JP2922045B2 - エレベータの遠隔故障診断装置 - Google Patents
エレベータの遠隔故障診断装置Info
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- Selective Calling Equipment (AREA)
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータに発生した
故障を通信回線を介して遠隔的に診断するエレベータの
遠隔故障診断装置に関する。
故障を通信回線を介して遠隔的に診断するエレベータの
遠隔故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数台のエレベータの動作を遠
隔的に監視し、エレベータの動作に異常が発生すると、
通信回線を介して監視センタに故障の通報が行われる遠
隔監視方式が取り入れられている。また、特開昭60−
16187号公報には、時間的に変化するエレベータの
乗りかご位置を記録するエレベータ運行図によって、複
数台のエレベータを一括管理する運転管理装置が開示さ
れ、当該開示に係る運転管理装置では、当該エレベータ
運行図中に、乗客が乗場釦を操作した時点より、エレベ
ータが到着して当該操作がリセットされるまでの時間が
記入されている。このエレベータ運行図によると、乗り
かごの相互位置の変化、乗場呼びへの応答状況を通じて
のエレベータのサービス状況の把握をすることができ、
当該ビルでのエレベータの運行管理が最適なものかどう
かの判断をすることができる。
隔的に監視し、エレベータの動作に異常が発生すると、
通信回線を介して監視センタに故障の通報が行われる遠
隔監視方式が取り入れられている。また、特開昭60−
16187号公報には、時間的に変化するエレベータの
乗りかご位置を記録するエレベータ運行図によって、複
数台のエレベータを一括管理する運転管理装置が開示さ
れ、当該開示に係る運転管理装置では、当該エレベータ
運行図中に、乗客が乗場釦を操作した時点より、エレベ
ータが到着して当該操作がリセットされるまでの時間が
記入されている。このエレベータ運行図によると、乗り
かごの相互位置の変化、乗場呼びへの応答状況を通じて
のエレベータのサービス状況の把握をすることができ、
当該ビルでのエレベータの運行管理が最適なものかどう
かの判断をすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遠隔監視方式で
は、エレベータに異常動作が発生した場合に発せられる
故障発報からは、エレベータの起動異常、エレベータの
安全系統の異常など、故障内容がある程度は把握できる
が、エレベータが故障した具体的な状況データは得るこ
とはできない。特に、故障が自動的に復旧してエレベー
タが再起動してしまうと、現場に派遣された復旧技術者
が、故障したエレベータの乗客から、故障発生位置、ド
アの状態など詳しい故障状況を聞き取ることが、復旧作
業を行うためには必要である。このために、故障時のエ
レベータの乗客がいなかったり、無人の状態でエレベー
タか故障した場合などは、故障状況が充分に把握され
ず、エレベータの復旧作業に手間どることがあった。
は、エレベータに異常動作が発生した場合に発せられる
故障発報からは、エレベータの起動異常、エレベータの
安全系統の異常など、故障内容がある程度は把握できる
が、エレベータが故障した具体的な状況データは得るこ
とはできない。特に、故障が自動的に復旧してエレベー
タが再起動してしまうと、現場に派遣された復旧技術者
が、故障したエレベータの乗客から、故障発生位置、ド
アの状態など詳しい故障状況を聞き取ることが、復旧作
業を行うためには必要である。このために、故障時のエ
レベータの乗客がいなかったり、無人の状態でエレベー
タか故障した場合などは、故障状況が充分に把握され
ず、エレベータの復旧作業に手間どることがあった。
【0004】この場合に、前記開示に係る運転管理装置
を組み込んだ遠隔監視方式にすると、エレベータに異常
が発生する直前に当該運転管理装置によって、エレベー
タの運行図を作成してあれば、エレベータのサービス状
況を把握することができ、故障の状況を具体的に把握す
