JP2914686B2 - インサートを有する表皮一体発泡成形品の製造方法 - Google Patents
インサートを有する表皮一体発泡成形品の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、発泡体の表面が表皮で覆われた表皮一体
発泡成形品の製造方法、特には自動車用ドアトリム、座
席クッション等のように、発泡体の内部若しくは裏面に
補強用あるいは取り付け用のインサートを有する表皮一
体発泡成形品の製造方法に関する。
発泡成形品の製造方法、特には自動車用ドアトリム、座
席クッション等のように、発泡体の内部若しくは裏面に
補強用あるいは取り付け用のインサートを有する表皮一
体発泡成形品の製造方法に関する。
(従来技術) 従来におけるインサートを有する表皮一体発泡品の製
造方法は、第8図のように表皮10の端部11を割型からな
る発泡成形型12の分割面14で挟着して表皮10およびイン
サート16を発泡成形型12内に装置し、その表皮10とイン
サート16間に注入した液状発泡原料17を表皮10及びイン
サート16と一体に発泡させて発泡成形品を形成し、その
発泡成形品を型から取り出した後、第9図のようにイン
サート端部18の端の端末18aを表皮端部11で巻き込み、
該表皮端部11を接着剤またはタッカー等でインサート端
部18に固定するものである。図中10は液状発泡原料から
発泡成形された発泡体である。
造方法は、第8図のように表皮10の端部11を割型からな
る発泡成形型12の分割面14で挟着して表皮10およびイン
サート16を発泡成形型12内に装置し、その表皮10とイン
サート16間に注入した液状発泡原料17を表皮10及びイン
サート16と一体に発泡させて発泡成形品を形成し、その
発泡成形品を型から取り出した後、第9図のようにイン
サート端部18の端の端末18aを表皮端部11で巻き込み、
該表皮端部11を接着剤またはタッカー等でインサート端
部18に固定するものである。図中10は液状発泡原料から
発泡成形された発泡体である。
しかし、その方法は、表皮端部11をインサート端部18
に接着又はタッカー止めするのに手間取る問題があっ
た。
に接着又はタッカー止めするのに手間取る問題があっ
た。
そこで最近になって、第10図のように表皮20の端末付
近22にあらかじめポリプロピレン等からなるプラスチッ
ク板24を縫製し、他方第11図のようにインサート26の端
末28の端面には溝30を形成しておき、その表皮20および
インサート26を用いて前記と同様に表皮一体発泡成形し
て第12図に示す発泡成形品を形成し、その後インサート
26の端末28を表皮端部で巻き込み、該インサート端末の
溝30に前記プラスチック板24で補強された表皮端部の端
(表皮端末)を挿入することにより、インサートを有す
る表皮一体発泡成形品を製造する方法が提案され、一部
で実施されるようになった。図中29は発泡体である。
近22にあらかじめポリプロピレン等からなるプラスチッ
ク板24を縫製し、他方第11図のようにインサート26の端
末28の端面には溝30を形成しておき、その表皮20および
インサート26を用いて前記と同様に表皮一体発泡成形し
て第12図に示す発泡成形品を形成し、その後インサート
26の端末28を表皮端部で巻き込み、該インサート端末の
溝30に前記プラスチック板24で補強された表皮端部の端
(表皮端末)を挿入することにより、インサートを有す
る表皮一体発泡成形品を製造する方法が提案され、一部
で実施されるようになった。図中29は発泡体である。
(発明が解決しようとする課題) しかしその製造方法によっても、プラスチック板24を
表皮端部に縫製する作業およびインサート端末の溝30に
表皮端末を挿入する作業が必要になり、製造作業が簡略
になるとは言いがたい点があった。
表皮端部に縫製する作業およびインサート端末の溝30に
表皮端末を挿入する作業が必要になり、製造作業が簡略
になるとは言いがたい点があった。
また、インサート端末を表皮端部で巻き込む際、ある
いはインサート端末の溝30に表皮端末を挿入する際に、
表皮がねじれ易く、表皮に皺を生じ易い問題もあった。
いはインサート端末の溝30に表皮端末を挿入する際に、
表皮がねじれ易く、表皮に皺を生じ易い問題もあった。
そこでこの発明は、インサートを有する表皮一体発泡
成形品の製造方法において、表皮端末の後処理が不要
で、しかも表皮に皺を生じることのない製造方法を提供
しようとするものである。
成形品の製造方法において、表皮端末の後処理が不要
で、しかも表皮に皺を生じることのない製造方法を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するためこの発明は、発泡成形型内に
表皮及びインサートを装置し、その表皮とインサート間
に液状発泡原料を注入して表皮及びインサートと一体に
発泡させることにより、インサートを有する表皮一体発
泡成形品を製造する方法において、インサートの端部に
