[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3065459B2 - オフセット除去回路 - Google Patents

オフセット除去回路

Info

Publication number
JP3065459B2
JP3065459B2 JP5192397A JP19239793A JP3065459B2 JP 3065459 B2 JP3065459 B2 JP 3065459B2 JP 5192397 A JP5192397 A JP 5192397A JP 19239793 A JP19239793 A JP 19239793A JP 3065459 B2 JP3065459 B2 JP 3065459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
video signal
output
pulse
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5192397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06292043A (ja
Inventor
浩之 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5192397A priority Critical patent/JP3065459B2/ja
Publication of JPH06292043A publication Critical patent/JPH06292043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065459B2 publication Critical patent/JP3065459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号処理回路におけ
るオフセット除去回路に関するものであり、特に液晶表
示装置用の映像信号処理回路における出力のオフセット
除去回路に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を駆動する場合、液晶に長
時間直流電圧をかけることができないため図11(a)
に示す映像信号は同図(b)に示すように、1水平期間
ごとに反転させて使用する。このとき破線65で示した
映像信号の平均電圧Eに相当する電圧を液晶の対向電極
に印加することにより直流印加を防止している。このた
め出力映像信号の平均電圧と対向電極の電圧に差が生じ
ないよう映像信号の出力のオフセットを防止する必要が
ある。
【0003】このため図10に示すように入力映像信号
を1水平期間ごとに反転する反転増幅器60の出力側に
接続されたレベルシフト回路61の出力側に、更にコン
デンサC10と抵抗R10より成るローパスフィルタ6
3を接続して、出力映像信号の平均電圧をつくり、これ
と基準電圧VREFを比較器64で比較し、その比較結果
でレベルシフト回路61を制御して出力の直流レベルを
シフトさせ、出力映像信号の平均電圧Eが基準電圧V
REFに一致するように制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来回路は交流成分を落とすためローパスフィルタ63の
抵抗R10は数百KΩ、コンデンサC10は数μFとい
う如く大きな値をもつものが必要であることから、この
ローパスフィルタ63を集積回路内に形成することはで
きなかった。そのため、集積回路に外付け用の端子を設
け、ディスクリートな抵抗とコンデンサを外付けしてロ
ーパスフィルタを形成していたので、部品点数が多くな
るとともに、その接続作業も必要である等の問題があっ
た。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、外付け部品を使わずにオフセット除去が可能
なオフセット除去回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、1水平期間ごとに反転された映像信号の
中間レベルが所定の値になるように前記映像信号の中間
レベルを制御するオフセット除去回路において、反転前
の映像信号のペデスタル部分に水平期間ごとにパルスを
重畳するパルス重畳回路と、パルスが重畳された映像信
号を前記パルスの先端レベルを中心にして1水平期間ご
とに反転する反転回路と、前記反転回路の出力を出力端
子へ導出する手段と、前記反転回路の出力から前記パル
の先端レベルをサンプルホールドするサンプルホール
ド回路と、前記サンプルホールド回路の出力を基準電圧
と比較し、その比較出力によって前記反転回路の出力映
像信号の直流出力レベルが所定値になるように制御する
手段とを設けた構成としている。
【0007】また、本発明では、1水平期間ごとに反転
された映像信号の中間レベルが所定の値になるように前
記映像信号の中間レベルを制御するオフセット除去回路
において、映像信号のペデスタルをクランプするペデス
タルクランプ回路と、ペデスタルクランプされた映像信
号のペデスタル部分に対し各水平期間にブライトネス制
御電圧に応じた波高値のパルスを重畳するパルス重畳回
路と、前記パルスが重畳された映像信号をブライトネス
制御電圧を基準として差動増幅するとともに1水平期間
ごとに反転して前記パルスの尖頭部を映像信号の中間レ
ベルとする反転増幅回路と、前記反転増幅回路の出力の
中間レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レベ
ルシフト回路の出力映像信号を出力端子へ導出する手段
と、前記レベルシフト回路から出力された映像信号の前
記パルス部分をサンプルホールドするサンプルホールド
回路と、前記サンプルホールド回路の出力を基準電圧と
比較し、その比較出力を前記レベルシフト回路へ制御電