ることが可能である。しかし、開示に係る運転管理装置
は、エレベータの運転管理のために必要に応じてエレベ
ータの運行図を作成するものであり、故障時のエレベー
タの運行図が必ずしも得られるものではない。本発明
は、前述したようなエレベータの故障復旧の現状に鑑み
てなされたものであり、その目的はエレベータの故障発
生時に、そのエレベータの復旧作業に出向く前にその故
障状態を遠隔地で把握して、迅速且つ適確な対応処置を
取ることができるエレベータの遠隔故障診断装置を提供
することにある。
を組み込んだ遠隔監視方式にすると、エレベータに異常
が発生する直前に当該運転管理装置によって、エレベー
タの運行図を作成してあれば、エレベータのサービス状
況を把握することができ、故障の状況を具体的に把握す
ることが可能である。しかし、開示に係る運転管理装置
は、エレベータの運転管理のために必要に応じてエレベ
ータの運行図を作成するものであり、故障時のエレベー
タの運行図が必ずしも得られるものではない。本発明
は、前述したようなエレベータの故障復旧の現状に鑑み
てなされたものであり、その目的はエレベータの故障発
生時に、そのエレベータの復旧作業に出向く前にその故
障状態を遠隔地で把握して、迅速且つ適確な対応処置を
取ることができるエレベータの遠隔故障診断装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、エレベータの運転を制御するエレベータ制
御装置と、前記エレベータの動作データを収集してメモ
リに格納するデータ収集装置と、前記エレベータの動作
を常時監視し、異常動作を検出して異常信号を出力する
異常検出装置と、前記データ収集装置に通信回線を介し
て接続される故障診断装置とを具えたエレベータの遠隔
故障診断装置において、前記異常検出装置による異常動
作の検出時に、前記異常動作の発生直前の一定時間の間
の、少なくとも乗りかごの移動軌跡データと、ドアの全
開動作データと、セフティシュー動作データまたはドア
開釦動作データとを含む予め設定されたエレベータの動
作データを前記メモリから読み出す読出手段と、前記読
出手段が読み出した前記動作データを前記異常信号と共
に前記故障診断装置に送信する送信手段と、該送信手段
により送信された前記動作データを加工して、乗りかご
の移動軌跡を示す運行図として他の動作情報と共に表示
する表示手段とを有する構成にしてある。
に本発明は、エレベータの運転を制御するエレベータ制
御装置と、前記エレベータの動作データを収集してメモ
リに格納するデータ収集装置と、前記エレベータの動作
を常時監視し、異常動作を検出して異常信号を出力する
異常検出装置と、前記データ収集装置に通信回線を介し
て接続される故障診断装置とを具えたエレベータの遠隔
故障診断装置において、前記異常検出装置による異常動
作の検出時に、前記異常動作の発生直前の一定時間の間
の、少なくとも乗りかごの移動軌跡データと、ドアの全
開動作データと、セフティシュー動作データまたはドア
開釦動作データとを含む予め設定されたエレベータの動
作データを前記メモリから読み出す読出手段と、前記読
出手段が読み出した前記動作データを前記異常信号と共
に前記故障診断装置に送信する送信手段と、該送信手段
により送信された前記動作データを加工して、乗りかご
の移動軌跡を示す運行図として他の動作情報と共に表示
する表示手段とを有する構成にしてある。
【0006】
【作用】このように構成されているので、データ収集装
置は、常時エレベータの動作データを収集してメモリに
格納しており、異常検出装置がエレベータの異常を検出
すると、読出手段が異常発生直前の一定時間の間の、少
なくとも乗りかごの移動軌跡のデータと、ドアの全開動
作データと、セフティシュー動作データまたはドア開釦
動作データとを含む予め設定されたエレベータの動作デ
ータをメモリから読み出す。さらに、送信手段は読出手
段がメモリから読み出した異常動作発生直前の一定時間
の間の動作データを異常信号と共に故障診断装置に送信
する。そして、表示手段が送信手段により送信された動
作データを加工して、乗りかごの移動軌跡を示す運行図
として他の動作情報と共に表示するので、復旧作業に先
立って、エレベータの故障発生直前の動作状況を遠隔的
に適確に把握することができる。
