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JP3054461B2 - 所定倍率の再生を可能とするビデオ系カメラ - Google Patents

所定倍率の再生を可能とするビデオ系カメラ

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Publication number
JP3054461B2
JP3054461B2 JP3121786A JP12178691A JP3054461B2 JP 3054461 B2 JP3054461 B2 JP 3054461B2 JP 3121786 A JP3121786 A JP 3121786A JP 12178691 A JP12178691 A JP 12178691A JP 3054461 B2 JP3054461 B2 JP 3054461B2
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JP
Japan
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image
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video camera
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JP3121786A
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JPH04326263A (ja
Inventor
伸 安原
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影時に設定した倍率で
再生系機器上に被写体像を表示できる電子スチルカメラ
やビデオカメラ(以下、これらを総称して「ビデオ系カ
メラ」という)に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩カメラでは再生画はペーパープリン
トで得るのが最も一般的である。このペーパープリント
に印画された被写体の大きさを表すため種々の方法が用
いられてきた。例えば、商品のプレゼンテーションに写
真を使用する場合には、実物の大きさを知らせるため写
真の一部にスケールを入れることが行われていた。具体
的には物差しあるいは一般的に良く知られているたばこ
の箱のようなものが一緒に撮影されていた。商品の大き
さを知らせたい場合にはこのような方法があるが、商品
の大きさを一番効果的に示すことができるのは何といっ
ても実物大の写真である。そのため銀塩写真ではこの実
物大写真を利用するプレゼンテーションが行われてい
る。また、実物大でなくても実物大に対し1/2とか1
/5というような実物大を表すのに都合のよい割合の写
真も利用されていた。写真を実測することにより容易に
実物の大きさを知ることができるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この銀塩写
真を利用して実物大の表示をする場合には以下のような
種々の問題点があった。 (1) プリントサイズの問題。現在、一般的な写真のプリ
ントサイズはサービスサイズと呼ばれる8センチ×12
センチ程度のサイズである。このプリントサイズを使用
すると実物大で表示できるものは限られている。勿論こ
のサイズ以外のプリントサイズを指定することもできる
が、一般的には高価で、プリント時間もかかるため実用
的でない。 (2) プリント時の倍率設定の問題。プリントサイズは同
じサービスサイズと呼ばれるものでも大きさは使用する
プリンタにより異なっている。また、多くの場合プリン
トは原版の一部をトリミングして拡大するようになって
おり、そのトリミングを行う範囲もプリンタによってそ
れぞれ異なっているので、プリント時の倍率の設定が困
難である。 (3) 撮影時の問題。一般的なカメラは撮影時にどのよう
な撮影倍率(ここで云う撮影倍率とは被写体に対する結
像面上の像の大きさを意味している。)で撮影されてい
るかといことは表示されない。一部の一眼レフ用のマク
ロレンズに撮影倍率が表示されているのみである。
【0004】本発明の目的は上記諸問題を解決するもの
で、撮影時にそのときの被写体を再生系機器に再生した
時、どれだけの倍率で映し出されるかを表示するととも
にその表示画面の大きさを撮影距離またはズーム比率を
変えることにより所望の倍率に設定できるビデオ系カメ
ラを提供することにある。本発明のさらなる目的は撮影
者が希望する倍率を入力した場合には、自動的にズーミ
ングを行って表示画面を入力した倍率の大きさにすると
ともにその倍率を表示するビデオ系カメラを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるビデオ系カメラはレンズ系を通して撮像
素子に結像される被写体像を映像信号に変換する撮像系
手段と、前記撮像素子に結像される被写体像のズーム情
報および距離情報を得るレンズ駆動系手段と、前記撮像
系手段により撮像した画像を表示する表示手段と、再生
系機器の出力サイズ情報を入力する入力手段と、前記レ
ンズ駆動系手段からの情報および出力サイズ情報に基づ
き前記表示手段に表示された画像を前記再生系機器に再