その端の端末から離して穴等からなる液状発泡原料漏出
部を設け、前記インサートの端末から液状発泡原料漏出
部間で構成される表皮端末重合部をインサートの裏面に
形成し、表皮端部によって前記インサートの端末を巻き
込み、前記液状発泡原料漏出部が表皮端部の巻き込み範
囲外となるように前記表皮端部の端の表皮端末を表皮端
末重合部に位置させて前記液状発泡原料の注入発泡を行
い、前記液状発泡原料漏出部からインサート裏面に漏出
する液状発泡原料を、当該液状発泡原料漏出部付近のイ
ンサート裏面と上型内面間に形成された漏出原料発泡空
間で発泡させて形成した漏出発泡体により、前記表皮端
末を包み込んで前記インサート端部裏面に接着すること
としたのである。
表皮及びインサートを装置し、その表皮とインサート間
に液状発泡原料を注入して表皮及びインサートと一体に
発泡させることにより、インサートを有する表皮一体発
泡成形品を製造する方法において、インサートの端部に
その端の端末から離して穴等からなる液状発泡原料漏出
部を設け、前記インサートの端末から液状発泡原料漏出
部間で構成される表皮端末重合部をインサートの裏面に
形成し、表皮端部によって前記インサートの端末を巻き
込み、前記液状発泡原料漏出部が表皮端部の巻き込み範
囲外となるように前記表皮端部の端の表皮端末を表皮端
末重合部に位置させて前記液状発泡原料の注入発泡を行
い、前記液状発泡原料漏出部からインサート裏面に漏出
する液状発泡原料を、当該液状発泡原料漏出部付近のイ
ンサート裏面と上型内面間に形成された漏出原料発泡空
間で発泡させて形成した漏出発泡体により、前記表皮端
末を包み込んで前記インサート端部裏面に接着すること
としたのである。
(作用) 発砲成形型内に装置された表皮とインサート間に注入
された液状発泡原料は、発泡して表皮内を満たし、表皮
およびインサートと一体化した発泡成形品になる。また
その発泡時、インサート端部においては、該インサート
端部に形成された液状発泡原料漏出部から液状発泡原料
がインサートの端部裏面に漏出し、前記インサート端末
を巻き込んでいる表皮端末を包み込むように発泡して漏
出発泡体を形成し、該漏出発泡体が表皮端末をインサー
ト端部裏面に接着する。そのため、発泡成形後脱型して
得られる発泡成形品は、表皮端末がインサート端末を巻
き込んだ状態で製品裏面に固定されており、脱型後何ら
作業を加えることなく所望のインサートを有する表皮一
体発泡成形品となる。しかも表皮端末が漏出発泡体で包
み込まれてインサート端部裏面に接着しているため、表
皮端末が剥がれる恐れがない。
された液状発泡原料は、発泡して表皮内を満たし、表皮
およびインサートと一体化した発泡成形品になる。また
その発泡時、インサート端部においては、該インサート
端部に形成された液状発泡原料漏出部から液状発泡原料
がインサートの端部裏面に漏出し、前記インサート端末
を巻き込んでいる表皮端末を包み込むように発泡して漏
出発泡体を形成し、該漏出発泡体が表皮端末をインサー
ト端部裏面に接着する。そのため、発泡成形後脱型して
得られる発泡成形品は、表皮端末がインサート端末を巻
き込んだ状態で製品裏面に固定されており、脱型後何ら
作業を加えることなく所望のインサートを有する表皮一
体発泡成形品となる。しかも表皮端末が漏出発泡体で包
み込まれてインサート端部裏面に接着しているため、表
皮端末が剥がれる恐れがない。
(実施例) 以下この発明の実施例について説明する。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例におけるイ
ンサートを有する表皮一体発泡成形品(自動車のリアセ
ンターアームレスト用のもの)の製造時を示す発泡成形
型の断面図、第4図はその実施例に使用するインサート
の斜視図、第5図はその実施例に使用する表皮の斜視
図、第6図はその実施例に使用する発泡成形型の断面図
である。
ンサートを有する表皮一体発泡成形品(自動車のリアセ
ンターアームレスト用のもの)の製造時を示す発泡成形
型の断面図、第4図はその実施例に使用するインサート
の斜視図、第5図はその実施例に使用する表皮の斜視
図、第6図はその実施例に使用する発泡成形型の断面図
である。
まず使用するインサート、表皮、発泡成形型について
説明する。
説明する。
第4図に示すように、インサート32は、製品の補強
用、製品の取り付け用として用いられるもので、製品形
状とほぼ相似形状とした鉄板からなり、端部40にその端
の端末41から離して液状発泡原料漏出部34が、また中央
部に液状発泡原料注入用の穴36が開けられている。液状
発泡原料漏出部34は、この例のように所定間隔(たとえ
ば2cm間隔)で開けた穴によって構成するほか、インサ
ート端末41から形成した切り欠き(図示せず)の内側奥
の部分によって構成してもよい。前記インサート端末41
から液状発泡原料漏出部34間はインサート裏面32aで表
皮端末重合部41aとされる。
用、製品の取り付け用として用いられるもので、製品形
