JP3052864B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
透明な基板間の液晶層に横方向に電界を印加して画素の
表示を制御するようにした液晶表示装置に関するもので
ある。
がある。液晶表示装置は、一対のガラス基板を数μmの
間隔で張り合わせ、その間隙に液晶層を封入した構造に
形成されている。なお、これより以下の説明では、ガラ
ス基板の問隔の方向である液晶層の層厚の方向を縦方
向、これに直交するガラス基板の表面と平行な方向を横
方向と呼称する。
示装置には、ツイステッドネマチック(TN)液晶と呼
ばれるデバイスが多く用いられてきた。このTN方式の
液晶表示装置は、両ガラス基板間の電界(縦方向の電
界)によって液晶層の液晶分子を駆動するものである。
しかし、この縦方向電界故に、液晶分子が縦方向に向き
を変えるため大きな視角依存性を有していた。
る。図14は液晶表示装置のTN液晶セルを側方から観
察した状態を模式的に示す側面図である。ここで例示す
る液晶表示装置1では、一対のガラス基板2間に液晶層
3が形成されており、前記ガラス基板2の内面に透明電
極(図示せず)が形成されている。一対の前記ガラス基
板2の外面には一対の偏光板(図示せず)が個々に装着
されているが、これらの偏光板の偏光透過軸の方向は直
交している。前記液晶層3の液晶分子4は、その長軸が
横方向と平行となるように配向されているが、この長軸
は前記偏光板に対応して前記液晶層3の上部から下部に
向って直角に捻れたように配向されている。
例えば、図中の下方から上方に向って光線が照射され、
その透過光を上方から見ることになる。その画素2が光
線を透過させた状態では白色を表示していることにな
り、光線を遮断させた状態では黒色を表示していること
となる。
の駆動により実現される。つまり、液晶層3に電界を印
加しない状態では、下方の偏光板を透過した光線の偏光
方向が液晶層3の液晶分子4のために直角に回転するの
で、この光線は上方の偏光板も透過する。しかし、電界
を印加すると図示するように液晶分子4が縦方向に向っ
て傾斜するので、液晶層3による光線の偏光方向の回転
が阻害され、光線は上方の偏光板を透過されない。この
ように液晶表示装置1は、電界の印加の有無により透過
率が変化するので、これを画素4の白黒の表示とするこ
とができる。
は、図示するように、視線が傾いても液晶分子4の長さ
が変化して見える。特に、液晶分子4の立ち上がり方向
からの視線aと、その反対方向からの視線bとでは、液
晶分子4の長さが著しく違って見える。これが、視角が
変化することによって透過率が変化する視角依存性の原
因である。このような現象は、TN液晶に限らず縦方向
に動く液晶デバイスに共通の課題である。
する液晶表示装置も提案されており、例えば、特開平7
−225388号公報などに開示されている。この原理
を図15を参照して以下に説明する。なお、これより以
下の説明では、第一の従来例として上述した液晶表示装
置1と同一の部分は、同一の名称および符号を使用して
詳細な説明は省略する。
は、液晶分子4に電界を横方向に印加するため、例え
ば、一方のガラス基板2の内面に所定形状の電極が形成
されている。上記公報によれば、液晶分子4は配向処理
により一定方向に配向させられており、この配向方向に
一方の偏光板の偏光透過軸の方向が一致している。これ
に他方の偏光板の偏光透過軸が直交しているが、この方
向は横方向に電界が印加された場合の液晶分子4の長軸
方向に対応している。
は、液晶分子4に電界を印加しない初期状態では光線を
透過せず、電界を印加した状態で光線は透過される。こ
のとき、液晶分子4は横方向に回転するので、液晶分子
4が縦方向に立ち上がる前述の液晶表示装置1と比較し
て、傾斜した視線aおよび視線bの場合でも概略同じ長
さの液晶分子4を観察することとなる。以上のように、
液晶分子4を基板面内で回転させることにより、視角が
変化しても画素の濃度の変化が少ないことになり、広い
視角特性を得ることが可能である。
4に横方向に電界を印加する液晶表示装置11は、縦方
向に電界を印加する液晶表示装置1に比較して視角依存
性が少ない。しかし、詳細に検討すると、上述の横方向
電界方式にも視角依存性は存在することが分かる。
る。前述のように、液晶分子4は一定方向に配向させら
れており、この配向方向と一致するように一方の偏光板
5の偏光透過軸が配置され、これに偏光透過軸が直交す
るように他方の偏光板5は配置されている。そこで、初
期状態では黒色の画素が横電界の印加により透明(白
