報知動作を示すタイムテー
ブル
【符号の説明】
4 開閉蓋 21 洗濯物投入口 24 リミットスイッチ 41 開状態報知手段 50 運転続行手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を出し入れする洗濯物投入口を開
    閉する開閉蓋が設けられ、該開閉蓋が閉じているか否か
    を検知する開閉状態検知手段が配設され、運転スタート
    スイッチを投入したときに前記開閉状態検知手段により
    前記開閉蓋が閉じていることを検知すると運転実行手段
    にて運転を開始する洗濯機において、前記開閉蓋の開状
    態による運転の中断が所定時間以上続いたときに前記開
    閉蓋が開いていることを報知する開状態報知手段と、前
    記開状態報知手段による報知後に開閉蓋が閉じられない
    ときに予約運転あるいは通常運転に関係なく洗い工程を
    開始させる運転続行手段とが設けられたことを特徴とす
    る洗濯機の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 開状態報知手段は、開閉蓋が閉じられる
    まで断続的に報知するよう構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の洗濯機の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 開状態報知手段は、開閉蓋の開いた状態
    が長く続くほど報知の頻度を多くするよう構成されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機の運転制
    御装置。
  4. 【請求項4】 開状態報知手段は洗い工程終了後に開閉
    蓋が開いていると報知するよう構成されたことを特徴と
    する請求項1記載の洗濯機の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 開状態報知手段は、洗い工程中に開閉蓋
    が開いていると報知するよう構成されたことを特徴とす
    る請求項4記載の洗濯機の運転制御装置。
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