圧として印加する比較器とを設けた構成としている。
【0008】更に、また本発明では、1水平期間ごとに
反転された映像信号の中間レベルが所定の値になるよう
に前記映像信号の中間レベルを制御するオフセット除去
回路において、映像信号のペデスタルをクランプするペ
デスタルクランプ回路と、ペデスタルクランプされた映
像信号のペデスタル部分に対し各水平期間に所定の波高
値のパルスを重畳するパルス重畳回路と、前記パルスが
重畳された映像信号を1水平期間ごとに反転する反転回
路と、前記反転回路の出力の直流レベルをシフトするレ
ベルシフト回路と、前記レベルシフト回路の出力映像信
号を出力端子へ導出する手段と、前記レベルシフト回路
から出力された映像信号の反転期間の前記パルス部分を
サンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、前
記レベルシフト回路から出力された映像信号の非反転期
間の前記パルス部分をサンプルホールドする第2サンプ
ルホールド回路と、前記第1、第2サンプルホールド回
路の出力の中間電圧を取り出す手段と、前記中間電圧を
基準電圧と比較し、その比較出力を前記レベルシフト回
路へ制御電圧として印加する比較器とを設けた構成とし
ている。
【0009】そして、更に本発明では、1水平期間ごと
に反転された映像信号の中間レベルが所定の値になるよ
うに前記映像信号の中間レベルを制御するオフセット除
去回路において、映像信号のペデスタルをクランプする
ペデスタルクランプ回路と、ペデスタルクランプされた
映像信号のペデスタル部分に対し水平期間ごとにパルス
を重畳するパルス重畳回路と、前記パルスが重畳された
映像信号を差動増幅するとともに1水平期間ごとに反転
して出力する反転増幅回路と、前記反転増幅回路の出力
の中間レベルをシフトするレベルシフト回路と、前記レ
ベルシフト回路から出力された映像信号の反転期間の前
記パルス部分をサンプルホールドする第1サンプルホー
ルド回路と、前記レベルシフト回路から出力された映像
信号の非反転期間の前記パルス部分をサンプルホールド
する第2サンプルホールド回路と、前記第1、第2サン
プルホールド回路の出力を比較し、その比較出力によっ
て前記パルスの尖頭値が映像信号の中間レベルとなるよ
うに、前記反転増幅回路での差動増幅を制御する手段
と、前記第1或いは第2サンプルホールド回路の出力を
基準電圧と比較し、その比較出力によって前記反転増幅
回路の出力の中間レベルが所定値になるように前記レベ
ルシフト回路を制御する手段とを設けた構成としてい
る。
【0010】そして、前記パルス重畳回路にて重畳され
るパルスの尖頭値を可変して、ブライトネス調整を行わ
せるようにしたものである。また、前記ペデスタルクラ
ンプ回路にてペデスタルクランプされた映像信号の白ピ
ークレベルをリミットする白ピークリミッター回路を設
け、前記パルス重畳回路にて重畳されるパルスの尖頭値
を、ペデスタルクランプ電圧と白ピークリミッター電圧
の中間電圧にするようにしたものである。更に、前記ペ
デスタルクランプ回路でのペデスタルクランプ電圧と、
前記パルス重畳回路にて重畳されるパルスの尖頭値と
を、その間の電位差が電源電圧の変動に無関係になるよ
うに設定する手段を設けるようにしたものである。
【0011】
【作用】このような構成によると、映像信号の中間レベ
ル(直流)を制御する信号を作り出すために基準電圧と
比較する信号はパルスの尖頭値(直流電圧)であるの
で、その信号を比較器に供給するのに、ローパスフィル
タは不要であり、ホールド用のコンデンサが必要である
に過ぎないが、このホールド用のコンデンサはホールド
時のリーク電流を小さく抑えれば、その容量値は小さく
てよい。従って、集積回路内に容易に形成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に従って
説明する。まず、第1の実施例を示す図1において、1
は図2(a)に示す映像信号のペデスタルを所定の直流
電圧値に固定するペデスタルクランプ回路であり、この
回路によってペデスタルクランプされた映像信号はスイ
ッチ回路2の接点(イ)に供給される。スイッチ回路2
は図2の(b)に示す切り換え信号Saによって駆動さ
れ、前記切り換え信号Saのローレベル期間は接点
(イ)側に設定され、ハイレベル期間は接点(ロ)側に
設定される。
【0013】3はブライトネス制御電圧VBに応じた所
定の直流電圧VPを発生する電圧発生回路である。説明
を簡単にするためVP=VBとする。スイッチ回路2は映
像信号のペデスタル期間に接点(ロ)側に切り換わるの
で、ペデスタル部分には図2(c)に示す如く電圧VP
がパルス的に重畳されることになる。換言すれば、前記
スイッチ回路2と電圧発生回路3は映像信号のペデスタ
ル部分にパルスを重畳する回路を構成している。このよ
うに、ペデスタル部分にパルスが重畳された映像信号は
次段の反転増幅器4へ伝送される。
【0014】反転増幅器4は図2(e)に示す反転制御
信号Sbによって映像信号を1水平期間ごとに反転す
る。反転増幅器4は、また、可変電圧源5によって得ら
れたブライトネス制御電圧VBによって映像信号の黒レ
ベル(Vc)を制御するように動作する。黒レベル(V
c)がブライトネス制御によって持ち上げられると、輝
度信号部分も持ち上げられることになる。逆に黒レベル
(Vc)が下げられると、輝度信号部分も下がる。
【0015】反転増幅器4において、信号電圧とブライ
トネス制御電圧VBの差が増幅され、その出力は中間電
圧VMと黒レベルとの差となる。つまり、VBと信号電圧
が同じ電圧のときには信号出力は中間電圧VMとなり、
Bが高くなるにつれて中間電圧VMから離れる。これは
本実施例ではVPをVBに一致させているからであり、出
力映像信号は図2(d)に示すようにパルスの先端が中
間電圧VMになり、反転しても、その関係は変わらな
い。また、ブライトネス制御電圧VBを変えてもVPをV
Bと同じ変化をするようになせば、パルス先端は常に中
