JP3062752B1 - ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法 - Google Patents
ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法Info
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Abstract
【要約】
【課題】第三級カルボン酸ないしそのエステルの選択率
が高く、反応プロセスの簡易な製造法を提供する。 【解決手段】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀触媒の存
在下に行い、水又はアルコールと反応させることを特徴
とする第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法。
が高く、反応プロセスの簡易な製造法を提供する。 【解決手段】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀触媒の存
在下に行い、水又はアルコールと反応させることを特徴
とする第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第三級カルボン酸
及びそのエステルの製造法に関する。
及びそのエステルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】第三級カルボン酸は、一般に強酸中で高
圧の一酸化炭素とオレフィンとの反応により製造され
る。しかしながら、このような製造法においては、反応
が高温高圧条件下で行われるため、原料が重合すること
は避けられず、二量体、三量体のカルボン酸が副生し、
さらに第二級カルボン酸も副生する。従って、このよう
な方法においては、原料よりも炭素数が1個増えた第三
級カルボン酸の選択率は高くない。
圧の一酸化炭素とオレフィンとの反応により製造され
る。しかしながら、このような製造法においては、反応
が高温高圧条件下で行われるため、原料が重合すること
は避けられず、二量体、三量体のカルボン酸が副生し、
さらに第二級カルボン酸も副生する。従って、このよう
な方法においては、原料よりも炭素数が1個増えた第三
級カルボン酸の選択率は高くない。
【0003】また、穏和な条件で第三級カルボン酸を製
造する方法として、強酸中で銅カルボニル触媒及び銀カ
ルボニル触媒を用いる方法がある(特許第716043
号、特許第739918号、特許第727514号)。
しかし、これらの方法においては、いずれも多量の強酸
を触媒兼溶媒として用いているので、強酸による装置の
腐食、廃酸処理等の問題があり、生成物の分離が煩雑で
あり、触媒のリサイクル使用は、限定された条件でのみ
可能である。そこで、反応プロセスを簡易化するために
強酸を固形化することが要望されている。
造する方法として、強酸中で銅カルボニル触媒及び銀カ
ルボニル触媒を用いる方法がある(特許第716043
号、特許第739918号、特許第727514号)。
しかし、これらの方法においては、いずれも多量の強酸
を触媒兼溶媒として用いているので、強酸による装置の
腐食、廃酸処理等の問題があり、生成物の分離が煩雑で
あり、触媒のリサイクル使用は、限定された条件でのみ
可能である。そこで、反応プロセスを簡易化するために
強酸を固形化することが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、第三級カル
ボン酸ないしそのエステルの選択率が高く、反応プロセ
スの簡易な製造法を提供することを目的とする。
ボン酸ないしそのエステルの選択率が高く、反応プロセ
スの簡易な製造法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な従来技術の問題点を解決ないし軽減しうる新たな方法
を見出すべく種々研究を重ねた結果、一酸化炭素とオレ
フィン又はアルコールとを反応させて第三級カルボン酸
を製造するに際し、ヘテロポリ酸銀触媒及び強酸触媒の
存在下においては、常温常圧下であっても、原料より炭
素数が1個増加した第三級カルボン酸又はそのエステル
を高い選択率で製造し得ることを見出した。
な従来技術の問題点を解決ないし軽減しうる新たな方法
を見出すべく種々研究を重ねた結果、一酸化炭素とオレ
フィン又はアルコールとを反応させて第三級カルボン酸
を製造するに際し、ヘテロポリ酸銀触媒及び強酸触媒の
存在下においては、常温常圧下であっても、原料より炭
素数が1個増加した第三級カルボン酸又はそのエステル
を高い選択率で製造し得ることを見出した。
【0006】また、一酸化炭素とオレフィン又はアルコ
ールとを反応させて第三級カルボン酸を製造するに際
し、ヘテロポリ酸銀触媒の存在下に加熱及び加圧下で、
原料より炭素数が1個増加した第三級カルボン酸又はそ
のエステルを高い選択率で製造し得ることを見出した。
ールとを反応させて第三級カルボン酸を製造するに際
