JP3074447U - バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも２通りの使用方法が可能で、それ
ぞれの使用方法でバッグ本体のデザインを替える楽しみ
があり、かつ、持ち手又は背負ベルトの一方を使用する
ときに他方が邪魔にならないバッグを提供する。 【解決手段】 上端を開口した袋状のバッグ本体の前胴
と後胴における表地にそれぞれ同バッグ本体を手提げバ
ッグとして使用可能とする持ち手を取付けるとともに、
同バッグ本体を表裏反転させることによって外面側に現
れる前胴又は後胴の一方の裏地に同バッグ本体をリュッ
クサックとして使用可能とする背負ベルトを取付けたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は少なくとも２通りの使用方法が可能なバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、持ち手とショルダーベルトをバッグ本体に取付けて２通りの使 用方法を可能としたバッグが存在するが、持ち手を使用する時にショルダーベル トが邪魔になるという不満があった。また、バッグ本体は手提げバッグとして使 用するときもショルダーバッグとして使用するときもデザインは同じなのでバッ グを替える楽しみがなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、少なくとも２通りの使用方法が可能で、それぞれの使用方法でバッ グ本体のデザインを替える楽しみがあり、かつ、持ち手又は背負ベルトの一方を 使用するときに他方が邪魔にならないバッグの提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のバッグは、上端を開口した袋状のバッグ 本体の前胴と後胴における表地にそれぞれ同バッグ本体を手提げバッグとして使 用可能とする持ち手を取付けるとともに、同バッグ本体を表裏反転させることに よって外面側に現れる前胴又は後胴の一方の裏地に同バッグ本体をリュックサッ クとして使用可能とする背負ベルトを取付けたことを特徴とする構成を具えるも のである。

【０００５】 なお、上記の本考案のバッグは、上端部と下端部にそれぞれ連結用掛具を取付 けた背負ベルトをバッグ本体とは別個に形成し、又、バッグ本体の前胴又は後胴 の一方の裏地における上端中央部、及び下端部の左右両端部にそれぞれ上記背負 ベルトの連結用掛具が着脱自在な連結用受具を取付け、さらに、背負ベルトの下 端部に取付けた連結用掛具と着脱自在で同連結用掛具と繋ぐことによりバッグ本 体をショルダーバッグとして使用可能とする連結用受具を裏地の下端中央部に取 付けることが可能である。

【０００６】 さらに、上記の本考案のバッグは、表地と裏地の間に表地側と裏地側の両方に 開口可能な共通ポケットを設けることも可能である。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、図を用いて本考案の実施の形態について説明する。まず、図１に示すよ うに、本考案のバッグは、上端部を開口したバッグ本体１の前胴２と後胴３のそ れぞれの上端部の表地４に持ち手５Ａ，５Ｂを取付けている。したがって、本考 案のバッグはトートバッグ等の手提げバッグとして使用可能である。

【０００８】 次に、図２はバッグ本体１を表裏反転させた状態を示したものであり、裏地６ が外面側に現れている。なお、裏地６は表地４に対し素材やデザインを変えるこ とができる。バッグ本体１の後胴３（又は前胴２）の裏地６には背負ベルト７Ａ ，７Ｂを取付けている。したがって、本考案のバッグはリュックサックとしても 使用可能である。なお、リュックサックとして使用する場合に、バッグ本体１の 上端開口部を絞って閉じるために、バッグ本体１の上縁部に沿って締め紐１２を 取付けることができる。

【０００９】 背負ベルト７Ａ，７Ｂはバッグ本体１に対し一体的に取付けてもよいが、図２ に示すように、バッグ本体１とは別個に形成してバッグ本体１に対し着脱自在と することが好ましい。背負ベルト７Ａ，７Ｂが邪魔になる場合は取り外せるから である。また、後述するように背負ベルト７Ａ，７Ｂをショルダーベルトとして 使用することも可能になるからである。背負ベルト７Ａ，７Ｂをバッグ本体１に 着脱自在とする場合は、図２に示すように、背負ベルト７Ａ，７Ｂの上端部と下 端部にそれぞれ連結用掛具８Ａ，８Ｂ，８Ｃ，８Ｄを取付けるとともに、バッグ 本体１の後胴３（又は前胴２）の裏地６における上端中央部、及び下端部の左右 両端部にそれぞれ上記の連結用掛具８Ａ，８Ｂ，８Ｃ，８Ｄが着脱自在な連結用 受具９Ａ，９Ｂ，９Ｃを取付ける。なお、図示した連結用掛具８Ａ，８Ｂ，８Ｃ ，８Ｄはフックで、又、連結用受具９Ａ，９Ｂ，９Ｃはリングになっているが、 構造はこれらに限定するものではなく、着脱自在な構造であれば任意である。ま た、素材も金属やプラスチック等自由である。

