JP3074450U

JP3074450U - 多機能バッグ

Info

Publication number: JP3074450U
Application number: JP2000004547U
Authority: JP
Inventors: 善夫忍沢
Original assignee: OSHIZAWA & CO., LTD
Current assignee: OSHIZAWA & CO., LTD
Priority date: 2000-06-29
Filing date: 2000-06-29
Publication date: 2001-01-19
Anticipated expiration: 2006-06-29

Abstract

(57)【要約】【課題】新規の構造で、スーツの収納できるバストン
バッグ型の多機能バッグを提供する。【解決手段】バッグ本体の中央頂部にファスナー開閉構
造があり、該バッグ本体の側面に、手掛け部分を備えた
ボストンバッグ型バッグにおいて、バッグ本体部分(６)
が二重構造であり、内側壁面の中央部分の長手方向に、
ファスナー開閉構造(７)を設けることにより、その二重
構造の内部にスーツを収納し、該中央ファスナー開閉に
より出し入れ可能であり、そのバッグ側面部分(５)とバ
ッグ本体(６)とは、ファスナー(１１)(１２)により、結
合分離自在であり、バッグ側面部分(５)とバッグ本体
(６)とは、そのファスナー線で折り畳める構造であるこ
とを特徴とする多機能バッグである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スーツを収納し、且つ他の種々の荷物を収納できる多機能バッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

冠婚葬祭などに出席するが、その場所が遠くて、新幹線、飛行機などを利用する場合には、礼服を着たまま乗り物に乗ることは、大変に苦痛である。又は会議などで旅行先でスーツが必要な時に、スーツがしわにならず、型くずれせずに運べて、また、荷物が２個、３個とならぬように、持ち運べるバッグは、少ない。即ち、礼服を型くずれせずに持ってゆけて、なお、少々の荷物を一緒に収納できるボストンバッグ型が求めれる。また、スーツはかなりな重さになるために、バッグの材質は、軽いものでなければならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、スーツなども一緒に運べるボストンバッグ型の多機能バッグを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、簡便で、簡易に使用でき、簡単な構造の、バッグ本体の中央頂部にファスナー開閉構造があり、該バッグ本体の側面に、手掛け部分を備えたボストンバッグ型の多機能バッグを提供し、次のような手段による。 (１)バッグ本体部分(６)が二重構造であり、内側壁面の中央部分の長手方向に、ファスナー開閉構造(７)を設けることにより、その二重構造の内部にスーツを収納し、該中央ファスナー開閉により出し入れ可能であり、そのバッグ側面部分( ５)とバッグ本体(６)とは、ファスナー(１１)(１２)により、結合分離自在であり、バッグ側面部分(５)とバッグ本体(６)とは、そのファスナー線で折り畳める構造であることを特徴とする多機能バッグバッグを提供する。

【０００５】 (２)更に、各バッグ側面部分(５)にポケット(４)を設け、そのポケット内に、肩ベルト(３)のための結合具(３３)を隠して設けた。 (３)バッグ本体(６)の二重構造の内部に、ハンガー(２５)をかけるための結合具を設け、更に、バッグ本体(６)の内側部に、小物収納のためのポケット(２６等) を設けた。

【０００６】

【作用】

本考案のバッグ(１)は、バッグ本体部分(６)と前後のバッグ側面部分(５)とが、ファスナー開閉機構で結合されており、更に、バッグ本体部分(６)が二重構造に形成されており、その内部にスーツを収納する収納部を設けてある。即ち、本考案の多機能バッグは、スーツ収納とスポーツバッグを１つのバッグで兼用にし、その形状の変化をファスナーによる結合、即ち、ファスナー開閉操作だけで行うものである。

【０００７】図１は、本考案の多機能バッグ(１)の構造を示すために、一部を開けて、内部を見せた、本発明の多機能バッグの斜視図である。即ち、本体部分(６)の上面ファスナー(１４)を開くとともに、本体部分(６)とバッグ側面部分(５)との間のファスナー(１１)(１２)を開いた状態を示す。そして本体部分(６)と前後の側面部分(５)(５)を展開して平面状にしたものが、図２と３であり、図２は内側を示し、図３は外側を示す。