し、ヘテロポリ酸銀触媒の存在下に加熱及び加圧下で、
原料より炭素数が1個増加した第三級カルボン酸又はそ
のエステルを高い選択率で製造し得ることを見出した。
【0007】すなわち、本発明は、下記の第三級カルボ
ン酸及びそのエステルの製造法を提供するものである。 1. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、反応をヘテロポリ酸銀の存在下に行い、水と反応さ
せることを特徴とする第三級カルボン酸の製造法。 2. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸触媒
の存在下に行い、水と反応させることを特徴とする第三
級カルボン酸の製造法。 3. ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸、リンモ
リブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1又
は2に記載の第三級カルボン酸の製造法。 4. 強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フッ化ホ
ウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、HPF
6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホン
酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項
2に記載の第三級カルボン酸の製造法。 5. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、反応をヘテロポリ酸銀の存在下に行い、アルコール
と反応させることを特徴とする第三級カルボン酸エステ
ルの製造法。 6. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸触媒
の存在下に行い、アルコールと反応させることを特徴と
する第三級カルボン酸エステルの製造法。 7. ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸、リンモ
リブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項5又
は6に記載の第三級カルボン酸エステルの製造法。 8.強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フッ化ホウ
素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、HP
F6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホ
ン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求
項6に記載の第三級カルボン酸エステルの製造法。
ン酸及びそのエステルの製造法を提供するものである。 1. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、反応をヘテロポリ酸銀の存在下に行い、水と反応さ
せることを特徴とする第三級カルボン酸の製造法。 2. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸触媒
の存在下に行い、水と反応させることを特徴とする第三
級カルボン酸の製造法。 3. ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸、リンモ
リブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1又
は2に記載の第三級カルボン酸の製造法。 4. 強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フッ化ホ
ウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、HPF
6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホン
酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項
2に記載の第三級カルボン酸の製造法。 5. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、反応をヘテロポリ酸銀の存在下に行い、アルコール
と反応させることを特徴とする第三級カルボン酸エステ
ルの製造法。 6. 炭素数4以上のオレフィン又はアルコールに一酸
化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法であっ
て、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸触媒