間電圧VMとなる。なお、これらのことは後述する図4
の差動対を成すトランジスタQ14のベースにVBが印
加され、他方のトランジスタQ13のベースに図2
(c)に示す如き映像信号が入力される場合の差動回路
の出力を考えれば分かり易いであろう。
【0016】6は反転増幅器4から出力された映像信号
の直流レベルをシフトするレベルシフト回路であり、そ
の出力は出力端子7に導出されるとともにサンプルホー
ルド回路8へ供給される。サンプルホールド回路8では
図2(f)に示すサンプリング信号SCに基いて映像信
号に付加されたパルスの尖頭値(中間電圧VM)をサン
プリングするとともに、そのサンプリングされた信号を
ホールドする。ホールド出力は比較器9で基準電圧V
REFと比較され、その比較出力がレベルシフト回路6に
加えられ映像信号の中間電圧VMを基準電圧VREFになる
ように制御する。
【0017】次に、上記図1の各部の具体的回路構成を
示す図3〜図6について説明する。図3はペデスタルク
ランプ回路1とスイッチ回路2を示しており、同図にお
いて、10は映像信号が与えられる入力端子、11は非
反転入力端子が前記入力端子10に接続された増幅器で
ある。12は差動対を成すPNP型のトランジスタQ
2、Q3と、定電流源13と負荷回路14から成る差動
増幅回路であり、その負荷回路14はカレントミラー接
続されたNPN型のトランジスタQ4とQ5とで構成さ
れている。差動対を成す一方のトランジスタQ2のベー
スには前段の増幅器11から映像信号が印加され、他方
のトランジスタQ3には定電圧VCが印加されている。
【0018】また、それらのトランジスタQ2、Q3の
エミッタにはPNP型のトランジスタQ6のエミッタが
接続され、トランジスタQ6のベースには切り換え信号
Saが与えられる。このトランジスタQ6のコレクタは
グランドに接続されている。差動増幅回路12の出力点
(トランジスタQ3とQ5のコレクタ接続点)にはコン
デンサC1とトランジスタQ1のベースが接続されてい
る。トランジスタQ1のコレクタは直流電源VCCに接続
され、エミッタには定電流源15が接続されている。そ
して、そのエミッタは増幅器11の反転入力端子に接続
されている。
【0019】このペデスタルクランプ回路1の動作を説
明すると、まず増幅器11で増幅された映像信号は差動
増幅回路12におけるトランジスタQ2のベースに印加
され、トランジスタQ3のベース電圧VCと比較され
る。映像信号がVCより高ければトランジスタQ2のコ
レクタ電流Ia(≒Q5のコレクタ電流)が減少し、ト
ランジスタQ3のコレクタ電流Ibが増加する。Ib−
Iaの電流でコンデンサC1が充電されるので、トラン
ジスタQ1のベースは上昇し、増幅器11の反転入力が
上昇し、増幅器11の出力電圧を下げようとする。この
ようにして、増幅器11の出力をVCに一致させる。な
お、トランジスタQ2〜Q5より成る回路はトランジス
タQ6のベースに入力する図2(b)の切り換え信号S
aのハイレベル期間に動作し、それ以外はトランジスタ
Q6がONしてトランジスタQ2、Q3がOFFするた
め電流Ia、Ibは流れず、コンデンサC1は次に切り
換え信号がハイレベルになるまで、電圧を保持する。
【0020】以上のようにしてペデスタル部分が電圧V
Cにクランプされた映像信号はスイッチ回路2へ入る。
スイッチ回路2はトランジスタQ7〜Q12等で構成さ
れ、そのうちPNP型のトランジスタQ7とQ8はエミ
ッタ同士及びコレクタ同士が接続されている。そしてコ
レクタがグランドへ接続され、エミッタは定電流源16
とトランジスタQ9のベースに接続されている。前記ト
ランジスタQ7、Q8及び定電流源16より成る回路と
同様な構成の回路が右側にも設けられている。トランジ
スタQ11、Q12及び定電流源17より成る回路がそ
れである。
【0021】ベースがトランジスタQ11、Q12のエ
ミッタに接続されたNPN型のトランジスタQ10とト
ランジスタQ9もエミッタ同士及びコレクタ同士が接続
されている。それらのコレクタは電源ライン18に接続
され、エミッタは定電流源19に接続されるとともに出
力線路20を通して図4の反転増幅器4に接続される。
トランジスタQ7のベースには上述したペデスタルクラ
ンプ回路1でペデスタルクランプされた映像信号が与え
られ、トランジスタQ12のベースには直流電圧VP
与えられているが、スイッチ回路2はその映像信号と直
流電圧VPの一方を択一的に出力線路20へ導出するよ
うに切り換え動作を行なう。トランジスタQ8、Q11
には端子21、22を通してそれぞれ電圧VS1、VS
2が与えられるが、これらの電圧VS1、VS2と切り
換え信号Saとの関係は次のようになっている。即ち、
Saがハイレベルのとき、VS1はローレベル、VS2
はハイレベルとなり(第1モード)、Saがローレベル
のとき、VS1はハイレベル、VS2はローレベルとな
る(第2モード)。
【0022】まず、第1モードではトランジスタQ7が
OFF、トランジスタQ10、Q12がONとなるの
で、出力線路20へはトランジスタQ10のエミッタか
らVPが出力される。このとき、トランジスタQ12と
Q10のベース・エミッタ間電圧VBEが互いに打ち消し
合うので、トランジスタQ10のエミッタ(従って出力
線路20)にはトランジスタQ12のベース電圧である
Pが、そのまま出力されることになる。第2モードで
はトランジスタQ7、Q9がON、トランジスタQ1
0、Q12がOFFとなるので、増幅器11の出力が出
力線路20へ導出される。なお、VPは固定の電圧とし
て示しているが、図1で説明したように、このVPはブ
ライトネス制御電圧をVBの変化に応じて変化し、VP
=VBのの関係を保つようになっているものとする。
【0023】図4は反転増幅器4とレベルシフト回路6
を示している。同図において、反転増幅器4は増幅部2
3とスイッチ部24とから成っている。増幅部23は差
動増幅器として構成されており、差動対トランジスタQ
