JP2939527B2 - 電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯 - Google Patents
電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯Info
- Publication number
- JP2939527B2 JP2939527B2 JP22053796A JP22053796A JP2939527B2 JP 2939527 B2 JP2939527 B2 JP 2939527B2 JP 22053796 A JP22053796 A JP 22053796A JP 22053796 A JP22053796 A JP 22053796A JP 2939527 B2 JP2939527 B2 JP 2939527B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating sleeve
- insulating
- band
- unit length
- sleeve band
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気コネクタエレ
メントを固定保持するための複数の合成樹脂製絶縁スリ
ーブを有する長尺の電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯
に関するものである。
メントを固定保持するための複数の合成樹脂製絶縁スリ
ーブを有する長尺の電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の絶縁スリーブ帯として、
連結板部を介して長手方向に一定の間隔を隔てて複数の
絶縁スリーブを有する単位長さの絶縁スリーブ帯を設
け、これの長手方向一側端に形成された連結板部と、前
記同様な手段で成形された別の絶縁スリーブ帯の連結板
部とを、後者絶縁スリーブ帯のモールド成型時に成形金
型内で溶着結合させることにより、両絶縁スリーブ帯
３、３が長手方向に一体連結して構成したものが、本発
明者によって特公昭６１−１０９４８号並びに実公平６
−２４１３４号公報で開示されている。
連結板部を介して長手方向に一定の間隔を隔てて複数の
絶縁スリーブを有する単位長さの絶縁スリーブ帯を設
け、これの長手方向一側端に形成された連結板部と、前
記同様な手段で成形された別の絶縁スリーブ帯の連結板
部とを、後者絶縁スリーブ帯のモールド成型時に成形金
型内で溶着結合させることにより、両絶縁スリーブ帯
３、３が長手方向に一体連結して構成したものが、本発
明者によって特公昭６１−１０９４８号並びに実公平６
−２４１３４号公報で開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれら公知の手
段にあっては何れも絶縁スリーブ帯同志の結合力におい
て、特に長手方向に沿った引張り強度において今一つで
あると共に、何れも平らな連結板部で重合接合するもの
であるから、連結板部が一定の長さを必要として絶縁ス
リーブのピッチを一定以上に小さくすることができなか
った。加えて連結板部の積層によって長尺絶縁スリーブ
帯の屈曲性が悪くなって、ループ状にきれいに巻き取る
ことができなくなったり、或いは無理に屈曲させようと
すると連結板部の結合が外れることがある、といった問
題点があった。
段にあっては何れも絶縁スリーブ帯同志の結合力におい
て、特に長手方向に沿った引張り強度において今一つで
あると共に、何れも平らな連結板部で重合接合するもの
であるから、連結板部が一定の長さを必要として絶縁ス
リーブのピッチを一定以上に小さくすることができなか
った。加えて連結板部の積層によって長尺絶縁スリーブ
帯の屈曲性が悪くなって、ループ状にきれいに巻き取る
ことができなくなったり、或いは無理に屈曲させようと
すると連結板部の結合が外れることがある、といった問
題点があった。
【０００４】そこで本発明は、単位長さの絶縁スリーブ
帯同志の連結に新たな工夫を加えることにより、単位長
さの絶縁スリーブ帯同志の結合力を高めると共に、絶縁
スリーブのピッチを短くすることを可能にして、自動機
による電気コネクタエレメントの装填作業の高速化を図
ることのできる電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯を提
供することを主たる目的とするものである。
帯同志の連結に新たな工夫を加えることにより、単位長
さの絶縁スリーブ帯同志の結合力を高めると共に、絶縁
スリーブのピッチを短くすることを可能にして、自動機
による電気コネクタエレメントの装填作業の高速化を図
ることのできる電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯を提
供することを主たる目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯にあって
は、電気コネクタエレメントを保持するための複数の絶
縁スリーブ１と、これら絶縁スリーブ１を平行な姿勢で
且つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部２とが
合成樹脂材によって一体的にモールド成形されて単位長
さの絶縁スリーブ帯３が構成されており、この単位長さ
の絶縁スリーブ帯３の長手方向一側端に形成された絶縁
スリーブ１ａと、前記同様な手段で成形された別の絶縁
スリーブ帯３の長手方向他端部の絶縁スリーブ１ｂと
を、後者絶縁スリーブ帯３のモールド成型時に成形金型
内で２重に積層させた状態で溶着結合させることによ
り、両絶縁スリーブ帯３、３が長手方向に一体連結して
構成したものである。
本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発
明にかかる電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯にあって
は、電気コネクタエレメントを保持するための複数の絶
縁スリーブ１と、これら絶縁スリーブ１を平行な姿勢で
且つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部２とが
合成樹脂材によって一体的にモールド成形されて単位長
さの絶縁スリーブ帯３が構成されており、この単位長さ
の絶縁スリーブ帯３の長手方向一側端に形成された絶縁
スリーブ１ａと、前記同様な手段で成形された別の絶縁
スリーブ帯３の長手方向他端部の絶縁スリーブ１ｂと
を、後者絶縁スリーブ帯３のモールド成型時に成形金型
内で２重に積層させた状態で溶着結合させることによ
り、両絶縁スリーブ帯３、３が長手方向に一体連結して
構成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図に示すように、電気コネクタエレメン
トである圧着端子Ａを挿入保持するための複数の円筒状
の絶縁スリーブ１…と、これら絶縁スリーブ１を平行な
姿勢で且つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部
２…とが合成樹脂材によって一体的にモールド成形され
て単位長さの絶縁スリーブ帯３が構成されており、これ
ら単位長さの絶縁スリーブ帯３…が次のようなモールド
成形手段により長手方向に沿って一体的に連結されて長
尺の絶縁スリーブ帯が形成されている。
いて説明する。図に示すように、電気コネクタエレメン
トである圧着端子Ａを挿入保持するための複数の円筒状
の絶縁スリーブ１…と、これら絶縁スリーブ１を平行な
姿勢で且つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部
２…とが合成樹脂材によって一体的にモールド成形され
て単位長さの絶縁スリーブ帯３が構成されており、これ
ら単位長さの絶縁スリーブ帯３…が次のようなモールド
成形手段により長手方向に沿って一体的に連結されて長
尺の絶縁スリーブ帯が形成されている。
【０００７】即ち、上下割型４ａ、４ｂと芯型４ｃとか
らなる金型４により先ず単位長さの絶縁スリーブ帯３を
モールド成形する。この単位長さの絶縁スリーブ帯３は
圧着端子Ａを挿入保持するための複数の円筒状の絶縁ス
リーブ１…と、これら絶縁スリーブ１を平行な姿勢で且
つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部２…とか
らなり、この絶縁スリーブ帯３の一端、即ち図の左端が
円筒状絶縁スリーブ１ａで終わっている。この絶縁スリ
ーブ１ａの外径は、他の絶縁スリーブ１の外径よりその
厚みの二分の一の寸法だけ小径となるように形成されて
いる。
らなる金型４により先ず単位長さの絶縁スリーブ帯３を
モールド成形する。この単位長さの絶縁スリーブ帯３は
圧着端子Ａを挿入保持するための複数の円筒状の絶縁ス
リーブ１…と、これら絶縁スリーブ１を平行な姿勢で且
つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連結板部２…とか
らなり、この絶縁スリーブ帯３の一端、即ち図の左端が
円筒状絶縁スリーブ１ａで終わっている。この絶縁スリ
ーブ１ａの外径は、他の絶縁スリーブ１の外径よりその
厚みの二分の一の寸法だけ小径となるように形成されて
いる。
【０００８】このようにして金型４で単位長さの絶縁ス
リーブ帯３をモールド成形した後、上下割型４ａ、４ｂ
並びに芯型４ｃを分離して図３で示すような絶縁スリー
ブ帯３を取り出し、これを図４で示すように、左端の小
径の絶縁スリーブ１ａを金型４の右端の芯型４ｃに嵌め
込んで上下割型を閉じ、溶融樹脂を流し込んで次の単位
長さの絶縁スリーブ帯３を成形する。これにより成形さ
れる単位長さの絶縁スリーブ帯３の右端の絶縁スリーブ
１ｂは、先に成形された単位長さの絶縁スリーブ帯３の
絶縁スリーブ１ａ部分の周りで成形されて一体的に溶着
結合される。このモールド成形手段を繰り返すことによ
って絶縁スリーブ帯３が複数個連結された長尺の絶縁ス
リーブ帯を製造するものである。このようにして製作さ
れた電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯では、隣接する
絶縁スリーブ帯３…が絶縁スリーブ１ａ、１ｂで２重に
積層された構造で溶着結合されているので結合力が極め
て強固であり、しかも従来のように連結板部分で積層連
結するものでないから、連結板部のフレキシブル性を損
なわず絶縁スリーブ１…のピッチも小さくすることがで
きる。
リーブ帯３をモールド成形した後、上下割型４ａ、４ｂ
並びに芯型４ｃを分離して図３で示すような絶縁スリー
ブ帯３を取り出し、これを図４で示すように、左端の小
径の絶縁スリーブ１ａを金型４の右端の芯型４ｃに嵌め
込んで上下割型を閉じ、溶融樹脂を流し込んで次の単位
長さの絶縁スリーブ帯３を成形する。これにより成形さ
れる単位長さの絶縁スリーブ帯３の右端の絶縁スリーブ
１ｂは、先に成形された単位長さの絶縁スリーブ帯３の
絶縁スリーブ１ａ部分の周りで成形されて一体的に溶着
結合される。このモールド成形手段を繰り返すことによ
って絶縁スリーブ帯３が複数個連結された長尺の絶縁ス
リーブ帯を製造するものである。このようにして製作さ
れた電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯では、隣接する
絶縁スリーブ帯３…が絶縁スリーブ１ａ、１ｂで２重に
積層された構造で溶着結合されているので結合力が極め
て強固であり、しかも従来のように連結板部分で積層連
結するものでないから、連結板部のフレキシブル性を損
なわず絶縁スリーブ１…のピッチも小さくすることがで
きる。
【０００９】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば連結板部２の形
状は図６に示すように平面Ｘ状に形成することも可能で