の存在下に行い、アルコールと反応させることを特徴と
する第三級カルボン酸エステルの製造法。 7. ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸、リンモ
リブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸か
らなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項5又
は6に記載の第三級カルボン酸エステルの製造法。 8.強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フッ化ホウ
素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、HP
F6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホ
ン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求
項6に記載の第三級カルボン酸エステルの製造法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において使用するヘテロポ
リ酸銀は、例えばヘテロポリ酸と炭酸銀との反応により
形成することができる。ヘテロポリ酸銀は一酸化炭素と
反応して、ヘテロポリ酸銀カルボニル触媒を形成でき
る。
リ酸銀は、例えばヘテロポリ酸と炭酸銀との反応により
形成することができる。ヘテロポリ酸銀は一酸化炭素と
反応して、ヘテロポリ酸銀カルボニル触媒を形成でき
る。
【0009】
【化1】
【0010】(nは3、6又は9を示す。) ヘテロポリ酸としては、リンタングステン酸の他にリン
モリブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸
等が用いられる。
モリブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸
等が用いられる。
【0011】強酸としては、硫酸、リン酸、フッ化水
素、三フッ化ホウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテ
ル錯体、HPF6、メタンスルホン酸及びトリフルオロ
メタンスルホン酸等が使用される。
素、三フッ化ホウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテ
ル錯体、HPF6、メタンスルホン酸及びトリフルオロ
メタンスルホン酸等が使用される。
【0012】上記のようにして得られたヘテロポリ酸銀
或いはそのカルボニル錯体からなる触媒にオレフィン又
はアルコールを添加し、プロトン化剤として強酸を少量
加えると、オレフィンはプロトン付加、アルコールはプ
ロトン付加に次いで脱水を経てカルボカチオンを与え
る。カルボカチオンは、より安定な第三級カルボカチオ
ンに異性化した後、一酸化炭素と反応して第三級カルボ
ン酸を与える。反応混合物に対し、水に代えてアルコー
ルを加えれば、第三級カルボン酸エステルが得られる。
或いはそのカルボニル錯体からなる触媒にオレフィン又
はアルコールを添加し、プロトン化剤として強酸を少量
加えると、オレフィンはプロトン付加、アルコールはプ
ロトン付加に次いで脱水を経てカルボカチオンを与え
る。カルボカチオンは、より安定な第三級カルボカチオ
ンに異性化した後、一酸化炭素と反応して第三級カルボ
ン酸を与える。反応混合物に対し、水に代えてアルコー
ルを加えれば、第三級カルボン酸エステルが得られる。
【0013】
【化2】
【0014】(Rはアルキル基を示す。) 本発明において、第三級カルボン酸製造原料として使用
するオレフィンとしては、炭素数4以上の末端オレフィ
ン、内部オレフィン及び環状オレフィンのいずれもが使
用可能であり、例えば、1−ブテン、2−ブテン、1−
ヘキセン、2−エチル−1−ヘキセン、1−オクテン、
1−ノネン、1−デセン、プロピレントリマー、プロピ
レンテトラマー、ブテンダイマー、ブテントリマー、シ
クロヘキセン、シクロオクテン、リモネンなどが挙げら
れる。
するオレフィンとしては、炭素数4以上の末端オレフィ
ン、内部オレフィン及び環状オレフィンのいずれもが使
用可能であり、例えば、1−ブテン、2−ブテン、1−
ヘキセン、2−エチル−1−ヘキセン、1−オクテン、
1−ノネン、1−デセン、プロピレントリマー、プロピ
レンテトラマー、ブテンダイマー、ブテントリマー、シ
クロヘキセン、シクロオクテン、リモネンなどが挙げら
れる。
【0015】第三級カルボン酸製造原料として使用する
アルコールとしては、炭素数4以上の一級アルコール、
二級アルコール、三級アルコール及び環状アルコールの
いずれもが使用可能であり、例えば、1−ブタノール、
2−ブタノール、2−メチル−2−プロパノール、1−
ペンタノール、2−ペンタノール、3−メチル−3−ブ
タノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−