【０００８】そして、本体部分(６)の二重構造の収納部（即ち、ファスナー(７)を開いた内部）にスーツを入れ、前後の側面部分(５)と結合して、ファスナー(１１)(１２) を閉め、上面ファスナー(１４)を閉めると、ボストンバッグ型の多機能バッグが形成される。このバッグ(１)の形態から、バッグ本体部分を一旦平面状に展開した（図２参照）後に、前後の側面部分を立ち上げ、バッグ側面部分の輪郭に沿ってあるファスナーを閉じると、ボストンバッグ型の筒状になるとともに、本体部分(６)と側面部分(５)をファスナーで連結するとスポーツバッグ形態になる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の多機能バッグの具体例を説明するが、本考案は、それにより限定を受けるものではない。先ず、本考案の多機能バッグ(１)は、図１に示すように、横長立体形状のスポーツバッグであり、上面のファスナー開閉構造(１４)を設けた本体部分(６)と、前後側面部分(５)(５)、そして、本体部分(６)に固定した対の握手(２)を備え、そして、それらの底部部分(８)がある。本体部分(６)の上面ファスナー開閉機構(１４)は、本体部分(６)の左右端部に設けられる。更に、本体部分(６)の両端部に設けた対のファスナー(１１)を備える。一方、側面部分(５)の輪郭部即ち、外側端部に沿って、ファスナー(１２)が設けられ、ファスナー(１１)と(１２)が締結されると、側面部分(５)が立てられ、図１に示すように、ボストンバッグ形状に形成される。

【００１０】さらに、本考案のバッグ(１)は、本体部分(６)の長手方向の中央部に、ファスナー開閉機構(７)が設けられ、その内部のスーツ収納部には、図１に少し見えるように、ハンガー(２５)が装着される金具が設けられ、その金具は、金具隠し部分(２４)で隠される。この部分(１９)は、本体(６)から円弧状に突起している部分であり、図２に示されるように、バッグの上面ファスナー開閉機構(１４)のレベルから突出している。即ち、ハンガー装着とハンガー装着金具とを設け、それらが外部から見えないように、隠している部分である。

【００１１】従って、本考案の多機能バッグ(１)でもっとも重要なものは、本体部分(６)と前後のバッグ側面部分(５)とのファスナー機構が、一方の側面部分(５)の輪郭外側端部(１２)と本体部分の側面端部(１１)とが結合するように、各々の端部に沿ってファスナー(１２)と(１１)が設けられる。

【００１２】更に、本体部分は二重構造にされており、本体部分(６)の長手方向の中央部分に、ファスナー開閉機構(７)が設けられ、その内部にはスーツが収納されるように、図示のように、ハンガー(２５)等が設けれている。更に、図２は、本考案のバッグ(１)の内部構成を示す内部を展開した斜視図である。即ち、バッグ(１)は、対称形であり、前後の側面部分(５)を備えるが、一方は開いた位置（上のもの）にあり、一方は、閉じて、本体部分(６)表面に、マジックテープ（図では見えない−開いた方で３４と３５で示す）により、係着することができる。

【００１３】図２は、バッグ(１)の本体部分(６)の二重構造を、よりよく示している。スーツ収納部(９)は、ファスナー開閉機構(７)で左右に開く２つのシート(９−１)( ９−２)による二重構造の内部にある。本体部分(６)の上部には、円弧状突起部( １９)があり、そこに、隠しシート(１７)が設けられ、その内部に、ハンガー締結金具が設けられ、ハンガーにスーツがかけられ、収納される。そして、スーツは、ファスナー開閉機構(７)を開閉することで、出し入れすることができる。

【００１４】図２の斜視図の本体部分の内側には、更に、各種のポケットが設けられる。先ず、網状ポケット(２６)が図示のように設けられ、更に、対称の位置にも、同じ網状ポケットを設けることができる。更に、シート(９−１)(９−２)に、ファスナー(２７)で、ポケットを設けることができる。

