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JP3074906B2 - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

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Publication number
JP3074906B2
JP3074906B2 JP04046507A JP4650792A JP3074906B2 JP 3074906 B2 JP3074906 B2 JP 3074906B2 JP 04046507 A JP04046507 A JP 04046507A JP 4650792 A JP4650792 A JP 4650792A JP 3074906 B2 JP3074906 B2 JP 3074906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pmost
potential
gate
nmost
gate electrode
Prior art date
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JP04046507A
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English (en)
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JPH05252015A (ja
Inventor
勉 古木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05252015A publication Critical patent/JPH05252015A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体回路に関し、特に
CMOSトランスファゲートを用いたマイクロコンピュ
ータなどのディジタル集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータなどのディジタル
集積回路には、図4に示すように、pMOST31とn
MOST32を並列に接続したトランスファゲートが用
いられている。pMOST31およびnMOST32の
一方のソース・ドレイン領域を入力端子1とし、他方の
ソース・ドレイン領域を出力端子2とし、pMOST3
1のゲート電極11とnMOST32のゲート電極12
にそれぞれ互いにほぼ逆相の制御信号が印加される。通
常制御信号端子10は、nMOST32のゲート電極1
2に直接接続され、pMOST31のゲート電極11に
はインバータ41を介して接続される。
【0003】このトランスファゲートはゲート電極11
の電位が低レベル、ゲート電極12の電位が高レベルの
時pMOST31及びnMOST32は共に導通状態と
なり入力端子1の電位レベルを出力端子2へ伝達させ
る。またゲート電極11の電位が高レベル、ゲート電極
12の電位が低レベルの時は、pMOST31及びnM
OST32は共に非導通状態となるため、入力端子1の
電位レベルにかかわらず出力端子2の電位レベルは保持
され続ける。この様子を図5の信号波形図を用いて説明
する。
【0004】初期状態(時刻t1以前)を入力端子1、
ゲート電極12及び出力端子2の電位を高レベル、ゲー
ト電極11の電位を低レベルとする。時刻t1で入力端
子の電位が低レベルへスイッチングするとpMOST3
1、nMOST32は共に導通状態にあるため、出力端
子2の電位は時刻t2で低レベルにスイッチングする。
この時刻t2はpMOST31、nMOST32の電流
駆動能力及び出力端子2の負荷容量に依存する。次に時
刻t3でゲート電極11の電位を高レベル、ゲート電極
12の電位を低レベルへ同時にスイッチングさせpMO
ST31とnMOST32を非導通状態にする。この時
出力端子2の電位は低レベルを保持し続けるはずである
が、ゲート電極11の電位のスイッチングの影響を受け
出力端子2の電位レベルが上昇してしまう。
【0005】ここでこの現象について説明する。図6は
MOSTの断面図である。通常MOSTはゲート電極1
05とソース・ドレイン拡散層102,103は図示の
ようにオーバーラップしている。このオーバーラップの
長さをゲート・ドレイン・オーバーラップ長Δとして定
義する。
【0006】ここでpMOSTのソース・ドレイン拡散
層の不純物はボロンを使用している。nMOSTのソー
ス・ドレイン拡散層の不純物のヒ素と比較してボロンは
拡散係数が大きいため、pMOSTのゲート・ドレイン
・オーバーラップ長ΔはnMOSTのそれより大きくな
ることは明らかである。実際pMOSTはnMOSTの
2倍程度のゲート・ドレイン・オーバーラップ長を有す
る。
【0007】又pMOSTのそれより2倍程度大きく設
計するのが一般的である。このことからpMOSTのゲ
ート・ドレイン間容量21はnMOSTのゲート・ドレ
イン間容量22より4倍程度大きくなるため、ゲート電
極11の電位が低レベルから高レベルへのスイッチング
によって出力端子2の電位レベルが上昇してしまう。こ
のレベル上昇は出力端子2の負荷容量とゲート・ドレイ
ン間容量の比に依存する。
【0008】ゲート1段当りのスイッチング時間が速い
製品ほど、つまり電流駆動能力が大きいトランジスタを
使用するほどGND配線に生じるノイズの振幅は大きく
なりノイズマージンがきびしくなってくる。又近年低電
圧化が進みつつありノイズマージンは減少する方向にあ
る。これらのことにより従来問題とならなかったトラン
スファゲートのゲート・ソース間容量によるカップリン
グが近年問題になってきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来のトランスフ
ァゲートの動作では、入力端子1及び出力端子2の電位
が低レベルの時にトランスファゲートを非導通状態にス
イッチングさせるためゲート電極11及び12の電位を
同時にスイッチングさせると、pMOST31のゲート
・ドレイン間容量により出力端子2の電位レベルが上昇
し、出力端子2の電位の低レベルが保持できなくなり誤
動作を引き起こす原因となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1のpMO
ST、第2のpMOST、第2のnMOST及び第1の
nMOSTをこの順に直列接続し、前記第1のpMOS
T及び第1のnMOSTのゲート電極を入力端子に接続
し、前記第2のpMOST及び第2のnMOSTのドレ
インを出力端子に接続し、第1の制御信号を前記第2の
pMOSTのゲート電極に入力することにより該第2の
pMOSTの導通/非導通を制御し、前記第1の制御信