メチル−3−ペンタノール、1−ヘプタノール、2−ヘ
プタノール、3−メチル−3−ヘキサノール、1−オク
タノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサ
ノール、1−デカノール、2−デカノール、1−ノニル
アルコール、1−ドデカノール、シクロヘキサノールな
どが挙げられる。
アルコールとしては、炭素数4以上の一級アルコール、
二級アルコール、三級アルコール及び環状アルコールの
いずれもが使用可能であり、例えば、1−ブタノール、
2−ブタノール、2−メチル−2−プロパノール、1−
ペンタノール、2−ペンタノール、3−メチル−3−ブ
タノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−
メチル−3−ペンタノール、1−ヘプタノール、2−ヘ
プタノール、3−メチル−3−ヘキサノール、1−オク
タノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサ
ノール、1−デカノール、2−デカノール、1−ノニル
アルコール、1−ドデカノール、シクロヘキサノールな
どが挙げられる。
【0016】本発明におけるヘテロポリ酸銀触媒の効果
を明らかにするために、1−ヘキセンのカルボニル化反
応においてヘテロポリ酸銀化合物を添加した場合の効果
を表1に示す。
を明らかにするために、1−ヘキセンのカルボニル化反
応においてヘテロポリ酸銀化合物を添加した場合の効果
を表1に示す。
【0017】所定量のヘテロポリ酸銀を200ml三ツ
口フラスコに入れ、真空ポンプにより空気を排気したあ
と、一酸化炭素を導入して1時間放置しヘテロポリ酸銀
カルボニルを形成させる。室温にて1−ヘキセン5mm
ol、次いでプロトン化剤としての硫酸20mmolを
加え一酸化炭素と反応させた。
口フラスコに入れ、真空ポンプにより空気を排気したあ
と、一酸化炭素を導入して1時間放置しヘテロポリ酸銀
カルボニルを形成させる。室温にて1−ヘキセン5mm
ol、次いでプロトン化剤としての硫酸20mmolを
加え一酸化炭素と反応させた。
【0018】
【表1】 ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸の製造 ヘテロポリ酸化合物 第三級C7カルボン酸収率(%) リンタングステン酸 0 リンタングステン酸銀 25 リンモリブデン酸 5 リンモリブデン酸銀 18 1−ヘキセン:5mmol、ヘテロポリ酸化合物2mmol 硫酸:20mmol、 CO1気圧、25℃ 表1に示す結果から明らかなように、銀の入っていない
ヘテロポリ酸を用いた場合には、カルボニル化反応はほ
とんど或いは全く進行しないのに対し、ヘテロポリ酸銀
を用いることにより、カルボニル化反応が進行し、第三
級C7カルボン酸が得られた。
ヘテロポリ酸を用いた場合には、カルボニル化反応はほ
とんど或いは全く進行しないのに対し、ヘテロポリ酸銀
を用いることにより、カルボニル化反応が進行し、第三
級C7カルボン酸が得られた。
【0019】上記反応ではヘテロポリ酸銀化合物は、ヘ
テロポリ酸飽和溶液に炭酸銀飽和溶液を加え、得られた
沈殿を120℃で乾燥したものを用いた。
テロポリ酸飽和溶液に炭酸銀飽和溶液を加え、得られた
沈殿を120℃で乾燥したものを用いた。
【0020】ヘテロポリ酸銀触媒を用いた場合にこのよ
うにカルボニル化反応が進行するのは、ヘテロポリ酸銀
カルボニルが形成されて、カルボニル化反応に有利な状
態になり、カルボニル化反応が促進されて、原料の重合
を抑制することが可能となったためと考えられる。
うにカルボニル化反応が進行するのは、ヘテロポリ酸銀
カルボニルが形成されて、カルボニル化反応に有利な状
態になり、カルボニル化反応が促進されて、原料の重合
を抑制することが可能となったためと考えられる。
【0021】本発明方法は、例えば以下のようにして実
施することができる。
施することができる。
【0022】密封可能な反応容器中にヘテロポリ酸銀を
入れ、真空ポンプにより空気を排気し、一酸化炭素を導
入して1時間放置し、ヘテロポリ酸銀カルボニルを形成
させる。次いで、オレフィン又はアルコールなどの第三
級カルボン酸製造原料とプロトン化剤としての強酸を加
え、一酸化炭素と反応させる。反応混合物を氷水に加え
ると、第三級カルボン酸が得られ、反応混合物をアルコ
ールに加えると、第三級カルボン酸のエステルが得られ
る。生成物は、常法に従ってヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、ベンゼン、モノクロロベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素などの有機溶媒により抽出分離する。
入れ、真空ポンプにより空気を排気し、一酸化炭素を導
入して1時間放置し、ヘテロポリ酸銀カルボニルを形成
させる。次いで、オレフィン又はアルコールなどの第三
級カルボン酸製造原料とプロトン化剤としての強酸を加
