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JP3042934B2 - エスカレータの踏段装置 - Google Patents

エスカレータの踏段装置

Info

Publication number
JP3042934B2
JP3042934B2 JP4183326A JP18332692A JP3042934B2 JP 3042934 B2 JP3042934 B2 JP 3042934B2 JP 4183326 A JP4183326 A JP 4183326A JP 18332692 A JP18332692 A JP 18332692A JP 3042934 B2 JP3042934 B2 JP 3042934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
plate
wheel
escalator
tiltable
Prior art date
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Application number
JP4183326A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0624678A (ja
Inventor
佳男 荻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0624678A publication Critical patent/JPH0624678A/ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般利用者の他に身障者
等の車椅子類の搬送を可能としたエスカレータの踏段装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エスカレータの踏段装置として、
エスカレータを構成する多数の踏段のうち少なくとも一
つの踏段を、傾斜可能な可動踏板と、この可動踏板を傾
動可能に支持する踏段本体とからなる傾斜自在踏段とし
て構成したものが提案されている。
【0003】図5はこの踏段装置の一例を示したもの
で、符号1は車椅子類が搭載される踏段、2はこの車椅
子類搭載踏段1の上側に隣接する傾斜自在踏段で、搭載
車椅子類の車輪またはフットレスが踏段と干渉しないよ
うに傾斜する可動踏板2aと、この可動踏板2aを傾動
可能に支持する踏段本体2bとから構成されている。
【0004】図6は前記傾斜自在踏段2の踏板傾斜時に
おける寸法関係を幾何学的に示した線図であって、3は
踏段クリート上面、4はライザー外面である。このライ
ザー外面4は、クリート上面3の略前端に位置する点5
を曲率中心とする円弧面で形成されており、車椅子類搭
載踏段1は前記ライザー外面4に沿って前後しながら上
下動するようになっている。
【0005】従って、前記可動踏板2aの傾斜時に該踏
板のライザー外面が踏段本体2bのライザー外面より突
出すると、車椅子類搭載踏段1と前記ライザーとが干渉
し、可動踏板2aの上下運動が妨げられてしまうことに
なる。
【0006】このような問題を解消するためには、可動
踏板2aの傾動中心と前記ライザーの曲率中心5とを一
致させるのが理想的であるが、現実には踏段クリート上
面3の前端部位置に回転軸等を取付けることは不可能で
あり、前記クリート上面3より下側に傾動中心(以下、
回転中心という)をもってくるか、又は仮想的な回転中
心が点5にくるように特殊な機構で可動踏板2aを支持
する必要がある。
【0007】しかし前者の方式において、可動踏板2a
の回転中心を図に示す点6の位置にもってくると、こ
の可動踏板2aのライザー上端7の回動軌跡は曲線8で
示すようになり、踏段本体2bのライザー外面より外側
に出て踏段傾動動作に障害が生じてしまう。一方、後者
の方式では、前記のような踏段相互の干渉問題はおきな
いが、仮想回転中心をつくるための機構が必要になる。
【0008】図7は特公平2−51836 号公報に開示の仮
想回転中心を利用した方式の一例を示している。図にお
いて、可動踏板2aは踏段本体2bに対し4つのリンク
9a〜9dで支持されており、リンク相互はピンにより
回転自在に連結されている。また、リンクピン10aと10
bを結ぶ線と、リンクピン10cと10dを結ぶ線とが
「ハ」の字状になっており、更に前記2つの線を延長し
て出来る交点が可動踏板2aの仮想回転中心5´に一致
するようになっている。このようなリンク機構で前記可
動踏板2aを支持することにより、可動踏板2aのライ
ザー外面からの迫り出しを防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のような仮想回転
中心5´をつくる方式は、原理的には可動踏板2aの回
転中心がライザーの曲率中心と一致するので良い方法で
あるが、実際には4つのリンク9a〜9dを必要とし構
造が複雑になり、ピンとリンク相互の遊びによる精度不
良も生じやすい。また、前記リンク9a〜9dの取付位
置には踏段の前輪軸があり、大きなリンクは取付けられ
ないので、安定性の良いリンク構成にはできないという
欠点がある。
【0010】そこで本発明の目的は簡易な機構で可動踏
板をライザー迫り出しが生じないように誘導しながら傾
斜させることができる傾斜自在踏段を備えたエスカレー
タの踏段装置を提供することにある。
【0011】本発明は、以上の目的達成するためエスカ
レータを構成する多数の踏段のうち少なくとも1つの踏
段を、傾斜可能な可動踏板と、この可動踏板を傾動可能
に支持する踏段本体とからなる傾斜自在踏段として構成
したエスカレータにおいて、前記可動踏板の下部に軸支
される車輪と、前記踏段本体に設けられ、前記車輪を移
動自在に案内支持し、かつ前記車輪の移動方向の少なく
とも一方から挿脱可能に構成されたガイドレールと、
記可動踏板の幅方向両側に設けられたカム板と、前記踏
段本体に該踏段本体の外側方から着脱可能に設けられ
記可動踏板のカム板と係合して前記可動踏板の傾動を案
内するカムローラとを備えたエスカレータの踏段装置を
提供する。
【0012】
【作用】以上のように構成した本発明によれば、エスカ
レータを構成する多数の踏段のうち少なくとも1つの踏
段を、傾斜可能な可動踏板と、この可動踏板を傾動可能
に支持する踏段本体とからなる傾斜自在踏段として構成