置は、常時エレベータの動作データを収集してメモリに
格納しており、異常検出装置がエレベータの異常を検出
すると、読出手段が異常発生直前の一定時間の間の、少
なくとも乗りかごの移動軌跡のデータと、ドアの全開動
作データと、セフティシュー動作データまたはドア開釦
動作データとを含む予め設定されたエレベータの動作デ
ータをメモリから読み出す。さらに、送信手段は読出手
段がメモリから読み出した異常動作発生直前の一定時間
の間の動作データを異常信号と共に故障診断装置に送信
する。そして、表示手段が送信手段により送信された動
作データを加工して、乗りかごの移動軌跡を示す運行図
として他の動作情報と共に表示するので、復旧作業に先
立って、エレベータの故障発生直前の動作状況を遠隔的
に適確に把握することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。ここで、図1は実施例の構成を示すブ
ロツク図、図2は実施例において異常動作時に表示され
るエレベータの動作データの例を示す説明図である。
照して説明する。ここで、図1は実施例の構成を示すブ
ロツク図、図2は実施例において異常動作時に表示され
るエレベータの動作データの例を示す説明図である。
【0008】図1に示すように、エレベータが設置され
たビルBには、エレベータの運転を制御するエレベータ
制御装置1、エレベータの動作データを収集してメモリ
に格納するデータ収集装置3、エレベータの動作を常時
監視し、エレベータの異常動作を検出して異常信号を出
力する異常検出装置2及び発明の送信手段に該当し、監
視センタCとの通信動作を行う通信装置4aが設けてあ
る。そして、エレベータ制御装置1に、異常検出装置2
とデ−タ収集装置3が接続してあり、異常検出装置2に
データ収集装置3が接続してあり、データ収集装置3は
通信装置4aに接続してある。
たビルBには、エレベータの運転を制御するエレベータ
制御装置1、エレベータの動作データを収集してメモリ
に格納するデータ収集装置3、エレベータの動作を常時
監視し、エレベータの異常動作を検出して異常信号を出
力する異常検出装置2及び発明の送信手段に該当し、監
視センタCとの通信動作を行う通信装置4aが設けてあ
る。そして、エレベータ制御装置1に、異常検出装置2
とデ−タ収集装置3が接続してあり、異常検出装置2に
データ収集装置3が接続してあり、データ収集装置3は
通信装置4aに接続してある。
【0009】一方、監視センタCは、ビルBとの通信を
行う通信装置4bに、エレベータの故障を遠隔的に診断
する故障診断装置6を接続した構成となっており、通信
装置4bが通信回線5を介してビルBの通信装置4aと
接続してある。
行う通信装置4bに、エレベータの故障を遠隔的に診断
する故障診断装置6を接続した構成となっており、通信
装置4bが通信回線5を介してビルBの通信装置4aと
接続してある。
【0010】前記データ収集装置3には、エレベータの
異常動作の発生時に、異常動作の発生直前の一定時間区
間における少なくとも乗りかごの移動軌跡のデータを含
むエレベータの動作データを、メモリから読み出す読出
手段が設けてある。また、前記故障診断装置6には、エ
レベータの異常発生時に、読出手段で読み出され通信装
置4aから、通信回線5及び通信装置4bを介して入力
されるエレベータの動作データを表示する表示手段が設
けてある。
異常動作の発生時に、異常動作の発生直前の一定時間区
間における少なくとも乗りかごの移動軌跡のデータを含
むエレベータの動作データを、メモリから読み出す読出
手段が設けてある。また、前記故障診断装置6には、エ
レベータの異常発生時に、読出手段で読み出され通信装
置4aから、通信回線5及び通信装置4bを介して入力
されるエレベータの動作データを表示する表示手段が設
けてある。
【0011】次に、このような構成の実施例の動作を説
明する。
明する。
【0012】エレベータの作動中は、データ収集装置3
はエレベータ制御装置1から、時刻と共に変化する乗り
かごの移動軌跡データ、上方及び下方の乗場呼び発生デ
ータ、かご呼び発生データ、開釦スイッチONデータ、
セフテイシューON−OFFデータ、ドアスイッチON
−OFFデータ及びドア全開データを取込んで、内蔵す