え、一酸化炭素と反応させる。反応混合物を氷水に加え
ると、第三級カルボン酸が得られ、反応混合物をアルコ
ールに加えると、第三級カルボン酸のエステルが得られ
る。生成物は、常法に従ってヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、ベンゼン、モノクロロベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素などの有機溶媒により抽出分離する。
【0023】なお、本反応は常温常圧下ではプロトン化
剤としての硫酸を必要とするが、オートクレーブ中、加
圧、加熱下でアルコールやオレフィンのカルボニル化反
応を行うと強酸がなくても反応が進行する。例えば、C
O50気圧、160℃においてt−ブタノールのカルボニ
ル化反応を行うと、プロトン化剤としての硫酸がなくて
も反応が進行し、ピバリン酸が得られる。
剤としての硫酸を必要とするが、オートクレーブ中、加
圧、加熱下でアルコールやオレフィンのカルボニル化反
応を行うと強酸がなくても反応が進行する。例えば、C
O50気圧、160℃においてt−ブタノールのカルボニ
ル化反応を行うと、プロトン化剤としての硫酸がなくて
も反応が進行し、ピバリン酸が得られる。
【0024】本発明で使用するヘテロポリ酸銀の特徴の
1つは、酸素共存下においても充分な触媒能を発揮する
ことである。これはヘテロポリ酸銀が酸化され難いため
である。
1つは、酸素共存下においても充分な触媒能を発揮する
ことである。これはヘテロポリ酸銀が酸化され難いため
である。
【0025】本発明によるカルボニル化反応は、常温常
圧でも進行するが、加圧下ではより容易に進行する。反
応圧力は好ましくは1〜70気圧、より好ましくは2〜
70気圧程度である。空気その他のガスが共存して、一
酸化炭素分圧が低い場合には、加圧することにより反応
速度を速めることができる。反応温度は特に限定される
ものではないが、一般に5〜200℃程度であり、より
好ましくは25〜160℃程度である。
圧でも進行するが、加圧下ではより容易に進行する。反
応圧力は好ましくは1〜70気圧、より好ましくは2〜
70気圧程度である。空気その他のガスが共存して、一
酸化炭素分圧が低い場合には、加圧することにより反応
速度を速めることができる。反応温度は特に限定される
ものではないが、一般に5〜200℃程度であり、より
好ましくは25〜160℃程度である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、オレフィン又はアルコ
ールに一酸化炭素を反応させて第三級カルボン酸を製造
するに際し、反応系にヘテロポリ酸銀触媒を存在させる
ことにより、原料よりも炭素数が1個増加した第三級カ
ルボン酸を選択的に得ることができる。
ールに一酸化炭素を反応させて第三級カルボン酸を製造
するに際し、反応系にヘテロポリ酸銀触媒を存在させる
ことにより、原料よりも炭素数が1個増加した第三級カ
ルボン酸を選択的に得ることができる。
【0027】本発明で使用するヘテロポリ酸銀触媒は、
空気の共存下でも触媒機能が低下しないという利点を有
する。
空気の共存下でも触媒機能が低下しないという利点を有
する。
【0028】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。 実施例1 ガスビューレットを接続した容量300mlの三ツ口フ
ラスコにリンタングステン酸銀6.4g(2mmol)を入れ、真
空ポンプにて排気した後、25℃、1気圧で一酸化炭素
を導入し、リンタングステン酸銀カルボニルを形成させ
る。1時間後にマグネティック・スターラーで攪拌しな
がら1−ヘキセン0.62ml(5mmol)を徐々に
加え、さらにプロトン化剤としての硫酸1.1ml(2
0mmol)を加え、一酸化炭素と反応させた。3時間
後に反応混合物に水10mlを加え、生成物をn−ヘキ
サンにより3回抽出した。生成物はガスクロマトグラフ
ィー、NMR,IR分析により、2,2−ジメチルペン
タン酸と2−メチル−2−エチルブタン酸の3:1混合
物であり、その合計収率は0.1NNaOH溶液で滴定
することにより25%であることが確認された。 実施例2 ガスビューレットを接続した容量300mlの三ツ口フ
ラスコに、リンモリブデン酸銀4.29g(2mmol)を入れ、真
空ポンプにて排気した後、25℃、1気圧で一酸化炭素
を導入し、リンモリブデン酸銀カルボニルを形成させ
る。1時間後に1−オクタノール0.79ml(5mm
ol)及び96%硫酸1.1ml(20mmol)を加
え、一酸化炭素と反応させた。5時間後、反応混合物に
水20mlを加え、生成物をn−ヘキサンにより抽出し
た。生成物はガスクロマトグラフィー、NMR,IR分
析により、2,2−ジメチルペンタン酸:2−メチル−
2−エチルヘキサン酸:2−メチル−2−プロピルペン
タン酸=4:2:1の混合物であり、その合計収率は
0.1NNaOH溶液で滴定することにより20%であ
ることが確認された。 実施例3 容量300mlの三ツ口フラスコに、ケイタングステン