状とほぼ相似形状とした鉄板からなり、端部40にその端
の端末41から離して液状発泡原料漏出部34が、また中央
部に液状発泡原料注入用の穴36が開けられている。液状
発泡原料漏出部34は、この例のように所定間隔(たとえ
ば2cm間隔)で開けた穴によって構成するほか、インサ
ート端末41から形成した切り欠き(図示せず)の内側奥
の部分によって構成してもよい。前記インサート端末41
から液状発泡原料漏出部34間はインサート裏面32aで表
皮端末重合部41aとされる。
表皮38は、第5図に示すように、製品に求められる表
面感触、装飾性等に合わせて選択された材質のもの、例
えば本皮、プラスチックレザー、あるいはファブリック
裏面にスラブフォーム、プラスチックフィルムを積層し
たもの等を縫製等により所定形状にしたものである。な
お、表皮端部39aは、前記インサートの端末41を巻き込
むことができるように、角部42において切り離されてい
る。符号39は表皮端部39aの端の表皮端末を示す。
面感触、装飾性等に合わせて選択された材質のもの、例
えば本皮、プラスチックレザー、あるいはファブリック
裏面にスラブフォーム、プラスチックフィルムを積層し
たもの等を縫製等により所定形状にしたものである。な
お、表皮端部39aは、前記インサートの端末41を巻き込
むことができるように、角部42において切り離されてい
る。符号39は表皮端部39aの端の表皮端末を示す。
一方発泡成形型44は、第6図に示すように、上型44a
と下型44bに分かれる分割型からなり、型内部のキャビ
ティ46に通じる原料注入口47が上型44aに形成され、ま
たその上型44aの内面所定部にインサート吸引固定用の
磁石49が埋設されている。型内部のキャビティ46は、製
品形状とほぼ同一形状からなるが、インサート端部が装
置される部分の上型内面48は、該上型内面48と前記液状
発泡原料漏出部34付近のインサート裏面32a間に漏出原
料発泡空間46a(第1図に示す)が形成されるように凹
形状となっている。
と下型44bに分かれる分割型からなり、型内部のキャビ
ティ46に通じる原料注入口47が上型44aに形成され、ま
たその上型44aの内面所定部にインサート吸引固定用の
磁石49が埋設されている。型内部のキャビティ46は、製
品形状とほぼ同一形状からなるが、インサート端部が装
置される部分の上型内面48は、該上型内面48と前記液状
発泡原料漏出部34付近のインサート裏面32a間に漏出原
料発泡空間46a(第1図に示す)が形成されるように凹
形状となっている。
なお、インサートが鉄製でなくプラスチック製等から
なる場合は、前記磁石に代えてフック等からなる他のイ
ンサート係止手段が設けられる。
なる場合は、前記磁石に代えてフック等からなる他のイ
ンサート係止手段が設けられる。
次に、そのインサート32等を用いて行う発泡成形につ
いて説明する。
いて説明する。
まずインサート32を表皮38内に収納し、表皮端部39a
を内側に略180度折り曲げて、その表皮端部39aでインサ
ート端末41を巻き込む。その際、インサートの液状発泡
原料漏出部34が表皮端部39aの巻き込み範囲外となるよ
うに、表皮端末39をインサート32の裏面端部の表皮端末
重合部41aに位置させる。
を内側に略180度折り曲げて、その表皮端部39aでインサ
ート端末41を巻き込む。その際、インサートの液状発泡
原料漏出部34が表皮端部39aの巻き込み範囲外となるよ
うに、表皮端末39をインサート32の裏面端部の表皮端末
重合部41aに位置させる。
そして、その表皮38およびインサート32を第1図のよ
うにインサートの原料注入用の穴36が上型の原料注入口
47と一致するようにして発泡成形型44内に装置する。な
おその装置は、インサート32を上型内面の磁石49に吸引
させることにより行う。この装置により、表皮38はイン
サート32外周にぶら下がった状態でキャビティ内に収容
され、インサート32と表皮38間に空間50が形成される。
また、インサート32の端部40における液状発泡原料漏出
部34付近では、インサート32の裏面32aと上型内面48間
に漏出原料発泡空間46aが形成され、その漏出原料発泡
空間46aに表皮端末39が突出している。
うにインサートの原料注入用の穴36が上型の原料注入口
47と一致するようにして発泡成形型44内に装置する。な
おその装置は、インサート32を上型内面の磁石49に吸引
させることにより行う。この装置により、表皮38はイン
サート32外周にぶら下がった状態でキャビティ内に収容
され、インサート32と表皮38間に空間50が形成される。
また、インサート32の端部40における液状発泡原料漏出
部34付近では、インサート32の裏面32aと上型内面48間
に漏出原料発泡空間46aが形成され、その漏出原料発泡
空間46aに表皮端末39が突出している。
次に、第2図のように上型の原料注入口47に装置した
注入ノズル52よりポリウレタンフォーム原料等の液状発
泡原料54を、インサート32と表皮38間の空間50に注入す