る図示せぬメモリに格納する。エレベータに異常動作が
発生すると、異常検出装置2が当該異常動作を検出し
て、異常信号をデータ収集装置3に出力する。
はエレベータ制御装置1から、時刻と共に変化する乗り
かごの移動軌跡データ、上方及び下方の乗場呼び発生デ
ータ、かご呼び発生データ、開釦スイッチONデータ、
セフテイシューON−OFFデータ、ドアスイッチON
−OFFデータ及びドア全開データを取込んで、内蔵す
る図示せぬメモリに格納する。エレベータに異常動作が
発生すると、異常検出装置2が当該異常動作を検出し
て、異常信号をデータ収集装置3に出力する。
【0013】この異常信号によって、データ収集装置3
の読出手段が作動し、当該読出手段によって、異常動作
発生直前の所定時間区間のエレベータの動作データが、
データ収集装置3のメモリから読み出される。そして、
当該メモリから読み出されたエレベータの動作データ
が、通信装置4aによって通信回線5を介して監視セン
タCに送信される。このようにして送信された動作デー
タは、監視センタCの通信装置4bで受信され、故障診
断装置6に入力されて、故障診断装置6で編集された後
に表示手段によってモニタ面上に表示される。
の読出手段が作動し、当該読出手段によって、異常動作
発生直前の所定時間区間のエレベータの動作データが、
データ収集装置3のメモリから読み出される。そして、
当該メモリから読み出されたエレベータの動作データ
が、通信装置4aによって通信回線5を介して監視セン
タCに送信される。このようにして送信された動作デー
タは、監視センタCの通信装置4bで受信され、故障診
断装置6に入力されて、故障診断装置6で編集された後
に表示手段によってモニタ面上に表示される。
【0014】図2は、故障診断装置6のモニタ面に表示
されるエレベータの異常動作直前の一定時間区間におけ
るエレベータの動作データであり、縦軸はビルBの階床
を示し、横軸は時刻を示している。同図において、10
は時刻と共に変化する乗りかご位置の移動軌跡を示し、
三角形11は上昇方向の乗場呼び、三角形12は下降方
向の乗場呼びを示し、これらの乗場呼びは、乗場呼びの
継続状態を所定時間(5秒)毎に三角形1個を対応付け
て表示している。
されるエレベータの異常動作直前の一定時間区間におけ
るエレベータの動作データであり、縦軸はビルBの階床
を示し、横軸は時刻を示している。同図において、10
は時刻と共に変化する乗りかご位置の移動軌跡を示し、
三角形11は上昇方向の乗場呼び、三角形12は下降方
向の乗場呼びを示し、これらの乗場呼びは、乗場呼びの
継続状態を所定時間(5秒)毎に三角形1個を対応付け
て表示している。
【0015】また、丸印13はかご呼びの発生状況を示
し、呼び発生ごとに丸印1個を対応付けている。14は
開釦スイッチの動作状態、即ちスイッチのON状態を太
線で、OFF状態を細線で示し、15はセフティシュー
のON−OFF動作状態を示し、16はドアスイッチの
ON−OFF動作状態を示し、17はドア全開信号のO
N−OFF動作状態を示している。
し、呼び発生ごとに丸印1個を対応付けている。14は
開釦スイッチの動作状態、即ちスイッチのON状態を太
線で、OFF状態を細線で示し、15はセフティシュー
のON−OFF動作状態を示し、16はドアスイッチの
ON−OFF動作状態を示し、17はドア全開信号のO
N−OFF動作状態を示している。
【0016】このように実施例では、故障診断装置6の
表示手段にエレベータの異常動作発生の直前の一定時間
区間のエレベータ動作のデータが表示され、異常発生の
原因を復旧作業に先立って解析することが可能になる。
例えば図2のモニタ表示面を見ることにより、10時1
8分頃に移動軌跡10により、乗りかごが10階で長時
間停止しており、さらに、ドア全開スイッチ17がON
動作しているので乗りかごのドアが開放した状態である
ことが分かる。また、セフティシュー15がON作動し
ているため、人為的にセフティシュー15を押して動作
させているか、セフティシュー15のスイッチが故障し
ていることが分かる。
表示手段にエレベータの異常動作発生の直前の一定時間
区間のエレベータ動作のデータが表示され、異常発生の
原因を復旧作業に先立って解析することが可能になる。