酸銀6.61g(2mmol)を入れ、真空ポンプにて排気した後、
25℃、1気圧で一酸化炭素を導入し、ケイタングステ
ン酸銀カルボニルを形成させる。1時間後に1−デセン
0.95ml(5mmol)及び三フッ化ホウ素・水錯
体1mlを加え、一酸化炭素と反応させた。4時間後、
反応混合物に水20mlを加え、生成物をn−ヘキサン
により抽出した。生成物は、ガスクロマトグラフィー、
NMR及びIR分析により、2,2−ジメチルノナン
酸:2−メチル−2−エチルオクタン酸:2−メチル−
2−プロピルヘプタン酸=4:2:1の混合物であり、
その合計収率は0.1NNaOH溶液で滴定することに
より19%であることが確認された。 実施例4 容量120mlのオートクレーブに、リンタングステン
酸銀6.4g(2mmol)、t−ブタノール1.9ml、モノクロロベ
ンゼン10mlを加え、一酸化炭素を50気圧に加圧し、1
60℃にて20時間反応させた。反応終了後、反応混合
物を氷水に移し、生成物をn−ヘキサンにより抽出し
た。生成物は、ガスクロマトグラフィー、NMR及びI
R分析の結果、ピバリン酸であり、15%の収率で生成
していることが明らかになった。
ころをより一層明確にする。 実施例1 ガスビューレットを接続した容量300mlの三ツ口フ
ラスコにリンタングステン酸銀6.4g(2mmol)を入れ、真
空ポンプにて排気した後、25℃、1気圧で一酸化炭素
を導入し、リンタングステン酸銀カルボニルを形成させ
る。1時間後にマグネティック・スターラーで攪拌しな
がら1−ヘキセン0.62ml(5mmol)を徐々に
加え、さらにプロトン化剤としての硫酸1.1ml(2
0mmol)を加え、一酸化炭素と反応させた。3時間
後に反応混合物に水10mlを加え、生成物をn−ヘキ
サンにより3回抽出した。生成物はガスクロマトグラフ
ィー、NMR,IR分析により、2,2−ジメチルペン
タン酸と2−メチル−2−エチルブタン酸の3:1混合
物であり、その合計収率は0.1NNaOH溶液で滴定
することにより25%であることが確認された。 実施例2 ガスビューレットを接続した容量300mlの三ツ口フ
ラスコに、リンモリブデン酸銀4.29g(2mmol)を入れ、真
空ポンプにて排気した後、25℃、1気圧で一酸化炭素
を導入し、リンモリブデン酸銀カルボニルを形成させ
る。1時間後に1−オクタノール0.79ml(5mm
ol)及び96%硫酸1.1ml(20mmol)を加
え、一酸化炭素と反応させた。5時間後、反応混合物に
水20mlを加え、生成物をn−ヘキサンにより抽出し
た。生成物はガスクロマトグラフィー、NMR,IR分
析により、2,2−ジメチルペンタン酸:2−メチル−
2−エチルヘキサン酸:2−メチル−2−プロピルペン
タン酸=4:2:1の混合物であり、その合計収率は
0.1NNaOH溶液で滴定することにより20%であ
ることが確認された。 実施例3 容量300mlの三ツ口フラスコに、ケイタングステン
酸銀6.61g(2mmol)を入れ、真空ポンプにて排気した後、
25℃、1気圧で一酸化炭素を導入し、ケイタングステ
ン酸銀カルボニルを形成させる。1時間後に1−デセン
0.95ml(5mmol)及び三フッ化ホウ素・水錯
体1mlを加え、一酸化炭素と反応させた。4時間後、
反応混合物に水20mlを加え、生成物をn−ヘキサン
により抽出した。生成物は、ガスクロマトグラフィー、
NMR及びIR分析により、2,2−ジメチルノナン
酸:2−メチル−2−エチルオクタン酸:2−メチル−
2−プロピルヘプタン酸=4:2:1の混合物であり、
その合計収率は0.1NNaOH溶液で滴定することに
より19%であることが確認された。 実施例4 容量120mlのオートクレーブに、リンタングステン
酸銀6.4g(2mmol)、t−ブタノール1.9ml、モノクロロベ
ンゼン10mlを加え、一酸化炭素を50気圧に加圧し、1
60℃にて20時間反応させた。反応終了後、反応混合
物を氷水に移し、生成物をn−ヘキサンにより抽出し
た。生成物は、ガスクロマトグラフィー、NMR及びI
R分析の結果、ピバリン酸であり、15%の収率で生成
していることが明らかになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 53/126 C07C 53/126 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 昭61−118343(JP,A) 特開 昭56−97245(JP,A) 特開 平10−59893(JP,A) 特開 昭62−161737(JP,A) 特開 平8−104662(JP,A) 特表 平6−509555(JP,A) 米国特許2864858(US,A) 米国特許3068256(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 51/12 B01J 23/68 B01J 27/188 B01J 27/19 C07C 51/14 C07C 53/126 BEILSTEIN(STN) CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、反応をオートクレーブ中加圧、加熱下でヘテロ