あり、こうすることによってより柔軟な屈曲性を得るこ
とができる。その他本発明ではその構成要件を備え、か
つ前記の目的を達成し、下記の効果を有する限りにおい
ては適宜に改変して実施することができるものである。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではない。例えば連結板部２の形
状は図６に示すように平面Ｘ状に形成することも可能で
あり、こうすることによってより柔軟な屈曲性を得るこ
とができる。その他本発明ではその構成要件を備え、か
つ前記の目的を達成し、下記の効果を有する限りにおい
ては適宜に改変して実施することができるものである。
【００１０】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の電気コネクタ
用長尺絶縁スリーブ帯にあっては、隣接する絶縁スリー
ブ帯が一端側の絶縁スリーブで２重に積層された構造で
溶着結合されているので、結合力が極めて強固であり、
しかも従来のように連結板部分で積層連結するものでな
いから、連結板部のフレキシブル性を損なわず容易に且
つコンパクトに巻き取ることができると共に、連結板部
の長さも短くして絶縁スリーブのピッチを小さくするこ
とができ、これにより自動機による電気コネクタエレメ
ントの充填作業を高速化することができる、といった種
々顕著な効果がある。
用長尺絶縁スリーブ帯にあっては、隣接する絶縁スリー
ブ帯が一端側の絶縁スリーブで２重に積層された構造で
溶着結合されているので、結合力が極めて強固であり、
しかも従来のように連結板部分で積層連結するものでな
いから、連結板部のフレキシブル性を損なわず容易に且
つコンパクトに巻き取ることができると共に、連結板部
の長さも短くして絶縁スリーブのピッチを小さくするこ
とができ、これにより自動機による電気コネクタエレメ
ントの充填作業を高速化することができる、といった種
々顕著な効果がある。
【図１】本発明に係る電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ
帯の一部分を示す斜視図。
帯の一部分を示す斜視図。
【図２】上記絶縁スリーブ帯を製作するための金型を示
す断面図。
す断面図。
【図３】上記金型によって製作された絶縁スリーブ帯を
示す断面図。
示す断面図。
【図４】単位長さの絶縁スリーブ帯の製造工程を示す断
面図。
面図。
【図５】製作された単位長さの絶縁スリーブ帯の一部示
す断面図。
す断面図。
【図６】本発明に係る電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ
帯の他の例を示す一部の斜視図。
帯の他の例を示す一部の斜視図。
１ 絶縁スリーブ １ａ 外径を小さくした絶縁スリーブ １ｂ 外径を小さくした前記絶縁スリーブに周囲に成形
された絶縁スリーブ ２ 連結板部 ３ 絶縁スリーブ帯
された絶縁スリーブ ２ 連結板部 ３ 絶縁スリーブ帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 4/70 H01R 43/055 H01R 11/12
Claims (1)
- 【請求項１】 電気コネクタエレメントを保持するため
の複数の絶縁スリーブ(1)と、これら絶縁スリーブ(1)を
平行な姿勢で且つ互いに適当な間隔を隔てて連結する連
結板部(2)とが合成樹脂材によって一体的にモールド成
形されて単位長さの絶縁スリーブ帯(3)が構成されてお
り、この単位長さの絶縁スリーブ帯(3)の長手方向一側
端に形成された絶縁スリーブ(1a)と、前記同様な手段で
成形された別の絶縁スリーブ帯(3)の長手方向他端部の
絶縁スリーブ(1b)とを、後者絶縁スリーブ帯(3)のモー
ルド成型時に成形金型内で２重に積層させた状態で溶着
結合させることにより、両絶縁スリーブ帯(3)、(3)が長
手方向に一体連結して構成されている、電気コネクタ用
絶縁長尺スリーブ帯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22053796A JP2939527B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22053796A JP2939527B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1050369A JPH1050369A (ja) | 1998-02-20 |
| JP2939527B2 true JP2939527B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=16752557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22053796A Expired - Lifetime JP2939527B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 電気コネクタ用長尺絶縁スリーブ帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2939527B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5430274B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2014-02-26 | 矢崎総業株式会社 | 連鎖端子 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP22053796A patent/JP2939527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1050369A (ja) | 1998-02-20 |
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