る。
注入ノズル52よりポリウレタンフォーム原料等の液状発
泡原料54を、インサート32と表皮38間の空間50に注入す
る。
注入された液状発泡原料54は、接着性を発揮しながら
発泡して第3図のようにインサート32と表皮38間を満た
し、インサート32端部においては液状発泡原料漏出部34
からインサート裏面32aに漏出し、該インサート32裏面
と上型内面48間の漏出原料発泡空間46aで発泡して表皮
端末39を包み込むように漏出発泡体59を形成する。この
漏出発泡体59によって表皮端末39とインサート端部40を
接着し、インサート32および表皮38と一体になった発泡
成形品を形成する。図中55は、上型の原料注入口47を塞
ぐ栓である。
発泡して第3図のようにインサート32と表皮38間を満た
し、インサート32端部においては液状発泡原料漏出部34
からインサート裏面32aに漏出し、該インサート32裏面
と上型内面48間の漏出原料発泡空間46aで発泡して表皮
端末39を包み込むように漏出発泡体59を形成する。この
漏出発泡体59によって表皮端末39とインサート端部40を
接着し、インサート32および表皮38と一体になった発泡
成形品を形成する。図中55は、上型の原料注入口47を塞
ぐ栓である。
その後、その発泡成形品を脱型すれば、第7図の部分
斜視図に示すインサートを有する表皮一体発泡品56が得
られる。
斜視図に示すインサートを有する表皮一体発泡品56が得
られる。
このようにして得られた発泡成形品56は、表皮端末39
がインサート端末41を巻き込んでインサート裏面32aに
接着固定されているため、脱型後に表皮端末処理のため
の後作業を行う必要がなく、そのまま最終製品とするこ
とができる。図中58は、液状発泡原料から形成された発
泡体である。しかも、前記液状発泡原料漏出部34からイ
ンサート裏面32aに液状発泡原料が漏出して発泡した漏
出発泡体59によって表皮端末39が包み込まれてインサー
ト32端部40裏面に接着されているため、表皮端末39が露
出していなく、剥離の恐れがない。
がインサート端末41を巻き込んでインサート裏面32aに
接着固定されているため、脱型後に表皮端末処理のため
の後作業を行う必要がなく、そのまま最終製品とするこ
とができる。図中58は、液状発泡原料から形成された発
泡体である。しかも、前記液状発泡原料漏出部34からイ
ンサート裏面32aに液状発泡原料が漏出して発泡した漏
出発泡体59によって表皮端末39が包み込まれてインサー
ト32端部40裏面に接着されているため、表皮端末39が露
出していなく、剥離の恐れがない。
またその発泡成形品56は、前記漏出発泡体59が、製品
の裏面部分となって外部から眺められることがないた
め、美観が損なわれることもない。
の裏面部分となって外部から眺められることがないた
め、美観が損なわれることもない。
(効果) この発明は、前記のような構成からなるため、表皮端
末処理のための後作業、すなわち表皮端末をインサート
端末の溝に挿入する等の作業が不要になり、全体の作業
が容易簡単になる効果がある。
末処理のための後作業、すなわち表皮端末をインサート
端末の溝に挿入する等の作業が不要になり、全体の作業
が容易簡単になる効果がある。
またこの発明は、表皮端末を接着止めあるいはカッタ
ー止めにより、または表皮端末をインサート端末の溝に
挿入する等の後作業を行わないために、表皮にねじれ、
皺を生じることがなく、製品外観が向上する効果があ
る。
ー止めにより、または表皮端末をインサート端末の溝に
挿入する等の後作業を行わないために、表皮にねじれ、
皺を生じることがなく、製品外観が向上する効果があ
る。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例における発泡
成形時を示す発泡成形型の断面図、第4図はインサート
の一例を示す斜視図、第5図は表皮の一例を示す斜視
図、第6図は発泡成形型の一例を示す断面図、第7図は
実施例により得られた発泡成形品の一部を示す斜視図、
第8図および第9図は従来の製造方法を説明する断面
図、第10図ないし第12図は従来の他の製造方法を説明す
る部分斜視図である。 32:インサート 32b:インサート裏面 34:液状発泡原料漏出部 36:原料注入用の穴 38:表皮 39:表皮端末 39a:表皮端部 40:インサート端部 41:インサート端末 41a:表皮端末重合部 44:発泡成形型 44a:上型 44b:下型 46:キャビティ 46a:漏出原料発泡空間 47:原料注入口 48:上型内面 49:磁石 50:空間 52:注入ノズル 54:液状発泡原料 56:インサートを有する表皮一体発泡成形品 59:漏出発泡体
成形時を示す発泡成形型の断面図、第4図はインサート
の一例を示す斜視図、第5図は表皮の一例を示す斜視
図、第6図は発泡成形型の一例を示す断面図、第7図は
実施例により得られた発泡成形品の一部を示す斜視図、
第8図および第9図は従来の製造方法を説明する断面
