JP3040041U - 雛人形用衣裳 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雛人形を飾る時の飾り栄えがして楽しく観賞
することが出来る。 【解決手段】 表着２の表側の適位置につまみ細工から
なる飾材３を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は三月節句に飾る雛人形用衣裳に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

生活水準の向上に伴なって衣食住が或る程度満たされ、スポーツやレジャーな どが盛んになって来た。 それと共に日本古来からの伝統として三月節句や五月節句を祝って人形などを 飾るようになって来た。 そして飾る人形の衣裳も年々優雅になり、特に三月節句に飾る雛人形では衣裳 の材質はもとより良い生地を用い色々なぼかしや模様を染色してより良い飾り映 えのするようにして来た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

いずれも染色による模様は美しいが、平面的のため模様が平凡に見え見飽きし てしまう傾向があり雛人形を飾る上において物足りなさを感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような物足りなさを解消し、少しでも平面的な状態から脱しより 豪華で見栄えがするようにした雛人形用衣裳を提供せんとするものである。 雛人形に着せる着物の表着の袖などの表側適位置に、任意模様のつまみ細工か らなる飾材を縫着にて設けたものである。

【０００５】

【作用】

飾り材を表着の表側適位置に設けたことによって、飾り材が表着の表面より浮 き出て立体的となり、今迄と違った雰囲気を出し且つ見た目にも美しく豪華に飾 ることが出来る。

【０００６】

【実施の形態】

以下本考案を具体化した実施例を図面について説明する。 図中１は雛人形のうちの男雛であって、単・桂衣・打衣の上に模様を染めた表 着２を着ている。 ３はつまみ細工にて菊模様とした飾材であって、表着２の袖２ａ表側に花を上 方にして咲いている状態に縫着している。 使用に当たっては従来と同じように飾れば良い。 そうすれば表着２の袖２ａに設けた飾材３が表着２より浮き出て立体的に見え 従来と違った雰囲気を出し、見た目にも美しく優雅となり楽しく飾ることが出来 る。 なお男雛の場合について説明したが、女雛にも同じように設けるが要領は同じ のため説明は省略する。 更に雛人形についての説明であるが他の和装する人形にも適応することが出来 る。

【０００７】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、表着の適位置につまみ細工からなる飾材を設けたことに よって、飾材が立体的に見え今迄と違った感じを与えより豪華な雰囲気で見た目 にもより美しく感じ楽しく飾って飽きが来にくゝ観賞することが出来る等の特長 があり実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例を男雛に用いた場合の正面図であ
る。

【図２】本考案実施例を男雛に用いた場合の側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 男雛 ２ 表着 ２ａ 袖 ３ 飾材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表着２の表側の適位置に、任意模様のつ
   まみ細工からなる飾材３を設けたことを特徴とする雛人
   形用衣裳。