例えば図2のモニタ表示面を見ることにより、10時1
8分頃に移動軌跡10により、乗りかごが10階で長時
間停止しており、さらに、ドア全開スイッチ17がON
動作しているので乗りかごのドアが開放した状態である
ことが分かる。また、セフティシュー15がON作動し
ているため、人為的にセフティシュー15を押して動作
させているか、セフティシュー15のスイッチが故障し
ていることが分かる。
【0017】以上に説明したように、実施例によると、
エレベータに異常動作発生すると、監視センタCの故障
診断装置6のモニタ表示面に、エレベータの乗りかごの
移動軌跡、上方及び下方の乗場呼びの発生状態、かご呼
びの発生状態、開釦スイッチON状態、セフティシュー
のON−OFF状態、ドアスイッチのON−OFF状態
及びドア全開状態が表示される。このために、これらの
データに基づいて監視センタにおいて、復旧作業前にエ
レベータの異常動作発生の状態を解析することができる
ので、迅速な故障対応をとることにより、エレベータの
異常の復旧を速やかに行うことが可能になる。
エレベータに異常動作発生すると、監視センタCの故障
診断装置6のモニタ表示面に、エレベータの乗りかごの
移動軌跡、上方及び下方の乗場呼びの発生状態、かご呼
びの発生状態、開釦スイッチON状態、セフティシュー
のON−OFF状態、ドアスイッチのON−OFF状態
及びドア全開状態が表示される。このために、これらの
データに基づいて監視センタにおいて、復旧作業前にエ
レベータの異常動作発生の状態を解析することができる
ので、迅速な故障対応をとることにより、エレベータの
異常の復旧を速やかに行うことが可能になる。
【0018】なお、実施例では故障診断装置6のモニタ
に、乗りかごの移動軌跡、上方及び下方の乗場呼びの発
生状態、かご呼びの発生状態、開釦スイッチのON状
態、セフティシューのON−OFF状態、ドアスイッチ
のON−OFF状態及びドア全開状態を表示する場合を
説明したが、本発明は実施例に限定されるものでなく、
例えばこれらに、閉釦の動作状態及び開延長釦の動作状
態を追加することも可能である。
に、乗りかごの移動軌跡、上方及び下方の乗場呼びの発
生状態、かご呼びの発生状態、開釦スイッチのON状
態、セフティシューのON−OFF状態、ドアスイッチ
のON−OFF状態及びドア全開状態を表示する場合を
説明したが、本発明は実施例に限定されるものでなく、
例えばこれらに、閉釦の動作状態及び開延長釦の動作状
態を追加することも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項2記載の発明によれば、エレベータの異常動作が検出
されると、異常動作の発生直前の一定時間の間の、少な
くとも乗りかごの移動軌跡のデータと、ドアの全開動作
データと、セフティシュー動作データまたはドア開釦動
作データとを含む予め設定されたエレベータの動作デー
タが、データ収集装置のメモリから読出手段によって読
み出され、当該動作データが故障診断装置に送信され、
表示手段に送信された動作データが加工されて、乗りか
ごの移動軌跡を示す運行図として他の動作情報と共に表
示されるので、エレベータの復旧作業に出向く前にその
ドアの全開動作に関する異常の状態を遠隔地で把握し
て、迅速且つ適確な対応処置を取ることができる。
項2記載の発明によれば、エレベータの異常動作が検出
されると、異常動作の発生直前の一定時間の間の、少な
くとも乗りかごの移動軌跡のデータと、ドアの全開動作
データと、セフティシュー動作データまたはドア開釦動
作データとを含む予め設定されたエレベータの動作デー
タが、データ収集装置のメモリから読出手段によって読
み出され、当該動作データが故障診断装置に送信され、
表示手段に送信された動作データが加工されて、乗りか
ごの移動軌跡を示す運行図として他の動作情報と共に表
示されるので、エレベータの復旧作業に出向く前にその
ドアの全開動作に関する異常の状態を遠隔地で把握し
て、迅速且つ適確な対応処置を取ることができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例で表示されるエレベータの動
作データを示す説明図である。
作データを示す説明図である。