13、Q14、それらのエミッタ間に接続された抵抗R
1、定電流源26〜29から成っており、トランジスタ
Q13のベースには図3のスイッチ回路2からの出力線
路20を通して映像信号が供給され、トランジスタQ1
4のベースにはブライトネス制御電圧VBが印加されて
いる。
【0024】スイッチ部24は図示の如く接続された4
つのトランジスタQ15〜Q18より成っており、端子
30、31に切り換え信号VS3、VS4が与えられ
る。今、I6=17、I8=I9、I6>I8、I7>I9とす
ると、Ic=I7−I9、Id=I6−I8である。また、
BはトランジスタQ13のベース電圧より高く設定す
るものとする。そのようにすると、抵抗R1を通してト
ランジスタQ14からトランジスタQ13のエミッタへ
電流が流れ、Icは減少し、Idが増加する。トランジ
スタQ15〜トランジスタQ18はIcとIdの一方を
レベルシフト回路6側へ流すように働く。
【0025】レベルシフト回路6はベースに直流電圧V
1が与えられたトランジスタQ19とこのトランジスタ
Q19のエミッタに接続されたカレントミラー接続の電
流源回路25と、コレクタに接続された抵抗R2と、ベ
ースが前記トランジスタQ19のコレクタと抵抗R2に
接続され、エミッタに定電流源26Aと出力端子27A
が接続されたトランジスタQ22とから成っている。前
記電流源回路25は制御電流IINが与えられるトランジ
スタQ21と、このトランジスタQ21とベースが共通
に接続されたトランジスタQ20とから成っており、ト
ランジスタQ20のコレクタが上記トランジスタQ19
のエミッタに接続されている。反転増幅回路4の出力は
K点に流れる。
【0026】映像信号の非反転期間にはVS3がハイレ
ベルで、VS4がローレベルとなり、スイッチ部24の
トランジスタQ15、Q18がONしてIcがK点に流
れる。Icは減少しているので、If(Ie−Ic)は
増加し、端子27Aの出力は下がる。逆に、映像信号の
反転期間には、VS3がローレベル、VS4がハイレベ
ルとなってトランジスタQ16、Q17がONするの
で、IdがK点に流れ込み、If(Ie−Id)は減少
し、端子27Aの出力は上昇する。端子27Aの電圧は
反転・非反転の黒レベルになる。トランジスタQ13に
信号が入って上がると上記動作の逆になり、反転時出力
は信号に合わせて下がり、非反転時は上がる。このよう
な反転・非反転を1水平期間ごとに行なうので、図2
(d)のようになる。電流源回路25への制御電流IIN
が増加すると、Ieが増加して出力を下げ、減少すると
出力電圧は上がる。このようにして出力端子27Aの中
間電圧VMが調整される。
【0027】図5はサンプルホールド回路8を示してい
る。この回路は差動対を成すトランジスタQ24、Q2
5と、それらのコレクタに接続されたトランジスタQ2
2A、Q23、抵抗R3、R4、トランジスタQ24と
Q25の各エミッタに接続されたトランジスタQ26、
このトランジスタQ26のベースに直流電圧V2を与え
る電圧源33、トランジスタQ26と差動対を成すトラ
ンジスタQ27、定電流源34、トランジスタQ27の
ベースに接続されたトランジスタQ28、そのトランジ
スタQ28のコレクタとエミッタにそれぞれ接続された
抵抗R5とR6、トランジスタQ25のベース及びコレ
クタに接続されたホールド用のコンデンサC2、そして
ボルテージフォロア36から成っている。
【0028】なお、前記トランジスタQ22AとQ23
はカレントミラー接続されている。また、トランジスタ
Q27のコレクタはトランジスタQ23のコレクタに接
続されている。端子32には上述したレベルシフト回路
6から映像信号が与えられ、端子35にはサンプリング
信号Scが与えられる。
【0029】まず、サンプリング信号Scが端子35に
入力されると、トランジスタQ28がONしてトランジ
スタQ27のベース電圧が下がるためトランジスタQ2
7がOFFするとともにトランジスタQ26がONす
る。これによって、トランジスタQ22A〜Q25がO
Nし、端子32の入力と同じ電圧がトランジスタQ25
のベースに得られる。これによってコンデンサC2は充
電される。
【0030】サンプリング信号がなくなると、トランジ
スタQ28がOFFとなり、トランジスタQ27のベー
スには電圧V3(>V2)が印加されるので、該トランジ
スタQ27がONする。そのためトランジスタQ26が
OFFとなり、トランジスタQ22A〜Q25もOFF
となる。従って、この状態では端子32の入力はトラン
ジスタQ22A〜Q25のOFFによりカットされ、コ
ンデンサC2に対し何ら作用しない。コンデンサC2は
先に充電された電圧を次のサンプリング信号入力時まで
保存する。このホールド用のコンデンサC2はホールド
時のリーク電流が小さいので、その容量値は小さくてよ
い。
【0031】コンデンサC2にホールドされている電圧
はボルテージフォロア36を介して出力端子37に導出
され、図6の比較器9へ供給される。比較器9は一対の
PNP型のトランジスタQ29、Q30と、定電流源3
8と、トランジスタQ30のベースに基準電圧VREF
与える基準電圧源39とから成っており、トランジスタ
Q29のベースに上記サンプルホールド回路8からの直
流電圧を受けて、これを基準電圧VREFと比較し、その
比較結果としての電流IINは上述した図4のトランジス
タQ21に供給される。
【0032】次に図7に示す第2実施例について説明す
る。なお、図7において、図1と同一部分には同一の符
号を付して重複した説明を避ける。この第2実施例で
は、映像信号のペデスタル部分に重畳されたパルスVP
がブライトネス制御電圧VBとは無関係になっており、
ブライトネス制御電圧VBの変化に連動することはな
い。従って、パルスVPが重畳された映像信号を反転増
幅器4で反転して得られる図8(d)の波形において、
反転波形のパルス尖頭値(レベル1)と、非反転波形の
パルス尖頭値(レベル2)の位置は必ずしも一致しな
