JP2915677B2 - 排ガス浄化触媒 - Google Patents
排ガス浄化触媒Info
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- JP2915677B2 JP2915677B2 JP4047510A JP4751092A JP2915677B2 JP 2915677 B2 JP2915677 B2 JP 2915677B2 JP 4047510 A JP4047510 A JP 4047510A JP 4751092 A JP4751092 A JP 4751092A JP 2915677 B2 JP2915677 B2 JP 2915677B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- zsm
- catalyst
- zeolite
- gas purifying
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は約200〜300℃の低
温域のディーゼル排ガスから窒素酸化物(NOX)を除
去することができる排ガス浄化触媒に関するものであ
る。
温域のディーゼル排ガスから窒素酸化物(NOX)を除
去することができる排ガス浄化触媒に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、ディーゼル排ガスから窒素酸化物
(NOX)を除去するための排ガス浄化触媒については
鋭意検討されており、例えば銅ゼオライト触媒(Cu−
ZSM−5)が提案されている。
(NOX)を除去するための排ガス浄化触媒については
鋭意検討されており、例えば銅ゼオライト触媒(Cu−
ZSM−5)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディー
ゼル排ガス中の窒素酸化物(NOX)濃度の測定時にお
いては排ガス温度は約200〜300℃の低温域であ
り、この低温域においては、前述の銅ゼオライト触媒
(Cu−ZSM−5)の排ガス中の窒素酸化物(N
OX)除去率は低いという問題があった。
ゼル排ガス中の窒素酸化物(NOX)濃度の測定時にお
いては排ガス温度は約200〜300℃の低温域であ
り、この低温域においては、前述の銅ゼオライト触媒
(Cu−ZSM−5)の排ガス中の窒素酸化物(N
OX)除去率は低いという問題があった。
【0004】本発明の目的は、排ガス温度が約200〜
300℃という低温域において窒素酸化物(NOX)除
去率を高めることができる排ガス浄化触媒を提供するこ
とにある。
300℃という低温域において窒素酸化物(NOX)除
去率を高めることができる排ガス浄化触媒を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る排ガス浄化触媒は、ゼオライト(ZSM
−5)粉体に対するガリウム(Ga)の重量比が5〜1
0重量パーセントとなるよう、ガリウム(Ga)をゼオ
ライト(ZSM−5)粉体に担持させたものである。
に本発明に係る排ガス浄化触媒は、ゼオライト(ZSM
−5)粉体に対するガリウム(Ga)の重量比が5〜1
0重量パーセントとなるよう、ガリウム(Ga)をゼオ
ライト(ZSM−5)粉体に担持させたものである。
【0006】
【作用】上記の排ガス浄化触媒は、約200〜300℃
の低温域において排ガス中の窒素酸化物(NOx)の除
去率を高めることができる。
の低温域において排ガス中の窒素酸化物(NOx)の除
去率を高めることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の排ガス浄化触媒の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0008】本実施例の排ガス浄化触媒は、ガリウム
(Ga)をゼオライト(ZSM−5)粉体に担持させた
ガリウムゼオライト触媒(Ga−ZSM−5)であり、
ガリウム(Ga)の硝酸塩或いは酢酸塩を水に溶かし、
該溶液にゼオライト(ZSM−5)粉体を添加し、攪拌
するイオン交換法によって調製したものである。この場
合、ゼオライト(ZSM−5)粉体に対するガリウム
(Ga)の重量比を5〜10重量%とすると良い。上記
の重量比が5重量%以下あるいは10重量%以上の場合
には触媒の吸着能力等、性能が低下して使用に適さな
い。
(Ga)をゼオライト(ZSM−5)粉体に担持させた
ガリウムゼオライト触媒(Ga−ZSM−5)であり、
ガリウム(Ga)の硝酸塩或いは酢酸塩を水に溶かし、
該溶液にゼオライト(ZSM−5)粉体を添加し、攪拌
するイオン交換法によって調製したものである。この場
合、ゼオライト(ZSM−5)粉体に対するガリウム
(Ga)の重量比を5〜10重量%とすると良い。上記
の重量比が5重量%以下あるいは10重量%以上の場合
には触媒の吸着能力等、性能が低下して使用に適さな
い。
【0009】次に、本実施例の排ガス浄化触媒と従来の
排ガス浄化触媒の触媒の活性について図1により説明す
ると、図1中Aは本発明品のガリウムゼオライト触媒の