1 エレベータ制御装置 2 異常検出装置 3 データ収集装置 4a、4b 通信装置 6 故障診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−138081(JP,A) 特開 昭55−101572(JP,A) 特開 昭61−203083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 5/00 B66B 3/00 H04Q 9/00 311
Claims (2)
- 【請求項1】 エレベータの運転を制御するエレベータ
制御装置と、前記エレベータの動作データを収集してメ
モリに格納するデータ収集装置と、前記エレベータの動
作を常時監視し、異常動作を検出して異常信号を出力す
る異常検出装置と、前記データ収集装置に通信回線を介
して接続される故障診断装置とを具えたエレベータの遠
隔故障診断装置において、前記異常検出装置による異常
動作の検出時に、前記異常動作の発生直前の一定時間の
間の、少なくとも乗りかごの移動軌跡のデータと、ドア
の全開動作データと、セフティシュー動作データとを含
む予め設定されたエレベータの動作データを前記メモリ
から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前
記動作データを前記異常信号と共に前記故障診断装置に
送信する送信手段と、該送信手段により送信された前記
動作データを加工して、前記乗りかごの移動軌跡を示す
運行図として他の動作情報と共に表示する表示手段とを
有することを特徴とするエレベータの遠隔故障診断装
置。 - 【請求項2】 エレベータの運転を制御するエレベータ
制御装置と、前記エレベータの動作データを収集してメ
モリに格納するデータ収集装置と、前記エレベータの動
作を常時監視し、異常動作を検出して異常信号を出力す
る異常検出装置と、前記データ収集装置に通信回線を介
して接続される故障診断装置とを具えたエレベータの遠
隔故障診断装置において、前記異常検出装置による異常
動作の検出時に、前記異常動作の発生直前の一定時間の
間の、少なくとも乗りかごの移動軌跡データと、ドアの
全開動作データと、ドア開釦動作データとを含む予め設
定されたエレベータの動作データを前記メモリから読み
出す読出手段と、前記読出手段が読み出した前記動作デ
ータを前記異常信号と共に前記故障診断装置に送信する
送信手段と、該送信手段により送信された前記動作デー
タを加工して、前記乗りかごの移動軌跡を示す運行図と
して他の動作情報と共に表示する表示手段とを有するこ
とを特徴とするエレベータの遠隔故障診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6856392A JP2922045B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | エレベータの遠隔故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6856392A JP2922045B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | エレベータの遠隔故障診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061556A JPH061556A (ja) | 1994-01-11 |
JP2922045B2 true JP2922045B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13377358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6856392A Expired - Fee Related JP2922045B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | エレベータの遠隔故障診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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