号から所定時間遅れた第2の制御信号を前記第2のnM
OSTのゲート電極に入力することにより該第2のnM
OSTの導通/非導通を制御するインバータ回路を有
し、前記インバータ回路は、前記第1の制御信号をイン
バータを少なくとも3段通して反転させて前記第2の制
御信号とする回路であることを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明に関係のある技術のトランスフ
ァゲートの回路図、図2はその動作説明に使用する信号
波形図である。
【0012】この図1では、第1の制御信号で導通/非
導通を制御されるpMOST31と、第2の制御信号で
導通/非導通を制御されるnMOST32とを並列に接
続したCMOSゲートを備える半導体回路において、前
記第1の制御信号から所定時間遅れて第2の制御信号を
変化させる手段を有するというものである。すなわち、
第1の制御信号は、制御信号端子10に加わる信号、第
2の制御信号(ゲート電極12に加わる信号)は制御信
号端子10に加わる信号を遅延回路4(インバータ4
1,42および43を従続接続したもの)を通した信号
である。
【0013】初期状態として入力端子1、ゲート電極1
2及び出力端子2の電位が高レベル、ゲート電極11の
電位が低レベルの時、時刻t1で入力端子1の電位を低
レベルにスイッチングさせると、pMOST31及びn
MOST32が導通状態にあるので、時刻t2で出力端
子2の電位が低レベルへスイッチングする。次に時刻t
3でゲート電極11の電位を高レベルにスイッチングさ
せpMOST31を非導通状態にさせる。この時pMO
ST31のゲート・ドレイン間容量21により出力端子
2の電位レベルが上昇するが、この時nMOST32は
導通状態にあるので出力端子2の電位は低レベルにおち
つく。pMOST31を非導通状態にさせた後、時刻t
4でゲート電極12の電位を低レベルにスイッチングさ
せトランスファゲートを非導通状態にさせる。この時n
MOST32のゲート・ドレイン間容量22により出力
端子2の低レベルをさらに低下させるが、回路動作には
なんら問題はない。このように出力端子2の電位は完全
に低レベルを保持でき、ゲート・ドレイン間容量21に
よる誤動作を防止することができる。
【0014】次に時刻t5でゲート電極11の電位を低
レベル、時刻t6でゲート電極12の電位を高レベル、
時刻t7で入力端子1の電位を高レベルにそれぞれスイ
ッチングさせると、pMOST31,nMOST32は
導通状態になるので時刻t8で出力端子2の電位が高レ
ベルにスイッチングする。この状態から時刻t9でゲー
ト電極11の電極を高レベルにスイッチングすると、出
力端子2の電位はpMOSTのゲート・ドレイン間容量
21によりレベルが上昇するが回路動作にはなんら問題
はない。ここで図2の波形図ではnMOST32のゲー
ト・ドレイン間容量22が小さいため、ゲート・ドレイ
ン間容量22による出力端子2の電位のレベル変動は省
略している。
【0015】図3は本発明の実施例の説明に使用する回
路図であり、本発明をCMOSクロックインバータに適
用した例である。
【0016】電源端子VDD,接地端子GNDの間にpM
OST31a,31b及びnMOST32a,32bを
直列に接続して挿入し、pMOST31aおよびnMO
ST32bのゲートを入力端子1に接続し、pMOST
31bのゲート電極11を制御信号端子10へ、nMO
ST32bのゲート電極と制御信号端子10との間にイ
ンバータ41,42,43を挿入し、pMOST31b
とnMOST32aのドレインの出力端子2としてい
る。
【0017】本実施例では入力端子1の電位レベルの反
転レベルが出力端子2へ出力されるほかはトランスファ
ゲートの動作と同じであるため波形図は省略する。
【0018】本実施例の場合、入力端子1電位が高レ
ベル、制御信号端子10の電位が低レベルの時、出力端
子2の電位は低レベルになる。このとき制御信号端子1
0を高レベルにスイッチングさせるとゲート電極11が
高レベルにスイッチングし、その後、ゲート電極12が
低レベルにスイッチングするため、出力端子2の電位の
低レベルが上昇することなく低レベル保持状態を保つこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CMOS
ゲートにおいてゲート・ドレイン間容量の大きいpMO
STを先に非導通状態に、その後ゲート・ドレイン間容
量の小さいnMOSTの非導通状態にすることによって
出力端子の電位の低レベル保持時のレベル上昇をおさえ
ることができ、半導体回路の誤動作を防止できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関係のある技術の説明に使用するCM
OSトランスファゲートの回路図である。
【図2】図1に示した回路の動作の説明に使用する信号
波形図である。
【図3】本発明の実施例の説明に使用するCMOSクロ
ックトインバータの回路図である。
【図4】従来の技術の説明に使用するCMOSトランス
ファゲートの回路図である。
【図5】図4に示した回路の動作の説明に使用する信号
波形図である。
【図6】MOSTの断面図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 11 pMOST31のゲート電極 12 nMOST32のゲート電極 21 pMOSTのゲート・ドレイン間容量 22 nMOSTのゲート・ドレイン間容量 32,32a,32b nMOST 4 遅延回路 41,42,43 インバータ 101 一導電型のシリコン基板 102,103 ソース・ドレイン領域 104 ゲート酸化膜 105 ゲート電極 106 ゲート・ドレイン間容量 L ゲート長 Δ オーバラップ容量

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のpMOST、第2のpMOST、
    第2のnMOST及び第1のnMOSTをこの順に直列
    接続し、前記第1のpMOST及び第1のnMOSTの
    ゲート電極を入力端子に接続し、前記第2のpMOST
    及び第2のnMOSTのドレインを出力端子に接続し、
    第1の制御信号を前記第2のpMOSTのゲート電極に
    入力することにより該第2のpMOSTの導通/非導通
    を制御し、前記第1の制御信号から所定時間遅れた第2
    の制御信号を前記第2のnMOSTのゲート電極に入力
    することにより該第2のnMOSTの導通/非導通を制
    御するインバータ回路を有し、前記インバータ回路は、
    前記第1の制御信号をインバータを少なくとも3段通し
    て反転させて前記第2の制御信号とする回路であること
    を特徴とする半導体回路。
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