生したときの画像の被写体に対する倍率を算出し、算出
した倍率を表示させる制御手段を備えて構成してある。
また、上記構成に加えて倍率を入力する手段を備え、希
望する倍率を入力したとき、前記レンズ駆動系手段によ
りズーミングを行い前記表示手段に表示される画像を、
前記再生系機器に再生される画像が前記希望する倍率に
なるように設定するように構成してある。
【0006】
【作用】前記構成によれば、再生画面に対し撮影倍率を
特定できる撮影ができ、実物大等の画像を容易に得るこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図1および図2は本発明によるビデオ系カ
メラの倍率算出方法を説明するためのもので、図1は撮
像される被写体と撮像系との関係を示したものである。
被写体位置における撮影範囲の横方向の長さ l=Dtan θ… で表すことができる。ここで、Dは被写体までの距離,
θはズーム倍率を示す角度,lは前記Lの1/2の寸法
である。
【0008】図2は再生系機器の一つであるテレビ画面
を示す図である。対角線の長さをM(テレビまたはプロ
ジェクタの画面の大きさの表示方法),横寸法をNとす
ると、アスペクト比が4:3であるので、Nは N=0.8M… で表すことができる。被写体に対する再生機器での再生
画面の倍率をαとすると、αは上記および式より次
式より求めることができる。 α=N/L… 再生系機器がアスペクト比4:3のテレビの場合はこの
ようにして倍率を求めることができる。なお、アスペク
ト比が16:9のテレビの場合は式の定数(0.8)
を変えることとなる。再生系機器がハードコピーである
プリンタ等の場合は紙のサイズがA4,B5等でありN
に相当する横寸法は規定されているのでその数字をその
まま用いることになる。
【0009】図3は本発明によるビデオ系カメラの実施
例を示す回路図である。撮像系手段1は焦点系レンズ1
a,変倍系レンズ1bおよびCCD撮像素子1cを含ん
で構成されている。レンズ駆動系手段11は焦点系レン
ズ1aを駆動する駆動部およびこれを制御する制御部を
備えた焦点系レンズ駆動手段7,変倍系レンズ1bを駆
動する駆動部およびこれを制御する制御部を備えた変倍
系レンズ駆動手段8,AFセンサ6ならびにCPU5の
一部を含んで構成されている。
【0010】CPU5が撮像系手段1に含まれるCCD
ドライバを起動しCCD撮像素子1cを駆動すると、被
写体は撮像系手段1を通して信号処理系回路2に取り込
まれメモリコントローラ9およびドライバ10を介して
電子ビューファインダ4に映し出される。信号処理系回
路2はプリアンプ2a,A/D変換器2bおよび信号処
理回路2cより構成されている。CCD撮像素子1cか
ら出力される信号はプリアンプ2aで増幅され、A/D
変換器2bによりA/D変換された後、信号処理回路2
cで所定の映像信号に処理される。メモリコントローラ
9はCPU5からの指示に基づいてドライバ10を駆動
して電子ビューファインダ4に映像信号を表示させ、レ
リーズ信号が与えられると記録媒体3に記録する。記録
媒体3はこの実施例が電子スチルカメラである場合はレ
リーズ操作により取り入れられたショットのディジタル
映像信号を記録する。また、ビデオカメラの場合は録画
操作によって撮像系から取り入れられる画像を連続して
記録する。
【0011】AFセンサ6は被写体に対し投射し反射さ
れてくる赤外線を受信する受光素子である。CPU5は
このAFセンサ6から信号を受信することにより被写体
までの距離情報を得、この信号に基づき焦点系レンズ駆
動手段7を駆動して焦点系レンズ1aが合焦位置になる
ように制御する。焦点系レンズ1aが合焦位置にもたら
されたか否かの信号は焦点系レンズ駆動手段7よりCP
U5に送られる。また、図示しないズームボタンにより
ズーム操作が行われると、CPU5は変倍系レンズ駆動
手段1bを駆動して被写体像をズーム操作にしたがった
大きさにする。このときの変倍レンズ位置情報すなわち
ズーム情報もCPU5に送出される。この他に図示しな
い絞りがその駆動系により制御されて被写体が適性な露
出になるように制御される。
【0012】KB等の入力手段7からは再生系機器の画
面サイズ情報および被写体に対する希望する倍率情報を
入力することができる。画面サイズ情報は対象がテレビ
(液晶プロジェクタも含む)の場合はその画面サイズ
(例えば29インチ等)が、プリンタであればその紙の
サイズ(例えばA4等)が入力される。入力手段7より
上記情報を入力しないで撮影した場合は通常の撮影とな
る。入力手段7を操作して画面サイズ情報を入力してお
き、被写体にカメラを向けると、CPU5はAFセンサ
6からの受信信号によりそのときの被写体までの距離情
報を得るとともにズーム情報を変倍系レンズ駆動手段8
より得ることができる。CPU5は得られた距離情報,
ズーム情報(使用しているCCD撮像素子のサイズ情報
も考慮されているもの)および画面サイズ情報により上
記および式により倍率αを算出する。そして、図示
しないキャラクタジェネレータにより画面サイズ情報お
よび算出した倍率情報αに対する文字パターンを発生さ
せてメモリコントローラ9にその文字パターンを送出す
る。文字パターンは信号処理回路2cから送られてくる
被写体の映像信号にスーパーインポーズされて電子ビュ
ーファインダ4内に表示される。