【００１０】 バッグ本体１の後胴３（又は前胴２）の裏地６における下端中央部にも、図２ に示すように、上記の連結用受具９Ａ，９Ｂ，９Ｃと同一構造の連結用受具９Ｄ を取付けることが好ましい。上記背負ベルト７Ａ，７Ｂの下端部に取付けた連結 用掛具８Ｃ，８Ｄをこの連結用受具９Ｄに繋ぐことによってショルダーバッグと して使用することができるからである。

【００１１】 バッグ本体１の前胴２又は／及び後胴３における任意箇所には、図１及び図３ に示すように、表地４と裏地６の間に、表地側と裏地側の両方にそれぞれスライ ドファスナ１０Ａ，１０等を取付けて開口可能とした共通ポケット１１を設ける ことが好ましい。

【００１２】

【考案の効果】

請求項１記載の本考案のバッグは、手提げバッグとしてもリュックサックとし ても使用可能であり、つまり２通りの使用方法が可能であり有用性が高い。そし て、使用方法を替える場合にバッグ本体１を表裏反転するので、デザインを変え られる楽しみがある。また、手提げバッグとして使用する場合は背負ベルト７Ａ ，７Ｂを、リュックサックとして使用する場合は持ち手５Ａ，５Ｂをそれぞれバ ッグ本体１の内部に隠すことができるので邪魔にならない。

【００１３】 次に、請求項２記載の本考案のバッグは、上記の請求項１記載のバッグが奏す る効果に加えて、背負ベルト７Ａ，７Ｂがバッグ本体１に対し着脱自在なので、 邪魔な場合に取り外しできるという利点がある。また、背負ベルト７Ａ，７Ｂの 下端部の連結用掛具８Ｃ，８Ｄをバッグ本体１の下端中央部に取付けた連結用受 具９Ｄに繋ぐことによってショルダーバッグとしても使用可能となるので、使用 方法が増えて有用性が更に増すことになる。

【００１４】 また、請求項３記載の本考案のバッグは、上記の請求項１又は２記載のバッグ が奏する効果に加えて、共通ポケット１１を設けることによって、使用方法を変 えても、ポケット内に入れた物品を入れ替える必要がないので便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】手提げバッグとして使用する状態を示す斜視図
である。

【図２】リュックサックとして使用する状態を示す斜視
図である。

【図３】図１のＡ−Ａ線における部分断面図である。

【符号の説明】

１ バッグ本体 ２ 前胴 ３ 後胴 ４ 表地 ５Ａ 持ち手 ５Ｂ 持ち手 ６ 裏地 ７Ａ 背負ベルト ７Ｂ 背負ベルト ８Ａ 連結用掛具 ８Ｂ 連結用掛具 ８Ｃ 連結用掛具 ８Ｄ 連結用掛具 ９Ａ 連結用受具 ９Ｂ 連結用受具 ９Ｃ 連結用受具 ９Ｄ 連結用受具 １０Ａ スライドファスナ １０Ｂ スライドファスナ １１ 共通ポケット １２ 締め紐

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上端を開口した袋状のバッグ本体の前胴
   と後胴における表地にそれぞれ同バッグ本体を手提げバ
   ッグとして使用可能とする持ち手を取付けるとともに、
   同バッグ本体を表裏反転させることによって外面側に現
   れる前胴又は後胴の一方の裏地に同バッグ本体をリュッ
   クサックとして使用可能とする背負ベルトを取付けたこ
   とを特徴とするバッグ。
2. 【請求項２】 上端部と下端部にそれぞれ連結用掛具を
   取付けた背負ベルトをバッグ本体とは別個に形成し、
   又、バッグ本体の前胴又は後胴の一方の裏地における上
   端中央部、及び下端部の左右両端部にそれぞれ上記背負
   ベルトの連結用掛具が着脱自在な連結用受具を取付け、
   さらに、背負ベルトの下端部に取付けた連結用掛具と着
   脱自在で同連結用掛具と繋ぐことによりバッグ本体をシ
   ョルダーバッグとして使用可能とする連結用受具を裏地
   の下端中央部に取付けた請求項１記載のバッグ。
3. 【請求項３】 表地と裏地の間に表地側と裏地側の両方
   に開口可能な共通ポケットを設けた請求項１又は２記載
   のバッグ。