場合の線図、Bは従来品の銅ゼオライト触媒(Cu−Z
SM−5)の場合の線図であり、横軸には排ガス温度
(℃)を、縦軸には排ガス中の窒素酸化物(NOX)除
去率である窒素(N2)への転化率(%)を表示してい
る。
排ガス浄化触媒の触媒の活性について図1により説明す
ると、図1中Aは本発明品のガリウムゼオライト触媒の
場合の線図、Bは従来品の銅ゼオライト触媒(Cu−Z
SM−5)の場合の線図であり、横軸には排ガス温度
(℃)を、縦軸には排ガス中の窒素酸化物(NOX)除
去率である窒素(N2)への転化率(%)を表示してい
る。
【0010】図で明らかなように、約200〜300℃
の低温域における窒素(N2)への転化率(%)をみる
と、ガリウムゼオライト触媒(Ga−ZSM−5)Aは
銅ゼオライト触媒(Cu−ZSM−5)Bに比べて2〜
4倍の窒素酸化物(NOX)除去率を示し、約200〜
300℃の低温域で高性能を有していることが判る。な
お実験条件として試験時ガス濃度は、一酸化窒素(N
O)濃度500ppm、酸素(O2)濃度4%、プロパ
ン(C3H8)濃度1000ppm、二酸化硫黄(S
O2)濃度100ppmである。
の低温域における窒素(N2)への転化率(%)をみる
と、ガリウムゼオライト触媒(Ga−ZSM−5)Aは
銅ゼオライト触媒(Cu−ZSM−5)Bに比べて2〜
4倍の窒素酸化物(NOX)除去率を示し、約200〜
300℃の低温域で高性能を有していることが判る。な
お実験条件として試験時ガス濃度は、一酸化窒素(N
O)濃度500ppm、酸素(O2)濃度4%、プロパ
ン(C3H8)濃度1000ppm、二酸化硫黄(S
O2)濃度100ppmである。
【0011】
【発明の効果】本発明の排ガス浄化触媒は約200〜3
00℃の低温域において排ガス中の窒素酸化物(N
OX)除去率を高めることができるという優れた効果を
奏し得る。
00℃の低温域において排ガス中の窒素酸化物(N
OX)除去率を高めることができるという優れた効果を
奏し得る。
【図1】本発明の排ガス浄化触媒と従来の排ガス浄化触
媒の触媒の活性を示すグラフである。
媒の触媒の活性を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゼオライト(ZSM−5)粉体に対する
ガリウム(Ga)の重量比が5〜10重量パーセントと
なるよう、ガリウム(Ga)をゼオライト(ZSM−
5)粉体に担持させたことを特徴とする排ガス浄化触
媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047510A JP2915677B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 排ガス浄化触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047510A JP2915677B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 排ガス浄化触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05212288A JPH05212288A (ja) | 1993-08-24 |
JP2915677B2 true JP2915677B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12777112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4047510A Expired - Fee Related JP2915677B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 排ガス浄化触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2915677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR0136893B1 (ko) * | 1994-11-03 | 1998-04-25 | 강박광 | 선택적 촉매환원에 의한 배기가스중의 질소산화물의 제거방법 |
JP4617253B2 (ja) * | 2005-12-26 | 2011-01-19 | エヌ・イーケムキャット株式会社 | 脱硝触媒、ハニカム構造型脱硝触媒、及びそれを用いた脱硝方法 |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP4047510A patent/JP2915677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05212288A (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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