JP3041585U - 複数チャック付の合成樹脂袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】チャック付の合成樹脂袋の収納機能の向上を計
り、限られたスペースの有効利用を目的とする。 【解決手段】チャック付合成樹脂袋に熱圧着や高周波圧
着もしくはチャックで仕切り、各々に開閉可能なチャッ
クを設け、小物の整理や分類、保管に優れ、限られたス
ペースを有効に利用できる、複数チャック付の合成樹脂
袋。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、冷蔵庫内の冷凍・冷蔵食品整理や、商品陳列・小物整理等に使用 される複数チャック付の合成樹脂袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、何度でも中身を必要に応じて入れ替えることができる、チャック付合成 樹脂袋は、家庭では小物整理・保管等で良く利用され、又業務用としては商品の 出し入れのし易さの面からも良く利用されるようになってきている。 ところが上記のチャック付の合成樹脂袋は単に１袋に１つの種類のものしか入 れる事ができなかった。そのために例えば、冷蔵庫のスペース内で複数の袋がバ ラバラと入り乱れ、整理しづらかった。また合成樹脂袋に入れる内容物の形状に より重ね積みが出来ない場合が生じ、冷蔵庫等の引き出し空間がうまく利用でき なかった。また小物収納袋や、店頭において商品を展示する際に限られたスペー スの有効利用が出来ないなどの問題点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、上記チャック付の合成樹脂袋の問題点を解消する、複数チャック 付の合成樹脂袋を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するこの考案の、複数チャック付の合成樹脂袋は１つの袋に複 数のチャックと複数の仕切りを熱圧着や高周波圧着等により設け、同一袋で何種 類もの食品や小物・商品等を入れることができ、関連したものを分類・整理し易 く、限られたスペースを有効利用できる事を特徴とする。

【０００５】 前記複数チャック付の合成樹脂袋の仕切り部分を、開閉可能なチャック等を用 いて内容物の大きさに応じて仕切り内のサイズを変えるという変化を加えたもの である。

【０００６】 前記複数チャック付の合成樹脂袋の仕切り部分に、使用しやすいサイズに必要 に応じて切り離し可能な例えばミシン目を設けるという変化を加えたものである 。

【考案の実施の形態】

この考案の実施の形態の一つは、チャック付の合成樹脂袋に複数のチャックと 複数の仕切りを設ける事により、同一の袋に関連した小物や商品が収納できる。

【０００７】

【実施例】

以下この考案の一実施例を図１、図２、図３、図４、図５及び図６を用いて説 明する。まず図１に示すようにこの実施例の複数チャック付の合成樹脂袋本体１ は、圧着サイド部３の熱圧着や高周波圧着等により閉じられている。

【０００８】 圧着仕切り部４は複数チャック付の合成樹脂袋本体１に、複数の収納スペース を設ける為に、熱圧着や高周波圧着等により接着されている。

【０００９】 前記、複数チャック付の合成樹脂袋本体１は、各々開閉できるチャック部２ａ 、２ｂ、２ｃ、２ｄが取り付けられている透明・半透明もしくは色付の複数チャ ック付の合成樹脂袋である。

【００１０】 図３に示すようにチャック部２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄは複数チャック付の合成 樹脂袋本体１の端部以外に、複数のチャック部を設けてもよい。

【００１１】 まずチャック部２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄはそれぞれ独立して開閉でき、それぞ れの仕切りの内に異なった種類のものを整理して入れる事が出来る。

【００１２】 他の実施例に付いて説明すれば、上記の実施例は熱圧着、高周波圧着などによ り圧着仕切り部４が閉じられているが、図５に示すように、圧着仕切り部４は複 数チャック付の合成樹脂袋本体１に内容物の大きさに応じて仕切り内のスペース サイズを変化させることが可能な、開閉可能なチャック仕切り部５を用いてもよ い。

【００１３】 また他の実施例について説明すれば、仕切り圧着部４には必要に応じ、各々を 切り離すことが可能な例えばミシン目６を設けている。

【００１４】

【考案の効果】

この考案の複数チャック付の合成樹脂袋は以上のように構成されたもので小物 を整理、分類、そして保管し易く、収納力に優れ、限られたスペースを有効に利 用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案が示す複数チャック付の合成樹脂袋の
正面図の１例である。

【図２】図２（ａ）は図１中のＡ−Ａ線における横断面
図である。同（ｂ）は図１中のＢ−Ｂ線における横断面
図である。

【図３】この考案の複数チャック付の合成樹脂袋のチャ
ック部が別位置に付いた正面図の１例である。

【図４】図４（ｃ）は図３中の（Ｃ）−（Ｃ）における
横断面図である。同（ｄ）は図３中の（Ｄ）−（Ｄ）に
おける横断面図である。

【図５】この考案の仕切り部がチャックで構成された１
例の正面図である。

【図６】図５（ｅ）は図３中の（Ｅ）−（Ｅ）における
横断面図である。同（ｆ）は図３中の（Ｆ）−（Ｆ）に
おける横断面図である。

【符号の説明】

１ 複数チャック付の合成樹脂袋本体 ２ａ 第１チャック部 ２ｂ 第２チャック部 ２ｃ 第３チャック部 ２ｄ 第４チャック部 ３ 圧着サイド部 ４ 圧着仕切り部 ５ チャック仕切り部 ６ ミシン目

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】チャック付の合成樹脂袋を熱圧着や高周波
   圧着などで複数に仕切り、各々に開閉可能なチャックを
   設けた複数チャック付の合成樹脂袋。
2. 【請求項２】仕切り部分にチャックを用いて開閉自在の
   構造とした請求項１記載の複数チャック付の合成樹脂
   袋。
3. 【請求項３】仕切り部分に必要に応じて切り離し可能な
   ミシン目を設けた請求項１ないし請求項２記載の複数チ
   ャック付の合成樹脂袋。