い。そのため、レベルシフト回路6の後には2つのサン
プルホールド回路8a、8bが設けられており、それら
の出力は同じ値の2つの抵抗R、Rの接続中点(ハ)か
ら比較器9へ与えられる。中点(ハ)の電圧は図8
(d)のレベル1とレベル2の中間の電圧である。この
電圧が基準電圧VREFと比較され、その比較出力によっ
てレベルシフト回路6が制御される。前記サンプルホー
ルド回路8a、8bにはそれぞれ図8(f)(g)に示
すサンプリングパルスが印加される。図7の各部の回路
も具体的に図3〜図6の回路に準じて構成される。ただ
し、VPはVBに無関係に設定される。
【0033】上記第1、第2の実施例ではペデスタル部
分にパルスを重畳しているので、反転増幅器4でブライ
トネスを下げていったとき、図9に示す如く映像信号の
上下がリミットされても、パルスVPが残っているの
で、オフセット除去動作に支障がない。
【0034】次に、図12に示す第3実施例について説
明する。尚、図12において、図1、図7と同一部分に
は同一符号を付して重複した説明を避ける。この第3実
施例では、ブライトネス制御電圧VBの替わりに、レベ
ルシフト回路6の後に設けられた2つのサンプルホール
ド回路8a,8bの比較出力によって、反転増幅器4の
差動増幅の制御を行わせるようにしている。そのため、
2つの比較器9a,9bが設けられており、2つのサン
プルホールド回路8a,8bの出力を比較する比較器9
aの出力は反転増幅器4に与えられる。そして、その比
較出力によって反転、非反転波形のパルス尖頭値(電圧
P)が一致して映像信号の中間電圧VMとなるように、
反転増幅器4での差動増幅が制御される。
【0035】一方、サンプルホールド回路8aの出力と
基準電圧VREFとを比較する比較器9bの出力はレベル
シフト回路6に与えられる。そして、その比較出力によ
って反転増幅器4の出力の中間電圧VMが基準電圧VREF
になるようにレベルシフト回路6が制御される。ここ
で、比較器9bは反転、非反転波形のパルス尖頭値が一
致し中間電圧VMとなっていることから、何れか一方の
サンプルホールド回路8a、8b(この場合は、8a)
の出力を基準電圧VREFと比較すればよいことになる。
また、これらサンプルホールド回路8a、8bには図8
(f)(g)と同様に夫々図13(f)(g)に示すサ
ンプリングパルスが印加されることになる。
【0036】そして、この図12の各部の回路を具体的
に図3〜図6の回路に準じて構成されることになり、例
えばこの第3実施例での反転増幅器4とレベルシフト回
路6は図14に示すような構成になっている。同図にお
いて、トランジスタQ13のベースには図13(a)に
示す映像信号のペデスタルをペデスタルクランプ回路1
でクランプして、そのペデスタル部分にスイッチ回路2
で電圧VPをパルス的に重畳した図13(c)に示す如
き映像信号が出力線路20を通して供給される。トラン
ジスタQ14のベースにはサンプルホールド回路8a、
8bから出力される直流電圧を比較する比較器9aから
の出力電圧VRが供給される。
【0037】例えば、サンプルホールド回路8bからの
直流電圧の方が大きい場合には、比較器9aよりトラン
ジスタQ14のベースに供給される電圧VRが小さくな
って、出力映像信号のペデスタルレベル(VC)がその
中間電圧VMに近づくことになる。また逆にサンプルホ
ールド回路8aからの直流電圧の方が大きくなった場合
には、比較器9aよりトランジスタQ14のべースに供
給される電圧VRが大きくなって、出力映像信号のペデ
スタルレベル(VC)がその中間電圧VMから離れること
になる。その結果、反転増幅器4からの出力映像信号は
反転、非反転のパルスの先端が一致して中間電圧VM
なった図13(e)に示すような波形となる。ここで、
端子30、31に与えられる切換信号VS3,VS4
は、反転制御信号Sbがハイレベルのとき図13(d)
のようにVS3<VS4となり、Sbがローレベルのと
きVS3>VS4となる。これにより、トランジスタQ
15〜トランジスタQ18はIcとIdの一方をレベル
シフト回路6側へ流すように働くことになる。
【0038】また、同図においてレベルシフト回路6の
トランジスタQ21のコレクタ側には、比較器9bから
その比較結果としての電流IINが与えられ、例えばサン
プルホールド回路8aからの直流電圧が基準電圧VREF
より大きくなってIINが増加すると、Ieが増加して端
子27Aの出力を下げることになる。ここで40は、図
4に示すようにトランジスタQ22とそのエミッタに接
続された定電流源26Aとから成っているバッファ回路
である。
【0039】尚、この第3実施例では映像信号のペデス
タル部分にパルス的に重畳される電圧VPを固定の電圧
として示しているが、可変にしてブライトネス調整を行
わせるようにしてもよい。即ち、重畳する電圧VPを大
きくすると、中間電圧VMに対して上下対称になった反
転、非反転出力の両ペデスタルレベル間の電位差は大き
くなって(図15(a)参照)、そのブライトネスが低
くなる。逆に、重畳する電圧VPを小さくすると、両ペ
デスタル間の電位差が小さくなって(図15(b)参
照)、そのブライトネスが高くなり、何れの場合におい
てもパルス電圧VPによりオフセット除去動作を支障な
く行わせることができる。
【0040】また、このような第3実施例において、出
力映像信号のブライトネスを固定、つまり反転、非反転
出力のペデスタルレベルを固定し、反転出力の白ピーク
リミッター電圧を非反転出力のペデスタルレベルに一致
させ、非反転出力の白ピークリミッター電圧を反転出力
のペデスタルレベルに一致させるようにすれば、反転、
非反転出力のペデスタルレベル間の振幅をできるだけ大
きくし、更に高コントラストのために映像信号をできる
だけ大きくした状態で、出力電圧を低電圧化することが
できる。具体的には、図16に示すようにペデスタルク
ランプ回路1とスイッチ回路2の間に、ペデスタルクラ
ンプされた映像信号の白ピークレベルをリミットする白