ポリ酸銀の存在下に行い、反応混合物を水と反応させる
ことを特徴とする第三級カルボン酸の製造法。 - 【請求項2】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸
触媒の存在下に行い、反応混合物を水と反応させること
を特徴とする第三級カルボン酸の製造法。 - 【請求項3】ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸
銀、リンモリブデン酸銀、ケイタングステン酸銀、ケイ
モリブデン酸銀からなる群から選ばれる少なくとも1種
である請求項1又は2に記載の第三級カルボン酸の製造
法。 - 【請求項4】強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フ
ッ化ホウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、
HPF6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンス
ルホン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である
請求項2記載の第三級カルボン酸の製造法。 - 【請求項5】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、反応をオートクレーブ中加圧、加熱下でヘテロ
ポリ酸銀の存在下に行い、反応混合物をアルコールと反
応させることを特徴とする第三級カルボン酸エステルの
製造法。 - 【請求項6】炭素数4以上のオレフィン又はアルコール
に一酸化炭素を反応させる第三級カルボン酸の製造法で
あって、一酸化炭素との反応をヘテロポリ酸銀及び強酸
触媒の存在下に行い、反応混合物をアルコールと反応さ
せることを特徴とする第三級カルボン酸エステルの製造
法。 - 【請求項7】ヘテロポリ酸銀が、リンタングステン酸
銀、リンモリブデン酸銀、ケイタングステン酸銀、ケイ
モリブデン酸銀からなる群から選ばれる少なくとも1種
である請求項5又は6に記載の第三級カルボン酸エステ
ルの製造法。 - 【請求項8】強酸が、硫酸、リン酸、フッ化水素、三フ
ッ化ホウ素・水錯体、三フッ化ホウ素・エーテル錯体、
HPF6、メタンスルホン酸及びトリフルオロメタンス
ルホン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種である
請求項6に記載の第三級カルボン酸エステルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141047A JP3062752B1 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141047A JP3062752B1 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062752B1 true JP3062752B1 (ja) | 2000-07-12 |
JP2000327619A JP2000327619A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15283024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11141047A Expired - Lifetime JP3062752B1 (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | ヘテロポリ酸銀触媒による第三級カルボン酸及びそのエステルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062752B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101649953B1 (ko) * | 2015-01-23 | 2016-08-22 | 편도균 | 혁대용 장식버클 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141047A patent/JP3062752B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101649953B1 (ko) * | 2015-01-23 | 2016-08-22 | 편도균 | 혁대용 장식버클 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000327619A (ja) | 2000-11-28 |
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