【００１５】更に、本考案のバッグ(１)の側面部分(５)には、肩掛けベルトを装着する金具 (３３)が設けられる。側面部分(５)にはポケット(４)が設けられ、その内側に、装着金具(３３)が設けられる。図示では、ポケット(４)から肩かけベルト(３)が出ているように示され、そのベルトの他端には、装着金具(３３)が付いているように、示されている。従って、ポケット(４)の内部に備える装着金具(３４)に、他端の金具があり、装着されている。側面部分(５)の内側にも、ファスナー(１８)で示すようにポケットが設けられる。

【００１６】図３は、更に、本考案のバッグの本体部分(６)を外側から見た斜視図である。バッグの握手(２)には、補強部材(３１)により補強され、そして、バッグ底部( ８)の底面には、複数の金具(３２)が備わる。ボストンバッグ型の上面にあるファスナー開閉機構(１４)は、図示のように、一方では、その外側端部に沿ってあるが、他方の外側端部は、円弧状突起部(１９)となっているので、その下の、一方の外側端部と対称位置にあり、図示のように水平に、ファスナー(１４)が設けられる。

【００１７】図３では、本考案の多機能バッグは、図２と同様にして、対称形であるので、１つの側面部分(５)は開いた状態で示し（図の中で下のもの）、他は、折った状態で示す、従って、本体部分(６)の下になって、図３では見えないことに注意されたい。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の多機能バッグは、図示のような構成により、次のごとき技術的効果があった。第１に、スーツなども一緒に運べるボストンバッグ型の多機能バッグが提供された。第２に、容易に形態を変えて、スーツキャリヤ機能を備える多機能バッグが可能になった。第３に、実用上も美観的にもよく、事態によく対応できる多機能バッグが提供された。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の多機能バッグ(１)の構造を示す斜視図
である。

【図２】図１のバッグ(１)の内部構造を示すために内側
に広げた斜視図である。

【図３】図１のバッグ(１)の構成を示すために外側面を
示す斜視図である。

【符号の説明】

１バッグ２バッグの手掛
け部３バッグの肩掛け部４バッグの側面
部のポケット５バッグの側面部６バッグ本体部
分７バッグ本体部分の内部中央のファスナー８バッグ本体部分の底部１１本体部分の
側面ファスナー１２側面部分の本体部分結合ファスナー１４バッグ本体上面ファスナー１７ハンガー
カバー１８側面部分外部ポケット１９本体の円
弧状突起部２１側面部分の外部ポケット２４本体ハン
ガー金具隠し部分２５ハンガー２６内部ポケ
ット２７内部ポケットファスナー３１握手補強部材３２底部補強
金具３３握手結合金具３４、３５マジッ
クテープ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】バッグ本体の中央頂部にファスナー開
閉構造があり、該バッグ本体の側面に、手掛け部分を備
えたボストンバッグ型バッグにおいて、バッグ本体部分(６)が二重構造であり、内側壁面の中央
部分の長手方向に、ファスナー開閉構造(７)を設けるこ
とにより、その二重構造の内部にスーツを収納し、該中
央ファスナー開閉により出し入れ可能であり、そのバッ
グ側面部分(５)とバッグ本体(６)とは、ファスナー(１
１)(１２)により、結合分離自在であり、バッグ側面部
分(５)とバッグ本体(６)とは、そのファスナー線で折り
畳める構造であることを特徴とする多機能バッグ。
【請求項２】更に、各バッグ側面部分(５)にポケッ
ト(４)を設け、そのポケット内に、肩ベルト(３)のため
の結合具(３３)を隠して設けたことを特徴とする請求項
１記載の多機能バッグ。
【請求項３】バッグ本体(６)の二重構造の内部に、
ハンガー(２５)をかけるための結合具を設け、更に、バ
ッグ本体(６)の内側部に、小物収納のためのポケット
(２６等)を設けたことを特徴とする請求項１或いは２に
記載の多機能バッグ。