【0013】図4(a) は画面サイズ情報として14イ
ンチが入力されたときの電子ビューファインダ内の表示
例を示す図である。画面サイズ情報として14インチが
画面左下に表示され、現在電子ビューファインダに表示
されている被写体が14インチの画面に再生されたとき
の大きさの実物の被写体の大きさに対する倍率αが画面
右下に表示されている。この例の場合は0.5倍である
のでそのように表示されている。再生系機器である14
インチのテレビ画面に再生した場合には実際の人物の大
きさの0.5倍の大きさで表示される。撮影者は撮影距
離を変えることにより、またはズーミング操作すること
により希望する被写体に対する倍率の再生画像を得るこ
とができる。
【0014】CPU5は撮影者が画面サイズ情報ととも
に希望する倍率も入力した場合には変倍系レンズ駆動手
段8を駆動して希望する倍率になるように、また,信号
処理回路2Cに電子ズーミング機能を持たせることによ
り、同様に画像の大きさを変えることができるの大きさ
を変える。例えば、0.5倍の倍率が入力された場合に
は、被写体にカメラを向けた時の撮像される画像が出力
時に0.5倍の倍率に相当する大きさでないとき(当初
から設定された倍率に表示画面がなっていないのが通常
である)は変倍系レンズ1bを駆動して0.5倍の倍率
に相当するように制御する。
【0015】図4(b) は撮影者が希望する倍率を入力し
た場合、自動的に画面の大きさをズーミングによって変
えるのではなく、その倍率の枠をスーパーインポーズし
た例である。希望する倍率0.5は画面の右下に表示さ
れ、その表示された倍率の枠が中央部に表示される。し
たがって、この例で表示されている画面の倍率は0.5
倍よりかなり小さいことになる。撮影者はズーミングま
たは撮影距離を変えて枠一杯になるように調整すれば、
再生系機器の画面で0.5倍の画像を得ることができ
る。このようにして電子ビューファインダで倍率が調整
された後、その表示画像はメモリコントローラ9の制御
の下に記録媒体3に記録される。
【0016】図5は本発明によるビデオ系カメラで撮影
した画像を利用してプレゼンテーションを行っている例
を示す図である。上記のようにして得た被写体を記録し
た記録媒体は撮影時に指定された再生系機器によって再
生されることにより、撮影時に設定した倍率の再生画を
得ることができる。図5(a) はテレビモニタを用いた場
合であり実物大の製品を表示した例を示している。ま
た、図5(b) は液晶ビデオプロジェクタを利用した場合
であり、人物を等倍に表示した例を示している。以上、
ディジタル記録方式の電子スチルカメラまたはビデオカ
メラを使用した例について説明したが、アナログ記録方
式の場合も同様に適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によるビデ
オ系カメラは画面サイズ情報を入力し、電子ビューファ
インダ等の表示手段にその再生系機器の画面サイズおよ
びその表示画面における再生画像の被写体に対する倍率
を表示し、その倍率を撮影距離やズームレンズで変える
ことができるので、再生系機器上で実物大の画面は勿
論、種々の倍率の画像を容易に得ることができる。した
がって画像を見る側は容易に被写体の大きさを確認する
ことができ、商品のプレゼンテーション等に利用した場
合には大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示画面に映し出される被写体と撮像系との関
係を示す図である。
【図2】再生系機器であるテレビの画面サイズを示す図
である。
【図3】本発明によるビデオ系カメラの実施例を示す回
路ブロック図である。
【図4】電子ビューファインダ内の表示例を示す図であ
る。
【図5】再生系機器での再生例を示す図である。
【符号の説明】
1 撮像系手段 2 信号処理系回路 3 記録媒体 4 電子ビューファインダ 5 CPU5 6 AFセンサ 7 焦点系レンズ駆動手段 8 変倍系レンズ駆動手段 9 メモリコントローラ 10 ドライバ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ系を通して撮像素子に結像される
    被写体像を映像信号に変換する撮像系手段と、前記撮像
    素子に結像される被写体像のズーム情報および距離情報
    を得るレンズ駆動系手段と、前記撮像系手段により撮像
    した画像を表示する表示手段と、再生系機器の出力サイ
    ズ情報を入力する入力手段と、前記レンズ駆動系手段か
    らの情報および出力サイズ情報に基づき前記表示手段に
    表示された画像を前記再生系機器に再生したときの画像
    の被写体に対する倍率を算出し、算出した倍率を表示さ
    せる制御手段を備えたことを特徴とする所定倍率の再生
    を可能とするビデオ系カメラ。
  2. 【請求項2】 倍率を入力する手段を備え、希望する倍
    率を入力したとき、前記レンズ駆動系手段によりズーミ
    ングを行い前記表示手段に表示される画像を、前記再生
    系機器に再生される画像が前記希望する倍率になるよう
    に設定することを特徴とする請求項1記載の所定倍率の
    再生を可能とするビデオ系カメラ。
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