ピークリミッター回路41を設け、スイッチ回路2にて
重畳されるパルスの尖頭値(電圧VP)を、ペデスタル
クランプ電圧VCと白ピークリミッター電圧VWの中間電
圧(VC+VW)/2にすればよい。
【0041】ここで、ペデスタルクランプ回路1は非反
転入力端子に映像信号が入力される増幅器42と、増幅
器42の出力とペデスタルクランプ電圧VCを比較し、
その比較出力をコンデンサC3とバッファ回路43を介
して増幅器42の反転入力端子に供給する比較器44
と、増幅器42の出力を映像信号のペデスタル部分であ
るバックポーチ期間だけ比較器44に供給するスイッチ
回路45とから成っている。そして、白ピークリミッタ
ー回路41はエミッタ同士及びコレクタ同士が接続され
そのコレクタがグランド側にエミッタが定電流源46に
接続されたトランジスタQ31、Q32と、ベースがト
ランジスタQ31,Q32のエミッタと定電流源46に
接続され、エミッタに定電流源47とスイッチ回路2の
接点(イ)側が接続されたトランジスタQ33とから成
っている。そして、トランジスタQ31のベースにはペ
デスタルクランプ回路1でペデスタルクランプされた映
像信号が与えられ、トランジスタQ32のベースには白
ピークリミッター電圧VWが与えられている。
【0042】このようにすると、入力映像信号はそのペ
デスタルレベルがペデスタルクランプ電圧VCと比較器
44で比較され、その比較出力によって充放電されるコ
ンデンサC3の電圧がバッファ回路43を通して増幅器
42の反転入力端子に帰還されることで、電圧VCにペ
デスタルクランプされることになる。そして、ペデスタ
ル部分が電圧VCにクランプされた映像信号はトランジ
スタQ31のベースに供給され、その信号レベルが白ピ
ークリミッター電圧VW以下であれば、トランジスタQ
33のエミッタ側よりスイッチ回路2の接点(イ)側に
供給されることになる。逆に、信号レベルが電圧VW
越えるとトランジスタQ32がONして、電圧VWがそ
のままトランジスタQ33のエミッタ側よりスイッチ回
路2の接点(イ)側に供給され、白ピークレベルが電圧
Wに制限されることになる。そして、スイッチ回路2
で(VC+VW)/2になった電圧VPがパルス的に重畳
されると、図17(a)に示すような出力映像信号が得
られることになる。これを、更に図12の反転増幅器4
及びレベルシフト回路6に通すと、反転出力の白ピーク
リミッターレベルを非反転出力のペデスタルレベルに一
致させ、非反転出力の白ピークリミッターレベルを反転
出力のペデスタルレベルに一致させた図17(b)に示
すような出力映像信号が出力端子7より得られることに
なる。
【0043】尚、第1、第2、第3実施例において電源
電圧の変動に対しブライトネスが変動しないためには、
ペデスタル部分に重畳したパルスの大きさ、即ちペデス
タルクランプ電圧VCと重畳されるパルスの尖頭値(電
圧VP)の電位差を一定にすればよいことになる。具体
的には、電圧VC及びVPを図18に示すようにバンドギ
ャップ型定電圧回路48と演算増幅器49、50を用い
て設定する。ここで、バンドギャップ型の定電圧回路4
8はカレントミラー接続されたトランジスタQA1、QA2
と、定電流源51と、温度補償用のトランジスタQA3
から成っている。ここで、抵抗RA1〜RA7の抵抗値はR
a1〜Ra7とする。
【0044】このバンドギャップ型の定電圧回路48か
らの出力電圧VOは、VO=VBE3+Va2となり、Va2
a3・Ra2で、Ia3=(VBE1―VBE2)/Ra3である。
この出力電圧VOの温度変動△VOは、 △VO=△VBE3+(△VBE1−△BE2)Ra2/Ra3 となり、Ra1:Ra2=1:Nとすると、Ia2:Ia3
N:1で、 (△VBE1−△VBE2)Ra2/Ra3=kT・1/q・lnN・Ra2/Ra3 となり、正の温度係数を持つことになる。一方、VBE3
は負の温度係数を持っているので、Ra2/Ra3を抵抗R
A2の両端の電圧の温度係数がトランジスタQa3のベース
・エミッタ間電圧VBE3の温度係数を打ち消すように選
ぶことで、出力電圧VOは温度変動のない電圧となる。
この電圧VOを演算増幅器49で(Ra4+Ra5)/Ra5
倍、演算増幅器50で(Ra6+Ra7)/Ra7倍にして夫
々電圧VP、VCとすると、その電位差VP−VCは電源電
圧の変動の影響を受けないことになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
デスタル部分にパルスが重畳された映像信号を、そのパ
ルスの先端レベルを中心にして1水平期間ごとに反転1
水平期間ごとに反転しており、その映像信号の中間レベ
ル(直流)を制御する信号を作り出すために基準電圧と
比較する信号はパルスの尖頭値(直流電圧)に基づくも
のであるので、その信号を比較器に供給するのに、ロー
パスフィルタは不要であり、ホールド用のコンデンサが
必要であるに過ぎないが、このホールド用のコンデンサ
はホールド時のリーク電流を小さく抑えれば、その容量
値は小さくてよいため集積回路内に容易に形成できる。
また、反転期間と非反転期間の双方でオフセット検出・
除去を行なうので、反転期間と非反転期間の一方のみの
検出でオフセット除去を行なうものに比べてオフセット
を充分且つ速やかに除去できる。しかも、反転期間と非
反転期間を区別することなく、そのオフセット検出・除
去を行なうことができる。
【0046】また、本発明ではペデスタル部分にパルス
を重畳しているので、反転増幅器4でブライトネスを下
げていったとき、仮に映像信号のペデスタルレベルがリ
ミットされても、サンプルホールド用のパルスが残って
いるので、オフセット除去動作に支障がないという効果
もある。
【0047】更に、本発明ではペデスタル部分に重畳さ
れ映像信号の中間レベルとなるパルスの尖頭値を、ペデ
スタルクランプ電圧と白ピークリミッター電圧の中間電
圧に設定することで、反転、非反転出力のペデスタルレ
ベル間の振幅をできるだけ大きくし、更に高コントラス