色)となる。一対の電極によって横電界が印加される
と、液晶分子4の長軸は電界方向に向くため、直交配置
した偏光板5の偏光透過軸からずれ、複屈折性のため光
洩れが生じる。
性があるのが通例である。この波長依存性は複屈折量d
・△nによって決まる。ここで、dは複屈折体の層厚で
あり、ここでは概略液晶層3の層厚に相当する。また、
△nは屈折率異方性であり、液晶材の種類によって決ま
る量である。特開平7−225388にあるように、複
屈折量d・△nを0.21〜0.36μm程度に設定で
きれば、透過光量の波長依存性を無視できる。従って、
この場合には正面位置でほぼ白色の表示が可能となる。
中心として視線を振れば、画素に色が発生して見える。
これは、屈折率異方性△nと層厚dとによる視角依存性
によって説明することができる。つまり、図16のxz
面内で視線を振ると、セルの層厚dが増えたように見え
るが、液晶分子4の長さは変化しないため、屈折率異方
性△nは変化しない。このため、この方向では複屈折量
d・△nが増加したように見えることになり、白色を表
示している液晶セルに色が発生して見える。
合には、セルの層厚dの増えかたは同じである。しか
し、この方向に配列した液晶分子4を眺めると、短くな
ったようにみえるため、屈折率異方性△nは減少する。
この△nの減少はdの増加より大きいため、その積であ
る複屈折量d・△nは減少したように見えることにな
り、やはり液晶セルに色が発生して見える。
る液晶は、横電界の印加方向への視線変化に対しては複
屈折量d・△nが減少し、それと直交する方向への視線
変化に対しては複屈折量d・△nが増加する。このた
め、正面では白表示と見えていても、斜め方向からでは
着色したように見える。
はあるが、明状態時の着色には敏感であるため、横方向
電界方式においては、広い視角範囲で単一波長の高いコ
ントラスト比が得られるものの、白色の表示画像に色が
発生してしまう。
れたものであり、視角範囲が広い横電界方式の液晶表示
装置において、白色の表示時に視角の変化による色の発
生を防止した液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
装置 は、少なくとも一方が透明な一対の基板を対向配置
し、該基板の間隙に画素を形成する液晶層を封入し、該
液晶層に前記基板の表面と平行な方向に電界を印加して
画素の表示を制御するようにした液晶表示装置におい
て、前記液晶層中に二色性色素を混入させており、前記
液晶層が配向されたネマチック液晶からなり、前記二色
性色素が前記液晶層の配向の方向で大きな吸収性を発生
するとともに直交する方向で小さな吸収性を発生する。
特性の変化を、二色性色素の吸収性により相殺させるこ
とができるので、視角の変化による画素の波長−透過率
特性の変化を軽減できる。なお、本発明で云う二色性色
素とは、分子の長軸と直交する方向に大きな吸収性を有
する色素であり、例えば、日本感光色素研究所社製の
“G−206,207”などである。
も一方が透明な一対の基板を対向配置し、該基板の間隙
に画素を形成する液晶層を封入し、該液晶層に前記基板
の表面と平行な方向に電界を印加して画素の表示を制御
するようにした液晶表示装置において、二色性吸収板が
前記基板と平行に配置されており、前記二色性吸収板に
は前記液晶層の液晶分子と長軸方向が一致するように二
色性色素が配向されている。
特性の変化を、二色性吸収板の吸収性により相殺させる
ことができるので、視角の変化による画素の波長−透過
率特性の変化を軽減できる。
も一方が透明な一対の基板を対向配置し、該基板の間隙
に画素を形成する液晶層を封入し、該液晶層に前記基板
の表面と平行な方向に電界を印加して画素の表示を制御
するようにした液晶表示装置において、電界の印加によ
る液晶分子の回転方向が相反する少なくとも一対の液晶
層が一画素内に形成されており、該一画素内で液晶層に
電界が印加される方向を少なくとも二方向に制御する電
界制御手段が設けられており、該電界制御手段が、前記
液晶層を介して対向する一対の電極の一方に突設された
凸部からなる。
数の液晶層の波長−透過率特性を平均したものが画素の
波長−透過率特性となり、視角の変化により複数の液晶
層の透過率特性が波長に対して変化する方向も相反する
ので、視角の変化による各々の透過率特性の変化を相殺
させて画素の波長−透過率特性の変化を防止することが
できる。液晶層に電界が二方向から印加されるので、こ
れらの部分では液晶分子が相反する方向に回転する。一
方の電極の凸部から他方の電極に向って電界が印加され
るので、電界の印加方向が二方向に制御される。