したエスカレータにおいて、前記可動踏板に設けられる
カム板踏段本体に設けられるカムローラに案内される
ようにして傾動させ、この傾動時に可動踏板の下部に軸
支された車輪を、踏段本体に設けられたガイドレールに
より案内移動されるようにすることによって可動踏板を
傾動させることができる。そしてこの場合、可動踏板の
車輪は移動方向の少なくとも一方の側から踏段本体のガ
イドレールに挿入し、カムローラは踏段本体の側面外方
から挿入し可動踏板のカム板と係合させて組立てること
ができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1乃至図4
を用いて説明する。尚、従来の構成と同一部分には同符
号を付し、説明は省略する。
【0014】本実施例において、傾斜自在踏段2は、図
(A)(B)及び図2に示す様に可動踏板2aと踏段
本体2bを有している。可動踏板2aの前方側の下側に
は車輪22が設けられている。車輪22は可動踏板2a
の幅方向両側であって、可動踏板2aの下面に設けられ
た軸支材20に軸支された軸21の両端部に設けられて
いる。可動踏板2aの後方側の下側には幅方向の両側に
カム板26が設けられている。このカム板26は後述す
るカムローラ25と係合する円弧状のカム穴26aが上
下方向に延びるように形成されている。踏段本体2bに
は可動踏板2aに設けられた車輪22を案内支持するガ
イドレール23が設けられている。ガイドレール23は
それぞれ断面コ字状をなし車輪22が挿脱可能なように
その移動方向(前後方向)が解放されていて、踏段本体
2bの幅方向両側に下側に延びるように設けられた踏段
下枠2cに対向するようにして取り付けられている。ま
た踏段本体2bには可動踏板2aに設けられたカム穴2
6aに係合するカムローラ25が設けられており、この
カムローラ25は踏段下枠2cに着脱自在に設けられて
いる。踏段下枠2cには後輪2dが設けられており、図
示しない前輪とともにそれぞれの案内レール上を循環走
行するようになっている。なお、24は可動踏板2aの
下側に設けられた目かくし板である。
【0015】ここでカムローラ25は、図3及び図4に示
す様に、カム穴26aに直接案内されるローラ25aと、ロ
ーラ25aを軸支する軸本体25bと、軸本体25bを踏段下
枠2cに支持させるための支持体25cとから構成され、
支持体25cはボルト25dによって踏段下枠2cに支持固
定されるようになっている。尚、ローラ25aの直径D2
は、踏段下枠2cに設けられるカムローラ25の取り付け
用穴の直径D1より小さいものとし、カムローラ25を踏
段下枠2cの外側より簡単に着脱可能とする構成となっ
ている。
【0016】この様な構成により、本実施例において傾
斜自在踏段2の傾動時には、可動踏板2aに設けられる
カム板26のカム穴26aが、踏段本体2bに設けられたカ
ムローラ25により案内され、可動踏板2aが滑らかに傾
動するようになる。ここで、カム穴26aは、可動踏板2
aのライザ2eが傾動時に車椅子類搭載踏段1と干渉し
ないように設けられている。そして、同時に可動踏板2
aが傾動するに伴って、車輪22はガイドレール23に沿っ
て移動し、所望の回転中心を得るように動作する。
【0017】この様に本実施例によれば、リンク機構等
の複雑な構成を必要とせず、可動踏板2aが車椅子類搭
載踏段1と干渉することなく傾動できる。そしてこの場
合、車輪22のガイドレール23は、車輪22が移動方
向の少なくとも一方から挿脱可能に構成され、又カムロ
ーラ25についても、踏段下枠2cの外側方から着脱可
能に構成されているので、傾斜自在踏段2は、可動踏板
2aと踏段本体2bをそれぞれ別々に組み立てておき、
総合組立の段階で、可動踏板2aの車輪22を踏段本体
2bのガイドレール23に挿入し、またカムローラ25
を踏段本体2bの側面外方から挿入して可動踏板2aの
カム板26と係合させることにより、容易に組立てるこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上本発明によれば、複雑な構成とせ
ず、組立の簡略化を図ることのできる傾斜自在踏段を有
するエスカレータの踏段装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜自在踏段の構成を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の傾斜自在踏段の構成を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の傾斜自在踏段の構成を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の傾斜自在踏段のカムローラの構成を示
す断面図である。
【図5】本発明及び従来の傾斜自在踏段の傾斜動作を示
す外観斜視図である。
【図6】従来の傾斜自在踏段の動作を説明する幾何学的
な線図である。
【図7】従来の傾斜自在踏段の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…車椅子搭載踏段、2…傾斜自在踏段、2a…可動踏
板、2b…踏段本体、22…車輪、23…ガイドレール、25
…カムローラ、26…カム板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータを構成する多数の踏段のう
    ち少なくとも1つの踏段を、傾斜可能な可動踏板と、こ
    の可動踏板を傾動可能に支持する踏段本体とからなる傾
    斜自在踏段として構成したエスカレータにおいて、前記
    可動踏板の下部に軸支される車輪と、前記踏段本体に設
    けられ、前記車輪を移動自在に案内支持し、かつ前記車
    輪の移動方向の少なくとも一方から挿脱可能に構成され
    ガイドレールと、前記可動踏板の幅方向両側に設けら
    れたカム板と、前記踏段本体に該踏段本体の外側方から
    着脱可能に設けられ前記可動踏板のカム板と係合して
    記可動踏板の傾動を案内するカムローラとを備えたエス
    カレータの踏段装置。
JP4183326A 1992-07-10 1992-07-10 エスカレータの踏段装置 Expired - Fee Related JP3042934B2 (ja)

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