トのために映像信号をできるだけ大きくした状態にし
て、出力電圧を低電化することができる。そして、電源
電圧の変動に対してペデスタルレベルとパルスの尖頭値
との電位差を一定に保つことで、ブライトネスが電源電
圧の変動の影響を受けないようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオフセット除去回路の第1実施例のブ
ロック回路図。
【図2】その動作説明用の信号波形図。
【図3】図1のペデスタルクランプ回路とスイッチ回路
の具体的回路図。
【図4】図1の反転増幅器とレベルシフト回路の具体的
回路図。
【図5】図1のサンプルホールド回路の具体的回路図。
【図6】図1の比較器の具体的回路図。
【図7】本発明のオフセット除去回路の第2実施例のブ
ロック回路図。
【図8】その動作説明用の信号波形図。
【図9】上記第1、第2実施例の利点を示す波形図。
【図10】従来例のブロック回路図。
【図11】その動作説明用の信号波形図。
【図12】本発明のオフセット除去回路の第3実施例の
ブロック回路図。
【図13】その動作説明用の信号波形図。
【図14】図12の反転増幅器とレベルシフト回路の具
体的回路図。
【図15】そのブライトネス調整の波形図。
【図16】図12に白ピークリミッター回路を付加した
具体的回路図。
【図17】その動作説明用の信号波形図。
【図18】その電圧設定のための具体的回路図。
【符号の説明】
1 ペデスタルクランプ回路 2 スイッチ回路 3 電圧発生回路 4 反転増幅器 6 レベルシフト回路 7 出力端子 8、8a、8b サンプルホールド回路 9、9a、9b 比較器 41 白ピークリミッター回路 48 定電圧回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G09G 3/20 H04N 5/16 H04N 5/66

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転前の映像信号のペデスタル部分に水平
    期間ごとにパルスを重畳するパルス重畳回路と、 パルスが重畳された映像信号を前記パルスの先端レベル
    を中心にして1水平期間ごとに反転する反転回路と、 前記反転回路の出力を出力端子へ導出する手段と、 前記反転回路の出力から前記パルスの先端レベルをサン
    プルホールドするサンプルホールド回路と、 前記サンプルホールド回路の出力を基準電圧と比較し、
    その比較出力によって前記反転回路の出力映像信号の
    流出力レベルが所定値になるように制御する手段と、 から成るオフセット除去回路。
  2. 【請求項2】1水平期間ごとに反転された映像信号の中
    間レベルが所定の値になるように前記映像信号の中間レ
    ベルを制御するオフセット除去回路において、 映像信号のペデスタルをクランプするペデスタルクラン
    プ回路と、 ペデスタルクランプされた映像信号のペデスタル部分に
    対し各水平期間にブライトネス制御電圧に応じた波高値
    のパルスを重畳するパルス重畳回路と、 前記パルスが重畳された映像信号をブライトネス制御電
    圧を基準として差動増幅するとともに1水平期間ごとに
    反転して前記パルスの尖頭部を映像信号の中間レベルと
    する反転増幅回路と、 前記反転増幅回路の出力の中間レベルをシフトするレベ
    ルシフト回路と、 前記レベルシフト回路の出力映像信号を出力端子へ導出
    する手段と、 前記レベルシフト回路から出力された映像信号の前記パ
    ルス部分をサンプルホールドするサンプルホールド回路
    と、 前記サンプルホールド回路の出力を基準電圧と比較し、
    その比較出力を前記レベルシフト回路へ制御電圧として
    印加する比較器と、 から成るオフセット除去回路。
  3. 【請求項3】1水平期間ごとに反転された映像信号の中
    間レベルが所定の値になるように前記映像信号の中間レ
    ベルを制御するオフセット除去回路において、映像信号
    のペデスタルをクランプするペデスタルクランプ回路
    と、 ペデスタルクランプされた映像信号のペデスタル部分に
    対し各水平期間に所定の波高値のパルスを重畳するパル
    ス重畳回路と、 前記パルスが重畳された映像信号を1水平期間ごとに反
    転する反転回路と、 前記反転回路の出力の直流レベルをシフトするレベルシ
    フト回路と、 前記レベルシフト回路の出力映像信号を出力端子へ導出
    する手段と、 前記レベルシフト回路から出力された映像信号の反転期
    間の前記パルス部分をサンプルホールドする第1サンプ
    ルホールド回路と、 前記レベルシフト回路から出力された映像信号の非反転
    期間の前記パルス部分をサンプルホールドする第2サン
    プルホールド回路と、 前記第1、第2サンプルホールド回路の出力の中間電圧
    を取り出す手段と、 前記中間電圧を基準電圧と比較し、その比較出力を前記
    レベルシフト回路へ制御電圧として印加する比較器と、 から成るオフセット除去回路。
  4. 【請求項4】1水平期間ごとに反転された映像信号の中
    間レベルが所定の値になるように前記映像信号の中間レ
    ベルを制御するオフセット除去回路において、映像信号
    のペデスタルをクランプするペデスタルクランプ回路
    と、 ペデスタルクランプされた映像信号のペデスタル部分に
    対し水平期間ごとにパルスを重畳するパルス重畳回路
    と、 前記パルスが重畳された映像信号を差動増幅するととも
    に1水平期間ごとに反転して出力する反転増幅回路と、 前記反転増幅回路の出力の中間レベルをシフトするレベ
    ルシフト回路と、 前記レベルシフト回路から出力された映像信号の反転期
    間の前記パルス部分をサンプルホールドする第1サンプ
    ルホールド回路と、 前記レベルシフト回路から出力された映像信号の非反転