を図1ないし図6を参照して以下に説明する。なお、図
1は液晶表示装置の一画素の液晶セルを示す模式的な分
解斜視図、図2は液晶セルを側方から観察した状態を模
式的に示す側面図、図3は一画素の透過光の波長と透過
率との関係を示すグラフ、図4および図5は視角が傾斜
した場合の各サブ画素の透過光の波長と透過率との関係
を示すグラフ、図6は視角が傾斜した場合の一画素の透
過光の波長と透過率との関係を示すグラフである。
図1に示すように、一画素22が第一第二のサブ画素2
3,24で形成されており、これらの画素23,24を
個々に形成する第一第二の液晶層25,26の層厚が相
違している。より具体的には、図2に示すように、前記
第一第二のサブ画素23,24の位置では、上方のガラ
ス基板2の内面に印刷薄膜27が突設されているので、
ここに位置する前記第二の液晶層26は前記第一の液晶
層25より層厚が小さい。
一第二の液晶層25,26の液晶分子4は、前記液晶層
25,26の連設方向であるy方向と直交するx方向が
長軸となるよう配向されており、前記画素22の各々に
は、y方向に横電界が印加されるよう一対の電極(図示
せず)が個々に形成されている。
一第二の液晶層25,26は、層厚が相違することによ
り透過光の波長に対する透過率が相違しており、図3に
示すように、前記第一第二のサブ画素23,24の波長
−透過率特性を平均したものが前記画素22の全体の波
長−透過率特性となる。図4および図5に示すように、
前記第一第二の液晶層25,26の波長−透過率特性
は、視角の変化により変化するので、前記第一第二の液
晶層25,26の層厚は、視角の変化に対する前記画素
22としての透過率の特性の変動が少ないように選択さ
れている。
晶表示装置21では、画素22に横電界が印加されない
初期状態では、第一第二の液晶層25,26はx方向に
向いており、一対の偏光板5により光線の透過が遮断さ
れて画素22は黒色を表示する。この画素22に横電界
が印加されると、第一第二の液晶層25,26の液晶分
子4がy方向へ回転するので、一対の偏光板5を光線が
透過する状態となり画素22は白色を表示する。
ように、第一第二のサブ画素23,24の波長−透過率
特性を平均したものが画素22の波長−透過率特性とな
り、図3に示すように、画素22を正面から観察する
と、0.6〜0.65(μm)の波長を中心に光線を透
過することが分かる。
線が傾斜すると、液晶分子4の見かけ上の長さが短くな
るので、実効的な複屈折量d・△nが小さくなる。この
ため、図4に示すように、各サブ画素23,24の波長
−透過率特性の極大値は短波長側へ移動する。一方、図
1のXZ面内で視線が傾斜すると、画素22の見かけ上
の厚さが増加するので、実効的な複屈折量d・△nは大
きくなり、図5に示すように、各サブ画素23,24の
波長−透過率特性の極大値は長波長側へ移動する。
波長−透過率特性は、両サブ画素23,24の波長−透
過率特性を平均したものであるため、図5に示すよう
に、上述のように視角の変化により各サブ画素23,2
4の特性が変化しても画素22としての特性の変化は少
ない。このため、本参考例の液晶表示装置21では、白
色を表示した状態で視角が変化しても色が発生する割合
が極めて小さく、画像を高い品質で表示することができ
る。
半分のみガラス基板2の内面に印刷薄膜27を突設する
ことで層厚が相違する液晶層25,26を形成すること
を例示したが、図7に示すように、これは一方のガラス
基板を凹凸基板28とすることでも同様である。また、
上記の参考例では画素22の領域に層厚が相違する二個
の液晶層25,26を配置することを例示したが、これ
を三個以上とすることも可能である。
および図9を参照して以下に説明する。なお、図8は液
晶表示装置の一画素の液晶セルを側方から観察した状態
を模式的に示す側面図、図9は画素の波長−透過率特性
を示すグラフである。
8に示すように、配向させたネマチック液晶からなる液
晶層32中に二色性色素33が混入されている。この二
色性色素33は、長軸と直交する方向に大きな吸収性を
有する色素である。
の液晶表示装置31では、液晶層32中で二色性色素3
3が長軸回りに高速回転する。このため、この二色性色
素33は、液晶分子4の配向方向で大きな吸収性を発生
し、それに直交する二方向では小さな吸収性を発生す
る。そこで、この吸収性を模式的に図示すると、図8に
示すように、液晶分子4の配向方向に平坦な吸収楕円体
34として表わすことができる。
の透過率特性と二色性色素33の吸収スペクトルを示
す。正面見込み時には二色性色素33は小さな吸収係数
を示すため、表示画像にはほとんど影響を与えない。こ
のような状態から視線が傾くと、液晶単体の透過率特性
は短波長側に移動するが、短波長での二色性色素33の
吸収係数が増加する。このため、視角の変化による短波
長の透過率の上昇を相殺さすることができ、白色に色が
発生する割合が極めて小さい。
述のように視角変化による液晶層32の透過率特性と二
色性色素33の吸収性との変化が相互に相殺するように
設計すれば、視角の変化による色の発生を軽減すること
ができ、画像を高い品質で表示することができる。な
お、本実施の形態の液晶表示装置31では、黒色の表示
時にも二色性色素33による吸収は残ることとなるが、
人の目は暗状態の着色には鈍感なので、着色を認識でき
ず実用上の問題は生じない。
0を参照して以下に説明する。なお、図10は液晶表示
装置の一画素の液晶セルを側方から観察した状態を模式
的に示す側面図である。
色性色素33が配列された二色性吸収板42が上方のガ
ラス基板2と偏光板5との中間に配置されている。この
二色性吸収板42は、例えば、二色性色素33を染色し
たポリマー基板を一軸延伸あるいは二軸延伸すること
や、一軸延伸あるいは二軸延伸したポリマーフィルムを
二色性色素33で染色することで形成されている。この
ように形成された二色性吸収板42は、二色性色素33
が所定の方向を長軸として配向されているので、ここで
は二色性色素33と液晶分子4との長軸方向が一致する
ように配置されている。
の液晶表示装置41では、二色性吸収板42の吸収性が
小さな配列方向が、白色の表示時の液晶分子4の配向方
向(図10ではy方向)と一致しているので、実施の第
一の形態として前述した液晶表示装置31と同様に、視
角の変化による色の発生を防止することができる。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では二色性吸収板42を上方
のガラス基板2と偏光板5との中間に配置することを例
示したが、これは光線が透過する位置であれば何処にで
も配置することができる。また、上記形態では二色性吸
収板42がガラス基板2や偏光板5とは別体に設けられ
ていることを例示したが、例えば、二色性吸収板42を
ガラス基板として兼用するようなことも可能である。
1ないし図13を参照して以下に説明する。なお、図1
1は液晶表示装置の一画素の液晶セルを上方から観察し
た状態を模式的に示す平面図、図12は電極の構造を模
式的に示す平面図、図13は波長−透過率特性を示すグ
ラフである。
11に示すように、一画素22を形成する液晶層3に第
一第二の領域52,53が存在しており、これらの領域
52,53の部分が、電界の印加による液晶分子4の回
転方向が相反する一対の液晶層として形成されている。
これを実現するため、図12に示すように、一対の電極
54,55には、電界制御手段として一方に凸部56が
突設されており、この凸部56を中心とした放射状に電
界が液晶層3に印加されるようになっている。
の液晶表示装置51では、液晶層3に電極54,55か
ら横電界が印加されると、この印加方向と直交する方向
に対して第一の領域52の液晶分子4は時計方向に回転
するが、第二の領域53の液晶分子4は反時計方向に回
転する。電界強度が上昇すると、両領域52,53の液
晶分子4は横方向電界の印加方向に対して45゜に傾斜
することとなり、画素22は最大透過率を示すようにな
る。
晶分子4の方向は相互に直交した状態となる。すると、
図12に示すように、両領域52,53の正面での透過
率特性は同一であるが、斜め視線時には反対方向へ透過
率特性の波長に対する移動方向が相反することとなる。
つまり、視角が変化しても画素22としての平均の透過
率特性は変化しないこととなるので、本実施の形態の液
晶表示装置51は、白色の表示時に視角の変化により色
が発生することがなく、画像を高い品質で表示すること
ができる。
向を相反させる電界制御手段を、電極54の凸部56に
より簡単な構造で実現しているので、本実施の形態の液
晶表示装置51は、生産性も良好である。
とも一方が透明な一対の基板を対向配置し、該基板の間
隙に画素を形成する液晶層を封入し、該液晶層に前記基
板の表面と平行な方向に電界を印加して画素の表示を制
御するようにした液晶表示装置において、前記液晶層中
に二色性色素を混入させており、前記液晶層が配向され
たネマチック液晶からなり、前記二色性色素が前記液晶
層の配向の方向で大きな吸収性を発生するとともに直交
する方向で小さな吸収性を発生することにより、視角の
変化による液晶層の透過率特性の変化を二色性色素の吸
収性で相殺させることができるので、視角の変化による
画素の波長−透過率特性の変化を軽減することができ、
白色の表示時に視角の変化により色が発生することを防
止して画像を高い品質で表示することができる。
も一方が透明な一対の基板を対向配置し、該基板の間隙
に画素を形成する液晶層を封入し、該液晶層に前記基板
の表面と平行な方向に電界を印加して画素の表示を制御
するようにした液晶表示装置において、二色性吸収板が
前記基板と平行に配置されており、前記二色性吸収板に
は前記液晶層の液晶分子と長軸方向が一致するように二
色性色素が配向されていることにより、視角の変化によ
る液晶層の透過率特性の変化を二色性吸収板の吸収性で
相殺させることができるので、視角の変化による画素の
波長−透過率特性の変化を軽減することができ、白色の
表示時に視角の変化により色が発生することを防止して
画像を高い品質で表示することができる。
も一方が透明な一対の基板を対向配置し、該基板の間隙
に画素を形成する液晶層を封入し、該液晶層に前記基板
の表面と平行な方向に電界を印加して画素の表示を制御
するようにした液晶表示装置において、電界の印加によ
る液晶分子の回転方向が相反する少なくとも一対の液晶
層が一画素内に形成されており、該一画素内で液晶層に
電界が印加される方向を少なくとも二方向に制御する電
界制御手段が設けられており、該電界制御手段が、前記
液晶層を介して対向する一対の電極の一方に突設された
凸部からなることにより、液晶分子の回転方向が相反す
る複数の液晶層の視角の変化による波長−透過率特性の
変化を相殺させることができるので、視角の変化による
画素の波長−透過率特性の変化を防止することができ、
白色の表示時に視角の変化により色が発生することを防
止して画像を高い品質で表示することができ、簡単な構
造で電界の印加方向を二方向に制御することができ、一
画素内の少なくとも一対の液晶層の電界の印加時の液晶
分子の回転方向を相反させることができる。
画素の液晶セルを模式的に示す分解斜視図である。
性を示すグラフである。
波長−透過率特性を示すグラフである。
波長−透過率特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
示す側面図である。
晶セルを模式的に示す側面図である。
特性を示すグラフである。
液晶セルを模式的に示す分解斜視図である。
液晶セルを模式的に示す平面図である。
を示すグラフである。
式的に示す側面図である。
式的に示す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも一方が透明な一対の基板を対
向配置し、該基板の間隙に画素を形成する液晶層を封入
し、該液晶層に前記基板の表面と平行な方向に電界を印
加して画素の表示を制御するようにした液晶表示装置に
おいて、 前記液晶層中に二色性色素を混入させており、 前記液晶層が配向されたネマチック液晶からなり、 前記二色性色素が前記液晶層の配向の方向で大きな吸収
性を発生するとともに直交する方向で小さな吸収性を発
生する ことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 少なくとも一方が透明な一対の基板を対
向配置し、該基板の間隙に画素を形成する液晶層を封入
し、該液晶層に前記基板の表面と平行な方向に電界を印
加して画素の表示を制御するようにした液晶表示装置に
おいて、 二色性吸収板が前記基板と平行に配置されており、 前記二色性吸収板には前記液晶層の液晶分子と長軸方向
が一致するように二色性色素が配向されている ことを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項3】 少なくとも一方が透明な一対の基板を対
向配置し、該基板の間隙に画素を形成する液晶層を封入
し、該液晶層に前記基板の表面と平行な方向に電界を印
加して画素の表示を制御するようにした液晶表示装置に
おいて、 電界の印加による液晶分子の回転方向が相反する少なく
とも一対の液晶層が一画素内に形成されており、 該一画素内で液晶層に電界が印加される方向を少なくと
も二方向に制御する電界制御手段が設けられており、 該電界制御手段が、前記液晶層を介して対向する一対の
電極の一方に突設された凸部からなる ことを特徴とする
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
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