図、第10図ないし第12図は従来の他の製造方法を説明す
る部分斜視図である。 32:インサート 32b:インサート裏面 34:液状発泡原料漏出部 36:原料注入用の穴 38:表皮 39:表皮端末 39a:表皮端部 40:インサート端部 41:インサート端末 41a:表皮端末重合部 44:発泡成形型 44a:上型 44b:下型 46:キャビティ 46a:漏出原料発泡空間 47:原料注入口 48:上型内面 49:磁石 50:空間 52:注入ノズル 54:液状発泡原料 56:インサートを有する表皮一体発泡成形品 59:漏出発泡体
Claims (1)
- 【請求項1】発泡成形型内に表皮及びインサートを装置
し、その表皮とインサート間に液状発泡原料を注入して
表皮及びインサートと一体に発泡させることにより、イ
ンサートを有する表皮一体発泡成形品を製造する方法に
おいて、 インサート(32)の端部(40)にその端の端末(41)か
ら離して穴等からなる液状発泡原料漏出部(34)を設
け、前記インサートの端末(41)から液状発泡原料漏出
部(34)間で構成される表皮端末重合部(41a)をイン
サート(32)の裏面(32a)に形成し、 表皮端部(39a)によって前記インサートの端末(41)
を巻き込み、前記液状発泡原料漏出部(34)が表皮端部
(39a)の巻き込み範囲外となるように前記表皮端部(3
9a)の端の表皮端末(39)を表皮端末重合部(41a)に
位置させて前記液状発泡原料の注入発泡を行い、 前記液状発泡原料漏出部(34)からインサート裏面(32
a)に漏出する液状発泡原料を、当該液状発泡原料漏出
部(34)付近のインサート裏面(32a)と上型内面(4
8)間に形成された漏出原料発泡空間(46a)で発泡させ
て形成した漏出発泡体(59)により、前記表皮端末(3
9)を包み込んで前記インサート端部裏面に接着するこ
とを特徴とする、インサートを有する表皮一体発泡成形
品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298192A JP2914686B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | インサートを有する表皮一体発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1298192A JP2914686B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | インサートを有する表皮一体発泡成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03158212A JPH03158212A (ja) | 1991-07-08 |
JP2914686B2 true JP2914686B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17856409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1298192A Expired - Fee Related JP2914686B2 (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | インサートを有する表皮一体発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2914686B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101327615B1 (ko) | 2008-12-03 | 2013-11-12 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 표피가 부착된 발포 성형 부재의 제조 장치, 표피가 부착된 발포 성형 부재의 제조 방법 및 표피가 부착된 발포 성형 부재 |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP1298192A patent/JP2914686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101327615B1 (ko) | 2008-12-03 | 2013-11-12 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 표피가 부착된 발포 성형 부재의 제조 장치, 표피가 부착된 발포 성형 부재의 제조 방법 및 표피가 부착된 발포 성형 부재 |
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JPH03158212A (ja) | 1991-07-08 |
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