    期間の前記パルス部分をサンプルホールドする第2サン
    プルホールド回路と、 前記第1、第2サンプルホールド回路の出力を比較し、
    その比較出力によって前記パルスの尖頭値が映像信号の
    中間レベルとなるように、前記反転増幅回路での差動増
    幅を制御する手段と、 前記第1或いは第2サンプルホールド回路の出力を基準
    電圧と比較し、その比較出力によって前記反転増幅回路
    の出力の中間レベルが所定値になるように前記レベルシ
    フト回路を制御する手段と、 から成るオフセット除去回路。
  5. 【請求項5】前記パルス重畳回路にて重畳されるパルス
    の尖頭値を可変して、ブライトネス調整を行わせること
    を特徴とする請求項4に記載のオフセット除去回路。
  6. 【請求項6】前記ペデスタルクランプ回路にてペデスタ
    ルクランプされた映像信号の白ピークレベルをリミット
    する白ピークリミッター回路を設け、 前記パルス重畳回路にて重畳されるパルスの尖頭値を、
    ペデスタルクランプ電圧と白ピークリミッター電圧の中
    間電圧にすることを特徴とする請求項4に記載のオフセ
    ット除去回路。
  7. 【請求項7】前記ペデスタルクランプ回路でのペデスタ
    ルクランプ電圧と、前記パルス重畳回路にて重畳される
    パルスの尖頭値とを、その間の電位差が電源電圧の変動
    に無関係になるように設定する手段を設けることを特徴
    とする請求項4に記載のオフセット除去回路。
JP5192397A 1993-02-05 1993-08-03 オフセット除去回路 Expired - Fee Related JP3065459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192397A JP3065459B2 (ja) 1993-02-05 1993-08-03 オフセット除去回路

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-18658 1993-02-05
JP1865893 1993-02-05
JP5192397A JP3065459B2 (ja) 1993-02-05 1993-08-03 オフセット除去回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06292043A JPH06292043A (ja) 1994-10-18
JP3065459B2 true JP3065459B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=26355369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5192397A Expired - Fee Related JP3065459B2 (ja) 1993-02-05 1993-08-03 オフセット除去回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065459B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4582858B2 (ja) * 2000-04-07 2010-11-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06292043A (ja) 1994-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900006433B1 (ko) 선형성 고이득 샘플링 증폭기
US4445054A (en) Full-wave rectifying circuit
KR900008520B1 (ko) Btl증폭회로
JP3065459B2 (ja) オフセット除去回路
JP2740113B2 (ja) クロマノイズリダクション装置
JP2740211B2 (ja) 映像信号補正回路
JP3131378B2 (ja) 映像信号クランプ回路
KR910006855B1 (ko) 신호 샘플링 회로
JP3016317B2 (ja) 可変利得増幅器
JPH0525230B2 (ja)
JPS5997287A (ja) 信号サンプリング方式
JP3318161B2 (ja) 低電圧動作型増幅装置、および、それを用いた光ピックアップ
JP3283891B2 (ja) クランプ回路
US6114909A (en) Differential amplifier for correcting offsets at inputs using low capacitance capacitor
KR0141958B1 (ko) 고화질용 비디오 agc 레벨 검출회로
JP3329484B2 (ja) Apl検出回路
JPH0678175A (ja) ピークリミッタ回路
JP2522425B2 (ja) 映像信号のクランプ回路
JP2739953B2 (ja) ビデオ信号クランプ装置
KR0118636Y1 (ko) 텔리텍스트 데이타 추출기준레벨회로
US5670850A (en) Video circuit and video signal processing and control techniques for controlling the "tilt" of a video display that may be implemented with LinBiCMOS technology
JP2604530Y2 (ja) 出力回路
JP2567869B2 (ja) 電圧/電流変換回路
JP2000174601A (ja) 容量性負荷の駆動回路
JPH08148954A (ja) 利得可変増幅器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees