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JP3072985B2 - 論理シミュレーション方法 - Google Patents

論理シミュレーション方法

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Publication number
JP3072985B2
JP3072985B2 JP10282706A JP28270698A JP3072985B2 JP 3072985 B2 JP3072985 B2 JP 3072985B2 JP 10282706 A JP10282706 A JP 10282706A JP 28270698 A JP28270698 A JP 28270698A JP 3072985 B2 JP3072985 B2 JP 3072985B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
logic
simulation
electronic circuit
comparison
result
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10282706A
Other languages
English (en)
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JPH11191117A (ja
Inventor
敏雄 小熊
慶信 岡崎
修 多田
茂樹 横谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10282706A priority Critical patent/JP3072985B2/ja
Publication of JPH11191117A publication Critical patent/JPH11191117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3072985B2 publication Critical patent/JP3072985B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理シミュレーシ
ョン方法に関し、特に、論理変更後の電子回路の動作確
認および高レベル記述された論理を低レベル記述に変換
した後の電子回路の動作確認を効率よく行う論理シミュ
レーション方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、設計段階における電子回路の動作
を確認する方法として、論理シミュレーションが一般に
用いられている。この論理シミュレーションにおいて
は、電子回路の論理接続情報を格納した論理ファイルを
もとに、電子回路の動作を電子計算機上に再現し、この
電子回路が設計者の意図した通りの動作をするか否かを
タイムチャート等をもとに人手によって確認することに
より、設計中の論理に不良があるか否かを検査してい
る。
【0003】万一、論理シミュレーションにおいて、設
計者の意図した通りに論理が動作しないことが摘出され
た場合、設計者は論理修正を実施し、対策されたことを
確認するとともに、すでに確認されている他の機能につ
いても、その機能動作が前記論理修正により影響を受け
ていないことを再確認するための再シミュレーションを
行う。この再シミュレーションにおける結果確認は人手
により行っている。
【0004】また、電子回路製造後の調整などで不良が
摘出された場合は、論理ファイルを修正し、不良対策が
施されたことを論理シミュレーションにより確認すると
ともに、他の機能についても、その動作が前記論理修正
により影響を受けていないことを再確認するための再シ
ミュレーションを行う。この再シミュレーションにおけ
る結果確認も人手により行っている。
【0005】また、近年、電子回路は大規模、高機能化
しているため動作/機能レベルの論理シミュレーション
における動作確認が普及しているが、電子回路製造のた
めにはゲートレベルにおける論理記述が必要なため、動
作/機能レベルの論理記述をゲートレベルにおける論理
記述に変換し、ゲートレベルで論理シミュレーションを
行い、再度、動作確認を行う必要がある。この確認も人
手により行なっている。
【0006】一方、電子回路の動作を確認する方法とし
て、特開平3−83170号公報に開示されているよう
に、電子回路の仕様を論理回路に変換し、設計中の電子
回路と組合わせて論理シミュレーションを行う方法が知
られている。
【0007】また、特開平4−153776号公報のよ
うに、論理回路の機能仕様を正しく反映した機能記述回
路モデルと、論理接続記述された回路モデルとに対して
同一テストパタンによるシミュレーションを行い、不一
致点を抽出し、その不一致点のみに着目して論理バグを
解析するためのテストパタンを発生し、このテストパタ
ンを使って、機能記述回路モデルと論理接続記述回路モ
デルに対し論理シミュレーションを行い、論理接続記述
回路モデルに対しての状態値リストと不一致情報を出力
する技術が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような論理シミュレーション結果を人手によって確認す
る方法においては、設計者の負担が大きく、論理不良を
見逃す可能性がある。
【0009】また、前記特開平3−83170号公報に
おける技術は、新規設計時ばかりでなく、論理修正時に
おいても仕様を論理回路に変換した後、論理シミュレー
ションを行うため、設計中の電子回路のみの論理シミュ
レーションを行う場合に比較して、シミュレーション対
象規模が大きくなり、この処理のための電子計算機の稼
働時間が大幅に増大するという問題がある。
【0010】また、前記特開平4−153776号公報
に開示されている技術は、機能記述回路モデルと論理接
続記述回路モデルとの不一致点を検出し、論理バグの解
析を行うものであり、論理変更後の回路動作の確認はで
きないという問題がある。
【0011】本発明の目的は、論理修正時、あるいは抽
象度の高い論理記述を抽象度の低い論理記述に変換した
時点で実施する論理シミュレーションの結果確認工数を
低減する論理シミュレーション方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、電子回路の論理接続情報をもとに、この
電子回路の動作を電子計算機上に再現することによって
得られるシミュレーション結果データを比較する複数の
比較手段から1つの比較手段を選択するステップと、前
記選択された比較手段を用いて前記電子回路の正常動作
時のシミュレーション結果データと前記電子回路の再シ
ミュレーション結果データとを比較するステップと、比
較結果を出力するステップとを備えることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面により詳細に説明する。図1は、電子回路を論理検証
するための論理シミュレーションのシステム構成図であ
る。図1において、100は電子回路のゲート接続情報
とゲートディレー値を格納したゲート記述ファイルであ
り、110は論理シミュレーションのための入力パター
ンを格納するテストデータファイルである。
【0014】120はシミュレーション対象電子回路と
等価な動作レベルの電子回路を格納する動作レベル記述
ファイルであり、130はゲート記述ファイル100と
テストデータファイル110の内容を入力し、シミュレ
ーション結果を出力する論理シミュレーション処理部で
ある。
【0015】論理シミュレーション処理部130は、ゲ
ート記述処理部140と動作レベル記述処理部150と
から構成される。
【0016】160はゲート記述ファイル100とテス
トデータファイル110の内容をシミュレーションし、
その内部状態を求めた結果を格納する結果ファイルAで
あり、170は動作レベル記述処理部150により動作
レベル記述ファイル120の内容を処理した結果を格納
する結果ファイルBである。
【0017】180は結果ファイルA160および結果
ファイルB170の内容を入力し、シミュレーション対
象電子回路の動作を判定する判定部であり、判定結果を
判定結果リスト190に出力する。
【0018】図2は動作レベル記述ファイル120の内
容を示す図であり、シミュレーション結果が、設計者の
意図した通りに動作するか否かを判定するために、入力
信号A201、B202およびS203の変化後、出力
信号X204が変化するまでの時間に関する許容範囲A
205およびB206と、比較モード(COMPARE MODE)
207、および良否の判定時間(比較時間範囲:COMPAR
E TIME)208が記述されている。
【0019】図2おいて、ここでは、時間的な許容範囲
A205およびB206として最大時間差を5ns(de
lay MAX 5)とし、最小時間差は、記述が省略してある
が0ns(delay MIN 0)とする。また、良否の判定時
間208は8〜26nsとし(COMPARE TIME=8〜2
6)、判定手段として比較モード207により、比較対
象信号の信号値と変化時刻の差が許容範囲内であるか否
か比較することにより行なうものとする(例:COMPARE
MODE=2)。
【0020】図3はシミュレーション対象電子回路であ
るセレクター論理回路を有するLSI(Large Scale In
tegration:大規模集積回路)の回路図であり、ゲート
記述ファイル100に、このLSI(以下、電子回路3
00という)のゲート接続情報およびゲートディレー値
が格納されている。
【0021】図3において、入力信号A´301、B´
302、S´303および出力信号X´304は、それ
ぞれ図2の動作レベル記述ファイル120内容である入
力信号A201、B202、S203およびの変化後の
出力信号X204に対応している。
【0022】なお、テストデータファイル110は論理
シミュレーションのためにゲート記述された電子回路3
00と、電子回路300の動作を記述した動作レベル記
述ファイル120に与えられる入力パターンを格納した
ファイルであり、テスト項目毎に作成される。
【0023】また、結果ファイルB170は動作レベル
記述処理部150で動作レベル記述ファイル120を処
理した結果であり、すでに動作が期待値と同じであるこ
とを確認済みであるものとする。
【0024】また、動作レベル記述で求めた出力信号X
204の結果は、変化時刻の差が最小値で計算され出力
されるものとしている。
【0025】図4は入力信号A201(A´201
´)、B202(B´202´)およびS203(S´
203´)に対する出力信号X204(X´204´)
を示すタイムチャート400である。
【0026】図4において、出力信号X204と出力信
号X´204´が比較対象信号であり、図2における良
否の判定時間(比較時間範囲:COMPARE TIME)208の
記述より時刻8〜26nSであり、比較時間内で比較対
象信号である出力信号X204と出力信号X´204´
の同じ信号値の変化時刻を読み取り、変化時刻の差を求
める。
【0027】この場合の変化時刻の差は、1回目=時刻
3、2回目=時刻4となり、いずれも変化時刻の許容範
囲205内であるため良否判定は、「良」として判定結
果リスト190に出力する。
【0028】図5は論理シミュレーションシステムの処
理手順の例を示すフローチャートである。以下、図5の
フローチャートに従い、本発明に係る論理シミュレーシ
ョン方法の処理の流れについて説明する。
【0029】まず、比較対象となるゲート記述ファイル
100の内容とゲート記述ファイル100への入力とな
るテストデータファイル110の内容をそれぞれ入力す
る(ステップ501、502)。
【0030】次に、これらのファイルの内容に従って論
理シミュレーションが実施され(ステップ503)、ゲ
ートレベルにおける論理シミュレーション結果が結果フ
ァイルA160に出力される。
【0031】次に、ゲートレベルと動作レベルでのシミ
ュレーション結果を比較するため、結果ファイルA16
0からステップ503のシミュレーション結果が読み込
まれ、同時に、既に格納されている動作レベルにおける
シミュレーション結果が結果ファイルB170から読み
込まれる(ステップ504)。
【0032】次に、動作レベル記述ファイル120を読
み込み、比較処理に必要な比較モード207とこの比較
モード207に必要な情報を読み込む(ステップ50
5)。
【0033】ここで、比較モード207が比較対象信号
の信号値と変化時刻の一致を比較する場合であれば、
「ステップ506:比較モード(1)」とし、また、比
較モード207が比較対象信号の信号値と変化時刻の差
が許容範囲内であるか否かを比較する場合であれば、
「ステップ507:比較モード(2)」とし、さらに、
比較モード207が比較対象信号の信号値と変化順序が
等しいか否かを比較する場合であれば、「ステップ50
8:比較モード(3)」とする。
【0034】また、比較モード207に必要な情報と
は、実施例のように比較モード207が「比較モード
(2)」の場合は、変化時刻の許容範囲A205または
B206である。
【0035】なお、良否の判定時間208の指定があれ
ばステップ505において比較モード207を読み込む
時に同時に読み込むこととする。
【0036】そして、この比較モード207の判定結果
が、「比較モード(1)」(ステップ506:YES)
であれば、ステップ509に進み、動作レベル記述で指
定された比較時間範囲で比較対象信号の信号値と変化時
刻を比較し、比較結果を判定結果リスト190に出力し
(ステップ512)、処理を終了する。
【0037】また、比較モード207の判定結果が、
「比較モード(2)」(ステップ507:YES)であ
れば、ステップ510に進み動作レベル記述で指定され
た比較時間範囲で比較対象信号の信号値と変化時刻の差
が許容範囲内であるか否かを比較し、比較結果を判定結
果リスト190に出力し(ステップ512)、処理を終
了する。
【0038】さらに、比較モード207の判定結果が、
「比較モード(3)」(ステップ508:YES)であ
れば、ステップ511に進み、動作レベル記述で指定さ
れた比較時間範囲で比較対象信号の信号値と変化順序が
等しいか否かを比較し、比較結果を判定結果リスト19
0に出力し(ステップ512)、処理を終了する。
【0039】これにより、従来、論理変更後の再シミュ
レーション結果を、人手によって確認していた作業から
解放されることになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子回路の論理接続情報をもとに、この電子回路の動作
を電子計算機上に再現し、電子回路の正常動作時のシミ
ュレーション結果データと、前記電子回路の論理変更後
の再シミュレーション結果データとを比較する場合に、
複数の比較手段(比較モード)を設け、そのうち1つの
比較手段を選択し、前記電子回路の正常動作時のシミュ
レーション結果データと前記電子回路の再シミュレーシ
ョン結果データとを比較するようにしたため、電子回路
の論理修正時に行う再シミュレーション結果の確認工数
を低減することができる。
【0041】そして、比較対象データの変化時刻が一致
するか否かを比較するモードでは、論理変更後の電子回
路の変化時刻についての不一致点の良否判定を効率良く
行うことができる。
【0042】また、比較対象データの変化時刻の差が許
容範囲内であるか否かを比較するモードでは、論理変更
後の電子回路の変化時刻についての不一致点の時間的な
許容範囲の良否判定を効率良く行うことができる。
【0043】また、比較対象データの変化順序が等しい
か否かを比較するモードでは、論理変更後の電子回路の
変化順序についての不一致点の良否判定を効率良く行う
ことができる。
【0044】これにより、従来、人手によって行ってい
た論理シミュレーションの結果確認工数を低減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した論理シミュレーションシステ
ムの一実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】実施形態における動作レベル記述ファイルの説
明図である。
【図3】実施形態におけるゲート記述ファイルの説明図
である。
【図4】実施形態におけるシミュレーション結果ファイ
ル内のタイムチャートの説明図である。
【図5】実施形態における論理シミュレーション方法の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100…ゲート記述ファイル、110…テストデータフ
ァイル、120…動作レベル記述ファイル、130…論
理シミュレーション処理部、140…ゲート記述処理
部、150…動作レベル記述処理部、160…結果ファ
イルA、170…結果ファイルB、180…判定部、1
90…判定結果リスト。
フロントページの続き (72)発明者 多田 修 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (72)発明者 横谷 茂樹 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (56)参考文献 特開 平6−58968(JP,A) 特開 平1−13481(JP,A) 特開 平4−172563(JP,A) 特開 平3−1279(JP,A) 特開 平4−141775(JP,A) 特開 平5−143670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路の論理接続情報をもとに、この
    電子回路の動作を電子計算機上に再現し、その再現結果
    をシミュレーション結果データとして出力する前記電子
    回路の論理シミュレーションを行う方法であって、 前記シミュレーション結果データを比較する複数の比較
    手段から1つの比較手段を選択するステップと、 前記選択された比較手段を用いて前記電子回路の正常動
    作時のシミュレーション結果データと前記電子回路の再
    シミュレーション結果データとを比較するステップと、 比較結果を出力するステップとを備えることを特徴とす
    る論理シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の比較手段には、 前記シミュレーション結果データの変化時刻が一致する
    か否かを比較する手段と、前記シミュレーション結果デ
    ータの変化時刻の差が許容範囲内であるか否かを比較す
    る手段とが含まれることを特徴とする請求項1記載の論
    理シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の比較手段には、前記シミュレ
    ーション結果データの変化時刻の差が許容範囲内である
    か否かを比較する手段と、 前記シミュレーション結果データの変化順序が等しいか
    否かを比較する手段とが含まれることを特徴とする請求
    項1記載の論理シミュレーション方法。
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